え?そんな内容ないだろって?ごめんて。
ワルプルギスの会場ってなんか寒そうですよね。
あっ、オリキャラ出ます。
リムルは魔王となった。いや、覚醒魔王になっただけなんですけども。無事に何処かの国の軍隊を殲滅し、魔国の民は全員蘇った。今は宴の準備やっている。……前にテンペストに滞在している時にも思ったけど、宴し過ぎだよね。まず、リムルがね祭り好きだしね
「ニア様、きちんと手を動かしてください。」
はい。すみませんシュナ様。というわけでね、私は今、炊き出しの手伝いをしています。…リムルも手伝えよ。と心の中で愚痴るけれど隣の巫女さんはそれも見通してくるかのように少し睨んでくるから、私はそっと視線を背ける。話題の方向も変える。
「ところで、リムルはどこ行ったんですかね?」
「リムル様は先程洞窟に向かわれました。」
「なるほど。リムルも忙しい身ですからね。何かしているのでしょう。」
「はい。リムル様は忙しいですから。」
なんだかんだシュナさんとは仲良くなった。こうしてよく話すくらいには。ちなみに、シュナさんの手は止まってない。大丈夫ですよ、私の手も止まってませんから。私、これでも宮廷料理長から合格もらってるので。うん。過去の栄光ってやつですね。それに縋るのはダサいと言う風潮があるらしいのでやっぱり自慢しません。
「ニア様、話は変わるのですがこの前渡した服に袖を通していただけたでしょうか?」
最近のシュナさんはなぜか私やリムルに服を着せたがる。やたらとフリフリした可愛い系のやつから、キリッとしたクール系のやつまで。あのファッションショー自体は嫌いじゃない。でも、1人でいる時に服装をこだわるかと言われればこだわらないだろう。そう考えると私はファッションに興味はないのだろう。
「シュナさんはどうして私に色々な服を着せるのですか?」
なんとなく前から気になっていた疑問を軽い気持ちで投げる。
シュナさんは屈託のない笑顔を向けて言った、
「だって可愛いじゃないですか」
それだけで言わんとしていることが分かった。いや、正確には何もわからないが、女性的に何か大きな意味を持っている行動なのだろう。困った。私はそこら辺がさっぱりわからないから困る。
シュナさんとくだらない会話をしながら炊き出しをしていると、リムルの魔力を感じた後に膨大な魔力…、暴風竜ヴェルドラの魔力を感じる。....?もしかして、リムルの中に居たバカでかい魔力ってヴェルドラだった?どうするかな?行く必要はあるかな。…まぁ、曲がりなりにも覚醒魔王になったリムルだし、大丈夫でしょう。
あの後、リムルがヴェルドラを連れて宴にやってきて混乱したという一幕もありましたが、結局「リムルだから」なんて理由でみんな納得していた。なかなか非常識なことをしているがそんなことが些事と思えるくらいの厄介ごとが目の前にあったり。
「ニア、聞いていますか?まだ、リムル様の素晴らしさを語り終わっていませんよ。」
はい、恋する乙女ことノワー___
「ニア、私の名前はディアブロです。リムル様より賜った素晴らしき名前、以降間違えることがないように。私は貴女の事を気に入っていますが、次間違えたらただでは起きませんよ?」
「あ、はい」
はい、リムルの配下になったことでノワール改め、ディアブロがリムルについて語ってくるんですよね。流石にもう飽きた。1つとして同じ話は無かったはずなのになぜか飽きる。テンション感がお酒で酔っている人のそれだ。素面でここまでできることに一周回って感心する。
「ディアブロ。流石にもう飽きたので、少し歩いてきます。」
ディアブロが不思議そうに首を傾げる。
「行けると思っているのですか?」
その言葉を後に私は地獄を見たのだった。明けない夜はないあれは多分嘘だ。ディアブロのリムル語りは空が白み始めるまで行われたが、その時間は永遠のようであった。となるとやっぱり明けない夜はないのかもしれない。ただ、その場合の明けるまでの時間は考慮しないものとする。
さて、極寒の地に来ました。ギィ・クリムゾン、私の兄弟であり、始まりの魔王━━に呼ばれて。
「よお。久しぶりだな。」
そう言うのは、血のような赤い髪にバンダナを巻いた美男子だ。
「久しぶりですねギィ。」
若干嫌そうに答える私。正直来たくなかった。実際には寒くはないけど、この氷の宮殿は見てるだけで寒く感じてしまう。元人間のさがかもしれない。そして、気になっていた事を口に出す。
「ところで、なぜ私を呼んだんです?」
「そう慌てるな。今から話す。」
「慌てるな。」じゃないんですけど?そう考えていたら、ギィが『物質創造』を使い剣を作る。
「久々に手合わせしてほしくてな。」
え?嫌だ。なんで好き好んで殺し合いなどしなければならないのだろうか。
「なんだ?やらないのか?」
顔に出ていたらしい。やる気がないのを一目で見抜かれていた。
「戦闘狂じゃないので。」
「そうか。」
そう言ってギィは斬りかかる。洗練された無駄のない動き。私はすぐに後ろに避け、紙一重で躱す。
「戦わないのなら、戦わざるをえない状況を作るだけだ。」
げっ。嫌ですね。死んでください。ギィは嫌いじゃないんですけどこうやって喧嘩吹っ掛けるのが難点ですね。そう思いながら、私も剣をつくる。それと同時に姿も変える。
「待ってたぜ。お前ならのってくれると思ってた。」
刹那、二人は既に剣で押し合っていた。小柄な分、私は押され気味だが、押し合いの均衡も崩れる。ギィの背後から迫ってくる、私の分身体によって。
「ちっ。めんどくせーことしやがって。」
「早く倒れてください。」
そして、剣撃の応酬は続く。二人の剣の型は全く同じで、決着はつかない。
「埒が明かないな。」
「私を倒して気持ちよくなりたいだけじゃないですか。」
いったん膠着状態になり、互いに剣を向けあったまま動かない。
「そろそろ終わりにしたらどうかしら?ギィ、ニアちゃん。」
そう言って、歩いて来たのは新雪のように白い髪と美しい深海色の瞳を持った少女だった。
「ヴェルザード、今いいとこだったんだが?」
「ありがとうございます。ヴェルザードさん。」
「あらあら、ニアちゃん。さん付けじゃなくて、ヴェルザードでいいのよ?」
ギィは文句を言い、ニアは感謝を口にする。ヴェルザードはギィを無視した。「はぁ」とため息を付き、ギィは本題に入る。
「まぁ、いいぜ。今夜は
「なんです?」
「あのスライムはなんだ?」
「?『なんだ』とは?質問の意味がよくわからないんですけど…?」
「さっきまで、レオンと話していたんだがな。レオンが面白い仮説を語ったんだ。」
「なるほど。そういう。」
ギィはリムルについて知りたいらしい。調停者たる彼にとっては、問題ですからね。リムルがどんな人物か知りたいのでしょう。
「そうですね。彼は基本温厚で、真っ直ぐなまでのお人好し。「なかまを傷つける奴は許さない」といった感じですかね。人間とも友好的にする気ですし、ギィと敵対することはないでしょう。」
「そうか。参考までにしとく。奴の本質は
ならなんで聞いてきたんですかね?私から聞く必要ありました?さて、今夜の
「ではギィ、失礼させて貰います。」
「
…サボったことありましたっけ?
「サボりませんよ。」
何処かにある私の家に帰ってきました。我が家は落ち着きますね。まぁ、例の図書館なんですけど。さて、
「ニアー!!!」
完全に抱きつかれたら、それはもう外れない。外せない。下手な拘束具よりも強力な感じだ。
「離してくれませんか?ノクス。」
ノクスと呼ばれた少女は全く離そうとしない。諦めてニアは転移を使い脱出した。
「あっ。ニア、どうして私は呼んでくれなかったの?」
ノクスはニアが抜け出した事に少しがっかりしつつ、いつぞやのケーキを食べるだけの茶会の呼ばれなかったことに憤慨する。
「えーと?何の話ですか?」
「誤魔化さないでニア。あの悪魔達とケーキたべたんでしょ?私もニアの作ったケーキを食べたかった。」
ノクスは清々しいまでに己の欲望に忠実であった。
「…クッキーで許してくれません?」
「しょうがないから、それで許す。」
そう言いながら、まんざらでもないのだ。
「そうそう。呼んだのは、今夜の
「わかった。」
即答であった。ノクスという少女はニアの厄介ストーカーと言っても差し支えない。どこぞの黒い悪魔を彷彿とさせるようなレベルだ。
「では、今からクッキー焼いてくるので、好きにしててください。」
そう言い残し、私は図書館の居住スペースへと向かった。
「さて、クッキーに必要なのは…『バター』『薄力粉』『砂糖』『ベーキングパウダー』『卵』『バニラエッセンス』。まとめて
さて、まずはオーブンを200℃に予熱し、バターを常温に戻しておく。これが準備だ。
次に、バターをクリーム状になるまで練り、砂糖を加えて混ぜる。そして、卵を加えてなめらかになるまで混ぜ合わせる。 さらにバニラエッセンスを加え混ぜ合わせていく。
薄力粉とベーキングパウダーをふるい、ヘラで混ぜ合わせ、 混ぜ合わせたらラップで包み、棒状にして固まるまで1時間ほど冷やす。魔法で氷でも出しますか。
固まった生地を切り分け、200℃に予熱したオーブンで10分加熱する。
焼き上げたら、粗熱を取る。これで完成だ。
「我ながら完璧ですね。」
きつね色の焼け色を持つクッキー。美味しそう。と、危ない危ない。そろそろ迎えが来ちゃいますね。そう言い、クッキーを一人分づつ分けて詰め込んでいく。よし、完璧。
「ニア様、お迎えに上がりました。」
大きな禍々しい扉が現れたと思ったら、出てきたのは、青色の髪を持つメイド服の女性。
「珍しく真面目に出てきましたね。」
「クッキー作ってました?食べて良いですか?」
珍しく真面目だなと思っていたら、すぐに欲望を表した。まぁ、1枚ぐらいなら…。
「1枚ぐらいなら。」
「え?もう食べちゃいましたよ。」
口元にクッキーのかすををつけてレインは言う。
えーと?もう食べた?それ、クレイマンようなんだけど…。ま、いいか。私のやつあげたらいいし。
「さて、行きましょう。」
一変して、キリットした顔で言うレイン。ほんと、あきれますね。
「行きましょうか。」
ノクスを呼んで、扉をくぐるのだった。
くぐった先には大きな丸いテーブルがあり、12個の椅子がテーブルを均等に囲っている。そして、その内の1つの椅子に座る魔王。原初の悪魔にして、初まりの魔王。
ギィ・クリムゾン。自身の持つ魔素をあえてムラがあるようにし、半端者の様に見せている。…これ完全にリムルの能力を測りに来てますね。そう思考していると、ギィが話しかけてくる。
「ようニア。さっきぶりだな。」
あ。クッキー渡さないとですね。
「そうですね。今回はクッキーを焼いたのでどうぞ。」
「なんだ?今回はそんな凝ったものじゃないんだな。」
は?ギィが呼び出したからでしょ!?
「そうだな。悪い悪い。オレが呼び出していたからな。」
「ナチュラルに心読むの辞めません?」
「腹芸でもしてる時は全くわからないんだがな。こういうときはバッチリ顔に出ている。」
なっ…。衝撃の事実。この長い間知らなかった。
そんな雑談をしていると扉が現れる。その中から出てきたのは、
リムルがギィを見て立ち止まっていると次なる人物が入ってくる。
俺は今、シズさんの恩人の一人、魔王レオン・クロムウェルと会話していた。
「だから言っているだろう。私はシズエに何もしてやっていない。」
「おとなしく、シズさんからの感謝の言葉を受け取れよ!!」
困ったな。レオンが謙遜するせいで、全然受け取ってくれない。どうやら、シズさんが異世界に召喚された原因はレオンのせいらしいのだが、シズさんの面倒を見ていたのもレオンだったらしい。
「私はなにもしてやってない。」
まだ言うのか…。謙遜し過ぎだろ…。
「もし何かあるなら、今度招待するから来ると良い。」
そう言ってレオンは席に着いた。俺も席につくと、魔王クレイマンとミリムが入ってくる。良かった。元気そうだ。シオンやランガも安心していそうだ。
カリオンさんがこの前、行方不明となっていたからこれで八柱。ということは、ミリムの隣のすかした男が━━
「さっさと歩け、このウスノロ。」
そう言って、ミリムを殴った。そして、ミリムは無反応だった。これには他の魔王の面々も驚いているようだ。…クレイマン
「━さて、本日は私の呼びかけに応えて頂きありがとうございます。それでは、始めましょう。ここに、魔王達の宴の開催を宣言します!!」
楽に死ねると思うなよ。お前の計略は全て潰す。
それぞれ行動しているベニマル達を一人ずつ思い出しながら、覚悟を固めるのだった。
ノクスはラテン語かなんかで夜だった気がする。
設定資料?リムルの覚醒?ごめんね。第三勢力でした。