GXの世界に転生したけど取り敢えず卒業したい 作:エムリット
転職により生活のリズムが若干崩れております。慣れるまでの間、投稿が遅れるかもしれませんが気長にお待ち頂けると幸いですm(_ _)m
タイタンA・B:LP3700
タイタンA
手札:6枚
場:無
伏:補給部隊
フィールド魔法:無
タイタンB
手札:5枚
場:無
伏:無
フィールド魔法:無
十代・優香:LP5000
優香
手札:3枚
(内2枚は『ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト』と『金華猫』。)
場:サクリファイス ATK2900
獅王アルファ ATK3000
伏:3枚+『ヘル・エンプレス・デーモン』
フィールド魔法:魔法族の里
十代
手札:5枚
場:無
伏:無
フィールド魔法:無
「私のターン、ドロー!!!」
もしコッチのタイタンさんが使ってくるデッキが同じデーモンなら魔法使い族は殆ど入っていない筈。 ……そして『一時休戦』の効果でダメージを受ける事は無い。
このターンにおける私の役割はエースモンスターの処理とバックの破壊がメインになる……。
それに先程のターンでは敢えて使わなかった『このカード』も十代君に渡した方が絶対に良いような気がするしね……。
「ダメージを与える事は確かに出来んがオ嬢さァァァ〜……ん。 君のフィールドは蹂躙させて貰うゾォぉ〜。 まずは手札より『未界域のチュパカブラ』の効果発動!!」
……へっ?? み、未界域?? まさかデーモンじゃ、ないッ!!?
「フッフッフ…。 デュエリストが1つのデッキしか扱わんとは限らんゾォ〜??
『未界域』と名の付くモンスターの共通効果。 手札に存在する自身を公開し、相手にランダムハンデスを行わせ……自分が選ばれなければ特殊召喚して1枚ドロー出来る…。
さァ選んで貰おう!! 私が捨てる事になる手札はドレかねぇ〜…??」
タイタンさんの手札は6枚。 けどドレを選べは良いの?? 私だと何を選んでもソリティアさせてしまう予感しか…
「……私から見て、右から2番目のカードを選択します。」
「ほぉ〜…? つまりはコレだねえぇぇ〜?」
凶悪な笑みを浮かべながらカードを引き抜くタイタンさんと『ギリッ!!』と奥歯を噛み締める私……。 認めたく無かったけど、やっぱり外れたか…。
「君が選び、私が捨てる事になるのは……『暗黒界の龍神グラファ』!!」
はっ?? グ、グラファ?? まさかタイタンさんのデッキはーー…!!?
「さァ行くぞおおオォォッ!! まずはチュパカブラを特殊召喚して1枚ドロー! そして墓地へ送られたグラファの効果により『魔法族の里』を破壊ダァ!!」
薄暗い森の上空に無数の落雷が降り注ぎ、至る所で火災や川の氾濫が引き起こされ……本来は綺麗だった筈の自然があっという間に破壊されてしまう…。
「どうやら防ぐ手立ては無かったようだねぇ?? フッフッフ…、コレで私も魔法カードが扱えるようになったァ…。
まずは手札より『暗黒界の門番ゼンダ』の効果発動ぅ…、コイツを墓地へ捨てる事でデッキから『暗黒界の門』を手札に加える。
続いて永続魔法『暗黒界の文殿』を発動し、効果で『暗黒界の狩人ブラウ』を捨てる。 ブラウの効果で1枚ドローして、更に文殿の効果で1枚捨てて2枚ドローする。
そして文殿の効果で捨てた『暗黒界の魔神王レイン』の効果で2体目のグラファを手札に加え魔法カード『トレード・イン』を発動、グラファを捨てて2枚ドローする!!」
マズい……。 ロックバードが来ていない事は勿論、相手は『暗黒界の門』すら使っていない。 EXデッキから呼び出せるのが融合召喚しか無いだけで展開を止めることが出来ないッ!!
「フィールド魔法『暗黒界の門』を発動ォ!! 『暗黒界の門番ゼンダ』を墓地から除外してぇ、『暗黒界の導師セルリ』を捨てて1枚ドロー!!
1ターンに1度ではあるガァ…、除外されたゼンダは特殊召喚する事が出来る! 更に捨てられたセルリをオ嬢サぁァァン、君のフィールドに特殊召喚させて貰うゾォぉ…!!
そしてセルリの効果で私が捨てるのは『暗黒界の鬼神ケルト』!! ケルトは効果によって捨てられた場合、墓地から特殊召喚出来るッ!!
更に相手によって捨てられた扱いとなりケルトの追加効果が発動! デッキから2体目の『暗黒界の魔神王レイン』を特殊召喚してぇ、ゼンダを手札に戻して墓地のレインを蘇生!
まだダァ…!! 2体のレインを手札に戻して2体の『暗黒界の龍神グラファ』を特殊召喚ッ!! 『三戦の才』を発動して2枚ドローして『強欲な壺』も発動、更に2枚ドローさせてもらうッ!!」
永きに渡り暗黒界のエースとして君臨した龍神がついに姿を現す。 その巨体から放つ禍々しさと殺意、逃げる事も許さない眼光はサクリファイスにも負けない威圧感……。
「行くぞオォォッ!! 手札の魔法カード『融合』を発動して場のグラファと『未界域のチュパカブラ』を融合!! 現れろォ、レベル10『暗黒界の龍神王グラファ』!!」
『ゴォアアアアァァァ……!!』
登場して早々悪用の権化と化したグラファの進化形態。 グラファと比べると体格が更に大きくなり、咆哮だけで電気のような感触がビリビリ走る…。
そして見た目は怖いけど?? 実は優しいと言うギャップ付き(+OCGだとお財布にも優しかった記憶)、アニメでは思いっきり損な役回りだったけどね……。
「こっ、こんだけ動いてんのに……何で手札が増えてんだよおおおおぉぉ??!」
「ぶるぁハッハッハッハァ…!! この私自ら組み上げた最強のデッキで屠られる事ォ、光栄に思うが良い!!
手札に戻したゼンダを捨てて2枚目の『暗黒界の門』を加えて発動し、魔法カード『手札抹殺』! お互いに捨てた枚数分ドローする!!」
普段なら手札交換のチャンスだけど暗黒界が相手だと余力は残らない。 仮に打てる手を全部使っても凌げるかどうかも怪しい……。
渡すタイミングはココしか無いか……。
「……チェーンして罠発動『天使の涙』。 自分の手札1枚を相手に渡してライフを2000回復します!
十代君、コレ使って!!」
「へっ?? 相手プレイヤーって俺でも良いのか??」
「(この世界の)ルール上では問題ありません、カードを2枚捨てて2枚ドロー!」
十代・優香:LP5000→7000
有利な盤面で回したかったけど1回や2回全滅させたくらいじゃ暗黒界は止まらない…。 ホント自分の力量の無さを嫌でも実感してしまう……。
「私は6枚のカードを捨てて6枚ドローするゥゥ……!! そして捨てられた事により、暗黒界の効果が起動するのだァ!!
まずは捨てられた2枚のレインで『暗黒界の武人ゴルド』と3体目のグラファを! 『暗黒界の術師スノウ』の効果で『暗黒界の登極』を手札に加える!!
2体の『暗黒界の尖兵ベージ』とケルトを特殊召喚、ページを戻して2体のレインを蘇生!
魔法カード『暗黒回廊』を発動、2体目のスノウを手札に加えグラファを捨てる。 そしてグラファの効果によりサクリファイスを破壊!!」
「…ッ! ……サクリファイス、ゴメンねッ!」
サクリファイスの頭上に雷が直撃。 1つ目の邪眼は忌々しげに、姿を見せない相手を見つめているようにも思える。
「ですが簡単にはやられません! サクリファイスが破壊された事により『幻想魔術師・ノー・フェイス』の効果発動。 墓地に存在する自身を特殊召喚します!」
「……ンならばァ! コチラも『暗黒界の龍神王グラファ』の効果発動!! ノー・フェイスの効果を『相手は手札を1枚捨てる効果』へ書き換える!!」
「チェーンして罠カード『ブレイクスルー・スキル』を発動! 龍神王グラファの効果を無効にします!
…防ぐ手立てが無いなら出て来て『幻想魔術師・ノー・フェイス』!!」
両肩に人形を乗せ、『ケタケタ』と不気味な嗤いを浮かべながら登場する魔術師。 (一応)ブラック・マジシャンや霊使いと同じ魔法使いなんだけど辺りが薄暗いせいかオカルト要素増々になっている……。
「龍神王グラファは無力化されたがァ……復活の条件を満たしたのはソチラだけでは無ァぁ〜…い。
フィールド上に存在する『ヘル・エンプレス・デーモン』が破壊され墓地に送られた事により効果発動! 同名カード以外の悪魔族モンスターを1体、特殊召喚出来るッ!!
甦れ『戦慄の凶皇ージェネシス・デーモン』!!」
「出て来た所で申し訳ありませんが即刻退場して頂きます。 罠発動『激流葬』。 フィールド上に存在するモンスターを全て破壊します!」
フィールドに発生した大洪水がデーモンと暗黒界を押し流し、有無を言わさず呑み込んで行く…。
当然コチラのフィールドも巻き込むがノー・フェイスは気にした様子も無く、アルファは水に濡れるのが嫌なのか自分から墓地へ飛び込んでいった…。
結果として残ったのはーー………
「バカなっ…。 倒した筈だ! なぜサクリファイスが復活している!!」
「……『幻想魔術師・ノー・フェイス』の効果。 自身がフィールドから墓地へ送られた場合、墓地に眠るサクリファイスを復活させます。」
「よっしゃ! コレで形成逆転だッ!!」
サクリファイスも自らを葬った暗黒界を完全に『敵』として認識したのか先程よりも禍々しく、怖気が走る光と邪眼を放っている……。
「そしてサクリファイスが復活した事により、墓地に存在する『ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト』を手札に加えます!」
「おのれぇぇぇ……。 ならば手札より速攻魔法『暗黒界の登極』を発動するゥ!!」
手札に存在する『暗黒界の魔人レイン』と2体のベージ、ゴルド、シルバ、スノウを捨てて融合!!
現れよッ! 『暗黒界の混沌王カラレス』!!!」
龍神王の次は暗黒界のフィニッシャーか…。 ホント洒落にならない展開力、激流葬が一瞬で台無しだよ……。
「カラレスの攻撃力と守備力は素材としたモンスターの数1枚につき1000ポイントとなる!! 私が使用した素材の数は6体……、よってカラレスの攻撃力は6000ッ!!
スノウの効果で3枚目のベージを手札に加えて2体のベージ、ゴルド、シルバを特殊召喚してカラレスの効果発動!! カラレスが召喚に成功した場合、相手フィールドのカードをォ……全て破壊するうウゥゥッ!!」
「なら手札から『D.D.クロウ』を捨てて効果発動。 『暗黒界の登極』をゲームから除外します!
更にチェーンして『ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト』を捨てて効果発動、カラレスを対象に取りサクリファイスに装備させます!」
「ならばコチラもサクリファイスを対象に速攻魔法『月の書』を発動だァ!!」
せめて登極の墓地効果は使わせない。 早めに除去しないとガチで洒落にならない、まさかとは思うけど暗黒方界邪神なんて入ってないよねぇ??! あんなの出て来たら無理やりにでもサクリファイスを呼び出すしか無いんだけど!?
…因みにサクリファイスが見せたカラレスの取り込み方はデーモンが生ぬるいと思える程の残虐さだった。 敢えて詳細は省くけど夢に出てくるレベル……。
「『暗黒界の門』の効果発動。 『未界域のチュパカブラ』をゲームから除外し、ベージを捨てて1枚ドロー!
そして3体目のベージを特殊召喚!!」
「展開モンスターが揃った所で『原始生命態ニビル』の効果発動! 表側表示のモンスターを可能な限り生け贄に捧げて特殊召喚します!」
「また振り出しかあああぁぁああアアアーーー!!!」
門は使った、手札抹殺も使った。 その状態でベージ達をペチャンコにすれば幾ら暗黒界でも……。
「その後、タイタンさんのフィールドに『原始生命態トークン』を守備表示で特殊召喚します。」
「小癪なッ! なら私は『悪夢再び』を発動! 墓地のスノウ2体を手札に戻し『貪欲な壺』を発動する。
セルリ、ゴルド、シルバ、2体のベージを戻して2体ドロー! 『暗黒界の取引』を発動、互いに1枚ドローして1枚捨てる。」
「……墓地へ落ちた『絶対王バック・ジャック』の効果でデッキトップを操作します。」
「スノウの効果でベージを加え『暗黒界の援軍』を発動! スノウを蘇生してベージを捨てて特殊召喚! スノウとベージを戻して2体のレインを蘇生!!
3枚目の門を発動。 魔人レインを除外しベージを捨てて1枚ドロー! 最後にスノウを通常召喚、ベージとスノウを戻して2体のグラファを特殊召喚!!」
全っっっったく止まる気配が無いんだけど……。 嫌な予感程よく当たるなんて言うけど、たまには外れて欲しい…。
「あっ、あんだけ妨害されたってのに……まだ動けんのかよッ!!」
「散々手間をかけさせられたがバトルだァァァ!!!」
「メインフェイズ終了時にバック・ジャックの効果で罠カードをセットします!」
私に残された手はコレで最後。 タイタンさんは私の罠カードを警戒している様子だけど破壊して来ない辺りサイクロン系のカードは無さそう…。
厄介な効果や耐性持ちが居ないだけマシと割り切るか…、多分だけどココで全滅させてもまだ展開出来る余力は残してるはずだから……。
「……ッ、『暗黒界の魔人王レイン』で『原始生命態ニビル』を攻撃ッ!! 五臓六腑、爆裂拳!!!」
どんな技名?! レインって武器持ってるよね? なんで武器を放り投げて突っ込んで来るの??!
「『砂塵のバリアーダスト・フォース』を発動! 攻撃表示の相手モンスターを全て裏側守備表示に変更します!!」
レインの拳は阻まれ、弾き飛ばされてしまう。 破壊しても復活してくるなら現状維持、展開したくてもモンスターゾーンが全て埋まっていれば出来ないはず……。
「ぬううぅ〜、まさかこのデッキで仕留めきれんとわぁ……致し方あるまい、カードを2枚伏せてターンエンドだ。」
タイタンA・B:LP3700
タイタンA
手札:6枚
場:無
伏:補給部隊
フィールド魔法:無
タイタンB
手札:5枚(内2枚はスノウとベージ)
場:原始生命態トークン DEF6700
暗黒界の魔神王レイン ✕2 DEF1800
暗黒界の龍神グラファ ✕2 DEF1800
伏:2枚
フィールド魔法:暗黒界の門
十代・優香:LP7000
優香
手札:0枚
場:原始生命態ニビル DEF600
伏:無
フィールド魔法:無
十代
手札:6枚
場:無
伏:無
フィールド魔法:無
「よぉ〜し、やっと俺のターンだな……。
待 ち く た び れ た ぜっ!! 」
やれる事はやった、布石も残した…。 後は他力本願だけど十代君が勝ってくれる事を祈るだけ……。
(フッフッフ…。 大方アブソルートの全体破壊から総攻撃を仕掛けると言った所かあァ??
だが残念だったねぇ、私の手札には『バトルフェーダー』がいる…。 守備表示のモンスターを倒した所でダメージはゼロ、無駄な足掻きだ…。)
「その顔は何か企んでるな?? けど俺のヒーロー達に小細工は通用しないッ!!」
「………ほぉ〜? 私の暗黒界を倒す手立てでもあると言うのかね??」
「ライフが消し飛ぶまでブン殴るッ!!」
「清々しいまでの脳筋だなぁ!!?」
(気づいていないと思うけど)闇のゲームだって言うのにブレないと言うべきか………まっ、そんな十代君だからこそ惹かれちゃったんだけどね……。
「俺のターン、ドロー! さぁ、楽しいデュエルをしようぜッ!!」
……本当は立ってるだけでも精一杯だけど十代君なら何とかしてくれるって言う安心感が凄い、身体中の痛みなんてどうでもよくなって来るレベル…。
「まずは『ライトニング・ストーム』を発動。 相手の場に存在する魔法・罠カードを全て破壊する!!」
「チェーンして『貪欲な瓶』を発動! 墓地に存在する2枚の『暗黒界の門』『暗黒界の援軍』『貪欲な壺』『暗黒回廊』を戻して1枚ドロー!
更に『大欲な壺』もチェーンして発動。 除外されている『暗黒界の登極』『未界域のチュパカブラ』『暗黒界の魔人レイン』を戻して1枚ドローするゥ!!」
デッキを補充してきたか…。 あの余裕たっぷりな様子を見る限り、手札に何かしらの誘発を引いている可能性は十分にあるけど…。
「そして手札から魔法カード『ヒーロー・アライブ』を発動! ライフを半分払い、デッキから『E・HERO エアーマン』を特殊召喚!」
十代・優香:LP7000→3500
「エアーマンの効果でエアーマンを手札に加えて『E・HERO ソリッドマン』を召喚!
ソリッドマンの効果でエアーマンを特殊召喚して効果で『V・HERO ファリス』を手札に加える、そして『E・HERO フェザーマン』をコストにファリスを特殊召喚!!
特殊召喚に成功したファリスの効果により永続罠の扱いとして『V・HERO インクリース』をセットする。 そしてインクリースの効果発動、ファリスを生け贄に捧げて自身を特殊召喚してデッキから『V・HERO ヴァイオン』を特殊召喚するッ!!
ヴァイオンの効果で『E・HERO シャドー・ミスト』墓地へ送り更に第2の効果、墓地のファリスを除外してデッキから『融合』を手札に加える!!」
あっという間に5体のヒーローを展開する十代君。 怒涛の展開と言うべきか何というか………やっぱり私、要らなかったりする??
一応、私なりに善処したつもりなんだけど……
「さぁ見せてやるぜ…。 ヒーロー達が秘める、無限の可能性をッ!!
まずは魔法カード『融合』を発動!! フィールドに存在するソリッドマンとヴァイオンを融合!! 現れろ『E・HERO サンライザー』!!
サンライザーの効果で『ミラクル・フュージョン』を手札に加え、ソリッドマンの効果で墓地の『E・HERO シャドー・ミスト』を特殊召喚!
シャドー・ミストの効果でデッキから速攻魔法『マスク・チェンジ』を加えて発動、シャドー・ミストを墓地へ送り現れろ『M・HERO ダーク・ロウ』!!」
……十代君もそうだけど、味方になった時のヒーロー達も負けていない。 あの殺意が向けられたら部屋の隅っこで布団被ってるかも…?
「手札から魔法カード『融合回収』を発動。 ヴァイオンと融合を手札に戻し『闇の誘惑』を発動、デッキからカードを2枚ドローしてヴァイオンを除外!
まだまだ行くぜぇ! 手札に戻した『融合』を発動! フィールドのエアーマンとインクリース、手札の『E・HERO リキッドマン』を融合、さぁ来いッ! 『V・HERO トリニティー』!!
トリニティーは融合召喚に成功したターンのみ元々の攻撃力が2倍となる!
そして素材となったリキッドマンの効果でデッキからカード2枚ドローして1枚捨てる。 更に魔法カード『強欲な壺』を発動、デッキからカードを2枚ドロー!」
一瞬で手札を5枚にまで回復させちゃったよ…。 コレでネオスが参戦したらもっと強くなるの……??
「魔法カード『苦渋の決断』を発動。 デッキから『E・HERO スパークマン』を墓地へ送り同名カードを手札に加える。 そして『ミラクル・フュージョン』を発動!!
場のエアーマンと、リキッドマンの効果で墓地へ落とした『E・HERO オーシャン』をゲームから除外して融合!!
現れろ『E・HERO アブソルートZero』!!」
コレで4体のヒーローが爆誕。 普段ならアブソルート(全体破壊)からの一斉攻撃でタイタンさんのライフは一瞬で消し飛ぶんだけど……。
「……何言ってんだ? 俺の手札にはまだスパークマンが残ってるぜ!! 魔法カード『融合』を発動ッ!!
手札のスパークマンと『沼地の魔神王』を『E・HERO フレイム・ウィングマン』として扱い融合召喚!
現れろッ! 『E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン』!!」
『ハァァァ…!! フンッ!!』
2枚目の融合もちゃんと素引きされてた……。 あれ? 十代君が凄く良い笑顔で残った手札をコッチに向けてヒラヒラさせてるんだけど………あっ(察し…。
「優香ッ! 力を借りるぜ!!」
「う、うん!! 思いっきりやっちゃって!!」
「おうッ! 最後に残った1枚は……、魔法カード『天よりの宝札』だぁ!!」
「なにいいいッ!!? そんなバカ事が……!!?」
「言われずとも……俺はバカだッ!!」
「そういう意味で言った訳では無あああぁぁい!!」
1枚ドローさせるだけでもヤバい十代君に6枚も引かせたら…。 あっ、十代君……引いたカードを見て笑ってる。
「魔法カード『手札抹殺』を発動! お互いに捨てた枚数分ドローするッ!!」
「な、なんだとオオオぉぉ……!!?」
いくら暗黒界でもモンスターゾーンが埋まっていれば展開は出来ない。 オマケに十代君のフィールドには墓地の天敵とも言えるダーク・ロウが居るわけで………。
「カードを5枚捨てて5枚ドロー!! 更にダーク・ロウの効果で手札をランダムに1枚除外させてもらうぜ!!」
見事なまでに容赦のない追撃。 因みに十代君が墓地へ送ったカード……全部モンスターに見えたんだけど…??
「俺の墓地に『バーストレディ』『クレイマン』『バブルマン』『ワイルドマン』『エッジマン』が送られた事でシャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力は更にアップする!
そして『受け継がれる力』を発動。 トリニティーの攻撃力をシャイニング・フレア・ウィングマンに加算して魔法カード『アドバンスドロー』を発動!
アブソルートを墓地へ送って2枚ドローして効果発動、相手のモンスターを…………全て破壊する!!
最後にダメ押しの『融合』を発動。手札の『E・HERO ブレイズマン』と『E・HERO プリズマー』を融合!!
現れろ『E・HERO ノヴァマスター』!!」
「あ、ありえん! ありえんゾォ!! この私が……子供相手に敗れるなど!!」
え、え〜……っと?? ……因みに現在の十代君のフィールドを整理すると………。
シャイニング・フレア・ウィングマン ATK12600
サンライザー ATK3100
ダーク・ロウ ATK3000
ノヴァマスター ATK3200
シャイニング・フレア・ウィングマンがエグい事になっている…。 どう足掻いてもフィニッシャーどころか、超級のオーバーキル叩き込む気満々だよねコレ……。
「さぁバトルだッ! シャイニング・フレア・ウィングマンで……プレイヤーにダイレクトアタックッ!! いっっけぇシャイニング・フレア・ウィングマンッ!!
シャイニング、シュウウウゥゥーーーートォッ!!!」
「ぶるぁあああああアアアーーーー!!!!」
タイタンA・B:LP3700→0
「ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!!」
………うん、やっぱり十代君を相手に攻撃力で挑むのは自殺行為だね。 出来るのはカイザーとかかな??(白目)
「ぐぅ! ぬぉぉぉ〜…。 おのれぇぇぇ………ッ! な、なんだコレはッ???!!」
デュエルの決着が付いた途端にタイタンさんの背後に円型の真っ暗闇の穴が出現して呑み込もうと……って解説している場合じゃなかった!
「タイタンさん!! 私の手に捕まって…、早く!!」
「なにぃ?! なぜ君が私を助けようとするのダァ…!?」
もしこのまま原作通りに進んでしまうとタイタンさんは闇に取り込まれ、明日香さんの前に立ちはだかる事になる。
結果としてコッチの負担が増えるだけだし、何より…
「…ッ! 見捨てたら目覚めが悪すぎるんです!! いいですか? ……絶対に、離しちゃダメですからね!?」
「よ、止すんだァ…! 君の力で私を引き上げる事など出来ん!! このままでは2人揃って取り込まれるゾォぉ!!」
両手でタイタンさんの片腕を掴んではいるけど??既に片膝を付いて闇の中へ転がり落ちる寸前……。
「一体どうなってんだよ?! とにかく手伝うぜ!!」
十代君が加勢に来てくれて2人でタイタンさんを引き上げようとするけど、それでも重い……。 私の身体能力が元から低めな上に気力も限界な事もあるんだろうけどね……。
加えて真っ暗闇な穴から流れて来る『やたらと血生臭い風』を吸い込むと酷い頭痛と吐き気に加え、身体中の力が抜けていくと言うね……。
「も、もういいっ!! 君達だけでもーー…!!」
タイタンさんが何か喋っているけど意識が朦朧としてきたせいか上手く聞き取れない…。 あ、あれ? 目を開いていても見えないはずの闇の底で『何か』が蠢いているような…??
『クリクリィ~!!』
「うおっ! ハ、ハネクリボーの姿がッ!!?」
また幻聴が聞こえたと思ったら何だか身体の中に温かいモノが拡がって行く…。 心無しか少しだけ疲れが取れて意識がハッキリとしてきた、隣には優しい光を放つハネクリボーの姿が……
……いや待って、何でハネクリボーの姿が見えるの??
『ギュオオオアア…!!』
「……へっ?? な、何で私のホーリー・ナイト・ドラゴンが??!」
「優香?! お前まさか精霊の姿がーー…!!」
せ、精霊?? 精霊かどうかは兎も角、あの薄桃色のドラゴンを間違えるわけ無いじゃん。 いきなりデッキ(プチリュウの方)が光ったと思ったら飛び出して来たので頭の中が『?』で埋め尽くされたんだけど……。
『クリィィィィ…!!』
『ゴォアアアアア!!』
暗闇の中から嫌な臭いをさせていたモノや蠢いていたモノが徐々に這い上がって来ていたように思えたけどホーリー・ナイトが吐いた炎で断末魔と共に消滅して行き、ハネクリボーが両目をキツく閉じて力を増幅させていくと、先程の優しい光が全員を包み込む。
……正確には眩しすぎて目を閉じてしまったんだけど? 次に目を覚ました時は全員揃って廃寮の前で気絶していた。
タイタンさんの姿が見えないのは心配だけど対応は明日の朝になりそう…。 助けるつもりだった明日香さんに肩を担がれながら戻ると言う絵面になってしまったけど取り返しの付かない展開になるよりかはマシ、かな……?
次回はコラボ編となりますm(_ _)m