GXの世界に転生したけど取り敢えず卒業したい   作:エムリット

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 アンケートにご協力頂き、誠に有難う御座います。『違う』と答えた方々に付きましてはDM等で『藤原雪乃はこういったキャラクターだ』と私宛に送って頂ければ調整します。

 感想と多くのアイデア、誠に有難う御座います。高評価を付けて頂けるとモチベに繋がりますm(_ _)m


Turn6(vs雪乃・後編)

雪乃:LP4800

 

 

手札:4枚

 

場:破滅の美神ルイン:ATK2900

  終焉の覇王デミス:ATK3000

  クインテット・マジシャン:ATK4500

 

伏:2枚

 

フィールド魔:無

 

 

優香:LP3800

 

 

手札:5枚

 

場:無

 

伏:1枚

 

フィールド魔:無

 

 

 

 

「私のターン、ドロー。」

 

 

 ドローした所までは良いけど、手札に魔法・罠カードの除去カードは無い。 今回も相手の罠にビビりながら展開していく形になりそう…(白目)。

 

 

「手札より魔法カード『聖なる篝火』を発動。 デッキから『ホーリーナイツ』と名の付くモンスターか光の属性を持つ、レベル7のドラゴン族を1体手札に加えます。

 

 これにより『ホーリー・ナイト・ドラゴン』を加えて『聖なる篝火』の追加効果が発動。

 

 私の場にモンスターが存在しない状態で、相手の場に闇属性モンスターが存在している場合、手札より光属性かつレベル7のドラゴン族1体を特殊召喚出来ます。

 

 出てきて『ホーリー・ナイト・ドラゴン』!!」

 

『ギュオオオオオオ…!』

 

「あら…? それなりに楽しめそうな子を呼んでくれたみたいね? …でも残念でした、罠カード『奈落の落とし穴』を発動。 その子を破壊してゲームから除外するわ。」

 

「では墓地に存在する『復活の福音』の効果発動。 このカードを墓地から除外して、私のドラゴン族を戦闘・効果による破壊から守ります!」

 

 

 いきなり地面に穴が開いて緑色の肌をした人がホーリーナイトを引き摺り込もうとしたけど間一髪で飛び上がり難を逃れた…。 抹殺の時に墓地へ送っといて良かった…。

 

 

「あら…。 残念だったのは、私の方みたいね?」

 

 

 コレで藤原さんの伏せカードは後1枚…汎用を除けば『リターン・オブ・ザ・ワールド』とか??

 

 

「白崎さ〜ん! 頑張って下さいましぃ〜!!」

 

 

 声がした方を振り向いて見ればコッチに手を振る浜口ももえさんの姿…。 生徒さん達の中に紛れ込んでいたのか、今まで気付かなかった……。

 

 ………ん?? 何か浜口さんの首に光るモノが…。

 

 

「私も藤原さんに挑んだのですが……、力及ばず…。」

 

「………な、なるほど。 枕田さんはご無事で??」

 

「ジュンコでしたらアチラに……。」

 

 

 浜口さんが指す方向に視線を向けてみると……。

 

 

「ぐすっ……。 ……、ひっぐ……。」

 

 

 背を向けた状態で啜り泣くジュンコさんの姿。 太陽の光で首元が反射している辺り……。

 

 

「ふふっ…。 楽しませてくれた『お礼』も兼ねて、私好みに躾けてあげたの。 とっても可愛らしい反応だったわよ??」

 

「10回連続で蹂躙されてしまった事が余程堪えたみたいですわぁ…。」

 

「な、なるほど……。」

 

「兎も角、絶対に負けないで下さいまし!! このままでは私達は3日間、雪乃さんに逆らえないどころか女子寮の間食が肉まん一色になってしまいますわっ!!」

 

 

 あ、期限あったんだ?? 肉まんは兎も角、明日香さんも奮闘してると思うし私も頑張らないと…。

 

 

「うふふっ…。 こうでもしないと貴女、本気でヤッてくれないでしょ?? レッドのボウヤ達相手にも…随分と気を遣ってるみたいだしねぇ??」

 

 

 イタズラっぽく笑う藤原さん。 そりゃ今までデュエルに勝った事が無い人達に『勝った時の楽しさを知ってもらうのも大切かな?』と思って、相手に合わせていたのは私だけど…

 

 

「……否定はしません。 先攻1ターン目の時、復活の福音と同じく手札抹殺の効果で墓地へ送った『サモン・ストーム』の効果発動。

 

 墓地に存在するこのカードを除外する事で、手札から風の属性を持つ…レベル4以下のモンスターを1体、特殊召喚出来ます。

 

 私は『青竜の召喚士』を特殊召喚。 装備魔法『ワンダー・ワンド』を装備させて第2の効果を発動。 デッキからカードを2枚ドローして、生け贄となった青竜の効果によりドラゴン族の通常モンスター『クレセント・ドラゴン』を手札に加えます。」

 

 

 パーツは揃って来た。後は藤原さんの様子を見ながらプレミしない事を祈るだけ…。

 

 

「そして魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動。 手札のモンスターを捨ててデッキからレベル1のモンスター『ドロール&ロックバード』を特殊召喚。

 

 更にコストとなった『カーボネドン』の効果発動。 墓地に存在する自身を除外して、デッキからレベル2の通常モンスター『プチリュウ』を表側守備表示で特殊召喚します。」

 

 

 これで下準備は整った。 今から出すカードを除去されるのが1番辛いけど……。

 

 

「私は魔法使い族の『ドロール&ロックバード』とレベル2の風属性『プチリュウ』を墓地へ送り、『憑依覚醒ーラセンリュウ』をデッキから特殊召喚します!!」

 

「直接デッキから出てこれるなんて珍しい効果を持っているのね? …でもその子の攻撃力は2000。 私のデミス達には勝てないわよ??」

 

「……ラセンリュウが自身の効果で特殊召喚に成功した時、相手の場に存在するカード1枚を選んで手札に戻します。

 

 私が選ぶのは藤原さんの伏せカードです!」

 

「随分と恐がりなのね? ふふっ、いいわよ…。」

 

 

 チェーンしなかったのは気になるけど……。 コレで伏せカードは無くなった、後は藤原さんの手札なんだけど……?? 何故か男子達が藤原さんの後ろに移動し始めた。 

 

 そりゃラセンリュウの竜巻きも凄い勢いだったけど…因みに今は2人共立ってデュエルしてる。クロノス先生が吹き飛ばされて気絶しちゃったしね……。

 

 終わったら、ちゃんと謝っておかないと…。

 

 

「あら…? 私の秘密が知りたいのかしらボウヤ達。 …でもダメよ? ご褒美が欲しいなら…ちゃんと、いい子にしてなさいっ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優香さああああああぁぁん!! 大丈夫っすかああああああああ!!!」

 

 

 砂煙が巻き起こる方へと目を向ければデュエルディスクを装着した翔君の姿。 無事だった事については素直に嬉しいんだけど……

 

 『おジャマトリオ』で相手の場を埋めて壊獣を装備した『スーパービークロイドーステルス・ユニオン』が『リミッター解除』してヨンレンダァ!!を決めて殴り飛ばした件…。

 

 首輪を付けたオベリスクブルーの生徒さんを吹っ飛ばしちゃったよ。 えっ?? 翔君が勝ったの??

 

 

「優香さんに手を出すならボクが相手っす!!」

 

「あら…? レッドのボウヤ以外にも、面白い子がいたのね?? ふふっ、焦らなくてもいいわ…。 このデュエルが終わったらボウヤにも…いっぱい楽しい事、シてアゲル。」

 

「………えっ、えっと翔君? 十代君と明日香さんを見てないかな?? 2人共姿が見えないものだから、ちょっと心配で…」

 

「アニキと明日香さんだったらアッチの方でデュエルしてるっすよ?」

 

 

 翔君が指を向けた方へ視線を移すと………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は魔法カード『隣の芝刈り』を発動! デッキの枚数が同じになるよう20枚のカードを墓地へ送る!!

 

 そして『ヒーロー・アライブ』を発動! ライフを半分払い『E・HERO シャドー・ミスト』を特殊召喚して効果発動!

 

 デッキから速攻魔法『マスク・チェンジ』を加えて発動! 現われろ『M・HERO ダーク・ロウ』!!

 

 そして『召喚士アレイスター』を通常召喚! 効果で『召喚魔術』を手札に加えて発動、場のアレイスターと墓地の光属性『E・HERO プリズマー』を除外して現われろ『召喚獣メルカバー』!!

 

 『強欲な壺』を発動して2枚ドロー! 更に『七星の宝刀』も発動! 手札の『ゴッドオーガス』を除外して2枚ドロー! 手札を1枚捨てて装備魔法『D・D・R』をゴッドオーガスを対象に発動して特殊召喚、ゴッドオーガスの効果発動だっ!!

 

 サイコロを3回振って効果を適用させる……。 俺が出した目は全て『3』!! よってデッキから2枚ドローしてゴッドオーガスの攻撃力は900ポイントアップ!!

 

 魔法カード『ホープ・オブ・フィフス』!! 墓地に存在する5体のE・HERO『フェザーマン』『バーストレディ』『スパークマン』『バブルマン』『エアーマン』を戻して2枚ドロー!! ………よっしゃ来たぜ!!

 

 俺は魔法カード『融合』を発動!! 手札のE・HEROリキッドマンとブレイズマンを融合し、現われろ『E・HERO サンライザー』!!

 

 サンライザーの効果で『ミラクル・フュージョン』を手札に加え、リキッドマンの効果でデッキから2枚ドローして1枚捨てる!

 

 そして『ミラクル・フュージョン』を発動! 墓地のE・HERO『オーシャン』と『ブレイズマン』を除外して現われろ『E・HERO アブソルートZero』!!

 

 2枚目の『マスク・チェンジ』を発動! アブソルートZeroを『M・HERO アシッド』にチェンジして効果発動!

 

 アシッドの効果で魔法・罠を破壊してアブソルートの効果で相手モンスターを全て破壊、全員でダイレクトアタックだあ!!!!」

 

「ぐわあああああああぁぁ!!!!」

 

 

 

ブルー生:LP4000→0

 

 

 

 

 ダーク・ロウどころかメルカバーまで参戦したの??! 他のブルー生も十代君に挑んでいるけど毎回ワンショット。 ゴッドオーガスにしたってゾロ目しか出してないような…。

 

 

 

 

「さぁ! ドコからでも掛かって来なさいっ!!」

 

「先攻1ターン目から『光神テテュス』『サイバー・エンジェルー荼吉尼ー』『サイバー・エンジェルー美朱濡ー』『神光の宣告者』『大天使クリスティア』を並べて手札が6枚ってどうなってるのよぉおおおおお!!!!?」

 

 

 明日香さんの方は……何と言えば良いのか…。 お通夜モードとしか言えない有り様になってる。 モンスターどころか祝福の教会と伏せカードが3枚もあるんだけど……。藤原さんも二人の快進撃にポカ〜ンとしちゃってるし……。

 

 ま、まぁ十代君にせよ明日香さんにせよ……私以外のOCGプレイヤーの人達なら突破出来るんじゃないかな…。

 

 

「アニキ達なら大丈夫っす! そして優香さんが加われば百人力っす!!」

 

 

 そんな期待に満ちた目で見られても……。 翔君達と比べたら私のデュエルなんて甘く見ても『その辺の石ころか何か』に見えちゃうんだけど……。

 

 

「わっ…。 私は『ホーリー・ナイト・ドラゴン』を生け贄に捧げ『コスモブレイン』を特殊召喚。 このカードは通常召喚こそ出来ませんが私の手札、またはフィールドからカード効果を持たないモンスターを墓地へ送る事で特殊召喚出来ます。

 

 そして『コスモブレイン』の攻撃力は自身を特殊召喚するために墓地へ送ったモンスターのレベル1つにつき200ポイント……今回はレベル7のモンスターを送ったので攻撃力は2900となります」

 

「更に私は『コスモブレイン』第2の効果を発動。 私の場に存在する効果モンスター1体を生け贄に捧げ、手札かデッキから通常モンスターを特殊召喚出来ます。

 

 私は『憑依覚醒ーラセンリュウ』を生け贄に捧げ、デッキから3体目の『プチリュウ』を攻撃表示で特殊召喚!」

 

『プッチン!!』

 

「…………もっと倒せなくなったわよ?」

 

 

 私だって凄いコンボとか?? そういうのやってみたいとは思うんだけど……もう諦めてる…。

 

 

「そして私はこのターンの通常召喚権を放棄して魔法カード『アームズ・ホール』を発動。

 

 デッキトップ1枚を墓地へ送り、デッキから装備魔法『下剋上の首飾り』を手札に加えて『プチリュウ』に装備します

 

 罠カード『無謀な欲張り』を発動。 私のドローフェイズを2回スキップする代わりに、デッキから2枚ドローします。」

 

 

 『死者蘇生』が落ちちゃったけど、これなら何とか……。

 

 

「魔法カード『ダブルアタック』を発動。 手札に存在するレベル7の『クレセント・ドラゴン』をコストに、場のレベル2の『プチリュウ』に2回の攻撃権を付与します。

 

 …そしてバトルです! まずは『プチリュウ』で『クインテット・マジシャン』に攻撃です!」

 

「……聞き間違いかしら? 攻撃力が600しかないプチリュウで私のクインテットに挑むなんてーー」

 

 

 指名されたクインテットも目を見開いて『え? マジで来るの??』と言った様子でプチリュウと藤原さんの顔を見比べているけど大マジです。

 

 

「ステータスが低い事だって武器の1つです! ダメージ計算時に入った事により『下剋上の首飾り』の効果発動。

 

 装備モンスターが自分よりレベルが高いモンスターと戦闘を行う場合、レベルの差1つにつき500ポイントアップします!」

 

「…ッ! クインテットのレベルは12…」

 

 

プチリュウ ATK600→5600

 

 

「攻撃力5600ッ! …ッ、あぁん!!」

 

 

 プチリュウがクインテットに向けて風のブレスを力一杯叩き込……んでいるつもりなんだろうけど?? 力が無さすぎるのか『フゥー! フゥー!』と息を吹き掛けているようにしか見えない…。

 

 クインテットも暫く硬直していたが? スッと目を閉じて指パッチン、自爆してしまった…。

 

 

雪乃:LP4800→3700

 

 

「……まさかプチリュウにライフを削られるとは思わなかったわね。」

 

「そして『サモン・ストーム』と同じく墓地へ送った『ブレイクスルー・スキル』の効果発動。 墓地に存在するこのカードを除外して『終焉の覇王デミス』を対象に取り発動。 デミスの効果をエンドフェイズまで無効にします!」

 

「…っ、私のデミスがッ!」

 

 

 体中から力が抜けたのかグラつくデミス。 でもコレで耐性は失われ、戦闘破壊が出来る。

 

 

「バトル続行。 『プチリュウ』で『終焉の覇王デミス』を攻撃です!」

 

『プッチン!!』

 

 

プチリュウ ATK600→4600

 

 

 プチリュウが勢いよくデミスに『ポコン』と体当たりして頭の上に乗っかり、元気一杯に勝利の咆哮。 デミスは『しょうがねぇな…』と言った感じで肩を落とし消えていった。

 

 

「あぁ! …んぅ。 くっ……やってくれたわね。」

 

 

雪乃:LP3700→2100

 

 

「そして『コスモブレイン』で『破滅の美神ルイン』を攻撃です!」

 

「迎え撃ちなさい、ルインッ!!」

 

 

 攻撃力は互角だったので2人揃って大爆発…。プチリュウとコスモブレインには労いも兼ねて、いつも以上に手入れしないとね…

 

 

「うふふっ…。 私のデミス達を倒した所までは認めてアゲル。 でも貴女の場に、もう攻撃出来るモンスターは居ない…。 頑張ったみたいだけど、ココまでみたいねぇ?」

 

「…いないなら呼び出すだけです。 速攻魔法『銀龍の轟砲』を発動。 墓地に存在するドラゴン族の通常モンスター1体を復活させます! もう一度お願い『ホーリー・ナイト・ドラゴン』!」

 

「………まだ残してたのね。」

 

 

 派手じゃなくても良い。 泥臭くても良い…、私だって本当はーー…。

 

 

「バトル続行。 『ホーリー・ナイト・ドラゴン』で、プレイヤーにダイレクトアタックです!」

 

「……仕方ないわねぇ。 ちょっと地味だけど? 悪くは無かったわよ。」

 

『ギュオオオオオオアァ!!』

 

 

 ホーリーナイトが放った光のブレスは藤原さんの後方…、何かを期待してたであろう男子達に直撃。 ま、まぁ確かに? あからさまな事はダメだよね。

 

 

 

雪乃:LP2100→0

 

 

 

「優香さんっ!! 良いデュエルだったっすよ!!」

 

「わっ!……っと。 翔君も来てくれてアリガトね。」

 

「えへへ…。」

 

 

 決着がつくなり『ぽふん!』と抱き着いてくる翔君。 そっと撫でてみるとフサフサでモフモフしている髪質、弟がいたら…こんな感じだったのかなぁ?

 

 

「仲が良いのねぇ? うふふっ…。 折角だから私も、混ぜてもらおうかしら。」

 

 

 そして何故か抱き着いてくる藤原さん。 絵図的には翔君の頭が私と??藤原さんのソレで板挟みな事に…。

 

 

「わぷっ! い、いきなり何なんすか貴女〜!!」

 

「ひぃ! しょ、翔君…。 ソコ、あんまり刺激しないでくれると……」

 

「あらっ? ボウヤには刺激が強すぎたかしら?? うふふっ、ダメよ? 乱暴に扱ったりなんかしたら…」

 

 

 お尻を撫でられる度に背中に『ゾワゾワ〜』と電気みたいなのが走って、加えて翔君…服越しとは言え口に当たってるの、私の先端だから…。

 

 

「ふふっ…。 可愛らしい反応ね? それなりに楽しめたわよ。」

 

「はぁ…、はぁ……くぅ…んっ……。 か、勝ったのはーー」

 

「えぇっ、駆け引きに勝ったのは貴女よ。 でも私だってリクエストには応えたわ…。」

 

「いっ、いいいい一体なんの話をーー…!!」

 

「ふふっ…。 知りたいなら……、『その子達』に聞いてみなさいな。」

 

 

 耳元で囁く藤原さんだけど……何だか片方の手がお尻から肋骨の方へ回ってきているような……。

 

 

「うむぅ! い、いい加減に優香さんから……。 あ、あれ? 何かが固くなってきてるような…??」

 

 

 『ぷくり』と膨らんでしまった所に翔君の息が……って、ひぃいいいいぃぃぃ!! そ、それだけは止めて!! 声が、漏れちゃーー…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりだっ!! アブソルートZeroでダイレクトアタック!! アブソルート・パワーフォース!!」

 

「ぎゃあああああああ!!」

 

「ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!!」

 

 

 十代君の攻撃を受けて飛んできた男子生徒さんが直撃、全員が巻き込まれて吹っ飛ばされた…。

 

 十代君グッジョオオオオブ!! 何か技名違う気がするけど技の名前なんて自由だし問題ないよねっ?!

 

 

「…な、中々に手荒なボウヤね?? 強引な子も悪くはないけど、やり過ぎるとーー…」

 

「ゆぅ〜〜〜きぃ〜〜〜〜の〜〜〜??」

 

「むぐぅ!!?」

 

 

 そして明日香さんも合流出来たのか藤原さんの頭を鷲掴み、アイアンクローを決めていた……。

 

 

「今回の騒ぎやジュンコ達にした事もそうだけど?? …どうやら貴女とは、たっっっぷりとO☆HA☆NA☆SHIしないといけないみたいねぇ??」

 

「いっ、いだだだだっ! あ、明日香?! ちょ、ホントに痛いって!!」

 

「うふっ、ふふ……うふふふふふ。 さぁ雪乃…覚悟はいいかしら??」

 

 

 明日香さんの目はハイライトが完全に消滅していた。 私じゃなくても、この場にいる全員が本能で理解してる……逆らったら殺されるヤツだと…。

 

 

「うふふふふ…。 十代…悪いけど優香の事、お願いね?」

 

「お、おう…。 何だか今日の明日香はいつも以上に気合いが入ってるように見えるぜ……。」

 

『ク、クリィ〜…。』

 

『プチィ〜…。』

 

 

 …何だかクリボーとプチリュウが怯える幻聴まで聞こえたけど多分気の所為だ。

 

 

「じゅ…十代君?? もし良かったら気絶しちゃったクロノス先生を運ぶの手伝ってくれない?? 流石にこのまま放置するのは気が引けるし……。」

 

「おう、いいぜ! 取り敢えず保健室でいいか??」

 

「ぼっ、ボクも手伝うっす!!」

 

 

 明日香さんに頭を掴まれたままズルズルと引き摺られていく藤原さんをフォローすべきか悩んだんだけど……半透明のルインとデミス、そしてクインテットが寄り添っていたのが見えた途端に思考が止まった。

 

 さっきの幻聴と言い一体全体どういう事?? 私、精霊の姿は見えない人の筈なんだけど……。

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