SW2.5オリジナル秘伝お試しリプレイ風   作:ボロボロになったGM(魔物レベル1)

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エピローグ

 

【エピローグ1・女神官】

 

「地下水道の開拓は順調、あれから大きな事件も起きていない。世は全てこともなし、善いことです」

 

 数日後のギルド、そこにはこれまでと変わらず品行方正を演じる女神官の姿がありました。

 依頼達成の報告時に問題は起きたものの、それ以降の街は至って平和そのもの。傷を負った冒険者相手の寄進を貰っての治療という日課も順調。

 

「ですが、やはり修練不足を感じざるを得ませんでしたね……」

 

 けれど、頭をよぎるのはこの前の探索依頼のこと。

 本来神官とは、最後までパーティの面倒を見るべきものだ。けれどこの前は、最後の蛮族との戦いでMPが足りなくなってしまった。

 激戦を潜り抜けたのは要因としてある。

 最終的になんとかなってもいる。

 だが事実問題、己が他の神官より神聖魔法が不得意だという資質は変わらない。それでパーティを危険に晒したことも拭えない。

 

「少し、こちらも磨きますか」

 

 さわりと撫でるのは、太ももに仕込んだままの愛銃たち。

 

「申し訳ない神官さん! うちのが馬鹿やってまた大怪我を!」

「はい、慌てないで案内して下さい。先に傷を癒してしまいますから」

 

 今までは撃てれば良いと思っていたが……きっと、別のことで役に立つ日も来るだろう。

 

 そう思いながら、日常は続いていくのだった。

 

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〈消費アイテム〉〈立ち絵〉

 自在弾 ×4   シャイニングアーク:キルマリア

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【エピローグ2・天地使い】

 

 熱々のお茶

 はちみつくっきー

 暖かい日差し

 

 ずず、とお茶を啜りながら、ギルドの軒先で今日ものんびり。

 

「平和ですねー」

 

 なんだかんだとあったけれど、天地使いにとっての日常はさして変わらない。

 

 お仕事はしたい時にするし。

 お菓子は食べたい時に食べる。

 日差しはあまり好きじゃないし、

 自由でいられないのはもっと嫌い。

 

 だけど、少しもあの事件に思うことがないというのは嘘である。

 

「しかし、思ったより私も、仲間をやられたら怒れるのですねー」

 

 すり、となぞるのは服の下に隠した大きな傷跡。

 冒険者になるきっかけになった、事件の顛末で負ったかつての致命傷。

 

「入れ込まないように、してたはずなのですがー……まあ、仕方ないですかねぇ」

 

 言って、目を閉じ、透明化。

 ギルドの軒先には、日傘と2人分の小さなお茶会のセットだけが残される。

 

 そんなよくある、午後の昼下がり。

 ギルドは今日も、程よく賑わっている。

 

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〈消費アイテム〉〈立ち絵〉

 なし      アークナイツ:グム

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【エピローグ3・錬金学者】

 

「大赤字だ」

 

 錬金学者はギルドの机に突っ伏していた。

 手元にあるのは安酒……をさらに水で割った安安酒。酔えるギリギリを攻めたラインのものを、ちびちびと飲み勧めながら呟いている。

 

「だが我が師から学んだ錬金術はそういうものなのだ。仕方がないだろう、仕方が」

「はいはい、今日だけでその話はもう3回目ですよ」

 

 相席していた受付嬢に諭されるも、突っ伏した錬金学者は止まらない。

 

「割りのいい依頼はないものかね?」

 

「素直にランクをレイピアに上げてくれたのはいいけれど、あくまでレイピアランクは成長途上。ブロードソードかグレートソードまで上げてくれたら、こっちも斡旋してあげられるのになー」

 

「ではその名誉を稼ぐ方法は」

 

「地道にコツコツ、頑張って下さいね?」

 

「ぐふぅ」

 

 撃沈、現実はどうしようもなかった。

 

「それにほら、折角見つかったじゃない。貴方とパーティ組んでくれそうな人たち」

 

「それは……そうだが……」

 

「今回もツケといてあげるから、ちゃんと払いに帰ってきなよ。おにーさん」

 

 休憩時間が終わったのか、受付嬢は通常業務に戻っていく。

 そして1人残された錬金学者もやはり、己の宿に帰っていく。

 金欠の解消まで、道のりはまだ遠い……

 

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〈消費アイテム〉〈立ち絵〉

 マテカ     世界樹:眼鏡ケミ子

 赤B ×8

 緑B ×4

 黒B ×5

 白B ×2

 金B ×2

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【エピローグ4・獣戦士シデン】

 

「ですから契約者シデン、その操作ではマギスフィアは動いてくれません。先ほども言ったではないですか」

 

「いや、でも俺戦士で──」

 

「これから私を使ってもらうんですから、ちゃんと勉強して下さい。それとも、手を取ってくれたのに、私のこと見捨てるんですか……?」

 

「──それを言われると、流石に弱るなぁ」

 

 一方、獣戦士は事情がまた異なっていた。

 第一に魔剣を手に入れた──それも半透明の人型で魔剣の意志が常に顕現するタイプ──ことによる、ギルドやハーヴェス王国側との諸問題。

 第二に己が守りの剣すら掻い潜ってやってくる蛮族に狙われることになった説明。

 それ以外にも魔剣側の意志やらなんやらがetcetc……

 

 結局冒険者であるということが幸いして現状維持(強いて言うなら強くなれ)と相なった訳だが、他3人と比べあきらかに忙しい数日を過ごしていた。

 

「でも、こういうのも悪くないかも」

 

「なにか言いましたか?」

 

「いいや、何も」

 

 天涯孤独であったらリカントに、1振りの相手が出来て。

 静かに夜はふけていく。きっと希望のある朝に向けて

 

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〈消費アイテム〉   立ち絵

 一押しのロングスピア 新世界樹1:ハイランダー

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「予想外の乱入者はいたみたいだけど、評価としては概ねよし。これで他のギルドにせっつかれないで済むわね」

 

 深夜、鎮まり帰ったギルドにて。未だに光が灯る一室から声が聞こえる。

 

「……えぇ、予定通り彼らはレイピアランクに。近頃どうにも、蛮族の活動も活発になってきているみたいですから。手練れを遊ばせておく余裕は、こちらにも、そちらにもないでしょう?」

 

 ポン、ポン、とハンコを押す音の中、通話は続く。

 

「それに、神官の彼女はちょっと別として……3人に関わりあるあの蛮族も動いている。うちのも動かざるを得ないわ、きっと」

 

『──────?』

 

「ま、お互い頑張りましょう。きっと、悪いことにはならないわ」

 

 斯くして、夜は老けていく。

 いつかまた冒険の日が登る時まで。




ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ご縁がありましたら、この絶対に後ろ暗い過去しか持ってない秘伝者連中の冒険を見れる時があるかもしれません。
では、また今度!
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