性別不詳両声類系Vtuberなんだが、現実でも性別不詳でいてくれって言われた 作:甘朔八夏
『うえ〜い!ナチュラルなロリママもいいけど、大人ぶってるロリもさいこ〜!』
『皆さん、今カシュッ…って鳴らしたから、ビールだと思いましたか?ふふ、実は今回、ストゼロなんです。間違えた方は命を以て償ってくださいね』
「……皆、今日は来てくれてありがとな!それじゃ、ばいまね〜」
:逃げるな
:お前のチャンネルなんだからお前が収集つけろよ
:まだ始まって10分なんですが…
:何も座談してなくて草
:この状況で素面なの可哀想すぎる
いや、ほんとに。もっと同情して?この暴走してる二人、俺より年上なのよ?
『最悪甘えられなくて良い!可愛い女の子と戯れたい!由良ちゃん、撫で回したいからちょっと体を貸してくれぇ!』
『おやおや、泉さん。そんなことを言ってよろしいのですか?やろうと思えばあなただってイケますよ、私』
『…うぇっ!?』
:お?てぇてぇか?
:そんな綺麗なもんじゃないだろ
:由良ちゃんの清楚が剥がれていく…
:悪酔いしすぎぃ!
:え?これガチのやつ?
:キマシタワー建てときますね…
:道を開けろ!キマシ警察だ!…無罪!さらばだ!
:なんか変な奴いたな
おっとぉ?なんか二人がいちゃつき始めたぞ?まさか泉さんにカウンターを決めるとは。ここで我ら3期生のカーストが決まってしまったようだな。
え?俺?……いや、そういうのいいんで。3期生はみんな仲良しで上下とか無いから。
『知ってますよ、私。そうやってやばい話ばっかりしてますけど、本当はファンシーなものが好きなこと。前もゲームセンターで取ったぬいぐるみのことを嬉しそうに話してくれたじゃないですか。貴女も可愛いんですよ、泉さん』
『いや、あのぉ…そこまで面と向かって言われると恥ずかしいというか…照れちゃうというか』
「……もう今日の配信、この二人をずっと流しとくだけでよくね?」
:私は一向に構わん!
:だめです
:周君のチャンネルなんだからちゃんと混ざらないと
:まだ間に合う。周、女声になれ
:いや、マシュマロ…
:選定したんじゃないの?
「あっ、そうだった。実は今回、妹がマシュマロ選んでくれたんだよな」
視聴者さんからの要望が多かったマシュマロ読み。でも俺はそもそもマシュマロというものが何か分かっていなかったので、今日の企画の大半を妹に
「お金とるレベルだよ…」なんて言いながらも結局全部やってくれたんだよな。ふっ、実妹のツンデレが沁みるぜ…おっと、誰か来たようだ。悪寒がするのでこの思考は打ち切る。
:兄/姉の黒歴史を初っ端から晒す妹
:壁ドンを極めている妹
:家族カースト一番高そう
:キャラが濃いんだよな…
:妹ちゃんが選んだのか!それは期待
:なんだか嫌な予感が…
「え?マシュマロって質問コーナーみたいなものだろ?そんな変なことが起きることってないんじゃないか?」
:まじで知らんのか
:今どき珍しいな
:クソマロとの会合が楽しみなんじゃあ^〜
:それよりも酔っ払い二人をどうにかすべきでは?
ちらり。
『泉さんのキャラデザ、綺麗系に見えて所々に「可愛い」が詰め込まれてますよね』
『そうなんだよ!ほら、この星型のピアスとか裾のひらひらとか気に入ってるんだ!まあ、周ちゃんのヘソだしには負けるけどね…へへ…舐めたいな…』
『泉さん、甘いですね。周さんの体はなんと言ってもフードに隠された細いうなじでしょう!』
「……泉さんと由良さんを見に来た人はごめんな!」
:放置する気で草
:まあ最善策
:コラボとは…?
:司会なんだならちゃんと二人を止めてあげなさい!
:またショタボで虜にするしかないのでは…?
:ヘイトが一気に周に向きそう
:今は男モードだから多分セーフなはず
:由良ちゃんが雑食っぽいのが絶妙に怖いんだよな…
もう諦めた。ここからはソロでマシュマロに返信していくぜ!…いや、二人を止められないからとかじゃないよ?酔っ払いの介抱に時間を割くのは良くないかな〜って思っただけ。うん。
「それじゃあ、最初のマシュマロはこちら!」
頻尿で1日10回はトイレに行ってしまう天津周の二次創作
マシュマロ ❏〟 |
「?」
見間違いかな…?なんか変なものが見えた気がする。もう一度マシュマロを確認する。
頻尿で1日10回はトイレに行ってしまう天津周の二次創作
マシュマロ ❏〟 |
「???」
:一発目から意味わからん
:クソマロの中でもクソな方
:草
:いらないです
:一番需要なさそうな二次創作
:妹ちゃんなんでこれ選んだの…
なんこれ?え?
マシュマロって「好きな食べ物は何ですかー」とか、「尊敬する配信者は誰ですかー」とかをほのぼの答えていくやつじゃないの?
「…いや、そもそもこれ多いの?俺1日に8回くらい行ってるんだけど」
:無理して反応しなくていいぞ
:えぇ…(困惑)
:多くね?
:膀胱だけ老人かな?
:おい最年少
『具体的に何時間おきに行くんですか?』
「え、2時間おきくらい…って、由良さん!?というか質問絶妙にキモっ!」
『ふむ…』じゃねえよ。何を考えているんだこいつは。
:うわ…
:これはドン引き
:由良ちゃんのような美少女に聞かれるならご褒美では?
:ちょっとそこまで紳士レベル高めてないかな…
:この話題を広げようとするな
:このクソマロ送ったやつまじで誰だよ
『ふっふっふ、皆甘い。まるでふ菓子のように甘いよ!』
突然ニヤニヤしながら口上する泉さん。フッ…と腹立つ息を吐いてから一言。
『可愛い子が我慢してもじもじしてるの、よくない?』
『——ッ!?』
:天才か?
:全面的に同意
:泉、お前の勝ちや
:由良ちゃん今日一番の迫真顔で草
:清楚ってなんだっけ…
『泉さん…』
『由良ちゃん…』
ガッ、と。二人が固く握手した。
いや、アバターだから触れ合えないと思うんですけど。あまりに鮮明なイメージを植え付けられたせいで幻覚を見てしまったようだ。
「次!」
:もうガン無視じゃん…
:草
:テンポがいいぞ~
:司会とは?
次回投稿は明日!