ボッと何かに火がついたと思えば、それは私の体を包む様に燃え広がっていく。
母の服の上からベディのジャケットを羽織らされた。
この上着はどうやら手放せないらしい。
「……父さん。言いたいことは山積みだけれど……先ずは、叔父様を退治してからですね」
そう言って、フードを深く被る。
私の最も尊敬するフィクサー、その在り方を模倣して。
芸術コアページ
「アルトリア」
体力 340 混乱耐性 140 速度 1-8
体力耐性値 斬撃×0.5 貫通×1 衝撃×1
混乱耐性値 斬撃×1 貫通×0.5 衝撃×1
パッシブ
灰の陽光
速度ダイス スロット+2 感情レベルが3以上の時追加で速度ダイス スロット+1(重複不可)
幕の終了時、次の幕パワー2を得る
最優
感情レベルが上昇する度に速度ダイス 最小値から+1
舞台開始時、ページを2枚追加で引く
アルトリア
バトルページとコアページを変更する事が出来ない。
技巧派
戦闘開始時、反撃ダイス(回避3-7)を1つ追加
マッチした時、相手1人のダイスをランダムに1つ破壊する。
眠る光の剣
攻撃が的中時火傷+1
光の最大値+2
幕の終了時、体力を10%回復する。
パチンと、手を叩く様な指を鳴らしたような音が耳に入ると、風景が一瞬で変わる。
どうやら接待をする現場に来たようだ。
「ととっ、凄いな……これが図書館の力か……」
この階は吹き抜けていて、かなり広い。何処も彼処も本が山のように積まれていた。陽の光も届き明るく暖かい。
隣には母の手袋をした父が。
対面には叔父が居た。
「……なんなんだろうね?キミは。現れてから数ヶ月の内に頭から特色を与えられてしまうなんて、どんな賄賂を用意したんだい?」
「賄賂で与えられる程その名前も安く無いだろう?叔父様。其れは自分が1番よく知っている筈でしょう」
「それもそうだね。さぁ、もう一度、アンジェリカ……その顔を見せておくれ」
ゾワッと身の毛のよだつ
妄信的で、狂気的で、偏執的な視線
「……その眼球から焼き潰してやる」
「……気色悪ぃな……はぁ……もう何が何だか……まぁ、それはそれこれはこれだ。さっさと片付けるか」
ローランはキュッと母の手袋の口を引っ張って整えた。
「父さん、速度は合わせるよ」
「あぁ、助かる」
走り初める。
その黒い手袋から取り出したるは私のと瓜二つの剣。
「ふっ……!」
足音も無く、静寂の中でその剣の風切り音だけが聞こえた。
青い残響の鎌とかち合う也図書館中に響く耳鳴りの様な音。
「よっ!」
打ち合った後、縦に、横に、黒い剣閃が走り回る。
私は剣を地面に突き刺したまま走り出した。
父に出来た隙を私が埋める為に。
「父さん!狼牙!」
「あ?!お、おう!」
手数の有る武器を借り、捌ききる。
「なかなか、速いねっ!」
反撃と言わんばかりの一振。
それを躱し首に刃を突き立てんとするが、入らない。
続けて振るも浅い上に服が堅い。
そうしているうちにパッと元の立ち位置に戻された。
「……酔いそうだ……父さんお返し致します」
「ったく、急に言われたら焦るだろうが……」
「そう言っても対応している辺り、相変わらずの判断力です」
「……そうか」
嗚呼楽しい。
父と共闘が出来るなんて夢にも思わなかった。
「おしゃべりかい〜?オレも混ぜてくれよっ!」
鎌を片手間に振り、此方へと突進してくる叔父。
「邪魔しないで下さい」
前に出る。
ガントレットを付け、超振動する鎌を弾き体制を崩し、重い追撃。
煙が溢れ、図書館に拡がり視界を閉ざす。
煙の中から、狙いすましたようにローランがアラス工房で突き抜く。
続け様にムクで切り裂き、老いた少年で打ち付けた。
私は駆け、飛び上がる。
「これが欲しそうだな!」
手元にはホイールズ・インダストリーの大剣が送られた。
「……っはぁ!」
それを受け取り、重さに任せて力一杯に叩き付けた。
轟音と共に地面に亀裂が入り、地面が陥没する。
またフッと元の位置に戻ってきた。
「あぁ〜……アンジェリカ……痛いじゃないか……」
叔父は服に付いた埃を払う。
◇◇◇
◇◇◇
笑顔を絶やさない青い残響。其れに対面したるは黒い沈黙のその夫と忘れ形見。
武器を取っかえ引っ変えし青い残響を追い詰めんとする。
方や
いつかにあった血染めの夜との戦いの様に、無かった絆を確かめるように、2人は互いに代わる代わる援護や手助けをしていき、最後は。
青い残響は光になって霧散した。
「……終わったな」
「あぁ。父さん」
「……なんかそれ、むず痒いな」
「慣れないですか?貴方は立派な父親ですよ。こんな私を育てたのですから……そんな事よりも伝え無ければ行けない事が有ります」
「……なんだ?」
「……私の妹、即ちお父さんとお母さんの娘は、生きています。私が取り上げた後、私の親友のエレナが世話をしています。今までずっと、伝えられなくてごめんなさい……」
「……は?じゃぁ、俺がここまでやって来た事は無駄だったって事なのか……?この図書館で終わりだと思ってたのに……俺は……なんの為に……復讐の為に、親友迄殺してっ……今からコイツを殺すって時に……!」
「……無駄では有りません。貴方が居なければ私は此処に辿り着く事は出来なかったでしょう」
ローランの仮面は剥がれ、泣き崩れた。
「……アンジェラさん。でしたね?何とか彼等は止まりました。然し、此処に招待状が1枚有ります。……コレで最後ですね?」
「えぇ、そうね。貴女を本に変えれば私の目的は此処で終わり。漸く自由になれるわ」
「……そうですか。けれど……わたしは唯では倒れません」
いつの間にかアルトリアは対面に立っていた。
「おい、止めろ……止めてくれ……」
「いいえ、私には責任があります。ピアニストもエンバーマーも此処が原因なのでしょう?光がそう語っていますから。なら、私は都市の平和をもたらすために都市の星を落とします」
アルトリアはフードを抜いてその貌を顕にした。
地面に剣を突き立てれば、其れはより輝きを増し、火傷しそうな程熱くなる。
「……私の一挙手一投足は星の意思だと知れ」
バトルページはあなた達の中にあると思うんですけど……ありますかね?
if、若しくは補填が必要か
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必要
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不必要