パチパチと木が爆ぜる音が響く篝火の前に座り込み、休憩する。
ちなみに火種は剣を地面ぶっ刺す。後は燃料を焚べるだけ。
ここは外郭。裏路地でもなければ都市の中でもない。都市から必要無いとされたモノが集まってくる掃き溜めみたいな場所。
勿論かなりの割合で化け物にも遭遇し、その度に撃退した。
勿論住人も居たりする。私は彼らを保護し、お礼と言って食料とか分けてくれるから有難い。
そんなこんなで転々と移動し、気付けば2週間位経っていた。そんな中、私は大湖を眺め、ぼーっと座り込む。
「此処は余り変わらないな……父の剣を落としてしまったのもここだった……ほんとに、あの時は焦ったものだ……」
思い出を振り返りながら私は火の始末を始める。
……そろそろ黒い森の方に行こう。
篝火から剣を引き抜き、湖から這い出てくる
・
・
・
鬱蒼とした針葉樹林の中を進んでいく。
動物の気配は無くただただ不気味な静寂が森を包んでいた。
ただ、途切れ途切れに聞こえる3匹の朧気な
「守るべくして掛けた善意は、時に避けられ、誰にも受け入れられない事もあるだろうに……」
私も気をつけなければな……。
黒い森を抜け、気付けば海にたどり着いていた。
港では船に乗った漁師達がせっせと魚を水揚げし、運搬していた。
子供も大人も関係なく作業を行っている。
彼らを尻目に、私は歩みを進める。
「そろそろ叔母さん、迎えに来てくれないかな……辛いな」
外郭観光も段々と飽きてきた。
いや、私が奥へ行ってるのもあるだろうけど……。
「ん?」
砂浜を歩いているとズモズモと地面から海老が生えてきた。
「でっ……か……!」
全長3メートルはあるだろうか。巨大なロブスターだった。
これは……ご飯にも困らなさそうだ……!
私は軽々と頭を落として巨大エビの解体し始めた。
◇◇◇
「……あんた、何してんだい……?」
「ん?見ての通りだ」
クソガキを迎えに来たは良いが、のんびりと鍋してやがるのがまたムカつくな……
「叔母さんも食べるか?このエビの出汁は結構旨いぃったぁぁ〜!!」
とりあえずぶん殴ってから鍋をつついてやった。
ふむ……これはなかなか……
「……旨いな、料理の腕は父親譲りみたいだな」
「はぁ……まぁ、料理なんて滅多にしないが…いたた……んで、迎えに来たってことはもう……」
「あぁ、もういいよ、どうせ意味なさそうだしね」
ほんと、苦戦も何も無いなんて、これ以上つまらない物があるんだろうか。
まぁ、ある程度身体も慣れたみたいだし、噂も大分出回っただろう。
「明日からまた裏路地でやるんだよ」
「少しは休ませて……」
何を言うんだ、この程度で根を上げてもらっては困るな、いつか図書館に行ってもらわないと……いや、この場合どうなる……蒼白の司書はどう動くか……地獄巡りにこいつを入れるのはな……
「どうかしたか?叔母さん」
「いい加減叔母さんって呼ぶなっ!」
「ぎゃん!!」
if、若しくは補填が必要か
-
必要
-
不必要