前回のあらすじ
日本原産のメスゴリラ、米国へ輸出。
【前回のちょうど半年前】
『アク坊~、英語教えて!』
『……はあ?なんでいきなり……』
『前世医者だったんだろぉ!?英語ぐらいちょちょいのちょいだろぉ!?そろそろ仕事の関係で英語ダメなの克服しなきゃいけないんだよぉ!』
『駅前の英語教室でも行けば……いや、そういえば英語学習にトラウマあるんだったか』
『そうそう!だから仮にアタシがぐっだぐだになっても付き合ってくれる教師がいる!』
『……まあ、それぐらいならいいけどさ……』
『サンキュー!お礼に授業の後におっぱい揉ませてやる♪』
『それはいらない』
【現在】
「……で、結局英語習得するまでアクアに勉強付き合ってもらったのに言ってないの!?」
「『いやーTOEICで800点ギリ届かなかったかー』*1
……とかドヤ顔で言ってたぐらい教えてもらったのに!?」*2
「ほんっとゴメン、すっかり言ったもんだと……」
「「イバラちゃんっておバカなの?」」
「うわバカ親子にバカって言われると思ったより屈辱!!」
「「バカ親子!?」」
(普通に衝撃の事実なハズなのにいつものノリ過ぎるせいで情緒が安定しない……!)
何で今の今まで俺だけに言わなかったんだ!?とか。
英語習ってたのがハリウッド行きのためなら半年前にはわかってたのか!?とか。
様々な文句が脳内に浮かんできたものの、アイとルビーがいつものテンションで詰め寄ったせいですっかり言う機会を逃してしまった。
この半年間だけの、週に1~2回程度の家庭教師代わりな英会話の授業。
最初の頃こそ5分もたたないうちに意識が朦朧としていたイバラだが、途中から授業中大量の洗濯ばさみを顔面に挟むことで無理やり意識レベルを上昇。
寧ろアイドルとして、というか寧ろ女としてあるまじき変顔になったイバラを見て吹き出さないようアクアが苦労するハメになった。
そして、少し冷静になったからこそ、イバラの現状を理屈で咀嚼することができた。
(そうだ、イバラはいつもみたいにうっかりミスやっただけじゃないか。
理由があって隠してたわけじゃなく、言ったと思いこんで言い忘れてただけだ)
イバラと双子が出会ったのは十年以上前、それだけ長い付き合いともなれば、ポンコツ極まるようなミスの1つや2つや10を数える程度は遭遇している。*3
今回もそれと同じ、バカがバカやっただけ……そう流せばいいはずだった。
(なのになんで、俺はこんなに動揺した?)
表面上は冷静に見えて、アクアの思考は本人がまるで予想していなかったレベルで乱れた。
別に今生の別れというわけではない、付き合いは長いが特別な関係というわけでもない。
アイドルとしての最推しは未だにアイであり、雨宮吾郎としての推しはまた『別』にいる。
『星野愛久愛海は米金茨に対して、それほど重い感情を持っているはずがない』
これはアクアにとって当然の認識で、これまでそれを疑った事すらなかった。
あくまで母(アイ)の知り合いで、年上なのに手間がかかる知り合いか友人の一人。
子役時代からちょくちょく会っている有馬かな*4や、ビジネスライクにお付き合いしている黒川あかね*5の方が距離感は近い……はずだった。
(……俺は、茨(コイツ)のことをどう思っているんだ?)
麻婆豆腐を囲みながらぎゃいぎゃいと騒いでいる三人をジト目で見つつ、アクアの思考が纏まる事は無かった。
食事を終えた後も、風呂に入った後も、寝る前に歯を磨いてベッドに入った後も。
夜が明けて、学校へ行って、いつものように火花を散らす有馬かなと黒川あかねに挟まれて。
半分寝ててもテストで満点が取れそうな内容の授業を受けて、いつものようにルビーと帰路につく。
ちょっと芸能界に関わっている以外は、本当にただの高校生のような日常が二日、三日と過ぎていく。
その間もずっと、ずっと、ずっと、アクアの思考が答えに至ることはない。
自分(アクア)にとってのイバラは何なのか……この自問自答にいつまでも『自答』だけが欠けている。
(最初から整理しよう、俺がアイツを強く意識したのは、いつだ?)
当然、それはスーパーで偶然会って、そのまま家に来たあの日だ。
それまでもテレビ越しに見たことはあったが、あくまで『自分の知らない内に増えていたB小町の新人』としか思っていなかった気がする。
グイグイと勢いで懐に入ってきて、いつものように太陽みたいな笑顔でアクアとルビーの面倒を見始めた、あの日だ。
それから頻繁に家に来るようになり、アイやアクアやルビーを庇って刺されて、彼の目の前で死にかけた。
(そうだ、それで俺はアイと一緒に『愛してる』って言われて……)
思えば、イバラへの認識が変わったのはあの日かもしれない、とアクアは回想する。
必死に命を救おうとして、死にかけの体なのにドーム公演に出てきて、伝説を超えた神話を見せつけられた。
あの時の胸の高鳴りは、B小町の……アイのライブを始めて見て、アイが推しの子になった瞬間に匹敵する。
(……もしかして、『そういうこと』なのか?)
『仮説』レベルの答えに至るまでに、イバラがハリウッドに行くと判明してからさらに数日を要した。
気付けばイバラがアメリカ行きの飛行機に乗る当日の朝、空港まで見送りに行く数十分前。
確信と言うには、己の心の動揺が少ない。
しかし、まったくの大外れと言うには、この小さな動揺は無視できなかった。
(雨宮吾郎としての『推し』はアイだ。雨宮吾郎としての『最も大切な女性』はさりなちゃんだ)
『なら、星野愛久愛海としての推しと、最も大切な女性は?』
そんな自問を投げかけた瞬間、己の頭に浮かんだ自答は一人だけだった。
いつもニコニコ笑ってて、お人好しで、バカと教養人の振れ幅が極端で。
背もでかくて、声もデカくて、胸もデカくて、尻もデカくて、態度はもっとデカくて。
大食らいで、距離感近くて、苦労を苦労と思わなくて、意外と勤勉で。
そして、母親(アイ)と同じかそれ以上に、アクアをちゃんと『子供』として見守ってくれた女性。
それでいて母親としてのソレだけじゃなく、しっかり一人の男として自分を頼りに来てくれた女性。
この世界で一番最初に、前世である雨宮吾郎と今世である星野愛久愛海の両方を受け入れてくれた女性。*6
(……ああ、そうか。いつのまにか、俺の中で『星野愛久愛海』の人生が大きくなってたのか)
今でも、雨宮吾郎としての人生が主軸であるのは変わらない。
そして、雨宮吾郎としての認識では、米金 イバラは『親しい友人の一人』だ。
だがしかし、転生してからの15~16年という歳月は軽くない。
いつのまにか『彼』の中で、雨宮吾郎としての部分に星野愛久愛海としての部分が追いつきつつあった。
そして、アクアにとっての彼女は……あまりにも『恩』が大きすぎた。
突発的に星野家の事情を知っただけの第三者なのに、自分の使える時間を注ぎ込んで協力してくれたのも。
ドーム公演のあの日、実は事情に薄々気づいていたのにそれを一切言葉に出さず、アイの命も夢も守ってくれたのも。
双子の戸籍を斎藤夫妻の方に移すことを提案し、コンプラのカケラもないマスゴミが双子とアイ、そしてカミキヒカルとの関係に気づく危険性を0にしたのも。
最終的に単身ヤクザの事務所を潰して回り、挙句に組長の屋敷にまで踏み込んで壊滅させたのも。*7
集英組の顧客リストを手に入れて、苺プロへの制裁を防ぎつつカミキヒカルをしっかり豚箱にブチ込み、あの映画で芸能人としてのトドメを刺したのも。
全部、全部、全部……本来なら雨宮吾郎/星野愛久愛海がやるべき復讐(こと)のはずだった。*8
それを全て、彼女はアクアの手が血で汚れる前に背負ってしまったのである。
人に暴力を振るう事自体にあまり意欲的ではないはずの彼女が、アイや、ルビーや、自分や、関係する大勢の人々のために。
自身に『痛みを知るただ一人であれ』*9とでも言うように。
(俺は……どう『責任』を取ればいいんだ?)
「お兄ちゃん」
「っ……あ、ルビーか。出発の時間か?」
出発の準備をする手が止まっているアクアにルビーが声をかける。
飛行機の時間まではまだまだあるが、国際線のチェックインは離陸の二時間前から行うことができる。
なのでイバラは早めに空港に行き、離陸の一時間前までは待っていてくれると言っていたのだ。
星野一家もギリッギリでスケジュールに空きを作り、ミヤコの車で空港まで向かう事になっている。
ハリウッドデビュー自体はまだ伏せている状態で、アメリカについてからサプライズ公開という形にするらしい。空港では身内だけの見送りになるはずだ。
「いいの?ただ見送りだけで。イバラちゃんに次に会えるの、いつになるかわかんないんだよ?」
「別に、俺とアイツは良くて長い付き合いの知り合いぐらいだろ。それでなんの過不足もないはずだ」
「……ホントにそうかな。お兄ちゃん、下手すると自分の彼女よりイバラちゃんを見る目の方がじっとりしてる時あるもん」*10
「いや、あかねとはガチ恋の番組の関係で付き合ってるだけで……というか誰の視線がじっとりしてるんだ誰の視線が!」
思わず言い返すが、言葉に力が乗らない。
自分でも、己の本心に目をそらしかけている自覚があるからだろう。
そして、逆にルビーは己の本心に真っすぐに、そして正直に行動した。
「『私』は、お兄ちゃんの……せんせぇの選択なら、何にも言わないよ」
「……ルビー?」
「私の一番大好きな人が、自分の心にウソついてるのを見たくないから、
きっと、イバラちゃんならこう言うはずだから、代わりに言うね?」
アイから受け継いだ、一番星のような輝きを左目に。
イバラから受け継いだ、太陽のような輝きを右目に。
雨宮吾郎から受け継いだ、か細くても暖かな輝きを心の奥に。
自分の抱えていた闇を晴らしてくれた『恩人達』に報いるために、星野ルビー/天童寺さりなは踏み込んだ。
「……『当たって砕けて、後は流れだ!アク坊』!!」
「 ───────── ああ、そうだな、アイツならそう言うな」
アクアの心と瞳から、一切の迷いが消えた。
ありがとな、と言ってルビーの隣を通り、車で待っているミヤコの方へ向かう。
一方のルビーは、アクアとは正反対に数秒ほどそこに立ち止まっていた。
(あーあ、まさかせんせがあそこまでイバラちゃんを好きになるなんて思わなかったな。
でもまあ……問題ナッシング。おおむね計算通り……!!)
星野ルビーにとって、雨宮吾郎/星野愛久愛海は今でも最愛の人だ。
兄妹の壁とか法律の壁なんて関係ない。
前世で16歳になったら結婚してくれると言った*11約束を、未だにガチで考えている。
とはいえ、精神的な年齢差といい兄妹と法律の壁といい、アクアの理性をぶっ壊すのは容易ではない。
なので、星野ルビーは前世から今世まで合わせた人生で、一番頭を使って恋愛頭脳戦を展開した。
(イバラちゃんはああ見えて男女関係のハードルが超高い!
お兄ちゃんは控え目に言って心身共にスパダリだけど、イバラちゃんのタイプじゃない!*12
オマケに子供の頃からの付き合いなんだから、向こうからの距離感は実質姉弟のソレ!
高確率でお兄ちゃんはフラれるから、その後に他の雌共*13が近づく前に勝負をキメる!)
それはもう、年頃の女の子がしちゃいけないような、頭ヨスガノソラ*14な計画を立てていたのであった。
【東京都 羽田空港】
(日本の景色もしばらく見納めかー……まあ、飛行機乗るのなんて慣れっこだけどさ)
アイドルになってからのはや十数年、海外渡航経験は何回目なのか数えるのもイヤになるほどだ。
飛行機も船旅も列車の旅も経験し、飛行機事故もシージャックもハイジャックも列車強盗も全部経験した。
ブン殴って警察に引き渡した犯罪者の数は何十人か……いや、そもそも集英組の一件だけで100人以上逮捕させてるので今更である。
30を超えても20歳の時の自分を演じられるほど若々しい肉体は、若く見られる度合いで言えばMEMちょやアイに匹敵する。
(まあ、映画撮影の時はウィッグ使ってたんだけどさ)
アイドルを引退したあの日、彼女はポニーテールにしていた自分の髪をばっさりと切った。
それ以降はずっとベリーショート*15で通しており、映画の時はポニーテールのウィッグで撮影している。
トレーニングも自重を辞めて、今ではベンチプレスも100m走も女子世界記録保持者だ。*16
マルチタレントとしてテレビや映画からYouTubeに舞台に声優まで幅広く活動しているが、だからこそ沸いてきた欲もある。
(アタシは芸能人としてどこまで行けるのか……それを知りたい。
人間としてどこまで、ってチャレンジはやり飽きたからな)
離陸まで、あと一時間と十分程度。
そろそろ見送りが来る頃かな?と思って振り向いてみれば、こちらに駆け寄ってくる影が1つ。
その後ろから、ぞろぞろと見覚えのある顔が3つ。
「はあっ、はあっ……!」
「……アク坊?どうしたんだ、まだ出発まで時間あるのに」
「そ、そうだよお兄ちゃん。焦るのはわかるけど車降りた途端に走り出すとか……!
おかげで運動不足な二人が置いてけぼりだよ!?もう二人とも若くないんだよ?!」*17
「「ごふっ……!?」」
「あ、ミヤコちゃんとアイちゃんが死んだ」
なおイバラは『三十路のおばさんに負けるなんて情けないぞー!』とか言いながら新生B小町をシバいてた側なので、年齢について一切気にしていない。
ともあれベンチから立ち上がり、息を切らせて走って来たアクアと向き合う。
「何か言いたい事でもあったのか?いや、アメリカ行きのこと言い忘れてたのはマジゴメンとしかいえないけど……」
「ッ……そうじゃない!そうじゃ、ないんだ」
荒い息を何とか落ち着けて、真っすぐにイバラと視線を交わす。
身長差が20㎝ぐらいあるせいで見上げる形になるので若干男として気になる部分もあるだろうが、それ以上に。
抱え込んでいた思いのたけをぶつける覚悟のほうが、アクアにとって強かった。
「……ドーム公演のあの日、俺も、アイも、ルビーも……イバラに助けられた」
「ん?あー、懐かしいな。もう10年以上も前だけど……それがどうかしたのか?」
「その後も、いろんな『事情』を知ってたのに、何も言わずに助けてくれた」
「そりゃ、まあ、友達とその家族の事だし、助けるのは当然だろ」
後ろで「友達……!」「お姉ちゃん今は自重して!」と、友達発言に感極まっているアイと*18それを押しとどめているルビー。
オマケとして未だに先ほどのルビーの一撃から立ち直れていないミヤコがいるが、アクアは努めて無視をした。
「助けられてばかりで、何にも恩なんて返せてない!取るべき責任も、取れてない!」
「……あー、なるほど。バカだなぁ、子供がそんな事考えるんじゃ……」
「いつまでも、子供じゃない。 『男として』責任だってとれる!」
未だに、アクアはイバラに向ける感情が『罪悪感』なのか『情愛』なのか区別がついていない。
それでも、このままケジメもつけずにイバラを見送る事だけは出来なかった。
男としての責任、というワードを出したアクアに、イバラが僅かに驚く。
その後に続く言葉も、当然予想ができた。
「だから、俺は……「んむっ」むぐっ?!」
「あっ」
「えっ」
「ミ゜ッ!?」
『ソレ』を見た瞬間の反応は、三者三様であった。
まあ、みたいな顔をして頬を赤らめているアイ。
ウッソ!?という顔で目を見開いているミヤコ。
そして、自分の脳が『ジュッ』と音を立てたせいで変な声が出たルビー。
何をしたかと言えば、言葉にするならシンプルだ。
「ぷはっ、ん、なっ……!?」
「はい、そこまでー……よかったな、世界一幸せなセリフ中断だぞ?
っていうか番組であかねちゃんともキスしてたろ、もうちょっと慣れろって。
なんでこれがファーストキスのアタシのほうが冷静なんだよ」
「ファースッ……!?」
一番重要な部分を言おうとしたアクアの口を、イバラが唇で塞いだのである。
縦に長い体を屈ませて、アクアのアゴを指でくいっと持ち上げて唇を奪いとる。
明らかに狼狽&赤面しているアクアと、まるで堪えていないイバラ。
恐らく漢気とかそーいうパラメータがアクア<イバラなせいだ。
もっというとアクアのヒロイン適正が(原作でもこの小説でも)高すぎるせいでもある。
つまり実質性別が違うだけのBLみたいなモノだ。*19
何はともあれ、イバラはやれやれと言いながら
「本気で『その先』を言いたいんなら、アタシじゃなくて別の女の子にしなって。
アタシよりイイ女を見つけて、普通の高校生みたいに青春をして、恋をして。
今度は番組の都合でも不意打ちでもなく、責任感と罪悪感から来る暴走でもなく。
甘くて優しいキスを、君の方からできるようになりなよ、『アクア』?」
「……ッ……卑怯だろ、それは!」
「知らなかったのか?大人はズルいんだ」
食って掛かるアクアに、見慣れた太陽の笑みが返される。
それでもなお食い下がろうとするアクアが、ふと、『自分の呼ばれ方』に気づいた。
イバラはずっとアクアを子供扱いしていた、だから、『アク坊』という子供っぽい呼び方を使っていた。
そして、イバラは『子供相手に女としてのキスをするような女性ではない』。
それはつまり……。
「じゃ、行ってくる!次に会う時にゃハリウッドスターさ!」
「イバラちゃーん、お土産一杯買ってきてねー!」
「旅行じゃねーんだぞアイちゃん。って、ルビーちゃんそれどうしたの、ミヤコちゃん?」
「いや、アンタとアクアのやり取りの最中に『NTRやんけー!!』って叫んで気絶したわ」
「だいぶ愉快な感じになってきたなルビーちゃんも」
これは新生B小町でのアタシの枠はルビーちゃんかな?という非常に不名誉な評価を下しつつ、旅行用の大型スーツケースを引きながら背を向ける。
しかしそのまま直行はせず、最後まで騒がしい一同を、ちらっとだけ振り返った。
未だに複雑そうな顔のアクアや、倒れてるルビーを抱えてるミヤコに代わって、アイが一歩前に出る。
「……行ってきます」
「うん、いってらっしゃい!」
米金イバラはそう言って、この小さな島国を旅立っていった。
【一週間後 星野家】
「いやー悪い悪い!間違えてハワイ行き片道便のチケット取ってたみたいでさ!
アメリカ行きが来週になったわ!あ、これハワイ土産……」
「ちゃっかりハワイ観光してんじゃねえええええええぇぇぇぇ!!!」
「ごぼっふぅ!?」
「アクアー!?ラリアットは、ジャンピングラリアットはダメだから!?
ああ!?馬乗りになって顔面にナックルアローもダメだからーッ!?
アイドルは顔が命だから!元だけどイバラちゃんアイドルだから!!」*20
「いけー!やれー!そのまま殺せお兄ちゃーん!!」
「ルビーも煽らないで止めてーッ!?」
最初から最後まで、笑顔に溢れたバラドル物語。
これからもずっと、周囲を巻き込み、新たな喜劇を生み出すのでしょう。
少々ありきたりな気もしますが、この言葉でシメさせていただきます。
めでたし、めでたし。
『B(バラドル)小町と引き立て役B』
完
ご愛読ありがとうございました!
でもまだ書けそうな小ネタ色々あるんで、不定期に何か投稿するかもしれません。
あと、次回作は多分ウルトラマンやります(唐突)