食用スライムだけど生き延びたいっ! 作:貝がら
えっと確か前回は巨大毒蜘蛛の胃の中でフランベして終わったんだっけ…それで間違い無い筈なんだけど。
「此処見覚えありすぎるなぁ」この寝心地の良さ明らかに師匠の部屋のベッドだ。僕はいつの間に師匠の家に戻って来たんだろう?全て終わったのかな?
周りを見回しても師匠の姿は見えない。部屋を出ても家を出て少し探してみたけど師匠の姿を見つける事は出来なかった。
「うーん多分デスして戻ってきたのかなリスポーン地点は自動設定にしてたし…」と言う事はヤバい。任せて!みたいな事言っておいて死ぬ一番ダサい奴だ。…取り敢えず師匠の所へ行こう。禁忌の森かもしくはギルドにいると思う。
僕は家から出て山を降りてギルドに向かう事にした…結構急だな。ギルドでいなかったら森に向かえば良い。道的には同じだし…
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「お?何だ?おい皆スライムが冒険者ギルドに入ってきたぞ…討伐対象か?」
「馬鹿野郎…このギルドの有名人だ。追い剥ぎの放火魔様だよ…」
「何だそりゃあスライムが追い剥ぎ?ハッ…野球拳でもしてくるってのか?」
「ちげえよ…服が燃やされて無くなるからだ。お前も冒険者なら少しは周りと関われよ…」「いやぁ…それはまた明日のクエストでな」
「ったくそれだからいつまで経っても二つ名が動物おじさんなんだぞお前」「うるせえな…」
二人の会話を聞き流しながら僕は受付に行くそこには前にもいた受付嬢の…えっと。
「こんにちはスライムさん!どうしたんですか?」そうだメリーさんだ。ネームプレートを確認して思い出した。
「コンニ…」
『二人でいる時にはそれで話して。外ではスライムがヒトの言葉をペラペラ喋ってたら怖がられるから喋らない事。』
あっ…そうだ。危ない危ない。ギリギリセーフ「え?今スライムさん…」
ヤバい!話を変えないと…そう思って受付の机に登り白紙の紙に置いてあったペンを走らせて師匠の事を聞く。
「サナさんですか?いえ…まだ戻って来て無いですよ…一緒じゃないんですか?」
…。素早くお礼の言葉を書くと僕は飛び出す様にギルドを後にする。
まだ師匠は禁忌の森にいる…恐らく。なら助けに行かないと…僕が『"ナントカスルッ"』って言ったんだから。
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走ったせいで呼吸は乱れる。体が怠い。疲れた…でもそんな事は言ってられない森に入ると何かが身体に纏わりつく様な気持ち悪い感じがした。なんか変な気分になりながら森を少し歩くと人が走っているのが見えた。背後には前より倍以上の大きさの蜘蛛が糸を飛ばしている。
「シショー!」「スラもっち…生きてたんだ。良かった」
僕達はお互いの無事にホッとした。シショーは服はボロボロだけど怪我はそんなに酷くはないらしい。
「さてどうしようスラもっち。何か作戦ある?もうお酒は無いし万事休すじゃない?」
…正直何も考えてなかった。お酒も無いからフランベも出来ない。っとなると。…僕一匹じゃあ普通の蜘蛛ですら燃やせなかった。でも…何匹か集まれば…
僕はステータス画面を開き登録した魔法を詠唱する。
『
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