食用スライムだけど生き延びたいっ!   作:貝がら

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十九日目③

 

「いやあ成程…君達が!私の耳にも届いているよ噂はかねがね…最近は毒蜘蛛を倒したそうじゃ無いか。早速で悪いがその話をしてくれないか?」

 

部屋に入るとふくよかでケモ耳のつけ耳をつけたおじさんが出迎えてくれた。絵面がヤバい…

 

そして席に座ると話をしろと言われたので話した。でも僕の魔法の事は話さない方が良いらしいのでそこは師匠が魔法で何とかしたと言う話にした。ええーそうです僕は哀れなザコスライムです。

 

暫く話をした後辺りも暗くなってきたのでお暇する事にした。それにしても本当に変なおじさんだったなぁ…膝の猫撫で回してたし

 

「ヤバいね宿借りないと」取り敢えず大通りまで戻ってきて宿っぽい所を訪ね歩く。運が良く最初の宿屋の一室が空いていたのでそこでご飯を食べてすぐ寝た。明日に備えよう…それにしても参加者いっぱいいるって言ってたなぁ…何だか怖くなってきた。

 

考え事をしていたらいつの間にか寝てたみたいで朝になっていた。そこで僕は気づいてしまった。会場の場所が分からない事を…

 

「それは確か…ほら。手紙に書いてあった」何だ…ちょっと嬉しいような悲しい様な…

 

「さあ遅れないうちに行こう」道案内してくれる師匠の後ろを歩いていくとデカい建物が見えてきた。

 

こ、これか。ここで戦うのか…ちなみに表向きでは可愛い動物との触れ合いや顔合わせとかそう言う感じらしい…まあ実際はガッツリ戦うみたいだけど

 

あぁ…緊張してきた。「今日ココでやる大会の参加者を連れてきたんだけど」受付にそう話すと手紙を出せと言ってきた。

 

手紙を見せるとついて来てと言われた。ここで師匠とはお別れみたいだ。「スラもっち…」「無理はしないでね」勝ってねとか絶対に優勝してとも言われなかった事で肩の荷が降りた気がする。自分のベストを尽くして頑張ろうと思う。

 

待機室に案内された。そこには既に魔物が沢山いた。そしてお決まりの「おいおい…こんな所に」スキップ。同じ事しか言わないのでしょうがないですね…ここはサクッと殺っちゃいましょー

 

「くそっ…何でスライムの癖に」はい倒した所がこちらです。カマセ犬(プライドが高い狼のレア種だったらしい)を倒しました。そして少しすると試合が始まりました。さぁ勝ちたいけど…

 

どうやら試合の形式は人数が多い為最初にバトルロワイアル形式で戦い人数が二桁まで減ったらトーナメント形式で戦うらしい。ルールは一つだけ場外に落ちたら終わり。領主のおじさんの掛け声で試合が始まる。

 

僕の作戦としてはなるべく戦わずに有象無象作戦で目立たずこっそり生き延びて少なくなったらゴリ押しで捨て身ファイヤータックルすれば何とかなるんじゃないかと思ったんだけど…

 

そうはうまく行かなかった。掛け声と同時に参加者全員が僕目がけて突っ込んできたからだ。どうやら試合前に倒したプライドエベレストのカマセ君はこの大会の優勝候補だったらしい…

 

なんだよそれ…と思いながら皆が皆必死な顔しながら僕に攻撃を仕掛けるので熱くなって心を燃やした(体も燃えた)。

 

自己調理』【火】(セルフクッキングファイヤー)強火》(キョウカ)

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