食用スライムだけど生き延びたいっ!   作:貝がら

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十九日目⑥

と言っても僕の出番はまだらしい。どうやらまず残っている四人で戦いその勝者同士でまた戦うらしい。最後に僕が勝ち残った人?と戦うらしい。まるでチャンピオンみたいな扱いだなぁって思った。と言うかコレで皆了承してるのだろうか?マモノ語で聞いてみると皆はそれで良いらしい。終了の合図が無ければ一人勝ちで終わっていただろうからお前の方が良いのか?って逆に聞かれた。まぁズルで勝ったって思われるのは嫌だからね。その方が良い。

 

時間があるのなら…と試合の間に僕は師匠を探す事にした。報告と魔力の回復と休憩をしておきたい。そう思って観客席に行くと思った以上に人が多かった。人の多さに圧倒されていると身体が持ち上がった。何だ何だ?

 

「こんにちは!スライムさん」ギルドの受付のメリーさんだ。どうして此処にいるんだろう?「何でいるの?でしょ呼ばれたんですよサナさんに。見て損は無いけど見ないと一生損するかもって言われまして」

 

凄い誘い文句だ…その文句でわざわざ隣町まで仕事休んでくるこの人もこの人なんだろうけど

 

「所でスライムさんは何でこんな所に?あっちにいなくて良いんですか?」うーんどう伝えれば良いんだろう。言語の壁に困っていると

 

「あっ…ちょっと待ってくださいね。確か此処に…あった!」そう言って小さい紙の束とペンを渡された。「良かったらコレ使ってください。色々不自由でしょ?」

 

神様だ…言葉に甘えてペンを素早く動かし文字を書く。…よしこんな感じかな

 

「…ふむ。相変わらず字綺麗ですね…読みやすっ!あーなるほどサナさんに報告したいしご飯も食べたいと…」

 

「うーん。実は先程まで一緒にいて決勝までには戻って来るって言ってたんですけどね…もう少し待ってみましょうか?いやでも時間が」

 

「ご飯だけでも先に食べちゃいます?奢りますよ…」いやそんな…「気にしないでください。将来有望そうな人に誰彼構わなく唾つけてるだけですから…」

 

本人に言う事なのか…それ。まあ良いや「下に出店とかがあるらしいんでそこに行ってみましょう。何でも有名なお店が出店してるらしくてそこのハニーマスタードチキンが絶品らしいんですよ!私も食べたかったんでちょうど良いですね」

 

スキップしながら進む彼女の後を僕は着いていく事にした。師匠は今何してるのかな…

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

「コレはお見事…なんて言葉が勿体無いですね。 モノは有限。何もかもが貴重ですからね…こうやって生きている日々ですら愛しいモノです」

 

何も無い所から私が2人を動けなくしたタイミングで出てきた。さっき感じた気持ち悪かったのはきっと…

 

「貴方何者?」私はそう呟く。それに困った様な顔をしながらソイツはニヤける。

 

「何者…私は何者でもありませんよ。いえ…言葉は正しく使わなければなりませんね。全ての生物は等しく価値は同じでありそこに差異は存在しないのですから」

 

「…私の事はどうでも良いでしょう。それよりもう一度聞きます。どうでしょう私と一緒に来てくれませんか?無駄な抵抗をしなければ大切に赤子を抱くかの如く優しく目的地まで運ぶので…」「無理」

 

「そうですか…って言って引き下がれないので絶対来て貰いますよ!」

 

ポケットから謎の液体を取り出し動かない2人にかけた。「さぁ…精々最高のメインディッシュの為の前菜になりなさい」

 

もう決勝始まってるかなと思いながら私は欠伸をした。…どうしよう逃げたい。逃げてスラもっちを枕にしてお昼寝したい




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