食用スライムだけど生き延びたいっ!   作:貝がら

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二日目③

「…っち。ス…もっち…起きてスラもっち!

 

身体が揺さぶられながら名前を呼ばれ飛び起きると

 

何処か高い場所から落ちた感覚に襲われる…痛い。どうやらいつの間にか寝ていたみたいだ。ゆっくり目を開けると

 

最初に見えたのは顔を赤くして怒っているおじさんだった。なんでそんなに怒ってるんだろう。「おはようスラもっち」師匠がいつもと変わらない感じで挨拶をしてくる。

 

「アイツ燃やして」

 

いや…前言撤回。師匠も怒ってる…何で皆怒ってるんだろう。何も分からないし状況を整理しよう…僕が寝ている間に何が起きたのか。

 

此処は…酒場かな?周りにはザ・冒険者っぽいムキムキのおじさん達が酒が入ったグラスを片手に僕らにヤジを飛ばしている。声デカいしうるさい…後臭い。

 

で目の前のおじさんはキレている…事しか分からない。まあ良いや…で後ろには会計?の女性が…いやカウンターテーブルが並んでいるあの感じは受付かな?

 

受付嬢…そして冒険者っぽいおじさん達。間違いないね…ココは"冒険者ギルド"だ。異世界と言えばココは外せないと言う場所だと思う。よくある酒場とギルド受付が合体してるタイプだ。ココで良く主人公が道中強いモンスターを狩って空間魔法でしまったのを出して受付嬢が驚いてヤベーやつ認定されたりギルドマスターが出てきたり。それから…

 

「ったくよぉ…嬢ちゃん。良い加減冗談は辞めたほうが良いぜぇ?何も俺は怒ってる訳じゃねえからな?

 

勘違いしないでくれよ?只な…嬢ちゃんみたいのが"SS級冒険者"の怠惰の魔女なんて言う嘘を信じる奴はいないと思うぜ?なぁお前ら…何とか言ってやれよ!」

 

「おいおい…アイツ。田舎もんか?よりにもよって()()()に喧嘩売るなんて…見ない顔だから一応忠告はしとくか。命は流石に惜しいだろ」「そうだな…まあせいぜい半殺しだろう。…地雷さえ踏み抜かなければな」

 

「おーいあんまり挑発すんなよー死ぬぞー」ほんの優しさでそう声をかけるが…

 

「ハッ…冗談言うなよ…こんなガキに殺される訳ねえだろ?もし本当に死にかけたらそうだな。全員の会計俺が払ってやるよ」

 

そんな言葉など…どこ吹く風。それどころか客をさらに煽りだす。

 

「スラもっち」身体がふわりと持ち上がり師匠と目が合う位置まで来る。

 

「魔法撃てるなら私が奴に話しかけたらバラバラになった魔法で小さくなって奴の服に近づいて。その後奴の服を火の魔法で燃やして」

 

私を子供扱いした事を後悔してもらうそう言う彼女にそこに怒ってたんだ…と思いながらあまり気が進まないけどステータス画面を開く。と言うか燃やせられるのかな?

 

「大体…SSランクの冒険者が"底辺オブ底辺の超雑魚モンスター"スライム"と一緒に冒険者ギルドに来る訳ねえだろ」おじさんはそう言って笑う。

 

…「(訂正して)」「あぁ?聞こえねえなぁ…何だって?もっと腹から声出せよ。そんなちっちぇ体じゃ無理か」

 

「私の事は本当のことだけど…スラもっちは弱く無い。謝って」「あー分かった分かったはいはい俺に勝ったら謝ってやるよ」

 

こうして師匠と((カマセ))ゴホンゴホン…ツヨソーなおじさんとの戦いが始まった。

 

 

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