説明会の終了後、理事長室を出た。
皆緊張から強張った身体を解し始める。
沖野「終った。」
神風「さて、コースに行って見ようかな?」
沖野「いいね!一緒していいか?」
東条「私も一緒していいかしら?」
沖野「何なら新人同士皆で行かないか?」
神風「俺は構わないよ」
宇川「了解ッス!」
黒川「…」
沖野「黒川さんは行かないの?」
黒川「…了解」
沖野「ほんじゃあ、行きますか!」
神風「元気なやつだな~」
〜 コース場へ移動中 〜
沖野「やっぱり広いな〜」
宇川「そうっすね~」
宇川「お、丁度レースやってますね!」
沖野「どれどれ?」
東条「それにベテランの方も多いわね」
神風「模擬レースかな?」
黒川「…春だから新入生の勧誘だろう」
東条「毎年この時期はこういう熱気なのかしら?」
神風「俺等も新人だから分からないけどな。それに周りからは彼女らと同じ様に観られてるわけだ」
東条「そうね。視線がちょっと怖いわね」
黒川「…同感だな」
宇川「皆さん、いい場所確保したっすよ!早くしないと始まるっすよ!」
沖野「そうだぞ。早く来いよ!」
神風「あいつらは何で平気何だろな?」
東条「鈍感なんじゃないかしら?」
黒川「…そうだな」
宇川と沖野の居る場所へ移動する。
そしてタイミング良くゲートが開き、皆の視線が走っている方へ向けられる。
黒川「…」
宇川「…」
東条「…」
沖野「…」
神風「…」
先程迄とは打って変わっての様子に一部のベテラントレーナーからは、新しい時代の幕開けと思わせる異様な光景だと思わせる何かを感じようだった。それは間違えではなく、後にこの5人が始めて導くウマ娘がG1の舞台で争う事となる。
これは一部のウマ娘にも飛び火し、気付いた者たちはより一層の集中力が増し、レースは例年以上に静かな盛り上がりを見せる異様な光景となった。
やがてレースが終わりトレーナー達のスカウトやウマ娘からの逆指名が始まりだした。
神風「毎年こんな感じなのかな?」
東条「分からないわ。新人だもの」
神風「そうだよな~」
宇川「しかしスカウト成功するっすかね?」
沖野「何とかなるでしょ」
東条「呆れた。何も考えて無かったの?」
黒川「…」
神風「まあ、向こうの気持ちもあるしわかないですよ」
黒川「…新人だし、一人と契約出来れば良い方だろう」
宇川「各々頑張りましょう!」
神風「ここから先は同期でありライバルだからな!」
黒川「…ああ、そうだな」
沖野「まあまあ、堅い事は言わず頑張ろうや」
東条「そうね」
宇川「同感っす!」
神風「初めてスカウトするのが被らなきゃ良いな」
沖野「そうだな」
そして各々スカウトしたいウマ娘の下へ向かい出した。