仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第109話「いちばん大切なものって、 なぁに?」

ジョーカーに全てのキュアデコルとキャンディを奪われてしまい、みゆき達は落ち込んでいた。

 

なお「キャンディもデコルも・・・」

 

れいか「みんな、奪われてしまいました・・・。」

 

みゆき「まだだよ!」

 

あかね「みゆき?」 

 

みゆき「私、思い出したの!」

 

キャンディの短冊にデコルを飾っていたのを思い出す。

 

あかね「星デコル・・・!何で!?」

 

みゆき「笹を飾ろうと思って、私が掛けてたんだ。」

 

あかね「って事は・・・うん!まだ希望があるよ!」

 

香織「そう言う事ね。」

 

ポケットからイルカデコルを取り出す。

 

なお「キュアデコル!?」

 

あかね「何で香織はんがキュアデコルを?」

 

香織「これは念のためと思って私が預かってたの。」

 

なお「あれ?確かデコルは十六個しか無いんじゃなかったっけ?」

 

香織「もしかしたら、キュアデコルは十六個以上あるかもしれない。俺の予想だけどね。」

 

やよい「れいかちゃん?」

 

短冊を取り出すれいか。

 

れいか「みゆきたちと、ずっといっしょにあそぶくる・・・。」

 

なお「それって・・・」

 

あかね「キャンディの短冊・・・?」

 

みゆき「キャンディ・・・。」

 

やよい「ねえ、こんなのもあるよ。」

 

六つの短冊を取り出し、みゆきに渡すやよい。

 

あかね「ウチへの短冊・・・?」

 

なお「こっちはあたし・・・。」その短冊には、みんなに対しての願いが書かれていた。

 

やよい「私達一人一人への短冊も書いてくれたんだね。」

 

香織「キャンディ、私のも書いてくれてたんだ。」

 

みゆき「やっぱり・・・落ち込んでる場合じゃないよ。」

 

やよい「うん。」

 

なお「でも・・・キャンディはどこへ・・・?」

 

ポップ「おそらく、バットエンド王国でござるな。」

 

香織「だろうね。」

 

あかね「そこって・・・」

 

ポップ「皇帝ピエーロが封印されている場所・・・」

 

れいか「皇帝・・・」

 

やよい「ピエーロ・・・。」

 

ポップ「では、まずこの絵本に入るでござる。」外に出て、ポップが本を開く。

 

ポップ「バットエンド王国へ行くためには、まずはこれでメルヘンランドに行くでござるよ。」

 

あかね「よっしゃ、ほな行こか。」

 

ポップ「はっ!」

 

頷き、本の中に入るポップ。

 

ポップ「さっ!皆の衆!」

 

みゆき「待ってて、キャンディ。今行くからね。」

 

香織「よし、行くよ!」

 

香織達六人が本の中に入る。

 

七人を入れた本は、メルヘンランドへと向かった。

 

バットエンド王国

 

ジョーカー「され、一つ君に聞きたい事があります。」

 

鉄塔に拘束されたキャンディに尋ねる

 

ジョーカー「君はメルヘンランドで、特別な力を貰いませんでしたか?例えば・・・ミラクルジュエルとか・・・。」

 

キャンディ「そんなの知らないクル。」

 

ジョーカー「本当に~?」

 

キャンディ「知らないクル!」

 

ジョーカー「本当に~?」

 

キャンディに顔を近づける。

 

キャンディ「ホントクル・・・。」

 

ジョーカー「ふむ、どうも嘘ではなさそうだ・・・。本当にミラクルジュエルと関係が無いのか・・・。」

 

キャンディの元から離れる。

 

キャンディ「悪い事考えても無駄クル!プリキュアとディケイドは負けないクル!」

 

ジョーカー「ディケイドはともかく、プリキュアの方はどうでしょう?だってデコルはここに・・・」

 

ジョーカー「ん?」

 

デコルが足りない事に気付く。

 

ジョーカー「やってくれましたね、プリキュア。いいでしょう。ならばピエーロ様復活の最後のバットエナジー、あなた達から頂きますよ。」

 

メルヘンランド

 

本から七人が空から落ちて来る。

 

みゆきだけは着地失敗し、残りの六人は着地に成功した。

 

みゆき「ここが・・・メルヘンランド?うわ~っ、キレ~イ!」

 

なお「でも、妙に静かだよね。」

 

れいか「誰も・・・いないのですか?」

 

ポップ「ちゃんといるでござるよ。ただ、ピエーロとの戦いで女王様が眠ってしまってから、皆もすっかり落ち込んで、滅多に家から出なくなってしまったのでござる。」

 

みゆき「そうなんだ・・・。」

 

ポップ「一刻も早く、女王様を復活させねば。」

 

ジョーカー「それは困ります。」

 

ポップ「あの声は・・・!」

 

香織「アイツ・・・!」

 

トランプの束が崩れると同時にジョーカーが現れた。

 

あかね「誰や!」

 

ジョーカー「私はジョーカー。以後、お見知りおきを。」

 

ジョーカー「そして、またお会いしましたね。仮面ライダーディケイド。」  

 

香織「そうね、ジョーカー。」

 

ポップ「香織殿、どう言う事でござるか?」

 

やよい「またって・・・?」

 

れいか「会った事があるのですか・・・?」

 

香織「前にアイツと戦ったの。」

 

みゆき「ええっ!?」

 

なお「本当なんですか・・・!?」

 

ジョーカー「その通りです。ま、その時は私が負けましたが。」

 

ポップ「キャンディを返すでござる!」

 

ジョーカー「いえいえ。こちらこそ返していただきますよぉ。皆さんがお待ちの、最後のデコルをね。」

 

みゆき(もしかして、お姉ちゃんがもう一個持ってるの知らないのかな?)

 

なお「断ると言ったら・・・?」

 

ジョーカー「いいからさっさと・・・よこせ!」

 

みゆき「みんな!」

 

香織「行くわよ!変身!」

 

『レディー!』

 

みゆき・あかね・やよい・なお・れいか「 「 「 「 「プリキュア!スマイルチャージ!」 」 」 」 」

 

『ゴーゴー!レッツゴー!』

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

 

サニー「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

 

ピース「ぴかぴかぴかりんジャンケンポン!キュアピース!」

 

マーチ「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

 

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心・・・!キュアビューティ!」

 

ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ「 「 「 「 「五つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」 」 」 」 」

 

枚数のトランプを投げるジョーカー。

 

六人が跳躍してかわすと同時に、トランプが爆発する。

 

左右からピースとビューティが攻撃するも、一瞬で吹き飛ばされる。

 

次にハッピーが攻撃するも、ジョーカーがトランプの束になり、反撃で叩きつけられる。

 

今度はサニーが後ろから攻撃するも、片足で防がれる。

 

さらに攻撃を繰り出すも、かわされ、攻撃を受けて吹き飛ばされるジョーカー。

 

今度はネオディケイドが攻撃を繰り出し、互角の戦いを繰り広げる。

 

ネオディケイド「はっ!」

 

放った攻撃をガードするも、吹き飛ばされるジョーカー。

 

ジョーカー「おや?プリキュアとはこんなものですか?ディケイドの方があなた達より十分強いですよぉ。」

 

ハッピー「こうなったら・・・!プリキュア!ハッピーシャワー!」

 

ハッピーシャワーをジョーカーに向けて放つ。

 

だが、巨大トランプがハッピーシャワーを吸収してしまう。

 

ネオディケイド「何だと!?吸収した!?」

 

トランプが回転し、ジョーカーからハートのAになり、強力な黒い光線を放つ。

 

ポップが盾に変身して防ぐも、変身が解け、ボロボロの状態になって倒れてしまう。

 

ネオディケイド「ポップ!」

 

サニー「コイツ、舐めたらアカン!」

 

マーチ「みんなで力を合わせるんだ!」

 

ハッピー「うん!」

 

サニー「プリキュア!サニーファイヤー!」

 

ピース「プリキュア!ピースサンダー!」

 

マーチ「プリキュア!マーチシュート!」

 

ビューティ「プリキュア!ビューティブリザード!」

 

ハッピー「プリキュア!ハッピーシャワー!」

 

ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティが一斉に必殺技を放つ。

 

ジョーカー「この程度ですが?ガッカリです。」

 

ジョーカーに命中したと思ったが、トランプが必殺技を吸収していた。

 

ハッピー「そ、そんな・・・。」

 

驚きを隠せないハッピー達。

 

トランプから更に強力な黒い光線が放たれる。

 

ネオディケイド「ちっ!」

 

ネオディケイドはかわすも、プリキュア五人はその場かは動こうとしなかったため、大ダメージを喰らってしまった。

 

ジョーカー「さて、これでこちらの用事は・・・」

 

星デコルを確保しようとするジョーカー。

 

ネオディケイドライバー「アタックライド スラッシュ」

 

その時、ジョーカに向けてディケイドスラッシュを繰り出す。

 

寸前でレイピアで防ぐジョーカー。

 

ネオディケイド「俺がいるのを忘れるな。」

 

ジョーカー「そうでしたねぇ。すっかり忘れてましたよ!」

 

剣と剣から火花が飛び散る。

 

距離を取るディケイドとジョーカー。

 

ネオディケイドラバー「カメンライド ウィザード ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー」

 

ネオディケイドのボディを火の魔法陣が覆い、ウィザード フレイムスタイルにカメンライドした。

 

ネオディケイドウィザードはドライバーをチェンジした。

 

そして、画面上操作からリング画面とレバーを操作し、右手のリングを入れ替える。

 

ウィザードライバー「ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!コネクト・プリーズ」

 

右側に小型魔方陣が現れ、中へ手を入れ、引っこめるとウィザーソードガンを装備する。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「さあ、ショータイムだ!」

 

ジョーカー「はいっと!」

 

ディケイドに向けてトランプを投げつける。

 

トランプを真っ二つに切り裂くと同時に後ろで爆発が起こる。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「はっ!」

 

ジョーカー「があっ・・・!」

 

蹴りを放ち、ジョーカーを吹き飛ばす。

 

ジョーカー「ですが・・・!」

 

今度は跳躍して離れる。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「こいつらも出すか。」

 

ポップ(ジョーカーを圧倒するなんて・・・やはり凄いでござる・・・!仮面ライダーは腰のベルトで変身する戦士でござったか。またベルトが変わり、指輪で魔法を発動するとは・・・)

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「こいつも出すか。」

 

バイオ画面から2のリッカーをラクーン警察署内からゲート召喚。

 

ジョーカー「今度は何ですか?向こう側に見える建物内は!?」

 

マーチ「あいつはリッカー!?」

 

ハッピー「みんな シーだよ。」

 

ピース「うん。」

 

サニー「そうやな・・・。」

 

ビューティ「はい。」

 

マーチ「そうだね。」

 

ハッピー達はリッカーの特性をバイオ世界で見て来た為、静かにする。

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイルは悟天に向かって、ジェスチャーで伝える。

 

悟天は頷く。

 

2人はリッカーからそーっと距離を置くと、

 

ジョーカー「どうしたんですか?」

 

すると、リッカーが即反応し、ジョーカーへ向かっていき、引っ掻きを行っていく。

 

ジョーカー「何なんですか!?」

 

リッカーは引っ掻きを行っていくが、ジョーカーはカード型の壁で何とか防ぐ。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイルはリッカーをゲーム世界へ戻す。

 

ウィザーソードガン ソードモード「キャモナスラッシュシェイクハンズ!」

 

ハンドオーサーを起動させる。

 

ウィザーソードガン ソードモード「フレイム!スラッシュストライク!ヒー!ヒー!ヒー!ヒー!ヒー!ヒー!』

 

左手にはめてるフレイムリングをスキャンする。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「はあーっ!」

 

スラッシュストライクを横振りで放つ。

 

ジョーカー「ぐうっ・・・!」

 

スラッシュストライクが命中する。

 

ジョーカー(プリキュアはともかく、ディケイドが相手では流石にキツイですねぇ・・・。)

 

片膝をつくジョーカー。

 

ジョーカー「ではディケイド、あなたには一旦退場してもらいますよ。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「何?」

 

ジョーカーが指を鳴らすと同時にディケイドがトランプの束に包まれる。

 

ハッピー「ディケイド!!」

 

トランプの束が崩れると、そこにはディケイドの姿は無かった。

 

ピース「ディケイドが・・・消えちゃった・・・!」

 

ハッピー「ディケイドを・・・どこへやったの!」

 

ジョーカー「離れた場所に飛ばしました。そこまでなら、時間も十分ですしね。」

 

その頃

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ここはどこだ・・・?早くあいつらの元へ向かわないと!」

 

オーロラカーテンからマシンディケイダーが現れた。

 

ネオディケイドウィザードはドライバーを一度戻し、ネオディケイドに戻り、マシンディケイダーに乗り、五人の元へ向かう。

 

ジョーカー「では、用事も済みましたし、邪魔者もないなくなった所で、頂きましょうか。最後のバットエナジーを。」

 

星デコルを広い上げる。

 

ジョーカー「世界よ!最悪の結末、バットエンドに染まりなさい!」

 

闇の絵本の空白のページを闇の黒い絵の具で黒く塗りつぶす。

 

周りの空が闇に染まる。

 

ネオディケイド(この感じ・・・バットエンド空間・・・!早くしないと!)

 

スピードを上げる。

 

ジョーカー「おやぁ?どうしましたか、皆さん?さあ、もう絶望してもいいんですよぉ。」

 

ハッピー「絶望なんか・・・しないもん・・・!」

 

ジョーカー「何故?」

 

顔を近づけるジョーカーと怯えるハッピー。

 

ジョーカー「だってもう、どうにもならないじゃないですか。何せ、私にも勝てないあなた達が、ピエーロ様に叶うわけ無いでしょう?唯一私に対抗出来るディケイドもいない今、あなた達なんて敵ではありませんしね。その上、女王の復活も出来ない。輝く未来もスマイルも、もう、ありえない。ならば、あなた達に残されているのはただ一つ。無限の絶望だけです。」

 

マーチ「そんな・・・。」

 

プリキュア達からバットエナジーが出て来る。

 

ハッピー「な、何これ・・・?そんな・・・。」

 

プリキュア五人から出て来るバットエナジーがジョーカーの周りに集まる。

 

ネオディケイド(あれはバットエナジー・・・!?何でみんなから出て来てるんだ・・・!?)

 

到着と同時にネオディケイドの目に映ったのは、五人からバットエナジーが出ていた。

 

ジョーカー「おやぁ?バイクで来るとは意外と速かったですねぇ、ディケイド。ですが、もう用はありません。これでピエーロ様が復活するのですから。」

 

ネオディケイド「おい・・・お前の持ってるのが最後の・・・!」

 

ジョーカー「その通り。最後のバットエナジーでございま~す。それでは、よい絶望を・・・」

 

指を鳴らすと同時にトランプの束に包まれて去って行くジョーカー。

 

ネオディケイド「お前ら・・・。」

 

雨の降りしきる中、落ち込むみゆき達。

 

れいか「私達は、これからどうしたら・・・。」

 

ポップ「拙者が行くでごさる。キャンディを助けに。」

 

あかね「せや、まずそれやな。」

 

なお「そうだね。」

 

れいか「待ってください。ジョーカーに全く歯が立たなかった私達に、何が出来るのでしょうか?それに、最後のバットエナジーと言ってました。と言う事は・・・」

 

あかね「それなら、なおさら早よ行かな・・・!」

 

やよい「でも・・・!もし、ピエーロが復活しちゃって、デコルも取り返せなかったら・・・どうなるの・・・?」

 

あかね「えっ・・・?」

 

やよい「そうなったら・・・今度こそ私達・・・どうなっちゃうの?もしかしてもう、元の世界に帰れなくなるんじゃ・・・。」

 

あかね「それは・・・!」

 

やよい「どうして、こんな事になっちゃったの・・・?」

 

れいか「それはきっと、私達がプリキュアだから・・・」

 

なお「メルヘンランドを救う使命がある・・・。」

 

あかね「せやけど・・・せやけどこんなん・・・聞いてへん・・・!」

 

やよい「お母さんや学校のみんなにも二度と会えなくなるかもしれない。」

 

やよい「そんなの私・・・怖いよ・・・。」

 

れいか「私も・・・怖いです・・・。」

 

なお「あたしも・・・。」

 

あかね「ウチかて、怖いわ・・・。」

 

みゆき「じゃあ、キャンディは、どうなるの・・・?」

 

なお「何もしないでこのまま帰るなら、見捨てるって事になる・・・。」

 

あかね「そんなん誰も言うてへんやん!」

 

なお「でも結局はそう言う事だよ・・・。」

 

やよい「そんな!そんな事・・・!」

 

なお「そう言う事に・・・!なっちゃうんだ・・・。」

 

無言で立ち上がり、移動するポップ。

 

ポップ「皆の衆、巻き込んで済まなかったでござるな。」

 

なお「ポップ・・・?」

 

ポップ「今ならまだお主達の世界に帰れるでごさる。皆大切な家族がおるでござろう。元々は、拙者達の国の事。後は拙者に任せるでござる。」

 

やよい「そんな!無茶だよ!」

 

ポップ「承知の上。」

 

れいか「冷静になって下さい・・・!」

 

ポップ「無茶でも!行くしか無いでござる!拙者一人でも、誰が相手でも・・・!だって、キャンディが待ってるでござる!早く行けないと、妹が・・・!キャンディが・・・!」耐え切れずに泣き出すポップ。

 

やよい「ディケイド・・・?」

 

ポップの元へと向かうナツ。

 

ポップ「ディケイド殿・・・?」

 

ネオディケイド「俺も行くぞ。」

 

ポップの前で手を差し伸べる。

 

ネオディケイド「俺はポップと一緒に、キャンディを助けに行く。」

 

なお「無茶です・・・!」

 

ネオディケイド「二人ならまだマシだと思うがな。」

 

みゆき「私・・・どうしたらいいのか分からない。でも、これは凄く、ちゃんと考えなきゃいけない気がする。うまく言えないけど、自分にとって、何が一番大事なのか。」

 

れいか「それは、全てを捨ててキャンディを助ける事か、それとも、家族か友人を取るかと言う事ですか?」

 

みゆき「それとも・・・もっと違う・・・何か。」

 

ポップ「ならば、こうするでござる。」

 

れいか「ポップさん・・・?」

 

ポップ「バットエンド国王は、満月の間しかその姿を見せないのでござる。そしてそれが今夜。拙者とディケイド殿は、夜まであそこで待つでござる。」

 

石柱が並んでいる場所の方を向く。

 

ポップ「後は皆の衆、それぞれご自身で決めて下され。ディケイド殿、行くでござる。」

 

ネオディケイド「ああ。どうするかは、自分自身で決めるんだ。」

 

石柱が並んでいる場所へと向かうが、一度変身を解くネオディケイドとポップ。

 

れいか「やよいさんの言う通り、もう自分の世界には戻れないかもしれません。」

 

みゆき「だから、みんなちゃんと自分で考えよう。」

 

みゆき「自分にとって、何が大切なのか。」

 

夜まで一人だけで自分の気持ちを整理する事にしたみゆき、あかね、やよい、なお、れいか。

 

みゆき(私にとって、一番大事なものって何だろう?お母さん?お父さん?みんな?学校のみんな?プリキュア?キャンディ・・・?)「キャンディは、私にとって・・・」

 

あかね(そら、キャンディはめっちゃ大事な友達や。)「でも・・・。」

 

れいか(キャンディを助けるために・・・でももし・・・)

 

やよい(絶望・・・絶望って何だろう・・・?)

 

なお(家族も、友達も、あたしも・・・みんな消えてしまう事・・・?)

 

みゆき(それは・・・嫌だな・・・。私は、家族も友達も、キャンディも、みんな一緒がいい。みんなとずっと、一緒にいたい。)

 

あかね「確か・・・」

 

なお「ポケットに・・・」

 

やよい「キャンディの・・・」

 

れいか「短冊が・・・」

 

キャンディの書いた短冊を思い出し、取り出す五人。

 

みゆきの短冊には『みゆきといっしょにあそびたいくる』と書かれていた。

 

みゆき(そうだ・・・あの時キャンディと出会って始まったんだよね。プリキュアになって、みんなと仲良くなって、お姉ちゃんが来て・・・それからの私の、みんなとの全部が、すごくウルトラハッピーだった。そうだ・・・それなら・・・)

 

あかね(色々考えたけど、結局、よお分からん。でも・・・)

 

自分に対して書かれたキャンディの短冊を見る。

 

あかねの短冊には『あかねとおこのみやきたべたいくる』と書かれていた。

 

あかね(今、ウチの心の中にあるこのモヤモヤした感じ、これが多分、ウチの答えや。何を取るかやない。ウチが今、何がしたいか。)

 

『やよいとおえかきしたいくる』と書かれた短冊を見るやよい。

 

やよい(キャンディやみんながいてくれたから、私はすごく素直になれた。みんながいるから、私もいられる。だったら・・・逃げるなんて出来ない。大切な友達を失う事の方が、もっともっと怖い。)

 

なお(あたしの大切なもの・・・家族?友達?あたしは・・・どっちも護れない。大切なものを分けて考えるなんて、無理だったんだ。)

 

歩きながら『なおとサッカーしたいくる』と書かれた短冊を見る。

 

なお(だったらあたしの選ぶ道は・・・最初から決まってた!)

 

れいか(世界、人々、その笑顔・・・プリキュアが守るべきものはたくさんあります。)

 

れいか(プリキュアとしてではなく、私自身が今守りたいもの・・・)

 

『れいかとおしゅうじしたいくる』と書かれた短冊を見る。

 

五人心の中でキャンディを助けたいという気持ちでいっぱいになった。

 

石柱の辺りで五人を待つ香織とポップ。

 

ポップ「香織殿、それはキャンディが書いた短冊でござるか?」

 

香織「ええ。」

 

石柱を背にして立っている香織と上に乗っているポップ。

 

香織の持っていた短冊には、『かおりといっしょにしゃしんとりたいくる』と書かれていた。

 

ポップ「香織殿は何故複数の転生特典の力の一つに仮面ライダーのベルトを選んだのでござるか?」

 

香織「みんなと人々の自由と平和を守りたいから、仮面ライダーのベルトを選んだ。それだけよ。」

 

ポップ「そ、そうでござるか。」

 

あかね、やよい、なお、れいかの四人が指定場所に着くと、そこにはみゆきがいた。

 

石柱を背に香織とポップもいた。

 

みゆき「みんな、ゴメン。」

 

あかね・やよい・なお・れいか「 「 「 「えっ?」 」 」 」

 

みゆき「私ね、結局何が一番大切なのか、よく分からなかった。でも、一つだけはっきりした。私・・・キャンディが大好き。それと同じだけ、友達も、家族も大好き。だから、みんな一緒がいい。みんな一緒の未来が、きっと私の、ウルトラハッピーなんだって。」

 

あかね「私達の、やろ?」

 

手を差し出すあかね。

 

あかねの手に手を乗せるやよい、なお、れいか。

 

みゆき「みんな・・・。五つの光が導く未来。輝け。」

 

みゆきも手を乗せる。

 

みゆき・あかね・やよい・なお・れいか「 「 「 「 「スマイルプリキュア!」 」 」 」 」

 

香織「どうやら、答えは出たみたいね。」  

 

みゆき「行こう、キャンディを助けに!」

 

香織「行くましょう!みんな!」

 

みゆき・あかね・やよい・なお・れいか「「「「「はい!」」」」」

 

ポップ「了解でござる!」

 

香織「変身!」

 

香織はネオディケイドに変身。

 

そしてキャンディを助けに向かう七人であった。

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