仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:タイムマシン(2002)
いつものようにあかねが教室に入ると、四人の様子がいつもとはおかしい事に気付いた。
あかね「おっはよー。」
みゆき「あ、あかねちゃん!おはよう!」
あかね「何や?ウチに隠し事か?」
みゆき「ち、違うよあかねちゃん、別に・・・!」
あかね「みゆき指!どないしたんコレ?」
みゆきの手にはハンドエンドが多く張られていた。
みゆき「えっ、あ、何でも無いよ・・・」
あかね「さては料理か何かで失敗したんやな!」
みゆき「そ、そうそう!」
あかね「ホンマおっちょこちょいやな。気ぃ付けや。」
みゆき「ホームルーム始まっちゃうよ。ホラホラ!」
みゆきがあかねを机の方へ連れて行く。
それを見たやよい達三人はほっとした表情をした。
佐々木「今年の校内芸術コンクールのテーマは、『私の宝物』に決まりました。」
あかね「ほー、宝モンかー。何かオモロそうやな。みゆきは何か宝モンとかあるん?」
みゆき「私はね―――」
豊島「俺はやっぱギターだな。寝る時以外ずっと弾いてるぜ。」
男子生徒1「僕は天体望遠鏡。」
女子生徒1「私は修学旅行で買った、まゆとおそろいのキーホルダーかな。」
男子生徒2「僕は柔道の黒帯。」
男子生徒3「俺はゲームのセーブデータ!」
なお「それは宝物とは言わないでしょ。」
男子生徒3「そうなの?」
あかね「へえ、みんな色々あんねんな。」
みゆき「あかねちゃんは?」
あかね「ウチ、今までそう言うの考えた事無かったんやけど、何か欲しいなって来たわ!」
「よっしゃー!ウチと自分の宝モン、探すでー!」
あかねは、自分の宝物を探す事を決めたのであった。
バッドエンド王国
ウルフルン「ジョーカー!一体何の用だ?こんなトコに呼び出しやがって・・・!」
ジョーカー「何の用?あなた、自分が今どういう状況か分かって無いようですね。あなた方は誰一人プリキュアとディケイドを倒せない。ピエーロ様はお怒りです。」
振り向いたジョーカーの目は、赤だった。
ウルフルン「そ、そっちこそ!一体いつになったらピエーロ様が復活するんだ!大体、ピエーロ様は・・・!」
ジョーカー「ウルフルンさん!あなたまた、昔に戻りたいんですか?選びなさい。あなたでもディケイドは倒せなくても、プリキュアの一人ぐらいは倒せるでしょう?」
ピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルーのカードを取り出す。
「これが最後のチャンスです。」
ジョーカー「キュアサニーですか。」
オレンジのカードを取り、キュアサニーに狙いをつける。
ウルフルン「アイツには因縁があるからな。」
そう言ってカードを燃やし、ジョーカーの元から去って行く。
ジョーカー「健闘を祈りますよ。」
持っていた四枚のカードを燃やす。
七色ヶ丘中学校 屋上
あかね「宝モンかー。みんなは何か宝モンとかあるん?」
昼食中に、他のみんなに宝物ら何かと尋ねる。
みゆき「私は小さい頃におばあちゃんから貰ったシンデレラの絵本!」
なお「あたしらスパイクシューズ。」
やよい「私は大陽マンのツーショット写真!」
れいか「青木家には宝物の掛け軸があります。」
キャンディ「キャンディはロイヤルクロッククル!」
みゆき「お姉ちゃんはきっとカメラだよね。」
やよい「カメラ以外にあるのかな?」
なお「どんな物か、今度聞いてみよっかな。」
あかね「って言うか、宝モンって何なんやろ・・・?」
なお「その人によって、大事な物って事じゃないの?」
やよい「自慢の物!」
れいか「貴重な物の事でしょうか・・・?」
みゆき「そう言われると確かに悩んじゃうけど、きっとワクワクして絶対になくしたくない物じゃないかな?」
あかね「なくしたくないモン?」
みゆき「あかねちゃんなら、好きな物はたくさんあるから、きっとすぐ見つかるよ。」
あかね「そうか!ヒントは自分の好きなモンか!燃えて来たで!」
立ち上がり、弁当を掻き込む。
なお「その意気その意気。」
自分の好きな物―バレーとお好み焼きを思い浮かべるあかね。
バレーは好きだが、宝物と言うのにはチョット違うような気がし、お好み焼きも好きだが、これとだからというわけでは無かった。
店の手伝い中のあかね。
店には皿を運んだり、片付け等をしてる地味な服装でエプロン姿の香織もいた。
あかね「らっしゃーい!」
みゆき「やっほー!」
あかね「みんな!上がってー。」
みゆき達四人が店に入る。
正子「あかね、今日はもうええで。」
あかね「ええの?」
正子「そういや、アンタに英語の手紙来とったで。」
あかね「手紙?英語?」
みゆき・やよい・なお・れいか「 「 「 「もしかして!」 」 」 」
香織(彼?)
みゆき・やよい・なお・れいか「 「 「 「ブライアン?」 」 」 」
あかね「ホンマに!?」
あかねの部屋「Dear AKane・・・『Dear』って何や・・・?」
れいか「『親愛なるあかねさんへ』って言う意味です。」
あかね「何なちょっと恥ずかしいな・・・」
やよい「あっ!ここに『Like』って書いてあるよ!」
みゆき「『Like』って好きって意味だよね!」
なお「ブライアンってば、愛の告白!?」
あかね「な、何言うてんねん・・・・」
れいか「おそらくこの『Like』は『あかねさんの笑顔は大陽のようだ』と言う意味になるかと・・・。」
みゆき・やよい・なお「 「 「なーんだ、残念・・・。」 」 」
キャンディ「残念クル!」
香織「恋愛の意味ならLikeじゃなくてLoveの方じゃない?」
香織がドアの前に立っていた。
みゆき「え、お姉ちゃん!?いつからいたんですかの!?」
香織「みゆきが『Likeって好きって意味だ!』って言った所から。ついさっき上がっていいって言われたから、みんなを呼んで帰ろうと思ったの。」
あかね「大陽みたいな笑顔か・・・」
やよい「何笑ってるのあかねちゃん?」
あかね「い、いや別に・・・」
キャンディ「あかね、嬉しいクル?」
みゆき「大陽かー・・・確かにあかねちゃんが笑ってると、こっちまで元気になるもんね!」
れいか「大陽と言う言葉がぴったりですね。」
あかね「何や嬉しいけど、照れてまうな・・・。」
キャンディ「それじゃあこの手紙があかねの宝物クル?」
あかね「何言うてんねんキャンディ!」
ベッドに乗っかり、キャンディをくすぐる。
キャンディが笑うのと同時にみんなが笑い合う。
あかね「でもウチな、自分の宝モンって何やろうって、考えてみたけど、まだよお分からんねん。大事なモンはぎょーさんあんねんけど、宝モンって言われると、何かピンと来んくて。ほんならまた明日な!」
別れの挨拶をするが、みんな帰ろうとしなかった。
あかね「?」
みゆき「あかねちゃん、今日ね、これを渡そうと思って来たの。」
カバンからマスコットを取り出し、あかねに差し出す。
あかね「これ・・・みんなが作ってくれたん?」
キャンディ「あかね、明日の試合頑張るクル!」
あかね「あっ!もしかしてみゆきの手・・・!」
みゆき「ああこれ?私お裁縫とかヘタだから、お姉ちゃんに教えてもらいながら・・・」
みゆき達に抱きつくあかね。
みゆき「あ、あかねちゃん?」
あかね「メッチャ嬉しい・・・メッチャ嬉しいわ!最高や!もうメッチャ幸せや!ホンマに、ホンマに、ホンマにおおきに!」
みゆき「良かった!喜んでもらえて!」
あかね「こんなんメッチャ嬉しいに決まってるやん!」
やよい「みゆきちゃんがね、あかねちゃんの試合に何かお守りを作ろうって。」
あかね「みゆきが・・・?」
みゆき「やよいちゃんがデザインしてくれたんだよ。」
やよい「あんまり上手くないけど・・・」
みゆき「それでれいかちゃんが、綺麗な生地を選んでくれてね。なおちゃんとお姉ちゃんがお裁縫を教えてくれて、みんなで作ったんだよ」
キャンディ「キャンディも一緒に縫い縫いしたクル!」
みゆき「そうだよね。」
あかね「宝モノ・・・見つかった!この人形、ウチの宝モノにすふ!」
みゆき「うん!明日の試合、頑張ってね!」
香織「私達も見に行くからな。」
あかね「もちろんや!ウチにも宝モノが出来た・・・嬉しいなぁ、嬉しいなぁ!」
嬉しそうに何度もマスコットわや見ながら笑う。
あかね「あっ縫い目がちょっとガタガタやん!ここ縫ったんみゆきやな。まっすぐなトコはなおかな?れいかかな?香織はんかな?バレーボールも細かいなー。あっ!やよいがバレーボールスケッチしてたんはこの事やな!」
やよい「ワクワクして絶対なくしたくないモン。」
あかね「それだけやない。宝モンがあったら、パワーがみなぎって来るわ!明日の試合、頑張んでー!」
大会当日。
あかね(よっしゃ!今日の試合頑張んで!)
ウルフルン「待ってたぜキュアサニー。」
あかね「アンタは・・・何しに来たんや!」
会場の近くで待ち伏せしていたウルフルンと出くわす。
ウルフルン「テメエと一対一で決着を付けに来たんだよ。」
あかね「何やて・・・!?」
そのままバッドエンド空間を作り出し、あかね以外の人達が絶望に染まる。
あかね「みんなが・・・何すんねん!」
ウルフルン「テメエの大切なモンを全てブチ壊してやるぜ。覚悟しろ。」
『レディー!』
あかね「プリキュア!スマイルチャージ!」
『ゴーゴー!レッツゴー!』
サニー「大陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」
ウルフルン「行くぞキュアサニー!出でよ!ハイパーアカンベェ!」
黒っ鼻とバレーボールが組み合わさったハイパーアカンベェが創られ、その中にウルフルンが入る。
サニー「あれ?このアカンベェ・・・最初の時と同じやん!」
このバレーボールのアカンベェは、サニーが初めて戦ったのと同じタイプだった。
キュアサニー「さてはネタ切れやな?」
ウルフルン「ネタ切れじゃねぇ。テメエの大切にしてもモンでテメエをブッ潰して、二度と笑えないようにしてやるぜ!行くぞ!」
二つの拳がぶつから合うが、パワー負けしたサニーがガードして防ぐも、吹き飛ばされる。
ウルフルン「俺はテメエが大嫌いなんだよ!いつもヘラヘラ笑ってムードメーカー気取りやがって!」
また向かってきたサニーを殴りながら叫ぶ。
ウルフルン「何が笑顔だ!テメエ達のやる事は全部ムカつくんだよ!何もかも、ブッ壊してやるぜ!」
強烈な一撃が命中し、片膝をついてしまう。
サニー「何やねん、一体・・・?」
ハイパーアカンベェが放ったボディプレスが命中してサニーもカバンも吹き飛ぶ。
その時、マスコットの紐がちぎれ、ハイパーアカンベェの近くに飛ばされる。
ウルフルン「何だコレ?」
マスコットを掴む。
サニー「ウチの宝モンや!」
ウルフルン「宝モンだぁ?こんなちっちゃい人形がか?」
サニー「ちゃっちく無い!みんながウチのために作ってくれた、たった一つの人形や!」
ウルフルン「ホントにテメエらは下らねえ。」
マスコットを握り潰そうとする。
サニー「返せ!」
取り戻すために迎撃に向かう。
ウルフルン「るせえ!」
放った拳が命中し、吹き飛ばされる。
ウルフルン「言っただろ?テメエの大事なモンは―――」
サニー「アカン!」
ウルフルン「全部ブッ壊してやるってよ!」
マスコットを握り潰す。
ウルフルン「こんなチンケなモンが宝物だとは、笑っちまうぜ!」
潰されたマスコットが落ちる。
サニー(ウチの宝モンが・・・壊れてもうた・・・!)
ウルフルン「そんなモンが宝モンとは、笑っちまうぜ。プリキュアも一人ずつなら楽勝だ。次は・・・キュアハッピーだ!」
ハッピーを倒そうとしてサニーから去って行く。
サニー(アカン・・・絶対にアカン・・・それだけは・・・絶対に・・・)「待たんかい!」サニーが立ち上がり、叫ぶ。
ウルフルン「あん?」
足を止めるハイパーアカンベェ。
サニー「行かせへん・・・」
震える手を片手で抑える。
ウルフルン「ビビッてんじゃねえか。」
サニー(震えが止まらん・・・みんながいなくなる時の事を考えたら・・・!)
ウルフルン「何だ?またやる気か?」
ハイパーアカンベェに向けて走り出す。
ウルフルン「テメエはもう負けたんだ!大人しくオネンネしてろ!」
サニー「嫌や!絶対に行かせへん!」
拳からラッシュを繰り出す二人。
サニー「やっと分かったんや!ウチのホンマもんの宝モンが!バレーとお好み焼きと、ウチの大切なモンは全部みんなと繋がっておった!みんながおるからウチは、自分の好きなモンに、一生懸命になれたんや!」
ウルフルン「うるせえ!」
両手を組み合わせて、叩きつける。
ウルフルン「一人じゃ何も出来ねえ弱虫野郎が、偉そうに語ってんじゃねえよ!」
サニー「別に偉そうになんかしてへんやろが。ディケイドも言ってたで!!偉そうにしているかは態度とかによる言葉で大体分かるってな!!それにや!!みんなかおったらどんな時でも・・・百倍も千倍も力が湧いて来るんや!それがウチの一番の・・・宝モンや!」
同時にサニーの周りから炎が放たれ、その炎でハイパーアカンベェが吹き飛ばされる。
ウルフルン「絶対に無くしたくないウチの宝モン、絶対に壊させへん!」
サニーの全身が光に包まれていた。
ウルフルン「クソがぁ!俺だって負けるわけには行かねえんだ!」
連続でラッシュを繰り出し、サニーの一撃が打ち勝つ。
サニー「プリキュア!サニーファイヤーバーニング!」
サニーの新たなる技、サニーファイヤーバーニングが放たれる。
ダメージは与えたものの、まだ健在し、力が切れたサニーに光線を放つ。
ウルフルン「消えろ!」
するとその時、五つの技が光線に命中し、考察されて消滅する。
ハッピー「サニー、大丈夫?」
サニー「みんな・・・」ハッピー、ピース、マーチ、ビューティ、ネオディケイドが駆け付けた。
ハッピー「私達の大切な友達を―――」
ハッピー・ピース・マーチ・ビューティ「 「 「 「これ以上、傷つけさせない!」 」 」 」
ウルフルン「上等だ!テメエら全員、ブッ壊してやる!」
ネオディケイド「そんな事させるか!」
ライドブッカーからカードを取り出す。
ネオディケイドライバー「カメンライド リュウキ」
ネオディケイドは龍騎にカメンライドした。
ネオディケイドライバー「フォームライド リュウキ サバイブ」
ネオディケイド龍騎はサバイブにフォームチェンジし、ドラグバイザーツバイを装備する。
ネオディケイドライバー「アタックライド アドベント」
ドラグランザー「ギャオオオォォォ!」
ハイパーアカンベェの後ろに現れ、火炎放射を放つ。
ハイパーアカンベェに命中し、前から倒れる。
サニー「みんな、行くで!」
ハッピー・ピース・マーチ・キャンディ「 「 「 「うん!」 」 」 」
ビューティ「ええ!」
ネオディケイド龍騎サバイブ「ああ!」
ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド リュ リュ リュ リュウキ」
ドラグランザーがバイクモードにチェンジし、ドラゴンファイヤーストームを放つ。
ハッピー「開け!ロイヤルクロック!」
ロイヤルレインボーキュアデコルをロイヤルクロックにセットする。
キャンディ「みんなの力を一つにするクル!」
キャンディが上部のボタンを押す。
キャンディがボタンを押すと同時に、フェニックスが現れる。
トリガーを引いてキャンドルを着火させ、ペガサスのオーラに五人が騎乗する。
ハッピー「届け!希望の光!」
サニー・ピース・マーチ・ビューティ「 「 「 「はばたけ!光り輝く未来へ!」 」 」 」
空に鳳凰座を描き、五人分の巨大なフェニックスのオーラを纏う。
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ「 「 「 「 「プリキュア!ロイヤルレインボーバースト!」 」 」 」 」
ドラゴンファイヤーストームが先に命中し、ロイヤルレインボーバーストが命中する。
キャンドルの炎を吹き消す五人。
ハッピー「輝け!」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ「 「 「 「 「ハッピースマイル!」 」 」 」 」
ひよこデコルを手に入れる。
ウルフルン「負けた・・・!俺は一体どうなっちまうんだ・・・!」
ウルフルンが撤退する。
あかね「みんな、ゴメンな。せっかく作ってもらったのに。」
みゆき「いいよ、また作り直すから。ねえ?今度は上手く縫えると思うし。」
あかね「ありがとう。でと、このままでええねん。ウチは世界でたった一つの、この宝物がええねん。ホンマに大事なモンが何か、分かったから。」(無くす前にちゃんと気付けて良かった。)「見つかたったん、ウチの自慢の宝モン!」
香織「その宝物は?」
みゆき「何々?」
あかね「それはウチだけの秘密や!」
あかねは自分のだけの宝物が出来たのであった。
後日。ふしぎ図書館 秘密基地
なお「そう言えば、香織さんの宝物って何なんです?」
香織「私の?」
あかね「そや!聞こうと思っとったんや!」
香織「もちろん!このカメラだけど!」
トイカメラをみゆき達に見せる。
あかね「カメラ以外に宝物は無いんか?」
やよい「私も知りたいです!」
なお「あたしも知りたいです。」
みゆき「私も!」
れいか「教えてもらっていいですか?」
キャンディ「キャンディも知りたいクル!」
香織「分かった。それは絆かな。」
みゆき「き、絆・・・?」
香織「皆と出会って、共に戦って築いてきた証明って事。」
やよい「そ、そうですか・・・。」
あかね「なるほどな・・・」
なお「そうですか・・・。」
れいか「絆・・・いいですね。」
キャンディ「香織と築いてきたキャンディ達との「絆」が宝物クル!!」