仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
海鳴市藤見町 海鳴商店街 喫茶店翠屋
香織もお世話になっている高町家の喫茶店で働く。
お客さんから男性客から注文を取っていた。
香織「ご注文伺います。」
桃子「お待たせしましたー」
女子高生「わぁ!?美味しそう!」
忍「ねー恭也・・・なのはちゃんのことなんだけどさ」
恭也「・・・ん・・・?」
忍「最近何か悩みでもあるのかな?私が見てても思うし・・・すずかが結構気にしてるの」
恭也「そうだな・・・最近は朝も何かしているようだし 夕方や夜の外出も多いしな」
忍「おせっかいかもしれないけど・・・ちょっとお話聞いてみてもいいかな?」
恭也「それは有難いことだが・・・多分・・・何も話さないと思うな」
忍「私じゃ・・・だめかな?」
恭也「ああ 違う そうじゃない 忍には話さない・・・ってことじゃなくて 多分・・・誰にも話さない しかし、香織ちゃんには話したかもしれんが・・・昔から自分一人の悩み事や迷い事があるときは・・・いつもそうだったから」
忍「そうなんだ・・・」
恭也「まあ・・・あまり心配はいらないさ きっと自分で・・・答えにたどり着くから」
忍「そっか・・・・・・」
アルフは缶詰などを食べていた。
アルフ「♪~♪♪~♪ こっちの世界の食事も・・・・・・うん・・・ まーなかなか悪くないやね・・・・・・」
アルフは完食する。
アルフ「ふー・・・さて・・・・・・うちのお姫様は・・・・・・っと・・・・・・」
フェイトはベッドで寝たきりであった。
アルフ「あー・・・・・・まだ食べてない・・・・・・」
アルフはフェイトの元へ。
アルフ「だめだよ・・・・・・食べなきゃ」
フェイトの背中には複数の傷跡が。
フェイト「・・・・・・少しだけど・・・食べたよ 大丈夫 ほら アルフが買ってきてくれたケーキも すごく美味しかった・・・・・・」
アルフ「広域探索の魔法はかなり体力使うのに・・・・・・フェイトってば ろくに食べないし休まないし・・・心配だよ・・・その背中の傷だって・・・軽くはないんだよ・・・?次のジュエルシードも・・・おおまかな位置特定は済んでるし発動するまでは強制発動でもさせない限り正確な場所を特定するには時間がかかる・・・・・・頼むから今の間だけでも少し休んでくれよ」
フェイト「・・・うん・・・・・・でも あんまり・・・母さんを待たせたくないんだ・・・」
アルフ「・・・・・・あんたのお母さんは・・・なんであんなモノ欲しがるんだろうね」
フェイト「さあ・・・・・・わからないけど理由は関係ないよ・・・・・・母さんが欲しがっているんだから・・・・・・手に入れないと」
アルフ「そりゃー・・・フェイトはあたしのご主人様であたしはフェイトの使い魔だから・・・・・・フェイトがそれで良いって言うなら・・・・・・仕方ないけど さ・・・・・・あたしは・・・・・・フェイトが心配なんだよ」
フェイト「・・・ありがとうアルフ・・・わたしにはこうしてアルフもパルディッシュも側にいてくれる・・・・・・だから 大丈夫」
アルフ「フェイト・・・・・・」
フェイト「・・・・・・平気だよ・・・・・・わたし 強いから・・・」
フェイト(それは もうずいぶんと遠く感じる記憶 私がまだ幼かった頃 わたしと母さんが暮らす移動庭園はミッドチルダ南部の山あいの地「アルトセイム」に停泊していた 母さんは研究室にこもりっきりでずっと魔法の研究をしていて わたしは庭は山の中で魔法の練習や戦闘訓練の日々 わたしの隣にはまだアルフもバルディッシュもいなくてひとりきりな事も多くて・・・そんな毎日が寂しくなかったと言えば嘘になるけど だけど温かい思い出もたくさんあった日々」
???「おはようフェイト」
フェイト「はぁい おはようリニス」
リニス「食事の用意は出来てますよ 体調はどうですか?」
フェイト「うん 悪くないよ」
リニス「なによりです」
フェイト(リニスはわたしの身の回りの世話と魔法の教育のために母さんが作った母さんの使い魔)
リニス「今日はいい天気です 外でいただきましょうか」
フェイト「うん」
フェイトはテーブルの椅子に座る。
フェイト「母さんは今日も?」
リニス「ええ・・・研究室で摂るそうです フェイト・・・プレシアも今は研究で忙しいけれど今 取りかかってる物が仕上げれば きっと・・・」
フェイト「うん わかってるよ」
フェイト(母さんはミッドチルダの中央で次元航行エネルギーの技術開発に携わっていた だけど偶然の事故がきっかけで仕事を離れる事を余儀なくされた それからはどこにも属さず放浪の旅をしながら研究を続けていた 事故の後優しかった母さんは変わってしまった 全然笑わなくなってしまった 研究以外に見向きもしなくなってしまって・・・・・・たったひとりの娘であるわたしとも話をするどころか会う事さえほとんど無くなってしまった)
リニス「今研究しているものだってプレシアとあなたの2人が幸せになるための物です だから今は さみしいかもしれないけれど・・・・・・」
フェイト「わかってるってば 大丈夫 わたし 母さんが好きだもの 忙しくてわたしと遊んだり魔法を教えたりできないからって・・・そのためにリニスを作ってくれたのもちゃんとわかってる」
リニス「その通り!使い魔・・・特に私みたいに高度な知性とハイレベル魔力を兼ね備えた者を作成して維持していくのは術者にとっても大変な事なんです その気持ちを汲まなければいけませんよ」
フェイト「うん・・・ふふっ」
リニス「ん?」
フェイト「ふふふ・・・さっきのはちょっと自慢?高度な知性とハイレベルな魔力って・・・」
リニス「失礼な・・・厳然たる事実です!!じゃあ次・・・高速詠唱の際の方陣制御方程式の変化について・・・」
フェイト「あ・・・それ 先週自分でやっちゃった・・・」
リニス「はい?」
フェイト「それってこういう事だよね?圧縮した詠唱文に対して生成する魔法陣の式をこう・・・こう・・・ で 最後に一括でコード変換これで合ってるかな?書庫でひとりで調べてみたんだけど・・・」
リニス「それでは詠唱破棄の時のエンコード方法も?」
フェイト「うんとね 対応表の書き取りをして大体覚えたんだけど・・・」
フェイトはノートを開いて見せた。
リニス「あら・・・困りました 今週の予定が粉々です」
フェイト「ごめん・・・勉強するのが楽しくてつい・・・」
リニス「謝るところではありません 胸を張ってエヘンと!」
フェイト「エヘン・・・」
エイニス「うふふっ」
フェイト「でも方式接続についてまだ少しわからないところがあるんだ」
リニス「それでは 今日はそれを・・・早く済んだら外で模擬戦でもしましょうか プレシアにはちゃんと報告しておきますよ フェイトがとても頑張ってるって・・・」
フェイト「あんまり大げさに言わないでね ガッカリさせたくないから」
リニス「はい 的確かつ正確に厳然たる事実のみを伝えますよ」
リニスはプレシアのいる研究室の扉へ。
リニス「プレシア リニスです・・・はぁ・・・返事はなし と・・・起きてますよね 入りますよ」
リニスは研究室へ。
プレシア「リニス何の用?」
リニス「報告ですよ フェイトについての・・・」
プレシア「今は忙しいわ またにして」
リニス「駄目です 今月はまだ一度も聞いてもらっていないですから」
プレシア「・・・好きにしなさい」
リニス「します・・・・・・」
リニス「フェイトの成長は相変わらず順調を通り越して怖いくらいです あの年で すでに初級魔法のほとんどは呪文すら必要としないレベルですし 上級魔法もサポート用のデバイスを持たせれば一通りこなします 魔法戦闘についても中距離戦を中心に思いっきりの良い戦闘をします このあたりについて報告した事は覚えてもらっています?」
プレシア「リニス バカにしてるの?」
リニス「疑問点についての質問です 問題ないなら聞き流して 電気系の魔法は特に覚えが早く・・・あなたの資質を受け継がれている事もあるのでしょうが・・・・・・プレシアに認めてもらいたい 褒めてもらいたいという気持ちが強いんだと思います」
プレシア「あの子があなたにそんな事を?」
リニス「まさか・・・そんな子供らしいわがままあの子は口にしませんよ それがいい事か悪い事か わかりませんけどね それなら今 フェイトに合わせた杖を作っています いくつか材料が足りないので近いうち大きな街まで出たいのですが」
プレシア「好きになさい リニス いつ頃上がりそうなの?」
リニス「フェイトの杖ですか?まだ設計段階だからなんとも・・・」
プレシア「違うわ・・・あの子自身の事よ」
リニス「今7歳ですから・・・女性としての機能成熟までは後7~8年ぐらいといったところですか?いくらフェイトが優秀な子だとはいえ魔導師としてはあと3年ぐらいですかね・・・・・・」
オウレシア「かかりすぎだわ 1年で仕上げて」
リニス「無理ですよ そんなの」
プレシア「当面あの子に魔導の全てを教える必要はないわ 実戦で使える拘束魔法だけを一通り扱えればいい これを伝えるのは初めてじゃないはずよ」
リニス「聞いてましたけどね・・・・・・基礎や構造から教えないといざという時に使い物に・・・・・・」
プレシア「リニス!」
プレシアは立ち上がり、
プレシア「前から言おうと思ってたんだけどあなたは本当に生意気だわ」
リニス「・・・杖の設計は考え直します 思考型にすればシンパレード次第ですが少し実践レベルになるのが早まります ただ 予算はかかりますよ 覚悟を」
プレシア「たかが杖一本いうらでも使いなさい 報告は聞いたわ・・・研究の邪魔よ 出て行って」
リニス「はい・・・食事と嗣明はちゃんと取ってくださいね プレシア」
リニスは研究室を出て行く。
翌日 時の庭園
リニス「さて フェイトも寝る時間ですし夜更かししないように本でも読んでやらないとです・・・・・・」
フェイト《リニス ごめん 助けて!外で犬の声がして・・・狼がいたんだけどなんだか様子がおかしくてそれで・・・!》
リニス《この雨の中ですか!?今行きますからそのままそこに・・・!》
リニスはその現場へ。
リニス「フェイト!心配しましたよ!」
フェイト「リニス・・・ごめんなさい」
リニス「あ・・・狼の子供ですね 額に宝石が付いているこの辺り特有の種類です」
フェイト「なんだか様子が変なの 近くに群れの狼が何頭かいたのに・・・弱ってるこの子をほったらかして・・・」
リニス「ホントだ 近くに 何とかいますね とりあえずこの雨では風邪をひきます その子も一緒に屋敷の中に・・・」
フェイト「うん・・・!」
狼は暖炉の前で寝る。
リニス「わかりましたよ この子 病気なんです」
フェイト「病気?」
リニス「感染性のあるこの病気が群れに広まるを防ぐため発病した個体は群れを追われるんです 群れの中の何頭かが監視して群れに戻らないようにもしたりするらしく・・・・・・幸い他の動物には伝染らないみたいです 念のため消毒を・・・フェイト」
フェイト「・・・リニス・・・この子助けられない?」
リニス「フェイト 残念だけど・・・その病気は原因不明の死病で治療法は見つかってないらしいです ええと・・・発病から死亡まで早ければ一昼夜」
フェイト「この子 私を呼んだんだ・・・最初はきっと「誰でもいいから助けて」って・・・だけど 声に惹かれてやって来た私を見つけて私の目を見て「助けて」って・・・」
リニス(動物と接する機会をあまり作らなかったのは失敗でしたか 初めて自分を頼ってきた動物という事件で感情が理性を超えてしまっている」
フェイト「リニス・・・!」
リニス「使い魔の生成呪法を使えば仮初めの命は維持できるけど フェイトが使い魔を持つにはまだ早すぎるし・・・うう・・・私が使い魔ではなく普通の魔導師だったら・・・」
フェイト「この子 私の使い魔にしちゃダメかな?早く一人前になりたくて・・・・・・使い魔の作り方もこっそり勉強してたんだ」
リニス「それではフェイトも知ってると思いますが 使い魔を作るというのは簡単な事じゃないんですよ 使い魔の命を維持するために術者は常に魔力を与え続けなければならない だから目的を限定して契約をして用が済んだら解除するのが普通の使い方・・・・・・」
フェイト「でもリニスは?」
リニス「私はレアケースです それに私だって・・・」
フェイト「?」
リニス「あ ああ いやなんでも とにかく軽い気持ちで手を出していい物じゃないんですよ」
フェイト「軽い気持ちなんかじゃない「助けて」って言ったんだ わたしに だからわたしが・・・!」
リニス(そうか・・・あの狼はフェイトにとって今の自分自身なんですね 孤独の中で親とはぐれて助けてを求める無力な子供・・・)「いいですか フェイト 使い魔の呪法は死亡の直前か直後の肉体を依り代に魔法で生成した人造魂ばくを宿らせるというものです だから実際には命を助けるわけでも蘇らせるわけでもない わかりますね 失った命を取り戻すなんて魔法は世界中のどこを捜しても無いんですから」
フェイト「だけど 使い魔の呪法で生まれた命も少しなら生前の記憶が残る可能性があるって・・・」
リニス「正解です よく勉強していますね・・・フェイト いくつか覚悟を使い魔を持つという事はたとえ一時でもひとつの心と作り物ではあってもひとつの命と運命を共にするという事です 契約で縛りつけない限り 使い魔にしたからといって必ず服従させられるわけではない 最悪 契約の解除という形で自らの手でその命を奪うことになるかもしれない その覚悟は ありますね」
フェイト「うん」
リニス「では支度を・・・契約の内容は」
フェイト「後で考える・・・!とりあえず 仮契約で!」
フェイトは橋だし、魔法陣を地面に展開する。
フェイト「我が元に契約を・・・・・・契約の元 新たな命と魂を・・・!」(魔力が吸われる)
リニス「それが命の魂の重さ 維持をし続ける限り魔力は消費し続ける止めるなら今ですよ」
フェイト「嫌だ!わたしがもっと強くなればいい・・・!だから!この力を糧に新たな命をここに!」
魔法陣が光り出す。
フェイト「あ・・・」
狼は座り状態である。
リニス「成功です 早くなついてますね」
フェイト「あ・・・ど どうしよう?」
リニス「ほら 抱いて」
フェイトは子狼を抱き抱える。
フェイト「あ・・・あったかい・・・柔らかい・・・」
リニス「それが命の温度です」
フェイト「うふふ くすぐったい ふふ・・・」
リニス「この事は プレシアにしばらく秘密にしておきましょう もう少し状態が落ち着いてからでないと心配させてしまうかもしれないですから」
フェイト「うん ありがとう リニス これからよろしくねアルフ」
アルフ「ワン!」
リニス(この事がプラスに働くといいんですが・・・フェイトにもプレシアにも)
フェイト(それから小さな狼「アルフ」はわたしの使い魔になった 維持するための魔力消費は最初は少し辛かったけど・・・わたしの魔力の増加に合わせてそれもほとんど気に入らなくなった 安定期に入ってしばらくしてアルフも人間形態への変身ができるようになって・・・)
アルフ「あー?フェイ・・・ト?」
フェイト「うん フェイトだよ」
アルフ「フェイート!」
フェイト(あっという間に言葉を覚えた)
アルフ「食べたら森に行こう またかけっこ!」
リニス「フェイトはお勉強ですよ 戦闘訓練ならアルフも役立つんですけどね」
アルフ「アルフ役に立つ!」
フェイト「元が狼だもんね」
アルフ「おおかみー!」
リニス「今日はここまでです フェイト アルフ 私はちょっと用事が・・・」
フェイト「うん」
アルフ「はーい!」
アルフ「ねえフェイト リニス 時々ご用事ってどっかに行くけど何してるんだろう」
フェイト「ああ たぶん 母さんの所だよ」
アルフ「母さん?フェイトの?フェイトにもお母さんがいたんだ」
フェイト「ふふっ いたんだよ」
アルフ「でも この本だとお母さんって子供のそばにいつも居て守ってあげるんだって・・・フェイトのお母さん 全然フェイトのそばにいないよ なんで?」
フェイト「・・・」
アルフ「フェイト?」
フェイト「あ ああ・・・私だってこれから身長も伸びるし」
アルフ「そうなの?でもフェイト背ちっちゃいし胸だってぺったんこだしまだ子供だと思うんだけど でもアルフは狼だからすぐおっきくなるんだって」
フェイト「そっか 確かにこの2ヶ月ぐらいでずいぶん大きくなったおんね すぐにわたしより大きくなっちゃうのかな?」
アルフ「うん!早くおっきくなってそしたらフェイトを守るよ!」
フェイト「うん 楽しみにしてる それまではわたしがいつもアルフのそばにいるからね」
アルフ「うーん・・・アルフに命をくれたのはフェイトでいつもそばにいて守ってくれるのもフェイトで あれ? フェイトはアルフのお母さん?」
フェイト「ふふっ 違うよ 違うけど・・・でもそれでもいいよ」
アルフ「うーん・・・よくわかんないや でもどっちでもいい フェイトと一緒にいられるなら!いひひひ」
フェイト「ふふふっ」
プレシア「あの子が犬と一緒にいるのを見たわ」
リニス「ああ 先月拾って来たんです 死にかけていたのを使い魔に・・・今は仮契約期間です」
プレシア「あの子の魔力はまだ未発達 使い魔なんか持つべきじゃないわ 解除させなさい」
リニス「嫌です フェイトはあの子といるとよく笑います 思い入れも一倍です 自分が得られない愛情をせめて自分の使い魔には与えたいという思いもあるのでしょう」
プレシア「私の命令が聞けない?あなたは一体誰の使い魔だったのかしら」
リニス「あなたのですよ プレシア・テスタロッサ ですが 私が命じられたのはあなたの娘 フェイトを一流の魔導師に育て上げる事 大局的な視点でその命令を実行しています
プレシア「お茶が冷めてしまったわ 入れ直して・・・」
リニス「はい・・・」
それから一月ほど・・・アルフとの仮契約期間がもうすぐ終わろうとしていた