仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第16話「香織 綾斗のルームメイトへご挨拶。」

香織は綾斗と共に男子寮内を進む。

 

綾斗「えーと 211号室でしたっけ」

 

香織「じゃない・・・?」

 

その扉へ到着すると、扉を開ける。

 

ルームメイト「よう おかえり 遅かったじゃん」

 

綾斗「ちょっといろいろあってさ そうだ ご挨拶したいって女子が一緒にいてさ」

 

ルームメイト「女子が男子寮に!?それにご挨拶って!?」

 

香織が顔を出す。

 

香織「初めまして。神城香織です 長期間はいませんが、《星武祭(フエスタ)》への臨時出場の為の編入になりました。」

 

ルームメイト「ええぇぇ!?」

 

香織「とりあえず中へは入ってもいい?」

 

綾斗「いいんじゃないんですか?室内を拝見するくらいは・・・。」

 

ルームメイト「そういえば神城さんは時空移動によるパラレルワールドする行き来する旅人だそうだね。」

 

綾斗「それと、神城先輩は16,7歳って事にしてるようだし」

 

ルームメイト「って事にしてる・・・という事は本当は成人過ぎた社会人って事ですか!?」

 

香織「まァね。私はこれでも一度死んでる身で・・・」

 

ルームメイト「一度死んでる!?」

 

香織「でも、生死の空間で出会った女神様の力の効果で望んだ転生特典を授かり、世界の破壊者の異名を持つ仮面ライダーディケイドの時空移動能力により様々なパラレルワールドを行き来する旅人となったワケ。」

 

綾斗「仮面ライダーってのは、神城先輩のいた地球で放送されていた特撮ヒーロー番組だそうだよ。」

 

ルームメイト「特撮ヒーロー番組!?」

 

綾斗「それも昭和の1971年から始まって、数回の休止期間を含めたりで、50年以上はシリーズが続いてるみたいだ。」

 

ルームメイト「昭和の1971年から!?半世紀も続いてるのか!?」

 

香織「ライダー達は作品ごとに名前や変身に使うベルトも一新され、武器や強化変身に使うサブアイテムも凄くなっていってる・・・。当然おもちゃとして発売され続けて売れ行きも大体よろしいみたい・・・私はこの力を見込まれ、クローディア生徒会長さんに臨時で出場して欲しいって頼まれた。」

 

ルームメイト「そうなんですか・・・。その時の試合はきっと俺も観戦しますよ!!」

 

香織「うん!!」

 

綾斗「にしても広いんだな」

 

ルームメイト「荷物それだけなのか?少ないな」

 

綾斗「着替えくらいなものだから 矢吹こそあんまり物を置いてないんだね」

 

香織「確かに・・・」

 

矢吹「無趣味なもんでね 部活くらいしかやることがないのさ」

 

香織「部活・・・」

 

綾斗「部活って何を?」

 

矢吹「一応新聞部で」

 

綾斗「新聞部・・・」

 

香織「新聞部って矢吹くん以外に部員は?」

 

矢吹「います。」

 

綾斗「それならレスターって男子学生でなにか知ってることはあるかい?」

 

矢吹「レスター?レスター・マクフェイルか?」

 

香織「確か、ユリスさんと口論みたいのを起こして、そう言ってたかな。」

 

綾斗「はい・・・序列9位って言ってた」

 

矢吹「なら間違いないな 《轟遠の烈斧(コルネフオロス)》レスターだ」

 

レスター・マクフェイル 星導館学園一年で序列九位の《冒頭の十二人(ページ・ワン)》 体格をいかしたパワーファイトを得意とし接近戦闘では無類の強さを誇る 一方で《魔女(ストレガ)》や《魔術師(ダンテ)》といった能力者相手には苦戦することが多い 使用武器は斧型煌式武装(ルークス)《ヴァルディッシュ=レオ》

 

矢吹がモニターにてレスターに関するデータを表示した。

 

香織「ふ~ん。」

 

綾斗「おおー!すごいな」

 

矢吹「まっ このあたりは普通にネットで拾える情報だけどな これ以上のが欲しいってのならそっからまた別の話だ」

 

香織「えっ?」

 

綾斗「と言うと?」

 

矢吹「これが必要ってことさ」

 

矢吹は左手でそれを示す。

 

香織「お金が必要なの?」

 

綾斗「取るの!?」

 

矢吹「おいおい当然だろ この学園の生徒はーーーというより何所も大体似たようなもんだが 大きく2種類に分けられるんだ 一つはお姫様たちみたいに本気で《星武祭(フエスタ)》での活躍を目指している学生 もう一つはおれたちみたいな とっくに《星武祭(フエスタ)》なんか諦めてる学生 神城先輩は臨時で参加するけどな」

 

香織「まァね・・・。」

 

綾斗「・・・・・・矢吹は 諦めてるのかい?」

 

矢吹「おうよ 同じ《|星脈世代》っつっても みんながみんなここで天下を取れるわけじゃない ここいるとな 嫌でも実力の差ってやつを見せつけられちまう 越えられない壁ってもんを自覚するわけだ」

 

香織「そうなんだ・・・。」

 

矢吹「でーーーそうやって脱落していったやつら何をしてるのかって話さ」

 

綾斗「なにって・・・なんだろう?」

 

矢吹「簡単さ!《星武祭(フエスタ)》意外のやりがいなり 楽しみなり 稼ぎ方なりを見つければいい!それが おれの場合は 新聞部なわけだ」

 

香織「そうなんだ・・・。」

 

綾斗「でも新聞部が儲かるなんて話は あんまり聞かないけど?」

 

矢吹「おいおい失敬だな こう言っちゃなんだがかなりなもんなんだぜ? おまえさんもネットなりテレビなりでアスタリスクの映像を見たことあるだろ あの手の映像で学園内が舞台だったら まず学生の報道系クラブが撮影したもんだと思っていい 外部の報道機関は協定によって学園の敷地内には入れないからね」

 

香織「なるほど・・・」

 

綾斗「つまり矢吹たちはそういった映像なり情報なりを 外の報道各社に売っているわけか」

 

矢吹「そういうこった」

 

綾斗「ところで レスターについてもう一つ聞かせてほしいんだけど 彼 ユリスとなにか因縁でもあるのかな?」

 

香織「二人は軽く口論はしてたからね・・・。」

 

矢吹「まァ教える事は教えますよ ここから先は有料となりますが?」

 

香織「後払いでもいい?」

 

矢吹「ええ。」

 

矢吹はモニターにデータ映像を表示した。

 

矢吹「こいつは去年の公式序列戦だ 当時のレスターは序列5位 お姫様は序列十七位だった」

 

香織「・・・うん。」

 

綾斗「という事は・・・」

 

矢吹「そう 勝ったのはお姫様 これで晴れて《冒頭の十二人(ページ・ワン)》入りした記念の試合さ」

 

公式序列戦とは一ヶ月に一回開かれる学園選抜試験だ 勝負は双方の合意が不可欠なので戦うことを拒否し続けることができる 上位にランキングされた学生が逃げ続けることを防止するため こうして一ヶ月に一度は戦わなければならない仕組みになっているーーー

 

綾斗「一方レスターにとっては屈辱の試合ってことか」

 

矢吹「そうなるな 実際レスターはこの後も 公式序列戦で二回お姫様に挑んで見事に負けている」

 

原則として公式序列戦では 序列が下位の者から指名された場合 拒否することはできない

 

矢吹「もっとも同じ相手 同じ序列へ指名できるのは二回までだ」

 

香織「二回まで・・・」

 

矢吹「つまりレスターは もう公式序列戦でユリスを指名できない」

 

香織「なるほどね・・・」

 

綾斗(それであんなにユリスとの勝負にこだわっていたのか)

 

矢吹「レスターはプライドが高いし 気性も激しい どうしてもやり返さないと気が済まないんだろう おれは無理だと思ってるが おまえさんや神城先輩はどう思うんで?」

 

綾斗「さっきの映像を見る限りじゃ 勝ち目がないわけでもないと思うよ ただーーーユリスは見ているものが違う」

 

香織「彼女が見ているもの・・・」

 

矢吹「ほお・・・」

 

綾斗「ありがとう矢吹 それで情報料っていくらぐらいかな?」

 

香織「そうそう。」

 

矢吹は綾斗の首に腕を回す。

 

矢吹「よし! んじゃ飯だ飯!行くぞ!天霧!先輩も行きましょう!!」

 

香織「矢吹くん!?」

 

矢吹「飯の後は先輩は女子寮へ行くんでしょ?」

 

香織「そうだけど」

 

矢吹「じゃあ飯までご一緒にお願いします!!!」

 

香織「分かった・・・行こう!!」

 

矢吹「天霧は和食と洋食 どっちが好き?」

 

綾斗「ええっとじゃあ和食で」

 

矢吹「和食なら今日の献立は鰆の幽庵焼きに厚揚げ豆腐 大根と竹輪の煮物だったな 先輩もそれでいいっすか?」

 

香織「うん。」

 

矢吹「よし! じゃあ厚揚げ豆腐をもらっとくぜ」

 

綾斗「・・・は?」

 

矢吹「天霧の転入と先輩の編入祝いさ 今回はそのくらいで勘弁しといてやるよ どうだ おれっていい奴だろ?」

 

綾斗「自分で言わなきゃ もっとね」

 

香織「確かに・・・自分で言わなきゃね・・・。」

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