仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
リニス「魔力総量も順調に増加中・・・・・・問題なさそうですね」
フェイト「うん もうアルフを維持してるって感覚はほとんど無いよ」
リニス「そろそろ本契約の内容を決めなくてはフェイトとアルフそれぞれに誓約が必要ですよ」
フェイト「そうか・・・」(誓いか・・・)
リニス「さて 次はお風呂ですよ」
フェイト「はーい!」
風呂場ではフェイトをリニスが洗う。
アルフ「フェイトはいまだに一人で頭が洗えないとは・・・・・・」
フェイト「違うよ 洗えるんだよ!目を開けられないだけで・・・」
リニス「この間もそれで思いっきり湯船に転倒して・・・びっくりしました 頭を洗っていたら桶が見当たらなくなっちゃって・・・・・・その話をプレシアにしたらさすがに少し笑っていましたよ」
フェイト「母さんが?本当・・・!?」
リニス「ええ 心配していました 怪我でもしたら大変 と」
フェイト「ほんと!?」
リニス「はい ですから 自身を大切に」
リニスは後ろからフェイトを抱きしめる。
リニス「雨 降ってきましたね」
アルフ「うん」
リニス「今夜は嵐になりそうです」
アルフ「♪~♪~ あ なんかドアが開いてる」(ここは・・・・・・入るとフェイトのお母さんに叱られるって言ってたような・・・?)
アルフはドアの隙間から覗きこむ。
プレシア「あと少しなのに最後の一押しが足りない!方法はあるはずなのよ!そこに至る理論だってある!・・・なのに!!」
アルフ「あれがフェイトのお母さん・・・?」
プレシア「誰・・・?」
アルフ「ああ あの・・・こんにちは フェイトのお母さん」
しかし、プレシアは右手に電撃がほとばしる玉を発生させる。
アルフ「あたし フェイトの使い魔のアルフだよ 初めましてでよろしく」
プレシアは電撃玉による雷を食らわそうとした。
アルフ「ええ? うわあっ!?なにするの? いきなり!!」
プレシア「反応は早いのね 狼というよりサルだわ」
アルフ「アルフ 狼!」
プレシア「使い魔にするなら素材を選ばないといけないのに リニスの失策ね これじゃフェイトの出来も知れたところだわ」
アルフ「リニスは良い奴だし フェイトは優しい!お風呂も寝るときも一緒だ!!」
プレシア「使い魔をペットと混同してるのかしら・・・あなた 使い魔の使命を知ってるの?」
アルフ「・・・使命?」
フェイトとリニスは雨の中、アルフを捜す。
フェイト「アルフ 何処にいるのー?」
リニス「フェイト どうしました?」
フェイト「アルフがいないんだ 会話にも応えなくて・・・」
リニス(あ・・・そういえばさっき書庫のドアが まさか・・・!!)
リニス《プレシア 応えてください》
プレシア《あなたからの念話は非常時以外は禁じていたはずよ》
リニス《アルフ・・・フェイトの使い魔に会いましたか?まさか強制的に契約解除を・・・》
プレシア《そんな事をしたら
リニス《アルフには会っていないんですね・・・?》
プレシア《邪魔よ 切るわ》
フェイト「アルフー?」
リニス「フェイトあそこに!」
フェイト「あ アルフ よかった・・・!心配したんだよ?」
アルフ「来ないで!!」
フェイト「アルフ?」
アルフ「使い魔って主人の目的のためだけに作り出す命なんだって・・・本当?」
フェイト「あ・・・」
アルフは泣き出す。
アルフ「維持するのが大変だから目的を終えたら消しちゃうのが普通って本当?」
フェイト「なんで急に・・・」
リニス「たぶん 書庫です あなたに見せようと使い魔関連の本を出してあったので・・・すみません」
アルフ「フェイトも自分の目的が済んだらあたしを捨てる?あたしの事 消しちゃうの?そんなの嫌だ・・・!!」
フェイト「そんな事しないよ」
アルフ「でも あたし フェイトの使い魔だ 友達だって姉妹みたいだって思ってたのに・・・!」
フェイト「友達や姉妹じゃないとダメかな?」
アルフ「え?」
フェイト「使い魔と主人って関係かもしれないけど 私は楽しかった うれしかった 大きくなったら守ってくれるって言ってくれてすごくうれしかった」
アルフ「フェイト・・・」
フェイト「わたしが誓う契約の内容を考えたんだ 聞いてくれる?」
アルフ「・・・・・・うん」
フェイト「汝 使い魔・アルフ 主・フェイトとの契約の元 以下の誓約を順守し履行せよ その四肢と心をもって自らが望む満足できる生き方を探しそれを行え いかな地にあっても主と遠く離れても命が尽きるまでその誓約を胸に」
アルフ「あ・・・」
フェイト「わたしがアルフを使い魔にしたのはアルフに死んでほしくなかったから だからこの先 別に私と離れてもどこに行ってもいい だけど今までみたいに 私のそばにいて いろんな事を一緒にしていったらうれしい あたしもアルフは友達でも姉妹でもないけど・・・きっと最高のパートナーになれると思うんだ」
アルフ「・・・最高の?」
フェイト「うん 最高の」
アルフ「うう・・・フェイトぉ・・・」
フェイト「ほら 自慢の毛並みがびしょ濡れだよ 帰ろう 使い魔も主人も関係無いよ 今までみたいに2人でいよう これからもずっと」
フェイト(わたしとアルフは契約を結んだ アルフが誓った誓約は・・・)
アルフ「我 使い魔アルフ 狼の血と誇りにかけてフェイトの心と身体を守りその身に訪れる災厄をこの手で振り払うことを誓う 使い魔アルフ・・・」
フェイト「主フェイト・・・いま ここに契約を・・・!」
リニス「おめでとう 契約成立ですね」
フェイト「感覚的に特に何も変わらないかな」
アルフ「うん」
リニス「いろいろ変わってるんですよ 精神リンクの強化とか魔法資質の受け渡しとか」
アルフ「?」
フェイト「勉強すればある程度私と似たようなマホが使えるようになるんだよ」
アルフ「それはカッコイイ!勉強する!」
リニス「明日から生徒が二人ですね あなた達はすぐに名コンビになりますよ」
フェイト「うん!」
リニス「ビシビシいきますよ!」
フェイトとアルフ「「おー!」」
冬が深まる頃にはアルフの手足もずいぶん伸びて・・・
アルフは必殺パンチの衝撃を繰り出す。
アルフ「見たか 必殺パンチ!」
フェイト「すごい・・・」
リニス「この馬鹿力パンチでバリアを砕くとは・・・」
アルフ「鉄拳無敵!!」
フェイト「アルフは魔力を固めたり圧縮するのが上手いんだね」
リニス「身体能力も高いですし 結界系を上手く身に付ければフェイトのサポートとしてはまずまずです」
アルフ「まずまずじゃダメ!超スゴにならなきゃフェイトを守れない」
フェイト「ふふっ 頼りにしてるよ」
アルフ「まっかせてー♪」
リニス「さぁ どんどん次に行きますよ!」
フェイト(雪が解ける頃にはすっかり大人の姿になってリニスの背を追い越して・・・)
リニス「まったく体ばっかり大きくなって・・・」
アルフ「ご飯おかわり!!」
フェイト(わたし達は順調に魔導師として成長していった)
リニス「これが フェイトの新しい杖 まだ制作中ですけどね」
フェイト「へえ」
アルフ「・・・これは斧なの?ちょっとブサイクじゃない?」
リニス「少しだけ無骨かもしれないですね」
フェイト「・・・・・・でも わたしの好きな色・・・それに宝石もわたしの魔力光と同じ色・・・」
リニス「はい フェイトの杖ですから」
レイジングハート〈Get set.〉
フェイト「あっ」
アルフ「喋った!」
リニス「喋りますよ インテリジェンスデバイスなので フェイトが今課題にしている最後の魔法を習得する頃には完成するはずですよ 闇を貫く雷神の槍 夜を切り裂く閃光の戦斧 私の願いを込めた杖・・・名前はバルティッシュです」
フェイト「バルティッシュ・・・・・・そっか わたしの杖か・・・」
そして・・・・・・夏が終わる頃
フェイト「アルカス・クルタス・エイギアス・・・制裁の閃光よ・・・降り来たりて眼下の敵を討て」
アルフ「わあ すごい魔力」
リニス「アルフ 耳を塞いで轟音が来ますよ バルエル・ザルエル・ブラウセル・・・」
フェイト「突き立て 雷光の剣サンダーレイジ!」
フェイトは雷撃を発動する。
アルフ「うわっ」
フェイト「はぁ・・・はぁ・・・リニス 成功?」
リニス「狙いも正確 ロックオン精度も問題なし いいでしょう 最終課題クリアです!」
アルフ「やったぁ!」
フェイト「やったあ・・・」
フェイトはふらつく。
アルフ「ああっ フェイト大丈夫?」
フェイト「ありがとうアルフ ちょっと気が抜けた・・・」
リニス「フェイト おめでとう うおく頑張りました」
フェイト「ありがとう リニスのおかげだよ これからもよろしくね」
リニスは笑顔になる。
フェイト「?」
リニス「さ アルフ フェイトを部屋で休ませて」
アルフ「わかったー!」
リニス「これからか・・・」
そして、部屋へ運ばれたフェイト。
アルフ「フェイト 大丈夫?」
フェイト「うん すごく疲れているけどなんだかいい気分」
リニス「フェイト アルフ 晩御飯の時間ですよ」
フェイト「あ はい」
リニス「今日はびっくりな趣向があります フェイトは可愛い服を着て髪とリボンをしっかり整えてください」
アルフ「お祝いだ!!」
フェイト「・・・うん」
リニス「そして・・・食事が終わったら私の部屋に来てください 贈り物があります」
扉を開くと、
フェイト「か 母さん!」
プレシア「フェイト 久しぶりね リニスに聞いたわ 課題をすべてクリアしたって・・・今日はそのお祝い 一緒に食事をしましょう」
フェイト「は はい!」
アルフ「あの人も母親らしいところあるんだ」
リニス「邪魔しやだめですよアルフ 一緒の食事なんて私が生まれてから初めてなんですから・・・」
プレシア「最後の高位魔法取得までどれくらいかかったの?」
フェイト「中級の術式接続で戸惑っちゃって・・・でもそのあとはすぐに」
プレシア「好きな魔法は?」
フェイト「ランサーとか射撃系はわりと得意かもです」
アルフ「親子っぽい会話だなぁ フェイトがうれしそうだからいいけどさ」
リニス「私は今夜から少々・・・遠出をしないといけません」
アルフ「あれ そうなの?」
リニス「フェイトにもあなたにももう教えられることが無いですしね あなたがいればフェイトはもう大丈夫です」
プレシア「・・・あの子の杖 完成してたのね・・・リニス もう行ってしまったの?」
フェイト「母さん!?ご ごめんなさい あ あの杖・・・」
プレシア「来なさい フェイト」
フェイト「は はい」
プレシア「あなたの杖よ リニスが残したの」
フェイト(残した・・・?)
フェイトは杖を手に取る。
フェイト「重い・・・だけど温かい」
レイジングハート〈Get set.〉
フェイト「すごく手に馴染む・・・この子 わたしに合わせてくれる・・・」
プレシア「リニスが作ったのだから当たり前よ」
レイジングハート〈Device form set up.〉
フェイト「うん よろしくね バルティッシュ」
プレシア「その杖でもっと強くなってあらゆる望みを叶える力をその手になさい あなたはこの私の娘なのだから 杖の扱いを覚えたらときどきお使いに行ってもらうわよ いいわね」
フェイト「はい 頑張ります!」
アルフ「リニス もう行っちゃったのか・・・いつ帰ってくるんだろう・・・」
フェイト(それからリニスが戻る事は無く・・・わたし達は漠然とリニスがいなくなった理由に気が付いたのだけれど口に出す事はしなかった それから私達は母さんのお使いに行くようになった ある時は実験の材料 ある時は書物や文献 実験と研究が行き詰まるごとに母さんは苛立ちや怒りを隠さなくなってリニスがいた時に比べてわたし達の家はなんだか暗くなっていた その間にわたしは少し背が伸びて少し背中や手足に傷が増えて・・・・・・」
アルフ「絶対おかしいよアンタのお母さん こんあに傷だらけにして・・・フェイトがこんなに頑張ってるのに!」
フェイト「仕方ないよ 探してきた本に母さんの見たい事が載ってなかったんだもん」
アルフ「この本を指示したのはあの人だよ!?酷いじゃないか!」
フェイト「平気 そんなに痛くないもの・・・」
そんな日々が続いたある日・・・・・・
プレシア「フェイト 急ぎの用事があるの 探し物よ」
フェイト「はい わかりました」
フェイト(わたしとアルフはロストギア『ジュエルシード』探索の旅に出た)
そして、
フェイト「ん・・・・・・あれ・・・?」
アルフ「あ フェイト 起こしちゃった?」
フェイト「今何時?」
アルフ「寝てたのはほんの1時間ぐらいだよ」
フェイト「ちょっと寝たからだいぶ魔力も回復した」
アルフ「もっと休んでていいのに・・・」
フェイト「そうも言ってられないから・・・」
フェイト(リニスの事は今もときどき思い出すけど悲しんだり柔らかな思い出に身を浸すことはまだしていない)「バルディッシュ 行くよ」
バルディッシュ〈Yes sir.〉
フェイト「アルカス・クルタス・・・範囲設定 広域探索」(リニスがわたしに残してくれた魔法は今もわたしを支えていて)
バルデイッシュ〈Get set.〉
フェイト(あの日受け取った閃光の戦斧は今もこの手の中にある)「探して青の輝きを」
フェイト(母さんにリニスが残したのは魔導師として完成したわたしだけ 悲しんで苛立って切ない思いを続ける母さんに笑顔をあげられるのもわたしだけ)「ふう・・・魔力切れk 弱いな わたし・・・・・でも 位置はだいぶ絞り込めたよ!これならいける!ありがとう アルフ」(うん わたしは大丈夫 母さんを助けられるのはわたしだけだから そう だから迷わない どんな事があっても)「・・・発動するまで少し様子を見るつもりだったけど・・・見つかったのなら早い方がいい 魔力が戻り次第行こう ・・・急ごう・・・母さんが待ってるんだ」(私は迷わない)