仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第166話「プレシアの過去(後編)」

プレシア(アリシアには正しく受け継がれていなかった魔力光が”これ”にはある アリシアと違って利き手は右手・・・声は同じでも喋り方も全然違っている リニスの事も覚えていなかった・・・・・・様々な事を教えて思い出してくれるように懇願しても偽物が覚えていたのは私との楽しい思い出だけ・・・・・・)「私との愛情も その思い出も全部アリシアのものよ!!」(偽物に全て奪い取られてしまう・・・!)

 

プレシアは画面を操作中。

 

プレシア「・・・これで「自分がアリシアと呼ばれていた」記憶は削除したわ」(何かのきっかけで思い出すことはあるかもしれないけれど・・・どうでもいい)「・・・消すのはひとまず名前だけでいいわ・・・」

 

プレシアはリニスに視線を向ける。

 

プレシア(・・・アリシアが拾って来た本当のリニスはこんな猫ではなかった この猫もリニスではない偽物・・・ッ!・・・この計画は失敗した・・・!!プロジェクトF・A・T・Eが失敗だったとなるとここから先は明確に違法・禁忌の術となる そのための”実行役”が必要となる・・・・・・)「そうだわ・・・!」(この偽物はまだ私を母だと思い込んでるそれを利用すれば懸命に働くに動くだろう 魔力素質もちゃんとある一通り戦技や魔法を使えるように教育者をつければ・・・!この偽物を育て上げて・・・実行役に使えばいいのよ・・・教育係・・・私がリニスを使って作ればいい アリシアの偽物とリニスの偽物 偽物同士まとめて放っておけばいいんだわ アリシアは自分の一人娘でありアリシアに妹などいない アリシアを蘇らせたら自分とずっと二人で暮らすのだ 私の魔力を受け継ぎ保有している多くの魔法や知識を操る使い魔を教師とする 維持は大変だが活かし続けることもない 適当な所で契約を終了して消滅するようにすればいい アリシアが蘇った時 リニスがいなかったらやっぱり悲しむかしら・・・その時は新しいリニスを用意すればいいわね)

 

プレシアはリニスをしっぽはそのままで人型へ変えていた。

 

リニス「おはようございます・・・・・・マスター」

 

プレシア「・・・・・・ええ・・・」

 

リニス「ええと・・・私は生まれたての子猫だったりしたのでしょうか・・・?自分に関する記憶がさっぱり存在しないのですが」

 

プレシア「どうでもいいことよ・・・・・・」

 

プレシア(人間を育てるのに比べ使い魔を育成するのははるか容易な事 自らの知識と技術を圧縮して送り込むことで上手くすればひと月あまりでほぼ完璧に近い使い魔が完成するからだ)

 

リニス「大丈夫ですか?」

 

プレシア「気遣いはけっこう」(研究で忙しい間 娘の面倒を見て欲しいと言えば元々母性の強い山猫の事・・・・・・愛情を持ってあの偽物を育て上げるだろう)

 

リニス「あ あの・・・私とあなたのお名前は?」

 

プレシア「私はプレシア・・・あなたはリニス」

 

リニス「・・・私はこれからどうしたらよいのでしょう?」

 

プレシア「あなたの仕事は・・・私の娘の世話と教育 魔導師として一流に育て上げなさい」

 

リニス「一流・・・ですか?」

 

プレシア「そうよ」

 

プレシア(独立した人格を持つ使い魔に全ての事情する必要はない)「あなたからの念話は必要最低限に・・・精神リンクも切らせてもらうわ」(妙な忠誠心を持って自分の目的を邪魔されたり離反されても困る 真実を伝えることなどない)

 

リニス「・・・はい わかりました・・・それではプレシア そのお嬢様のお名前は?」

 

プレシア「・・・・・・名前?」

 

リニス「・・・?はい」

 

プレシア(・・・名無しというわけにもいかないか・・・プロジェクトの名「F・A・T・E」・・・フェイトとでも呼んでおけばいい・・・)「フェイトよ」

 

リニス「フェイト・・・ですね」

 

プレシア「名前を考えたりはしたが、まるであの子の親のようではないか ばかばかしい)「ええ・・・さっさとあの子の所へ行きなさい 時間がないわ」

 

リニス「・・・・・・わかりました」

 

アリシアは目覚め、辺りをキョロキョロする。

 

リニス「目が覚めましたか?プレシアが勤めていた研究所の爆発事故でけがをして・・・ずっと眠っていたんですよ お嬢様・・・・・・ご自分のお名前はわかりますか?」

 

フェイト「フェイトです・・・フェイト・テスタロッサ」

 

リニス「よくできました 私はリニス フェイトのお母様の使い魔です 教育係としてお世話をする事になりました 記憶にはありませんが私は元山猫だったそうです ほら!」

 

リニスは猫耳とシッポを出した。

 

フェイト「かわいい!どうして隠しているの?」

 

リニス「なんとなく・・・でしょうか?私には明確かつ厳粛な使命がある!そんな自分が本来は気ままな動物であるということを露出して歩くのは恥ずかしい!・・・なんて 思っているのかもしれませんね プレシアはとても厳しい方ですしね フェイトの教育についてもしっかりと仰せつかっていますよ」

 

フェイト「・・・ママはどこにいるの?」

 

リニス「・・・しばらく重要な研究で忙しそうです」

 

フェイト「・・・・・・」

 

プレシアは画面を操作しつつ、確認中。

 

プレシア(半年が経ち・・・アリシアとフェイトの違いは歴然となっていた・・・・・・アリシアを蘇らせるための禁断の秘術を得るためには幻の都「アルハザード」への道が不可欠・・・・・・古くからアルハザードは古代魔法の聖地であり不可能領域魔法である死者蘇生や時間遡行といった秘術が現存すると言われている 既に失われたとされているが大規模次元震の最中に発生する断層内にアルハザードへの道があるとし調べ上げた アルハザードの存在すらも真偽の定かでない オカルト領域の伝来ではあるが人知を越えた奇跡の為には古代秘術に頼るしかない たとえ 世界を破滅に導こうとも・・・アルハザードへ到達する程の次元震を引き起こせる事象・・・・・・そんなものがあるのかどうか・・・・・・一人では手が足りない・・・・・・一刻でも早くあの子を一流の魔導師に育て上げないと・・・)

 

リニス「失礼します お茶をお持ちしましたよ あ フェイト達を見てくれていたんですね」

 

プレシア「あの子は・・・フェイトはどう?」

 

リニス「流石 プレシアの一人娘です・・・・・・じっくり育てれば超一流の魔導師になりますよ 特にあの子・・・アルフが来てからは表情がすごく豊になりました またアルフは実に奔放(ほんぼう)な性格で・・・」

 

プレシア「時間がないわ・・・・・早く外の世界に出せるように育て上げなさい」

 

リニス「まあ リニスは勉強熱心な子ですから・・・・・・それはいいとして」

 

プレシア「何が言いたいの?」

 

リニス「プレシア・・・せめてもう少しあの子と一緒の時間を作ってやれませんか?フェイトは口には出しませんが・・・あなたを恋しがっている様子が痛々しくて・・・」

 

プレシア「何度も言わせないで・・・いいから 命令通りに・・・・・・ッ!」

 

リニス「プレシア 大丈夫ですか・・・・・・?」

 

プレシア「私には・・・・・・時間がないの・・・・・・」

 

プレシアは研究中に吐血してしまう。

 

プレシア「これは・・・!」(ロストギア・ジュエルシード・・・全部で21個ならなるこの古代遺産はたとえ1個でも小・中規模の次元震を起こす事が可能とされている 問題はこのロストギアがどの世界のどの場所に現存するのか・・・そもそも本当に現存するのかすら皆目見当がつかない事・・・・・・)「それでも これでアルハザードに一歩近づく事ができた・・・)

 

リニス「プレシア・・・?プレシアどこですか?念話も通じない・・・嫌な予感がします プレシア・・・!?」

 

リニスはプレシアを抱き起す。

 

リニス「プレシアしっかり・・・・・・!大丈夫です・・・落ち着いて・・・ゆっくり・・・」

 

 

リニスは目を向けた先は。

 

リニス「・・・・・・!?あれは・・・?」

 

水槽カプセルで眠るアリシアである。

 

プレシア「見たのね・・・・・・」

 

リニス「・・・はい あなたが行って来た研究と・・・今 探し求めてる技術についても・・・プレシア・・・・・・どんなに願っても死者は還りません・・・失った時間も同じです アリシアの事故は悲しいですが・・・今のあなたにはフェイトが・・・」

 

プレシア「違うわ!あの子は あんなモノとは!私のアリシアをあんな失敗作と一緒にしないで頂戴!あなたに一体何がわかるの・・・!?私とアリシアの何がわかるって言うの!?」

 

リニス「・・・何もわかりませんよ・・・!忘れませたのはあなたじゃないですか!だけど 山猫生まれの使い魔にだって・・・わかることがあります・・・!今ならまだ・・・引き返せます!」

 

プレシア「~~~ッッ!!」

 

プレシアは電撃を発する。

 

リニス(!? 精神リンクが・・・!?プレシアの嵐のように渦巻いた黒くよどんだ感情が伝わってくる 怒り 憎しみ 悲しみ 後悔 そして純粋な負の寛恕のみで構成されたそれらの内に埋まった唯一の「希望」 プレシアの記憶とプレシアの過去 アリシアの存在 フェイト誕生の理由 (リニス)の過去と生まれた理由 そして プレシアがフェイトに対して憎しみにも似た感情を持っている事)

 

プレシア(私がプロジェクトF・A・T・Eの最中に病に侵されたこともあの子が忌まわしい金色の魔法を持って生まれたこともアリシアとよく似ていることも似ていないこともなにひとつ あの子のせいではない 本人の責任などなにもなく 望まれて生まれ ただ私が思っていたのと違う育ち方をしたというだけ それは解っている それでも・・・それでも・・・・・・!!)「それでもあの子になんか奪わせない・・・!」

 

リニス(・・・・・・プレシアはそこまでわかった上でフェイトを・・・そこまで強く激しく憎もうとしているんですか?どこまでもフェイトを道具として利用することで 自分にとっての価値を壊そうと・・・プレシア・・・あなたのひたむきでひどく一途で不器用なところは本当にフェイトとそっくりなんですよ・・・)

 

プレシア「いつも仕事ばっかりで・・・アリシイアには少しも・・・優しくしてやれなかった・・・仕事が約束の日になったら・・・私の時間も優しさも全部 アリシアにあげようと思ってた!なのに・・・あんな失敗作に注ぐための時間も優しさも・・・ましてや愛情なんて!あるわけないわ・・・!あるわけがないじゃない!!・・・あの子は紛れもない失敗作よ・・・そして・・・あなたも失敗作だった」(でも あなたは失敗作なりに成果を上げた私のために最高の道具を作ってくれたわ)

 

リニス「プレシア・・・・・・」

 

プレシア「私はもうすぐ死ぬわ・・・F・A・T・Eプロジェクトで扱った薬品が私の呼吸器を冒してる だから その前に取り戻すのよ 私の過去とアリシアの未来を!あの忌まわしい子が私を殺してしまう前に!私の娘はアリシアだけよ・・・私の今と未来は すべてアリシアのものなのよ!ずっと優しくできなかったんだから・・・今度はもう間違わない!」

 

リニス「・・・プレシア・・・・・・!」

 

プレシア「あんな失敗作に与える愛なんて一匙分さえないわ・・・!わたしはアリシアのために行きてアリシアのためだけに死ぬのよ!」

 

リニス(・・・フェイトの幸せを望むならどんな事をしてもプレシアの元から引き離すべきかもしれません でもそうなったらプレシアは・・・・・・運命に裏切られ 使い魔に裏切られ 二人目の娘をも奪われる どちらか片方を助ければもう片方はおそらくひどく悲しい末路を迎えてしまう・・・)「・・・プレシア 聞いてください・・私はプレシアの秘密に深く立ち入れ過ぎてしまいました 今すぐ使い魔の契約を終えられても・・・・・・仕方ありません」

 

プレシア「・・・その通りね」

 

リニス「ですが それはフェイトが完成するその日まで待っていただけないでしょうか?・・・もちろん知り得た情報は口外しません」

 

プレシア「・・・いいわ ただし あなたの役目は・・・使い魔としての命は・・・フェイトが魔導師として完成するまでよ・・・」

 

フェイト「このお話 面白いね 母さんやリニスにも教えたいな」

 

アルフ「ねー?」

 

プレシア「さっさとフェイトを完成させて・・・・消えてしまいなさい・・・」

 

リニス(・・・私にはプレシアを止めることは出来そうにありません・・・)

 

プレシアは一輪の花を手に取る。

 

プレシア「アリシア・・・」

 

プレシ「そうだアリシア」

 

アリシア「んー?なーにママ?」

 

プレシア「アリシア・・・お誕生日のプレゼント・・・何か欲しい物ある?」

 

アリシア「おたんじょうび?」

 

プレシア「そうよ もうすぐよ」

 

アリシア「わーい やった~♪」

 

プレシア「何でもいいわよ 言ってみて」

 

アリシア「んーとねー・・・・・・あのね!わたし・・・」

 

プレシアは咳き込む。

 

プレシア(・・・このところ急激に隊長が悪くなっている・・・アリシアを生き返らせる事が出来ても一緒にいられる年月はあまり長くはないかもしれない・・・・・・日々失われていく魔力と体力 自分に残された時間ももはや残り少ない かろうじて壊れずにいられるのはひとえに自らの願い故 自分はすでにずいぶん昔から来るっているのかもしれない それはそれほどに途方もない願いなのだ 罪の意識と後悔に狂ってしまわぬよう何と引き替えにしても取り戻したいものがある 自分が本当に狂っているのでなければ可能性はあるのだ 見る夢はいつも同じだった 二人で暮らすただ平穏な日々だった)

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