仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
だが逆に、ジャネジーに取り込まれてしまった。
マーモ「ジャネジーを取り込もうとして自分が取り込まれちゃ、世話無いじゃない。」
ベール「マーモ!イーラ!助けてくれ・・・!」
イーラ「無理だ、もう遅いよ・・・。」
ジャネジーが固まってヒビが入ると同時に爆発し、そこからキングジコチューより禍々しい怪物が出て来た。
王国「間違いない・・・!奴だ・・・!かつてこの宇宙を支配していた巨大な力・・・!キュアエンプレスでさえ、消し去る事が叶わなかった闇の存在・・・!」
プロトジコチュー「いかにも。我が名はプロトジコチュー。一万年の時を得て、今蘇った!世界を再び闇で覆い尽くし、全ての命を思うがままに支配してくれるわ!」
マナ「そんな事、絶対に許さない!」
六花「私達が居る限り!」
ありす「あなたの好き勝手にはさせません!」
亜久里「この命が燃え尽きるまで!」
真琴「全力で戦い抜いて見せる!」
レジーナ「アイツとの決着は、ここで付けるわ!」
美姫「全ての命を支配するだなんて事、私達があなたを止める!皆さん、急いでここから離れて下さい。ここは戦国時代で言えば戦場になります。」
セバスチャン「皆さま、美姫殿のおっしゃる通りです。逃げて下さい。」
健太郎「しかし・・・」
あゆみ「大丈夫。あの子達を信じましょう。美姫ちゃん、マナ達をお願いね。」
マナの決意の目を見たあゆみは美姫に任せる事にした。
美姫「はい。誰一人欠けさせずに戻ります。ジョーさん、セバスチャンさん、みんなを安全な場所へ。」
セバスチャン「かしこまりました。」
ジョー岡田「さあ、急いで!」
セバスチャンとジョナサンが健太郎達を安全な場所へ誘導させた。
マナ「行こう。みんな。これがあたし達の最後の戦いだよ!」
美姫「変身!」
マナ・六花・ありす・真琴・レジーナ「「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」」
亜久里「プリキュア!ドレスアップ!」
ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」
ハート「みなぎる愛!キュアハート!」
ダイヤモンド「英知の光!キュアダイヤモンド!」
ロゼッタ「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
ソード「勇気の刃!キュアソード!」
エース「愛の切り札!キュアエース!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「「「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」」」」」」
ネオディケイドライバー「カメンライド ガイム」
ネオディケイドライバーに装填してサンドハンドルを押す。
ネオディケイドライバー「オレンジアームズ!花道・オンステージ!」
上から現れたオレンジアームズを被ると同時にライドウェアが装着され、オレンジアームズが展開し終えると同時に鎧武 オレンジアームズになった。
ネオディケイド鎧武 オレンジアームズ「ここからは俺達のラストステージだ!ドライバーチェンジ!」
ネオディケイドライバーは戦極ドライバーへ変わる。
七人によるプロトジコチューとの最後の戦いが、今始まろうとしていたのだった。
激しい戦闘が行われ、町中で爆発が起こる。
六人のプリキュアとネオディケイド鎧武 オレンジアームズはプロトジコチューの猛攻に押されていた。
プロトジコチューがビルを浮かせ、ハート達を指差すとビルが前に飛んで来た。
ネオディケイド鎧武 オレンジアームズは大橙一刀を放って、ビルを真っ二つに斬り裂いた。
それだけでなく、更に大量のビルも飛ばして来た。
今度は指から大量の赤黒い光線を放った。
ロゼッタ「ロゼッタリフレクション!皆さん、続けて下さい!」
ロゼッタリフレクションを発動したロゼッタが前に出て、ハート達がその後ろについて行く。
ソード「任せて!ホーリーソード!」
またビルを飛ばして来るが、前に出たソードがホーリーソードで真っ二つに斬り裂いた。
ハート「ありがとうソード!」
今度は先程より威力が増した光線を放つ。
レジーナ「させないわ!」
レジーナがミラクルドラゴングレイブから光線を放ち、ぶつけさせる。
だがプロトジコチューの方がパワーは上でレジーナが放ったのを打ち消した。
ハート「レジーナ!」
吹き飛ばされるが、ロゼッタのソードに救われた。
ハーツ「ロゼッタ!ソード!」
ダイヤモンドとエースが左右からプロトジコチューに向かって飛ぶ。
ダイヤモンド「トゥインクルダイヤモンド!」
エース「エースショット!ばきゅ~ん!」
トゥインクルダイヤモンドとエースショットを放つが、片手で止められる。
その隙にハートとネオディケイド鎧武 オレンジアームズが攻撃を仕掛けようとしたその時、プロトジコチューからジャネジーが放たれてハート・ダイヤモンド・エース・ネオディケイド鎧武 オレンジアームズの四人が吹き飛ばされた。
他のプリキュア達も地面や壁に叩きつけられた。
エース「みんな・・・大丈夫ですか・・・?」
ネオディケイド鎧武 オレンジアームズ「何とかな・・・。」
ハート「大した事ないよ・・・。」
ロゼッタ「かすり傷ですわ・・・。」
レジーナ「もー無理・・・。」
ダイヤモンド「折れるの早っ!」
ソード「さっきの威勢は!?」
レジーナ「バカね、冗談よ。マナと美姫が一緒なんだから、最後まで諦めたりしないわ。」
ハート「レジーナ・・・。」
ネオディケイド鎧武 オレンジアームズ「前とは随分と変わったなレジーナ。」
レジーナ「前のアタシとは、だいぶ違うから。」
画面上操作にて、ゲネシスコアとロックシードを出現させる。
ジンバーレモンロックシード「レモンエナジー!!」
戦極ドライバーにゲネシスドライバーの「ゲネシスコア」を装着した後、エナジーロックシードを装着、ブレードを倒す。
戦極ドライバー「ミックス!オレンジアームズ!花道・オンステージ!ジンバーレモン!ハハーッ!」
ネオディケイド鎧武はジンバーレモンアームズを装着し、ソニックアローを装備した。
レモンエナジーをソニックアローにセットしドライバーの「オレンジスカッシュ」を発動した後にソニックアローを操作して発動。
ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズ「セイッハー!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース「「「「「プリキュア!ロイヤルラブリーストレートフラッシュ!」」」」」
レジーナ「ドラゴンストライク!」
ソニックボレーとロイヤルラブリーストレートフラッシュとドラゴンストライクを放つが、効果は無かった。
プロトジコチュー「効かんな!」
高速で移動して後ろを取り、パンチとキックで七人を攻撃する。
プロトジコチュー「消えろ!」
そう叫ぶと同時に、胸の口から破壊光線を放った。
その頃、二階堂達は境内付近で戦闘を見ていた。
十条「ここも危険です!逃げましょう!」
二階堂「逃げるってどこへ!」
桃田「アニキ・・・?」
二階堂「マナ達が倒れたら、この世界は闇に閉ざされちまうんだ!だったら俺は最後まで、アイツらの戦いを見届ける!マナ、死ぬんじゃねぇぞ・・・!そして仮面の鎧もな!」
巨大なクレーターにプリキュアとネオディケイド鎧武 オレンジアームズが倒れる。
ラケル「六花、しっかりするケル!」
ランス「ありす~!負けちゃダメランス~!」
ダビィ「真琴!立ち上がって!」
アイちゃん「亜久里、レジーナ、しっかりするきゅぴ!」
シャルル「マナ、頑張るシャル!あなたはみんなの希望シャル!あなたが諦めたら、この世界はおしまいシャルよ!」
プロトジコチュー「心配するな。お前達の家族も仲間も、すぐに消し去ってやる。世界は、いやこの宇宙は全て私のものだ!」
ハート「もう・・・何言っちゃってるかな・・・。世界を独り占めしたら、確かに勝手し放題・・・けどね、たった一人の世界だったら、あなたは横入りも信号無視も出来なくなるんだよ。」
プロトジコチュー「何っ!?」
ハート「そう・・・自己中って言うのは、結局誰かに迷惑を掛けて振る舞う事。誰もいない世界では、あなたは自己中でいられなくなる!」
プロトジコチュー「黙れ!黙れ黙れ!この私に説教をするとは!」
ハートの目の前に近づき、拳を叩き込んで吹き飛ばす。
吹き飛んだハートはビルの壁に叩きつけられた。
プロトジコチュー「貴様こそ自己中だ!」
更に手から光線を放って命中させて吹き飛ばし、ビルを貫かせた。
プロトジコチュー「その生意気なプシュケー、この手で抜き取ってくれる!喰らえ!最強のジャネジーを!」
動きを封じたプロトジコチューがハートのプシュケーにジャネジーを注いだ。
ダイナマイト「ダメよマナ!心を強く持って!」
レジーナ「プシュケーを渡しちゃダメ!」
ソード「マナ!」
ロゼッタ「マナちゃん!」
エース「止めてーっ!」
胸のプシュケーが真っ黒に染まり、抜き取られた。
プロトジコチュー「遂に奪ったぞ。プリキュアのプシュケーを!これで世界は私のも―――」
画面上操作にて、カチドキロックシードを出現させ、ドライバーへ装着。
戦極ドライバー「カチドキアームズ!いざ出陣!エイエイオー!」
プロトジコチュー「ぬおっ!」その時、背中から攻撃を受けた。
ネオエィケイド鎧武 カトヂキアームズ「それはハートのもんだ!お前のもんじゃ無い!」
プロトジコチューが振り向くと、カチドキアームズを装着したネオディケイド鎧武が火縄大橙DJ銃の銃口を向けていた。
プロトジコチュー「まだ邪魔をするか・・・!」
ネオディケイド鎧武 カチドキアームズ「当然だ。俺はみんなを守る為に戦うって決めてるんだよ!」
プロトジコチュー「貴様は何者だ!」
ネオディケイド鎧武 カチドキアームズ「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」
ターンテーブルをスクラッチし、ビート音が流れるとスピードコントロールツマミの位置をずらすとビート音が遅く鳴る。
火縄大橙DJ銃から大砲を放ち、プロトジコチューを吹き飛ばした。
ディケイド鎧武は地面に落ちる寸前のハートを救った。
その時、ハートのプシュケーが元に戻りかけたがもう一度プシュケーにジャネジーを注ぎ込み、また黒く染まるが、戻りかけた。
そしてそのプシュケーがハートの元に戻り、目を覚ました。
ハート「みんな、心配掛けちゃったね。」
ダイヤモンド「どうやら無駄な努力だったみたいね!」
エース「たとて肉体が滅びようとも、わたくし達の魂は、思いの力は不滅です!」
ハート「お願いみんな、あたしに力を貸して!」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース「「「「ええ!」」」」
レジーナ「うん!」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「「「「「私達の力をキュアハートの元へ!」」」」」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナがハートに力を与える。
更にマジカルラブリーパッド・ミラクルドラゴングレイブ・エターナルゴールデンクラウンも力を与えた。
ハート「キュアハート!パルテノンモード!」
五人の思いと三種の神器が集い、ハートはパルテノンへと変身を遂げた。
ネオディケイド鎧武 カチドキアームズ「ハート、最後まで付き合うぜ!」
ハート「はい!お願いしますディケイド!」
皆さんに認識可にした複数画面上操作にて、極ロックシードを出現させる。
あゆみ「あの複数の画面みたいのは何!?」
亮子「まるで、ゲーム画面みたいね!それにアイテム系がたくさん!!」
悠蔵「中身の彼女は一体何なんだ!?それにまた声と話し方も別の男に変化してるし!!」
健太郎「もしや、敵に回してはならない存在なのか!?」
極ロックシード「フルーツバスケット!ロックオープン!」
カチドキロックシードへ鍵のように極ロックシードを差し込み、つまみを回すと、二つのロックシードが展開。
戦極ドライバー「極アームズ!大・大・大・大・大将軍!」
カチドキアームズから極アームズにチェンジした。
ネオディケイド鎧武 極アームズ「ここからは!」
ハート「あたし達の!」
ハート・ネオディケイド鎧武 極アームズ「「ラストステージだ(だよ)!」」
プロトジコチュー「まやかしだ・・・!」
プロトジコチューが拳から攻撃を繰り出すが、ハートは片手で止めた。
極ロックシード『マンゴパニッシャー!』
マンゴパニッシャーを装備したディケイド鎧武がプロトジコチューを吹き飛ばした。
体制を整えると同時にハートとディケイド鎧武が飛ぶ。
ハートとディケイド鎧武の一撃が、プロトジコチューを吹き飛ばした。
プロトジコチューが連続で攻撃を繰り出すが、これをかわす。
今度は高速で分身し、後ろを取った。
プロトジコチューが腕から光線を放つが、分身してかわした。
プロトジコチュー「速い!」
懐に飛び込み、サマーソルトキックを放って上空へと吹き飛ばす。
翼を展開して飛び、その時に起きた風圧で宇宙へと飛ばした。
プロトジコチュー「さっきまでのキュアハートとはまるで違う・・・!」
ジョー岡田「思いの力が、人を強くする!誰かを守りたいと言う思いの力を持つ女の子は、誰でもプリキュアになれる!そしてその力は、この宇宙を生み出したビッグバンにも匹敵するんだ!」
極ロックシード「大橙丸!バナスピア!」
プロトジコチューが胸の口から破壊光線を放つが、大橙丸とバナスピアを装備したネオディケイド鎧武 極アームズはこれを二つに裂き、命中させた。
急落下したプロトジコチューは大気圏の熱で燃え、海に落下した。
プロトジコチュー「確か、一万年前にもこの私を刃向う者がいた。倒れても倒れても、何度でも立ち上がって来る少女達・・・!まさか・・・!時代は繰り返すと言うのか・・・!」
ハートの姿が、一万年前のプリキュア―キックエンプレスと重なった。
ネオディケイド鎧武 極アームズ「だが今回は仮面ライダーが居る!」
極ロックシード『火縄大橙DJ銃!』
「ドライブベイ」にカチドキロックシードをセットし、
火縄大橙DJ銃「ロックオン!」「オーッ!オーオッオーオオーッ!」
ネオディケイド鎧武 極アームズ「セイッハー!」
ハート「あなたに届け!マイ・スイート・ハート!」
突撃するプロトジコチューに向けて、火縄大橙無双砲とマイ・スイート・ハートを放ち、命中させる。
プロトジコチュー「そうとも、時代は繰り返す。人間にワガママで自分勝手な心がある限り、私は何度でも蘇る!そう、何度でもだ!」
ハート「分かるよ。あたしの中にもワガママな心はあるもの。」
プロトジコチュー「何・・・だと・・・!?」
ハート「誰かをねたんだり、何もかも嫌いになって投げ出したくなる事だってある。けれど、そうやって悩むから、苦しみから、人はつよくなれるんだと思う。それに、たとえあたしが愛を失ったとしても、あたしには仲間がいる。支えてくれる仲間がいるから、あたしは絶対に何度も立ち向かってみせる!」
プロトジコチューは消滅し、大量のプシュケーとなった。
大貝町とトランプ王国は元に戻り、多くのプシュケーがトランプ王国へと戻った。
夕方となり、マナ達は丘の方で元に戻った大貝町を見ていた。
シャルル「綺麗さっぱり片付いたシャルね!」
美姫「これできっとトランプ王国も元に戻ったかも。」
真琴「でも、王女様は戻らない・・・。王女様は、平和になったトランプ王国をその目で確かめる事は出来ないのよ・・・!」
ダビィ「真琴・・・。」
六花「あれは・・・!」
太陽に照らせれるようにして、アンジュの幻が現れた。
真琴「王女様!」
ジョー岡田「アン!」
国王「アンジュ!」
アン「ごめんなさいお父様、ジョナサン。わたくしはもう、元の身体には戻れません。レジーナも亜久里も、多くの愛を知り、二つの命として成長したのです。」
レジーナ「心配しないで。パパの傍にはずっとアタシが付いついてるから!」
亜久里「わたくしは、あなたの思いを受け継いで行きたいと思います!」
アン「ありがとう!ジョナサン、わたくしは幸せです。あなたにもたくさんの愛を分けて貰いましたから。」
ジョー「僕もだよ、アン。」
アン「キュアソード、あなたには本当に辛い思いをさせてしまいましたね。けれども、あなたが仲間を見つけてくれたおかげで、全ての問題が解決しました。心から感謝しています。」
真琴「そんな言葉はいいのです!本当にもう元に戻れないのですか!?」
アン「ごめんなさい。もう戻れないのです。あなたに涙は似合いません。笑って。そしてこの世界にあなたの歌を届けて下さい。」
真琴「無理です・・・!王女様のいない世界で、もう私は笑う事なんて出来ない・・・!」
泣き崩れると同時に膝が地面につき、マナ達が真琴を抱き締めてもらい泣きをした。
アン「悲しまないで、ソード。」
真琴「王女様・・・」
アン「アンと呼んで。って言ったでしょ?わたくしの命の絆は、アイちゃんに引き継がれているわ。わたくしはいつも、あなたの事を見守っているのよ。」
真琴「王女様・・・。」
アン「仮面ライダーディケイド。ソードを、プリキュアの皆さんを支えてくれて、心から感謝しています。」
美姫「・・・っはい。しかしあなたはこれでいいんですか!?やっと再会出来たというのに、もう二度と会えなくなるだなんて!」
アン「いいのです。これは、わたくし自信で決めた事です。」
美姫「お2人も、それでいいんですか!?」
ジョー「アンが決めた事だ。こらは運命だったんだよ。」
国王「娘が自信を犠牲にして掴み取った平和を、無駄には出来んよ。」
アン「ありがとう、皆さん。本当にありがとう・・・。」
アンジュはお礼を言い、消滅した。
同時に、眠っていたアイちゃんが目を覚まし、真琴の元へと飛んだ。
真琴「アイちゃん・・・大好きだよ・・・!」
アイちゃんを抱き締めてそう言った。
近くの家の屋根の上でネズミとなったベールの尻尾をマーモが摘まむ。
ベール「な、何をする!離せ!」
マーモ「こんなになっちゃって。」
イーラ「情けねぇなベール。」
ベール「まあいい。また一万年程眠りについて力を蓄えるさ。」
イーラ「えー?また一万年眠るのかよ?まあ、あいつらがいたんじゃな。」
穏やかな表情でマナ達を見てそう言った。
マーモ「何してるの?行くわよ。」
イーラ「分かってるよ。」
ベール「腹減った―。」
イーラ「残飯でも食ってろよ。」
ベール「えー?」
そのやり取りを最後に、ジコチュートリオはどこかへ去って行った。
プロトジコチューは浄化され、平和を取り戻したが、アンジュとは二度と会えなくなってしまったのだった。
プロトジコチューとの戦いから一週間後。
大貝町から去る前日の夕方。
美姫はダンデライナーに乗って、クローバータワー屋上まで飛んで行った。
この時間だとクローバータワーが閉まっている時間だが、ありすに許可を貰っていた。
美姫「屋上から見る景色もいいね~。」
ダンデライナーから降り、大貝町の景色を座りながらトイカメラで撮る。
美姫「明日でみんなとお別れか・・・。」
ハート「お姉ちゃん」
声のした方を向くと、ハートが立っていた。
美姫「ハート?何でここに?それと何で変身してるの?」
ハート「こんな時間にお姉ちゃんが何処かに飛んで行っちゃったから追いかけたんです。そしたらクローバータワーの屋上まで行ってたから、変身してジャンプして来たんです。」
美姫「そう。。」
ハート「もう!閉まってるのに勝手に入っちゃダメでしょ!」
美姫「ちゃんとありすちゃんに許可貰ってるよ。」
ハート「え?そうなんですか?」
美姫「ええ。」
ハート「所で、何でここに?」
美姫「最後にこの町の写真を撮ろうと思ってね。」
ハート「そっか・・・明日には行っちゃうですよね・・・。」
美姫「うん。」
ハート「ねぇ、お姉ちゃん・・・。」
ハートは美姫に近づき、抱き締める。
ハート「本当はね、ずっと一緒にいて欲しいんです。行っちゃったら、私はまた一人っ子に戻っちゃいます、呼び方も会った時に戻っちゃいます。」
美姫「ゴメンね。私も本当は一緒にいたいの。でも一緒にいる事は出来ない。」
ハート「そうですよね・・・。」
美姫「でも大丈夫。きっといつか会える。その時はいっぱい笑って、楽しい事をしましょう。」
ハートの頭を撫でながら言う。
ハート「はい!」
美姫「それじゃあ、帰ろっか。」
タンポポロックシードを解錠し、ダンデライナーに変形する。
ハート「お姉ちゃん!」
美姫「ん?どうしたの?」
ハート「最後に、あたしのお願い・・・聞いてくれますか?」
美姫「うん。いいよ。」
ハート「一緒に・・・寝てもいいですか・・・?」
美姫「ええ。」
ハート「ありがとうございます!お姉ちゃん!」
嬉しそうな表情をして美姫の背中に抱き付く。
それから美姫と変身を解除したマナはダンデライナーに乗り、帰宅した。
そして次の日の朝、美姫が大貝町から去る日が来た。
ありす「セバスチャン。」
セバスチャン「はい。」
セバスチャンがある物を取り出してペンで数字を書く。
セバスチャン「どうぞお受け取り下さい。」
美姫「えっと・・・これは・・・?」
セバスチャン「小切手です。」
受け取った物は小切手だった。
美姫「えーっと一、十、百、・・・い、一千万!?」
小切手に書かれた額は、一千万円だった。
ありす「足りませんか?それならまだ増やしても―――」
美姫「いやいやいやいやいや!ちょっと待って!こんなにいらないから!と言うより貰えませんよ!お金を貰う為じゃないんだし!金にがめつい女と周囲から勘違いを受けそうで!!」
ありす「いえ、遠慮せずに受け取って下さい。美姫さんはこれまでわたくし達のお手伝いをしてくれました。美姫さんが呼び出して来た各世界の強者達やライダー召喚、バイオ世界のクリーチャー ゲート召喚。果てはバイオハザードの世界へシリーズのクロスオーバーである6まで、主人公達のウイルスとの戦いを直接ゲートを通って観ていくなど凄い体験までしたんです。美姫さんは一年戦ってくれたので、これ位の謝礼金をしなければ、四葉邸の恥ですわ。」
美姫「・・・本当に貰ってもよろしいのでしょうか?」
ありす「はい。」
美姫「・・・じゃあ、ありがとう。」
美姫は小切手を受け取った。
美姫「さっき「手伝い」って言ったけど、「協力戦」の方がまだ良かったかもしれないわ。」
ありす「あっ、そうですわね。」
美姫「それに小切手って、換金って出来るんだっけ?」
セバスチャン「今後の地球での銀行か、女神様によって現金に換えてもらうという手もあります。」
美姫「ですね。大事に使うから。」
美姫は複数画面上操作より、出し入れ可のアイテムボックスモードへ1000万分の小切手を保存。
マナ「じゃあ今度はこれを受け取ってください。」
マナが美姫にある物を二つ差し出す。
美姫「これは?」
マナ「お弁当です。」
それはニ食分のお弁当だった。
六花「私達みんなで作ったんですよ。」
真琴「今日のお昼と夜に食べてね。」
亜久里「わたくし達がいなくても、ちゃんと食べなきゃダメですわよ?一度死んでるとはいえ・・・。」
美姫「分かったわ。ありがとうみんな。これも画面のアイテムボックスモードへ保存しとくわね。」
画面上操作による、アイテムボックスモードへ保存。
マナ「それと・・・これ!」
マナは美姫に腕時計を差し出す。
美姫「腕時計?」
マナ「はい。お姉ちゃん 腕時計持って無かったですよね?」
レジーナ「ありすに頼んで作って貰ったの!」
マナ「デザインはあたしが考えたんです!デジタルの方が時間分かりやすいと思って!」
美姫「ありがとう。大事にするね!それに結構豪華なもんね~。」
腕時計を左腕に付ける。
美姫は画面上操作より、ネオディケイドライバーを自動装着。
美姫「旅立つ前にディケイドの物騒過ぎる異名 言うって言ったよね?」
ありす「そういえばそうでしたね?」
レジーナ「ディケイドの物騒過ぎる異名?そんなのあったの?」
六花「時空移動能力による世界そのものに関するって言ってたわ。」
真琴「世界そのもの・・・。」
マナ「私は覚悟を決めて聞きます。」
美姫「「世界の破壊者」、「すべての破壊者」、「悪魔」なの。」
亜久里「「世界の破壊者」!?」
セバスチャン「「すべての破壊者」ですと!?」
六花「「悪魔」・・・。」
皆は冷や汗掻いた。
ありす「あらあらま~~~。」
マナ「そんな物騒過ぎる異名、確かに旅立つまでは言えませんよ!!」
六花「そ、そうよね・・・。」
真琴「怖っ・・・。」
レジーナ「うわっ~~。」
セバスチャン「なんて物騒過ぎる異名でしょうか・・・。」
ありす「しかし、美姫さん あなたはわたくし達の為に共に戦ってくれましたわ!」
六花「そうです!あなたは悪人ではりません!」
真琴「あなたは本物の英雄です!」
亜久里「姉様 悪事は働かないように!!」
レジーナ「そうだよ 美姫!!」
マナ「お姉ちゃん 悪い事はしないでください!!」
セバスチャン「美姫殿!!悪事は働かぬように!!」
美姫「しないよ。変身!」
ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」
美姫はネオディケイドに変身。
後ろへオーロラカーテン展開し、
ネオディケイド「じゃあな。」
敬礼し、カーテンはネオディケイドを前へ覆い、消えて行った。
マナ「お姉ちゃ・・・いえ、美姫
六花「いつかまた会いましょー!」
ありす「一年間ありがとうございました!」
真琴「美姫さん!一緒に戦ってくれてありがとうー!」
亜久里「姉様!お元気でー!」
レジーナ「またねー!美姫ー!」
シャルル・ラケル・ランス・ダビィ「「「「美姫!バイバイシャル(ケル)(ランス~)(ビィ)!」」」」
アイちゃん「バイバーイ!」
セバスチャン「今後の冒険先の様々な地球での健闘を祈ってますぞ!!」
そして、ある程度の日にちが経過し、マナに一本の連絡が。
マナ「もしもし!キュアハートです!」
総理「実はまたきみに頼みがあるんだ。超大型の人工衛星が軌道を外れ、東京に墜落する恐れがあるんだ。」
マナ達はタワ-の屋上へ。
レジーナ「遅いぞォ!!」
真琴「ごめん。」
六花「結局皆から頼りにされちゃうのよね マナってば。」
ありす「仕方ありませんわ。」
亜久里「幸せの王子ですものね。」
アイちゃん「アイ!」
マナ「へへ。みんな行くよ!」
六花達「「「「「うん!」」」」」
マナ達「「「「プリキュア!ラブリング!」」」」
亜久里「プリキュア!ドレスアップ!」
レジーナ除くマナ達はプリキュアへ変身。
そして、住民達の見守る中、落下中の人工衛星へ向けて飛び立っていく。
キュアハート達「「「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」」」」」」
キュアハート(美姫さん 今はどんな世界を冒険していますか!私はラクーンシティのような事件を出さない為にも、愛の為にも総理を目指すべく頑張ります!美姫さんも一度死んでる身とはいえ、今後の様々な冒険先の世界での身体への自重しての健闘を祈ってます!)