仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
城に戻ったトワイライトが、ディスピアに四つ目のプリンセスパフュームを見せる。
トワイライト「ご覧下さい、お母様。」
ディスピア「これは・・・プリンセスパフューム。」
トワイライト「はい。」
ディスピア「一体どこでこれを・・・いや、そんな事はどうでもいい。」
そう言い、ディスピアは胸元の鍵穴からある物を出す。
トワイライト「お母様?」
ディスピア「さぁ、これを使うがいい。」
トワイライト「これは・・・」
それは、三つ目の黒いキーだった。
ディスピア「次こそその手でプリキュアとディケイドを絶望に突き落として見せよ。」
トワイライト「はい。」
キーをプリンセスパフュームに差し込むと、闇が放たれ、トワイライトを呑み込んだ。
トワイライト「お、お母様!」
シャット「トワイライト様!」
第二生徒会室
はるか「あ、ゆいちゃん、美姫さん。」
二人が入ると、既にはるか達は第二生徒会室にいた。
ゆい「ドレスアップキー?」
テーブルの上に置かれた九個のドレスアップキーに目が行く。
パフ「みんな頑張ったパフ!」
アロマ「九個揃ったロマ!」
ゆい「綺麗だね。」
するとその時、フローラのドレスアップキーが光り出す。
きらら「何!?」
そして全部のドレスアップキーが浮かび、眩い光が放たれ、この場にいた全員がある場所へと飛ばした。
はるかが目を開けると、そこは第二生徒会室では無く、暗い森の中だった。
はるか「ここ・・・どこ・・・!?あれは・・・!」
上を見上げると、そこには巨大な閉ざされた扉があった。
はるか「もしかして・・・ここって・・・!ホープキングダム!?」
はるか達は謎の光によって、ホープキングダムへと飛ばされていた。
みなみ「何故・・・ホープキングダムに?」
パフ「分からないパフ・・・。」
きらら「これってどう言う事?」
アロマ「ホープキングダムには、お城にある扉でしか行き来出来ないハズロマ・・・。」
美姫「あちらこちら、景色の色が紫色。」
ゆい「何だか、薄気味悪いね・・・。」
他のみんなも、みなみ・パフ、きらら・アロマ、美姫・ゆいの三組に分かれて飛ばされていた。
美姫「とにかく、みんなを探しましょう。」
美姫は画面上操作より、ガジェットモードのコンドルデンワー、クモランタン、バットクロックを出現させ、アニマルモードへと変形させた。
美姫「はるかちゃん達を探しに行って。」
頷いたコンドルデンワー達ははるか達を探しに行った。
はるか「みんな~!どこ~!?」
はるかが大声で叫ぶが、足を引っ掛けて転んでしまう。
はるか「何でこんな事に・・・。」
立ち上がろうとしたその時、ドレスアップキーが光り出し、前にある場所へ導くようにし光が放たれた。
はるか「あっちに・・・行けって事・・・?」
ホープキングダム城
ディスピア「ん?プリキュアとディケイドが現れたようだな。いや、もう一人いるか。」
ディスピアがはるか達の気配を感じ取る。
シャット「何と!?」
ロック「一体、どうやって・・・。」
はるかがドレスアップキーの光に導かれるままに前に進むと、二体のウサギゼツボーグが現れた。
はるか「プリキュア!プリンセスエンゲージ!」
フローラ「咲き誇る花のプリンセス!キュアフローラ!」
一体のゼツボーグが跳んでパンチを繰り出し、フローラはこれを両腕をクロスして防ぐ。
そこから二体目のパンチを繰り出し、フローラを吹き飛ばす。
すぐさま体制を整えて着地するが、後ずさる。
二体同時にフローラを攻撃しようとしたその時、ウィッシュに乗ったカナタが現れ、右手に持ったロッドを使ってゼツボーグを吹き飛ばした。
カナタ「キュアフローラ!」
フローラ「うん!エクスチェンジ!モードエレガント!」
ドレスアップキーを差し込み、モードエレガントへと姿を変える。
フローラ「舞え!花よ!プリキュア!フローラル・トルビヨン!」
両手に集めた花びらを花吹雪のように放つ、フローラル・トルビヨンを放った。
フローラル・トルビヨンを受けた二体のウサギゼツボーグは、浄化された。
フローラ「ごきげんよう。」
カナタ「はるか・・・。」
フローラ「カナタ・・・。」
カナタ「どうしてここに・・・?ようこそ、ホープキングダムへ。」
フローラ「またお会い出来て嬉しいです。カナタ王子。」
カナタ「素敵なプリンセスになったね。はるか。」
フローラ「カナタ・・・!」
その時、横から三体目のウサギゼツボーグが現れた。
フローラ「もう一体!?」
『フリーズ ベント!』
フローラを攻撃しようとしたウサギゼツボーグの動きが止まった。
フローラ「えっ?止まった・・・?」
ゼツボーグの動きが止まると同時に、フローラの近くにコンドルデンワーが現れた。
フローラ「これって美姫さんの・・・」
ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド!」
後ろからディメンションブラストを受けて、ウサギゼツボーグは爆発した。
ゆい「二人とも、大丈夫?」
奥からネオディケイドとファムが現れ、合流を果たす。
フローラ「ディケイド!ゆいちゃん!」
ネオディケイド「よくやったな。コンドルデンワー。」
ネオディケイドの手の上に乗ったコンドルデンワーはガジェットモードへと変形した。
ネオディケイド「こうして会うのは初めてだな。」
カナタ「そうだね。会えて嬉しいよ。君は、ゆいなのかい?」
ゆい「はい。最近仮面ライダーになったんです。」
フローラドレスアップキーがまた光り出す。
フローラ「あっ、また・・・!」
カナタ「これは・・・はるかは、キーに導かれたのかもしれないね。」
フローラ「キーに?」
カナタ「キーは、君に何かを伝えようとしているのかもしれない。」
三人は変身を解き、カナタと共にキーが導く場所へと進む。
みなみときららも、はるかと同様にキーに導かれて先を進む。
しばらく進むと、キーの導いた先にあったのは建物だった。
美姫「建物なの?」
美姫はトイカメラのシャッターを押して、建物を撮った。
カナタ「あれは・・・花のプリンセスの紋章?」
中に入ると、そこにはステンドグラスに囲まれた鍵穴があった。
鍵穴が、キーを導いたのだった。
はるかがアイコンタクトを尋ね、カナタが頷く。
鍵穴にドレスアップキーを差し込んで回すと、ステンドグラスが光り出す。
?『キュアフローラ・・・花のキーを受け継ぐものよ・・・。』
カナタ「これは・・・先代のプリンセスプリキュア!?」
美姫「先代って事は・・・」
ゆい「はるかちゃん達が変身する前から・・・!?」
その声は、先代のキュアフローラの声だった。
はるか「私の前の・・・花のプリンセスプリキュア?」
先代『遂に、大いなる闇が目覚めたようですね。』
はるか「大いなる・・・闇?」
先代『かつて、私達三人は力を合わせ、闇の力を封じました。しかし、いつか必ず闇が再び蘇るのを知っていました。そして、復活した闇はさらなる力を蓄えている。そう考えた私達は、もう一つパフュームを残したのです。』
カナタ「パフュームが・・・!」
はるか「もう一つ・・・!?」
先代『しかし、そのパフュームに闇が迫っています。急ぐのです。パフュームを闇に染めてはなりません。』
みなみ「そう言う事だったのね。」
きらら「やるっきゃ無いみたいだね。」
みなみときららも先代のマーメイドとトゥインクルから話を聞く。
カナタ「この光の先はおそらく、ホープキングダム城。」
みなみ「行きましょう。」
きらら「行こっか。」
はるか「行こう!」
カナタ「だが、ウィッシュに乗れるのは二人までが限界だ。」
美姫「それなら大丈夫かと。」
美姫はタンポポロックシードを取り出す。
美姫「ほいっと。」
タンポポロックシードを開錠して投げると、ダンデライナーに変形した。
はるか「えっ!?何それ!?」
美姫「ダンデライナー。ロックビークルって言う乗り物なのです。」
カナタ「仮面ライダーはこんな物まで持っているのか・・・。」
マーメイド「急ぎましょう。はるかもきららもきっと向かっているハズよ!」
マーメイドがパフと共に先へ進むと、シャットが待ち構えていた。
シャット「ここから先は、行かせぬのみ。」
マーメイド「シャット!」
シャット「あなたはここで、朽ち果てるのみ!」
手に持った黒いバラから光線を放つ。
光線を防いで搔き消すが、シャットは横に瞬間移動して二発目を放った。
トゥインクルとアロマの方にはロックが現れる。
ロック「お前はここで、倒れるんだね。」
トゥインクル「冗談。倒されるのはそっちでしょ?」
ロック「お前、生意気なんだね。」
トゥインクルの横に瞬間移動し、回し蹴りで吹き飛ばす。
トゥインクル「どっちがよ!」
手から星型のエネルギーを投げつける。
はるかはカナタと共にウィッシュに乗り、ダンデライナーに乗ったナツとゆいはホープキングダム城へ移動する。
美姫とゆいはいつでも変身できるように、ネオディケイドライバーとVバックルを着けたままだった。
カナタ「マーメイドとトゥインクルは、大丈夫だろうか・・・。」
はるか「心配だけど、でもきっとみんなももう一つのパフュームの元へ向かってると思う。」
カナタ「成長したね、プリンセスプリキュアとして。」
はるか「そそそそんな事・・・!あっ!でも少しでもプリンセスに近づきたくて、私バイオリンを始めたんだ。」
カナタ「バイオリンを・・・?」
はるかからバイオリンを始めたと聞いたカナタの表情が曇る。
はるか「うん!カナタがよく弾いてたっていう曲も、ミスシャムールが教えてくれたんだよ。」
カナタ「そうか・・・。」
カナタの表情が更に曇る。
はるか「そうそう。カナタって妹さんがいるんだね。知らなかった。」
カナタ「はるか達にはまだ話していなかったね。僕の妹は、トワは・・・ずっと昔に行方不明になってしまったんだ。」
はるか「えっ・・・?」
ゆい「行方・・・不明?」
カナタの妹、トワは今でも行方不明だとカナタの口から告げられた。
カナタ「トワは、バイオリンを弾くのが好きで、よく一緒に練習していた。でもある日、トワは姿を消してしまった。そして、どれだけ手を尽くしても、戻る事はなかった。トワは、僕にとっても、ホープキングダムの民にとっても、希望の光だった。その光を失った僕らの心は弱り、いつしか夢をも見失ってしまった。」
美姫「みんな、希望を失ったのか・・・。」
カナタ「そして、ディスピアが現れた。心が弱った僕らは、闇の侵攻を防ぐことが出来なかった。」
はるか「そんな事が・・・あったなんて・・・。」
ゆい「妹のトワさんがいなくなって、カナタさんもみんなも辛かったんだね・・・。」
カナタ「すまない。君達にまで悲しい思いをさせてしまったね。」
はるかとゆいの目から涙が零れる。
はるか「ううん。私こそ、ゴメンなさい!何も知らずに・・・!」
カナタ「いいんだ。」
はるか「はるか、僕が笑顔を取り戻せたのは、はるかのお蔭なんだ。」
カナタ「えっ・・・?」
はるか「君のお蔭で僕は夢の大切さを思い出せた。君と出会えたから、僕はディスピアとの戦いにも耐える事が出来た。」
はるか「そして今も、闇に染まらずにこうしていられる。」
美姫「カナタにとってはるかちゃんは、希望なんだね。」
カナタ「ああ。はるかと出会わなければ、きっと民達と同じようになっていただろう。はるか、僕と出会ってくれてありがとう。」
はるか「私こそありがとう・・・!そんなに辛い思いをしていたのに、私を励ましてくれて・・・!私、もっとカナタの力になりたいよ・・・!」
カナタ「僕はね、こう思ってるんだ。僕のバイオリンの音色は今もトワに届いているんじゃないかって。」
はるかの目元の涙を指で拭って言う。
美姫「届いてますよ。きっと。」
ゆい「だって、兄弟ですし。」
カナタ「美姫とゆいもありがとう。僕は、トワを見つけて見せる!」
はるか「うん!」
マーメイドが湖の上に走ってシャットの光弾から逃げる。
シャット「いい加減大人しく、やられるのみ!」
強力な光弾が放たれるが、跳んで避ける。
マーメイド「私達は必ずもう一つのパフュームを守って見せるわ!世界を絶望に染めさせはしない!」
マーメイドが叫ぶと同時に、クモランタンが現れ、シャットの顔面に向けて蜘蛛の糸を放つ。
シャット「な!?前が見えない!」
マーメイド「バブル!」
シャットが蜘蛛の糸を剥がしている隙に、クリスタルプリンセスロッドにバブルキーを差し込む。
マーメイド「高鳴れ!泡よ!プリキュア!バブル・リップル!
」
バブル・リップルを放ち、シャットを泡の竜巻の中に閉じ込めた。
マーメイド「ありがとう。あなたのお陰で助かったわ。」
着地し、クモランタンに礼を言う。
マーメイド「悪いわね。今はあなたに構っていられないわ。」
マーメイドはホープキングダム城へと向かう。
シャット「おのれ・・・!はあっ!」
蜘蛛の糸を剥がした後、バブル・リップルを打ち破るが、既にマーメイドの姿は見えなかった。
シャット「おのれ・・・!」
ロック「中々粘るんだね。面白いんだね、お前。」
トゥインクル「そりゃどーも。でも、こっちはアンタに付き合ってられる程、暇じゃないんだよね!」
ロックが首元の鍵穴から放った炎をトゥインクルがクリスマスプリンセスロッドで防ぐ。
もう一度炎を放とうとしたその時、現れたバッドクロックが超音波を放った。
ロック「うるさいんだね!」
バッドクロックの超音波をロックは耳を押さえていた。
トゥインクル「シューティングスター!」
クリスタルプリンセスロッドにシューティングキーを差し込む。
トゥインクル「きらきら!流れ星よ!プリキュア!ミーティア・ハミング!」
ミーティア・ハミングを放ってロックを怯ませ、この隙にホープキングダムのへと向かった。
ロック「ありゃりゃ。」
はるか・ゆい・美姫・カナタの四人が先にホープキングダム城に到着し、ウィッシュとダンデライナーから降りる。
カナタ「ホープキングダム城。かつて僕らが暮らした場所。」
はるか「ここに、ディスピアが・・・!」
カナタ「ああ。そして恐らくパフュームも。しかしおかしい。」
はるか「何が?」
カナタ「静か過ぎる。いつもは見張りのゼツボーグが居るのに。」
はるか「行こう。」
美姫「考えても仕方ないしね。」
四人がホープキングダム城に入る。
マーメイド「はるか!ゆいさん!」
トゥインクル「美姫さん!」
アロマ「なんと、カナタ様も!?」
パフ「カナタ様!」
先へ進むと、マーメイド・トゥインクル・アロマ・パフ・クモランタン・バッドクロックが駆け付け、全員が合流する。
はるか「みんな!」
カナタ「パフ!アロマ!」
はるか「みんな無事で良かった!」
美姫「お疲れ様ね。クモランタン。バッドクロック。」
美姫の手の上に乗ったクモランタンとバッドクロックはガジェットモードへと変形した。
カナタ「キュアマーメイドも、キュアトゥインクルも、今までありがとう。」
トゥインクル「挨拶は後で。」
マーメイド「状況は分かっています。私達も先代のプリンセスプリキュアの声を聞きました。」
カナタ「そうか。」
はるか「行きましょう!」
カナタ「ああ。」
トワイライト「ようこそ、絶望の城へ。」
はるか「トワイライト!」
広い所に出ると、カナタが足を止め、みんなも足を止める。
はるか「カナタ?」
奥から出て来たトワイライトを見て、カナタはある事に気付いた。
カナタ「トワ・・・!」
はるか「えっ!?」
パフ「トワ様・・・?」
アロマ「カナタ様の妹ロマ・・・。」
マーメイド「い、妹・・・?」
トゥインクル「どう言う事・・・?」
ゆい「トワイライトが・・・カナタさんの妹!?」
カナタ「間違いない!トワだ!トワ!僕だ!カナタだ!」
トワイライトが手から青い炎を放ち、命中させたかに見えたが、カナタはロッドの力で防いだ。
カナタ「トワ、どうして・・・?」
はるか「カナタ・・・。」
カナタ「トワ、僕だよ。カナタだ。分からないのかい?」
トワイライト「何を言っているのかしら?わたくしはブラックプリンセス。大魔女ディスピアの娘、トワイライト。」
名乗り終えると同時に、キーが差し込まれたパフュームを取り出す。
はるか「あれは!」
アロマ「パフュームロマ!」
美姫「まさか、変身するの!?」
キーを回したトワイライトが姿を変え、ブラックプリンセスへと姿を変えた。
トワイライト「気高く、尊く、麗しく。わたくしこそ唯一無二のプリンセス。」
パフュームを使ってトワイライトはブラックプリンセスへと姿を変え、はるか達は驚いていたのだった。