仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第339話「伝えたい想い! みなみの夢よ大海原へ!」

水族館でみなみは、あすかに自分の夢の始まりについてを話す。

 

みなみ「思えばあれが、私の夢の始まりでした。」

 

あすか「そっか。海の生き物を通して海を知りたいって言う夢、あたしと出会う前から、ずっとみなみちゃんの中にあったんだね。」

 

みなみ「あすかさんのお陰で、それに気付く事が出来ました。」

 

あすか「ご家族には話したの?」

 

みなみ「いえ・・・。実は、まだ・・・。」

 

明日香「そっか。」

 

あすか「ところでみなみちゃん、彼女とはどんな関係?」

 

みなみ「彼女って?」

 

あすか「この前のパーティにみなみちゃん達と一緒に来ていた、美姫さんだったっけ?」

 

みなみ「彼女は私にとって、尊敬の対象なの。」

 

あすか「尊敬ねェ・・・」

 

ホープキングダム

 

シャット「ディスピア様!美しさのポイントはやはりメイクです!是非ディスピア様にも―――!」

 

ディスピア「失敗だ。」

 

シャット「えっ?」

 

ディスピア「シャット、お前は失敗作だ。」

 

ショックのあまり、手に持ったメイク道具を落とす。

 

ディスピア「美しさなど、我々には必要無い。愚か者。何故こうなってしまったのか・・・。いっそ、この手で―――」

 

シャット「も、もう一度!どうかもう一度だけチャンスを!」

 

土下座して懇願する。

 

シャット「必ずやプリキュアとライダーを倒して見せます!私の全てを賭けて!」

 

ディスピア「最後だ。次は無いぞ。」

 

シャット「ハッ!」

 

そう言い、シャットに鍵穴を差し出す。

 

はるか達は、女子寮で今日行われるクリスマスパーティーの準備にいそしんでいた。

 

パフ「みなみ、お届け物パフ。」

 

みなみ「ありがとう。」

 

パフがみなみに手紙を届ける。

 

はるか「誰からですか?」

 

みなみ「お母様からだわ。」

 

差出人は真澄からだった。

 

はるか「クリスマスカードだ!」

 

きらら「みなみんのママ、センス良い!」

 

トワ「素敵ですわ!」

 

送られて来たのは手紙では無くクリスマスカードだった。

 

はるか「?みなみさん?」

 

みなみの表情が一瞬暗くなるのを、はるかが気付く。

 

はるか「今、ちょっと暗い顔をしたでしょう?また何か悩んでいるんですか?」

 

みなみ「そうじゃないの。新しい夢の事、まだ両親には話して無くて。」

 

はるか「そうなんですか・・・。ご両親はまだ一緒に働くって思ってるんですよね。」

 

きらら「まあ、言いにくいよね。」

 

みなみ「お正月になったら言うつもりよ。ただ・・・」

 

トワ「ただ?」

 

みなみ「申し訳無くて・・・。」

 

みなみ「ここに入学させて貰ったのに、習い事などをさせて貰って感謝しているのに、期待に応えられない・・・。大丈夫よ。新たな夢を決めた時から、覚悟していた事だから。」

 

きらら「よし!景気付けしよっ!」

 

はるか「えっ?」

 

きらら「こう言うのって勢いが大事でしょ?みなみんの勢いをつける為に、クリスマスパーティでハジケちゃおう!」

 

はるか・みなみ・トワ・ゆい『おーっ!』

 

そして、クリスマスパーティーが開かれた。

 

せいら「みんな!準備はいいか!?」

 

全員『おーっ!』

 

せいら「気合い入ってるかーっ!?」

 

全員『おーっ!』

 

せいら「クリスマスパーティー、始めるよーっ!」

 

トナカイの衣装を着たせいらが司会進行を行う。

 

ステージでは星を付けたさやかがまいとのりこの肩に乗っていた。

 

さやか「オーケー!クリスマスツリー!」

 

さやか・まい・のりこ「「「メリークリスマス!」」」

 

さやか・まい・のりこによる人間クリスマスツリーが成功した。

 

次にステージにらんこが傘回をしていた。

 

らんこ「はいー!はいはいー!なんでもこーい!」

 

ボールの次にラグビーボールとアヒルを傘に乗せて回した。

 

はるか「らんこさん凄ーい!」

 

きらら「芸達者だなー。」

 

次はゆいによるパフとアロマの腹話術が行われた。

 

パフ「みんな、メリークリスマスパフ~。」

 

とは言ってもパフとアロマは普通に喋っているだけで、ゆいはただ立っているだけだった。

 

さやか「七瀬さん腹話術上手い!」

 

れいこ「パフちゃんさいこー!」

 

アロマ「赤アロマロマ!青アロマロマ!黄アロマロマ!」

 

アロマがゆいの頭の上に乗り、早口言葉で喋っていた。

 

女子生徒「インコが早口言葉喋ってるー!」

 

らんこ「な、中々やるわね!」

 

早口言葉で喋っているアロマを見たらんこは何故か焦っていた。

 

ゆいの番が終わると同時に、突然電気が消えた。

 

せいら「次は、我が学園スーパーメンバーによる、クリスマス限定ユニット!その名も―――!」

 

せいら「ザ・プリンセス!」

 

ステージに照明が照らされると同時にステージにはサンタの格好をしたはるかが立っていて、その後ろに同じくサンタの格好をしたみなみ達がいた。

 

四人は見事に息の合った歌とダンスを行い、終わると同時に歓声に包まれたのだった。

 

一方美姫は、バイオリン工房でカナタと会話していた。

 

カナタ「美姫、君に一つ聞きたい事があるんだ。」

 

美姫「聞きたい事ですか?」

 

カナタ「君の夢は一体何だい?」

 

美姫「私、夢はありません。しいて言うなら、この世界とみんなの夢を守る事ですね。」

 

カナタ「君らしい夢だね。」

 

美姫「そうですか?っと、そろそろ戻ろうかな。」

 

カナタ「あ、僕も行くよ。」

 

時計を見て、戻ろうとする。

 

美姫とカナタはマシンディケイダーに乗り、ノーブル学園に向かった。

 

パーティーが終わり、はるか達はロッカールームで制服に着替えていた。

 

はるか「大成功だね!こんなに楽しいパーティ初めて!」

 

トワ「何と言っても、みなみの歌とダンスが最高でしたわ!」

 

ゆい「だよね!」

 

きらら「みなみんのファン、増えるよーっ。」

 

みなみ「みんなが喜んでくれたなら、頑張った甲斐があったわ。」

 

白金「寮母の白金です。海藤さん、お電話ですよ。お母様から。」

 

みなみ「えっ?」

 

サンタ姿の白金が現れ、みなみに真澄から電話が来ていると伝える。

 

みなみ「もしもし、お母様?」

 

ますみ『あ、みなみ?』

 

みなみ「はい。素敵なカードありがとうございます。」

 

寮の中に置いてある電話の受話器を取り、真澄と話す。

 

ますみ『ごめんなさいね。電話までしちゃって。でも、直接メリークリスマスを言いたくて。』

 

みなみの受話器を持つ手が震える。

 

ますみ『みなみ?どうかしたの?』

 

みなみ「いえ、何も・・・。」

 

ますみ『そう?風邪とか引いて無い?あなた冬になる度に風邪を引くんだから。』

 

みなみ「小さかったの時の話だわ。」

 

ますみ『あら、楽しそうな声。』

 

みなみ「今、クリスマスパーティーをしているんです。」

 

ますみ『まあ、ごめんなさいね。お邪魔しちゃって。』

 

みなみ「いえ。」

 

ますみ『でも、みなみが楽しそうでお母さんも嬉しいわ。じゃ、身体を大切にね。みなみ、メリークリスマス。』

 

みなみ「メリークリスマス。」

 

電話を終えるのと同時に、みなみの目から一粒の涙が零れた。

 

はるか「みなみさん?どうしたんですか?」

 

美姫「あっ、みんないた。」

 

はるか達が来て、美姫とカナタが寮に入る。

 

みなみ「何でも無いわ。」

 

美姫「みなみちゃん・・・?」

 

きらら「何でも無いって顔じゃないよ。」

 

みなみの目からは、涙が流れていた。

 

みなみ「お母様が・・・優しくて・・・」

 

はるか「ご両親が大好きなんですね。」

 

きらら「だから、ガッカリさせたくないんだよね。」

 

トワ「でも大好きな人には、本当の気持ちを知って欲しい。そうでしょう?」

 

みなみ「みんな・・・。」

 

カナタ「みなみ、どうかしたのかい?」

 

美姫「獣医って言う新しい夢が出来たんです。」

 

はるか「こうなったら、今すぐ伝えに行きましょう!悩むのはその後にしましょう。」

 

みなみ「はるか・・・。」

 

両手でみなみの手を握って言う。

 

美姫「そうよ。大事な事は、すぐに言わなきゃ。みなみちゃんの両親は絶対に分かってくれるよ。」

 

みなみ「美姫さん・・・。」

 

美姫「早くわたるさんに迎えに来て貰えるよう伝えなきゃ。」

 

みなみ「ええ。」

 

きらら「お兄さん、何て?」

 

みなみ「すぐ来てくれるって。」

 

はるか「良かった!」

 

わたるに連絡を入れ、すぐに来てくれるとはるか達に伝えた。

 

みなみ「支度をして来るわ。」

 

支度する為に部屋へ戻ろうと中庭付近を歩くと、突如波の音が聞こえた。

 

みなみ「何?」

 

中庭に大量の水が出て来て、そこから亀ゼツボーグが現れた。

 

みなみ「これは・・・!」

 

シャットが現れ、亀ゼツボーグの上に着地する。

 

みなみ「シャット!」

 

シャット「貴様だけか、キュアマーメイド。今日こそ倒すのみ!」

 

みなみ「こんな時に・・・!」

 

みなみ「プリキュア!プリンセス・エンゲージ!」

 

マーメイド「澄み渡る海のプリンセス!キュアマーメイド!さぁ、お覚悟はよろしくて!」

 

シャット「当たり前だ!やれ!」

 

ゼツボーグが口から水弾を放ち、マーメイドは避ける。

 

着地した場所の後ろが寮の為逃げ場所が無く、ゼツボーグの放った特殊な水弾を受けた。

 

そして目を開けると、そこはホープキングダムの海の城だった。

 

マーメイド「ここは・・・ホープキングダム?海が・・・」

 

海から亀メツボーグが出て来て、巨大化する。

 

シャット「一人ずつ確実に倒すのみ。キュアマーメイド、まずはお前からだ!」 

 

ゼツボーグは口から水流を出し、マーメイドはジャンプして避けたものの、ゼツボーグはそのまま上を向かれ直撃し、吹き飛ばされる。

 

シャット「トドメだー!」

 

フローラ・トゥインクル・スカーレット「「「ロイヤルマジェスティ!」」」

 

すると空から扉が現れて開いた。

 

ウィザードライバー「ディフェンド!プリーズ!」

 

マーメイドの前に立ったネオディケイドウィザード フレイムスタイルは赤い魔方陣を出して水流を防いだ。

 

シャット「何っ!?」

 

マーメイド「みんな!」

 

トゥインクル「お待たせ!」

 

フローラ「無事で良かったです!」

 

フローラ達も着地し、全員揃った。

 

シャット「お前達どうやってここへ・・・!」

 

カナタ「みなみの姿が見えなくなったからもしかしてって思って、ここへ来たんだ。」

 

シャット「まあいい。まとめて全員倒すのみ!」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「やれるものならやってみろ!」

 

ウィザードライバーのレバーを操作。

 

ウィザードライバー「シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビヘンシーン!」

 

画面上操作より、左手のウィザードリングをはめ替え、ベルトにスキャン。

 

ウィザードライバー「インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー!ボーザバビュードゴーン!』

 

下から魔方陣とクリスタル状のウィザードラゴンが現れ、通り抜けると同時にネオディケイドウィザードはインフィニティースタイルにチェンジし、アックスカリバーを装備した。

 

ネオディケイドウイザード インフィニティスタイル「さぁ、ショータイムだ。」

 

ゼツボーグが両手両足を甲羅の中に入れ、回転を始める。

 

ウィザードライバー「ビッグ!プリーズ!」

 

ネオディケイドウィザード インフィニティスタイルの前に魔方陣を出して手を突っ込むと巨大化した。

 

勢いよく突進するが、ネオディケイドウィザード インフィニティスタイルが放ったパンチを受けて吹き飛んだ。

 

海に落下すると、海が汚れ出した。

 

シャット「絶望だ!お前達もこの海も、絶望に飲まれて終わるのだ!」

 

ゼツボーグの口から水流をフローラ達が放つと、マーメイドがフローズン・リップルで防いだ。

 

マーメイド「終わらないわ!海からは感動や好奇心、そして夢が生まれてる!」

 

シャット「何が生まれても意味は無い!生まれた夢は破れるのみ!お前達がいくらあがこうと、最後は絶望に終わるのみ!」

 

マーメイド「時には絶望や困難に飲まれることもあるでしょう、でも、それでも!」

 

マーメイドの想いに応えるかのように、フローズン・リップルが水流ごと凍らせた。

 

マーメイド「絶え間なく生まれ続ける。困難だと分かっていても、叶えたい夢が生まれる!海も、私達の心も、決して絶望で満ちたりしないわ!サンゴ!」

 

プリキュアパレスにサンゴキーを差し込み、ハンドルを回す。

 

マーメイド「高鳴れ、サンゴよ!プリキュア!コーラル・メイルシュトロム!」

 

プリンセスパレスから渦潮とともに珊瑚や水のイルカの大群を発生させ、潮流に乗る形でイルカの大群を敵にぶつけ、自らも青いオーラを身に纏って攻撃を加えるコーラル・メイルシュトロムを放った。

 

コーラル・メイルシュトロムが命中したゼツボーグは吹き飛ばんだ。

 

シャット「えーい、何をしている!そのまま叩き潰すのみ!」

 

ゼツボーグはマーメイドを踏み潰そうと高く跳んだ。

 

マーメイド「私は海のプリンセス、キュアマーメイド。海と夢を汚すものは!私が、成敗します!」

 

マーメイドが回し蹴りを繰り出し、ゼツボーグを吹き飛ばした。

 

『フリーズ ベント!』

 

ファムがフリーズベントをブランバイザーに装填すると、ゼツボーグが凍り付いた。

 

ゆい「今だよ!」

 

アックスカリバー『ハイハイハイハイハイタッチ!プラズマシャイニングストライク!キラキラ!』

 

ネオディケイドウイザード インフィニティスタイル「だあーっ!」

 

アックスカリバーをブーメランのごとく回転させて放り投げ、それを遠隔操作して攻撃するプラズマシャイニングストライクを放つ。

 

『アド ベント!』

 

カードデッキからアドベントのカードを取り出して、ブランバイザーに装填すると、同時に、ブランウイングを召喚する。

 

『ファイナル ベント!』

 

ゆい「やぁーっ!」

 

ファムはブランウイングの放った突風の勢いに乗せ、ドリルのように高速回転して、ライダーキックを放った。

 

フローラ・マーメイド・トゥインクル・スカーレット「「「「モードエレガント!ロイヤル!」」」」中央の鍵穴にロイヤルドレスアップキーを挿し込む。

 

中央の扉が開き、フローラが右側に付いたハンドルを回すと同時に、ドレスアップキーがダンスのように回転する。

 

フローラ・マーメイド・トゥインクル・スカーレット「「「「ドレスアップ!ロイヤル!」」」」

 

ドレスアッププレミアムにレースのリボンを蝶結び状にした羽根が付いた姿、ドレスアップロイヤルに変わった。

 

巨大化したプリキュアパレスの中心にメツボーグが配置され、四人で取り囲む。

 

フローラ・マーメイド・トゥインクル・スカーレット「「「「響け!遥か彼方へ!」」」」

 

フローラ・マーメイド・トゥインクル・スカーレット「「「「プリキュア!グラン・プランタン!」」」」

 

空から四人で虹色のオーラを身に纏って突撃し、浄化するグラン・プランタンを放った。

 

フローラ「ブルーミング・・・。」

 

ビッカーチャージブレイクとライダーキックが命中した後、グラン・プランタンを受けたゼツボーグは浄化された。

 

マーメイド「ごきげんよう。」

 

シャット「最後のチャンスが・・・うああああぁぁぁっ!」

 

シャットが叫び声を上げながら、作り出した鍵穴を通って引き上げた。

 

シャットが引き上げるのと同時に、マーメイドの持つ全てのキーが光り出す。

 

カナタ「マーメイド、海の城を目覚めさせてくれ。」

 

マーメイド「はい。」

 

プリンセスパレスの中央にドレスアップキーを差し込み、残りの三つも差し込んで回す。

 

マーメイド「澄み渡れ!大いなる海よ!」

 

プリンセスパレスから放たれた光が周りの茨を消滅させ、海を元通りにした。

 

そして、青い虹が出て、ホープキングダム城があった場所にまで広がった。

 

マーメイド「これが本当の、ホープキングダムの海なのね。」

 

スカーレット「ええ!」

 

夕方、みなみは渡の運転する車に乗って空港に向かっていた。

 

わたる「どうやら、吹っ切れたみたいだな。」

 

みなみ「えっ?」

 

わたる「何かあったんだろ?あの時。」

 

みなみ「気付いていたの・・・?」

 

わたる「おいおい、僕はこれでも君の兄貴なんだぜ?あんまり悩んでるようなら、相談にでもと思ってたけど、その必要は無かったようだな。」

 

みなみ「ええ。」

 

わたる「頑張れよ。」

 

みなみ「はい。」

 

二人は飛行機に乗り、両親のいるアメリカへ向かった。

 

ますみ「まあ、寒いと思ったら。」

 

つかさ「雪か。」

 

ますみ「みなみは風邪を引いて無いかしら?」

 

つかさ「電話で話したばかりじゃないか。」

 

ますみ「そうね。つい・・・。」

 

みなみ「お父様。お母様。」

 

ますみ「みなみ・・・!?」

 

つかさ「渡!」

 

みなみと渡が来ていた事に二人は驚く。

 

ますみ「どうしたの?」

 

つかさ「来るなら連絡位しないか!」

 

わたる「クリスマスのサプライズですよ。」

 

つかさ「何と・・・!そう言う事なら大歓迎だ。みなみ、よく来たね。」

 

みなみ「あの・・・どうしてもお話ししたい事があって参りました。」

 

つかさ「話とは?」

 

みなみ「ごめんなさい・・・!」

 

頭を下げて謝るみなみに、二人は驚く。

 

みなみ「私には・・・海藤家のお仕事は出来ません・・・!お父様達の期待に応えられません・・・!他にやりたい事が・・・夢が・・・!出来ました・・・!」

 

つかさ「おめでとう。大海原に飛び込む時が来たようだな。ブラボー!」

 

ますみ「それを言いにわざわざ?ありがとう。」

 

みなみ「あの・・・いいんですか・・・?」

 

つかさ「当たり前じゃないか。」

 

みなみ「でも・・・!海藤家で働くと・・・!今までそのつもりで・・・!」

 

みなみ「なのに今更、こんなワガママ・・・!」

 

つかさ「ワガママなものか。いやむしろ、みなみのワガママなんて、お父さんちょっと嬉しい。」

 

ますみ「あなたは昔から、優しい子だったわ。優し過ぎて、いつも自分より、私達の事ばかり。」

 

みなみを抱き締めながら言う。

 

ますみ「そんなあなたが、自分のやりたい事を見つけた。嬉しいわ。」

 

みなみ「お母様・・・。」

 

つかさ「海から様々なものが生まれるように、お前からは夢が生まれたのだろう。みなみ、自分の信じる道を行きなさい。お前の喜びが、私達の喜びなのだから。」

 

みなみ「お父様・・・!」

 

ますみ「あらあら、可愛い顔が台無しだわ。」

 

みなみの目から涙が流れ、真澄がハンカチで拭う。

 

わたる「皆さん、続きは食事でもしながらどうです?近くにいいレストランを取りましたよ。」

 

ますみ「流石わたる!」

 

つかさ「さあみなみ、お前の新しい夢を聞かせておくれ。」

 

みなみ「はい!」

 

つかさとますみはみなみの新しい夢を歓迎し、みなみは自分の新しい夢の事について話したのだった。

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