仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第344話「Go!プリンセス勢とのお別れ、次の世界へ。」

スカーレット「遂に・・・やりましたのね・・・!」

 

終わったかに見えたその時、空から絶望の茨がフローラ達に向かう。

 

気付いたトウィンクルがすぐさまフルムーン・ハミングを発動してこれを防ぐ。

 

トゥインクル「そんな・・・!」

 

フローラ「クローズ!?」

 

その茨を放ったのはクローズだった。

 

外見はこれまでとは違い、髪が伸びていた。

 

スカーレット「一体・・・何故・・・!」

 

クローズ「知ってるだろ?ディスダークは、何度でも蘇るぜ!ディスピア様は最後に俺に全てを下さった。あらゆる夢を閉ざすまで―――絶望は、消えない。」

 

絶望のエナジーに覆われたクローズは姿を変える。

 

真っ二つに裂かれたストップとフリーズから茨が広がり、空を暗くさせる。

 

マーメイド「また茨が・・・!」

 

スカーレット「そんな・・・!どうすれば・・・!」

 

クローズ「方法など、無い!」

 

クローズが腰から羽を広げて黒いエネルギーの羽根手裏剣を放つ。

 

トゥインクルがフルムーン・ハミングを発動し、羽根手裏剣を防ぐ。

 

クローズ「お前達と相容れる事は無い。俺達は戦い続ける運命なんだぜ。」

 

トゥインクル「やるしかないのか・・・。」

 

ネオディケイド鎧武 極アームズ「俺達も行くぞ。」

 

フローラ「待って。」

 

クローズと戦おうとするネオディケイド鎧武達をフローラが止める。

 

フローラ「このまま戦っても、きっと何も変わらない。」

 

フローラがクローズの方へ向かう。

 

スカーレット「どうするつもりですの!?」

 

フローラ「分からない。でも、だから・・・!話さなきゃ。クローズと・・・!お願いみんな。手を出さないで。」

 

マーメイド達に手を出さないでと伝え、フローラはクローズの方へ向かった。

 

スカーレット「フローラ!」

 

マーメイド「行きなさい。大丈夫。信じましょう。」

 

トゥインクル「マーメイド・・・。」

 

マーメイド「フローラ!託すわ!あなたに!」

 

カナタ「どうなるか分からないけど、君を信じている!」

 

ネオディケイド鎧武 極アームズ「まぁ 頑張れ!」

 

フローラ「はい!」

 

クローズ「どうした?お前だけか?」

 

茨がフローラに向かう。

 

ロッドからバリアを展開して防ぎ、そのバリアを通過してモードデュオローグに姿を変える。

 

クローズ「いいだろう。歓迎するぜ!」

 

茨が集まって球状になり、その中にフローラとクローズが入った。

 

クローズの気配を感じ、横からの攻撃を左腕で防ぐ。

 

クローズ「やはり最後までお前だったな。キュアフローラ!」

 

互いに激しい攻撃を繰り広げる。

 

クローズ「俺とお前だけのステージだ。さあ、踊ろうぜ!」

 

そう叫び、羽根手裏剣を放つ。

 

フローラ(ディスピアを倒しても、絶望は消えなかった。それじゃあ・・・!)

 

ロッドからバリアを展開して羽根手裏剣を防ぎながら心の中で呟く。

 

クローズ「どうした!お前のなりたかったグランプリンセスはそんなものか!」

 

後ろを取っていたクローズが連続で攻撃を繰り出し、フローラが吹き飛んで背中から茨に叩き付けられる。

 

クローズ「それじゃあ俺には勝てない!」

 

二つのエネルギーの球を作り出し、光線を放つ。

 

フローラ「ふっ!」

 

無数のバリアを展開して光線を防ぎ、リィス・トルビトンを放つ。

 

光線とリィス・トルビヨンがぶつかり、大爆発が起きる。

 

クローズ「何度でも絶望させてやる!」

 

飛び蹴りを放って茨にぶつけさせ、茨に引っ張られたフローラは勢いよく吹き飛んで茨に叩き付けられる。

 

クローズ「お前が、諦めるまで!」

 

右手にエネルギーの球を作り出し、そこからホーミングレーザーを放つ。

 

クローズ「夢がある限り、絶望は消えない。永遠にな。」

 

フローラ「絶望は・・・消えない・・・。絶望って・・・何・・・?」

 

フローラは幼い頃からここまでの事を思い出す。

 

フローラ「そうか・・・。」

 

クローズ「終わりだ。」

 

茨が姿を変えてストップとフリーズの頭部を模した蛇が作られ、目からビームを放つ。

 

直撃を受けて倒されたかに見えたが、フローラはバリアを展開して防いだ。

 

フローラ「そう。絶望は、消せない。絶望はどこにでもある。今までずっと、辛い事は沢山あった。でも、それを無かった事になんて出来ない。ううん。無くしたくない。」

 

クローズ「何を言ってやがる!」

 

クローズの爪からの攻撃をバリアで防ぐ。

 

フローラ「楽しい事と辛い事は背中合わせ。でも!」

 

クローズ「だから、今の私がいる!ふざけるな!」

 

横からストップとフリーズが噛み付こうとするがバリアで止め、ローズ・トルビヨンを放って遠ざける。

 

フローラ「夢も、絶望も、その両方が私を育ててくれた。」

 

クローズ「黙れぇ!」

 

フローラがロッドから虹色の光線を放ち、クローズがストップとフリーズを取り込んで破壊光線を放つ。

 

クローズが飛び蹴りでこれを裂いてフローラに向かうが、フローラはロッドで防ぐ。

 

フローラ「嬉しい事、悲しい事、全部ひっくるめて夢って事なのかな。」

 

華麗なロッド裁きでクローズの攻撃を防ぐ。

 

フローラ「ふっ!」

 

両手で掌底を叩き込むと同時に、周りの空間がピンク色になり、無数の花びらが舞った。

 

フローラ「絶望は、消えない。」

 

クローズ「そうだ。これからも現れ続けるぜ。」

 

フローラ「乗り越えて行くよ。時々、負けちゃう事だってあるけど、何度でも前を向ける。だって、私達には―――」

 

クローズ「夢がある。か。」

 

フローラ「夢だって、消せないよ。絶望がある限り、夢だって輝き続ける。いつまでも。」

 

クローズ「強く、優しく、美しく、か・・・。止めだ。お前の相手は。」

 

フローラ「えっ?」

 

クローズ「これ以上やってらんねぇぜ。消えてやるよ。今はな。あばよ。」

 

フローラ「クローズ・・・。」

 

クローズ「またな。」

 

フローラ「ごきげんよう。」

 

戦意喪失したクローズが去り、全てが終わった。

 

フローラは絶望の扉へ移動する。

 

フローラ「開け。夢への扉。」

 

ゴールドキーが鍵穴に入ると、南京錠が消滅し、扉が開く。

 

扉から中に閉ざされた人達が出て来て解放され、全ての人達が解放されると同時に絶望の扉は消滅した。

 

フローラ「ロイヤルマジェスティ。」

 

次にフローラ達とライダー達は、ホープキングダムにある絶望の扉を開く為にホープキングダムへ向かった。

 

ホープキングダムの国王が目を開けると、カナタの姿が映る。

 

カナタ「父上・・・!」

 

国王「カナタ・・・。ここは・・・?」

 

そして絶望の扉を解放したスカーレットを見て、国王と王妃はトワだと言う事に気付く。

 

王妃「トワ・・・?」

 

プリキュアパレスが天空に上がり、眩い光を放つと、ホープキングダム城に戻った。

 

国王「城が・・・!」

 

スカーレット「お父様!お母様!」

 

スカーレットが着地し、駆け足て二人の元へ向かう。

 

国王「やはり・・・トワ・・・!」

 

王妃「本当にトワなの・・・!?」

 

二人の元へ着いたスカーレットは泣き出し、これを見たカナタも泣いていた。

 

そして、世界を救った英雄として、フローラ達と美姫達は称賛を受けたのだった。

 

玉座の間

 

国王「国を救って頂いて、本当にありがとうございます。」

 

国王がフローラ達にお礼を言って頭を下げる。

 

王妃「あなた達もね。」

 

アロマ「とんでも無いですロマ・・・!」

 

フローラ「本当に、良かった。」

 

マーメイド「ええ。」

 

国王「仮面ライダーの者達、プリンセスプリキュアと共に国を救ってくれて、本当にありがとうございます。」

 

変身を解いてたライダー達にも頭を下げてお礼を言う。

 

美姫「いえ、私達は当たり前の事をしただけです。」

 

ゴールドキーが消えると同時にフローラ・マーメイド・スカーレットの変身が解け、四つの変身用キーが四人の手のひらに乗った。

 

はるか「役目を終えて、消えたんだね。」

 

シャムール「変ね。」

 

トワ「え?」

 

シャムール「もう戦いは終わったから、役目を終えたキーは眠りに着くハズよん。」

 

きらら「って事は、またいつか戦わなくっちゃ行けないって事?」

 

みなみ「そうなるわね。」

 

その後はるか達はホープキングダムから元の世界に戻って行った。

 

それから数ヶ月が経ち、美姫が去る前日。

 

美姫は白金から暫く休みを貰い、この期間を使って一人キャンプに出て、ファッションデータ画面より、アニメ「シャーロット」のある高校の制服 冬用に着替えていて、マナ達特製腕時計も左腕に巻きつけ、今日戻って来た。

 

自室に戻ると、テーブルの上に一枚のメッセージカードがあるのを見つける。

 

美姫「何だろう?」

 

そのメッセージは『六時に体育館に来て下さいね』と書かれていた。

 

美姫「誰が書いたんだろう?」

 

気になりながらも、六時辺りになってから体育会の方へ向かう。

 

美姫「?何故暗いの?」

 

体育会に入ると、中は真っ暗だった。

 

美姫「うおっ!」

 

するとその時、ドアが勝手に閉まり、美姫は驚いた。

 

美姫「えっ!?嘘っ!?開かないんですけど!」

 

ドアを開けようと力を入れると同時に明かりが点き、目の前には『第一回ノーブル学園!神城美姫卒業式!』と書かれた幕があった。

 

美姫「えっ?第一回ノーブル学園神城美姫卒業式?」

 

生徒達『美姫さん!卒業おめでとう!』

 

美姫「うわっ!」

 

同時に、はるか達を含めた全生徒が現れ、「おめでとう」と言った。

 

美姫「二回も驚いた・・・。」

 

カナタ「美姫。」

 

美姫「あら、カナタさん。居たんですか?」

 

白金「私もおりますよ。」

 

美姫「白金さんも。」

 

わたる「やあ。美姫さん。」

 

かりん「私も居ます。」

 

美姫「わたるさんにかりんちゃんまで・・・。」

 

他にもカナタだけで無く、白金やわたるやかりんなどと言った関係者も居合わせていた。

 

はるか達が美姫の元へ寄り、美姫が質問する。

 

美姫「えっと・・・どゆ事なの?」

 

はるか「お世話になった事への感謝の気持ちですよ。」

 

美姫「感謝って?」

 

みなみ「今まで私達の為に尽くしてくれたから、せめてものお礼ですよ。」

 

きらら「それと、一緒に戦ってくれた恩も返さなきゃいけませんし。」

 

トワ「皆さんに話したら、快く協力してくれましたわ。」

 

ゆい「みんな、美姫さんの為に頑張ったんですよ。」

 

美姫「あらあらあ~ら・・・これはビックリね。」

 

はるか「それと、美姫さん 学校の制服着てますけど、見慣れないですね。」

 

ゆり「スカートも可愛らしいですね。左腕の腕時計も豪華だし・・・。どういう事?」

 

わたる「美姫くん 君は20代の社会人なんだろ?」

 

美姫「はい。私服扱いとして着用して、そして事情があって上手くは話せませんが。」

 

白金「なら、無理に問いただそうとはしません。」

 

れいこ「ではこれより、ノーブル学園、神城美姫の卒業式を始めたいと思います。美姫さん、壇上へお願いします。」

 

卒業式の司会と進行はれいこが担当する。

 

理解した美姫は壇上に上がると、そこにはゆめが立っていた。

 

ゆめ「美姫さん。卒業おめでとう。」

 

ゆめから卒業証書が渡され、美姫はこれを受け取った。

 

受け取った一礼すると同時に、拍手が起こる。

 

れいこ「在校生の送辞。在校生代表、春野はるか。」

 

はるか「はい!」

 

次に送辞が行われ、代表としてはるかが美姫の前に立つ。

 

はるか「このノーブル学園に入学して、沢山の出来事がありました。私がプリキュアになって、学園で有名なみなみさんときららちゃんもプリキュアになりました。そして私がパフとアロマと一緒にお散歩していた時、美姫さんと出会った。ゆいちゃんも仮面ライダーになって、トワちゃんもプリキュアになって私達と一緒に過ごしたり楽しんだりもした。美姫さんが呼び出して来たライダー達や様々な世界の強者達、そしてホラーゲーム「バイオハザード」シリーズの世界、クロスオーバーの6まで、主人公達のウイルスとの戦いをゲートを通じて観ていく、バイオクリーチャー達のゲート召喚などの凄い体験までしました。辛かった事も沢山あったけど、みんなで楽しい事をしたり、みんなで笑い合ったりしましたよね。楽しい事がもっと楽しくなったのは、美姫さんのお陰です。だから改めて言いいますね。美姫さん、本当にありがとうございます!」

 

美姫「こちらこそ。ありがとう。」

 

途中の美姫が呼び出して来た様々な世界の強者達などの事に関しては白金さんやみなみの両親含め大部分の生徒達はあえてツッコミを入れなかった。

 

れいこ「春野さん、ありがとうございました。では、合唱を執り行います。皆さん、ご起立願います。」

 

次に合唱が行われる事になり、生徒達は立つ。

 

ピアノの伴奏が聞こえるのと同時に、全校生徒が『旅立ちの日に』を歌い出した。

 

美姫は『旅立ちの日に』を目を瞑って聞き、脳内にはノーブル学園や夢ヶ丘での様々な思い出が浮かび上がった。

 

美姫がここに来て初めてはるか達と出会った事--。

 

ノーブルパーティーでお化け嫌いのみなみを慰め、彼女と社交ダンスを踊った事--。

 

ゆいが仮面ライダーとなり、共に戦った事--。

 

夢ヶ丘のファッションショーがあった日に、めぐみ達とお泊まり会をした事--。

 

トワ達がホープキングダムに帰れるよう、皆で雪のホープキングダム城を作った事--。

 

楽しかった事や辛い事など色々あったが、美姫にとってここでの日常は、今まででは味わえない物であった。

 

れいこ「卒業生の答辞。神城美姫さん、お願いします。」

 

美姫「みなさんありがとう!私は!ここでの生活が最高だったわ!」

 

全校生徒が『旅立ちの日に』を歌い終えると、美姫はお礼の言葉を伝える。

 

美姫「みんな・・・みんな・・・!」

 

美姫の目から涙が溜まり、段々泣き声になっていた。

 

そんな美姫を見た全校生徒は「頑張れ」などの応援の言葉を伝えた。

 

美姫「みんな!本当にありがとう!」

 

美姫は涙を流しながらそう言って体育会を後にし、美姫が見えなくなるまで拍手は続いた。

 

これにより、美姫の卒業式は終わったのだった。

 

終了後はホールで美姫の祝賀会が開催され、大いに盛り上がる。

 

美姫「ううっ・・・!」

 

トワ「元死人なのに、まだ泣けるのですか?」

 

卒業式は終わってから美姫は涙を流していた。

 

美姫「だって・・・みんな・・・」

 

パフ「よしよしパフ。」

 

泣いている美姫の頭をパフが撫でる。

 

はるか「泣かないでください美姫さん。ほら、今日はどら焼きいっぱいありますからね。」

 

美姫「どら焼き!」

 

きらら「あっ、泣き止んだ。」

 

どら焼きと聞いた美姫はお皿に大量のどら焼きがある方に向かった。

 

美姫「この世の全ての食材に、感謝を込めて!頂きます!」

 

手を伸ばしてどら焼きを掴み、美姫はどら焼きを食べた。

 

美姫「美味しい!」

 

きらら「よく食べますね~。」

 

ケンタ「あの、美姫さん。」

 

美姫「ん?」

 

どら焼きを食べていた美姫の近くに、ケンタとりこが寄って来た。

 

ケンタ「演劇会の時、僕の足を治してくれて、ありがとうございます。」

 

美姫「ああ。舞台に立てて良かったね。」

 

ケンタ「はい!」

 

美姫「これからも頑張ってね。」

 

りこ「はい!私達、頑張ります!」

 

ケンタ「それでは。」

 

ケンタとりこが美姫から離れると、美姫はシャットを見つけ、近寄った。

 

美姫「あなた達も来てたのね。」

 

シャット「ま、仕方なくと言う形だがな。」

 

ロック「僕もいるんだね。」

 

シャットの姿を見つけて声を掛け、首輪のマフラーからはロックの声が聞こえた。

 

美姫「クローズは・・・流石に来てない。」

 

シャット「アイツも来てほしかったのか?」

 

美姫「んん~まぁね。シャット。あなたはこれからどうするの?」

 

シャット「分からない。もう力が無いのだ。どうする事も出来ぬ。」

 

美姫「そう。」

 

キミマロ「お久しぶりですね。美姫さん。」

 

美姫「キミマロ君じゃない。」

 

今度はキミマロが現れて声を掛ける。

 

キミマロ「あなたの卒業式を行うとみなみから聞いて、急遽戻って来ました。ですが、間に合わなくてすみません。」

 

美姫「わざわざいいのに。」

 

キミマロはみなみから美姫の卒業式を行うと聞いて急遽戻って来たが、戻って来た頃には既に終わっていた。

 

キミマロ「驚きましたよ。まさかみなみ達がプリキュアであなたが仮面ライダーだったとは。」

 

美姫「聞いたのね。」

 

キミマロ「はい。」

 

キミマロは、ここに来てからはるか達がプリキュアである事と美姫達が仮面ライダーである事を知った。

 

キミマロ「変身中は声と話し方も完全に男性に変わると言うのが凄いっていうのでね。」

 

美姫「ボイスチェンジ機能付きだしね・・・。」

 

キミマロ「僕がみなみに恋をしているのは、本気だって事を本人にいつか分かってもらうんだ。」

 

美姫「えっ!?」

 

キミマロ「みなみからすれば、同性であるあなたは尊敬の対象らしい。」

 

美姫「尊敬ェ・・・ね。キミマロくん いつかみなみちゃんに想いが届くといいわね。応援してるから。」

 

キミマロ「はい!」

 

美姫(あれ?そう言えばはるかちゃん達が見当たらない。何処に行っちゃったんの?)

 

キミマロとの会話を終えた美姫は、はるか達の姿が見当たらない事に気付く。

 

周りを見渡していたその時、突如照明が消え、ホールの上にライトが集中した。

 

そこにはステージ衣装を着たはるかの他に、後ろにはドラムなどの楽器を構えた生徒達もいた。

 

はるか「美姫さん!みんな!盛り上がってる!?」

 

美姫「えっ?い、イエーイ!」

 

はるか「ここからは私達がもっともっと盛り上がらせるよ!それじゃあ聞いて!Primal Place!」

 

はるかが『Primal Place』を歌い、会場を盛り上げた。

 

はるか「盛り上がり満か~い!みなみさん、次お願いします!」

 

はるかが下に降り、今度はみなみが現れる。

 

みなみ「美姫さん、みんな、楽しんでるかしら?」

 

みなみの質問に全員が歓声を上げる。

 

みなみ「聞いて下さい。Brave Ripple。」

 

今度はみなみが『Brave Ripple』を歌い、会場を盛り上げた。

 

みなみ「ありがとうみんな。さあきらら、次はあなたの番よ。」

 

きらら「オッケーみなみん!」

 

みなみが下に降り、今度はきららが現れる。

 

きらら「みんなー!美姫さーん!盛り上がってるー!?」

 

きららの質問に生徒達が『おー!』と叫ぶ。

 

きらら「それじゃあもっとテンション上げて行くよ!ハアエンド・スター!」

 

三番目にきららが『ハイエンド・スター』を歌い、さらに盛り上げた。

 

らんこ「流石は私のライバルね・・・!天ノ川きらら・・・!」

 

歌ってる最中、らんこがそう呟いていた。

 

きらら「ありがとーみんな!次はトワっち!カナタ!よろしく!」

 

トワ「お任せ下さい。」

 

きららが下に降り、トワとカナタが現れる。

 

トワとカナタの傍には、ピアノの傍に座るゆいがいた。

 

トワ「では次は、わたくし達の番ですわ。ストリングス、聞いて下さい。」

 

ゆいがピアノを弾き始め、『ストリングス』が流れ始める。

 

トワとカナタが『ストリングス』を歌い終えると、歓声では無く拍手が沸き上がった。

 

美姫「この曲、どうやって用意したんだろ?」

 

トワが歌い終えると、美姫はこれまでの曲はどうやって用意したのかに疑問を浮かべる。

 

シャムール「作詞作曲はミーがしたのよん。」

 

美姫「流石はロイヤルティーチャー。俺達が出来ない事を平然とのける。そこに痺れる憧れる~。」

 

全ての作詞作曲はシャムールが行っていた。

 

シャムール「今日の為に三か月前から準備してたのよ。歌のレッスンの成果、ここで見せられて良かったわ。」

 

四曲目が終わり、はるか・みなみ・きららが現れる。

 

はるか「それじゃあ最後は、みんなで行くよ!」

 

はるか・みなみ・きらら・トワ「「「「つよく、やさしく、美しく!」」」」

 

最後に四人で『つよく、やさしく、美しく』を歌う。

 

歌い終えると同時に拍手や歓声が流れた。

 

はるか「ありがとうみんなー!」

 

パフ・アロマ「「アンコールパフ(ロマ)!アンコールパフ(ロマ)!」」

 

生徒達『アンコール!アンコール!』

 

きらら「え~どうしよ~?」

 

みなみ「私達の曲はもう終わってしまいましたし・・・」

 

トワ「でも大丈夫ですわ!」

 

はるか「こんな事があろうかと、実はまだ歌ってくれるスペシャルゲストがいます!」

 

生徒達『えー!?』はるか達の言葉に全校生徒が驚いた。

 

美姫「スペシャルゲスト?まさかシャムールなの?」

 

シャムール「ミーじゃないわよん。」

 

はるか「まずその人の事についてお話しします!」

 

みなみ「その人は私達プリキュアと共に戦い!」

 

きらら「この世界を守った仮面ライダー!」

 

美姫(あれ・・・?)

 

トワ「その仮面ライダーに変身するその方は!」

 

はるか「紹介します!アンコールに答えて歌ってくれるスペシャルゲスト!その名は---!」

 

はるかが差した方に、ライトが集中した。

 

はるか・みなみ・きらら・トワ「「「「仮面ライダーディケイド!神城美姫さんでーす!」」」」

 

美姫「え・・・えええええええええー!?」

 

ライトに当てられ、全校生徒が更に盛り上がった

 

美姫「ちょっと待てちょっと待て!聞いてません!」

 

はるか「ごめんなさい。美姫さんにも何か歌って貰おうかな~と思って。」

 

美姫「ええ~。分かったわ。じゃあ この学園の校歌斉唱でいい?。」

 

はるか「はい!!楽譜なら用意します。」

 

れいこ「ええ!」

 

はるか達がステージから降り、れいこは楽譜を用意。。

 

そして、曲が流れだし、美姫は校歌斉唱を行う。

 

みなみ「カッコいい・・・!」

 

きらら「美姫さーん!最ー高!」

 

トワ「カッコいいですわ!美姫さん!」

 

美姫が歌い終えると同時に拍手や歓声が流れパーティーは大盛り上がりのまま幕を閉じたのだった。

 

パーティーも終わって夜も深まる頃、誰もいないホール外のテラスで、美姫は一人佇んでいた。

 

美姫(ここまでされるなんてね~。どら焼き美味しかった。)笑みを浮かべながら心の中で呟く。

 

みなみ「美姫さん。」

 

きらら「ここにいたんですね。」

 

トワ「探しましたわ。」

 

美姫「みなみちゃん、きららちゃん、トワちゃん。」

 

ここにみなみときららとトワが美姫の元に現れる。

 

美姫「卒業式もそうだし、パーティーまでされるなんてね。」

 

みなみ「みんな美姫さんの事を思ってくれてたからこそ出来たんですよ。」

 

トワ「明日にはもう、行ってしまわれるのですね。」

 

みなみ「きららも近い内にパリに行っちゃうし、美姫さんまでいなくなると寂しくなるわ。」

 

美姫「もう会えないって訳じゃないから、また会えるよ。それにしても、ここの生活は本当に楽しかった。ここでの事、絶対に忘れないよ。今までの事も、今日の事も。」

 

美姫が言い終えると、みなみときららとトワが美姫の手を握った。

 

きらら「忘れないでください。美姫さん。」

 

トワ「あなたの手を掴む者が、ここに三人いる事を。」

 

みなみ「これからの冒険先の世界でもがんばってくださいね。」

 

美姫「ええ。」

 

そして四人は笑い合い、夜は更けて行ったのだった。

 

カナタははるかに美姫を見送ってから、ホープキングダムに行く前に話す事はあると言って来た。

 

はるか「うん・・・。」

 

翌朝、美姫はノーブル学園を見て一礼し、出発しようとしていた。

 

はるか「美姫さん。黙って出て行こうとしてましたね?」

 

美姫「あなた達・・・。」

 

カナタ「君の考えならお見通しさ。大方、黙って去ろうとしてたんだろう?」

 

美姫「沢山の人達に見送られちゃうとためらっちゃうから。」

 

きらら「だと思いましたよ。」

 

はるか「私達が一番、美姫さんと一緒にいた時間は長いもの。何考えてるかはお見通しですよ。」

 

はるか「これ、受け取って。」

 

はるかはそう言い、色紙を差し出す。

 

その色紙には、はるか達の感謝の言葉が述べられていた。

 

美姫「それじゃあ、他のみんなにはよろしく言っておいてね!」

 

美姫は画面上操作し、ネオディケイドライバーを自動装着。

 

美姫「それから、ディケイドに関する物騒過ぎる異名言ってなかったわね。」

 

はるか「そうでしたね。」

 

トワ「物騒過ぎる異名なんてあったのですか?」

 

カナタ「一体どんな?」

 

美姫「「世界の破壊者」、「全ての破壊者」、「悪魔」なの。」

 

はるか「「世界の破壊者」・・・。」

 

みなみ「すべての破壊者・・・」

 

きらら「悪魔・・・って」

 

トワ「物騒過ぎますわ・・・。」

 

はるか「確かに・・・旅立つまでは言えませんよ!」

 

カナタ「だが、君は最後まで共に戦ってくれた!」

 

トワ「そうですわ!あなたは悪人ではありません!」

 

みなみ「美姫さん 悪事は働かないように!!」

 

美姫「しないから!じゃあ 変身!!」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

美姫はネオディケイドに変身し、前にオーロラカーテンを展開し、

 

ネオディケイド「じゃあな。」

 

覆うように消えて行った。

 

はるか「またねー!美姫さーん!」

 

ゆい「私をライダーにしてありがとうございましたー!」

 

カナタ「またいつか会おう!美姫!」

 

アロマ「どら焼きは食べ過ぎないようにするロマよー!」

 

パフ「バイバイパフ~!」

 

クロロ「また会えたらよろしくロロ~!」

 

シャムール「ユーの事は忘れないわ~ん!」

 

みなみ「!これまでありがとうございました!」

 

きらら「これからの冒険先でも頑張ってくださいね!!」

 

そして、みなみ達はそれぞれの道を歩んでいき、はるかはカナタと丘の上で立ち会う。

 

はるか「本当に今まで楽しかったよ!辛い事もあったけど このキーがあったから わたし ここまで来られたよ」

 

カナタ「キーはきっかけにすぎない」

 

はるか「あっ・・・」

 

カナタ「ほんの少し 君の背中をおしただけさ すべての君の はるかの力だよ」

 

はるか「そうかな う~ん・・・カナタがそう言ってくれるならそうなのかも!うん!私 頑張った!エヘヘヘ・・・それなら わたしはもう 大丈夫だよ このキーがなくても歩いていける これからも私の夢・・・わたしだけのプリンセスを目指して」

 

カナタ「ありがとう・・・はるか」

 

カナタはキーを取る。

 

カナタ「君に出会えてよかった」

 

はるか「わたしも・・・ありがとうカナタ 美姫さん これからどんな様々な世界を冒険していくんだろう。」

 

カナタ「彼女なら きっと大丈夫さ どんな困難をも乗り越えていけるさ!」

 

はるか「うん!また会えるよね?」

 

カナタ「ああ・・・会いたいと・・・」

 

はるか「心からのぞめば」

 

カナタ「ああ・・・」

 

そして、多くの花びらが舞い、カナタは消えて行った。

 

はるかは泣き出してしまうが、前へと歩き出す。

 

はるか《これは はるかかなたへと走り続ける少女たちの物語 夢へ向かって・・・》

 

はるか達《Go!プリンセスプリキュア》

 

はるかは夢へ向かって走り出す。

 

そして、ある程度の年数が経過した。

 

丘の上である女の子が絵本を読んでいた。

 

女の子「こうしてプリンセスたちの夢の旅は続くのでした・・・プリンセスたちはもう会えないのかな?あっ・・・ママ!」

 

女の子は絵本を閉じ、母親の元へ走る。

 

女性「大丈夫 夢へ向かって走り続ければ・・・その心の中にまたキーは生まれる・・・」

 

顔は見えないが、メンバーの成長した姿も描かれた。

 

女性「そのキーがあれば・・・きっと・・・」

 

女性は振り向くが、顔がはっきりと見えない。大人になったはるかであろう。

 

大人はるか「きっと・・・そして美姫さん 今どんな世界を冒険していますか?私は元気に過ごしています。あなたの事は決して忘れません。これからの健闘を祈っています。」

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