仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第36話「チャド」

女性「そうそう。虫の唾液にはタンパク質が含まれてるわ」

 

男性「なぜ分かる?」

 

女性「妊娠検査薬は複合タンパク質にーーー反応するの」

 

香織「複合タンパク質・・・。」

 

スーツの男性「知らなかった」

 

男性「なぜ 人間の繭に?」

 

女性「食べるため?」

 

女性「あの部屋から赤い煙が出てる」

 

女性「空の煙と同じ?」

 

女性「虫が吐く息かもね」

 

男性「明日 私の家に寄ってクーパーの実家へ行く」

 

男性「ママが病気」

 

女性「兄に会いたい」

 

香織「お兄さんがいらっしゃるんですね・・・。」

 

女性「ええ。」

 

男性「なら途中で寄ろう」

 

スーツの男性「聞いてくれ 僕の実家へ行くって話だったけど・・・何でもない ごめん 少し疲れた」

 

女性「そうね 今夜のために対策を練りましょう 1時間ごとに見張りを交代するの 香織ちゃん あなたが名乗っていた仮面ライダーディケイドだけど。」

 

香織「そうですね。皆さんはそれぞれが小学校から高校くらいまでに、特撮ヒーロー番組とかって観た事ありませんか?」

 

男性「と、特撮ヒーロー番組!?」

 

女性「でも、私達女性なら特撮ヒーローより魔法少女とかでしょ?」

 

香織「アメリカで魔法少女が放送されていたかは知らないですけど・・・。」

 

女性「とにかく、香織ちゃん 奴らが入り込んで来た時は転生特典の仮面ライダーの力でお願いね。」

 

香織「はい!」

 

香織は家具の運びくらいなら手伝えると言い、男性二人は応じた。

 

スーツの男性「香織ちゃん すまないねェ」

 

香織「いえ。」

 

スーツの男性「君も頼もしいさ。補聴器をつけてれば聞こえるんだろ?僕も昔 感染症でーーー数週間 耳が聞こえなかったことがある。」

 

香織「数週間 耳が聞こえないって大変じゃないですか・・・。」

 

スーツの男性「そりゃあ辛いさ・・・耳の痛みは我慢できたけどーー聞こえないと孤独だよね」

 

香織「孤独・・・か。」

 

男性「おい さっさと運べよ」

 

香織「すみません」

 

スーツの男性「風水的にどこに置くといいか考えてた さあ運ぼう」

 

香織「はい。」

 

トイレの洗面台にて、口紅を塗る女性はいた。

 

女性「建物の中を探してたらこれがあった」

 

女性「よかったわね」

 

女性「あげるわ」

 

女性「ハイヒールでしょ」

 

女性「明日はたくさん歩くかわ それじゃ大変よ この状況を理解してる?」

 

女性「ええ それと香織ちゃん 不思議な子じゃない。一度死んでる身で女神様の絶大な力によって様々なパラレルワールドを生身として時空移動で旅中なんて。」

 

女性「こういうのって転生って言うんじゃない?私 ちょっとした好奇心で調べた事あるの。人間は死んで生まれ変わる事だと・・・。時間によるタイミングや空間も自由自在なのね・・・。」

 

女性「私 大体は現実的思考でバカバカしいと思っちゃったけど、逆にバカにできないみたいね。」

 

女性は出て行く。

 

香織を含む数人がくつろいでいた。

 

スーツの男性「君も吸う?」

 

共にくつろぐ女性は首を振って否定。

 

スーツの男性「デスクの中にあった 普段吸わないけど せっかくだからね」

 

香織「そうなんですか?」

 

スーツの男性「ああ ひどい一日だった」

 

香織「ちょっと女神様と連絡取りますか。」

 

女性「連絡?」

 

香織「はい。」

 

香織は連絡の場所を移すと、スマホで連絡を取る。

 

女神「何でしょうか?」

 

香織「アイテムボックスって使ってみたいんです。舞台となる場所や状況によって、使えるアイテムが違う事です。それと服装も上下自由入れ替えの私服と各アニメ世界の高校制服を画面上で操作で、冬服、夏服と変更できるんです。ついでとして海の映画世界ならビキニを含む様々な上下水着です。」

 

女神「分かりました。時には、アマゾン川の秘境を舞台とした映画世界に行くかもしれませんね。」

 

香織「アマゾン川の秘境・・・ですか。」

 

女神「それと髪を結ぶリボンもあるといいかと・・・。」

 

香織「そうですか?なら、ポニーテールにでもしますか。」

 

女神「一度 画面上を開いて、アイテムボックスの項目を選択してください。」

 

香織「はい。」

 

香織はアイテムボックスを開いた。

 

ボックスにはいろんなアイテム名が画像付きで表示された。

 

香織「無限に出て来る水袋、料理関連の道具は一通り揃ってますね。ガスコンロまでありますし・・・。野宿する際の組み立て済みのテント、ノートパソコンやタブレットも!?お風呂とかは?」

 

女神「地球での2020年代の最新式お風呂場を創造します。日本だけでなく海外の森や秘境とかでの危険生物がいる地域ならお風呂場は浮いているんです。危険生物が落下してきたり、侵入してきたりしないよう結界は張っておきます。誰かに見つかる可能性が低い森の中などはね。」

 

香織「ありがとうございます。じゃあ さっそく 制服はチェンジします。リボンもつけて。」

 

香織は各アニメ世界の高校制服を選んだ。

 

香織が着ていた制服からチェンジされ、「この中に一人、妹がいる!」の深流院学園の女子の夏服へ変わった。リボンも追加され、香織の髪型はポニーテールへ。革靴は変わらず、靴下は足首まで黒である。

 

香織「スカートも太ももが見えるくらいの短さ 普通ですね・・・。」

 

女神「それと、門矢士が首に掛けているカメラですが、ジオウで登場の新型で自動現像機能の物をアイテムボックスに入れておきますね。彼が旅先で撮影してきたように・・・。」

 

香織「私も記念に撮影していくんですね。では写真アルバム内でもボックスに入ったまま自動収集するように。」

 

女神「はい。何かあったら連絡してください 様子は時折見てるんで。」

 

香織「はい それでは。」

 

香織は通話を切り、戻ってきた。

 

女性「香織ちゃん?」

 

スーツの男性「服が変わってる!?」

 

香織「はい。まあ。女神様とのやり取りもあって・・・。」

 

女性「そうなの・・・。」

 

スーツの男性「ずいぶん可愛い服なんだね。それに夏服でスカートも太ももが見えるくらいに短いけど・・・。」

 

女性「男はああいう女子高生の服装にときめくの?」

 

スーツの男性「どうだろう・・・。」

 

香織「これでも高校の制服ですよ。」

 

女性「まるで、高校制服を私服として着ているみたい・・・。」

 

スーツの男性「それにリボンで髪を結んで、ポニーテールにするとは。こっちは任せてくれ。良い夢を。」

 

スーツの男性はどこかに行き、お菓子か何かを漁っていた。

 

すると、化粧していた女性と出くわした。

 

スーツの男性「びっくりしたよ ヤバイ チビっちゃった」

 

女性「おなかがすいて眠れないの」

 

スーツの男性「ここにある物は食べない方がいいよ 僕のお菓子をあげる」

 

2人は香織やもう一人の女性がオフィスへ。

 

女性「香織ちゃん 服装が変わってる?」

 

スーツの男性「ああ。通信端末で女神様とやり取りしてたみたいだ。あれも高校の制服なんだろうね・・・。」

 

女性「そうなの?太ももが見えちゃってるから・・・。」

 

スーツの男性はおかしを差し出す。

 

スーツの男性「どうぞ」

 

女性「私はテレビ局で働いてるから」

 

スーツの男性「お天気お姉さんか 見た事あるよ」

 

女性「局へ行きましょ あそこなら通信衛星を利用できるならーー状況も分かるはずよ」

 

スーツの男性「朝になったら皆に話してみよう 香織ちゃんにもね」

 

女性「行きたいの あなたとーー2人きりで」

 

スーツの男性「彼らをーー置き去りにはできない」

 

女性「そうよね」

 

スーツの男性は呆れ顔。

 

女性「置き去りだなんて・・・」

 

スーツの男性「いいんだ」

 

女性「ただ私は・・・」

 

女性は泣きだした。

 

スーツの男性「いいかい 僕らはきっと大丈夫だよ」

 

女性「本当に そう思う?時空移動による旅中の香織ちゃんは除外するとして・・・」

 

スーツの男性「もちろん」

 

女性「あなたと会えてよかった」

 

2人は抱き合う。

 

香織「もう距離が縮まってる・・・。」

 

女性「これって運命よ」

 

スーツの男性「そうだね 見張りをしなきゃ これ食べて ブルーベリー味だ」

 

そして、倉庫の昆虫が叫び出した。

 

香織「あの昆虫が鳴き出した・・・」

 

彼らはドアを抑えようと懸命であったが、結局中に入り、一匹倒した。

 

香織「倒しました・・・?」

 

スーツの男性「なぜ暴れた?」

 

女性「仲間を呼ぶためよ」

 

すると、上からも音が。

 

香織「上からも?」

 

女性「香織ちゃん 注意して。」

 

香織「ですね・・・。」

 

でも香織と女性は出て行った。

 

男性「シンディ 香織ちゃん 出発だ」

 

女性「私は行かない まだ繭の中にいる人たちを誰かが助けてあげなきゃ だから残るわ」

 

とりあえず一行は歩く。

 

男性「香織ちゃん 服装が変わってるが・・・」

 

香織「女神様との連絡で、私服としての高校制服にです。」

 

男性「香織ちゃんは本当に16歳くらいなのかな?」

 

香織「本当は20代の社会人だと言ったら信じますか?」

 

女性「20代の社会人!?」

 

男性「俺は信じられんな・・・。」

 

男性「そうは見えないけど・・・。香織ちゃん 可愛いからな。」

 

香織「言っときますけど、性的行為はダメですからね。一応死人ですし、私は時空移動による旅人ですから。」

 

男性「ああ 分かってるさ。」

 

スーツの男性がある女性に近づく。

 

スーツの男性「孤独を愛するタイプ?」

 

女性「皆と離れて歩いてるから?」

 

スーツの男性「君は あまり話もしない」

 

女性「聞きたいことが?」

 

スーツの男性「彼氏はいる?」

 

女性「今の発言ではっきりした。」

 

スーツの男性「何?」

 

女性「あなたがどんな人か分かった」

 

スーツの男性「マジで? 言ってみて」

 

女性「あなたは独我論的(・・・・)よ その何でも茶化す態度は父親が原因かしら 女性の前ではいい恰好をする 家庭に問題があり感情の発育が14歳で停止 感情的に未熟な人よ」

 

スーツの男性「今度は僕の番だ メキシコでバーテンダーをしてたから 人を見る目はある」

 

女性「なら どうぞ」

 

スーツの男性「農家育ちの君はーーー車の中で男たちに遊ばれる日々を送ってた そんな生活から逃げ出したくて 君は・・・」

 

女性「FBIに入った「羊たちの沈黙」のセリフ」

 

スーツの男性「当たり 映画は好き?」

 

女性「一人で歩きたい。」

 

スーツの男性「いいよ 僕も一人で歩く」

 

一行はとある民家へ。

 

女性「ここに住んでるの?」

 

男性「ああ」

 

女性「私は外で待つわ」

 

香織「そうですか?」

 

女性「私も ここで見張りをするわね 香織ちゃんもいてくれない? 仮面ライダーの力があれば心強いし。」

 

香織「なら 共に見張りします。」

 

男性3人で屋内へ。

 

スーツの男性がテーブルの辞書を手に取った。

 

そしてページをめくっていく。

 

スーツの男性「”独我論” ”自分だけを信じる事”」

 

外では女性が紙を開く。

 

”クーパー”と書かれていた。

 

ドアが開いてスーツの男性が出て来た。

 

香織「お兄さん・・・。」

 

女性「どうしたの」

 

スーツの男性「奥さんは死んでた」

 

女性「繭の中で?」

 

香織「繭の中ってまるで蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされたかのようですね。」

 

スーツの男性「いや、繭には入ってなかったよ 多分 彼女はーー相当弱ってた」

 

女性「病死かもね タバコある?」

 

スーツの男性「もちろん あるよ ちゃんと持ってきた」

 

スーツの男性は女性にタバコを渡す。

 

女性「禁煙して損したわ」

 

タバコを咥えてライターの火をつける。

 

女性「彼女が心配よ」

 

別の女性は口紅塗り、香織はスマホで辺りの撮影をしていた。

 

スーツの男性「そうだね」

 

扉が開き、スキンヘッドの男性が出て来た。

 

男性「用は済んだ」

 

スーツの男性「あの銃は?」

 

もう一人出てきたが、答えずにいた。

 

スーツの男性「彼と話してくる」

 

一行は歩く。

 

スーツの男性「アル 奥さんの事は気の毒だけどーーー銃声は他の虫を呼んじゃうよ」

 

アル「最後の手段として持ってるだけだ お守りだよ」

 

香織「お守り・・・」

 

スーツの男性「大丈夫 彼は正気だ」

 

女性「行きましょ」

 

スーツの男性「銃は お守り代わりだって」

 

女性「あらそう やけに大きい お守りね」

 

一行はある民家へ向かう。

 

シンディ「チャド スーザン シンディよ 出てきて」

 

香織「反応なし・・・。」

 

すると、幾つかの繭が。

 

女性「お兄さんの家族?」

 

シンディ「これは近所の人だわ」

 

男性「分からんな」

 

スーツの男性「なぜ1ヵ所に集められてる?」

 

シンディ「スーザン?大丈夫? シンディよ」

 

繭を一つ破く。

 

すると、車庫から異形の怪物登場。

 

シンディ「立ってないで手伝って」

 

シンディは異形の怪物を見て、

 

シンディ「チャド」

 

香織「えっ!?」

 

下半分が蜘蛛の足のようであった。

 

しかも接近し、繭の女性の腹を刺して殺害。

 

男性が武器で頭を叩いて応戦。

 

香織も避けてから、画面を開く。

 

そして、ベルトを自動装着。

 

バックルを開き、カードを差し出す。

 

香織「変身。」

 

カードを差し込む。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

香織はネオディケイドに変身。

 

シンディ「ディケイド 攻撃は待って!!チャド シンディよ」

 

異形チャドはシンディを抱える。

 

ネオディケイドはカードをベルトに装填。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド カブト」

 

バックル部分から変身していき、最後にホーンが立ち上がる。

 

ネオディケイドライバー「チェンジ・ビートル」

 

女性「あれはカブトムシよね?」

 

スーツの男性「ああ 昆虫の王様 カブト虫だ。」

 

ネオディケイドカブトはカブトクナイガン ガンモードを構える。

 

ネオディケイドカブト「おばあちゃんは言っていた。ちゃぶ台をひっくり返していいのは余程メシがまずかった時だってな。」

 

女性「ちゃぶ台って・・・。」

 

ネオディケイドカブトはシンディの近くへ行き、異形チャドの横頭にガンモードを突きつけ、

 

ネオディケイドカブト「じゃあな。」

 

ネオディケイドカブトはガンモードで撃ち抜き、シンディは離された。

 

スーツの男性「やった・・・。」

 

シンディ「チャド・・・。」

 

ネオディケイドカブト「やらなければあのままお前はやられてたからな。」

 

シンディ「・・・・・・。」

 

ネオディケイドカブトはネオディケイドに戻り、変身を解除。

 

そして一行は屋内へ。

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