仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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テレビアニメ放送話の当時の時期と合わせています。


第406話「劇場版「時代(とき)を越える想い」パート1」

四魂の玉が木っ端微塵にバラバラで、かけら状となりあらゆる方向へ飛んで行った。

 

一つのかけらがとある樹木にはまり、妖怪が一体、咆哮と共に復活。

 

湖のほとりを歩く殺生丸だが、とある影二つに気づく。

 

殺生丸「私になんの用だ?」

 

???「・・・殺生丸さま・・・」

 

???「牙をいただく・・・」

 

殺生丸「牙・・・?」

 

二人の女性の妖怪が、武器を構え、殺生丸に向かっていく。

 

しかし、殺生丸は右手の爪から光の鞭を伸ばし、二人の女性妖怪をぶっ飛ばす。

 

???「違う・・・あの牙には破壊の「気」が感じられぬ・・・いまひとつの牙を探すのだ!」

 

現代の日暮神社。

 

草太「じいちゃーん!朝ごはんだよー!!」

 

じいちゃん「ハァハァ・・・」

 

草太「じいちゃん、朝ごはんだよ・・・」

 

じいちゃん「おお、草太!あれを見なさい!どうじゃ、花芽が出ておろう!!」

 

草太「本当だ・・・すごーいっ!」

 

じいちゃん「この御神木に花が咲くのは、じつに五百年ぶりなのじゃ・・・」

 

かごめ達は台所で食事中である。

 

じいちゃん「そもそもあの御神木の由来はな・・・」

 

ママ「かごめ、みそ汁冷めるわよ・・・」

 

かごめ「ママ、お砂糖どこだっけ?」

 

かごめは銀色のボールに卵の黄身を投入し、かき混ぜる。

 

ママ「窓のところよ・・・」

 

かごめ「あ、これか・・・」

 

ママ「手伝わなくて平気?」

 

かごめ「大丈夫!玉子焼きならまかせて!!」

 

ママ「フライパン、あっためすぎないようにね・・・」

 

かごめ「わかってる、わかってる!」

 

砥いだ卵をフライパンに入れるが、油を引いてなかった。

 

じいちゃん「今を去ること五百有余年、我が日暮神社の開祖であらせられる巫女さまが・・・四魂の玉を奪った邪悪な半妖を、あの御神木に封印したのが始まりじゃ・・・それ以前までは毎年この季節になると、御神木には花が咲いておったそうじゃ・・・しかし、その邪悪な半妖が封じられてからというもの・・・一度も花を咲かせたことはないという話じゃ・・・どうじゃ、タメになるじゃろう・・・」

 

かごめ「じゃあ、その巫女の500年先の転生である私が犬夜叉の封印を解いちゃったから、お花が咲くようになったってこと?私、エライッ!!」

 

ママ「かごめ、転生前の巫女の名前って?」

 

かごめ「桔梗って言うの。犬夜叉とは恋仲直前までは行ったみたい・・・。ある妖怪の陰謀が絡んで封印する形になったけどね・・・。」

 

ママ「妖怪の陰謀が絡んでる・・・?」

 

草太「その妖怪って・・・?」

 

かごめ「奈落って言うの。犬夜叉と同じ半妖みたい・・・。犬夜叉のお父さんは西国を支配する犬の大妖怪だったって。」

 

ママ「だとすると、犬夜叉くんのお父様は完全な犬の大妖怪で、お母様は人間ってわけね?」

 

じいちゃん「まぁ、崇拝じゃな。前世の桔梗様の記憶は無くしたが、かごめとして今を生きているなら・・・。」

 

草太「そんなに姉ちゃん、凄いんだ・・・。」

 

かごめ「容姿もある程度、桔梗に似ているらしいし。」

 

じいちゃん「似とるのか・・・。」

 

ママ「ある意味玉と共に前世の桔梗様の魂も継承したかごめには崇拝したいわ。」

 

じいちゃん「巫女は神様に仕える女性じゃぞ。」

 

草太「ふ~ん。」

 

弁当は完成して、かごめは家を出た。

 

かごめ(わたしの名前は 日暮かごめ・・・ついこの間まで。普通の中学3年生だったんだけど)

 

かごめは祠の井戸へ。

 

かごめ(この祠の中の隠し井戸からーー五百年前の戦国時代にタイムスリップできるようになっちゃったの・・・)

 

戦国のとある地点で巨大虫妖怪が現れる。

 

七宝「なんじゃ、ありゃあ!?」

 

弥勒「あれは大陸に棲む蠍という毒虫に相違ありません・・・そんなのがなんで?」

 

美姫「サソリって名前の通りのままの外見ですね・・・。」

 

犬夜叉「なんだっていい!!あいつが四魂の玉のかけらを持っているのは間違いねェんだ!!」

 

犬夜叉は跳び出す。

 

七宝「ムチャじゃ!犬夜叉!!」

 

犬夜叉は坂道を降りながら、鉄砕牙を抜く。

 

美姫はネオディケイドライバーを自動装着。

 

美姫「変身!」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

美姫はネオディケイドに変身。

 

珊瑚「雲母、行くよっ!」

 

弥勒「相変わらずせっかちなやつです・・・ディケイド、行きましょう!」

 

ネオディケイド「ああ!」

 

珊瑚達も降りる。

 

七宝「よしっ!おらも!!・・・あー、おら、かよわい子供なのにー!!」

 

七宝も降りるが、途中でバウンド。

 

かごめ(戦国時代って、物の怪とか妖怪とかがいっぱいいて、犬夜叉が御神木に封印されていたのもこの時代・・・あ、犬夜叉ってお父さんが妖怪で・・・お母さんが人間の、半妖。乱暴でワガママで怒りっぽい上に、すっごいヤキモチ焼きのどうしようもないヤツ!あーっと・・・ちょっぴりいいところもあるんだけどね・・・もともと犬夜叉は四魂の玉を狙ってたんだけど・・・桔梗という巫女に・・・この木に封じられたのが五十年前・・・ホントはいい仲だったふたりが、なぜ憎しみあったかは、とある半妖の存在が絡んでるんだけど・・・四魂の玉というのは、妖怪の妖力を高める力があるんだけど・・・わたしのせいで粉々に砕けて、飛び散っちゃったの・・・それで、あたしと犬夜叉で、この四魂のかけらを・・・集めているんだけど・・・私たちには心強い仲間がいるの・・・狐妖術が得意な、子ぎつね妖怪の七宝ちゃんと・・・とっても強い妖怪退治屋の珊瑚ちゃん・・・なんでも吸い込む風穴を持っている弥勒様、珊瑚ちゃんの頼もしい仲間の雲母・・・私と同じ現代人だけど、私と似たような存在で、2020年代の未来の平行世界から様々な平行世界を時空移動によるオーロラカーテンで冒険の旅中である神城美姫さん。女神様の絶大能力にて、仮面ライダーディケイドの変身ベルト一式を始めとする数多の転生特典付きでの外見上は10代の女子高生で、人間の私や珊瑚ちゃん、弥勒様より実質20代という年上のピンク髪の美しきお姉さん・・・ある風の女妖怪と戦ってる時にオーロラカーテンで現れて、共に旅する事になって、しばらくしたら次の冒険先の世界へ行くそうよ。でもいつかはママ達とも現代に来てもらって、互いに同じ現代人として対面してほしいし。中学生の私と違い、ある意味社会人ね。ディケイドはカードをベルトに差し込み、そのカードの力を発揮する「チート」という不正、ずるいライダー達の一人で、存在してるだけでも世界観を破壊しかねないし、それくらいのやばさで敵側から危険視されるらしいの。そんな彼女が私達をバカにしたり、見下す態度も取らず、味方としていてくれてある意味ありがたいわ。特典の中でもサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズの6までの敵・ゲート召喚。あ、そうそう、もうひとり忘れてた・・・ノミ妖怪の冥加じいちゃん・・・とっても物知りなんだけど・・・)

 

冥加「かごめえー!!がみょ~ん!」

 

冥加は跳び上がるが、自転車に踏まれ潰される。

 

冥加「のみつぶれ~」

 

冥加はかごめの肩に乗っかる。

 

冥加「かごめ!いったいなにをしておったのじゃ!!犬夜叉さまはもう戦っとるぞ!!」

 

かごめ「・・・ってことは冥加じいちゃん、まーた逃げてきたのね・・・」

 

冥加「・・・・・・!?バカもの!!わしはただ、かごめが遅いから呼びに来ただけじゃ!!」

 

かごめ「まったく、危なくなるといつも最初にいなくなるんだから・・・」

 

蠍の妖怪は口から毒を吐くが、犬夜叉は跳び上がり向かっていく。

 

しかし、岩へ吹っ飛ばれる。

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイル「犬夜叉!?」

 

七宝「大丈夫か!?犬夜叉!!」

 

犬夜叉「ちっ!!どーも調子が出ねェ!!」

 

七宝「やっぱり犬夜叉はかごめがおらんと、ダメなヤツじゃー!!」

 

犬夜叉「あんだと、この野郎・・・」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「毒虫の吐く毒は厄介だな・・・。」

 

レバーを操作。

 

ウィザードライバー「ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!」

 

右手のリングをスキャン。

 

ウイザードライバー「ビッグ!プリーズ!」

 

目の前に現れた魔法陣に右手を入れると、巨大な右手が出て来て、蠍のボディを一発殴る。

 

蠍はある程度のダメージは受けた。

 

かごめ「犬夜叉ーっ!!みんなーっ!!」

 

七宝「かごめーっ!!」

 

珊瑚「かごめちゃん!!」

 

弥勒「かごめさま!!」

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイル「かごめ!!」

 

犬夜叉「ったく、今までなにやってやがったんだ!!」

 

かごめ「ごめーん!!お弁当作ってたら遅くなってたら・・・」

 

犬夜叉「けっ!遊びに来てんじゃねェんだ!!これだから女は!!」

 

かごめ「だから誤ったじゃないの!!」

 

七宝「そうじゃ!そうじゃ!」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「お前ら、よそ見をするな!」

 

蠍が接近してくる。

 

かごめ「ひっ!!」

 

蠍が目の前までやってくるが、犬夜叉が抱きかかえて、避けた。

 

犬夜叉「大丈夫か!?」

 

七宝「おら平気じゃ!」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「かごめ、七宝!!大丈夫か!?」

 

かごめ「はい!」

 

七宝「おらもじゃ!」

 

犬夜叉「かごめ、四魂のかけらはどこだ!?」

 

かごめ「えっと・・・あった!!シッポよ!!尻尾の先よ!!」

 

画面上操作にて、左手のリングをはめ換え、レバー操作。

 

ウィザードライバー「シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!」

 

リングをスキャン。

 

ウィザードライバー「ウォーター!プリーズ!し~すい~」

 

上からの魔法陣がボディを覆い、

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイルはウォータースタイルへとチェンジした。

 

七宝「青くなりよった!」

 

かごめ「仮面の宝石が青いわ!ウォーターって音声から、魔法陣から水の魔法っぽい!」

 

犬夜叉「とにかくあいつからかけらを取るぞ!!」

 

ウィザーソードガン・ソードモードのハンドオーサーを展開。

 

ウィザーソードガン・ソードモード「キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ」

 

ネオディケイドウィザード ウォータースタイルは左手でハンドーオーサーと握手するようにスキャン。

 

ウィザーソードガン・ソードモード「ウォーター!スラッシュストライク!スイ!スイ!スイ!」

 

珊瑚の飛来骨と犬夜叉の鉄砕牙の後に、水の刃の波動を飛ばし、足を一本斬り落とした。

 

七宝「ディケイドもやるではないか!」

 

かごめ「水の圧力を侮ってはいけないわ!」

 

蠍がかごめ達に接近してくるが、犬夜叉が抱えて避ける。

 

弥勒「あとはお任せを!!」

 

弥勒は右手の封印を解くように、手のひらを開く。

 

弥勒「風穴ッ!!」

 

蠍は風穴に吸い込まれていった。

 

かごめ「やった!!」

 

ネオディケイドウイザード ウォータースタイル「風穴・・・ブラックホールのミニバージョンみたいだな・・・。」

 

冥加「・・・ふう、ヤレヤレ・・・」

 

残ったのは蠍のしっぽ部分である。

 

犬夜叉「なにやってんだ・・・早く四魂のかけらとっちまえよ!!」

 

かごめ「だってぇ・・・」

 

ネオディケイドウィザード ウォータースタイル「俺がどかすから、その間に取ってしまえ!」

 

かごめ「は、はい・・・。」

 

ネオディケイドウイザード ウォータースタイルはしっぽ部分をなんとかどかす。

 

かごめはかけらを拾うと、そこから浄化していく。

 

かごめ「よかったぁ・・・」

 

弥勒「さすがはかごめさま・・・毒の邪気が浄化されました・・・」

 

???「ふふふ・・・つに見つけた・・・瑠璃・・・」

 

瑠璃「はっ・・・」

 

???「玻璃・・・」

 

玻璃「はっ・・・」

 

???「いよいよだ・・・」

 

瑠璃「心得てございます・・・」

 

???「にしても犬夜叉とは別に仮面の鎧の者、中身は人間の小娘だが、一体何者だろうな。かごめと似た存在だろうか・・・。腰の道具に秘密が・・・?魔法陣とかもそうだ・・・」

 

見晴らしのいい所で弁当タイムになる。

 

美姫は精霊使いの剣舞(ブレイドダンス)のフィアナ王女の独自の学園制服〈ネクタイ無し(胸元の谷間強調)と足の装飾無し〉でいた。

 

かごめはレジャーシートを敷いた。

 

かごめ「・・・さぁ、今日は私が特別にお弁当を作ったのよ!」

 

美姫「そうなんですか!?」

 

弥勒「こんなところでかごめ様の手料理がいただけるとは・・・」

 

珊瑚「へぇー、すごいすごい・・・」

 

犬夜叉は弁当を持って広げた。

 

犬夜叉「フーン・・・なんだか見たこともねえモンばっかりだな・・・食えるのか?」

 

かごめ「失礼ね!食べてみればわかるでしょ!!」

 

七宝「美姫、このタコ、足が四本しかないぞ!!」

 

冥加「しかもノッペラボウじゃ!!」

 

美姫「それはウインナーですわ!」

 

冥加「ウインナーとな。」

 

珊瑚「このおむすび、おいしいね・・・」

 

美姫「はい!」

 

弥勒「かごめさまの気持ちがこもったものです・・・どんなものでも、ありがたくいただきましょう・・・」

 

かごめ「・・・ん?」

 

犬夜叉「ここんとこ、ろくすっぽ食ってねえからな・・・」

 

犬夜叉は卵焼きなどを食べていく。

 

かごめ「ねえどう?その卵焼き・・・自信作なんだけど・・・」

 

犬夜叉「あんだよ、うっせぇな・・・」

 

卵焼きを巡っての七宝と睨み合うが。

 

犬夜叉は七宝の頭を一発殴る。

 

美姫「犬夜叉さん・・・。」

 

弥勒「これこれ、子供相手にムキになるやつがありますか・・・」

 

弥勒はウインナーを割りばしで刺すが、七宝にうるうるされる。

 

弥勒は譲った。

 

かごめ「よかったね、七宝ちゃん・・・」

 

七宝「おら、このタコ気に入ったぞ!」

 

雲母は右腕の傷を舐める。

 

かごめ「ね、どうだった?」

 

犬夜叉「あン?」

 

かごめ「おいしかったかって聞いてるの!!」

 

犬夜叉「それより、あれ、ないのか?」

 

かごめ「あれって何よ?」

 

犬夜叉「あれだよ!」

 

犬夜叉はバッグからカップ麺を出す。

 

かごめは怒り出す。

 

犬夜叉「かごめー、湯わかそうぜ!」

 

かごめ「犬夜叉・・・おすわり!!」

 

犬夜叉は下へ潰れる。

 

かごめ「おすわり!おすわり!おすわり!おすわり!!おすわり!おすわり!おすわり!!おすわりーーーっ!!」

 

犬夜叉は地面に体がめり込んだ。

 

かごめ「もう知らない!!」

 

かごめは自転車で去って行ってしまった。

 

美姫「犬に対してのまさに「おすわり」ですね・・・。」

 

七宝「今までで一番強烈な「おすわり」じゃったな・・・」

 

弥勒「かごめさまの気持ちを考えなかった報いですね・・・。」

 

雲母「ミューーー・・・」

 

珊瑚「どうした?雲母・・・すごい熱だ・・・」

 

弥勒「あの大蠍の毒ですね・・・」

 

美姫「それは大変です!」

 

冥加「どれ、わしが毒を吸い出してしんぜよう・・・」

 

しかし、雲母は威嚇してきた。

 

冥加「ふひっ!!」

 

雲母はどっかへ行ってしまう。

 

美姫「雲母・・・」

 

珊瑚「待て!」

 

珊瑚は後を追う。

 

弥勒「どうも雲母の様子がおかしい・・・私は珊瑚のあとを追います・・・」

 

弥勒は飛来骨を担ごうとしたが、

 

弥勒「うおっ!珊瑚め・・・いつもこんなものをかついでいるのか・・・」

 

美姫「珊瑚さん・・・昔から退治屋やって事から、腕のパワーあるんですね・・・。」

 

七宝「みたいじゃな・・・それにしても落ち着きのない奴らじゃ・・・」

 

かごめは自転車で走行中。

 

かごめ「なによ、犬夜叉のバカ!!もうお弁当なんか、ぜーったい作ってやんない!!・・・あっ!!」

 

自転車ががたつき、かごめは転倒してしまう。

 

かごめ「あ~~~~・・・今日はなんだかロクな目に遭わない・・・」

 

とある森の中。

 

珊瑚「雲母!」

 

珊瑚と弥勒は森の奥で、二人の女性を発見。

 

膝元には雲母が。

 

珊瑚「その子・・・」

 

玻璃「あなたのですね・・・」

 

瑠璃「虫の毒にやられたんだろう・・・」

 

玻璃「・・・今、毒消しを飲ませてやったところです・・・」

 

珊瑚「すまなかったね・・・ありがとう・・・」

 

弥勒「私からも感謝を・・・」

 

弥勒は二人の前に座り込み、手を取る。

 

弥勒「ところで、ついでと言ってはなんですが、おふたりにひとつ、お願いがございます・・・私の子を産んでもらえませんか?」

 

珊瑚は飛来骨で弥勒を頭を叩く。

 

弥勒「失礼・・・美しい方を見るとつい・・・」

 

珊瑚「言わんでいいっ・・・」

 

弥勒「あなた方は大陸からいらしたのですか?」

 

玻璃「よくお分かりですね・・・」

 

弥勒「それにしては、私たちの言葉が達者なようで・・・」

 

瑠璃「それはそうだろう・・・なにせ、我らがこの地に来たのは・・・」

 

玻璃「今より2百年以上前の事・・・」

 

弥勒と珊瑚は発言を聞いて、身構える。

 

弥勒と珊瑚は地面から伸びる蔦に拘束されていく。

 

弥勒「きさまたち、なんのつもりだ!?」

 

珊瑚「蠍!?」

 

弥勒「それじゃあ今朝の大蠍は!!」

 

玻璃「私が差し向けたものです・・・」

 

瑠璃「すべて我らの目論見通り・・・」

 

珊瑚「初めから仕組まれていたのか・・・!!」

 

多くの蠍が蔦を這いあがって来る。

 

珊瑚「・・・・・・!!」

 

弥勒「珊瑚っ!!おのれぇ!!」

 

弥勒は風穴を開く。

 

弥勒は風穴を開き、蠍達を仕込むが、瑠璃が弥勒の元へ。

 

瑠璃「きさまがその力を使うのを待っていた・・・」

 

弥勒「なにっ!?」

 

瑠璃は弥勒の右手に右手を添えると、手が中に入っていく。

 

弥勒「!!」

 

瑠璃「ムダよ・・・私の「複写」からは逃れられないのよ・・・」

 

弥勒「複写・・・!?」

 

珊瑚は吸い寄せられ、弥勒は途中で吸い込みをやめる。

 

大木も折れ倒れ、二人を拘束する蔦も切れた。

 

珊瑚「法師さま!!」

 

瑠璃は降り立つ。

 

珊瑚「あの女・・・一体なにを・・・!?」

 

瑠璃「確かに譲り譲り受けたぞ!!貴様の風穴!!」

 

瑠璃は右手の風穴を開く。

 

弥勒と珊瑚は吸い込まれそうになるが、刺さっていた錫杖に掴まり、必死に耐える。

 

瑠璃「どうだい!?吸い込まれる気分は!!」

 

弥勒「くっ・・・」

 

しかし、どこからか一本の矢が飛んできて、瑠璃の右手をかすめ、木に刺さる。

 

弥勒と珊瑚は地面に下ろされた。

 

弥勒「うっ!!」

 

玻璃「・・・・・・」

 

瑠璃「邪魔が入ったようだな・・・」

 

玻璃「我らの用は済んだ・・・行こう!!雲母!!」

 

雲母は呼び出しに応え、巨大化。

 

珊瑚「雲母!!」

 

雲母「シャーッ!!」

 

珊瑚「どうした!?あたしのことがわからないのか!?」

 

瑠璃と玻璃は雲母に乗り込み、飛んで行く。

 

珊瑚「雲母!!」

 

玻璃「この子はいただいて行きます・・・」

 

二人は雲母と共に去っていく。

 

珊瑚「くそっ!!」

 

弥勒「どうやら雲母は、やつらに操られてるようですね・・・このままにしておくことはできません・・・」

 

奥から楓が現れる。

 

楓「二人とも無事か?」

 

弥勒「あの矢は楓さまでしたか・・・」

 

珊瑚は木の影で退治屋の恰好へ着替える。

 

楓「なにやら草木が騒がしいので来てみたのだが・・・」

 

弥勒「おかげで助かりました・・・感謝いたします・・・」

 

楓「今のやつらを追うのか?」

 

着替えが終わった珊瑚。

 

珊瑚「やつらは西へ向かった・・・」

 

弥勒「不帰の森があるほうですね・・・」

 

楓「油断してはいかんぞ・・・草木のざわめきは天変地異の前ぶれか、それとも、すでになにかが起こっているのか・・・いずれにせよ・・・!? !?・・・って、誰も聞いとらんのか!?」

 

弥勒と珊瑚はすでにいなかった。

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