仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第433話「女妖狼族と月虹の約束」

とある崖付近で止まる小型竜巻。

 

中身は女性妖狼族である。

 

???「うむ・・・」

 

夜中の川で、鋼牙は数匹の妖狼と戦っていた。

 

アッパーでぶっ飛ばし、木の枝に降り立つ。

 

鋼牙「てめえら!!バカやめねえと、本気でやるぞ!!」

 

???「相変わらず短気なやつね・・・」

 

鋼牙「・・・・・・!?」

 

小型竜巻から現れたのは、妖狼族の少女である。

 

???「ふふっ・・・」

 

鋼牙「てめぇ、なにもんだ!?狼たちをけしかけやがって・・・俺に恨みでもあんのか!?」

 

鋼牙の共の二人が来た。

 

白角「あいつ、長老んとこの孫娘の菖蒲じゃねえか?」

 

銀太「ずいぶん前に、長老と北の山へ行ったって聞いてたけど・・・戻って来てたのか?」

 

鋼牙「菖蒲・・・?」

 

菖蒲「じさまの言葉を伝えに来た・・・あんたはあたしを嫁にもらんだよ・・・約束しただろ?」

 

鋼牙「よっ、よめーっ!?」

 

白角と銀太「「!!」」

 

菖蒲「四魂のかけらも手に入れたあんたなら、一族の長も任せられるし・・・ここはおとなしくあたしと祝言をあげよう!!」

 

鋼牙「じょ、冗談じゃないぜ!!なんで、おれがおめえと・・・!?」

 

菖蒲「覚えてないの?」

 

鋼牙「なにを?」

 

菖蒲「だから、私が山を下りて来たら嫁にするって約束っ!!」

 

銀太「かごめ姐さんはどうすんだよ・・・」

 

菖蒲は鋼牙の元へ跳び上がった。

 

鋼牙「何しやがる!?」

 

菖蒲「腕ずくでも連れて帰れって、じさまが・・・」

 

しかし、二人は共に川へ落ちた。

 

銀太「おい、大丈夫かよ!?」

 

二人は川岸に上がるが、

 

鋼牙「だいたい、おれにはかごめっていう許嫁がいるんだ!!おめえに嫁取の約束なんか、するはずねえ!!」

 

鋼牙は小型竜巻化して去っていく。

 

菖蒲「許嫁・・・?かごめ・・・?・・・あいつ、本当に覚えてないの・・・?」

 

狼達が菖蒲にすり寄る。

 

菖蒲「・・・・・・約束したのに・・・月の虹が出た晩に・・・」

 

そして、昼間の時間帯。

 

美姫「今日もいいお天気です!」

 

フィアナ王女独自の学院制服(ネクタイ無し、左足装飾無し)着用と靴ありの美姫は近くに高校の通学バッグを置いてあり、懐のケース入りスマホでネット記事を読んだりしていた。高校通学バッグ内には、女神様特別性ノートPC。マウス付きやタブレットを常備。

 

弥勒「それで、奈落の行方は?」

 

珊瑚「いろいろ探ってみたんだけど・・・」

 

七宝「奈落らしい妖怪の噂はぷっつりと途絶えたきりなんじゃ・・・」

 

弥勒「そうですか・・・犬夜叉も、いまだ奈落の気配を感じ取れないようですし・・・」

 

犬夜叉「あれほどの邪気が、そう簡単に消えるとは思えねえんだが・・・」

 

七宝「臭わんのでは仕方がないのう・・・」

 

珊瑚「かごめちゃんは四魂のかけらの気配、感じられない?」

 

かごめ「それがねー・・・ぜんぜんしないの・・・」

 

美姫「かけらを取り込んでる妖怪とかが近くにいないんでしょう?」

 

珊瑚「それもそうか・・・。」

 

弥勒「ま、ここで焦っても仕方ありません・・・地道に四魂のかけらを集めていれば、おのずと奈落のほうから仕掛けて来るのでは?」

 

犬夜叉「冗談じゃねえ!!そんなの待ってられるかよ!!」

 

弥勒「ですが、ほかに策はありませんよ・・・」

 

珊瑚「でも・・・四魂のかけらって、奈落の手元に集まってた他に、あとどれくらいあるんだろうね・・・?」

 

美姫「欠片状態であらゆる方向に飛び散ったんですし、まだ数えきれないくらいでしょう・・・。」

 

かごめ「・・・・・・」

 

かごめはポケットのかけら入り小瓶を取り出す。

 

かごめ(あとは、琥珀くんの背中にひとつと、鋼牙くんもまだ持ってたっけ・・・)

 

川岸で座る菖蒲。

 

菖蒲「はああ・・・」

 

妖狼「キュゥン・・・」

 

菖蒲「ずいぶん前だけど・・・確かに約束したの・・・」

 

鋼牙〈あんまり無理すんじゃねえぞ・・・〉でもって、どうしても辛いって時は・・・そん時は、おれの嫁にしてやるぜ、菖蒲・・・」

 

菖蒲〈・・・・・・〉

 

菖蒲「子供の時のことだったし・・・鋼牙が覚えてないんじゃしょうがないか・・・もう山に帰ろうかな・・・」

 

長老《わしの縄張りも荒らされた・・・もはや四魂の力無しでは太刀打ちできんのだ・・・鋼牙を捜し、一刻も早く連れて来い・・・》

 

菖蒲〈・・・・・・〉

 

菖蒲「だめだ・・・帰れるわけない・・・もう一度!!当たって砕けろだ!!」

 

菖蒲は跳び去る。

 

奈落の城跡。

 

鋼牙「ちくしょう・・・どうなってるんだ?」(この城・・・奈落の臭いがかすかに残っているが、邪気も気配もしやがらねぇ・・・この傷跡・・・?)

 

銀太「鋼牙、城の中はもぬけのカラだ!!」

 

鋼牙「行くぜ!!」

 

白角「どこへ?」

 

鋼牙「決まってんだろ・・・犬っころを見つけ出して、シメるんだよ・・・この城、あのバカ犬の臭いも残ってやがる・・・あいつ、奈落となにかあったに決まってるぜ!!」

 

鋼牙は小型竜巻化して去っていく。

 

銀太「って、待てよ!鋼牙!!」

 

鋼牙(奈落はここにはいねぇ・・・もしも近くにいるなら、このおれの足に使っている四魂のかけらを狙って出て来るに決まってるんだ!!)

 

そして、間もなくして菖蒲達も城跡を訪れていた。

 

狼達からの報告を受ける。

 

菖蒲「うん・・・ここに鋼牙が来てたことは間違いない・・・でも・・・ここ、気味が悪い・・・」

 

ここで地鳴りが始まる。

 

菖蒲「なにっ!?」

 

地面から飛び出したのは、謎の巨大毛むくじゃらであった。

 

菖蒲「な、なんだ、こいつ!?」

 

毛むくじゃらは狼達を拘束していくが、菖蒲は救い出す。

 

そして、地面の叩き、衝撃と共に逃げ出す。

 

菖蒲「あの化け物、なんなんだ?」

 

菖蒲は鋼牙の共の二人と出くわす。

 

菖蒲「銀太!!白角!!」

 

3人は止まり、

 

菖蒲「おまえたち!!あの奇妙な城でなにしてたの?鋼牙はどこ?あの化け物はなに?」

 

銀太「・・・化け物?」

 

さっきの毛むくじゃらがやって来た。

 

菖蒲は飛ぶ斬撃で毛を斬る。

 

白角「こいつ、奈落の城から出て来たのか!?」

 

菖蒲「ならくの・・・城・・・!?」

 

白角「菖蒲は長老と山にもってたから、知らねえんだろうが、ついこの間、北と東の仲間が殺されたんだ!!」

 

銀太「それを仕組んだのが、奈落って妖怪だ!!鋼牙は仇を討つため、奈落を追ってたんだが・・・」

 

菖蒲「そんなことが・・・」

 

しかし、毛むくじゃらが現れた。

 

3に院は逃げる。

 

かごめ「・・・?」

 

美姫「かごめさん?」

 

弥勒「どうしました、かごめ様・・・」

 

かごめ「四魂のかけらの気配が・・・」

 

犬夜叉「・・・ん?」

 

向こうからつむじ風が。

 

珊瑚「あのつむじ風・・・」

 

美姫「彼しかいませんわね・・・」

 

犬夜叉「どうりで胸クソ悪い臭いがすると思ったぜ・・・」

 

美姫「犬夜叉さん・・・」

 

かごめ「って、もう怒ってる・・・」

 

犬夜叉「鋼牙の野郎!!またまた、かごめにちょっかい出しに来やがって!!」

 

かごめ「犬夜叉!!」

 

美姫「ちょっかいじゃないと思うんですけど・・・。」

 

犬夜叉は頭を足蹴にされた。

 

鋼牙は華麗に降り立つと、かごめの両手を握った。

 

鋼牙「よお、かごめ!!元気にしてたか?みきもな!」

 

美姫「はい!」

 

犬夜叉が二人の間に割り込む。

 

鋼牙「おう、犬っころ!!奈落はどうした?洗いざらい話しな!!」

 

犬夜叉「それが用件か、やせ狼!!」

 

鋼牙「ほかに何がある・・・」

 

犬夜叉「みきはともかくだけどな、かごめに気安く話しかけんじゃねえ!!」

 

弥勒「我々も奈落の行方を探っている・・・」

 

鋼牙「そこがわからねえ・・・奈落の野郎、なんだって城を捨てて逃げやがった?」

 

犬夜叉「知りてえか、やせ狼・・・おれが奈落の結界をぶった斬ってやったんでい!!この鉄砕牙でな!!」

 

鋼牙「なっ・・・!?」

 

犬夜叉「驚いたか、ざまあみやがれ!!」

 

鋼牙「っていうか、てめえ・・・そこまで追いつめといて・・・奈落を取り逃がしたって言うのか?バカじゃねえのか!?おまえっ!!」

 

犬夜叉「・・・ぐ!」

 

鋼牙「はぁーっ、情けねぇ・・・その場におれがいればトドメ刺してやったのによー・・・」

 

犬夜叉は鉄砕牙に手をかける。

 

犬夜叉「この野郎・・・黙って聞いてりゃ・・・」

 

かごめと共に美姫も止めに入る。

 

美姫「犬夜叉さん、まあまあ・・・」

 

かごめ「犬夜叉、抑えて!!」

 

鋼牙「・・・ん!?妖気?」

 

犬夜叉「・・・奈落の臭いだ!!」

 

美姫「奈落のですか!?」

 

銀太「鋼牙ーっ!!な、奈落の城から・・・」

 

白角「変なのが・・・」

 

鋼牙「!!」

 

現れた巨大けむくじゃら。

 

犬夜叉「けっ・・・」

 

美姫「何ですか!?あの巨大毛むくじゃらは!?」

 

弥勒「奈落の分身か!?」

 

七宝「毛のバケモンじゃっ!!」

 

鋼牙「こいつが城の中にいたってのか?」

 

銀太「ま、間違いねえよ・・・菖蒲が見たって・・・」

 

鋼牙「菖蒲?一緒だったのか?菖蒲はどうした?」

 

銀太「知らねえ!!逃げてるうちにはぐれちまったよ!!」

 

鋼牙「どういうことだ?」(どうしておれは、こいつの臭いに気付かなかった!?)

 

巨大毛むくじゃら「四魂の・・・かけら・・・」

 

鋼牙「・・・・・・!!」

 

美姫「話せる・・・?奈落の分身ならば、当然でしょうか・・・。」

 

犬夜叉「この毛むくじゃら、四魂のかけらを狙ってやがる!!わけのわかんねー姿してやがるが、幸い話はできるらしーな・・・」

 

犬夜叉は跳びかかり、毛をひと掴みし、ぶん投げる。

 

白角「なんてバカ力だ!!」

 

犬夜叉「答えろ!!奈落はどこだ!?」

 

けむくじゃらは毛を伸ばしてかごめを捕えようとした。

 

犬夜叉「かごめ!!」

 

美姫「かごめさん!!」

 

鋼牙がかごめを拾い上げた。

 

鋼牙「犬っころ!!バケモンは任せたぞ!!一応かめんらいだーの美姫もいる事だしな!おれはかごめを安全なところへ連れて行く!!」

 

鋼牙はかごめを抱き抱えたまま、小型竜巻化して去っていく。

 

美姫「鋼牙さん!!」

 

犬夜叉「てめえ!!なに、勝手なことを!!」

 

しかし、毛むくじゃらは崖を崩れ落ちていく。

 

犬夜叉「落ちたのか!?」

 

美姫「どういう事でしょうか?」

 

珊瑚「奈落の分身にしては、歯ごたえの無いやつだね・・・」

 

犬夜叉「違う・・・あいつ・・・わざと落ちやがった・・・あいつの狙いは四魂のかけらだ!!」

 

かごめ「ちょっと、鋼牙くん!!どこまで行くのよ!!」

 

鋼牙「どこって、バケモンの追って来ないところまでだろ!!」

 

しかし、ある人物による攻撃が入った。

 

菖蒲「鋼牙!!」

 

鋼牙「あ・・・菖蒲・・・」

 

かごめ「あやめ?」

 

菖蒲「その女、人間の女じゃない!!あんた一体、なにしてんのよ!?」

 

鋼牙「おめえに説明してるヒマはねえ!!かごめ!逃げろ!!」

 

かごめ「えっ!?」

 

菖蒲「かごめ・・・?かごめって、あんたが言ってた許嫁の名前じゃない!!」

 

かごめ「い・・・許嫁?誰の!?」

 

菖蒲「あたしの鋼牙のだっ!!」

 

かごめ「鋼牙くん、なんでそんなこと、言っちゃったのっ!?」

 

鋼牙「おめえに惚れてる以上、当然だろう!!」

 

かごめ「勝手に決めないでよ!!」

 

菖蒲「鋼牙の許嫁は、このあたし!!悪いけど、死んでっ!!」

 

菖蒲は飛び道具でかごめを攻撃してくるが、鋼牙がかけら入りの蹴りで弾き落とした。

 

鋼牙「おめえの技がおれに通じるか・・・これ以上やると本気でやるぞ!!」

 

菖蒲「人間の娘なんか相手にして!!妖狼族の誇りはどうしたのっ!!」

 

鋼牙「おれはかごめに惚れたんだ!!とやかく言われる筋合いはねえ!!」

 

菖蒲「か・ご・め!!」

 

かごめ「なに・・・?」

 

菖蒲「気に食わない!!あたしの名前と似てる!!」

 

かごめ(って、最後の「め」だけなんですけど・・・)

 

菖蒲「たとえ、あんたがそいつを嫁にしたくても、一族の掟は曲げられないのよ!!」

 

鋼牙「長老たちが勝手に作った掟だろうが!!いつ、おれがおめえを嫁にするなんて言った!?」

 

菖蒲「・・・・・・約束したのに・・・」

 

鋼牙「・・・・・・?」

 

菖蒲「月の虹が、出た晩のこと、覚えてないの!?」

 

鋼牙「月の虹?」

 

かごめ(月が出るのって普通、夜よね・・・夜に虹って出るんだっけ?)

 

菖蒲「あれは私がまだ小さかった時・・・じさまに言われた修行の尾中で・・・極楽鳥の巣の近くまdふぇ迷い込んで・・・そいつらに喰われる寸前だった・・・」

 

極楽鳥の一匹が幼女の菖蒲に襲い掛かってきたが、そこを通りすがるように救ったのが鋼牙だった。

 

鋼牙〈ほら、来いよ・・・〉

 

鋼牙は菖蒲に手を伸ばす。

 

菖蒲〈・・・・・・?〉

 

鋼牙は菖蒲を抱き抱えた。

 

鋼牙〈じいさんがよ、心配してたぜ・・・〉

 

鋼牙は菖蒲をおぶって歩く。

 

鋼牙〈長老の孫娘も大変だな・・・じいさんも北の山に行くのか?一緒に修行してやるって・・・その花、修行に使うのか?〉

 

菖蒲〈あたしの名前と同じだからy魔へ持ってくの・・・あの・・・助けてくれてありがと・・・〉

 

鋼牙〈あんまり無理すんじゃねえぞ・・・でもって、どうしても辛いって時は、そん時はおれの嫁にしてやるぜ、菖蒲・・・〉

 

菖蒲〈ホント?〉

 

鋼牙〈山から下りて来たらな・・・〉

 

菖蒲〈・・・・・・〉

 

菖蒲〈見て・・・虹が出てる・・・〉

 

鋼牙〈お月さまの虹だな・・・〉

 

菖蒲〈・・・・・・〉

 

鋼牙「・・・ホントか・・・?ホントにそんなこと、言ったのか、おれ?」

 

菖蒲は頷く。

 

かごめ「・・・って、いい話なのに覚えてないの?」

 

菖蒲「その言葉を支えに・・・じさまの修行にも耐えて、山で暮らしてきたのに・・・」

 

かごめ「ちょっと、鋼牙くん!!そんな大事なこと覚えてないなんて、最低よっ!!」

 

鋼牙「か・・・かごめ・・・あ・・・」

 

菖蒲「・・・・・・」

 

菖蒲は涙目になる。

 

かごめ(まぁ、後で来ると思う美姫さんにも聞いてみる?)

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