仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第434話「超速の花嫁候補」

かごめ〈奈落の行方を追う私たちは、不気味な髪の化け物に襲われた!!その時助けてくれたのが、鋼牙くんなんだけど・・・〉

 

菖蒲〈約束したのに・・・〉

 

鋼牙〈・・・ホントか・・・?ホントにそんなこと、言ったのか、おれ・・・〉

 

鋼牙《あんまり無理すんじゃねえぞ・・・でもって、どうしても辛いって時は、そん時はおれの嫁にしてやるぜ、菖蒲・・・》

 

弥勒「あの妖怪、奈落が差し向けた刺客でしょうか?」

 

珊瑚「捕まえてみれば、わかるよ!!」

 

七宝「奈落の居場所を知っておるかも!!」

 

ネオディケイドはマシンディケイダーで走行し、皆のスピードに合わせる。

 

ネオディケイド「奈落の奴、神楽や無双とかなら分かるが、あんな毛むくじゃらまで出すようになったのか・・・。」

 

犬夜叉「んなこと、かごめを助けてからの話だ!!無事でいろ、かごめ・・・」

 

鋼牙「フン・・・」

 

かごめ「じゃ、要路族の長老が、菖蒲ちゃんのおじいさんなのね・・・?」

 

菖蒲「私はじさまって呼んでる・・・でも急に山を下りて来たなんて、なにか訳でもあるの?」

 

菖蒲「最近なんだけど、北の山の向こうから、妙な邪気が下りて来たんだ・・・」

 

かごめ「妙な邪気・・・?」

 

菖蒲「じさまは鬼の臭いがするって言ってた・・・」

 

かごめ「鬼・・・?」

 

菖蒲「うん・・・その邪気に殺気立って、東と北・・・南と西の妖狼族たちの間に、争いが増え始めて・・・争いを治めるため・・・じさまは、力ある者に私を嫁がせて、仲間をまとめようと考えたの・・・」

 

かごめ「ええっ?てゆーと、政略結婚?」

 

菖蒲「幸い、私と鋼牙には約束があったし・・・」

 

鋼牙「だから、覚えてねーって!!」

 

菖蒲「じさまも鋼牙なら、仲間を束ねられると思ってね・・・私も鋼牙ならいいかなーって・・・」

 

かごめ(政略結婚だけじゃなかったんだ・・・)

 

鋼牙「・・・ったく、邪気くらいでオタオタしやがって・・・まとめ役だかなんだか知らねえが・・・一発、にらみ効かせりゃすむ話だろ!?」

 

菖蒲は立ち上がり、

 

菖蒲「そんな簡単な話じゃないよ・・・一族をまとめるには、みんなの信頼が要る・・・所帯を持って、腰を落ち着けてくれないと!!」

 

鋼牙「じゃ、余計おれには向いてねえ・・・」

 

菖蒲「鋼牙!!」

 

鋼牙「今のおれが一番やりてぇことは、奈落の首を取る事だ・・・他のことに関わってるヒマなんぞあるか!!」

 

菖蒲「どうしても・・・?」

 

鋼牙「しつけえ・・・おめえは山に帰れ・・・」

 

かごめ「鋼牙くん!!」

 

菖蒲「・・・・・・」

 

鋼牙「菖蒲・・・おめえもじさまの言いなりになってんじゃなくて、自分のやりたいことをやればいいんじゃねえか・・・?」

 

菖蒲「・・・・・・」

 

鋼牙「!!」

 

毛むくじゃら「グオオォォ・・・」

 

鋼牙「菖蒲・・・この話はしまいだ・・・」

 

かごめ「ちょっと、鋼牙くん!!」

 

菖蒲「この妖気!!」

 

かごめ「妖気?」

 

鋼牙「犬夜叉のマヌケ野郎・・・バケモンを取り逃がしたらしい・・・」

 

かごめ「ええっ!?」

 

鋼牙(臭うぜ・・・すぐそばまで来てやがる・・・)

 

かごめ「鋼牙くん・・・犬夜叉たちのところまで戻りましょ!!」

 

鋼牙はかごめの手を握る。

 

鋼牙「心配すんな、かごめ・・・おまえのことはおれが守ってやる・・・」

 

かごめ「き、気持ちはありがたいんだけど・・・」(今はそんなこと、言ってる場合じゃないのにっ!!)

 

菖蒲(あれ?鋼牙は惚れた惚れたって言ってるけど・・・このかごめって()、もしかして・・・?)

 

すると、毛の塊が触手のように伸びてきた。

 

鋼牙達は跳んで避けた。

 

鋼牙「おう、バケモン相手にしてやる!!どっちにしたって聞く事もあるしよ!!」

 

かごめ「えーっ!?」

 

犬夜叉達はかごめを捜索中である。ネオディケイドはバイク操縦中である。

 

犬夜叉「どっちだ!?」

 

しかし、木の枝にぶら下がる毛が襲ってきた。

 

ネオディケイド「毛が・・・。」

 

七宝「毛が襲って来るぞ!!」

 

珊瑚「待ち伏せ!?」

 

毛が襲って来るが、珊瑚と弥勒がある程度追い払う。

 

弥勒「犬夜叉!おまえは、かごめ様のところへ行け!!」

 

ネオディケイド「おれも後で行く!」

 

犬夜叉「わかった!!かごめ!待ってろ!!」

 

犬夜叉は先にかごめの元へ。

 

毛むくじゃら「グヘへへへ・・・もう逃がさねえぞーっ・・・てめえら、四魂のかけらごと、喰ってやるーっ!!」

 

鋼牙「菖蒲!!おめえに頼む義理じゃねえが、かごめを預ける!!」

 

菖蒲「預ける?あたしに?」

 

鋼牙「かごめ・・・菖蒲とそこで待ってろ!!」

 

鋼牙は毛むくじゃらへ向かっていく。

 

かごめ「鋼牙くん!!」

 

鋼牙「へっ!図体がデカイだけじゃねえかーっ!!見てなーっ!!」

 

毛むくじゃらは鋼牙の足のかけらに反応。

 

鋼牙は毛むくじゃらの歯を蹴り折った。

 

鋼牙「せっかくおれに追いついたんだ・・・ついでに教えてもらおーか・・・奈落の行方をよっ!!」

 

毛むくじゃらは口から光を発し、鋼牙に毛が絡まって来た。

 

かごめ「毛が抜けた!?」

 

菖蒲「くっ・・・」

 

菖蒲は草を飛ばし、毛を切り裂く。

 

鋼牙「くそっ!!」

 

絡み取った毛は鋼牙を引っ張っていく。

 

菖蒲にも絡みつく。

 

かごめは弓に矢を装填し、菖蒲の毛を浄化する。

 

菖蒲(破魔の矢・・・?かごめって巫女なの?)

 

鋼牙「くっ、くそーっ・・・」

 

かごめ「大丈夫!?菖蒲ちゃん!!」

 

かごめは矢で菖蒲を絡めとる毛を浄化しようとした。

 

菖蒲「あんた、なんで逃げないの!?あんたひとりを守るために、鋼牙は頑張ってるのよ!!」

 

かごめ「鋼牙くんはそんな人じゃないわ・・・鋼牙くん、私とあなた、ふたりを守って戦ってるのよ!!」

 

菖蒲は気づくと、毛が迫っていた。

 

犬夜叉「散魂鉄爪!!」

 

犬夜叉が現れ、毛を切り裂く。

 

かごめ「犬夜叉!!」

 

犬夜叉「無事だったか、かごめ!!」

 

かごめ「うん、私は大丈夫!!」

 

菖蒲(犬夜叉?・・・かごめの仲間?)

 

犬夜叉「鋼牙・・・てめえ、なにやってんだ・・・かごめを危ねえ目に遭わせやがって!!」

 

鋼牙「くっ、やかましい!!のろまなてめえが、バケモンを取り逃がしたせいだろうが!!」

 

犬夜叉「かごめはおれが守る!!引っ込んでろ、ヤセ狼っ!!」

 

鋼牙「かごめはおれが守る!!」

 

犬夜叉「・・・って、守れてねえじゃねえか!!」

 

鋼牙「くっ・・・」

 

かごめ「鋼牙くん!!犬夜叉が来たんだから、そんな無理しないで!!」

 

鋼牙「か、かごめ・・・」

 

菖蒲(あれ・・・?・・・もしかしたら、鋼牙・・・?)

 

かごめ「気を付けて!犬夜叉!!あの化け物の髪に捕まるとまずいの・・・」

 

犬夜叉「へっ!!心配するな、かごめ・・・見てな!!風の傷で一気に仕留めてやるぜ・・・」

 

かごめ「美姫さんなら、臨機応変な様々な対処法でやるわね・・・。」

 

犬夜叉「だろうな。」

 

鋼牙「この犬っころ!!いいところで、でしゃばりやがって!!こいつをやるのは、このおれだ!!」

 

菖蒲(鋼牙・・・あんた、ひょっとすると、片想い・・・なの?)

 

鋼牙と菖蒲は引っ張られて行く。

 

組むくじゃら「かけらごと、喰ってやる・・・」

 

かごめ「犬夜叉、早くっ!!助けなきゃ!!」

 

犬夜叉「おれがか?」

 

かごめ「あんたしかいないでしょっ!!ほら、食べられちゃうってば!!早くーっ!!」

 

かごめが犬夜叉を突き飛ばす。

 

犬夜叉「けっ・・・鋼牙の命がどうなろうと知ったこっちゃねぇが・・・四魂のかけらを渡すわけにゃーいかねえからな!!」

 

犬夜叉は鉄砕牙を構え、毛むくじゃらの毛を一部切り裂いた。

 

犬夜叉「なっ・・・毛だけ飛び散った!?」

 

犬夜叉は拘束された。

 

かごめ「犬夜叉っ!?」

 

毛むくじゃら「ぐへへへー!!もう誰にも邪魔させねぇ・・・」

 

犬夜叉「くっ、くそー・・・」

 

毛むくじゃら「おれはやっと・・・奈落から解放されたんだからな!!」

 

犬夜叉「なっ!?」

 

毛むくじゃら「後は四魂の力で・・・元の体を取り戻すだけだ・・・!!」

 

犬夜叉「なにっ!?」

 

七宝「かごめ!!」

 

弥勒「かごめ様!!」

 

ネオディケイド「かごめ!!」

 

珊瑚達は降り、かごめの元へ。

 

ネオディケイドもエンジンかけたままでマシンディケイダーを降りる。

 

珊瑚「無事だったのね!!」

 

かごめ「みんな!!それにディケイド!!」

 

珊瑚「何者?あの子・・・」

 

ネオディケイド「鋼牙と似た妖狼族の娘って感じだな・・・」

 

かごめ「ディケイド、察しがいいですね。彼女は菖蒲ちゃん・・・鋼牙くんの許嫁って所かな・・・。」

 

七宝「えっ!?許嫁ーっ?」

 

ネオディケイド「毛むくじゃらとの一件が終わったら、一応説明してくれるか?」

 

かごめ「はい!むしろその事であなたに聞いてみたいので・・・。」

 

珊瑚「それにあの妖怪、自分のこと、奈落から解放されたって・・・」

 

弥勒「えっ?」

 

ネオディケイド「何?」

 

犬夜叉「てめえー、どういうことでいっ?」

 

毛むくじゃら「奈落のやつ・・・城と一緒におれも捨てて行きやがったのさ・・・」

 

珊瑚「あいつ、奈落が差し向けた分身じゃなくて・・・」

 

かごめ「いらなくなった部分・・・?」

 

七宝「確かにいらない感じじゃが・・・」

 

ネオディケイド「奈落、自分のボディからゴミ部分を削ぎ落したのか。」

 

犬夜叉「けっ・・・どうりでな・・・奈落の分身にちゃ、ひどすぎると思ってたが・・・ざまあねぇなあ、鋼牙・・・」

 

犬夜叉は自分を絡めとる毛を切り裂く。

 

犬夜叉「てめえ、こんな引っ越しの時に出たゴミみてえなやつに手こずってたのかい・・・」

 

鋼牙の足部分の毛も切り裂かれた。

 

鋼牙「へっ、まあな・・・」

 

菖蒲の毛も切り裂かれ、鋼牙は菖蒲の腕を掴み、上へぶん投げ、菖蒲は着地。

 

鋼牙「菖蒲!!しょうがねぇ・・・おめえも守ってやっから、そこでおとなしく見てろ!!犬っころ・・・てめえとは後で遊んでやらあーっ!!おう、バケモン・・・置き去りにされたとかぬかしやがったな・・・ってことは、てめえ、奈落の行方を知らねえってことかっ!!」

 

鋼牙は毛むくじゃらに対して、右パンチを叩き込む。

 

毛むくじゃらは唸る。

 

菖蒲「鋼牙・・・」

 

七宝「うひゃあー・・・」

 

珊瑚「あ・・・」

 

ネオディケイド「ほー・・・」

 

弥勒「早まるな、鋼牙ーっ!!そやつには、まだ聞く事が・・・」

 

鋼牙「へっ、心配するな・・・ちゃんと手加減してるぜ・・・さあ、バケモン・・・知ってる事、全部話しな!!さもないと・・・」

 

毛むくじゃら「グヘへへ・・・捜してもムダだ・・・奈落はもう、誰にも手出しできぬ場所に逃げ込んだ・・・」

 

犬夜叉「なにっ!?」

 

珊瑚「・・・・・・」

 

鋼牙「誰にも手出しできねえ場所!?」

 

毛むくじゃら「グヘへへ・・・残念だな・・・そこから先は知らねえよ・・・」

 

鋼牙「ああー?」

 

毛むくじゃら「途中で奈落から切り離されちまったからな・・・おれは、その先の奈落の考えを知らねえ・・・グヘへへ・・・・・・ざまあみやがれ・・・」

 

弥勒「どうやら、ウソではないらしいな・・・」

 

犬夜叉「ちっ・・・、なんの手がかりにもなりゃしねぇ・・・」

 

鋼牙「ふん・・・知らねえんじゃしょうがねーよな・・・だがな・・・こんなクズ妖怪でも、たったひとつだけ、役に立つことがあるぜえ!!」

 

鋼牙は毛むくじゃらの口の中に右腕を入れたが、抜けなくなった。

 

鋼牙「こんの野郎ーっ!!」

 

菖蒲「鋼牙!!」

 

菖蒲は頭の髪飾りを刺す。

 

珊瑚「邪気を祓った!?」

 

弥勒「ショウブの花の霊力か・・・?」

 

毛むくじゃら「うっぎゃぎゃーっ!!喰ってやる・・・」

 

鋼牙の右腕が離れた。

 

菖蒲「鋼牙!!」

 

毛むくじゃらは口を開き、鋼牙と菖蒲を喰った。

 

七宝「二人共喰われたぞっ!!」

 

かごめ「鋼牙くん!!菖蒲ちゃん!!」

 

ネオディケイド「あいつら・・・っ」

 

犬夜叉(ちくしょう!!これじゃ風の傷で斬れねえっ・・・)

 

毛むくじゃら「グヘへへ・・・ついに四魂のかけらを喰ってやったぞ・・・ぐっ・・・うぶっ・・・・・・あ・・・うっ・・・」

 

しかし、毛むくじゃらは光り出し、爆散した。

 

かごめ「・・・・・・・」

 

珊瑚と弥勒「「!!」」

 

ネオディケイド「何!?」

 

鋼牙「おれがやられるかよ!!」

 

菖蒲「鋼牙・・・腕・・・私が飛び込んだから・・・」

 

鋼牙「へっ・・・こんな傷、屁でもねぇ・・・」

 

鋼牙は毛を拾い上げた。

 

銀太「おーい!!鋼牙!!」

 

鋼牙「・・・やっと、追いついたか・・・」

 

鋼牙は白角と銀太に毛むくじゃら入りの肉片を二人に放り投げる。

 

鋼牙「てめえら、その臭い、覚えとけ・・・狼どもにも覚えさせろ・・・」

 

弥勒「狼たちを使って奈落の臭いを追わせ、しらみつぶしに捜すつもりか・・・」

 

犬夜叉「けっ・・・なにを今さら・・・狼ごときに嗅ぎつけられるくらいなら、とっくの昔におれが捜し出してるぜ・・・あ・・・こ、鋼牙・・・どこに?おわっ!!」

 

鋼牙はかごめの手を握る。

 

ネオディケイドはここで変身を解いた。

 

菖蒲「鎧の中身、女だったの!?」

 

美姫「はい!菖蒲さん!」

 

鋼牙「かごめ、おれはもういかなきゃならねえ・・・でもな・・・今度会う時は。奈落の首を手みやげに持って来てやるからな・・・」

 

菖蒲(鋼牙、片想いなのに・・・あんなに一生懸命・・・)

 

かごめ「・・・い、いーい、いらなーい・・・」

 

鋼牙「そんな顔すんなよ、かごめ・・・おめえはおれの嫁になる女じゃねー

か・・・」

 

美姫「えっ!?」

 

犬夜叉「なっにぃーっ!?」

 

かごめ「あっ・・・ちょっと待って!鋼牙くん!!鋼牙くんは私に会うずーっと前に、菖蒲ちゃんをお嫁さんにするって約束したんでしょ?それなのにまだ、そんなこと言ってんの?」

 

鋼牙「だからそれは覚えがねぇって・・・」

 

美姫「それって菖蒲さんが小さかった時の話ですか?」

 

菖蒲「まあね。最近、邪気のせいで南と西の妖狼族の間に争いが増え始めちゃって、それを治めるために・・・じさまが力のある者に私を嫁がせて、仲間をまとめようって考えになったの。」

 

弥勒「ほう・・・」

 

美姫「半分政略結婚みたいですが、約束の事は小さかった菖蒲さんに対する冗談の可能性もありますね。」

 

かごめ「冗談!?」

 

美姫「菖蒲さんは信じやすいくらい小さかったんでしょ?」

 

菖蒲「それもあるか・・・」

 

美姫「可能性の話ですわ・・・それに、その邪気ってのは、奈落でしょうしね。」

 

弥勒「でしょうな。」

 

かごめ「ほら・・・月の光で虹が出た日のこととか、なにか思い出せないの!?」

 

美姫「かごめさん、それって無理に思い出させる事ないんじゃ?」

 

かごめ「大事な事なんですって!!」

 

鋼牙「月の・・・虹・・・?」

 

鋼牙は少しずつだが、思い出して来る。

 

鋼牙「・・・・・・悪いがな、やっぱり覚えてねえ・・・」

 

かごめ「鋼牙くん・・・虹は見たんでしょ・・・?」

 

鋼牙「だから、虹なんて覚えてねえって・・菖蒲もこぉぉーんな・・・小さい頃の話だったろ・・・」

 

菖蒲「・・・・・・昔のことはもういいよ・・・あんたが今、その奈落ってやつを追わなきゃいけないのは、よくわかったし・・・」

 

珊瑚「かごめちゃん、鋼牙を挟んで、三角関係になってるの?」

 

弥勒「いや、そうではなく、菖蒲と言う娘が、鋼牙を連れ戻しに来たのでは?」

 

七宝「でも、鋼牙はかごめ一筋じゃろ・・・どこかのアホとは違って、二股はせんぞ・・・」

 

犬夜叉に頭を一発殴られる七宝。

 

七宝「なにをする、犬夜叉!!」

 

犬夜叉「うるせえ!!」

 

菖蒲「あんたが仇を討つまで、一族のまとめは、私と、じさまでなんとかするよ・・・」

 

鋼牙「そうか・・・」

 

菖蒲「でも、あんたを諦める気はないから、これは覚えといてねっ!!」

 

かごめ「えっ!?」

 

菖蒲「あんたの嫁はあたしかいない・・・」

 

鋼牙「お・・おれの女は、四魂のかけらが見えなけりゃだめだ・・・かごめには見えるんだぞ!!」

 

美姫「桔梗様の転生だからでしょうね・・・」

 

菖蒲「見える・・・?四魂のかけらが・・・?・・・だったらあたしも見えるようにする!!」

 

犬夜叉「えっ!?」

 

珊瑚「・・・・・・」

 

鋼牙「・・・・・・見えるようにする・・・?できるわけ、ねえだろ・・・」

 

菖蒲「する!!」

 

鋼牙「できねえ!!」

 

菖蒲「するったらする!!」

 

鋼牙「できねえったらできねえーっ!!」

 

菖蒲「ふふっ・・・」

 

鋼牙「な、なんだよ・・・」

 

菖蒲「楽しみに待っておいで!!」

 

鋼牙「お、おい・・・」

 

菖蒲「じゃあ・・・」

 

菖蒲は小型竜巻化して、去っていく。

 

美姫「行っちゃいましたね・・・」

 

七宝「なあ、弥勒・・・修行すると、かごめちゃんに四魂のかけらの気配がわかるようになのかのう?」

 

弥勒「無理じゃないですか?」

 

珊瑚「でも見えるようにするみたい・・・」

 

七宝「自信満々じゃったしな・・・」

 

弥勒「かごめさまは桔梗さまの生まれ変わりだから、四魂のかけらが見えるんだと思います・・・。」

 

珊瑚「だろうね・・・。」

 

鋼牙「菖蒲のばかが・・・」

 

犬夜叉「おう、鋼牙・・・話がすんだところで・・・その足の四魂のかけら、置いてってもらおう・・・かっ!!」

 

鋼牙「おーっと!!またな、かごめ!!美姫もな!!」

 

鋼牙は小型竜巻化して、去っていく。

 

犬夜叉「ちくしょう!!」

 

白角「失礼しまーす!!」

 

銀太「待てよ、鋼牙!!」

 

弥勒「しかし、犬夜叉・・・鋼牙の数を頼んだやり方は友好かもしれんぞ・・・」

 

 

犬夜叉「甘いっつってんだよ・・・臭いが手がかりになるってんなら、なんで奈落はゴミを捨てたんだ?臭いの素をよ!!不用心過ぎるじゃねえか!!」

 

弥勒「はぁ・・・確かに・・・」

 

犬夜叉「つまり、奈落の野盗は、絶対に見つからねえ自信があるってことだ・・・」

 

弥勒「一理あるな・・それで?」

 

犬夜叉「えっ・・・?」

 

弥勒「え、じゃない・・・奈落はどこに行ったと思う?おまえの考えを聞かせろ・・・」

 

犬夜叉「・・・・・・ふっ・・・後は、おまえが考えろ・・・」

 

弥勒「はぁ・・・」

 

七宝(やはり、おらがしっかりせねば・・・)

 

珊瑚(考えてなかったんだ・・・)

 

美姫(考えてなかったんですね・・・)

 

かごめ(でも・・・犬夜叉の言ってることは間違いじゃない・・・奈落が逃げ込んだところ・・・誰にも手出しできない場所って、どうやって捜せばいいのかしら・・・)

 

美姫はマシンディケイダーをオーロラカーテンに収納する。

 

そして夜。

 

鋼牙「あの夜も川の近くだったよな・・・・・・・・・」(奈落に負ける気はしねえが・・・俺が仇を討って生きてるとは限らねえ・・・)「月夜の虹なんて忘れちまえよ、菖蒲・・・」

 

菖蒲(忘れないよ・・・あんたが・・・あたしを守ってくれたことだけは・・・虹が消えても・・・」

 

犬夜叉達も月夜の原っぱにいた。

 

犬夜叉「せっかく、奈落の結界を斬れるようになったってのによー・・・」

 

かごめ「うん・・・だけど、奈落はきっと見つけ出せるわよ・・・みんなで捜せば・・・」

 

犬夜叉「みんなってなんだよ・・・おまえやっぱり鋼牙を頼ってるのか?へっ!!妖狼族の許嫁までいやがるくせに、おまえにちょっかい出してるあんなやつをあてにしてんのか!?」

 

かごめ「なによ!?まだ妬いてんの?」

 

犬夜叉「ばっ、妬いてねえっ!!」

 

かごめ「妬いてないんだ・・・」

 

犬夜叉「・・・・・・」

 

かごめ「・・・・・・!!」

 

弥勒「ほあ、かまわず話を続けなさい・・・」

 

美姫「私は気にしませんから・・・。」

 

犬夜叉「ちっ、もういいっ!!」

 

犬夜叉は寝そべる。

 

かごめ(よかーないわよ・・・はあーあ・・・一途な鋼牙くんや菖蒲ちゃんくらい、犬夜叉が素直だといいのに・・・)「お月さまの虹かぁ・・・」

 

犬夜叉「あーん?夜に虹なんか出ねえぞ・・・」

 

かごめ「出るの・・・見える人には見えるのよ・・・」

 

犬夜叉「そうかぁー?」

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