仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第438話「アイツと彼のお見舞い対決」

犬夜叉「・・・って、行くはずだったのによ・・・」

 

弥勒は茶を飲み、七宝は飴を舐め、美姫はスマホをいじる。

 

かごめは寝込んだ状態であった。

 

犬夜叉「なんでえ、この状況は!?」

 

かごめはくしゃみする。

 

美姫「かごめさん・・・」

 

かごめ「ごめーん・・・」

 

珊瑚「もういい加減にしなよ・・・かごめちゃんだって、好きで風邪ひいたわけじゃないんだから・・・」

 

犬夜叉「んなこたぁ、わかってらあ・・・」

 

かごめはせき込む。

 

犬夜叉「!?」

 

かごめ「みんな、ごめんね・・・」

 

珊瑚「いい機会さ・・・長旅になりそうだからね・・・あたしたちはいろいろ準備をしておくよ・・・だから、気にしないで・・・」

 

かごめを寝かせる。

 

犬夜叉「ったくよう、さっさと治りやがれ!!」

 

美姫「犬夜叉さん!!」

 

弥勒「犬夜叉!!焦る気持ちもわかるが、かごめ様を責めるな・・・」

 

珊瑚「そうだよ・・・」

 

七宝「そうじゃ!!」

 

犬夜叉「うるせ!!」

 

と、同時に七宝の頭を殴った。

 

七宝「テッ!!」

 

かごめ「ごめんねー・・・」

 

犬夜叉「むむむ・・・けっ!!責めてねえって言ってんだろ!!」

 

犬夜叉は小屋を出ていった。

 

弥勒「まったく・・・」

 

七宝「かごめの養生には、犬夜叉がおらんほうがいいんじゃ・・・」

 

珊瑚「だけど楓さまがいないのには、ちょっと困ったね・・・」

 

美姫「確かに・・・」

 

かごめはせき込む。

 

美姫「かごめさん!?」

 

珊瑚「ひどい熱だよ・・・」

 

弥勒「かごめ様、実家に戻られてはいかがですか?」

 

かごめ「えっ?実家?」

 

弥勒「みきさまのすまほでの写真とやらでかごめ様の時代の村、いえ町並を拝見したこともあります。医療の方も数百年かけて大体進んでいるのでしょう?」

 

七宝「じゃろうな。」

 

弥勒「なら、良いお医者さんもおられるのでは?」

 

珊瑚「戦国とは違い過ぎるし・・・。」

 

かごめ「なら、美姫さん 一緒に家に来てもらえます?」

 

美姫「はい。でもかごめさんの家族との初めての直接対面は良いでしょうが、お友達とは会えませんよ。」

 

かごめ「それでもいいんです。ママならきっと分かってくれます。」

 

美姫「はい。でも、その前にファッションを変えないといけません。」

 

美姫は一度外へ出て、画面上操作より、ファッションを虹ヶ咲学園の制服へと変える。ペンダントも首にかけた。

 

美姫「では、かごめさん行きましょう!」

 

かごめ「はい。」

 

かごめは美姫の助力も借りつつ、井戸へと向かう。

 

そして、井戸を共に飛び込み、現代へとやって来た。

 

美姫「かごめさんの育った家・・・。。」

 

かごめ「美姫さん、行きますね。」

 

美姫「はい。」

 

美姫に肩を貸してもらって、家の引き戸を開ける。

 

かごめ「ただいま~~。」

 

ママとじいちゃんが来た。

 

ママ「かごめ!?っと誰!?」

 

じいちゃん「あっちから来たのに、共にいるピンク髪の女性って一体!?」

 

ママ「服もどう見てもこっち側・・・よね!首にかけたペンダントも・・・。」

 

かごめ「大体の話は美姫さんから聞いて、風邪引いちゃって・・・。」

 

ママ「風邪!?」

 

じいちゃん「とにかく、かごめをベッドに寝かせて、薬じゃな。彼女にはお茶と大体の話を聞こうじゃないか!きっと井戸を通って来たんじゃろうが!」

 

ママ「そうですね。」

 

美姫「私の話を聞いて信じて下さるかは皆さん次第ですので・・・。」

 

ママ「そうなの!?」

 

じいちゃん「わしら次第なのか!?草太はわかるじゃろうか?」

 

かごめはベッドに寝て、熱を測る。

 

美姫はテレビのある居間で座ってスマホをいじる。

 

学校では、

 

先生「日暮は今日も休みだ・・・今度は風邪らしい・・・」

 

絵理「風邪?」

 

由加「ただの?」

 

計測結果は38度5分であった。

 

かごめ「うーん・・・」

 

ママ「どう?食欲は?」

 

かごめ「あんまり・・・」

 

ママ「じゃ、温かい飲み物作るから・・・薬も飲みなさい・・・」

 

かごめ「はーい・・・ごほごほ・・・」

 

じいちゃん「久しぶりに帰ってきたかと思えば・・・風邪でダウンとはのう・・・」

 

ママ「向こう、寒かったのかしら・・・」

 

じいちゃん「ま。ゆっくり養生すればいい・・・」

 

ママ「じゃ、湯が沸くまでの間に彼女に大体聞いていきましょうか?」

 

じいちゃん「それもそうじゃな。」

 

ママはスマホをいじる美姫の所へ行き、

 

ママ「あなた、台所で椅子に座っていいのよ?ある程度は聞いていくから。」

 

美姫「はい!」

 

台所に案内され、椅子に座る。

 

じいちゃん「ホントにピンク髪の美しいお嬢さんじゃな。」

 

美姫「ありがとうございます!」

 

ママ「あなた、お名前は?」

 

美姫「神城美姫って言います。」

 

ママ「かみじょうみきって、漢字名はどう書くの?」

 

美姫「神様のお城と書いて、「かみじょう」・・・。美しき姫様と書いて「みき」です!」

 

じいちゃん「ほう!苗字も名前も洒落とるが、この辺の住人かな?」

 

美姫「いえ、まず私はこれでも元死人で20代です。」

 

ママ「あら?」

 

じいちゃん「元死人じゃと!?」

 

ママ「それも20代ですって!?」

 

美姫「私は外見上は10代の女子高生ですが、20代です。それも未来の2020年代の並行世界から、色んな世界を女神様の絶大能力でゲーム画面みたいな画面上操作や、数多の転生特典付きで冒険の旅中です。」

 

じいちゃん「2020年代の平行世界・・・。」

 

ママ「平行世界っていうのは?」

 

美姫「英語でパラレルワールド・・・。もしもこんな現実があったら・・・選択肢によって枝分かれしていくという考えとかもあります。」

 

じいちゃん「なるほど・・・じゃあ、お前さんはこの世界もその様々な世界の一つに過ぎず、冒険中に訪れたみたいなもんかい?」

 

美姫「はい。直接時空移動が可能なオーロラカーテンで戦国時代へ。」

 

ママ「あらら・・・。オーロラカーテンって言うのは凄いのね~。時間も空間も移動なんて・・・。その学生服みたいのは・・・?」

 

美姫「虹ヶ咲学園という女子高の物ですわ。」

 

ママ「女子高!?でも聞いた事も無い学園名ね。」

 

美姫「様々な世界での個性的な学生服などがファッションデータ画面で選択できるんです。」

 

ママ「あら・・・。」

 

美姫「このスマホ、正式にはスマートフォンですけど、お二人からすれば未来の携帯電話ですわ。」

 

美姫はスマホの電源を入れ、ホーム画面を二人に見せた。

 

ママ「これって電話なの!?」

 

美姫「アプリっていう、パソコンで言うソフトです。多機能携帯電話とも言えますね。」

 

じいちゃん「うちの電話は白だが、受話器がコード付きの据え置き型じゃ。」

 

美姫「一部の地方都市でもこのタイプの電話って使っている高齢者のご家庭もあったりして・・・」

 

ママ「まぁ、あるでしょうねぇ・・・」

 

じいちゃん「とにかくじゃ、会えてよかったと思っとるぞ!」

 

ママ「ええ。こうやって来てくれて良かったわ!」

 

美姫「でも、かごめさんのクラスメイト達に会う訳にはいきません。かごめさんも話しても信じてくれるか分からないだろうなって思ってるでしょう。」

 

ママ「そう?来たら、あなたは上手くやりすごして・・・。草太には会ってもらっても大丈夫なの?」

 

美姫「かごめさんのご家族に直接対面はいいんです。しばらくしたら、別の冒険先の世界へ旅立つので。」

 

じいちゃん「そうなのか?」

 

ママ「2020年代という未来の平行世界とはいえ、私達と同じ現代人であることに変わりありませんもんね。」

 

美姫「テレビもああいうブラウン管ではなく、大体薄くなって液晶タイプに変わっています。」

 

じいちゃん「テレビも形が変わっているとな!?」

 

ママ「これもテレビのある程度の進歩なのね・・・。液晶タイプって一度見せてもらえる?」

 

美姫「はい。未来の携帯電話であるスマホなら、パソコンでのインターネットもできます。」

 

ママ「でも、パソコンは買ってないし・・・。」

 

美姫はスマホでのネットで、タッチしたりなぞってスライドする。

 

ママ「画面をタッチしたり、なぞって・・・」

 

じいちゃん「スマホ・・・パソコンの検索もできるようになるとは・・・電話の革命か・・・。」

 

ショッピングサイトなどから様々な液晶テレビを表示していった。

 

美姫「こんなところでしょうか?」

 

じいちゃん「どれどれ?なるほど・・・これが液晶・・・」

 

ママ「ほんとうに薄くなっているのね・・・商品によってメーカーや機能面とかも説明もあったり、サイズはインチで表示されてるのね・・・。テレビの革命・・・。」

 

じいちゃん「やっぱり革命か・・・。」

 

ママ「草太もびっくりでしょうね。」

 

じいちゃん「そうじゃな。」

 

美姫「直接手に取って、各液晶テレビ、見て行ってみます?」

 

ママ「お願い。」

 

ママは美姫からスマホを受け取り、レクチャーもされつつ、各液晶テレビを見て行った。

 

じいちゃん「わしも拝見するぞい・・・。」

 

じいちゃんも共に拝見していく。

 

そして、かごめの弟の草太と後に対面し、挨拶を済ませ、小学生の草太が分かるかは別だが、何とか説明していき、未来である2020年代の平行世界の住人という証拠である多機能携帯電話・スマホも提示。

 

草太も最初は驚くが、次第に慣れていく。

 

学校では、

 

あゆみ「ただの風邪なんてねえ・・・」

 

絵理「今まではいろいろ珍しい病気で休みがちだったのに・・・」

 

由加「ほんと・・・」

 

絵理「ねえ、お見舞い行ってみない?」

 

由加「お見舞い?うん、いいかも・・・たまにはかごめの顔、見に行ってやるか・・・」

 

北条くん「日暮のとこ、行くのか?」

 

あゆみ「あっ、北条くん・・・風邪なんだって、かごめちゃん・・・」

 

北条くん「そうか、風邪か・・・」

 

由加「北条くんもお見舞い、一緒に行く?」

 

北条くん「そうか、風邪か・・・」

 

あゆみ「お見舞い、行くのかしら・・・?」

 

絵理「微妙ね・・・」

 

森の中での大爆発。

 

村人「楓さま!!」

 

楓「焦るでないぞ、利吉・・・落ち着いてかかればよい・・・」

 

利吉「しかし、久々の妖怪退治で・・・」

 

楓「しっかりせい・・・犬夜叉達がおらん今、わしらでやらねばならんのだ・・・」

 

すると、足音が。

 

楓「来るぞ!!」

 

巨大妖怪が現れた。

 

楓「それ!!かかれい!!」

 

村人達は矢を討ちこんでいくが、妖怪は右腕で振り下ろす。

 

利吉「楓さまーっ!!」

 

利吉が楓をどかす。

 

楓は弓を構え、矢を装填。

 

楓「ぬう!!」

 

犬夜叉「邪魔だ!てめえーっ!!」

 

犬夜叉は妖怪をぶん殴り倒した。

 

楓「犬夜叉!?」

 

犬夜叉「お前ら、こんなところでなにしてやがんだ?」

 

楓「・・・近頃、妖怪共が騒がしくてのう・・・人里を脅かすやつらどもも現れておるのでな・・・」

 

犬夜叉「奈落が雲隠れしたかららしいぜ・・・今までおとなしくしてた分、よけい好き勝手してんだろうさ・・・」

 

巨大妖怪は向かって来る。

 

犬夜叉「やるってのか、てめーっ!!」

 

犬夜叉は妖怪を切り裂く。

 

村人「おおーっ!!」

 

犬夜叉「んじゃあな!!」

 

楓「これ、犬夜叉!?」

 

村人「助けに来てくれたんでしょうか・・・」

 

楓「そんな殊勝ではないはずだが・・・」

 

犬夜叉は森を走り、

 

犬夜叉「・・・ん?邪魔だ!どきやがれ!!」

 

妖怪「小僧・・・わしを誰だと思っている・・・」

 

犬夜叉「てめえなんかどうでもいい!!おれはこの沼に用があるんでい!!」

 

妖怪「この沼は今は、わしの縄張りだ・・・ごちゃごちゃ言ってると、頭から飲み込む!!」

 

妖怪は突っ込んで来るが、犬夜叉は跳び上がり。

 

犬夜叉「頭ってのは・・・この頭かぁ!?」

 

妖怪の頭を叩き、ぶん投げた。

 

犬夜叉「さあてと・・・」

 

犬夜叉はデカ魚を2匹獲った。

 

犬夜叉「よし!次!!」

 

犬夜叉は途中の妨害してきたデカイ妖怪を倒していく。

 

神社でお参りするあゆみ。

 

絵理「なにしてんのよー・・・」

 

あゆみ「だって、せっかくだから・・・」

 

美姫はやってきたかごめのクラスメイト達からうまく隠れるようにやり過ごした。

 

あゆみ達はかごめの自部屋へ。

 

かごめ「来てくれたんだ・・・ごめんね・・・」

 

あゆみ「熱は?」

 

かごめ「ちょっとね・・・」

 

絵理「鼻とかのどとかどう?」

 

かごめ「咳がちょっとねー・・・」

 

由加は花束を手渡す。

 

由加「はい、お見舞い・・・」

 

かごめ「ありがとう・・・」

 

絵理「ただの風邪でも気をつけないとね・・・」

 

由加「最近のかごめったら病気がちなんだもん・・・」

 

あゆみ「彼はお見舞いに来てくれたりするの?」

 

かごめ「・・・彼?」

 

あゆみ「ほら、不良の彼・・・」

 

かごめ「来るわけないでしょ・・・」

 

絵理「どうして?」

 

由加「やっぱ優しくないんだ・・・」

 

犬夜叉〈なんでぇ!?この状況は!!さっさと治りやがれ!!〉

 

かごめ「そうじゃなくてぇ・・・ちょっと遠いのよ・・・」

 

ママ「かごめー、北条くんって人が見えたわよー・・・」

 

あゆみ達「「「北条くん!?」」」

 

かごめは玄関まで出迎える。

 

北条くん「やっ!」

 

かごめ「北条くん、どうしたの?」

 

北条くん「日暮が風邪って聞いたもんだからお見舞いにって思って・・・色々悩んだんだけど・・・やっぱり俺、日暮になにができるかって、結局・・・」

 

北条くんは両手に蔓の篭を用意し、果物の詰め合わせを入れて来た。

 

体にいいものっていいものって、こんなものしか思いつかなかったんだけど・・・よかったら食べてくれよな・・・」

 

かごめ「ありがとう・・・」

 

北条くん「それからこれ、健康祈願のお守りだったんだけど・・・考えてみれば日暮の家って神社だったんだよな・・・」

 

かごめ「ありがとう・・・うちのお守りじゃ御利益ないもの・・・」

 

じいちゃん「これっ!!」

 

北条くん「それからこれ、少し体力つけたほうがいいかと思って・・・それから・・・」

 

かごめ「まだ、なにか・・・?」

 

ママ「とにかく上がってもらったら?」

 

七宝「・・・ん?」

 

犬夜叉が背にドでかい蔓籠を背負って戻って来た。

 

犬夜叉「おい、おまえら・・・かごめはどうした?」

 

七宝「実家に帰したぞ・・・美姫も一緒にな・・・」

 

犬夜叉「実家?」

 

珊瑚「向こうの方がかごめちゃんの養生になると思って・・・帰ってもらったんだよ・・・みきさんは直接家族に挨拶も兼ねてだろうね・・・。」

 

犬夜叉「帰りやがっただと・・・?人がせっかく・・・」

 

かごめ?「なあに?」

 

犬夜叉「!?」

 

しかし、かごめの尻部分が狐の尻尾だったため、すぐバレて、犬夜叉に殴られる。

 

犬夜叉「・・・って、てめえ!!」

 

七宝「わっ!!」

 

そして、籠を投げ込まれる。

 

七宝「おー、うまそうじゃ!!土産か?」

 

弥勒「いや・・・長旅の準備でもしていたのでしょう・・・」

 

珊瑚「違うと思うけど・・・」

 

草太は境内近くでサッカーボールを蹴っていた。

 

草太(ピンク髪のみき姉ちゃん、不思議だよね・・・。)

 

草太はボールを蹴り損ない、犬夜叉がキャッチした。

 

犬夜叉「よお!!」

 

草太「あ、犬夜叉の兄ちゃん!!」

 

犬夜叉「かごめはどうしてる?」

 

草太「ずっと寝てたんだけど・・・今はお見舞いの人達と会ってるよ・・・」

 

犬夜叉「そうか・・・それでみきの奴には会ったのか?」

 

草太「うん。学生服だけど、20代だって言うし・・・。話して少しずつ慣れて来たよ。」

 

犬夜叉「ほう・・・。」

 

由加「男子がね、大騒ぎしちゃってさ・・・」

 

絵理「それでねー、あゆみったらねぇ・・・」

 

あゆみ「やめてよ!絵理!!」

 

北条くん「それ、おれのクラスでも話題になった・・・」

 

あゆみ「えっ!?やだー・・・やめてよー・・・」

 

かごめ「私、ちょっと・・・」

 

かごめは一度部屋を出る。

 

北条くんはあゆみ達に詰め寄られた。

 

由加「ついにここまで来たわね・・・」

 

北条くん「ここまでって?」

 

絵理「かごめの家まで・・・」

 

北条くん「そりゃあ、だってお見舞いに・・・」

 

由加「優しいんだ・・・」

 

北条くん「いやあ、そんな・・・」

 

絵理「やっぱ知らないんだ・・・」

 

由加「かごめに彼がいるってこと・・・」

 

あゆみ「でもね、かごめちゃんの彼も優しいんだって・・・」

 

あゆみは由加と絵理に抑えられる。

 

北条くん「それって、今、おれのこと言ってるの?」

 

由加「えっ?」

 

あゆみ「違うの・・・かごめちゃんの・・・」

 

絵理「あぁー、あのね!かごめにつきまとってる男がいるのよ!!」

 

由加「そうそうそうそう!お見舞いにも来ないひどいやつ!!」

 

かごめは部屋の外のドアに寄りかかる。

 

かごめ「?」

 

草太が階段を上がってきた。

 

草太「あ、姉ちゃん・・・」

 

かごめ「草太、なに?」

 

草太「犬の兄ちゃん、来てるよ・・・」

 

かごめ「えっ?」

 

草太「みきお姉ちゃんも一緒だけどね・・・。」

 

かごめ「そう・・・。」

 

かごめは下のテレビがある居間へと。美姫はスマホをいじっていた。

 

かごめ「犬夜叉!!どうしたのよ?」

 

犬夜叉「別に・・・どんな具合かと思ってよ・・・」

 

かごめ「お見舞いに来てくれたんだ・・・」

 

犬夜叉「ばっ・・・!!七宝とか珊瑚とか、気にしてたからな!!みきもこうやっているわけだしよ・・・。」

 

美姫「はい!!」

 

かごめ「ありがとう・・・

 

美姫「かごめさん、具合の方は?」

 

かごめ「だいぶ楽にはなったんですけど、まだ熱が引かないみたいで・・・ちょっと体もだるいんで・・・ごほごほ・・・」

 

美姫「かごめさん!?」

 

犬夜叉「おれはよー、別におめーを連れ戻しに来たわけじゃねーからな・・・やっぱ養生したほうがいいし、こっちで養生するっていうなら・・・」

 

美姫「かごめさん、行っちゃいましたよ・・・」

 

犬夜叉「何ィ・・・!?」

 

美姫「草太くん、一緒に写真撮ってくれます?」

 

草太「うん!」

 

美姫はカメラアプリを起動し、草太の傍へ。

 

美姫「では、撮りますよ!」

 

草太「うん!」

 

二人は写真を撮った。

 

かごめは北条くんが言ってる間に部屋に入る。

 

あゆみ達が教科書を持っていた。

 

かごめ「みんなして、なあに?」

 

あゆみ「明日学力テストなのよ・・・」

 

絵理「しかも、進路決定の参考になれちゃうのよ・・・」

 

かごめ「テストぉー!?進路!?」

 

由加「休んでる間、あんた勉強してた?」

 

あゆみ「かごめちゃんはしかたないわよ・・・それに明日、学校に来られるかわからないでしょ!?」

 

かごめ「どの辺りから出題されるの?」

 

由加「なに?その体でテスト受ける気?」

 

かごめ「もちろんよ!!」

 

しかし、せき込み、立ち眩みが起こってしまう。

 

支えたのは北条くんだった。

 

北条くん「日暮、大丈夫か?」

 

かごめ「北条くん、お願い!!」

 

北条くん「えっ!?ああ・・・やっぱり困ってる事、あるんだろ?」

 

かごめ「勉強教えて!!」

 

犬夜叉は屋根から部屋を覗く。

 

犬夜叉(いいのかよ、あいつ?あんな起きてて・・・)

 

北条くん「理数系の科目のほうが範囲がはっきりしてるからね・・・」

 

かごめ「ごほごほ!!」

 

あゆみ「大丈夫、かごめちゃん?」

 

かごめ「ううん・・・続けて、北条くん・・・」

 

そして、夕方になり。

 

絵理「じゃあね、かごめ・・・」

 

かごめ「うん、今日はありがとう・・・」

 

北条くん「またな、日暮・・・」

 

かごめ「本当にいろいろありがとう・・・」

 

由加はかごめを見つめる。

 

かごめ「なに・・・?」

 

由加「ううん、なんでもないよ・・・じゃあねー・・・」

 

絵理「バイバイ・・・」

 

かごめは戸を閉めて、

 

かごめ「さあて・・・ごほごほごほ・・・」

 

自部屋でテスト勉強を再開する。

 

犬夜叉「・・・なあ・・・そのテストってやつ、そんなに大事なのか?」

 

かごめ「そうよ・・・」

 

犬夜叉「だけど、おめー・・・風が治んなきゃ、テストもくそもねーだろーが・・・」

 

かごめ「だって治ったら学校行くのよ・・・勉強しなくちゃ!!」

 

犬夜叉「治すほうが肝心だろうが・・・」

 

かごめ「どっちも大事よ!」

 

かごめは咳き込む。

 

犬夜叉「だからおとなしく寝てろって・・・」

 

かごめ「いや!!」

 

犬夜叉「かごめ!!」

 

かごめ「私だって、学校行きたいのに!!」

 

犬夜叉「・・・・・・」

 

かごめ「出てってよ!!勉強の邪魔しないで!!」

 

犬夜叉「なにーっ!?ああ、わかったよ!!」

 

犬夜叉は窓から飛び出していった。

 

かごめ「はぁー・・・私、バカだ・・・」

 

七宝達は籠の中身を漁っていた。

 

七宝「どれもこれもうまそうじゃのう・・・」

 

弥勒「売っぱらっても、いい金になりそうです・・・」

 

珊瑚「勝手に触んない方がいいと思うけど・・・」

 

犬夜叉が入ってきた。

 

七宝「おら、なんにもしとらんぞ・・・」

 

弥勒は左手に持っていたカニをとっさに隠す。

 

七宝「犬夜叉?」

 

抜夜叉は籠の中身を漁る。

 

かごめ「はぁ・・・頭痛い・・・」

 

犬夜叉が戻って来て、

 

犬夜叉「よう!」

 

美姫「犬夜叉さん・・・」

 

草太「あれ?犬の兄ちゃん・・・帰ったんじゃなかったの?」

 

犬夜叉「かまど、使いたいんだけどよ・・・」

 

草太「かまど?」

 

美姫「かまど・・・ですか?」

 

ママが茶とお盆を持ってくる。

 

ママ「ガスコンロでいい?」

 

鍋の水を沸かす。

 

犬夜叉はテーブルに材料を置いていく。

 

犬夜叉「へへっ・・・」

 

美姫「これは・・・なんというか・・・」

 

美姫は思わずカメラアプリで撮っていく。

 

美姫「それ、なに?」

 

犬夜叉「栄養をつけるには肝だ、肝!!シシの肝、鯉の肝、鶏の肝、それと薬になる草と根っこ・・・」

 

草太「兄ちゃん、それ食べるの?」

 

犬夜叉「おれじゃねーよ・・・」

 

草太「じゃ、じゃあ・・・?」

 

美姫「もしや・・・」

 

犬夜叉「さて!!」

 

かごめはアルバムを見ていた。

 

犬夜叉「・・・・・・!?」

 

犬夜叉が入ってきた。ついでに草太と美姫もである。

 

かごめ「犬夜叉・・・」

 

犬夜叉「薬だ・・・飲め・・・」

 

犬夜叉はコップを差し出す。

 

かごめ「・・・薬?」

 

かごめは鼻をつまむ。

 

かごめ「臭ーい・・・」

 

犬夜叉「飲めば元気が漲るぜ・・・風邪なんか一発で吹っ飛ぶ・・・」

 

かごめ「・・・・・・」

 

犬夜叉「・・・・・・」

 

かごめはコップを受け取り、一口飲んでみた。

 

かごめ「まっずー・・・」

 

犬夜叉「ガマンしろよ!!味はわりーが。間違いなく効くぜ!!」

 

かごめ「あんたが作ってくれたの・・・?」

 

犬夜叉「まあな・・・」

 

かごめ「治るんだったら、味くらいガマンするけど・・・これ、ホントに効くの?」

 

犬夜叉「任せろ!!」

 

かごめは飲み始めた。

 

美姫「あっ・・・」

 

草太は美姫に耳打ちである。

 

草太「みき姉ちゃん、姉ちゃんが肝汁、飲んでるよ・・・」

 

美姫「はっ、はい・・・」

 

かごめ「ぷはーっ・・・ふう・・・本当だ・・・効きそう・・・」

 

犬夜叉「だろー?」

 

かごめ「ありがとう・・・」

 

犬夜叉「たいしたことじゃねえ・・・」

 

かごめ「でも、よくこんな薬の作り方、知ってたわね・・・」

 

犬夜叉「おふくろが昔な・・・」

 

かごめ「お母さんが?犬夜叉に作ってくれたの?」

 

犬夜叉「ただ材料は少し違う・・・おふくろは干したのを使ったけどよ・・・おれのは生だ・・・」

 

かごめ「なま・・・?」

 

そして、部屋を暗くし、照明スタンドだけ付け、かごめはベッドで横になる。

 

犬夜叉はトントンとする。

 

かごめ「それ・・・なにかのおまじない?」

 

犬夜叉「・・・これもおふくろが昔な・・・」

 

かごめ「そう・・・・・・」

 

かごめは眠り出す。

 

そして朝を迎えた。

 

草太「行って来まーす!!」

 

かごめも目を覚まして起き出す。

 

かごめ「う、うーん・・・おはよう・・・」

 

犬夜叉「どうでい、調子は?」

 

かごめ「うん、なんかすごく楽・・・犬夜叉の薬、効いたみたい・・・」

 

犬夜叉「だから効くって言ったろ?」

 

かごめ「これなら学校にも行けそう!テストだって、へっちゃらよ、きっと!!」

 

しかし時計の針が8時過ぎていた。

 

かごめ「ダメだ!!今から出たんじゃ、間違いなく遅刻・・・」

 

犬夜叉「急げば間に合うんだな!?」

 

かごめ「急ぐって言われても・・・」

 

犬夜叉はかごめをおぶって町を走る。

 

犬夜叉「間に合いそうか!?」

 

かごめ「うん・・・」

 

犬夜叉はビル群の屋上を飛び跳ねていく。

 

かごめは学校へ間に合い、テスト開始。

 

かごめの表情から何とかなるようだ。

 

犬夜叉は学校の屋上で座っていた。

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