仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:タイムマシン(2002)
犬夜叉達は旅を続ける。美姫は歩きながらも、スマホを操作。
美姫「見渡す限り原っぱですね・・・。」
かごめ「ええ・・・・・・これは・・・」
珊瑚「うん、感じてた?さっきからだんだん邪気が強くなっていく・・・」
犬夜叉「妖怪か・・・?」
犬夜叉はその方向へ跳んでいく。
ある原っぱで錫杖を持つ老婆が。
老婆「出でよ、物の怪!!」
すると、一匹の妖怪が茂みから現れた。
老婆「出たなっ!!」
老婆は手に持つ小壺から塩を手で掴んで蒔き、妖怪を攻撃。
老婆「とどめじゃ!!イタチのバケモンめーっ!!」
錫杖で叩こうとしたが、倒れる。
イタチ妖怪が老婆に接近するが、犬夜叉が間一髪で倒す。
老婆「・・・・・・!?」
犬夜叉「ばあさんか・・・こんなところでうろちょろしてねえで、おとなしく家で寝てな!」
老婆「いっ、犬耳!?あ、新手の妖怪か!?退散せい!!」
老婆は小壺の塩を犬夜叉に手で振りまく。
犬夜叉「こいつなにしやがる!!恩を仇で返しやがって!!」
弥勒が止める。
弥勒「よしなさい・・・」
犬夜叉「止めるな!殴る!」
老婆「法師さま、そのまま、そのまま・・・」
老婆は塩を犬夜叉に振りまく。
老婆「妖怪退散!!」
犬夜叉「ごほっごほっ・・・」
犬夜叉達は老婆から話を聞かされる。
弥勒「妖怪が増えている?それで辺りに邪気が・・・」
老婆「邪気?」
珊瑚「私達も妖怪退治をしながら旅を続けているんだ・・・」
老婆「ま、とにかく、急に妖怪が増えたせいで、引退していたわしまでかり出されたってわけよ・・・」
犬夜叉「年寄りの冷や水だ・・・引退してたほうが、身のためだぜ・・・」
老婆は小壺の塩を構えようとした。
老婆「またくらいたいか・・・」
犬夜叉はかごめにしがみつくように隠れる。
弥勒「妖怪が増えている理由はわからないのですか?」
老婆「おそらく祟りのせいじゃよ・・・鬼の首城のな・・・」
かごめ「鬼の首城?」
美姫「城名からいかにも何かありそうな・・・。」
老婆「ほんとはちゃんとした城の名があるんじゃろうが・・・みんな、鬼の首城と呼んどる・・・なんでも城主の先祖が、退治した鬼の首を魔除け代わりに埋め・・・その上に城を建てたということだ・・・」
犬夜叉「こんなやつの言う事、信じられるか?」
老婆「むっ!!」
老婆は小壺に手を入れる。
犬夜叉はまたかごめにしがみつくように隠れる。
老婆「しかし、どうも近頃その鬼が息を吹き返して、祟っているという・・・お祓いもことごとく失敗していると言うし・・・あー、さてと・・・ではついて来い・・・」
犬夜叉「・・・え?どこに?」
老婆「鬼の首城に決まっとろう・・・おまえら、妖怪退治して歩いとるんじゃろう・・・」
かごめ「どうする・・・」
犬夜叉「そんな暇ねーだろ!!」
弥勒「しかし、話を聞いた以上・・・」
犬夜叉「奈落を捜すのが先決だ!!そうだろ!?」
美姫「そうでしょうけど・・・」
老婆「褒美がたんまりもらえるらしいぞ・・・」
犬夜叉「けっ・・・ああっ!?」
弥勒「ささ、参りましょう・・・」
老婆「儲けは山分けじゃぞ・・・」
犬夜叉「おい・・・」
その首城では、
侍女「ひっ・・・」
殿「・・・・・・!!」
侍女「あ・・・」
引き戸が開き、
殿「きさま・・・」
侍女「と・・・殿・・・お許しください・・・私はなにも見ておりません!!見ておりません!!」
老婆「ふむ・・・」
???「とにかく最近は、殿のご様子がおかしいのじゃ・・・寝所にこもったまま出て来られぬ・・・・・・」
かごめ「ねえ、犬夜叉・・・なんかこのお城、気持ち悪くない?」
犬夜叉「さっきの草原の比じゃねえぜ・・・ここが邪気の中心ってわけか・・・!?」
弥勒「鬼の邪気か・・・」
珊瑚「城中に漂ってるな・・・」
美姫「確かに嫌な感じが・・・」
老婆「どうした、浮かぬ顔をしてなにをぼそしゃべっておる?」
七宝「みんな邪気を感じて、気味悪がっとるんじゃ・・・美姫も感じ取っとるみたいじゃし・・・」
美姫「はっ・・・はい・・・」
老婆「邪気?なんじゃそれは?」
美姫「えっ・・・?」
弥勒「と、申しますか、祓い屋さまはなにもお感じにならないので?」
祓い屋「なにを?」
犬夜叉「な、なにをって・・・!?」
祓い屋「なにごとも気の迷い!!怖じ気づいたんじゃあるまいな?まったく、若いくせにだらしがない・・・」
犬夜叉「この祓い屋、インチキはねえのか?」
七宝「おらでも感じるのに・・・おっ!?」
担架で遺体が運ばれる。
祓い屋「あれは・・・」
???「もう、これで七人目じゃ・・・殿は、寝所に近づいた侍女や家臣をことごとく手打ちにされる・・・」
弥勒「殿のご乱心も鬼の祟りのせいだと?」
???「おそらく・・・鬼は日が暮れると現れる・・・それまでこの場で控えておれ・・・」
日が暮れ、夜になってきた。
美姫はプライベートモードの画面上操作より、アイテムボックスモードに高校カバンを収納し、スマホをいじり出す。
祓い屋は準備運動を始めた。
祓い屋「よいか、皆・・・気を引き締めてな!!」
犬夜叉「元気だなー。ばあさん・・・」
祓い屋「時に、ピンク髪の娘!」
美姫「はい?」
祓い屋「おぬしが持っている光るの物は何じゃ?」
美姫「スマートフォンという奴で、略してスマホです。」
祓い屋「す、すまーとふぉん・・・じゃと?」
美姫「私はかごめさんと似た存在です!」
祓い屋「そうなのか?」
かごめ「う、うん。」
祓い屋「まぁいい。」
かごめ(ほーんと・・・この邪気の中でよくやる・・・)
弥勒「修行を積んだ身でも、この城の邪気は居心地が悪い・・・さっさと片づけて、とっとと帰りましょう・・・」
すると、現れたのは姫だった。
姫「鬼を祓いに来たものたちですね・・・?・・・どうか気を付けて・・・今度こそ、父上を救ってください・・・今まで何人ものお坊様や巫女さまたちが鬼祓いに失敗し、命を落とされました・・・」
弥勒が姫の元へ。
弥勒「ご安心ください、姫さま・・・この私がじっくりと腰を落ち着けて、何日もかけてお祓いいたしますっ!!」
美姫「弥勒さん・・・」
珊瑚(さっさと片づけて、とっとと帰るんでしょっ!!)
「鬼だーっ!!」
弥勒「!!」
「鬼が出たぞーっ!!」
犬夜叉「・・・・・・!!」
美姫「鬼が出ました・・・?」
弥勒「ご安心ください!!私めにお任せを!!」
美姫はドライバーを自動装着しておき、弥勒達は現場へ向かう。
犬夜叉「鬼の首!!」
妖怪「ウオォォ・・・」
珊瑚「あたしが出る!!」
珊瑚は巨大化雲母に乗り、空中へ。
珊瑚「一発で片付けてやるよ!!」
七宝「今日の珊瑚は一段と迫力があるのう・・・」
珊瑚「飛来骨!!」
珊瑚は飛来骨を投げるが、妖怪を突き抜けた。
美姫「えっ!?」
犬夜叉「突き抜けた!?」
珊瑚「なにっ!?」
犬夜叉「どいてろ、珊瑚!!」
犬夜叉は鉄砕牙を抜く。
風の傷で一匹倒す。
美姫「あっさりと・・・」
犬夜叉「ざっとこんなもんだ!!」
美姫「犬夜叉さん、あれを!!」
妖怪は再生した。
犬夜叉(どういうことだ?風の傷を受けても、ビクともしねえ・・・)
弥勒(あの鬼の首・・・もしや・・・)
犬夜叉「もう一発!!くらえーっ!!」
妖怪「グアーーーッ!!」
犬夜叉「どうだ!!」
しかし、妖怪は再生した。
美姫「ええっ!?」
犬夜叉「なぁにぃ・・・!?」
弥勒「待て!犬夜叉!!」
犬夜叉「なんでえ!?風の傷も利かねえ奴を、おめえ倒せるって言うのかよ!?」
弥勒「あれに武器は利かん・・・」
弥勒は懐からお札を取り出し、妖怪の顔面に張り付けた。
妖怪は消えていく。
美姫「妖怪が・・・。」
民「消えた・・・」
婆さん「姫さま、鬼の首が・・・」
弥勒「思った通り・・・あれはただの幻・・・」
珊瑚「幻・・・?」
姫「・・・・・・」
犬夜叉達はある部屋へと。
???「・・・では鬼の首は明日もまた出て来ると?」
弥勒「あれはしょせんまやかし・・・鬼の本体から目をそらすための幻でしょうからな・・・」
美姫「幻覚・・・」
かごめ「本当の鬼がこのお城に隠れてるってことね・・・」
珊瑚「だろうね・・・邪気もまるでおさまってないし・・・」
祓い屋「んー、邪気なあ・・・わしゃ、なーんも感じんが・・・」
かごめ「そお・・・?」
美姫「祓い屋なのに・・・ですか?」
珊瑚(大したお祓い屋だな・・・)
犬夜叉「殿が乱心してるとか言ってたよな?鬼の祟りどころか、鬼がなり代わってんじゃねえか?」
ある家屋、殿がうめき声を出していた。
犬夜叉と弥勒が殿の元へと連れて込まれていた。
犬夜叉「・・・・・・」
弥勒はふすまに手を当てる。
???「気付かれたら、手打ちにされるゆえ・・・」
犬夜叉「そんときゃあ、斬り返しゃあいーんだ・・・」
弥勒「早まるな・・・一応、この城の殿だぞ・・・」
弥勒はふすまをちょっとだけ開き、殿の様子を見てみた。
犬夜叉「どうだ。弥勒・・・やっぱ鬼だろ?」
弥勒「いや・・・人としか思えん・・・それに・・・この城中に満ちた邪気が、あの殿から発しているとは・・・思えんな・・・」
別室で祓い屋はかごめ、珊瑚、美姫の女子陣3人、七宝へと塩を蒔く。
祓い屋「うりゃーっ!!」
七宝「ぶえっほ!!ぶえっほ!!」
美姫「すごい塩ですわ・・・。」
祓い屋「どうじゃ?少しは楽になったじゃろ?」
珊瑚「悪いけど・・・」
祓い屋「楽にならんか?」
七宝「効いたか雲母?」
雲母「ミー・・・」
祓い屋「おかしいのう・・・これはありがたーいお清めの灰塩じゃぞ・・・たいがいの妖怪はこれで怯む・・・」
犬夜叉「けっ、インチキ祓い屋が!!効くかよ、そんなの!!」
祓い屋「なんじゃとーっ!!おまえで試してやるわい!!」
祓い屋と犬夜叉の室内での鬼ごっこが行われるが、
かごめ「おすわり!!」
犬夜叉は畳にめりこむように倒れ、祓い屋も巻き込まれ、犬夜叉の上に倒れる。
美姫「おばあさん・・・。」
かごめ「やめなさーい!ふたりとも!!」
姫は報告を聞いていた。
姫「ええ?父上が鬼かもしれぬと?」
???「ですが・・・法師の見立てでは、やはり殿は取り憑かれているだけ・・・鬼はほかにいるのでは・・・と・・・」
姫「まあ・・・」
???「法師どの・・・姫が法師どのに相談があると・・・」
珊瑚「ちょっと・・・ひとりで行く気じゃないだろうね・・・?」
弥勒は珊瑚の手を握る。
弥勒「心配するな、珊瑚・・・確かに姫は美しいが・・・私の心は、おまえのものだよ・・・」
珊瑚「・・・って誰がそんな心配してるかっ!!いつ鬼が出て来るかわからないのに、ひとりで動くのは危ないって!!」
犬夜叉「そーゆーことなら大丈夫だろ・・・弥勒ならひとりでも結構強えし・・・」
珊瑚は凄い顔で犬夜叉を睨み、犬夜叉は隠れるようにかごめにしがみつく。
美姫「珊瑚さん・・・」
犬夜叉「なぜ、鬼のような顔で睨む!?」
かごめ(バカねー・・・)
祓い屋「人生の修行はまだまだじゃな・・・」
犬夜叉「なにーこのエセ祓い屋が!!」
かごめ「祓い屋としてはどうだかわかんないけど、女性としては意外にやるかも・・・」
犬夜叉「なんだ、おまえまで・・・」
美姫「おばあさん・・・ある意味やり手でしょうし・・・」
祓い屋「法師どの・・・」
弥勒「はい?」
祓い屋は包めた塩を取り出す。
祓い屋「お清めの灰塩・・・用心のためじゃ・・・ひと包み、持って行け・・・」
弥勒は受け取った。
弥勒「では、ありがたく・・・」
弥勒は姫の案内で古い石造りの階段を下りていく。
弥勒「ずいぶん長い階段ですね・・・」
姫「お聞きになったでしょう・・・鬼の首塚はこの地下にあるのです・・・」
弥勒「鬼の首塚?」
姫「この城の地下に・・・退治した鬼を祀っておりました・・・法師どににぜひ見て欲しいのです・・・」
弥勒「魔除けのために鬼の首を埋めたと聞きましたが・・・」
姫「今まで怪異など一度もなかったのです・・・ですが、首塚は破られ鬼が逃げ出してしまった・・・」
姫「そして、この穴の中には・・・」
姫がろうそくの火で先を照らす。
弥勒「・・・・・・!?」
骸骨のたまり場が。
弥勒「こ・・・これは・・・」
姫「これは・・・鬼祓いに来た僧侶や巫女のなれの果て・・・」
弥勒「なんという無残な・・・」
姫「首塚の鬼は生前、法力を持つ人間を好んで喰らい・・・おのれの力にしていたといいます・・・」
弥勒「・・・だから・・・私をここに・・・?」
姫「はい・・・」
姫はニヤリとした。
弥勒「・・・・・・!!」
姫「法師どのの力をいただきたく・・・」
美姫「遅いですね・・・弥勒さん・・・」
犬夜叉「ああ、おせーなー、弥勒の奴・・・」
七宝「んー、遅いのう・・・いったい何しとるんじゃろー?」
犬夜叉「そりゃあ、あの野郎のこった・・・どーせ今頃と・・・」
珊瑚「・・・・・・!!」
七宝「いくら弥勒でも、この邪気の中では・・・」
犬夜叉「バカ言うな!!あいつのスケベはこのくらいの邪気は、びくともしないぜ!!」
珊瑚はわなわな震える。
犬夜叉「っていうか、邪気のお尻もちでに撫でてんじゃ・・・」
かごめ「犬夜叉、おすわりっ!!」
犬夜叉は潰れる。
美姫「犬夜叉さん・・・」
かごめ「あんたってホントデリカシーないんだから!!」
祓い屋「修行が足りん、足りん・・・」
美姫「珊瑚さん、少し様子を見に行きませんか?」
珊瑚「いいよ、別に・・・邪魔しちゃ悪いし・・・」
かごめ(無理しちゃって・・・)
すると、一人の男が吹っ飛ばされる。
犬夜叉「出たか!?」
武士達は殿の元へ集まる。
「と、殿!!おやめください!!」
殿は侍女の髪を掴む。
殿「ぐるるるる・・・」
「殿っ!!」
殿は刀を突きつけた。
犬夜叉「どきなっ!!」
美姫「殿様!?」
殿が突然刀を落とす。
そして、鬼へと変貌していく。
「ひいいっ!!殿が・・・鬼にっ!!」
「殿ーっ!!」
犬夜叉「やめなっ!!やっぱり、こいつが鬼の本体か・・・」
弥勒は邪気のせいで動きが出来ずにいる。
弥勒「くっ・・・お・・・おまえが・・・」
姫「今頃気付いても遅い・・・邪気を吸い、体も自由にならずはず・・・」
弥勒「くっ、くくっ・・・」
弥勒は右手の塩を一握りにし、姫の顔に振りまいた。
はずみでろうそくは倒れ、火は消え、姫の顔は変わる。
姫「おのれっ!!」
弥勒「祓い屋の灰塩に念を入れておいた・・・少しは効いたようだな・・・」(しかし、まずいな・・・この鬼、かなり手強い・・・邪気で・・・体が動かん・・・)
姫「くくく・・・法師・・・助けは来ないぞ・・・なにしろ今頃、半妖どもは城で殿と戦っているはずだ・・・私の術で、まやかしの鬼となった殿とな・・・」
弥勒(犬夜叉ーっ!!みきさまーっ!!!)
殿が変貌した鬼と対峙する犬夜叉達。
犬夜叉「覚悟はいいか!?鬼野郎・・・」
殿「ぐるるるる・・・」
犬夜叉「一発で仕留めてやるぜ・・・」
殿「ウオオオオ・・・」
美姫は自動装着中のネオディケイドライバーとライドブッカーからカードを取り出す。