仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第425話「転校生はフレッシュ&ミステリアス!」

はな達がビューティーハリーから家に帰る少し前、ルールーが野乃家のすぐ前に現れ、気付かれないように野乃家に入る。

 

キッチンで料理を行うすみれが一瞬ドアの方を向くと、すぐ傍にルールーがいた。

 

すぐさますみれを指差し、記憶を操作させた。

 

はな「ただいまー!あれ?誰もいないの?鍵も掛けないで、ダメだなぁもう。」

 

野乃家に入り、そう言いながら靴を脱ぐ。

 

すみれ「お帰りなさい。」

 

はな「・・・?ただいま。」

 

すみれ「突然なんだけどね、知り合いの娘さんを預かる事になって。」

 

はな「えっ?」

 

すみれが横に動くと、奥にはなんと服を変えたルールーがいた。

 

ルールー「よろしくお願いします。野乃はなさん。」

 

はな「私の名前・・・?」

 

ルールー「お会いした事、ありますよね。」

 

はな「え・・・?え・・・えっと・・・」

 

当然会うのは初めてだったので、困惑してしまう。

 

はな「久しぶり!」

 

靴を脱ぎ、ルールーに跳びかかるようにして抱き付く。

 

はな「さん付けじゃなくて、はなでいいよ!はなで!ナイストゥミーチューチュー!」

 

一旦離れてからはなでいいと伝え、もう一度抱き付く。

 

ルールー「何ですか、これは?」

 

はな「えっ?」

 

ルールー「理解不能です。」

 

すみれ「部屋は、はなの隣よ。」

 

横からすみれがルールーの部屋は、はなの隣の部屋だと伝える。

 

はな「ダメだ・・・!どこで会ったか、全然思い出せない!」

 

部屋に入ってから頭を抱え、ベッドに向かって跳び込む。

 

はな「こう言うトコ、私の悪いトコだ~・・・!でも・・・外国の人を家が面倒を見るんだ。これって、ホームステイって奴だよね!いっぱいおもてなししなきゃ!」

 

隣の部屋でルールーが右腕を横に振り、キーボードを出して操作する。

 

ルールー「野乃はな、キュアエール。あなたの力の源、解明して見せます。」

 

ルールーの目的は、プリキュア達の力の源を解明する事で、その為にはなに近付いたのである。

 

翌日、はな達のクラスにルールーが転入する。

 

国語では教科書の内容を全部記憶し、体育のテニスでははなを圧倒し、その上ボールが弾け飛んだ。

 

容姿の事もあってか、昼休みには男子から告白されたりもした。

 

夕食時、はながルールーの事をすみれ達に話す。

 

はな「もう、超イケてるんだよ!ルールー!天才だし、スポーツも万能だし、モテるし!」

 

森太郎「それは凄いね。」

 

はな「でも、男子の告白はともかく、運動部のスカウトを断っちゃうのは勿体無かったかも。」

 

ルールー「興味がありませんから。」

 

ことり「ルールーちゃんは、何に興味があるの?」

 

ことりがそう尋ねると、はなをジッと見る。

 

はな「・・・?」

 

ルールー「ごちそう様でした。」

 

立ち上がり、食器を流し台に置きに向かった。

 

ビューティーハリー 店内

 

ハリー「えっ?サプライズで?」

 

はな「うん。ルールーって何でも出来ちゃうから、中々おもてなし出来なくってさ。」

 

ルールーが来てから一週間が経ち、はながサプライズでルールーをおもてなししたいと伝える。

 

はな「それにさ、いつもよく私といるでしょ?」

 

美姫「学校でもなのですか?」

 

はな「はい。どこ行っても離れないって言うか。」

 

美姫「もしかしたら、野乃さんしか頼れないからって事でしょうか?」

 

はな「それは嬉しいけど、せっかく違う国に来たんだから、みんな仲良くした方が、もっと楽しいと思うんだよね。」

 

ほまれ「いいじゃん。分かった、協力する。」

 

さあや「ルールーに気付かれないように、クラスのみんなには私が声を掛けておくね。」

 

ハリー「はぐたんも乗り気みたいやし、飾り付けの材料はワイらが調達しといたるわ。」

 

はな「よっしゃー!ありがとみんな!」

 

ほまれ「というか、美姫さん 私たちの事は、名前で呼んでくれてもいいのに・・・」

 

さあや「それもそうね・・・」

 

はな「そうだよ。」

 

美姫「私は戦いが終わる時までしばらく滞在してるのであって、暮らしてるのではありませんよ。」

 

ハリー「まァ、せやろな。」

 

さあや「じゃあ しょうがないか。」

 

美姫「店内では、ファッションも時には変えましょうか。」

 

さあや「例えば?」

 

美姫「ファッションをチェンジするデータ画面もありますし、これで行きましょうか。」

 

美姫は画面を操作し、制服は光り出し、見事な胸元の谷間だけを強調というオリジナルメイド服を着用した。

 

はな「あっ!?メイドだよ!?」

 

さあや「ほんとだ!?それも胸元の谷間も強調だし・・・」

 

ほまれ「ある意味、すごいなァ・・・」

 

はぐたんは笑顔で喜んでいた。

 

はな「はぐたん 美姫さんのメイド服に喜んでる・・・。」

 

美姫ははぐたんを抱っこすると、はぐたんは少しずつ寝顔になっていった。

 

ハリー「また寝おった・・・。」

 

さあや「きっと美姫さんの匂いが安心できて、落ち着けるんだ・・・。胸元もあれだし・・・。」

 

さあやは頬を若干赤くする。

 

はな「・・・う、うん。」

 

ほまれ「たぶんね・・・」

 

美姫「はぐたん、可愛いですわ・・・。」(しかし、この時期の転校生で、ほとんど野乃さんの傍にいる・・・何か引っかかりますね・・・。)

 

野乃家 ルールーの部屋

 

ルールー「一週間、野乃はなを観察し続けた結果、学業、運動共に、特に優れた点は確認出来ませんでした。」

 

ルールーがキーボードを打ち、報告書を作る。

 

ルールー「しかし、それではあの強さの理由が解明出来ません。」

 

報告書を書き終えると同時に、はなが自分の部屋から出て来て、ルールーに気付かれないようにことりの部屋へ向かう。

 

その直後に、ルールーが部屋から出て来た。

 

はな「ことり、首尾はどうじゃ?」

 

ことり「万事滞り無く姉上。」

 

はなとことりが何かについて話し合う。

 

はな「うむ、では私は、そろそろルールーを・・・」

 

ルールー「私をどうする気ですか?」

 

はな「それは勿論―――」

 

はな・ことり「「うわああああぁぁぁっ!?」」

 

ルールーがすぐそこにいた事に、はなとことりが驚いて抱き合う。

 

ルールー「一体、何を企んでいるのです?」

 

はな「あ・・・えっと・・・」

 

ことり「どうするお姉ちゃん・・・?」

 

はな「こ、こうなったら、結果オーライ!連れてっちゃえ!」

 

はなとことりがルールーを下の方へ連れて行く。

 

ルールー「何を、するのですか?」

 

二人に連れて来られた先はリビングで、二人がドアを開けると、さあや達がクラッカーを鳴らした。

 

全員『ようこそ!はぐくみ市へ!』

 

野乃家やさあや達の他に、同じクラスメイトのひなせと十倉じゅんな・百井あき・千世ふみともいた。

 

ルールー「これは何ですか?」

 

はな「ルールーのサプライズ歓迎会だよ。」

 

ルールー「歓迎会?」

 

これは、ルールーの歓迎会だった。

 

森太郎「食事の用意も出来たよ!」

 

ルールー「それは?」

 

すみれ「手巻き寿司よ。」

 

向かいのテーブルには、手巻き寿司の材料が乗っていた。

 

すみれ「こうするの。」

 

はな「やっほーっ!私もやる!」

 

ふみと「俺も!」

 

すみれ「はな、キュウリも入れなさい。」

 

はな「ヤダ、河童になる!」

 

ほまれ「なる訳無いでしょ。」

 

美姫「まだ気にしてるのですか?」

 

すみれが手本を見せてから、はな達もそれぞれの手巻き寿司を作る。

 

はな「ほらほら、ルールーもどうぞ。」

 

美姫「食事はみんなで食べた方が美味しいですわ。」

 

はなが海苔を持ってルールーに差し出し、精霊使いの剣舞(ブレイドダンス)での通常制服姿の美姫がそう伝える。胸元の谷間強調のフィアナ王女の独自制服だと、父親誘惑まがいになってしまうのを恐れたので、それをかなり抑えたミニスカの通常制服で留めた。父は多少見惚れていたようだが、母のすみれが止める。

 

ルールー「あなたは誰ですか?」

 

美姫「そうでしたわ。まだ名乗っていませんでした。私は神城美姫と申します。ハリーさんの店で住み込みのバイトしてますわ。」

 

ルールー(仮面ライダーディケイドとの声帯の一致率、0%・・・。声帯一致率は、0%・・・。どうやら違うようですね・・・。)

 

美姫「よろしくお願いします、ルールーさん。」

 

ルールー「ルールーで結構です。」

 

美姫「そうですか?ならよろしくおねがいします、ルールー。」

 

ハリー「さあさあ皆さん!ご注目やで!」

 

はな「よっ!待ってました!」

 

ハリーの声が聞こえた方を向くと、抱っこ紐ではぐたんを抱え、何故かおでんの入った容器を持ったハリー(人間態)が座布団の上で正座していた。

 

ルールー「今度は何です?」

 

ハリー「ハリーとはぐたんの二人場織や。」

 

はぐたんがフォークで大根を刺してハリーの顔に近付け、ハリーが食べようとして顔を動かす。

 

ほまれ「はぐたん、頑張って!」

 

あき「良い感じ!」

 

ハリー「あっつ・・・!これは、うまひ・・・!あっつ!」

 

何とか口の中に入れたが、余りの熱さに悶絶した。

 

すみれ「はい、お水。」  

 

ハリー「ふー、ありがとさん。」

 

すみれが用意してくれた水を飲んで落ち着く。

 

ハリー「あんさんも、やってみるか?」

 

ルールー「お断りします。」

 

はな「ルールー?」

 

ルールー「どうして食べるのに、未成熟な赤ん坊の手を借りる必要があるのです?効率が悪過ぎます。理解不能です。」

 

ハリー「めちょっく・・・!」

 

美姫「二人場織はそう言う芸ですから。」

 

ルールー「それに、この料理、未完成の物を出された上に、調理を食べる者にさせるなんて、非効率極まり無いです。」

 

はな・すみれ・森太郎「「「めちょっく・・・!」」」

 

美姫(それ使うの、野乃さんだけじゃ無かったんだ。)

 

ルールー「そもそも何故歓迎会を?挨拶なら、初日に済ませたハズです。」

 

ほまれ「そんな言い方、無いんじゃないの?」

 

ルールー「私は分かりやすく伝えているつもりですが。」

 

ほまれ「そうじゃなくて、気持ちの話なんだけど。」  

 

ルールー「気持ちですか?理解不能です。」

 

はぐたんが竹輪をフォークで突き刺してルールーに差し出すが、理解不能と言われて目を丸くした。

 

美姫(何と言うかルールーさんって、言い回しや振る舞い方がロボットのよう。)

 

はな「ごめんね。言い出しっぺ、私なんだ。」  

 

さあや「はな・・・。」

 

ルールー「謝る必要もありません。私は、私の意見を述べたまでですから。失礼します。」

 

そう言い、海苔を持ったまま部屋へ戻った。

 

美姫「海苔は持っていくのですか。」

 

ふみと「感じ悪いな。」

 

すみれ「片付けましょっか。」

 

はな「じゃあちらし寿司にして、みんなのお土産にしよう!」

 

森太郎「グッドアイデアだな、はな。」

 

ハリー「美味いのにな。」

 

ハリーが手巻き寿司を食べながら呟く。

 

とある一室で、ソファーに座るパップルが呟く。

 

パップル「破壊し損ねたミライクリスタルホワイトは、未だ見つからず。新しく誕生したピンク、ブルー、イエロー、ローズ、ネイビー、オレンジの六つはプリキュアの手に渡った。お陰で毎日あたしは残業。あなたと会える時間も減るし、やんなっちゃう。他の子と遊んじゃ嫌よ?」

 

そう言い、手を洗い続ける男性の方に視線を向ける。

 

パップル「と言っても、心が無い機械人形のルールーはあり得ないか。」

 

翌日、はな達がラヴィニエール学園の屋上で、昨日の事を話す。

 

ほまれ「そりゃ、勝手に歓迎会をしたのはこっちだけど・・・」

 

さあや「みんなでワイワイしたくない人もいるよね。でも、私達の事も嫌いって事も無いみたい。」

 

ほまれ「一緒にいて疲れないの?」

 

はな「えっ?全然。何とかなるよ!」

 

ほまれ「その根拠は?」

 

はな「それは・・・とにかく、何とかなるって!」

 

はなとルールーが一緒に帰り道を歩き、はなが前を歩くルールーに向かって話す。

 

はな「ルールー、今日の小テストも満点だったね。内富士先生、次はもっと難しい問題にするって言ってたよ。あー、それじゃあ私が0点になっちゃうな。」

 

そう言い、苦笑を浮かべる。

 

ルールー「今日は、これまでと比べて、私に話しかける生徒の数が80%減りました。」

 

はな「えっ?」

 

ルールー「理由は分かりませんが、おそらく、昨日の事が関係しているのでしょう。」

 

はな「それは・・・」

 

ルールー「特に問題は無いのですが。」

 

はな「そ、そうなんだ・・・。」

 

ルールーがはなの部屋の方を向いて呟く。

 

ルールー「調査対象で無い相手に、どんな印象を持たれても影響は無い。しかし、野乃はなが私に話しかける回数も半減している。私は、間違ったのでしょうか?」

 

すみれ「みんなー、ご飯よー!」

 

森太郎が帰って来てからすぐに、下からすみれがご飯だと伝える。

 

はなが部屋を出てからルールーの部屋の方を見て、表情を曇らせて下に降りる。

 

森太郎「ルールーちゃんは?」

 

はな「すぐ降りて来ると思うけど・・・。そうだパパ。今度、ルールーと一緒にお出かけしない?」

 

森太郎「お出かけ?」

 

はな「うん!遊園地とか!」

 

はな「昨日のは、気に入って貰えなかったけど、それなら喜んで貰えるかも!」

 

森太郎「はな、その頑張り方は、少し違うんじゃないかな。」

 

はな「えっ?で、でも、うちはホストなんだから・・・!」

 

森太郎「ホストの前に、今、同じ屋根の下で暮らしてる僕らは何だい?」

 

はな「そっか・・・ルールーはゲストじゃないんだ・・・。」

 

森太郎「分かったみたいだね。」

 

はな「ルールー、呼んで来る!」

 

森太郎「階段は駆け上がっちゃダメだぞー!」

 

森太郎からアドバイスを受けたはなは、ルールーを呼びに階段を駆け上がった。

 

はな「ルールー?」

 

ルールーの部屋をノックするがルールーが出て来ない。

 

ことり「町の方に文房具買いに行くって。」

 

自分の部屋から出て来たことりが町の方に文房具を買いに行ったと伝えてドアを閉めた直後、プリハートに着信が入る。

 

はな「もしもし?」

 

はな「えっ!?」

 

ハリーからオシマイダーが現れた事を聞き、町の方へ向かうと、さあや達も来て全員が揃う。

 

ほまれ「オシマイダーが出たって?」

 

ハリー「繁華街の方や!」

 

はな「ルールーもあっちに行ったって!」

 

ほまれ「はな!」

 

さあや「行きましょう!」

 

美姫「ええ、すぐに倒しましょう!」

 

はなが繁華街の方へ走り、さあや達が追う。

 

美姫「変身!」

 

はな・さあや・ほまれ「「「ミライクリスタル!」」」

 

はな・さあや・ほまれ「「「ハート、キラっと!」」」

 

はな・さあや・ほまれ「「「は~ぎゅ~!」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!」

 

エール「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

繁華街では、ビルオシマイダーが暴れていた。

 

ルールー「野乃はなに悪印象を持たれたのなら、これ以上の調査は不可能。いつもの手段でプリキュアとディケイドの力を測るのみ。」

 

その傍には、ルールーの操縦するUFOが飛んでいた。

 

このビルオシマイダーは、ルールーが作り出したものだった。

 

エール「たああああぁぁぁっ!」

 

エールがオシマイダーの腕にキックを叩き込む。

 

エール「ルールー!どこ!?ルールー!」

 

ルールー「何を言っているのです?」

 

エール「ふっ!はあっ!たあっ!」

 

エールが連続攻撃を繰り出し、オシマイダーを怯ませる。

 

エール「いっつもいっつも、人がいっぱいいる所で暴れて!迷惑掛けないの!フラワーシュート!」

 

メロディソードを出してピンクと赤のボタンを交互に押し、フラワーシュートを放つ。

 

フラワーシュートを受け、オシマイダーが倒れた直後にアンジュ達が駆け付ける。

 

アンジュ「エール!」  

 

エトワール「大丈夫?」

 

ハリー「まだや!」

 

ハリーが叫んだ直後、オシマイダーがビルからUFOに変形した。

 

ハリー「変形したー!?」  

 

ネオディケイド「!来るぞ!」

 

オシマイダーが回転して突進し、エール達が跳んで避ける。

 

オシマイダーは地面を擦り、急上昇する。

 

ネオディケイド「速攻で片をつける!」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ドライブ タイプスピード」

 

サンドハンドルを回すと同時に、トライドロンがディケイドの近くに停まる。

 

ハリー「何や!?赤い車が来たで!」

 

スーツと装甲が装着され、トライドロンの左前輪からシフトスピードタイヤが生成され、ボディに装着されると、ネオディケイドはドライブ タイプスピードへカメンライドした。

 

エール「タイヤが胸に着いた!?」

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード「ドライバーチェンジ!」

 

ネオディケイドライバーはドライブドライバーへとチェンジした。

 

ベルトさん「進ノ介!」

 

ハリー「ベルトが喋ったで!?」

 

アンジュ「ドライブのベルトは会話できるんだ!」

 

エール「凄い!!進ノ介っていうのは、きっと変身者の人だよ!!」

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード「ベルトさん!!一走っぱしり付き合えよ!」

 

ベルト「おう!スタート・ユア・エンジン!」

 

画面上操作より、ミニカーを出現させ、シフトブレスにセット。

 

ベルト「『タイヤコウカーン!ミッドナイトシャドー!」

 

トライドロンからミッドナイトシャドータイヤが生成されて、ネオディケイドドライブに装着した。

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード ミッドナイトシャドー「はっ!」

 

タイヤ型のエネルギー手裏剣を飛ばしてオシマイダーに命中して吹き飛ぶが、すぐさま体勢を戻して突進を再開する。

 

エトワール「埒が空かない・・・!」

 

アンジュ「!エールがいないよ!」

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード ミッドナイトシャドー「あっ!いた!」

 

アンジュがエールがいない事に気付くと、ネオディケイドドライブがオシマイダーを掴んだエールを見つけた。

 

エール「あなたの相手をしてる暇無いの・・・!ルールーを探さなきゃ・・・!いけないんだから・・・!」

 

ルールー「私を探しに?」

 

エール「ルールー・・・!返事して・・・!」

 

ルールー「オシマイダー・・・。」

 

ルールーがボタンを押すと同時に、オシマイダーからエールが落下し、植物園の庭園に落ちた。

 

アンジュ・エトワール「「エール!」」

 

アンジュ・エトワール・ネオディケイドドライブが植物園に向かうと、オシマイダーが向かって来る。

 

ネオディケイドドライブがタイヤ型の手裏剣を放ってオシマイダーを怯ませた。

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード ミッドナイトシャドー「今の内に!」

 

その間に三人が植物園に入り、エールの捜索を始めた。

 

ルールー「キュアエール。いいえ、野乃はな。」

 

気絶してたエールが目を開けると、すぐ近くに私服のルールーが立っていた。

 

エール「ルールー・・・。あっ・・・!正体・・・!でも、無事で良かった。」

 

更に、周囲の時が止まっていた。

 

ルールー「何故私を探しに来たのです?」

 

エール「来たばかりの町で、こんな騒ぎに巻き込まれたんだもん。心配するよ。」

 

ルールー「心配?」

 

エールがそう言ってから立ち上がる。

 

ルールー「そんな気持ちのせいで非効率な戦いをして、無駄に傷を負ったのですか?」

 

エール「無駄じゃないって。こうして話が出来たんだから。私さ、折角来てくれたルールーを喜ばせたかったんだけど、変な感じになっちゃったよね。私、余計な気を回し過ぎて、逆にあなたに壁を作っちゃってた。それじゃあお互いの事なんて、分かる訳無いよね。だからあなたの為に、特別な事をしようと思うのは止める。今からはパパやママ、ことりと同じように―――ルールー、家族になろっ。」

 

ルールー「家族に・・・?」

 

エール「うん!もっと気楽にさ、当たり前の事、何でも一緒にしてみようよ。私達タイプ全然違うし、ぶつかる事あるかもだけど、何とかなるって!」

 

ルールー「私と、あなたが?何とかなる根拠があるのですか?」

 

エール「それは・・・」

 

ルールー「無いなら無理です。」

 

エール「あー!タンマタンマ!ルールーが好きだから!それじゃ・・・駄目?」

 

飾らないエールの言葉が、ルールーの心に衝撃を与えた。

 

その直後に時が戻り、大量の花弁が落ちて来た事に驚いたエールが仰向けに倒れた。

 

エトワール「エール!」

 

エール「みんな・・・。」

 

その直後にアンジュ・エトワール・ネオディケイドドライブが駆け付け、エールが身体を起こす。

 

エール「あれ?いない・・・。夢でも見てたのかな?」

 

ネオディケイドドライブ「夢?」

 

エール「はい・・・。ルールーと話してた気がするんですけど・・・夢だったのかな?」

 

アンジュ「あんまり心配させないで。」

 

エール「あははは・・・。はーい・・・。」

 

エールが苦笑して後ろ頭を掻いて答えると、幻惑から解かれたオシマイダーが四人に近付く。

 

エール「来るよ!」

 

ベルト「進ノ介、あれを止めなければ!」

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード ミッドナイトシャドー「ああ!」

 

ミニカーを交代し、シフトブレスに装填。

 

シフトブレス「『タイヤコウカーン!スピンミキサー!」

 

トライドロンからスピンミキサータイヤが生成されて、ネオディケイドドライブに装着した。

 

オシマイダーの足元にスピンミキサータイヤのコンクリシューターからキャノンクリートを放って動きを封じた。

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード スピンミキサー「行くぞ!」

 

スピードタイヤに変えたネオディケイドドライブはキーを捻り、シフトカーを倒す。

 

ベルト「ヒッサーツ!!フルスロットール!」

 

ネオディケイドドライブ タイプスピード「はあっ!ふんっ!ふっ!はっ!はっ!」

 

オシマイダーの周囲を高速旋回するトライドロンとオシマイダーを交互に蹴り付けて、反射・加速しながらスピードロップを放った。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「ミライクリスタル!」」」

 

エール「エールタクト!」

 

アンジュ「アンジュハープ!」

 

エトワール「エトワールフルート!」

 

三人がメロディソードのボタンを押して演奏し、虹色のエネルギーを作り出す。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「心のトゲトゲ、飛んで行けー!」」」

 

エール・アンジュ・エトワール「「「プリキュア!トリニティ・コンサート!」」」

 

対象に向かって虹色のエネルギーを飛ばすトリニティ・コンサートを放つ。

 

スピードドロップが命中してからトリニティ・コンサートが命中し、巨大な木が作り出されてピンク・水色・黄色の花が咲き誇り、オシマイダーが浄化された。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「HUGっとプリキュア!エール・フォー・ユー!」」」

 

はな「あっ、ルールーを探さなきゃ。」

 

ルールー「ここにいます。」

 

はながルールーを探しに行こうとすると、ルールーが現れる。

 

はな「ルールー。」

 

ルールー「用事は済みました。帰りましょう。」

 

はな「うん!」

 

はながルールーの後を追い、これを見たさあや達が微笑んだ。

 

その夜、ルールーがちらし寿司を食べるのを、はな達が見る。

 

ルールー「・・・!」

 

森太郎「喉に、痞えたのかい?」

 

すみれ「お酢、強かった?」

 

はな「ルールー、そう言う時はこう言うんだよ。」

 

はなが椅子から立ち、ルールーの耳元で伝える。

 

ルールー「美味しいです。」

 

はな・ことり・すみれ・森太郎「「「「でしょ!」」」」

 

ルールーから美味しいと言う言葉を聞いて、はな達が微笑んででしょと叫んだ。

 

ルールー「今回は、プリキュアの力の源を解明出来ませんでした。しばらくは、調査を続ける必要があります。」

 

パジャマ姿のルールーがベランダで報告書を作り、キーボードを消す。

 

ルールー「あの時の痛みは一体・・・」

 

はな「怪我したの?」

 

胸元に手を当て、ベッドに座って呟くと、はなが布団から出て来た。

 

ルールー「何でいるのですか?」

 

はな「朝までお喋りしよっ。」

 

ルールー「出て行って下さい。」

 

はな「やーだー!」

 

はなが両腕を上げると、ルールーの頭に布団が被される。

 

はな「もっとルールーの事知りたいし!ねえ、今更だけど、私達って、最初どこで会ったっけ?実は覚えて無くて。」

 

ルールー「私は・・・」

 

横になったはながどこで会ったのかを尋ね、ルールーが答えようとした途端に、はなは眠ってしまった。

 

ルールー「寝たのですか?本当にあなたは、理解不能です。私の正体を知っても、あなたは・・・、・・・何を言ってるのでしょう、私は。お休みなさい。」

 

ベッドから立って部屋の電気を消し、眠りにつく。

 

はなの影響で自分の中に起きた変化に、ルールーは戸惑ったのだった。

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