仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第431話「ワクワク! 憧れのランウェイデビュー!?」

ビューティーハリー 店内

 

アンリ「初めまして神城美姫さん。あなたの事は知ってます。若宮アンリです。アンリで結構ですよ。」

 

美姫と始めて会うアンリが自己紹介し、握手を交わす。

 

ほまれ「私のスケート仲間です。」  

 

美姫「そうなんですね。」

 

アンリ「はい。ほまれとは幼い頃からの付き合いです。」

 

美姫「そっち関係とかではないのですか?」

 

アンリ「いえいえ。そう言う関係じゃありませんよ。む、胸元の強調したようなメイド服ですが、どうして?」

 

美姫「店内では、働く為にこのメイド服としています・・・。」

 

アンリ「そうなんですか?」(てっきり、あまり見ないでください!エッチですね!って言うのかと思ったけど・・・彼女はそういう訳じゃないのか・・・。)

 

ほまれ「それで、何しに来たの?」

 

アンリ「ファッションショーに出演して欲しいんだ。」

 

ほまれ「ファッションショーに出演して欲しい?」

 

アンリ「リタ・ヨシミンって知ってる?」

 

アンリがビューティーハリーに来たのは、リタ・ヨシミンと言うブランドのファッションショーに出演して欲しいと頼みをしに来たからだった。

 

はな「知ってる知ってる。キュアスタで、めっちゃイイね付いてるブランド。」

 

さあや「お母さんがよく、ドラマの撮影の時に着てる。」

 

アンリ「スケートの衣装を頼んだ縁で、僕も今回特別にモデルとして出演するんだ。」

 

ハリー「相変わらず嫌味な程の女神感やな。」

 

アンリ「ハハッ。よく言われる。」

 

美姫「これ、女性専門のブランドですけど・・・あなたも出るのですか?」

 

アンリ「はい。」

 

ハリー「前にうちの売り物を着とった事あるで。」

 

美姫「そうなんですね。まあ、似合わなくは無いと思いますが。」

 

アンリ「でも僕が出るだけじゃ当たり前過ぎるでしょ?もっと面白くする為に、ちょっとノイズを立てたいと思ってね。」

 

ほまれ「ノイズ?」

 

アンリ「新しい才能。」

 

えみる「才能?」

 

はな「遂に来ちゃったか・・・!はなちゃんの時代、遂に来ちゃったーっ!謹んで、お受け―――!」

 

アンリ「君じゃないよ。」

 

はな「めちょっく・・・!」

 

はなが自分も参加すると思い込んだのもつかの間、君じゃないと言われて凹んだ。

 

アンリ「それと、このショーは女性専門ですから、ナツさんは参加出来ませんよ。」

 

美姫「でしょうね。」

 

今回のファッションショーは女性専門のショーなので、美姫が参加する事は出来なかった。

 

アンリ「ですが、特別ゲストって形なら、アリかもしれませんよ?」

 

美姫「いえ、無理に言わなくていいですわ。」

 

アンリ「君と君。えみるとルールーだっけ?」

 

えみるとルールーの方を向いて伝える。

 

えみる「ええっ!?」

 

ルールー「私達・・・ですか?」

 

アンリ「凄く良い歌だったし、君達の凸凹感、素敵だなって思ってね。」

 

はな「確かに・・・。」

 

ほまれ「ランウェイ歩けるなんて、中々無い経験だよ。」

 

えみる「ら、ランウェイ・・・」

 

美姫「やってみたらどうです?」

 

えみる「無理なのです!」

 

アンリ「えっ?」

 

えみる「レッスンもして無いのに、ランウェイでウォーキングしたら・・・スッテンコロリン転んで、客席に落ちて、そのままファッションの都、パリまで転がって行く事になるのです!」

 

ほまれ「ぱ、パリ?」

 

ルールー「えみる、パリまで転がって行く事は出来ません。海がありますから。」

 

美姫「行けるとしたら飛行機と船だけですよ?」

 

えみる「け、けど、砂浜までは行く可能性はあるのです!砂まみれは嫌なのです!」

 

ルールー「えみる、その確率は・・・」

 

さあや「やっぱり二人、面白い!」

 

はな「何とかなるって。」

 

えみる「はな先輩また・・・!」

 

はな「けーれどーハート、ハーグ重ねたらー、まーるくオッケーだよー。でしょ?」

 

ルールー「はい。」

 

はながえみるとルールーの歌う写真を見せ、『キミとともだち』の一部分を歌い、ルールーが微笑んではいと答える。

 

野乃家 ルールーの部屋

 

えみるがヘッドマウントディスプレイを使い、パソコンでファッションショーの動画を見る。

 

えみる「ストップなのです!」

 

えみるからストップと声が出て、ルールーが再生を止める。

 

えみる「やっぱり無理です。あんな大勢の前に立つなんて・・・。」

 

ルールー「えみる、本当にやりたくないのですか?」

 

えみる「興味はあります。」

 

えみる「アンリさんが歌を褒めてくれたのは、心が飛び出る程嬉しかったのです。」

 

ルールー「なら・・・」

 

えみる「ルールーは大丈夫です。モデルさんみたいに綺麗ですから。やっぱり、ほまれさんかさあやさんに代わって貰うのです。」

 

ルールー「えみる、私はえみると一緒だから、チャレンジしようと思ったんです。」

 

えみる「えっ?」

 

ルールー「私はえみるを応援すると決めました。私は信じています。えみるなら何でも出来る。何でもなれる。」

 

えみる「ルールー・・・。」

 

ルールー「フレフレ、えみる。」

 

肘を曲げ、腕を上下に動かして応援する。

 

ルールー「きっとあなたは、プリキュアにもなれます。」

 

ラヴィニエール学園 廊下

 

はな「はい!きっと新しい経験をする事は、健全な青少年である我らにとってかけがえの無い財産になるのであります!」

 

アンリ「財産?」

 

はな「デザイナーさんとお話する事とか。」

 

放課後、廊下ではながアンリに強い想いを語る。

 

アンリ「ふーん・・・」

 

はな「後・・・お手伝いが上手く行ったらご褒美に、私達もファッションショーに出して貰えるかも!なんつってー・・・。お願いしますだ~・・・!お願いしますだ~・・・!」

 

頭を下げてアンリに頼み込む。

 

アンリ「いいんじゃない。」

 

はな「えっ!?あっさりオッケー!?」

 

アンリからは良いんじゃないと意外な返事が返って来た。

 

アンリ「君のそう言う素直な所、嫌いじゃ無い。」

 

はな「褒められると参る・・・。」

 

アンリ「それに、君達がプリキュアだって事を話したら驚いて、更にいいアイデアが出るかもしれないし。」

 

はな「ちょ・・・!それは内緒・・・!」

 

アンリ「何で?面白いのに。」

 

はな「やっぱり・・・私達がプリキュアだって完全に思ってる・・・。美姫さんもいずれバレそうな気がする・・・。」

 

正人「若宮君。」

 

アンリ「何?」

 

通り掛かった正人がアンリに声を掛ける。

 

正人は、ラヴィニエール学園の生徒だった。

 

正人「いつも注意してるけど、制服、きちんとネクタイ結びなよ。」

 

アンリ「そんな校則、あったっけ?」

 

正人「女子みたいだよ。君の格好。男子の中で浮いてるのが心配なんだ。」

 

ムッとしたはなが割り込もうとするが、アンリが右腕を広げて止める。

 

アンリ「考えとくよ。」

 

そう言ってこの場を後にし、はなも後を追った。

 

はな「あの人達嫌な感じ!何で言い返さないの!?」

 

アンリ「話しても分からない人達を説得するのは、時間の無駄。」

 

はな「でも・・・」

 

はな達は、会場であるホールの準備室に訪れる。

 

えみる「で、デザイナーさんはどこなのです?」

 

リタ「みんな待ってたわよー!私が最高で最強のNo.1デザイナー!吉見リタよ!」

 

ほまれ「す、凄いエネルギー・・・。」

 

アンリ「どうしたの?こないだまでスランプだったのに。」

 

リタ「アイデアが湧いて止まらな~い!逆に間に合うか心配な位!」

 

アンリ「大丈夫。この子達が助けてくれるよ。だって、プリキュアだ―――」

 

アンリの口をほまれが手で塞ぐ。

 

リタ「プリキュア?」

 

さあや「あああ、あの・・・私達、プリキュアの大ファンなんです!」

 

ほまれ「さあや・・・。」

 

さあや「しょうがないじゃない・・・!」

 

リタ「私もプリキュア好きよ!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「えっ?」」」」」

 

リタ「プリキュアはアンビリーバボーなヒーローだもの!トゲトゲした気分が大暴れした後のようにスッキリ!」

 

ほまれ「そうだったんだ。」

 

リタ「女の子だって力いっぱい活躍出来るのよ!ショーのタイトルも決めたわ!リタ・ヨシミン、オータムウインターコレクション!女の子もヒーローになれる!どやっ!」

 

人差し指を立ててドヤ顔を作る。

 

えみる「女の子も、ヒーローになれる・・・」

 

リタ「さあ、働いて貰うわよ。」

 

はな「わ、分かりました・・・!」

 

近付いて来たリタの迫力にたしろいだはなが、苦笑して答えた。

 

美姫「女の子も力いっぱい活躍出来るって言うのは分かります。」

 

リタ「んん?あなた確か・・・」

 

美姫の方を向いてから、顎に親指と人差し指を乗せて思い出そうとする。

 

アンリ「神城美姫さんだよ。」

 

リタ「ワオ!神城美姫と知り合いだったのね!」

 

アンリ「僕と言うよりは彼女達の知り合いだよ。」

 

リタ「ハロー、神城美姫!あなたの噂は聞いているわ!」

 

美姫「そ、そうですけど・・・。」

 

リタ「あなたには特別ゲストとして、出演して貰うわ!いいわね!」

 

美姫「わ、分かりました・・・。」

 

リタが顔を近づけて出演を頼み、その迫力に負けた美姫は特別ゲストとしての出演を引き受ける羽目になった。

 

アンリ「僕が言わなくても、決まりましたね。」

 

アンリが笑ってそう言った。

 

はながミライクリスタル・ローズをミライパッドの上部にセットする。

 

はな「ミライパッド、オープン!」

 

画面から光が放たれ、ドアが開く。

 

はな「お仕事スイッチ、オン!」

 

三人は筆とパレットを持った芸術家となった。

 

はな達が頼まれた仕事は、看板作りの製作だった。

 

作業中の最中、はぐたんが絵の具に手を漬け、手を看板のあちこちに付ける。

 

ルールー「はぐたん、ダメです。」

 

えみる「ダメダメ!ストーップ!」

 

はな「ダメじゃない。いいよ。はぐたん。」

 

えみるとルールーが止めようとするが、はなは笑顔でいいと言う。

 

さあや「お花みたいだね!」

 

アンリ「カラフルで綺麗だ。」

 

はぐたん「カリャフル!」

 

美姫「それにこの色も、何だかはな達を表してるみたいだよ。」

 

はぐたんの付けた手の跡は花のように見え、使った色からはな達を表しているようにも見えた。

 

はな「よーし、私達も!」

 

はな・さあや・ほまれもペンキを手に漬け、看板に手の跡を付ける。

 

ほまれ「大丈夫だよ。元々口に入っても大丈夫な絵の具使ってるから。」

 

美姫「三色じゃ寂しいし、二人もやったら?」

 

えみる「何でもダメと止めてはダメなのですね。・・・!またダメと・・・!」

 

ルールー「難しいです・・・。」

 

はぐたん「えみりゅ。」

 

えみる「なぁに?はぐたん?」

 

えみるがはぐたんに呼ばれて顔を近づけると、はぐたんはえみるの頬に手を当てる。

 

はぐたん「りゅー!」

 

今度はルールーにも手を当てる。

 

二人の頬に、赤と紫のはぐたんの手の跡が付いた。

 

えみる・ルールー「「はぐたん・・・。」」

 

ほまれ「イケてんじゃん。」

 

はな「よーし!二人も一緒に、芸術は爆発だーっ!」

 

えみる・ルールー「「はい!」」

 

はな達が看板に手の跡を付け、看板を彩らせて行く。

 

はぐたん「カリャフルー!」

 

はな「うん!」

 

看板は完成し、後は当日を待つだけだった。

 

その夜、ルールーが自分の部屋で、鏡を見てポージングする。

 

ルールー「アンリと美姫からレクチャーも受けましたし、何とかなりそうです。私はえみるを応援する。プリキュアになって欲しいから。それが、私に出来る事。」

 

同じ頃、えみるは鏡の前で笑顔の練習する。

 

えみる「スマイル!えみるだよ!緊張するのです・・・!」

 

恥ずかしさと緊張で、顔を赤くする。

 

えみる「けれど、ルールーと一緒に、頑張るのです!」

 

その様子を扉の間から正人が見て、スマホの画面を見る。

 

正人(女の子もヒーローになれる・・・。)画面には、リタのファッションショーの情報が映っていた。

 

そして、ファッションショー当日。

 

リタ「アンリ、あなたがコレクションのラストルックよ!」

 

アンリ「光栄だね。」

 

リタ「全てを超越する女神のイメージ、きっとあなたに良く似合う。」

 

一方廊下では、着替えを終えたえみるとルールーが、時間まで待っていた。

 

だがえみるはソワソワしてて、落ち着いて無かった。

 

ルールー「えみる、心拍数が上がっています。」

 

えみる「き、緊張なんかしてないのです!」

 

ルールー「大丈夫。一緒です。」

 

ルールーがえみるを抱き、大丈夫と伝える。

 

えみる「うん。ルールーと一緒なら、きっと大丈夫。ガンバルンバなので―――」

 

正人「えみる、何してるの?」

 

えみる「お、お兄様・・・。」

 

喋ってた途中で、正人が現れる。

 

正人「ビックリしたよ。ファッションショーに出るなんて。」

 

えみる「ええ・・・その、これは・・・」

 

正人「帰ろう。えみる。」

 

えみる「えっ?」

 

正人「何これ?女の子もヒーローになれる?おかしいよね。」

 

えみるに今日のファッションショーの情報が載ったスマホの画面を見せる。

 

正人「ヒーローって、男の為の言葉だよ。女の子は守られる側だよ。」

 

正人「言葉は正しく使わなきゃ。」

 

えみる「そ、それは・・・」

 

正人「女の子はヒーローにはなれない。」

 

そう言った直後、後ろからご注文はうさぎですか?シリーズより、主人公のココア及び千夜の高校制服の夏服の美姫がえみるの手を掴もうとした正人の手首を掴む。

 

美姫「またあなたですかか。しつこいですわね。」

 

正人「それはこちらの台詞ですよ・・・!」

 

美姫「何で女の子は、ヒーローになれないって決めつけるのでしょうか?誰の心にだって、ヒーローはいる。男女関係無いです。ついでにヒーローの意味を知ってますの?」

 

はな「そうだよ!誰の心にだって、ヒーローはいるんだよ!人の心を縛るな!」

 

現れたはなが正人に向かって叫ぶ。

 

美姫「同感ですわね。何でそんなにえみるちゃんから選択肢を奪おうとするのですか?」

 

正人「最悪だな、えみる・・・友達は選べっておじい様からも言われてるだろ?」

 

えみる「お兄様・・・」

 

はな「お兄ちゃん・・・?」

 

美姫「ええ。最低のね。それと、こっちの質問の答え、聞いて無いんですが?」

 

正人「離せ・・・!僕は兄としてえみるの為を思って・・・!」

 

正人が美姫に掴まれた手を離そうとするが、ピクともせず、女神効果による少しの身体強化から更に力を入れる。

 

美姫「何が兄としてですか・・・!ふざけるのもたいがいになさい!!」

 

叫びも共に手首を掴んだまま正人を壁に叩き付ける。

 

美姫「あなたがえみるちゃんにやっているのは、自分の価値観を無理矢理押し付けているだけですわ!えみるちゃんが逆らえないのをいい事に、押し付けないでください!えみるちゃんは、あなたのいいなりの人形ではなりません!あなたはお兄様でも何でもありません!!ただのお馬鹿ですわ!!」

 

本気で怒り、正人に兄失格だと告げる。

 

はな・えみる・ルールーは美姫の本気の怒りに驚き、正人はビクッと怯える。

 

正人(何だ!?彼女、ほんとに学生なのか?)「一応聞くが、君は学生服だが、年齢いくつなんだ?」

 

美姫「これでも元社会人ですわ!!」

 

正人「はぁ!?元社会人ってどういう事なの?」

 

美姫「言ってもあなたでは理解してくれるか、知りませんわ!!」

 

アンリ「それに美姫さんの言う通りだ。相変わらず君、つまらない事言うね。」

 

着替えを終えたアンリが控え室から出て、正人に向かって言う。

 

美姫(確かに意外と似合うかもしれませんわね・・・。容姿の悪い男子くんとかなら凄い罵倒されまくりですわね・・・)

 

冷静になる美姫はアンリを見て意外と似合うと呟く。

 

正人「若宮君・・・?何その恰好・・・?」

 

アンリ「ドレスだよ。」

 

正人「それは分かるよ。何でそれを君が着ているのかって聞いてるんだよ。」

 

アンリ「凄く素敵だって思ったからだ。」

 

正人「君、男だろ?」

 

アンリ「だから何?僕は、自分のしたい格好をする。」

 

正人「はぁ・・・!?」

 

アンリ「自分で自分の心に制約を掛ける。それこそ違う。人生の無駄。さあ、行くよ。」

 

美姫「ええ、そうですわね。これ以上掛かったらショーに遅れます。時間の無駄ですわ。」

 

正人から手を離し、美姫とアンリが会場へ向かう。

 

正人「えみる、ダメだ!」

 

えみる「ごめんなさいお兄様。私・・・」

 

えみるが二人の後を追って歩く。

 

美姫「野乃さん、ルールーさん、放っといて行きましょう。」

 

美姫に言われ、はなとルールーも後を追った。

 

会場が開場され、はぐたんを抱っこ紐で抱えたハリー(人間態)が最前列で待つ。

 

アンリ「トップバッター、よろしくね。」

 

えみる「はい・・・。」

 

ルールー「はい。」

 

ステージ裏でアンリがえみるの肩にギターを掛ける。

 

えみるとルールーは、トップバッターだった

 

一方はな達は、廊下の方にいた。

 

はな「さっきはビックリしましたよ。美姫さんでも、あんなに怒るんですね。でも、私も怒る気持ちは分かるよ。」

 

ほまれ「怒ってた?」

 

さあや「美姫さんが?」

 

はな「うん。さっき、えみるちゃんのお兄ちゃんが、えみるちゃんを強引に連れて帰ろうとしてたんだ。で、美姫さんが自分の価値観を押し付けるなとか、えみるちゃんはあなたの人形じゃないって叫んだの。凄い迫力だったよ。」

 

ほまれ「美姫さんでも怒る事があるんだ。」

 

さあや「意外でした。」

 

はな「それと物凄く怖かった・・・。」

 

ほまれ「そんなに?」

 

はな「思い出すだけで怖かったよ。」

 

はな達は話ながらステージの方へ向かった。

 

正人「何なんだよえみる・・・!何であんな楽しそうに・・・!若宮アンリ・・・!それにあの美姫って女も・・・!学生服着てたのに、元社会人とか言うし・・・どういう事だよ!?」

 

正人が悔しげに会場を後にする。

 

?「はぁ~い、君。」

 

正人「・・・?」

 

路地裏から一人の女性が現れて声を掛ける。

 

?「とってもナイスな顔してるわね。I get your トゲパワワ。明日への希望よ、消えろ!ネガティブウェーブ!」

 

手でハートマークを作り、ネガティブウェーブを放出させる。

 

正人からトゲパワワを取り出し、暗黒の雲のようなエネルギーに変える。

 

?「発注。オシマイダー。」

 

暗黒の雲が、サラリーマンオシマイダーを作り出した。

 

時間となり、トップバッターのえみるとルールーがステージに現れる。

 

ルールー「ルールー・アムール!」

 

えみる「愛崎えみる!私達の歌を、聞くのです!」

 

えみるが叫んだ直後、オシマイダーが現れ、会場から悲鳴が聞こえた。

 

美姫「この声・・・!」

 

さあや「オシマイダー!」

 

ほまれ「行こう!」

 

美姫「変身!」

 

はな・さあや・ほまれ「「「ミライクリスタル!」」」

 

はな・さあや・ほまれ「「「ハート、キラっと!」」」

 

はな・さあや・ほまれ「「「は~ぎゅ~!」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

アンリ「危ない!」

 

天井の破片がえみるとルールーの方へ落ち、アンリが跳びかかって二人を助ける。

 

オシマイダーがアンリを掴み、持ち上げた直後にエール達が現れる。

 

エトワール「アンリ!」

 

アンリ「遅いよヒーロー。これ、僕、お姫様ポジションにになっちゃってない・・・?」

 

エール「いいんだよ!男の子だって、お姫様になれる!」

 

エールが叫びながらオシマイダーの眼前に跳ぶ。

 

エール「メロディソード!フラワーシュート!」

 

メロディソードからフラワーシュートを放ち、オシマイダーが左腕で防ぐ。

 

ハリー「凄いトゲパワワの量や!」

 

ネオディケイド「だからどうしたって話だ!てやっ!!」

 

ネオディケイドが跳び、オシマイダーの右腕にキックを叩き込む。

 

アンリを掴んでた手が緩んで落下するが、ネオディケイドが抱き抱えて着地する。

 

ネオディケイド「大丈夫かアンリ?」

 

アンリ「はい・・・しかし、声を変えていたんですね。」

 

ネオディケイド「黙っててくれよ。」

 

アンリ「あれは・・・」

 

ネオディケイド「えみるの・・・」

 

二人が上を見上げると、トゲパワワを出し続ける正人が浮いてたのを気付く。

 

ネオディケイド「隠れていろ。」

 

アンリ「任せるよ。ヒーロー。」

 

アンリを降ろし、オシマイダーを迎撃する。

 

エトワール「はあっ!」

 

エトワールが壁を使って跳び、パンチを繰り出す。

 

アンジュ「やあっ!」

 

後ろからアンジュが両足蹴りを肩に叩き込む。

 

エール「だあああっ!」

 

エールが跳び、パンチを叩き込む。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ウィザード ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!」

 

ネオディケイドの身体を炎の魔法陣が覆っていき、フレイムスタイルへとカメンライドした。

 

エール「炎の魔法陣!?」

 

アンジュ「魔法使い!?」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ドライバーチェンジ!」

 

ネオディケイドライバーはリングホルダー付きウィザードライバーへと変わる。

 

?「あれが仮面ライダーディケイド・・・今のは魔法陣!?それにベルトそのものも変わったわ!!」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイルは一回転をして、左手の湯葉を見せる。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「俺は人々の絶望を希望に変える指輪の魔法使いさ!!」

 

えみる「指輪の魔法使いなのです!?」

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイル「さァ、ショータイムだ!」

 

ついでに画面上操作の呼び出し画面にて、ジャンヌを呼び出す。

 

近くにジャンヌが現れる。

 

エール「誰!?」

 

ジャンヌ「呼んだかな?」

 

アンジュ「あなたは!?上半身露出高めな魔法使いっぽいですけど!」

 

エトワール「杖も立派そうな物だよ!!」

 

ジャンヌ「私はジャンヌ!ひょんな事から、ディケイドの冒険メンバーだよ!魔法が当たり前の世界での僧侶だったけど、今は一応回復魔法も可能な黒魔導師だけどね。」

 

エトワール「黒魔導師?」

 

?「黒魔導師って何よ!?」

 

ジャンヌ「本来黒魔導師は攻撃魔法に特化した職業で、支援・回復系は対を為す白魔道師の役割なの!!」

 

エトワール「白魔道師の役割・・・。」

 

アンジュ「あなたの名前のジャンヌっていうのは?」

 

ネオディケイドウイザード フレイムスタイル「分かりやすく紹介データを示すかな。」

 

ジャンヌの紹介データが。

 

エール「ジャンヌ・・・さん。祖国はロモス、元はニセ勇者チームの一人で、ずるぼんという名だった。」

 

アンジュ「ニセ勇者!?なんだか魔王が出て来そうな世界ですね。」

 

ジャンヌ「いるのよ!魔王は!!大魔王バーンもきっと私の義理の弟の本体側が倒すはずだし!」

 

ハリー「義理の弟やて!?」

 

エトワール「大魔王バーン・・・。」

 

アンジュ「名前のジャンヌは、16世紀フランスの女性ヒーロー・ジャンヌ・ダルクから取ったものである。」

 

アンリ「なるほど・・・。女性ヒーロー・ジャンヌ・ダルクさん。確かにそういう記録はあるね。16世紀フランスのとある戦争を終わらせたという・・・。」

 

エール「そうなんだ!?」

 

えみる「ジャンヌ・ダルクさん。まさにヒーローなのです。ヒーローは英雄の意味があるのです!!女性が英雄やっても別におかしくないのです!!」

 

ルールー「16世紀 フランスの女性の英雄「ジャンヌ・ダルク」、今度調査しておきましょう・・・。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ジャンヌ・ダルクは女性ヒーローにして、ヒロインでもあるがな。兄貴が目を覚ましたら、この事言ってもいいだろ?」

 

アンリ「それもアリだね。彼が納得するかは別問題だけどね・・・。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ジャンヌ レベルアップの為の修行になるぞ!」

 

ジャンヌ「ええ!そうね!」

 

エール「レベルアップの為の修行!?」

 

アンジュ「修行相手としか見てない!?」

 

エトワール「何それ!?」

 

アンリ「修行相手なんだ・・・。」

 

えみる「修行相手なのですね・・・。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ジャンヌ 互いの属性同士での合体魔法でもやるかな?」

 

ジャンヌ「それも面白いわね・・・。合体した分一人より威力も倍になるし。」

 

ジャンヌは魔法書を開き、右の大型杖を掲げる。

 

すると、足元に魔法陣が展開される。

 

アンジュ「魔法陣が!?」

 

えみる「凄いのです!!」

 

ジャンヌ「風同士の合体でもしましょうか。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「すると、風同士で巨大竜巻となり、内部で真空が生み出され、かまいたちのような現象が起こるか・・・。ちょっとした実験をしよう。」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイルは画面上操作より、右手リングを交換、レバーを操作する。

 

ウィザードライバー「ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!ハリケーン プリーズ!フー!フー!フーフー、フーフー!」

 

下から風の魔法陣がせり上がり、ネオディケイドウィザード フレイムスタイルはハリケーンスタイルへスタイルチェンジした。

 

そして、レバー操作で、リングスキャン。

 

コネクトで右横に小型魔法陣を出現させ、ウィザーソードガンのガンモードを取り出す。

 

えみる「す、すごいのです!!」

 

ウィザーソードガンをソードモードにする。

 

ジャンヌも目の前に巨大竜巻を発生させ、ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイルはハンドオーサーを開く。

 

ハンドオーサー「キャモナ・スラッシュ・ストライク!」

 

リングスキャン。

 

ハンドオーサー「スラッシュストライク!フーフーフー!フーフーフー!」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイルはウィザーソードガン・ソードガンを振りかぶる。

 

ジャンヌ「はぁああ!!」

 

ジャンヌは巨大竜巻をオシマイダーに前進させ、ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイルはソードモードによる連続波動を竜巻に組み込んでいく。

 

竜巻内は複数の風の刃で入り乱れてた。

 

オシマイダーを飲み込み、竜巻の力で拘束しながらの複数の刃で、斬撃していく。

 

エール「ジャンヌさんとの見事な魔法連携だよ~~!!」

 

アンジュ「確かに・・・。」

 

エトワール「互いの風魔法による合体技みたいだね・・・。」

 

えみる「凄いのです・・・。」

 

ルールー「ほんとに~~。」

 

竜巻は消え去る。

 

風の刃の斬撃でダメージを受けたオシマイダーが仰向けに倒れるが、すぐに立ち上がる。

 

アンリ「そうか・・・。君も、苦しいのか。」

 

オシマイダーが苦しんでいる事に気付いたアンリがオシマイダーの方へ向かい、足元に抱きついた。

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイル「えっ?」

 

ルールー「オシマイダーを・・・ハグ・・・」

 

アンリ「ごめんね。けど・・・僕は君の為に僕を変える事は出来ない。」

 

オシマイダーがアンリをもう一度掴む。

 

アンジュ「アンリさん!」

 

アンリ「誰に何を言われたって構わない。僕の人生は僕の物だ!僕は僕の心を大切にする。だって、これが僕、若宮アンリだから!君も君の心をもっと、愛して。」

 

ルールー「自分を・・・愛する?」

 

動揺したオシマイダーがアンリを手から離し、アンリが落下するが、エールに助けられる。

 

アンリ「後は頼むよ・・・ヒーロー・・・。」

 

そう言い終えてから、気を失った。

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイル「ジャンヌ 雷でもやるか?」

 

ジャンヌ「出来るだろうね!!」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイルは左手リングを交換し、レバー操作。

 

ウィザードライバー「シャドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタチヘンシーン!ハリケーン ドラゴン!ビュー!ビュー!ビュービュー、ビュービュー!」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンスタイルは強化されたドラゴン形態へと。

 

ジャンヌは魔法陣を展開し、雷魔法「サンダー」を発動する。

 

ジャンヌは目の前に雲を生成していく。

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンドラゴンは右手リングを交換し、レバーを操作する。

 

ウィザードライバー「ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!サンダー プリーズ!」

 

ドラゴンの形をした雷撃を放出され、オシマイダーへ飛ばす。

 

ジャンヌも生成した雷雲から雷撃をオシマイダーへ飛ばし、二人は大ダメージを与える。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「ミライクリスタル!」」」

 

エール「エールタクト!」

 

アンジュ「アンジュハープ!」

 

エトワール「エトワールフルート!」

 

三人がメロディソードのボタンを押して演奏し、虹色のエネルギーを作り出す。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「心のトゲトゲ、飛んで行けー!」」」

 

エール・アンジュ・エトワール「「「プリキュア!トリニティ・コンサート!」」」

 

対象に向かって虹色のエネルギーを飛ばすトリニティ・コンサートを放つ。

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンドラゴンとジャンヌの雷が命中してからトリニティ・コンサートが命中し、巨大な木が作り出されてピンク・水色・黄色の花が咲き誇り、オシマイダーが浄化された。

 

ジャンヌは数レベルアップし、34くらいに上がる。

 

その直後、ドアが開き、オシマイダーを作り出した女性が現れた。

 

?「オーケー。ナイスファイトよ。」

 

アンジュ「あなたは・・・?」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンドラゴン「誰だ?」

 

ジェロス「マイネームイズ、ジェロス。通り掛かりよ。友情とか愛情とかそう言うの、吐き気がする程嫌いなね。」

 

ジェロスと名乗り、友情や愛情が嫌いと話す。

 

ジャンヌ「次はあなたが相手?」

 

ジェロス「おっと、今はノーセンキュー。本番はまだまだこれから。」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンドラゴンとジャンヌが武器と杖を構えるが、ジェロスに戦う気は無かった。

 

ジェロス「グッバイ。素敵な悪夢を見てね。キスキス。」

 

別れの挨拶をして姿を消した直後、ドアが閉まった。

 

ルールー「ジェロス・・・?クライアス社にそんな社員は・・・」

 

ネオディケイドウィザード ハリケーンドラゴン「けど、アイツがさっきのオシマイダーを生み出したと見ていいな。」

 

ジャンヌ「じゃあ、私はこれでね。」

 

エール「あっ はい!!」

 

ジャンヌは消える。

 

その後、無事にショーは始まり、二人は完璧にモデルをこなした。

 

正人「夢を見たんだ。」

 

ハリー「エエ夢だったみたいやな。」

 

正人「最悪だよ。けど、綺麗だったな。」

 

ハリーの隣に座った正人が言う。

 

えみる「女の子だってヒーローになれる。私はやっぱり、プリキュアになりたい。ルールーと一緒に。二人なら、出来ます!」

 

ルールー「はい。」

 

ルールーとえみるは、プリキュアになる決意を固めた。

 

ビューティーハリー 店内

 

はな「ファッションショー!だーい成功ー!お洋服、いっぱい貰えたし!」

 

さあや「ビューティハリーにだけどね。」

 

はなの後ろには、リタから貰った洋服が掛かっていた。

 

ハリー「こんなに安く仕入れさせて貰えて、毎度おおきに!大繁盛や!」

 

美姫「これだけの洋服を、あれだけ安くしてくれるなんて思いませんでしたわ。」

 

ハリー「あんさんのお陰もあるで美姫。」

 

えみる「はな先輩!私達決めました!」

 

ルールー「私達、二人でプリキュアになれるように頑張ります!」

 

ほまれ「二人で?」

 

えみる「はい!」

 

えみる・ルールー「「ふたりはプリキュア!」」

 

さあや「まあ素敵!」

 

はな「イイじゃんイイじゃん!きっと二人ならなれるよ!勿論、私達先輩を蔑ろにせず、もっと敬って―――」

 

ほまれ「どうしたの?」

 

ハリーの表情が曇ってる事にほまれが気付く。

 

美姫「あ、そう言えば確か、プリハートって後一個だったハズでは・・・」

 

はな「えっ?」

 

ハリー「美姫の言う通りや・・・。プリハート、残り一個しかあらへん・・・。」

 

ハリーが残り一つのプリハートを出す。

 

残ったプリハートは後一個。つまり、一人しかプリキュアになれないのだ。

 

えみる「ええ~っ!?」

 

はぐたん「いっしょー!えみりゅー!りゅー!」

 

えみるとルールーはプリキュアになる決意を固めたが、プリハートは残り一個しか無かったのだった。

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