仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

453 / 579
第437話「最大のピンチ! プレジデント・クライあらわる!」

ビューティーハリーでえみるとルールーが、順にミライクリスタル・ルージュとミライクリスタル・パープルを乗せたスプーンをはぐたんに近づけ、アスパワワを額の飾りに入れる。

 

えみる「はぐたん喜んでくれてるのです。」

 

はな「ミライクリスタルからアスパワワをあげる事は、プリキュアにとって、大切なお仕事なんだよ。」

 

ルールー「しかし、何故それがはぐたんの成長に通じるのか、分析不能。」

 

さあや「でも私は、ミライクリスタルあげるの歯固めみたいで好きだよ。」

 

えみる「歯固め?」

 

さあや「歯固めの石を使って、赤ちゃんに丈夫な歯が生えるように、元気に成長出来ますようにって願う儀式だよ。」

 

ほまれ「ああ、私もその時の写真、家にある。」

 

はな「はぐたん、元気に大きくなーれ!」

 

はぐたん「あーい!」

 

はな「はぐたーん、まんま食べようねー。」

 

はながはぐたんにご飯を食べさせる。

 

さあや「いっぱい食べられるようになったね。」

 

ほまれ「美味しいねー、きゃわたんですね~!」

 

ほまれがデジカメではぐたんを撮ろうとする。

 

ほまれ「?何これ?はぐたん、これ自分で撮ったの?」

 

撮った覚えの無い写真を見て、はぐたんに尋ねる。

 

はな「凄ーい!ほまれ、これキュアスタに上げよっ。」

 

ミライパッドに入ってる写真を見て、これまでの事を思い返す。

 

はな「こうして見ると、本当にはぐたん成長したね。」

 

ハリー「せやな。」

 

ハリーがそう言うと、真剣な表情に変わり、表情が変わった事にほまれが気付く。

 

美姫「でも、はぐたんだけじゃありませんわ。みんなだって成長してます。」

 

美姫がそう言った直後、下から『バゴン!』と言う音が聞こえた。

 

えみる「止まらないのです~!」

 

ルールー「制御不能。しかし、ポップコーンは幸せの香り。」

 

ポップコーンメーカーからポップコーンが溢れ出し、えみるが焦るのに対してルールーは真顔でポップコーンを食べ続けてた。

 

えみる「食べて無いで一緒に何とかして下さいなのです!」

 

ハリー「勘弁してくれや・・・。」

 

美姫「掃除しないと・・・。」

 

美姫とハリーがこれを見て苦笑し、掃除の為に下へ降りた。

 

ラヴィニエール学園 教室

 

あき「プリキュア、超大活躍だね!」

 

じゅんな「憧れる~!正義のヒーロー!」

 

教室では、プリキュアに関する話題で持ち切りだった。わずかにだが、ディケイドの事も話題になっていた。

 

ほまれ「はな。」

 

はな「分かってるってば。ホントヒーローは辛いぜ。」

 

ふみと「ひなせ、お前はどのプリキュアが好き?俺は断然、キュアエールさん!」

 

ひなせ「キュアエールか・・・。」

 

ふみと「さんを付けろよ。大人っぽいし、可愛いし、自分よりデカい敵に立ち向かって行くのがカッコいいんだよな~。」

 

ふみとのこの言葉を聞いたはなは、以前の出来事を思い出して表情を曇らせる。

 

ルールー「はな?」

 

はな「えっ?いやー!カッコいいとか、参っちゃ―――!はっ・・・!プリキュアって、素敵~!」

 

危うく正体を明かしそうになったのを気付き、誤魔化した。

 

ひなせ「プリキュアもいいけど、ディケイドも凄いよな。別のライダー達に姿を変え、状況によって戦い方を変えたりするし・・・」

 

あき「見た事ある・・・。ベルトにカードを差し込んで、効果発揮なんでしょ?ほぼワンパターンみたいなプリキュアとは戦い方が違い過ぎるわ・・・。」

 

ふみと「別のライダーになる度に声が別の男の声に変わるのが気になってたけど・・・。」

 

はな「私もそれ思ったね・・・。」

 

ルールー「そうですね・・・。」

 

あき「だよね!!」

 

放課後、はなが先頭を歩き、さあや達が後ろを歩く。

 

その中にえみるもいるが、ラヴィニエール学園は小等部と中等部が一貫になっているのだ。

 

はな「今日も一日、良い日でした~!ねえねえ、この後どうする?みんなで夏休みの予定とか、計画しちゃおう!」

 

さあや達の方を向き、両腕を広げてこの後どうするかを聞く。

 

ほまれ「次の大会の為に練習なんだ。」

 

さあや「私も撮影があって・・・。」

 

はな「えみるとルールーは?」

 

ルールー「えみるの家で、ギターを練習しようかと。」

 

えみる「お父様もお母様も、ルールーに会いたいと大騒ぎなのです。」

 

はな「そっかそっか。」

 

ほまれ「夏休みの予定は後で、プリハートで連絡取り合おう。」

 

はな「うん!フレフレみんな!頑張れー!」

 

さあや達と別れたはなは、池の辺りの岩に座り、スケッチブックに色んな職業の自分を描く。

 

はな「みんな、夢に向かって頑張ってるなぁ。私は・・・うーん・・・」

 

考え始めた途端、雨が降り出した、

 

はな「めちょっく~!ヤバヤバヤバ・・・!」カバンを持って一目散に駆け出す。

 

雨が降り続く中走り続け、屋根付きの休憩場を見つける。

 

ジョージ「大丈夫?」

 

はな「ありがとうございます。傘忘れちゃって・・・。」

 

ジョージ「僕もだ。」

 

到着した直後、ジョージからハンカチを差し出され、これを受け取って顔やカバンを拭く。

 

ジョージ「傘は嫌いなんだ。息苦しい。」

 

はな「空が・・・見えないから?」

 

ジョージ「そうかもしれないね。周りからは、大人なんだからそう言う所はしっかりしろと言われるけど。」

 

はな「そうかも。」

 

ジョージの言葉に、はなが笑う。

 

はなとジョージが隣に並んで座り、スケッチブックを広げる。

 

はな「大人か・・・。」

 

ジョージ「上手だね。君の夢?」

 

はな「うん。お花屋さんもいいし、デザイナーも気になるし、決められなくて。」

 

ジョージ「僕も夢があるんだ。」

 

はな「大人も夢を見るの?」

 

ジョージ「うん。理想の王国。そこでは皆が心穏やかに微笑みを絶やさない、花が咲き乱れる美しい国。」

 

はな「その夢、めっちゃイケてる!」

 

ジョージ「そう?」

 

はな「私も、そんな未来作りたいな。」

 

ジョージ「君は、素敵な女の子だね。」

 

はな「えっ・・・?」

 

ジョージからそう言われ、頬を赤くする。

 

はな「あーっ!虹!ねえ・・・!」

 

話してた間に晴れ、虹が出来ていたのを見てジョージに声を掛ける。

 

はな「あれ・・・?」

 

いつの間にかジョージは、この場からいなくなっていた。

 

はな「あの人・・・不思議な大人・・・。でも、また会えるといいな。フレフレ私。」

 

はながビューティーハリーが目に見える所で立ち止まり、ジョージから渡されたハンカチを見て笑みを浮かべる。

 

クライアス社あさぱぶ支社 会議室

 

ダイカン「チャラリートに続き、パップルまでも・・・!どいつもこいつも、なっとらん!私が行けば五分で終わる事を!」

 

クライ「その言葉に嘘は無いな!」

 

天井にプレジデント・クライが映り、ダイカンに向かって叫ぶ。

 

ジェロス「ダイカン部長のお仕事、チュートリアルをお願いしたいわ。」

 

クライ「必ずプリキュアを倒し、ミライクリスタルを手に入れるのだ!仮面ライダーディケイドの消去も忘れるな!」

 

ダイカン「分かりました社長。このダイカンが出撃すれば、必ず五分で終わる!」

 

リストル「頼もしい。」

 

あさぱぶ支社を出たダイガンが、スマホをいじる女性からトゲパワワが放出されるの見かける。

 

ダイガン「トゲパワワ発見。えっと・・・どうするんだったかな?」

 

ダイガンがオシマイダーの発注方法を思い出す。

 

ダイガン「明日への希望よ、消えろ!ネガティブウェーブ!」

 

両手からネガティブウェーブを放出させる。

 

女性からトゲパワワを取り出し、暗黒の雲のようなエネルギーに変える。

 

ダイガン「発注!オシマイダー!」

 

暗黒の雲が骸骨のキーホルダーに憑り付き、骸骨オシマイダーが作り出された。

 

オシマイダーに気付いたはな達が、急いで現場へ向かう。

 

美姫「変身!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ミライクリスタル!」」」 」」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ハート、キラっと!」」」」」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「は~ぎゅ~!」」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!」

 

エール「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

マシュリ・アムール「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

マシェリ「キュアマシェリ!」

 

アムール「キュアアムール!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

ダイガン「来たなプリキュア。ディケイド。」

 

エトワール「誰?」

 

アムール「あの人は・・・」

 

ダイガン「私の名前はダイガン。今までの雑魚社員とは一味違うぞ。私が登場したからには、五分で―――!いぎゃああああぁぁぁっ!」

 

その時、背後から光弾がダイガンに直撃した。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール・ナツ『!?』

 

マシェリ「な、何が起きたのです!?」

 

ネオディケイド「後ろからの攻撃・・・!?一体誰だ・・・!」

 

?「いやぁ、宣言通りとは恐れ入る。」

 

?「本当に、五分で終わったね。」

 

ダイガンの後ろから、シルクハットを被った壮年の男性が現れる。

 

?「いや、五秒だったかな?」

 

ダイガン「ドクター・・・トラウム・・・何故・・・アンタもクライアス社の・・・」

 

壮年の男性はダイガンと同じクライアス社の一員、ドクター・トラウムだった。

 

エトワール「どう言う事・・・?仲間なの・・・?」

 

ネオディケイド「仲間だってのは確かみたいだが・・・こんなあっさりなのか・・・!」

 

アンジュが倒れたダイガンに駆け寄ってしゃがむ。

 

アンジュ「しっかりして・・・!」

 

プリハートから光の球を出し、その光でダイガンを癒す。

 

ダイガン「ありがとう・・・。とても楽になった・・・。私も・・・もう一度・・・」

 

その言葉を最期に、ダイガンが消滅した。

 

トラウム「まさか宿敵であるプリキュアに癒されて退場とは、全く羨ましい。」

 

トラウマ「じゃなかった。何ともけしからん奴だ。」

 

エール「仲間じゃ・・・無かったの・・・!?」

 

トラウム「えっ?お嬢さん。三十過ぎた大人にはそんなの存在しないんだよ。」

 

エール「同じ会社で働いてたんでしょ!」

 

トラウム「彼は我が社のお荷物だったんだ。」

 

エール「お荷物・・・!?人を物扱いするな!」

 

トラウム「今週の、ビックリドンドンメ~カ~!」

 

自分の顔を模したメカに『猛』と書かれたチップを注入する。

 

トラウマ「発注!猛オシマイダー!」

 

小型のオシマイダーと社交ダンスを踊り、メカにダイカンのオシマイダーを挿入させる。

 

トラウマ「ピコっとね~。」

 

小型オシマイダーの持つスイッチを押し、ダイカンのオシマイダーを強化させた猛オシマイダーを作り出した。

 

アムール「オシマイダーが・・・パワーアップした・・・!何て禍々しい・・・!」

 

猛オシマイダーが飛んで突進し、エール達が跳んで避ける。

 

両目から火球を放ち、左右からアンジュとアムールが突っ込む。

 

だがパンチと両目からの火炎放射を受ける。

 

エトワール・マシェリ「「うああああぁぁぁっ!」」

 

二人に気を取られてたエトワールとマシェリの背後に突如現れ、パンチを叩き込まれる。

 

エール「はああああぁぁぁっ!だだだだだだだだっ!」

 

エールがラッシュを繰り出すが効かず、パンチを受けて吹き飛ぶ。

 

体勢を整えた直後に目の前に現れ、目から火球が放たれる。

 

火球を避け続けるも数が多く、一発が直撃して地面に叩き付けられた。

 

ハリー「プリキュア!」

 

はぐたん「ぷいきゅあ~!」やられるエール達を見たはぐたんが泣き出す。

 

エトワール「何て・・・パワー・・・!」

 

トラウム「さあディケイド、次は君の番だ。プリキュアとは違う力を持つ戦士の強さ、私に見せてくれたまえ。」

 

残るネオディケイドを見たトラウムが告げる。

 

ネオディケイド「仕方ない。見せてやるか!」

 

叫びと共にライドブッカーからライダーカードを取り出す。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ヒビキ」

 

ネオディケイドは青白い炎に包まれ、響鬼へとカメンライドした。

 

トラウム「ふむ、さっきの姿が大分変わったね。仮面ライダー達の一人かな?鬼かね・・・猛オシマイダー!」

 

トラウムの呼びかけと共に、猛オシマイダーが目から火球を連射する。

 

ネオディケイドライバー「アタックライド オンゲキボウ・レッカ」

 

音撃棒・烈火を装備し、火炎弾を発射していき、火球を自分の火炎へと取り込みそつつ、少し巨大化し、オシマイダーを直撃した。

 

トラウム「なんと・・・。」

 

その直後、今度は猛オシマイダーが背後を取り、パンチを繰り出す。

 

ネオディケイド響鬼は猛オシマイダーの股の間をスライディングして移動し、パンチを回避した。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ファイズ コンプリート」

 

ネオディケイドはファイズにカメンライドした。右手にファイズエッジを装備。

 

トラウム「今度は随分と機械的な仮面ライダーではないか!右手にはビーム剣を・・・。」

 

ネオディケイドライバー「フォームライド ファイズ コンプリート」

 

ネオディケイドファイズは装甲が展開し、アクセルフォームへと。

 

トラウム「装甲が・・・。」

 

ネオディケイドファイズ「確かに速いけどな―――!こっちの方が上だ!10秒間付き合えよ!!」

 

トラウム「10秒間!?それに声と話し方が完全に男だな・・・。」

 

左腕でのファイズアクセルのボタンを押す。

 

ファイズアクセル〈スタートアップ!〉

 

ネオディケイドファイズ アクセルフォームは突如1000倍で超加速し、ファイズエッジで猛オシマイダーを斬り裂いていった。

 

ついでにネオディケイドファイズ アクセルフォームの跳び蹴りが頭部に命中し、猛オシマイダーがよろける。

 

更に連続蹴りも叩き込み、最後に放ったキックで前に後ずさせた。

 

ファイズアクセル〈3 2 1 タイムアウト リフォメーション〉

 

10秒経過し、装甲が元に戻った。

 

トラウム「これはこれは・・・何とも予想外・・・。」

 

トラウムが驚愕して冷や汗を垂らす。

 

エール「ディケイドに負けてなんか・・・いられない・・・!」

 

エールが立ち上がろうとすると、近くに立っていた人物に気付く。

 

そこに立ってたのは、ジョージだった。

 

エール「危ない!今の内に逃げて!」

 

立ち上がったエールがジョージの前に止まり、逃げるよう促す。

 

ジョージ「君は、本当に素敵な女の子だね。」

 

エール「えっ・・・?」

 

ハリー「あの本は・・・!」

 

トラウム「遅いぞ社長。」

 

ネオディケイドファイズ「・・・!?」

 

エール「社長・・・?」

 

ジョージの持ってた本が、青白く光り出す。

 

ハリー「離れろ!エール!ソイツは・・・!」

 

ハリー「クライアス社の社長、ジョージ・クライや!」

 

何とジョージがクライアス社の社長、ジョージ・クライだった。

 

この場にクライアス社の社長がいた事に、エールだけで無くアンジュ達も驚愕する。

 

ジョージから距離を取ろうと走り出した直後、プリハートが飛んで行き、ミライクリスタルが外れてジョージの元へ飛んで行く。

 

更に技を放つ時用のミライクリスタルも飛んで行き、上に掲げたジョージの右手の真上に、時計回りに回転し出す。

 

ジョージ「この時を・・・待っていた。」

 

そう言うと同時に、エール達の変身が解けた。

 

ジョージ「君達がミライクリスタルを生み出し、アスパワワを集めてくれると、信じていたよ。」

 

ほまれ「ミライクリスタルを・・・!明日への希望を・・・!返して!」

 

ほまれがジョージに向かって跳ぶが、届かなかった。

 

ジョージ「ドクター。」

 

トラウムが懐から先端に赤い物体が付いた棒を取り出して投げ、ジョージがキャッチする。

 

ジョージ「明日への希望よ、消えろ!」

 

そう叫ぶと同時に手から棒が散らばり、ミライクリスタルに当たる。

 

赤い物体がミライクリスタルを覆うと、ミライクリスタルがトゲパワワで黒く染まる。

 

ハリー「はぐたん・・・!」

 

更にはぐたんの額の飾りも、点滅し出した。

 

ジョージ「想定通りだ。大きな希望程、破れた時の負の力が凄まじい。」

 

はな「どうして・・・?夢があるって・・・みんなが笑顔の国を作るって・・・話して・・・」

 

ジョージ「新たな苦しみが無ければ、皆笑顔でいられるだろう?だから、時間を止める。皆が笑顔のままで暮らせるように。共に終わらぬ、永遠を・・・!」

 

はな達がいた場所を中心にトゲパワワが放出され、世界の時が止ってしまった。

 

ジョージ「もう何も生まれない。永遠の幸せの始まりだ。」

 

ジョージ「・・・!」

 

泣き声が聞こえて下を向くと、はぐたんが泣いていた。

 

ジョージ「時が止まった中で動けるとは・・・。」

 

しかし、ネオディケイドファイズは動けるようだった。

 

ネオディケイドファイズ「一体何が・・・!」

 

ジョージ「君も動けたとは・・・。」

 

ネオディケイドファイズ「俺達以外の時が、止まっているのかよ・・・!?」

 

ジョージ「その通りだよ。」

 

ネオディケイドが周囲を見回し、自分達以外の時間が止まっている事に気付く。

 

ジョージ「君が動けるのは、どういう訳かな?」

 

ネオディケイドファイズはネオディケイドに戻る。

 

ネオディケイド「さあな・・・。」(おそらくすべての破壊者としての力でしょうけど・・・)

 

ネオディケイドが動けるのは、すべての破壊者としての力による物だと推測される。

 

すぐさまはぐたんの元へ向かってはぐたんを抱えるが、はぐたんは泣き続けてた。

 

ジョージ「君はあのピンク髪の女性なのだろう?」

 

ネオディケイド「だとしたら何だ?お前が、クライアス社の社長だとはな・・・!」

 

ジョージ「君には聞きたい事があったんだ。」

 

ネオディケイド「聞きたい事・・・?」

 

ジョージ「君は、誰なんだい?少なくとも我々のいた時代やこれまでの歴史には、仮面ライダーと呼ばれる戦士はいなかった。君は言わば、予期せぬ来客だ。たった一人で歴史を大きく変える力を持つ君は、一体何者なのかな?」

 

ネオディケイド「通りすがりの仮面ライダーだ・・・。」

 

ジョージ「君達は実に興味深い。どうだい?クライアス社へ来る気は無いかい?」

 

止まった時の中でも動けるネオディケイドとはぐたんに興味を持ち、クライアス社に誘う。

 

ネオディケイド「・・・その気は無いって言ったら?」

 

ジョージ「少し痛い目に遭って貰うよ。」

 

ディケイドがそう尋ねると、ジョージは人差し指を立て、そこから出たトゲパワワから、黒い無数の光線が放たれた。

 

ネオディケイド「くっ・・・!」

 

はぐたんを右手に抱えている為、ジョージに対しての攻撃がほとんど出来ず、攻撃を避けるだけで精一杯だった。

 

ネオディケイド「おわっ!」

 

足元を攻撃された事で体勢を崩されて吹き飛び、はぐたんが腕から離れてしまう。

 

ネオディケイド「しまった!」

 

ジョージ「まずは君からだ。おいで。」

 

はぐたんが闇の球体に入れられ、泣き叫びながらジョージの元へ引き寄せられる。

 

光線を避けるので精一杯で、ジョージの元へ跳ぶ事も出来ない。

 

はぐたん「な~つ~!ほまえ~!しゃあや~!えみゆ~!ル~ル~!」

 

はぐたん「ま~ま~!」

 

はぐたんの泣き声を聞いたはなの手が、一瞬動き出す。

 

かつてはなは、前に通っていたシャインヒル学園でイジメられていたクラスメイトを助けたが、今度は自分がそのターゲットにされ、助けたクラスメイトも助けようとせず、精神的に追い込まれていた。

 

引きこもったはなを見かねたすみれは「はなは間違って無い」と伝え、ラヴィニエール学園へ転入させた。

 

はな「はぐたーん!」

 

動けるようになったはながはぐたんの名を力強く叫ぶと、ミライクリスタル・ピンクを覆ってたトゲパワワが消えた。

 

そしてプリハートと共にはなの手元へ戻り、エールへ再度変身した。

 

エール「はぐたんを・・・泣かせるな!」

 

ジョージに向かって跳び、パンチを繰り出す。

 

避けられるが、はぐたんを抱きかかえ、ディケイドの傍へ着地する。

 

エール「はぐたん・・・。」

 

はぐたん「まま・・・!」

 

エールを中心にして時が戻り、エールのアスパワワがミライクリスタルを覆ったトゲパワワを消し、さあや達を再度プリキュアにさせた。

 

エール「はぐたんは、私達が守る!」

 

ジョージ「ドクター、後は頼むよ。」

 

トラウム「全く、人使いが荒い社長だ。」

 

本を閉じ、トラウムに後を頼ませる。

 

エール「待って!」

 

ジョージ「また会えるよ。それと、君の名前を教えて貰えないかな?」

 

ディケイドの方を向き、名前を聞く。

 

ネオディケイド「仮面ラ―――」

 

ジョージ「変身前の名前だよ。」

 

ネオディケイド「美姫・・・神城美姫だ。」

 

ジョージ「かみじょうみき君か。苗字や名前としては書き方はどう書くんだい?」

 

ネオディケイド「神様のお城と書いて「かみじょう」、美しき姫様と書いて「みき」だ。」

 

ジョージ「苗字も名前も洒落てるね、その名前、覚えておくよ。」

 

そう言い、ジョージは瞬間移動して姿を消した。

 

トラウム「さてと・・・行け!猛オシマイダー!」

 

猛オシマイダーが突進すると同時に、エール以外のプリキュアが跳ぶ。

 

エトワール「はあっ!」

 

アンジュ「たあっ!」

 

前後からアンジュとエトワールがキックを繰り出す。

 

マシェリ・アムール「「はあっ!」」

 

エール「だあっ!」

 

猛オシマイダーの火球を避け、下からマシェリとアムールがアッパーを叩き込み、上からエールがダブルパンチを繰り出す。

 

ネオディケイドは画面上操作にて、ネオディエンドライバーを出現させ、とあるカードを装填。

 

ネオディエンドライバー「カメンライド ブレイド」

 

アンジュ「銃にカードを装填・・・。」

 

銃口から変身前の剣崎和真の衣装ありの影ではなく、ブレイド自身を召喚した。

 

ハリー「な、何やて!?」

 

エトワール「仮面ライダーを召喚した!?」

 

ネオディケイド「もう一丁行くぞ。」

 

ネオディケイドライバーにカード装填。

 

ネオディケイドライバー「ファイナルフォームライド ブ ブ ブ ブレイド」

 

ネオディケイド「ちょっとくすぐったいぞ!」

 

ブレイドの背に両手を接触させ、超絶変形させていく。

 

ブレイドは巨大な剣・ブレイドブレードへと変わった。

 

エール「ええェェ!?」

 

アンジュ「巨大な剣に!?」

 

エトワール「す、凄い・・・。」

 

アムール「仮面ライダー自体を巨大な剣に変えるなんて・・・。」

 

マシェリ「凄いのです!?」

 

ネオディケイドは右手にブレイドブレードを構える。

 

ネオディケイド「はっ!ふっ!はっ!やっ!だあっ!」

 

振り回すように斬り付け、跳び蹴りを叩き込んで猛オシマイダーを仰向けに倒す。

 

ハリー「プリキュア!ディケイド!行ったれ!」

 

トラウム「おやお前は・・・」

 

トラウムがハリーに気付き、ハリーが警戒心を向ける。

 

トラウム「小賢しいな。」

 

猛オシマイダーが起き上がると同時に、ローズ・ネイビー・オレンジのミライクリスタルから光が放たれ、その光がエール・アンジュ・エトワールに降り注ぐ。

 

アンジュ「ミライクリスタルが・・・!」

 

エトワール「私達に力を・・・!」

 

ハリー「行ったれ!」

 

エール・アンジュ・エトワール「「「はああああぁぁぁっ!」」」

 

エール・アンジュ・エトワールが猛オシマイダーに向かって跳び、ラッシュを繰り出す。

 

ネオディケイド「はっ!ふっ!はっ!やっ!だあっ!」

 

下からはネオディケイドがブレイドブレードで何度も斬り掛かる。

 

四人の攻撃が、猛オシマイダーの装甲を砕いた。

 

トラウム「あっ!私の開発したメカが!うわっ!」

 

猛オシマイダーの破片が落ちて来るが、どうにかやり過ごす。

 

エール「アムール!マシェリ!」

 

ネオディケイド「行くぞ!」

 

マシェリ・アムール「「はい!」」

 

ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ブ ブ ブ ブレイド」

 

ネオディケイド「はぁあああ~~~はァああああ!!」

 

右腕に振りかざし、振り下ろして、 長大化した光の刃「ディケイド・エッジ」を発動。

 

マシェリ・アムール「「ツインラブギター!」」

 

マシュリ・アムール「「ミライクリスタル!」」

 

ツインラブギターにルージュとバイオレットのミライクリスタルをセットする。

 

アムール「アーユーレディ!」

 

マシェリ「行くのです!」

 

ツインラブギターを使い、演奏を始める。

 

マシェリ・アムール「「届け!私達の愛の歌!」」

 

アムール「心のトゲトゲ!」

 

マシェリ「ズッキュン撃ち抜く!」

 

マシェリ・アムール「「ツインラブ・ロックビート!」」

 

マシェリとアムールがツインラブギターを持ち替え、二人同時に赤と紫のハート型エネルギーを放つツインラブ・ロックビートを放つ。

 

ディケイド・エッジが命中した所にツインラブ・ロックビートが命中し、猛オシマイダーが浄化された。

 

アムール「愛してる!」

 

マシェリ「センキュウ!」

 

トラウム「年寄りを労る気持ちは無いのかね!」

 

トラウムが悔しがってそう叫び、瞬間移動して引き上げた。

 

ブレイドブレードを手放すと、元のブレイドに戻り、

 

ブレイド「じゃあな。」

 

ブレイドは挨拶し、消えた。

 

クライアス社本社 社長室

 

ジェロス「お帰りなさい。クライアス社代表取締役社長、プレジデント・クライ。」

 

ジェロス「いかがでしたか?」そう尋ねると、クライが笑い出す。

 

ジョージ「面白くなって来た・・・!」

 

映し出された画面に、エールとディケイドが映し出される。

 

ジョージ「計画は上方修正だ。世界にはまだアスパワワが溢れている。未来へ向かう物語・・・その道筋を描くのに正しいのは僕か・・・君達か。」

 

同じ頃、リストルがある場所に着く。

 

ビシン「やっと・・・来てくれた。」

 

そこは牢屋で、その前の牢には、全身を拘束された少年の姿をした幹部・ビシンが入ってた。

 

リストル「ビシン、お前の出番だ。」

 

ビシン「いいの?僕、全部壊しちゃうよ?」

 

リストル「頼もしい。」

 

ビューティーハリーの外の階段に、ハリーが座って手に乗せたある物を見る。

 

ハリー「ミライクリスタル・ホワイト・・・何で力が戻らんのや・・・。未来っちゅうのは、思う通りにならんモンやな・・・。けど、良かったんかもな・・・。そのお陰で、クライアス社からも見つからへん。」

 

ハリーの手に乗っていたのは、なんとミライクリスタル・ホワイトだった。

 

ハリー「これが・・・力を取り戻したら・・・。」

 

ほまれ「・・・大丈夫?」

 

ハリー「いいっ!?」

 

買い物から戻ったほまれが大丈夫かと尋ね、驚いたハリーがミライクリスタル・ホワイトをポケットに隠す。

 

ハリー「何やお前・・・!ビックリさせるなや・・・!」

 

ほまれ「はぁ?何なの?心配してたのに。」

 

ハリー「えっ?」

 

ほまれ「何かアンタ、最近元気無いって言うか。HUGMANでちょっとキツイ事言っちゃったかなとか・・・」

 

ハリー「大丈夫や。ありがとさん。」

 

言ってた途中で、立ち上がったハリーがほまれの頭を撫でる。

 

ほまれ「無理矢理は聞かない。」

 

ほまれ「けど、マジでキツい時は、一人で抱え込まないで。それだけは約束して。」

 

そう言ってから小指を立てる。

 

ハリー「分かった。」

 

そう言い、ほまれと指切りを交わした。

 

ビューティーハリー 店内

 

ルールー「クライアス社は、これからもミライクリスタルを狙い、この世界のアスパワワを奪いに来ると思われます。」

 

さあや「きっとどんどん敵も強くなる・・・。美姫さんばかりに頼る訳には・・・。」

 

えみる「私達はどうすれば・・・。」

 

はな「これまで通りだよ!」

 

立ち上がったはなが、タンバリンを叩いてそう言う。

 

えみる「はな先輩?」

 

はな「私の十三歳の夏は、一回だけなんだもん!はぐたんと一緒に、新しい楽しい事、いーっぱいする!キュアスタを想い出で、いーっぱいにする!クライアス社なんかに負けない!私達のアスパワワは、無限大!だーっ!」

 

はぐたん「だーっ!」

 

さあや「はぐたん・・・。」

 

はぐたんも反応してタンバリンを叩く。

 

さあや「そうだね。うん!」

 

美姫「野乃さんの言う通りですわ。これまで通り日々を過ごして、クライアス社に立ち向かう。それだけの事です。」

 

ハリー「せやな。」

 

ほまれ「ルールー!えみる!ギター弾いて!」

 

えみる「オッケーなのです!」

 

ルールー「練習の成果、お見せします。」

 

えみるとルールーがギターを弾き、その音に合わせてはぐたんがタンバリンを叩き、はな達が笑顔を見せる。

 

ハリー(ホンマ凄いな・・・。お前らは・・・。)

 

ジョージ・クライが姿を現し、一同はこれからを不安に思っていたが、はなの元気いっぱいな言葉で、いつもの笑顔を取り戻したのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。