仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

455 / 579
第439話「夏祭りと花火とハリーのヒミツ」

パップル「あなた達には才能がある!」

 

ダイガン「五分で国民的アイドルになれる!」

 

チャラリート「動画一千万再生だって夢じゃない!」

 

チャラリート・パップル・ダイガン「「「是非!うちの事務所に!」」」

 

公園でチャラリート・パップル・ダイガンが、えみるとルールーを改めてスカウトする。

 

ルールー「お断りします。」

 

えみる「これから大事な用事があるので、それどころでは無いのです。」

 

えみるとルールーは断り、大事な用事があると言ってこの場を後にする。

 

パップル「諦めないわよ・・・!嬢ちゃんの方も・・・!」

 

だがパップル達は諦めては無かった。

 

ちなみに二人をスカウトする少し前に美姫もスカウトしたが、当然断られた。美姫はロザリオとバンパイアの陽海学園の冬制服を着用していた。靴下と革靴も指定物である。

 

輝木家

 

ちよ「はい、出来た。」

 

ほまれ「ありがとう、お祖母ちゃん。」

 

祖母のちよがほまれに浴衣を着させ終える。

 

ちよ「昔を思い出すわ。この浴衣を着て、おじいさんとお祭り行ってたのよ。」

 

ほまれ「えっ?そうなの?」

 

ほまれの着てる浴衣は、ちよが昔着ていた物だった。

 

ちとせ「ふああ・・・。おはよう・・・。」

 

ほまれ「お母さん。」

 

ほまれの母親のちとせが両腕を上に伸ばしながら入る。

 

ほまれ「これからお仕事?」

 

ちとせ「うん。駅前の建築現場。お母さん今日もクレーンで、ガンガンビル建てちゃうよー。」

 

ちとせはクレーンの操縦士で、これから仕事だった。

 

ちとせ「良い・・・!可愛いわほまれちゃん・・・!」

 

ほまれ「そ、そうかな・・・。」

 

浴衣姿のほまれを見て可愛いと褒め、ほまれが照れる。

 

ちとせ「あっ、ちょっと待って。」

 

ほまれに星型の髪飾りを付ける。

 

ちとせ「これでもっと可愛くなった!」

 

ほまれ「ありがとう。」

 

今日ははぐくみ神社の夏祭りの日で、みんなで行く事になっていたのである。

 

はな「ほまれー!」

 

さあや「ここだよー!」

 

ほまれが待ち合わせ場所の階段に来ると、先に来ていた浴衣姿のはなとさあやが呼び掛ける。

 

ほまれ「あっ、いたいた。」

 

ハリー「全員集合やな。」

 

えみるとルールーだけで無く、美姫とはぐたんを抱っこ紐で抱えたハリー(人間態)も浴衣姿で先に来ていた。

 

はな「はぐたん、浴衣きゃわたん・・・!」

 

ハリー「みんなもエエ感じやで!」

 

ルールー「ビューティーハリーが、浴衣レンタルを始めてくれたお陰です。」

 

ハリー「こちらこそ、毎度ハリーやで。」

 

美姫「お客さまいっぱい来てましたわね。」

 

ほまれ「何ふざけてんの?」

 

ハリー「おっ?ほまれ、その浴衣・・・」

 

ほまれ「言ったでしょ?私は家にあるの着て来るって。」

 

ハリー「ごっつエエ感じやん。髪飾りもよぉ似おうとる。中々のコーディネートやで。」

 

ほまれ「な、何それ!?みんな行くよ!」

 

はな「よーし!それじゃ夏祭り・・・!」

 

ルールー「みんなで楽しみましょう。」

 

はな・えみる「「おーっ!」」

 

ほまれが呼び掛けてから、はな達が階段を上がる。

 

ハリー「おいおい・・・。」

 

美姫「お祭りはテンションが上がるものですわ。」

 

ハリー「はぐたん・・・。」

 

はぐたんが笑いながら、ハリーのチェーン状のネックレスに触れる。

 

ネックレスに触り、昔の事を思い出す。

 

美姫「ハリー?」

 

ハリー「おおすまん・・・!今行く・・・!」

 

美姫の呼びかけに反応し、二人も階段を上がった。

 

クライアス社あさぱぶ支社 通路

 

ビシン「ドクター・トラウム。」  

 

トラウム「ビシン。」

 

通路を歩くトラウムに、ビシンが呼び掛けて足を止めさせる。

 

ビシン「ちょっとお出かけしていいかな?」

 

トラウム「彼に会いに行くのかな?」

 

トラウムの言葉に、ビシンは悲しげな表情を浮かべた。

 

階段を上がり終えたはな達の目に、様々な屋台が映る。

 

ハリー「沢山あるな。」

 

ルールー「はぐくみ神社の夏祭りは、花火が名物なんですよね?」

 

さあや「日が暮れたら打ち上がるから、それまでに出店回っておこう。」

 

ほまれ「どれから行く?」

 

パップル「お嬢ちゃん達~!くじ引きやってかな~い?」

 

はな「パップル・・・!?」

 

すぐ傍のくじ引きの屋台から、パップルが呼び掛ける。

 

えみる「何してるのですか?」

 

パップル「事務所の資金稼ぎよ。」

 

はぐたんがある物を指差して声を上げる。

 

はな「はぐたん?」

 

はぐたんが指差してたのは、ピンクの熊のぬいぐるみだった。

 

はな「これかーっ!狙うは一等のクマさん人形!とりゃーっ!来い来い来い来ーいっ!」

 

はながぬいぐるみを指差し、一等であるこれを当てようとクジを引く。

 

だが出したクジの結果はハズレだった。

 

美姫「ハズレでしわね。」

 

はな「めちょっく・・・!」

 

パップル「はい残念賞。」

 

残念賞のティッシュをはなに渡す。

 

はな「もう一丁!」

 

さあや「大丈夫?もう五回連続残念賞だよ?」

 

ほまれ「お小遣い使い切る気?」

 

はな「いっ・・・!」

 

これまで五回行い、全部残念賞だった。

 

パップル「えみるちゃんとルールーがウチの事務所に所属してくれたら、いくらでもあげちゃうんだけどなー。」

 

パップル「嬢ちゃんでも全然いいわよ。」  

 

美姫「賄賂じゃありませんかそれは・・・。」

 

パップルがえみる・ルールー・美姫にそう伝え、えみるとルールーが複雑な表情を浮かべ、美姫は呆れた表情で賄賂と言う。

 

ひなせ「僕にやらせて下さい!」

 

ふみと「お前、それ全財産・・・!」

 

そこへひなせとふみとが現れ、ひなせが自分がやると言って五百円玉を出す。

 

はな「ひなせ君・・・!ふみと君・・・!」

 

ひなせ「来い・・・!」

 

全財産使い、クジを引く。

 

クジを五つ出すと、その中に一等が入ってた。

 

パップル「い、一等大当たり~!」

 

ひなせ「どうぞ・・・!」

 

はな「でもこれ、ひなせ君の・・・」

 

当てた熊のぬいぐるみを、はなに差し出す。

 

ひなせ「僕の気持ち・・・だから・・・」

 

はな「ありがとう。」

 

微笑んで熊のぬいぐるみを受け取り、ひなせが喜ぶ。

 

はな「ほら、お兄ちゃんがはぐたんの欲しかった人形、取ってくれたよ。」その直後、背後のはぐたんに熊のぬいぐるみを見せて渡した。

 

ひなせ「えっ・・・?あ、そう言う事・・・。」

 

パップル「ドンマイ。」

 

美姫「あの、ごめんなさい言わなくて。」

 

はな「記念にみんなで撮るよーっ!お願いします。」

 

カメラをチャラリートに渡し、さあや達の元に行く。

 

チャラリート「はい、チャラリーズ。」

 

チャラリートがこの場にいた全員の写真を撮る。

 

はな「次の出店行ってみよー!」

 

次は射的に向かい、さあやとルールーがゲーム機に狙いを定める。

 

ちなみにこの射的はダイガンが出していた。

 

ダイガン「景品を当てられるものなら当ててみろ!」

 

ダイガンが笑いながら言う。

 

ルールー「弾の威力と空気抵抗を踏まえて、最適な発射角度を算出。」  

 

さあや「三十五度ね。」

 

二人が三十五度の角度に合わせて同時に弾を放って同時に命中させ、ゲーム機を倒した。

 

美姫「おおっ。」

 

ダイガン「何と・・・!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「やったぁ!」」」」」

 

ここでも写真を撮ってから、次の店へ向かう。

 

今度はチャラリートの出してた型抜きに訪れる。

 

チャラリート「型抜きどうっスかー!」

 

えみる「みんなで競争するのです!」

 

みんなで型抜きをするが、えみるが失敗する。

 

えみる「割れちゃったのです・・・!」

 

ルールー「私もです・・・。」

 

はな・さあや「「私もー・・・。」」

 

その前にはな・さあや・ルールーも失敗していた。

 

ほまれ「後ちょっと・・・!」

 

ハリー「負けへんで・・・!」

 

まだ失敗していないほまれとハリーが続ける。

 

さあや「二人とも頑張って!」

 

はな「フレー!フレー!」

 

横からハリーの顔を一瞬見たほまれが手を止め、さあやが察する。

 

ハリー「よっしゃ!俺の勝ちや!」

 

手を止めてた間に、ハリーが成功して先に終えた。

 

ほまれ「今の無し!」

 

一方美姫は、まだ型抜きを続けていた。

 

はな「これ、私達がやった型抜きより難しそう・・・。」

 

美姫がやっているのは、はな達のよりも難しい物だった。

 

美姫「頑張りなさい・・・頑張りなさい美姫・・・無駄に器用なその手先を、全世界に見せつけるのです・・・!」

 

ハリー「見てるのはワイらだけやけどな。」

 

美姫「・・・よし!」

 

少ししてから、型抜きに成功した。

 

チャラリート「凄ぇな美姫ちゃん!これ、ウチの中じゃ一番難しい奴なんだぜ!」

 

さあや「凄いです美姫さん!」

 

ルールー「流石です。」

 

美姫「あー、目と手が疲れましたわ・・・。」

 

正人「えみるも来てたのか。」

 

えみる達を見かけた正人が声を掛ける。

 

えみる「お兄様・・・!」

 

ほまれ「アンリ・・・」

 

傍にはアンリも一緒だった。

 

正人「楽しそうだな。」

 

えみる「はい。」

 

ハリー「もう一回勝負するか?」

 

ほまれ「勿論・・・!」

 

ハリーともう一度勝負しようとするほまれを見たアンリが、フフッと笑う。

 

ほまれ「何?」

 

アンリ「いや、いいんじゃない?」

 

そう言うと、正人とこの場を後にした。

 

しばらくしてから日も傾き、暗くなり始める。

 

さあや「大分日が落ちて来たね。」

 

ほまれ「そろそろ花火の場所取りする?」

 

美姫「時間が近くなるといい場所取られますし、今が丁度良いね。」

 

ルールー「困りました・・・。」

 

ほまれ「どうしたの?」

 

ルールー「私・・・私・・・まだまだ出店を堪能し切れていません・・・!」

 

ほまれ「それでもまだ足りないの!?」

 

ルールーは綿あめの他に、タコ焼きや食べ物の入った袋などを持ってた。

 

えみる「私も同感です、ルールー。」

 

はな「私ももっと食べたいー!」

 

ハリー「んじゃ、俺とはぐたんが先場所取っとくわ。この上が見晴らしエエやろ。」

 

ハリーが自分が場所を取っておくと言い、上を指差す。

 

ほまれ「良さそう。私もお腹いっぱいだから、一緒に行くよ。」

 

はな「じゃあお店行こう。えみる。ルールー。」

 

えみる・ルールー「「はい!」」

 

はな・えみる・ルールーが下へ降りて出店へ向かう。

 

美姫「私ももう少し回りましょうか?」 

 

さあや「それでしたら、一緒に回りませんか?」

 

美姫「そうですわね。そうしましょうか。」

 

さあや「はい。」

 

美姫「ではハリー、輝木さん、場所取り任せましたわ。」

 

ハリー「おう。」

 

さあやと美姫も下に降り、出店へ向かった。

 

ほまれとハリーが階段を上る。

 

ハリー「長い階段やなー。疲れたら言えよ。」

 

ほまれ「大丈夫。鍛えてるから。」

 

はぐたんがぐずり出し、ハリーが足を止める。

 

ハリー「お?虫刺されか?」

 

虫刺されだと確認し、塗り薬をはぐたんの腕に塗る。

 

ほまれ「前から思ってたけど、ハリーって結構、赤ちゃん慣れしてるよね。」

 

ハリー「ん?まあ、昔沢山子供の面倒見とったからな。」

 

ほまれ「親の代わりに?」

 

ハリー「俺、両親の顔知らんねん。」

 

ほまれ「えっ?」

 

ハリー「物心ついた時には、一人やった。いわゆる、孤児って奴やな。」

 

ハリーは両親の顔を知らない孤児だった。

 

ハリー「しばらく未来の町の隅っこで、同じ境遇の仲間と暮らしとったんや。その日その日を生きてくだけで、精一杯やったな。子供達は毎日元気でイタズラばっかりしおって、楽しかったな。」

 

ほまれ「そうなんだ。守ってくれる人がいるって、マジありがたいって思うよ。」

 

ハリー「?」

 

ほまれ「余り言って無いんだけど、家、私が小さい頃に両親が離婚してて、ずっと、お母さんの実家で暮らしてるんだ。」

 

ハリー「そうなんか・・・。」

 

ほまれの両親はほまれが小さい頃に離婚し、ほまれは千歳に引き取られ、千歳の実家で暮らしていた。

 

ほまれ「お父さんがいた時に好きになったスケートを、続けていいってお母さんが言ってくれたんだ。練習を休んでいた時も、何も聞かずにいてくれた。今はスポーツ特待生で、学校にリンクもあるけど・・・だからこそ、早く試合で結果を出して、安心させたい。私は・・・私を支えてくれる人の為にも、私のなりたい私になるって決めてるんだ。」

 

ハリー「大したモンや。」

 

ほまれ「そんな事無いよ・・・。」

 

ハリー「そんな事ある。俺な・・・実は・・・」

 

?「見ーつけた。」

 

ハリーが真剣な表情で大事な事を話そうとしたその時、上から声が聞こえた。

 

ほまれ・ハリー「「・・・?」」

 

ほまれとハリーが上を見ると、ビシンが階段に座ってそこにいた。

 

ハリー「お前は・・・!」

 

ビシン「久しぶり、ハリー・・・。」

 

階段から立ち上がり、ハリーに久しぶりと言う。

 

ハリーとビシンは、昔馴染みの関係だった。

 

ビシン「迎えに来たよ、ハリー。」

 

ハリー「ビシン・・・。」

 

ほまれ「知り合い?」

 

ハリー「はぐたんを頼む。」

 

ほまれ「えっ・・・!?」

 

ほまれにはぐたんを預ける。

 

ハリー「これは・・・俺の問題や。お前の目的は俺やろ!来い!」

 

ビシンに向かってそう叫び、妖精に戻って横の森に入る。

 

ビシン「追いかけっこかい?ハリー。」

 

ビシンが笑って宙に浮かび、木から木へ跳んでハリーを追う。

 

ほまれ「ハリー!」

 

ほまれもハリーとビシンを負う。

 

ルールー「トゲパワワです!」

 

えみる「急ぐのです!」

 

ルールーが山の上からのトゲパワワに気付き、はなとえみると向かう。

 

はな「ちょっと持ってて!」

 

途中ではなが持ってたリンゴ飴をひなせに預ける。

 

三人が移動する最中にさあやと美姫を見つけ、三人が二人のすぐ傍で足を止める。

 

さあや「どうしたの?」

 

ルールー「トゲパワワです・・・!」

 

美姫「分かりましたわ、行きましょう!」

 

さあやと美姫も加え、トゲパワワの発生した場所へ向かう。

 

ハリーとビシンの追いかけっこが続く。

 

ビシン「待ってよ、ハリー!」

 

ビシンが笑って跳びながら腕を振り、エネルギー刃を飛ばす。

 

ハリーは走りながら避け続けるが、運悪く当たってしまい、吹き飛んで倒れる。

 

ほまれ「ハリー!」

 

ハリー「ほまれ・・・!」

 

はな「いた!」

 

前の方にほまれが現れ、反対側からははな達が現れる。

 

ハリー「何で来たんや!」

 

美姫「ルールーがトゲパワワに気付いたから来たんだ!」

 

ハリーのすぐ傍にビシンが着地し、ハリーを掴み上げる。

 

ビシン「せっかく僕を彼女達から引き離そうとしたのに、無駄だったねハリー。大体何で、プリキュアとディケイドなんかと一緒にいるのさ。こんな奴ら早く倒しちゃえばいいのに。」

 

さあや「何を言ってるの・・・?」

 

ハリー「誰が、そないな事・・・!」

 

ハリーが叫んだ直後、ビシンがハリーを強く握る。

 

ビシン「そうしたら、クライアス社も、裏切ったハリーを許してくれるでしょ?」

 

ルールー「クライアス社・・・!?」

 

はな「どう言う事・・・!?」

 

ビシン「ハリーから何も聞いて無いの?そりゃそうか。プリキュアとディケイドに言える訳無いよね。いいよ。教えてあげる。」

 

美姫「その前に、名前位言ってもいいんじゃありません?」   

 

ビシン「僕はビシン。僕とハリーは、未来で一緒に暮らしていた仲間なんだ。」

 

ビシンが名乗り、ハリーとは一緒に暮らしてた事を告げる。

 

ほまれ「まさかアンタ・・・!ハリーの言ってた・・・!」

 

ビシン「そして僕らは、プレジデント・クライにスカウトされた。」

 

さあや「それって、ハリーが・・・!」

 

美姫「クライアス社の・・・!」

 

ビシン「そう。クライアス社の社員だったって事さ。」

 

なんとハリーは、クライアス社の元社員だった。

 

えみる「う、嘘なのです!」

 

ビシン「嘘なんかついてどうするのさ?それにしても、知らない内に随分腑抜けになったね。ハリー。・・・?その首輪、未来じゃしてなかったよね。」

 

ハリーの首に付いた首輪に気付き、人差し指を向けてトゲパワワを放つ。

 

首輪が砕け、ハリーがビシンの手から離れて地面に落ちる。

 

ほまれ「ハリー!」

 

ほまれが近寄ろうとしたその時、ハリーからトゲパワワが放たれる。

 

美姫「トゲパワワ・・・!?」

 

ハリーから大量のトゲパワワが放出されると同時に、巨大化して姿が変貌して行く。

 

ルールー「これは・・・!」

 

はな「ハリーに何をしたの!」

 

ビシン「本当の姿に戻しただけさ。」

 

さあや「えっ・・・!?」

 

美姫「あの首輪は、ハリーのトゲパワワを抑える為の物でしたのね・・・!」

 

ハリーはかつて、クライアス社に改造手術を受けられ、現在の姿にされた。

 

ビシン「クライアス社は凄いんだ。一回手術を受けただけで、食べ物も寝る所も凄い力も全部くれたんだよ!」

 

えみる「凄い力って・・・!」

 

ルールー「改造されたのですか・・・!?」

 

ビシンもハリー同様、クライアス社に改造手術を受けた存在だった。

 

ビシン「そうだよ。さあハリー、手土産にプリキュアとディケイドを倒して帰ろう!」

 

ハリーがはな達に向かって跳びかかり、右の前足の爪を振り下ろす。

 

美姫「変身!」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

ネオディケイドに変身し、ライドブッカーでハリーの足の爪を防ぐ。

 

ネオディケイド「今だ!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ミライクリスタル!」」」 」」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ハート、キラっと!」」」」」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「は~ぎゅ~!」」」」」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

マシュリ・アムール「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

マシェリ「キュアマシェリ!」

 

アムール「キュアアムール!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド フォーゼ」

 

頭上のゲートよりコズミックエナジーを注ぎ込まれ、フォーゼ ベースステイツへとカメンライドした。

 

次に画面上操作にて、ネオディエンドライバーを出現させ、カードを装填。

 

ネオディエンドライバー「カメンライド イブキ」

 

銃口から威吹鬼を召喚。

 

エール「鬼の仮面ライダーっぽい・・・。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ドライバーチェンジだ!」

 

ネオディケイドライバーはフォーゼドライバーへカメンライドした。

 

そして、画面上操作による、スイッチを入れ替える。

 

フォーゼドライバー「ビート!」

 

スイッチをオンに。

 

フォーゼドライバー「ビート・オン♪」

 

右足にビートモジュールが装着され、威吹鬼は専用武器・音撃菅 烈風を音撃モードへ。

 

アンジュ「右足に音楽系の装備・・・。」

 

エトワール「あの鬼ライダーは武器がトランペットのように。」

 

ビートモジュールからの高音域の衝撃波を放射し、衝撃波でハリーとビシンを攻撃する。威吹鬼は清めの音で流れる音楽を流し、聴いたハリーとビシンが苦しみ出す。

 

アムール「ハリーのトゲパワワが弱まっています!」

 

マシェリ「もっと聞かせるのです!」

 

ビシン「耳障りなんだよその音!止めろ!」

 

ビシンが怒鳴って右腕を振り下ろし、ネオディケイドに向けてエネルギー刃を飛ばす。

 

アンジュ「フレフレ!ハート・フェザー!」

 

ネオディケイドの前に出たアンジュがハート・フェザーを発動し、エネルギー刃を防ぐ。

 

アンジュ「続けて下さい!」

 

頷いたネオディケイドフォーゼと威吹鬼はビートと音楽を流し続ける。

 

エール「ハリー!」

 

アムール「正気に戻って下さい!」

 

ビシン「だったら・・・!」

 

ビシンが頭を抑えて跳び、上からエネルギー刃を飛ばす。

 

アムール「アムールロックンロール!」

 

アムールがアムールロックンロールを放ち、エネルギー刃に命中させる。

 

ビシン「くっ・・・!」

 

ビシンは当たりそうになったが、何とか避ける。

 

アムール「後ろと上は任せて下さい!」

 

ネオディケイドの背後に着地し、ツインラブギターを構えて叫ぶ。

 

エール「右は任せて!」

 

マシェリ「左はお任せあれなのです!」

 

エールが右側に立ってメロディーソードを構え、マシェリが左側に立ってツインラブギターを構える。

 

ビシン「止めろって言ってるだろ!」

 

今度は巨大なエネルギー刃を飛ばす。

 

エール「フラワーシュート!」

 

アンジュ「フェザーブラスト!」

 

マシェリ「マシェリポップ!」

 

アムール「アムールロックンロール!」

 

エール達の技が、巨大なエネルギー刃を破壊する。

 

ビシン「ハリー・・・!君がクライアス社を裏切ったのは、一時の気の迷いのハズでしょ・・・!」

 

ビシン「だって君は、僕と一緒にいた方がいいに決まってるもの・・・!」

 

エトワール「みんなはディケイドを守ってて。」

 

エール「エトワール・・・?」

 

エトワール「ディケイドと鬼ライダーも続けてて。」

 

エトワールがハリーに向かって歩き、すぐ傍で立ち止まる。

 

エトワール「何してんの・・・?これがアンタが今まで隠して来た事・・・?クライアス社の社員だったから!?改造されたから!?その程度で、私達が離れると思ったの!?そんな訳・・・!無いでしょ!」

 

ビシン「黙れよ・・・!お前!」

 

ハリーが苦しみながらも、エトワールに向けて口から光線を放ち、エトワールに命中させるが、効いて無かった。

 

何故なら、エトワールから放出されるアスパワワが防いでいたからだった。

 

ハリー「・・・!?」

 

光線を止められた事に驚愕すると、エトワールがハリーに歩み寄る。

 

エトワール「何が俺の問題なの・・・?私達の問題でしょ!約束したじゃん・・・。一緒に、やってこうよ。」

 

そう言い、手を差し伸べる。

 

それを見たハリーは、未来での事を思い出し、エトワールに手を差し伸べて触れる。

 

二人の指先からアスパワワが放出され、ハリーからトゲパワワも放出される。

 

ビシン「どうしたの、ハリー・・・!」

 

アムール「ハリーの中で、アスパワワとトゲパワワがぶつかり合っています!ディケイドと鬼ライダーの音楽の効果もあって、アスパワワが押しています!」

 

マシェリ「ハリーを助けるのです!」

 

エトワール「エール!アンジュ!」

 

エール「分かった!」

 

アンジュ「私達の想いを届けよう!」

 

エール・アンジュ・エトワール「「「ミライクリスタル!」」」

 

エール「エールタクト!」

 

アンジュ「アンジュハープ!」

 

エトワール「エトワールフルート!」

 

三人がメロディソードのボタンを押して演奏し、虹色のエネルギーを作り出す。

 

エール・アンジュ・エトワール「「「心のトゲトゲ、飛んで行けー!」」」

 

エール・アンジュ・エトワール「「「プリキュア!トリニティ・コンサート!」」」

 

対象に向かって虹色のエネルギーを飛ばすトリニティ・コンサートを放つ。

 

トリニティ・コンサートが命中し、巨大な木が作り出されてピンク・水色・黄色の花が咲き誇り、ハリーが浄化された。

 

ハリーが元の姿に戻って落下するが、エトワールが両手に乗せるようにしてキャッチする。

 

ハリーが目を覚まし、安堵の表情を浮かべる。

 

ビシン「ハリーから離れろよ!」

 

ビシンがエトワールに向けてエネルギー刃を飛ばす。

 

ハリーが立ち上がり、自分のアスパワワを放出させて防ぐ。

 

ビシン「どうしてハリー!?僕と一緒にクライアス社に帰ろうよ!君がクライアス社を裏切ったのは、一時の気の迷いのハズでしょ!だって君は、僕と一緒にいた方がいいに決まってるもの・・・!」

 

ハリー「帰らへん!」

 

ビシン「えっ・・・?」

 

ハリー「ビシン、俺な、プリキュアとディケイドと一緒に、クライアス社と戦うって決めたんや!」

 

自身の決意を叫ぶと同時に放出されたアスパワワが、首輪が作る。

 

ビシン「あはははははっ!またまたまた・・・!」

 

ビシン「・・・僕は君を諦めないよ。また来るからね、ハリー。」

 

声を上げて笑い、諦めないと伝えてから森の方へバックステップし、姿を消した。

 

ハリーが仰向けに倒れ、エール達が駆け寄る。

 

マシェリ「大丈夫ですか?ハリー?」

 

ハリー「大丈夫や・・・。ごめんな、みんな・・・。」

 

エトワール「何で謝るの?」

 

エール「そうだよハリー。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「色々聞いた時は驚いたけどな。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツがそう言った直後、花火が上がる。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「もうこんな時間か・・・。威吹鬼 ご苦労だったな!」

 

威吹鬼「ああ。じゃあな。」

 

威吹鬼は消えた。

 

上の本殿に移動してから変身を解き、そこでみんなで綺麗な花火を見たのだった。

 

その夜、ビューティーハリーの店内で、パジャマ姿のハリー(人間態)がソファーに座る。

 

少し待つと、同じくパジャマ姿の美姫が上から降りて来る。

 

ハリー「寝たかはぐたん?」

 

美姫「ええ。ぐっすり。初めてのお祭りではしゃぎ過ぎちゃったみたいですわね。」

 

美姫がハリーの向かい側に座る。

 

美姫「それで、話とは何?」

 

ハリー「ほまれにも話したが、美姫、お前さんにも話しとこと思ってな。昔の俺の事を。」

 

ビューティーハリーへ戻る途中、ハリーが美姫に「話がある。」と言い、はぐたんが寝てから話をする事になったのだ。

 

ハリー「俺は物心つく時から両親の顔を知らん。その日その日を、仲間と生きるので精一杯やった。」

 

美姫「ハリー、あなた 孤児・・・だったのですね。」

 

ハリー「俺がクライアス社にスカウトされたのは、知っとるよな?」

 

美姫「ああ。ビシンが言ってましたわ。」

 

ハリー「そのビシンも、俺と同じでクライアス社にスカウトされた。で、俺らは改造されて、クライアス社の戦闘兵器にされたんや。」

 

美姫「つまり、改造手術を受けられたって事ですの?」

 

ハリー「せやな。」

 

美姫「その姿になれるのも、改造された影響?」

 

ハリー「ああ。ビシンもな。」

 

美姫「そうなのですね・・・。」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。