仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第474話「ルールーのパパ!? アムール、それは…」

未来から戻った次の日、ドアが開いた。

 

ルールー「いらっしゃいませ。・・・あっ!」

 

トラウム「呼ばれて無いけどジャジャジャジャーン!みんなお待たせ。噂の天才科学者、ドクター・トラウムだよ~。」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー・ハリー『はい?』

 

来たのはなんと、トラウムだった。

 

ルールー「何の用です?」

 

トラウム「ルールー、君に会いに来たんだ。ルールーちゃん!お父さんだよーん!」

 

腕を広げて抱き締めんと言わんばかりの空気でルールーに向かう。

 

だがすぐさま殴られて床に伏せられた。

 

はな「ドクター・トラウムがルールーのお父さん?」

 

ハリー「確かにルールーを開発したんは・・・」

 

ルールー「理解不能です。何故・・・」

 

トラウムがソファーに腕を組んで座る。

 

ハリー「俺らを未来に飛ばしたんはアンタか?」

 

トラウム「テストは合格だ。戻って来られたら話そうと思っていた。」

 

美姫「でも、昨日来てませんでしたよね?」

 

トラウム「いやー・・・本当は昨日、君達が戻ってから来るつもりだったんだけど、とてもそんな状況じゃ無かったのは見て分かったから、今日出直して来たんだ。それまでずっとこの店の裏でスタンバってたんだけどね。」

 

ハリー「スタンバっとったんか・・・。」

 

昨日はな達が未来から戻るまでずっとビューティーハリーの裏で待機していたが、今日出直して来た。

 

トラウム「改めて話そう。未来で起きた、全ての悲劇を。」

 

そう言うと、懐から自信を模したかのような映写装置を出してテーブルに置く。

 

さあや「何それ!可愛い~!」

 

ほまれ「マジで・・・?」

 

トラウム「では始めよう!三分で分かる未来劇場~!」

 

自身のパペットを左腕に着けてそう告げると同時に、映写装置から映像が映し出される。

 

はぐたん「はじまりはじまりー!」

 

トラウム「クライアス社の目的は未来を無くす事。その為世界にトゲパワワを蔓延させた。が、そこに現れたのが四人のプリキュアだ!」

 

はな「未来にもプリキュアが!?」

 

美姫「普通に居るんじゃないでしょうか。」

 

トラウム「このままでは時を止める事は叶わない。」

 

トラウム「そこでプレジデント・クライは、未来を育む女神マザー、その力を宿す少女キュアトゥモロー。彼女を消し去る事で、時を止める事にした!」

 

はな「キュア・・・トゥモロー・・・」

 

はなは現代に戻る直前の出来事を思い出す。

 

トラウム「しかしまた番狂わせが起きる!」

 

美姫「番狂わせ?」

 

ハリー「こっからは俺が話す!いや・・・話させてくれ。あれは、ハリハリ地区が滅びてすぐの事やった。」

 

トラウムと入れ替わるようにして、今度はハリーが話を始める。

 

ハリー「暴走し、クライアス社に拘束された俺の前に、アイツは現れた。」

 

美姫「それって・・・」

 

ハリー「ああ。キュアトゥモローや。」

 

トラウム「感動の出会い。しかし・・・未来と言うものは、思い通りにならないものだ。」

 

ハリー「プリキュア達は負けた。そして、アイツも捕まってもうた。けど、それでもアイツは諦めんかった。アイツの言葉に胸打たれた俺は、アイツを連れて逃げた。けどビシンに見つかって、俺が力を解放させようとしたら、アイツがマザーの力を解放させて、この時代に飛んだ。そん時にトゥモローは小さくなってもうたんや。」

 

美姫「小さくなったって・・・まさか・・・!」

 

ハリー「ああ。はぐたんがキュアトゥモローや。」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー・ナル『ええ~っ!?』

 

はな「はぐたんが・・・!」

 

はぐたん「ぷいきゅあー!」

 

ここに居るはぐたんの本当の正体は、キュアトゥモローだった。

 

美姫「マザーの力を使い過ぎたせいで、今の赤ちゃんの姿になってしまったって事ですか・・・。」

 

ハリー「スマンかった。」

 

ハリーがはぐたんをソファーの上に乗せてから妖精態に戻り、その上に着地する。

 

ハリー「マザーが力を取り戻すまで、言わんようにしようと決めてたんや。」

 

はな「いいよ。」

 

ハリー「はな・・・」

 

はな「ハリーは、はぐたんを守るって約束したんだもんね。」

 

ハリー「ああ。」

 

この時ほまれの表情が曇ってた事を、さあやだけが気付く。

 

はな「私も頼まれたんだ。未来を助けてって。ねっ、はぐたん?」

 

はぐたん「はぎゅ!」

 

はな「約束は守るって決めたから。よし!」

 

えみる「プリキュアとライダーにお任せなのです!」

 

トラウム「それはどうだろうね?お嬢さん。」

 

えみる「むむ・・・!」

 

トラウム「この子がマザーの力を秘めてる事が分かった今、クライアス社は・・・」

 

ソファーから立ち上がったトラウムがはぐたんを両手で抱えて持ち上げ、顔を近づけて呟く。

 

クライアス社本社 社長室

 

クライ「マザーが遂に目覚めた。未来を司る輝きの力が、明日を望まぬ絶望に染まった時、どれだけ強大な力となるか知りたい。」

 

クライの背後の画面に、満面の笑みを浮かべるはぐたんが映し出される。

 

ジェロス「無邪気な顔・・・気に入らないわ。」

 

ビシン「コイツがいなくなったら、ハリーはどんな顔するんだろ・・・。」

 

クライ「必ず手に入れるのだ!時間を止めよう!皆が笑顔のまま暮らせるように!共に終わらぬ永遠を!」

 

トラウム「ここからは彼らも本気だ。私のようにファンシーな連中では無いからね。いだいいだいいだい・・・!」

 

トラウムがそう告げると、駄々をこね始めたはぐたんに横髪を引っ張られて痛がる。

 

はな「はぐたんは絶対に守る。はぐたんは、私達の未来だから。」

 

はながはぐたんを抱き抱えてそう告げる。

 

はな「ねっ!」

 

さあや・ほまれ「「うん!」」

 

えみる「はい!」

 

ルールー「質問があります。」

 

トラウム「何だね?」

 

ルールー「何故、私達に今の話を伝えに来たのですか?」

 

トラウム「マザーの力を目覚めさせた君達なら、クライを止められると思ったんだ。」

 

ルールー「・・・分からない。あなたも時を止めたいと思っていたのでしょう?」

 

トラウム「ああ・・・。」

 

ルールー「なのに、何故・・・。」

 

トラウム「それは・・・」

 

ルールー「何故です!」

 

トラウム「人間とは、そう言う矛盾した者なんだよ。」

 

ルールー「矛盾・・・?私の父と名乗るのも、その矛盾からですか?」

 

えみる「ルールー・・・」

 

ルールー「何故・・・何故今更・・・!あなたは私を不要物とみなし、捨てたと分析します!」

 

鋭い目付きでそう告げると、トラウムが冷や汗を垂らしてたじろぐ。

 

ルールー「理解不能・・・!」

 

そう言うと、ドアを開けて出て行った。

 

と思いきや踵を返し、美姫とナルの手首を掴んだ。

 

美姫・ナル「「えっ?」」

 

そしてそのまま、ビューティーハリーから走り去ってしまった。

 

美姫「ちょ、ちょっとちょっと!」

 

ナル「どうしたのママ!?」 

 

はな・はぐたん「「ルールー!」」

 

えみる「美姫さんとナルも連れてってしまったのです!」

 

ハリー「アンタも、そんな顔するんやな。」

 

時間が経ってから、ハリー(人間態)がコーヒーをトラウムの傍に置く。

 

トラウム「ルールーが自分を受け入れない事は分かっていた。だが・・・あの子に、心が芽生えるとは・・・。」

 

そう言いながらコーヒーにミルクを入れる。

 

ハリー「それはアンタもやろ。ごっつ心配やって顔してるで。」

 

トラウム「ネズミが何を偉そうに・・・。」

 

ハリー「誰がネズミやねん!コーヒー返せ!」

 

トラウム「出されたのなら私の物だ!」

 

ほまれ「二人して大人気無さ過ぎでしょ。」

 

えみる「ですね。」

 

さあや「銀時さんと一緒だね。」

 

トラウム「それよりも、君達は探しに行かなくて良いのかい?」コーヒーを置いて咳払いしてから、まだ店内にいるはな達に尋ねる。

 

えみる「美姫さんとナルがいますから、大丈夫ですよ。」

 

はな「何かあれば、すぐ連絡するだろうしね。」

 

トラウム「随分と彼とあの子の事を信用しているんだね。」

 

えみる「当然ですよ。何たってあの三人は家族ですから。」

 

トラウム「家族?そう言えばさっきの女の子、ルールーをママって言ってたような・・・。」

 

えみるからそう聞き、目を点にさせながら呟く。

 

はな「本物のじゃないけどね。」

 

えみる「でもいずれなる事はなりますから。」

 

さあや「私も忘れないでえみるちゃん。」

 

トラウム「えっと、どう言う事か・・・ちょっと教えてくれないかな?オジサン、話についてけないよ。」

 

えみる「では、私がお話しします。話せばちょっと長くなるかと思いますが、よろしいですか?」

 

トラウム「簡潔で良いからお願い。」

 

えみるはトラウムに、ルールーに何が起きたかとかナルの事を話し始めた。

 

一方、ルールーはタコ焼き屋の傍でタコ焼きをヤケ食いし、美姫とナルが複雑な表情でタコ焼きをつまみながらそんなルールーを見ていた。

 

ルールー「何故・・・!何故・・・!理解不能・・・!何がお父さんですか・・・!」

 

美姫「どおどお。落ち着いてくださいルールーさん。」

 

ナル「そうだよママ。落ち着いて。」

 

二人から宥められ、ルールーが落ち着きを取り戻す。

 

ルールー「ごめんなさい・・・。あのままトラウムと向き合っていると、心が耐えられそうに無くて・・・。二人を連れて来たのは、どうにか私の心が落ち着けるようにする為だったんです。」

 

美姫「いきなりお父さんだって言われれば、混乱するのは分かりますよ。」

 

ナル「じゃああの人は私のお祖父ちゃん?」

 

美姫「そうなる・・・でしょうか?」

 

ルールー「私は、ずっと分からなかった。開発者が何故、私に高性能のAIを着けたのか。タコ焼きを美味しいと思う。涙を流す。はぐたんを、ナルを、みんなを愛おしいと思う気持ち。そして、恋をする気持ち。アンドロイドとして、自分には不要な物では無いかと。」

 

ナル「ママ、大丈夫?」

 

ナルが心配気な表情で尋ね、ルールーを抱き締める。

 

ルールー「この痛みも、心があるから・・・。」

 

美姫「ルールー・アムールってさ、良い名前ですよね。」

 

ルールー「えっ?」

 

美姫「ほら、アムールってフランス語で愛って意味でしょう?」

 

ルールー「はい。」

 

美姫「おそらくトラウムさんは、ルールーさんを初めて見た時、愛おしいって思ったんじゃないですか?」

 

ルールー「愛おしい・・・?そんな・・・」

 

美姫「でなきゃアムールって、愛って名前を付けないと思いますが。」

 

するとその時、地響きが起こった。

 

ナル「何あれ!?」

 

トラウム「ルールーちゃ~ん!どこ~!?」

 

なんとトラウムが、二足歩行ロボに乗って現れた。

 

ルールー「何ですか・・・!あれは・・・!」

 

美姫「まさかアレに乗ってずっと探してたのですか・・・?まあとにかく、何でアムールって付けたのか、聞いてみたらどうです?私はナルと先戻ってるので。」

 

美姫からそう言われたルールーは、丘の上の木の傍で、トラウムと向かい合って立つ。

 

ルールー「いつまで沈黙を続けるのですか?」

 

これまでずっとトラウムは黙ったままで、業を煮やしたルールーが口を開ける。

 

トラウム「ゴメンなさい・・・!いやその~、いざこうやって話そうとすると、中々言葉が出ないものだねぇ~・・・!」

 

何度も頭を下げながら言う。

 

ルールー「いつも、ペラペラと良く話すのに。」

 

トラウム「・・・そうだ。私はいつも、矛盾の中で生きている。君を作ったのも、そう言う矛盾した気持ちの中だった。君は中々、ヤンチャなアンドロイドでね。」

 

ルールー「そんな・・・事は・・・」

 

恥ずかしさで照れたルールーが目を逸らす。

 

トラウム「身体は今のままだが、中身はまるで子供だった。何も知らない。そして、私は君のデータを全て消し、君から離れた。」

 

ルールー「私が・・・失敗作だからですね。」

 

トラウム「違う・・・!君が失敗作なのでは無い・・・。まっすぐ君と向き合えなかった私の失敗・・・。これでは君に、心を芽生えさせる事は出来ないと悟ったのだ・・・!」

 

ルールー「心・・・。」

 

トラウム「プリキュアに、最初は嫉妬したよ。何故、天才の私に出来ない事が彼女達に出来たのか。」

 

トラウム「が、今なら分かる。彼女達にとって君は、ただ一人のルールー・アムールだったんだね。でもまさか、君が恋も知るなんて思っても無かったよ。それに関してはもっと先か知る事なんて無いと思ってたから。彼の方には滅茶苦茶嫉妬してるよ。あの子の、ナルの事も聞いたよ。君が修復出来ない程のダメージを負った時に備えて作ってたスペアボディが、あの子になるなんてね。それを悪用させたリストルと壊したジェロス・・・あの二人だけは絶対に許さん・・・!」

 

リストルとジェロスに対して激しい怒りを燃やす。

 

えみる「ルールー!」

 

ナル「ママ!」

 

ルールー「えみる・・・。ナル・・・。」

 

ここでギターを持ったえみるとナルが駆け付ける。

 

えみる「ナルから事情は聞きました!私が来たからにはもう大丈夫なのです!ジャキーン!言葉で分かり合えない事も、ギターがあれば!」

 

ルールー「もう言葉で説明されました。」

 

えみる「何ですと!?」

 

ギターを構えてそう告げるが、ルールーから言葉で説明されたと言われて驚く。

 

ルールー「三十秒程遅かったです。」

 

えみる「一生の不覚なのです・・・。」

 

凹むえみるを見て、ルールーが声を上げて笑う。

 

ルールー「えみる、心配してくれたのですね。ありがとう。」

 

えみる「当たり前なのです!私達は親友なのですから!」

 

トラウム「親友か・・・。」

 

ルールー「えみる、ギターを。」

 

えみる「勿論なのです!」

 

ルールー「ナル、あなたも一緒に歌ってくれますか?」

 

ナル「うん!」

 

えみるとルールーがギターを弾きながら、ナルを含んだ三人で、トラウムに向けてキミとともだちを歌う。

 

トラウム「止めてくれないかね・・・?泣きそうになる・・・。」

 

ルールー「黙って聞きなさい。」

 

トラウムが帽子で目尻を隠してそう言うと、ルールーが黙って聞きなさいと告げる。

 

トラウム「良い曲だ。思い出すな。君と初めて出会った日の事を・・・何故アムールと言う名を、君に付けたのか・・・これが、君の心か。ルールー・アムール、君は君だ。他の誰でも無い、君だけの心を―――」

 

ルールー「はい。愛します。」

 

トラウム「それで良いんだ。」

 

歌い終えたその時、地響きと轟音が生じ、香水猛オシマイダーに気付く。

 

はな「えみる!ルールー!」

 

はな達が駆け付け、えみるとルールーがプリハートを構える。

 

ルールー「美姫、行きましょうか!」

 

美姫「ええ!」

 

画面上操作にて、ネオディケイドライバーを腰に自動装着し、ルールーの隣に立つ。

 

美姫「変身!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー・ことり『ミライクリスタル!』

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー・ことり 『ハート、キラっと!』

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー・ことり『は~ぎゅ~!』

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

マシェリ・アムール「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

マシェリ「キュアマシェリ!」

 

アムール「キュアアムール!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール・フテラ『HUGっと!プリキュア!』

 

アムール「止めなさい!」

 

変身してからすぐに跳び、猛オシマイダーの前に着地する。

 

ジェロス「来たわねプリキュア!ライダー!」

 

ジェロス「後・・・!」

 

ジェロスがナルに抱き抱えられたはぐたんに目線を向ける。

 

エール「はぐたんの事は、私達が守る!」

 

エールが右手首にプリキュアミライブレスを具現化させる。

 

エール「はあっ!」

 

そのまま猛オシマイダーに向かって跳び、アッパーを炸裂させる。

 

アンジュ・エトワール「「はああああぁぁぁっ!」」

 

アンジュとエトワールが猛オシマイダーの足に両足蹴りを叩き込んで後ずさらせ、うつ伏せに倒す。

 

猛オシマイダーの上部にあったポンプが増え、エール達に向けて伸ばす。

 

エール達が避けてから、ポンプを支えにして立ち上がる。

 

ネオディケイド「何かあるな。まずはアレを狙うか。」

 

ネオディケイドがライドブッカーを持ち、エネルギー弾をポンプに向けて放つ。

 

マシェリ「行くのです!」

 

アムール「はい!」

 

マシェリとアムールが跳ぶ。

 

マシェリ「たあっ!」

 

アムール「やぁっ!」

 

ポンプによる攻撃を掻い潜りながらポンプを弾き飛ばす。

 

六人がポンプを掴んで引っ張り、猛オシマイダーの身動きを封じる。

 

すると猛オシマイダーが上部の噴射口から煙幕を放ち、エール達を吹き飛ばした。

 

アムール「身体が・・・痺れる・・・!」

 

どうにか着地するが、先程の煙幕によって全身が痺れてしまう。

 

猛オシマイダーがアムールに狙いを定め、ポンプを向ける。

 

マシェリ「アムール!」

 

ジェロス「チャンスよ!猛オシマイダー!」

 

ポンプがアムールに向かったその時、二足歩行ロボに乗ったトラウムが前に出てシールドで防いだ。

 

アムール「トラウム・・・!」

 

ジェロス「ドクター・トラウム!何をクレイジーな事を!」

 

トラウム「娘を守って、何がおかしい!それと貴様とリストルだけは絶対に許さーん!」

 

ジェロス「裏切り者を潰せ!」

 

シールドが破壊された直後、ツインラブギターを構えたアムールが上に跳ぶ。

 

アムール「アムールロックンロール!」

 

アムールロックンロールを放ち、猛オシマイダーに当てて吹き飛ばす。

 

エール「マザー!私達に力を貸して!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『メモリアルクロック!マザーハート!』

 

ミライパッドが緑のハートが加わったメモリアルキュアクロックに変化し、エール達とはぐたんからそれぞれのパーソナルカラーのハートが飛び出す。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『ミライパッド!オープン!』

 

右腕を真上のメモリアルキュアクロックにかざすと同時に、画面のハートの型にはまる。

 

扉が開くと同時に中から無数のハート型エネルギーが降り注ぎ、エール達がマザーハートスタイルに変身し、右手首にプリキュアミライブレスが着けられる。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『HUGっとプリキュア!今ここに!』

 

ネオディエンドライバー「カメンライド ファイズ」

 

銃口からファイズを召喚し、すぐさまカードをネオディケイドライバーに装填。

 

ネオディケイドライバー「ファイナルフォームライド ファ ファ ファ ファイズ」

 

ネオディケイド「ちょっとくすぐったいぞ!」

 

ネオディケイドはファイズの背に両手を当て、ファイズは巨大なレーザー兵器へと超絶変形していった。

 

アンジュ「ファイズが巨大な兵器へと!?」

 

エトワール「やるもんだね・・・。」

 

ネオディケイドはファイズブラスターを両手で構え、猛オシマイダーへと銃口を向ける。

 

ネオディケイド「行くぞ!お前達!」

 

エール「はい!一人はみんなの為に!みんなは一人の為に!」

 

アムール「ワン・フォー・オール!」

 

マシェリ「オール・フォー・ワン!」

 

エトワール「ウィー・アー!」

 

アンジュ「プリー、キュアー!」

 

エール「明日に、エールを!」

 

マザーを召喚してメモリアルキュアクロックを囲む形で手を翳し、エネルギーを集める。

 

ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ファ ファ ファ ファイズ!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『ゴー、ファイ!』

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『みんなでトゥモロー!』

 

まず銃口から巨大なファイズポインターを猛オシマイダーに命中させ、極太レーザーを発射する「ディケイドフォトン」を決める。

 

手を掲げ、マザーの力を解放して光線を放つみんなでトゥモローを放つ。

 

みんなでトゥモローが命中した猛オシマイダーがハートに包み込まれ、浄化された。

 

ファイズフォトンはファイズに戻り、消えた。

 

トラウム「それでは、そろそろ失礼するよ。」

 

ハリー「エエんか?」

 

トラウム「伝えたい事は伝えられたんでね。」

 

トラウムがそう言うと、背中を向けて歩き出す。

 

ネオディケイド「そうか・・・。」

 

ルールー「待って!」

 

ルールーがそう告げると、足を止める。

 

ルールー「あなたの全てを受け入れた訳では無い・・・。だけど・・・だけど・・・今度、一緒にご飯を食べましょう!きっとそうすれば、きっと・・・また、いつか・・・」

 

トラウム「ルールーちゃ~ん!ありがと!」

 

帽子を脱いでお礼を言い、ルールーに近付く。

 

トラウム「やっぱりやっぱり、お父さんって呼んでも良いんだよ~!?」

 

ルールー「お断りします。」

 

トラウムが近づいた直後にルールーが離れる。

 

トラウム「お父さん!」

 

ルールー「お断りします。」

 

トラウム「お父―――!」

 

ルールー「お断りします。」

 

トラウム「ルールーちゃん照れ屋さん。」

 

ルールー「残念な人ですね本当に。」

 

トラウム「ナルちゃ~ん、ルールーちゃんが冷たい~・・・。お祖父ちゃんを慰めて~・・・。」

 

ルールー「ナルに近付かないで下さい。悪影響を与えます。」

 

今度はナルに近付いて言うが、ルールーに遮られる。

 

ナル「私、気にしないよママ?」

 

トラウム「ナルちゃん・・・!」

 

ナルから気にしないと聞いたトラウムの表情が明るくなる。

 

ルールー「いいえ。この人はあなたに悪影響しか与えません。」

 

そう言うと、ナルを連れてトラウムから離れ、ネオディケイドの背後に隠れる。

 

ルールー「ディケイド、何か言って下さい。」

 

ネオディケイド「いや、いきなり言われてもな・・・。」

 

トラウム「ディケイド、いや、変身者は女性だっけ。なぜ男の声と話し方なんだい?」

 

ルールー「ボイスチェンジ機能搭載だそうです。変身しても女性の自分のままでは違和感ありまくりだからだと・・・」

 

トラウム「ボイスチェンジ機能・・・か・・・。美姫さん もうちょっとルールーよろしくお願いできるかな?」

 

ネオディケイド「まあ、いいがな・・・。」

 

トラウム「ところで美姫くんは年齢的にはいくつかな?」

 

ネオディケイド「一応20代だが・・・」

 

トラウム「では、酒は行ける口かい?」

 

ネオディケイド「悪いが酒は飲まない・・・。清涼飲料水やジュース類とかならいいか?」

 

トラウム「そうなのか、それは酒は飲まないのは残念だが、今度共に語り合いたいのだ。ジュースでも構わない、一杯飲みながら話そうじゃないか・・・。」

 

ことり「美姫さんお酒飲まないんだ。ってか、ジュースとか子供なの?」

 

ネオディケイド「何か問題あるのか?酒を嫌う方なんだ・・・酒は悪い大人みたいでな・・・」

 

トラウム「酒は悪い大人みたく思ってる・・・。」

 

ハリー「そういえば、酒を飲むとこ直に見た事ないで。」

 

はな「トラウムさんと男女として意気投合しそうだし、いいのかな。」

 

さあな「それは一先ず置いといて、みんなでルールーの心に寄り添おう。」

 

えみる「はい。みんなで支え合えば、きっと未来は・・・」

 

はな「うん。未来を守ろう。」

 

はな「そして、はぐたんを未来へ帰してあげなくちゃ。」

 

ほまれ「未来・・・。そうか・・・はぐたん、未来へ帰っちゃう・・・。」

 

ほまれがそう言ってからハリー(人間態)の方を向く。

 

えみる「あーっ!」

 

さあや「どうしたのえみるちゃん?」

 

えみる「はぐたんが未来へ帰っちゃうって事は・・・ルールーとナルも!?」

 

はな・さあや・ほまれ・ことり「「「「!」」」」

 

ルールー「?どうしました?」

 

ナル「えみるお姉ちゃん?」

 

えみる「ルールーとナルが未来へ・・・!」

 

えみる「よよよ~!」

 

はぐたんが未来へ帰ると言う事は、ルールーとナルも未来へ帰ると気付いたえみるは、涙目で悲鳴を上げたのだった。

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