仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第479話「みんなでHUGっと! メリークリスマス☆」

はな「サンタさん!私、今年かなり良い子にしてたので、プレゼントを―――!」

 

サンタ「ぶぇーっくし!」

 

はながサンタ近付いてプレゼントをせがむと、サンタが声を上げてくしゃみを出した。

 

ハリー「だ、大丈夫でっか?」

 

サンタ「すまぬ・・・。」

 

美姫「ひょっとして、風邪引いてらっしゃいます?」

 

サンタ「ああ・・・。このままでは、クリスマスが中止に・・・」

 

さあや「中止・・・!?」

 

はな「めちょっく・・・!」

 

サンタからクリスマスが中止になるかもしれないと聞いたはな達は、驚く。

 

ビューティーハリー 店内

 

ほまれ「どんなトラブルですか?」

 

サンタ「トナカイの看病をする内に、儂もトナカイ風邪に・・・。」

 

美姫「トナカイ風邪ってあるんですね。」

 

サンタがトナカイが風邪を引き、自分も風邪をひいてしまった事を話す。

 

サンタ「このままでは・・・」

 

えみる「クリスマス中止・・・。」

 

美姫「正確に言えばはぐくみ市のって所ですね。」

 

はな「ヤダヤダヤダ!私達に出来る事、手伝わせて下さい!」

 

美姫「お願いします!」

 

サンタ「しかし、トナカイはまだ寝込んでおるし、儂も・・・」

 

はな「どうしよう・・・。」

 

美姫「でも、プレゼントの量の事も考えると、運ぶ量にも限界があると思います。下手すれば、配り切れずに朝を迎える可能性もあるでしょう。」

 

ルールー「では、どうすれば・・・」

 

トラウム「呼ばれて無いけどジャジャジャジャーン!」

 

ルールーがそう言ったその時、突如えみるとルールーの背後からトラウムが出て来た。

 

はな「うわっ!」

 

美姫「トラウムさんいつの間に・・・!」

 

トラウム「これは、ドクター・トラウムの出番じゃないのかね?」

 

ルールー「呼んで無いので帰って下さい。」

 

ナル「ママ、そんな事言っちゃ駄目だよ。」

 

トラウム「本当にナルちゃんは優しいねぇ・・・。良い孫だよ・・・。」

 

ナルの優しさに、嬉しさの余り涙を流す。

 

美姫「あの、それで何しにここへ?」

 

ルールー「何も用が無ければ今すぐ帰って下さい。」

 

トラウム「待って待って!良い物持って来たから!」

 

ルールー「・・・?」

 

一同が外に出て、トラウムが帽子からスイッチを出す。

 

トラウム「今週の、ビックリドンドンメカ~!ピコっとね。」

 

スイッチを押すと、トナカイ型のロボットとソリが出て来た。

 

トラウム「メカトナカイ!四人乗り~!」

 

さあや「可愛い~!」

 

ほまれ「どこが・・・!?」

 

さあやが目を輝かせてそう言い、ほまれがツッコむ。

 

トラウム「と言う訳で、サンタ見習いとしてよろしくお願いします。」

 

いつの間にか緑色のサンタの格好になってたトラウムがサンタに向かってそう言い、頭を下げる。

 

サンタ「うむ。皆で子供達の夢を届けよう。」

 

トラウム「頑張ります!」

 

美姫(随分乗り気です、トラウムさん。)

 

やけに乗り気なトラウムに、ルールーは疑惑の目を向けた。

 

はな「まずは、プレゼントのラッピングだね。」

 

はながミライクリスタル・ローズをミライパッドの上部にセットする。

 

はな「ミライパッド、オープン!」

 

画面から光が放たれ、ドアが開く。

 

はな「お仕事スイッチ、オン!」

 

画家になったはな達とナルがプレゼントのラッピングを行う。

 

サンタ「ほう。大したもんじゃ。」

 

はな「絵を描くの、好きなんです。頭の中にあるイケてるものが、目の前に広がるのが楽しい!めっちゃイケてる!」

 

その頃、花畑を描くクライの元にジェロスが現れる。

 

ジェロス「理想のキングダム・・・I want you teach me.そこに辿り着けば、私のハートにも安らぎが・・・」

 

クライ「君は僕を求めていない。」

 

そう告げると、どこかへ去る。

 

ジェロス「もう、時間がない・・・」

 

はぐくみ市のコンビニで、ジンジンとタクミがクリスマスケーキを売る。

 

ジンジン「冷えて来たな・・・。」

 

余りの寒さに、二人が両手に息を吐きかける。

 

ジンジン「あの人、きちんと暖かくしてるかな?」

 

タクミ「あの人、冷え性なのに薄着だから・・・。」

 

二人はクライアス社を抜けても、ジェロスの事を心配していた。

 

トラウム「ルールーちゃーん!クリスマスに欲しいプレゼントは無いのかな?」

 

ルールー「ありません。」

 

作業中のルールーに、トラウムが欲しいプレゼントがないか尋ねる。

 

トラウム「いやいやあるでしょ!ナルちゃんもぬいぐるみが欲しいって言ったんだから!」

 

ルールー「ありません。あったとしてもあなたには言いません。」

 

トラウム「グサッ・・・!」

 

ルールーからそう言われ、凹んで俯く。

 

ルールー「それとナルに近付かないで下さい。プレゼントも結構です。どうせあなたのぬいぐるみでもあげるつもりだったんでしょう?」

 

トラウム「とぼ・・・とぼ・・・とぼ・・・」

 

えみる「ルールー。」

 

ルールー「えみる、私・・・」

 

そんなトラウムを見て心配するルールーに、えみるは無言で微笑みを浮かべた。

 

外でほまれ・美姫・ハリー(人間態)がダンテライナーとソリにプレゼントを乗せる。

 

美姫「これで一通りは乗せましたね。」

 

ハリー「クリスマス楽しいな。ハリハリ地区でもやってやったら良かったわ。」

 

ほまれ「これからやれば良いじゃん。」

 

ハリー「せやな。」

 

ほまれ「私も、こんな賑やかなクリスマスは久しぶり。」

 

ハリー「お母さんも呼んだらエエやないか。きっと喜ぶで。みんなでクリスマスや!」

 

ほまれ「うん。ありがと。」

 

トラウム「いやぁ、サンタさんと言うのは中々重労働だね。」

 

美姫「結構大変です。沢山プレゼント持ってあちこち移動する訳ですから。」

 

現れたトラウムがそう言うと、美姫がそう返す。

 

ハリー「しっかし驚いたわ。アンタが子供達の笑顔の為に頑張るなんて。」

 

トラウム「私はそこまで出来た大人では無い。たった二人の為なのだよ。その子達の笑顔を見たいと言う夢。」

 

ほまれ「夢・・・。」

 

トラウム「たまには良いだろ?私の名前、トラウムは夢と言う意味なんだから。」

 

美姫「その二人って、ルールーとナルですか?」

 

トラウム「ああ。」

 

えみる「ルールー、ちょっとだけ素直になってみませんか?」

 

ナル「ママ、今のお祖父ちゃんの事信じてあげて。」

 

外に出たえみるとナルが、一緒に出てたルールーにそう言った。

 

その頃さあやは、自分の部屋である物を探してた。

 

さあや「あった!」

 

探し物を見つけた所に足音が聞こえて振り向くと、麗羅が部屋に入って来た。

 

さあや「あれ?今日撮影でしょ?」

 

麗羅「うん。これからね。だからちょっと早くなっちゃうけど―――クリスマスプレゼント。」

 

クリスマスプレゼントをさあやに差し出す。

 

ラッピングを外して箱を開けると、ペンが入ってた。

 

さあや「わぁ・・・!」

 

麗羅「台本に監督からのアドバイスを書き留める時に使ってたの。さあやにあげる。」

 

さあや「ありがとう!嬉しい!」

 

そのペンはかつて麗羅が使ってた物だった。

 

麗羅「さあやが女優として登場人物の心を理解しようと思った経験は、きっと医者になった時にも役立つハズよ。」

 

さあや「お母さん・・・。」

 

麗羅「きっとさあやは、患者さんの心に寄りそえるお医者さんになれる。」

 

さあや「メリークリスマス。ありがとう・・・。」

 

麗羅がさあやを抱き締め、さあやも麗羅を抱き締めた。

 

戻ったさあやが赤い球体に付いたプラグを、トナカイロボの鼻先のコンセントに差し込んで赤く光らせる。

 

さあや「これで、赤鼻のトナカイさん!」

 

さあやが家で探していたのはこれだった。

 

ハリー「よーし!準備万端や!」

 

はぐたん「はぐたんサンタさん!」

 

これで全ての準備が終わった。

 

トラウム「あの・・・ルールーちゃんは・・・」

 

えみる「内緒なのです。」

 

一方ルールーは、野乃家のキッチンでタマネギを切ってた。

 

ルールー「猫の手・・・猫の手・・・」

 

すみれ「うん、上手上手。」

 

その傍ですみれが見守る。

 

すみれ「けどどうしたの?突然料理したいなんて。」

 

ルールー「ママの復活カレー、食べて欲しい人がいるんです。」

 

ルールーはトラウムの為にカレーを作っていた。

 

トラウム「では、いざ行かん!」

 

夜になってからはな・えみる・はぐたん・トラウム・サンタがソリに乗り、美姫とナルがダンデライナーに乗る。

 

はぐたん「みんなでクリスマス!」

 

はな「行っくよーっ!」

 

はなの掛け声と共に、スレイライダーとトナカイロボが出発する。

 

ほまれ「行ってらっしゃーい。」

 

さあや「プレゼントを配るお家は、ミライパッドに入れといたからねー!」

 

ことり「間違ったプレゼントあげたり落としたりしちゃ駄目だよー!」

 

留守番のさあや・ほまれ・ハリーが手を振って見送る。

 

えみる「まずはあちらから配るのです!」 

 

はな「オッケー!」

 

美姫「では、私達は左の方行きましょう。」

 

ナル「また後でね。」

 

はな「ゆけ!メカトナカイ!」

 

美姫とナルを乗せたダンデライナーが左の方を飛び、トナカイロボがえみるの指差した右の方へ飛ぶ。

 

だがスピードが速く、イルミネーションが点灯するのびのびタワーに危うくぶつかりそうになったが何とかやり過ごした。

 

移動の最中に、まだバイトしてたジンジンとタクミとすれ違う。

 

タクミ「今の、サンタさんか?」

 

ジンジン「分からん。けどとりあえず・・・拝んどこ。」

 

タクミ「うむ。」

 

二人がトナカイロボが飛んでった方向を向いて拝んだ。

 

最初の家に着き、プレゼントを取り出す。

 

トラウム「腰が・・・腰が・・・」

 

はな「ふふっ。喜んでくれるかな。将来の夢は、サッカー選手かな?」

 

えみる「笑顔になってくれたら良いですね。」

 

少年の寝顔を見て微笑みながら言い、プレゼントのサッカーボールをぶら下がってた靴下に入れた。

 

すると寝ていた少年が笑顔を浮かべ、アスパワワを放出させた。

 

はぐたん「めりくり。」

 

ナル「ママ、あそこだよ。」

 

美姫「分かりました。」

 

美姫とナルの乗るダンデライダーが目的地の家の傍に停まり、美姫がプレゼントを取り出す。

 

行く前にナルが目的地をインストールした為、どこに行けば良いかはナルが分かってた。

 

窓を開け、プレゼントを枕元に置く。

 

美姫「メリークリスマスです。」

 

そう告げ、ダンデライナーに戻る。

 

ナル「笑顔になってくれるかな?」

 

美姫「なりますよ。起きた時に欲しい物が目の前にあったら、嬉しくなるものです。ナルにもちゃんとプレゼント用意してますからね。」

 

ナル「ありがとう。」

 

その頃野乃家では、すみれと森太郎がルールーの作った復活カレーの味見をするが、今一つと言う表情を浮かべた。

 

ルールー「何故でしょう・・・。教えて貰った通り作ったのですが・・・。」

 

森太郎「だからだよ。ママの復活カレーはママが心の赴くままに作ったカレーだから。」

 

すみれ「そっか。もっとルールーの思うままに作ったら良いのよ。」

 

ルールー「でも失敗したら・・・」

 

森太郎「その時は、また違う物に作り直せば復活さ。ルールーオリジナルのね。」

 

すみれ「ギュイーンギャギャーンって感じでやれば良いのよ。」

 

ルールー「はい。ギュイーンギャギャーンなら得意です。あっ。」

 

何かを閃いたルールーがある物を取りに行く。

 

えみる「次はここなのです!」

 

はな達を乗せたソリが次の目的地に到着する。

 

はな「めちょっく!」

 

えみる「大人・・・!ダイガンとチャラリート・・・」

 

はな「パップルもいる・・・!」

 

その目的地はなんとまえむきあしたエージェンシーで、中ではパップル達が寝袋に入って寝てた。

 

はな「クリスマス、楽しみにしてたんだね。」

 

えみる「ちょっと色々間違ってますけど・・・。」

 

中には靴下の他に、クリスマス風の飾り付けがされた門松もあった。

 

はなとえみるが中に入ってパップル達の傍にプレゼントを置くと、アスパワワが放出される。

 

えみる「メリークリスマスなのです。」

 

はな「よし、次はこの子。」

 

えみる「むむ?まだ起きてらっしゃるのです。」

 

次の目的地の少女は、まだ起きて泣いてた。

 

はぐたん「はぎゅ・・・」

 

はな「はぐたん?」

 

えみる「はな先輩・・・!」

 

はなが窓を開けて中に入る。

 

少女「サンタさん・・・!?」

 

はな「ほっほっほっ。眠れないのかね?」

 

少女「うん・・・。クリスマスイブなのに、パパとママもお仕事が忙しくて・・・寂しいの・・・。」

 

はな「君は、ママとパパが大好きなんだね。」

 

少女「うん・・・!」

 

クリスマスツリーに飾ってあった親子の絵を見てから少女の方を向き、微笑んで尋ねる。

 

はな「頑張ってて偉いね。よしよし。良い子良い子。」

 

少女を寝かせて頭を撫で、寝かしつける。

 

えみる「明日のクリスマス、ママとパパと遊んで下さいなのです。」

 

えみるがプレゼントを枕元に置いてそう言うと、少女からアスパワワが放出された。

 

トラウム「さっ!もう一踏ん張りだ!」

 

サンタ「うむ。」

 

はな達がもう一踏ん張りしている頃、ルールーが海苔をカレーに投入して混ぜる。

 

ルールー「美味しくなーれ・・・美味しくなーれ・・・」

 

微笑んで見守るすみれと森太郎からアスパワワが放出され、あちこちからもアスパワワが放出される。

 

はぐたん「みてー!」

 

はな達がはぐたんに言われて視線を左に向けると、イルミネーションが点灯されてるのびのびタワーが、アスパワワで更に鮮やかに光り輝いてた。

 

トラウム「みんなの笑顔、そして夢。」

 

はぐたん「アスパワワ!」

 

えみる「素敵なクリスマスツリーですね!」

 

はな「私もサンタさんみたいに、みんなを笑顔に出来る仕事がしたい!」

 

はな「みんなの未来、輝いてる!」

 

翌朝、プレゼントを貰ったみんなは、笑顔で大喜びしていたのだった。

 

それから数時間後、今日行われるクリスマスパーティーの会場のはぐくみホールにはな達が集まる。

 

パップル「出来たわねパーティー会場!う~ん!イイ感じ!バブリーで!」

 

チャラリート「ノリノリクリスマスっしょ!」

 

ダイガン「五分以上盛り上がる事間違い無し!」

 

はな達とパップル達は、先に来て会場設営を行っていた。

 

ルールー「ライブの準備、バッチリです。」

 

特設ステージにステージ衣装に着替えたえみるとルールーが現れる。

 

はな「わぁ・・・!」

 

ナル「ママもえみるお姉ちゃんも可愛い!」

 

さあや「じゃあ、そろそろみんなを―――!」

 

背後から気配を感じた美姫とトラウムが振り向くと、ジェロスが入って来た。

 

美姫「ジェロス・・・!」

 

トラウム「あれは、わたしの発明」

 

光線を浴びたトラウムは石化したように自身の時が停止する。

 

えみる「トラウムさん!」

 

美姫「ジェロス、あなた・・・」

 

ジェロス「よけられたか」

 

ルールー「あれは・・・やめなさい! それは未完成 危険です!」

 

ジェロス「わたしには時間がないの 時よ止まれ! チアーズ」

 

ジェロスはトゲパワワを飲み込み、猛オシマイダー化。

 

美姫「ジェロス・・・、猛オシマイダー化するなんて・・・」

 

はな「みんな!」

 

美姫「変身!」

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー『ミライクリスタル!』

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー 『ハート、キラっと!』

 

はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー『は~ぎゅ~!』

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

エール「輝く未来を、抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

マシェリ・アムール「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

マシェリ「キュアマシェリ!」

 

アムール「キュアアムール!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『HUGっと!プリキュア!』

 

猛オシマイダーが壁を突き破って外に出て、着地してからエール達も着地する。

 

エール「みんなのクリスマスを守らなきゃ!」

 

アンジュ・エトワール・フテラ「「「うん!」」」

 

マシェリ・アムール「「はい!」」

 

猛オシマイダーの繰り出すパンチを避け、ネオディケイドがライドブッカー・ガンモードからエネルギー弾を連射して命中させる。

 

だがそれにものともせず、拳から放たれた正拳突きをマシェリとアムールが避ける。

 

アンジュとエトワールがプリキュアミライブレスを具現化させて猛オシマイダーの腕を掴んで動きを止める。

 

エール「フラワーシュート!」

 

エールがフラワーシュートを放ち、猛オシマイダーに当てて埠頭付近に吹き飛ばし、背中から地面に叩き付ける。

 

そして後を追って来たエール達も埠頭付近に着地する。

 

はぐたん「ぷいきゅあー!」

 

猛オシマイダーがエール達の方へ向かう中、ナルに抱き抱えられたはぐたんの声に反応する。

 

ジェロス「ベイビーは嫌い!」

 

ナル「はぐたん・・・!」

 

二人の方を向いて怒鳴り、驚いたはぐたんが泣き出す。

 

ジェロス「泣くな!」

 

ナル「そんな顔で睨んだら、泣くに決まってるでしょ!このオバさん!」

 

ジェロス「オバ・・・!?この、クソガキが!」

 

オバさんと言われた事に激怒した猛オシマイダーの繰り出したパンチを、アムールが両手で受け止める。

 

アムール「うちの娘は・・・クソガキなんかじゃありません!」

 

ネオディケイド「というか、クソはお前だろ?ナルがクソと思える行為はやった事ないしな!俺達の娘に、何しようとしてるんだ!」

 

その間にネオディケイドが跳んで猛オシマイダーに回し蹴りを顔面に叩き込む。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ウィザード ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!」

 

赤い魔法陣がネオディケイドを覆い、フレイムスタイルへとカメンライドした。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ドライバーチェンジ!」

 

ネオディケイドライバーはリングホルダー付きウィザードライバーへとチェンジした。

 

画面上操作にて左手のリングをはめ換え、レバーを操作。

 

ウィザードライバー「シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!」

 

リングをスキャン。

 

ウィザードライバー「フレイム!ドラゴン!ボー、ボー、ボーボーボー!」

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイルは強化スタイルへと変わる。

 

またレバーを操作。

 

ウィザードライバー「ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!」

 

リングスキャン。

 

ウィザードライバー「コネクト!プリーズ!」

 

右横に出現した小型魔法陣に右腕を突っ込み、引っこ抜くと。ドラゴタイマーが握られる。

 

右腕に装着し、タイマーを回転させ、ハンドオーサーを押す。

 

ドラゴタイナー「セットアップ!スタート!」

 

水、風、土とごとに親指を押し、3つの魔法陣から3つのスタイルの強化版ネオディケイドウィザードが登場してきた。

 

エール「3つの魔法陣から、3人のディケイドのウィザードバージョン!?」

 

アンジュ「それぞれの属性の強化版!?」

 

またレバー操作にて、ドラゴタイマーをスキャン。

 

ウィザードライバー「オールドラゴン!」

 

ドラゴタイマーをウィザードライバーにかざすことで、3体の分身がドラゴンとなってフレイムドラゴンに重なり、オールドラゴンとなった。

 

エトワール「3人の分身が重なって、一つのウィザードのドラゴン形態みたくなった。」

 

マシェリ「マシェリポップ!」

 

その直後にマシェリがマシェリポップを放ち、猛オシマイダーを後ずさらせた。

 

アムール「悲しい・・・。あなたはとても悲しい!」

 

マシェリ「何故はぐたんを、未来を否定するのですか!」

 

ジェロス「小娘が説教するな!時間よ・・・止まれーっ!」

 

猛オシマイダーが拳から正拳突きをマシェリ達に向けて放ち、エールがプリキュアミライブレスで防ぐ。

 

エール「どうして時間が進むのが怖いの!?未来はきっと―――!」

 

ジェロス「アンタ達は知らないのよ・・・!どれだけ頑張っても、可愛がられるのは若い内って事を!」

 

右手を拳にしてパンチを叩き付ける。

 

エールの傍にアンジュ・エトワールが加わり、両腕からのパンチを防ぐ。

 

ジェロス「歳を取るたび、世界が色褪せて行く・・・!もう、おしまいだ!」

 

ネオディケイドウィザード オールドラゴン「歳を取りたくない・・・!そう思う人は確かに多いかもしれない・・・!けどな、自分が歳取りたく無いからって、世界の時間止めていい訳ないだろ!」

 

その時、ジンジンとタクミが現れ、エール達と猛オシマイダーの間に入って止まれと言わんばかりに両腕を広げた。

 

ジェロス「タクミ・・・。ジンジン・・・。今更・・・何しに来た!」

 

猛オシマイダーが光線を放つが、ネオディケイドウィザード オールドラゴン・エール・アンジュ・エトワールが二人の前に出てこれを防ぐ。

 

ジェロス「私には未来が無いと、見限ったクセに・・・!」

 

タクミ「違います!俺達は、ジェロスさんの足を引っ張ってはいけないと思って・・・。でも・・・!」

 

ジェロス「シャラップ!アンタ達は私にくっついて、仕事が欲しかっただけなのよ!」

 

タクミ「違う!」

 

ジンジン「俺達は、あなたの笑顔が大好きなんだ!」

 

その言葉に反応した猛オシマイダーが昔の事を思い出し、涙を流す。

 

ジンジン「飯なんて、何でも良いんです。三人一緒にいられれば。」

 

タクミ「楽しい気持ちは、当社比二倍!」

 

ジンジン「爺ちゃん婆ちゃんになっても、ずーっと一緒にいましょ。」

 

ジンジンとタクミが猛オシマイダーの両腕を抱き締めると、猛オシマイダーが声を上げて泣いた。

 

タクミ「プリキュア!ライダー!頼む!」

 

ジンジン「ジェロスさんを、助けてくれ!」

 

エール「かしこまり!」

 

ネオディケイドウィザード オールドラゴン「ああ!」

 

ネオディケイドウィザード オールドラゴンは宙に浮かび上がり、後ろへ下がり、見えない横壁に降り立つように停止しつつ、足元に4つの魔法陣を展開。

 

ネオディケイドウィザード オールドラゴン「行くぞ。」

 

猛オシマイダーへ向けて飛び出し、足元に発生した巨大な魔法陣からそれぞれのエレメントをまとったウィザードラゴンの幻影が突撃し、最後にオールドラゴンが必殺キック「ストライクドラゴン」を放つ。

 

ストライクドラゴンとグレイシャルフィニッシュ直撃し、猛オシマイダーは吹き飛んで壁に叩き付けられる。

 

ネオディケイドウィザード オールドラゴン「みんな!」

 

エール「はい!」

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『メモリアルクロック!マザーハート!』

 

ミライパッドが緑のハートが加わったメモリアルキュアクロックに変化し、エール達とはぐたんからそれぞれのパーソナルカラーのハートが飛び出す。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『ミライパッド!オープン!』

 

右腕を真上のメモリアルキュアクロックにかざすと同時に、画面のハートの型にはまる。

 

扉が開くと同時に中から無数のハート型エネルギーが降り注ぎ、エール達がマザーハートスタイルに変身し、右手首にプリキュアミライブレスが着けられる。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『HUGっとプリキュア!今ここに!』

 

アムール「ワン・フォー・オール!」

 

マシェリ「オール・フォー・ワン!」

 

エトワール「ウィー・アー!」

 

アンジュ「プリー、キュアー!」

 

エール「明日に、エールを!」マザーを召喚してメモリアルキュアクロックを囲む形で手を翳し、エネルギーを集める。

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『ゴー、ファイ!』

 

エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール『みんなでトゥモロー!』

 

手を掲げ、マザーの力を解放して光線を放つみんなでトゥモローを放つ。

 

ジェロス(私も・・・もう一度・・・)

 

みんなでトゥモローが命中した猛オシマイダーがハートに包み込まれ、浄化されてジェロスに戻った。

 

戦闘後、家族や友人、世話になった人達がはぐくみホールに集まる。

 

ルールー「みんなでクリスマス―――」

 

えみる「行くのです!」

 

ツインラブのライブと共に、クリスマスパーティーが開催された。

 

サンタ「それでは、私はそろそろ帰るとしよう。メリークリスマス!」

 

はな「サンタさん、ありがとう!」

 

さあや「お大事に!」

 

美姫「次からはこの時期に風邪、引かないで下さいね。」

 

はな・さあや・ほまれ・美姫がサンタを見送る。

 

アンリ「こう言うクリスマスも悪く無いね。」

 

ほまれ「アンリ・・・!」

 

はな「アンリ君・・・!」

 

サンタと入れ替わるようにして、松葉杖を持ったアンリと正人が現れる。

 

アンリ「オシャレでしょ?」

 

ほまれ「めっちゃイケてる。」

 

デコレーションを施した松葉杖をはな達に見せて尋ね、ほまれがめっちゃイケてると返事する。

 

その頃ジェロスは、雪の降る町中をよろけながら歩いてた。

 

猛オシマイダーになった事と暴走により、体には相当の負担が残ってた。

 

転びそうになるが、横から傘を持ったジンジンが支える。

 

ジンジン「ジェロスさん。」

 

タクミ「これ、バイト先で貰ったケーキです。」

 

ジェロスを立ち上がらせてから、タクミがバイト先で貰ったケーキを差し出す。

 

ジェロス「売れ残りでしょ?」

 

タクミ「そんなの関係無いですよ。」

 

ジンジン「美味いんですから。これ。」

 

ジェロス「仕方ないわね。今夜はパーティよ。」

 

ジンジン・タクミ「「かしこまり!」」

 

微笑みながらパーティを楽しむ人々を見つめるトラウムに、ルールーがカレーを差し出す。

 

トラウム「これは?」

 

ルールー「カレーです。見て分かりませんか?」

 

トラウム「いや、その・・・」

 

えみる「ルールーが作ったんですよ。」

 

トラウム「えっ?」

 

ルールー「はなから教わりました。暖かいご飯、食卓、みんなで囲めば―――家族に、なれる。メリークリスマス。お父さん。」

 

トラウム「ありがとう!ありがとうルールーちゃん・・・!ありがとう・・・!」

 

トラウムが声を上げて喜び、お礼を言いながらルールーを抱き締める。

 

トラウム「私からもプレゼントがあるんだよ。メカトラウム人形!」

 

一旦離れ、プレゼントのメカトラウム人形を差し出す。

 

ルールー「いりません。」

 

トラウム「メカトナカイの方が良かった?」

 

ルールー「違います。プレゼントの方はもう貰いました。でも、もう一回。ハグ。」

 

トラウム「愛しているよ。ルールー。」

 

えみるにカレーを預け、トラウムと抱き合う。

 

美姫「良かったですね。トラウムさん。」

 

ナル「お祖父ちゃん、喜んでるね。」

 

ルールー「一つ聞きますが、ナルにその人形は与えてませんね?」

 

トラウム「勿論だとも。ちゃんとぬいぐるみをあげたよ。」

 

トラウムはナルに、ナルよりも一回り大きいクマのぬいぐるみをクリスマスプレゼントとしてあげた。

 

トラウム「では感動の余韻でもう一回―――お父さんって呼んで!」 

 

ルールー「お断りします。」

 

トラウム「もう一回!」

 

ルールー「お断りします。」

 

トラウム「もう―――!」

 

ルールー「お断りします。」

 

断り続けながらトラウムから距離を取る。

 

トラウム「涙でカレーがしょっぱい・・・!でも美味い!」

 

傷心のトラウムがえみるからカレーを受け取って食べ、微笑みながらそう呟く。

 

えみる「良かったですね、ルールー。」

 

ルールー「はい。」

 

はな「私・・・何かすっごい幸せだ!」

 

美姫「私も、凄く幸せです。」

 

クライ「白く 白く けがれない世界を作ろう 世界がアスパワワにみているこの幸福の中で 皆の笑顔を永遠に フフフ・・・ハハハハッ」

 

はな「みんな集まって集まって!じゃあ行くよ!」

 

会場にいた全員が一か所に集まり、はながカメラのセルフタイマーを押して走り出す。

 

はな「HUGっと!」

 

はぐたん「ぷいきゅあー!」

 

みんなの元へ到着する手前で転び、シャッターが押された。

 

その後もパーティは大いに盛り上がり、その光景を美姫はトイカメラで撮影した。

 

その時、美姫のスマホから女神からの着信音が鳴った。

 

美姫「お母様・・・。」

 

美姫はホールから一度こっそり出る。

 

美姫「お母様・・・。」

 

女神「もうそろそろ、この世界での最終決戦が近いです。次の世界ですけど・・・」

 

美姫「プリキュアの世界は次のプリキュアでとりあえずそこまでって事で?」

 

女神「ええ。次はスター☆トゥインクルプリキュアで、その次がプリキュアでも無い別世界です。」

 

美姫「はい・・・。」

 

はな「あれ?美姫さんは?」

 

ここではなが美姫が居ない事に気付く。

 

えみる「居ないですね。」

 

ほまれ「何処に行っちゃったんだろう?」

 

ハリー「きっとルールーが作ったカレーを食べたら腹を壊してトイレに込もって―――痛でででで!」

 

言葉の途中でルールーが笑っている表情をしているが物凄く怒っており、ハリーの腕を力強くつねる。

 

さあや「そう言えばさっき、美姫さん 誰かと電話してたよ。」

 

ルールー「相手は誰だったんですか?」

 

はな「もしかして・・・」

 

ほまれ「女神様!?」

 

はな「という事は・・・」

 

さあや「次に向かう冒険先の世界が決まったって事だよ!」

 

ほまれ「そっか・・・。」

 

ルールー「では、きっと最終決戦が近いからでは?」

 

はな「最終決戦が近い!?」

 

ほまれ「考えられるよ・・・。」

 

えみる「そうですか・・・?」

 

さあや「もうそろそろ美姫さんとお別れの時なんだね・・・。」

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