仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第496話「お宝争奪! 宇宙怪盗参上☆」

ひかる達を乗せたロケットが、ある惑星の上を飛ぶ。

 

ひかる「わぁ~っ!凄い!SF映画みたい!これがゼニー星!?」

 

まどか「ここに、射手座のプリンセススターカラーペンが・・・。」

 

まどかのスターカラーペンダントが反応を見せる。

 

今回ひかる達は、射手座のプリンセススターカラーペンを探しに、ゼニー星と言う惑星に来ていた。

 

ひかる「キラやば~っ!」

 

ララ「呑気過ぎるルン・・・。」

 

プルンス「そうでプルンス。宇宙星空連合に属さないゼニー星は、お金だけが物を言う無法地帯。気を引き締めて行くでプルンス。」

 

美姫「差し詰め強欲の星って所でしょうか。ペンの回収は今まで以上に---」

 

美姫が話しているその時、外から歌声が聞こえ、窓の外から歌を歌う少女のホログラムが見えた。

 

プルンス「マオたん・・・!」

 

ひかる「な、何!?」

 

少女を見たプルンスが窓に顔を当てる。

 

ひかる「誰?」

 

ロケットを着陸させて降り、キャリーモードにしてロケットをカバンに収容して移動する。

 

プルンス「マオたん・・・!」

 

プルンスは未だに興奮し続けてた。

 

ひかる「何なの一体?」

 

ララ「宇宙アイドルマオ。彗星の様に現れ、出した歌は天文学的大ヒット。No.1アイドルルン!」

 

ひかる「へぇ~。」

 

ララが少女の事を宇宙アイドルマオと説明する。

 

プルンス「さあ行くでプルンス・・・。」

 

プルンス「マオたんを探し出し、この特製プルンスタードーナツをプレゼントするでプルンス!」

 

プルンスが特製ドーナツの入った紙箱を持ち上げて叫ぶ。

 

ひかる「いつの間に!」

 

プルンス「ちなみに美姫との合作でプルンス。」

 

更にこの特製ドーナツは、美姫と一緒に作った物でもあった。

 

えれな「あたし達はペンを探しに来たんでしょ?」

 

プルンス「そうだったでプルンス・・・。」

 

目的がプリンセススターカラーペンを探しに来た事だとえれなに言われ、それを思い出して凹む。

 

まどか「あっ。」

 

反応が強まったその先にあったのは、オークション会場だった。

 

まどか「オークション会場ですか。」

 

フワ「オークションって何フワ?」

 

まどか「ある商品に対して、沢山の人が自由に値段を付けて、一番高い金額を付けた人が買う事の出来るお買い物です。」

 

まどかがオークションについて説明する。

 

えれな「まどか詳しいね。」

 

まどか「父について、何度か行った事あるので。」

 

まどかがオークションを知ってたのは、冬貴に連れられて何度か行った事があったからだった。

 

ひかる「よーし!乗り込むよーっ!たのもーっ!」

 

ひかるがオークション会場に向かって走り出す。

 

美姫「ちょっと待ってください。」

 

オークション会場に向かって走り出したひかるの手を美姫が掴む。

 

ひかる「えっ?」

 

美姫「もしかしたらここ、今までよりも厄介かもしれません。」

 

ひかる「どう言う事です?」

 

美姫「ペンダントがオークション会場を指したって事は、ペンはオークションの競売品に出されてる可能性が高いです。」

 

ララ「つまり・・・どう言う事ルン?」

 

美姫「つまり私達じゃそう簡単に手が出せない所にペンがあるって事です。」

 

ララ「オヨ!?」

 

まどか「美姫さんの言う通り、こう言ったオークション会での競売品は最低落札額でも数百万は下がりません。」

 

ひかる「す、数百万・・・!?」

 

数百万と言うと、ひかるが驚く表情をする。

 

ララ「じゃあどうするルン?」

 

美姫「今考えてる。それに招待状を持っていない私達じゃ会場に入る事も出来ない。」

 

ひかる「そんなー!」

 

美姫は両腕を組んで考え、入る事が出来ないと聞いたひかるが落ち込む。

 

その時、途轍もない程長いリムジンがひかる達の前に停まり、ドアが開いた。

 

?「その通り。入場が許されるのは、僕のような超セレブのみ。さ。」

 

そこから竜人のような人物が降り、ひかる達の方を向いてそう告げる。

 

ひかる「ちょ、超セレブ・・・?」

 

警備員「こちらは、星空界一の大富豪、ドラゴン家のドラ息子、ドラムス様でございます。」

 

その人物は星空界一の大富豪の息子、ドラムスだった。

 

ドラムス「悪く思わないでくれ。今夜は特に警戒が厳重なんだ。何しろ、あのブルーキャットが現れるなんて噂もあるのでね。」

 

ララ「ブルーキャットルン!?」

 

美姫「ブルーキャット・・・青い猫ですか?」

 

まどか「どなたですか?」

 

ララ「狙った獲物は必ず盗むって言う、世間を騒がせている宇宙怪盗ルン!」

 

このオークション会場に、星空界を騒がせている宇宙怪盗・ブルーキャットが現れると噂があり、会場の警備は厳重だった。

 

ひかる「宇宙怪盗!?キラやば~っ!」

 

フワ「フワー!」

 

美姫「宇宙怪盗・・・泥棒ライダーであるディエンドですか・・・。」

 

まどか「ディエンドって泥棒ライダー・・・ですか?」

 

美姫「前に見たはずの銃型ドライバーですが・・・。」

 

えれな「あっ、あれか・・・。」

 

まどか「あの銃型ドライバーの変身者が泥棒の仮面ライダーですか?」

 

美姫「ええ。僕の興味は世界ごとのお宝だけさ。って・・・。」

 

ひかる「興味あるのは世界ごとのお宝だけ・・・。」

 

まどか「世界ごとのお宝・・・ですか。」

 

美姫「お宝好きのね・・・。怪盗の宇宙版とは・・・。」

 

ララ「ブルーキャットと違うのは、おそらく予告状を出すか出さないかのとこだけルン!」

 

ドラムス「お喋りが過ぎたね。さあ行こう。マオ。」

 

マオ「ニャン!」

 

ドラムスの長い尻尾には、なんとマオが座ってた。

 

ひかる「あっ!さっきの・・・!」

 

プルンス「ままままマオたん!?何でここに!?」

 

ドラムス「オークションを盛り上げる為に、僕のポケットマネーで呼んだのさ。」

 

マオがここにいたのは、ドラムスが自身のポケットマネーで呼んだからだった。

 

マオ「マオのファンニャン?」

 

プルンス「大ファンでプルンス・・・!」

 

マオ「嬉しいニャン!」

 

プルンスが嬉しさの余り震え、ファンと告げる。

 

マオ「ドラムスさん、この子達も入れてニャン。」

 

ドラムス「いくら君の頼みと言えども・・・」

 

マオ「マオの友達も同然ニャン。お願い、ニャン。」

 

マオが上目遣いでそう言ってから、微笑みを浮かべてドラムスに頼む。

 

ドラムス「可愛い~っ!オッケー!」

 

マオの頼みによって、ひかる達もオークション会場へ入れる事になった。

 

案内された控室で、ひかる達がドレスに着替え、ナツはスーツに着替え、プルンスが蝶ネクタイを着ける。

 

ひかる「キラやば~っ!」

 

まどか「お借りしてもよろしいのですか?」

 

マオ「全部私のだから、気にしないで良いニャン。」

 

ひかる達の着てるドレスは、全てマオの物だった。

 

フワ「マオ、良い匂いフワ~。」

 

マオ「出来たニャン。」

 

フワ「ありがとフワー!」

 

マオ「それじゃ楽しんでニャン!」

 

フワの衣装を整えてから、マオが控室を後にする。

 

ひかる「行っちゃった。」

 

まどか「初対面のわたくし達に、何故ここまでしてくれるのでしょう?」

 

美姫「私もそれが気になっていたんです。いくら何でも簡単に通し過ぎます。」

 

プルンス「それはマオたんが天使だからでプルンス~・・・。」

 

ひかる「ところでドーナツは渡したの?」 

 

プルンス「忘れてたでプルンス~・・・!」

 

マオに渡すつもりのドーナツを渡し忘れた事をひかるに言われて思い出し、その場で凹んだ。

 

オークション会場に移動し、浮遊する席に座って待機する。

 

ひかる「わぁ~っ!凄い!」

 

まどか「とにかく、ペンを探さないと。」

 

まどかがスターカラーペンダントを取り出した直後、マオの歌・「コズミック☆ミステリー☆ガール」が流れ始める。

 

プルンス「こ、この曲は・・・!」

 

司会者「まずは余興で盛り上げるぜ!みんな知ってる宇宙アイドル!」

 

カマキリのような姿の司会者の声と共にステージから煙幕が生じ、それが晴れると同時にマオが姿を現す。

 

マオ「マオだニャン!」

 

会場が大歓声に包まれ、大いに盛り上がる。

 

ひかる「何これキラやば~っ!」

 

ララ「テンション上がるルン!」

 

美姫「流石はトップアイドル。」

 

フワ「フワも歌うフワー!」

 

えれな「おっ。」

 

えれなが蠍座のプリンセススターカラーペンでトゥインクルブックに絵を描き、マイクを出す。

 

フワがマイクを持ち、その場で歌い出す。

 

ひかる「そんなに好きなの?」

 

プルンス「?思い出すでプルンス・・・」

 

ひかるからマオの事がそんなに好きなのかと尋ねられたプルンスが、目を閉じて昔の事を思い出す。

 

それは、ララと出会う前の事で、とある星でフワを抱き抱えてトラックにしがみ付いてたプルンスが、トラックから聞こえたコズミック☆ミステリー☆ガールを聞いて、気合いを取り戻した事があった。

 

プルンス「プルンスは、マオたんに救われたでプルンス。」

 

ひかる「へぇー・・・。」

 

プルンス「マオたーん!」

 

テンションを上げ、マオの名を叫ぶ。

 

コズミック☆ミステリー☆ガールを歌い終えると同時に、会場一帯が花火で覆われ、拍手が湧いた。

 

まどか「これ程、皆さんを夢中にさせるなんて・・・。こんな見事なパフォーマンス、初めてです・・・!」

 

マオ「オークション、楽しんでニャン!」

 

マオがそう告げると同時に煙幕が生じ、姿を消した。

 

マオの余興が終わり、オークションが開催される。

 

司会者「それでは、スタート!ロットナンバー1!いきなり大物!惑星レインボーのネックレス!」

 

最初に出品されたのは、惑星レインボーと言う惑星で作られたネックレスだった。

 

えれな「綺麗だね。」

 

ひかる「何?凄い物なの?」

 

プルンス「惑星レインボーは、滅びた星でプルンス。星の人達が石みたいに固まって・・・。」

 

ひかる「石に!?」

 

ララ「原因は分かって無いルン。」

 

プルンス「星の貴重な宝が奪われて、出回ってるって聞いた事があるでプルンスが・・・。」

 

司会者「もう作られる事の無いスーパー貴重品!まずは500万キランからスタート!」

 

ひかる「500万キランっていくら?」

 

ララ「えっと・・・丁度500万円位ルン。」

 

ひかる・えれな「「ええっ!?」」

 

500万キランは日本で言う500万円である事をララから聞いたひかるとえれなが驚く。

 

つまり、日本円換算で1キラン=1円である。

 

ドラムス「まどろっこしい・・・。一億キラン。」

 

参加者達が少しずつ競り出す中、ドラムスが一億キランと告げる。

 

ひかる「あっ、さっきの超セレブ。」

 

えれな「一億・・・一億円!?」

 

司会者「ドラムス様!一億キラン!圧倒的!他、ありませんね!?エクセレント!ドラムス様落札!」

 

ネックレスはドラムスの一億キランで落札された。

 

司会者「さあ!次々行くぞ!」

 

その後もドラムスは次々出て来る商品を、全て落札した。

 

司会者「ヘイヘイどうした!?ドラムス様が全部買い占めてんぞー!」

 

ララ「あの人どれだけお金持ってるルン・・・?」

 

まどか「それよりも、ペンは一体―――」

 

司会者「それじゃ、本日最後にして最高の品!偶々見つけた異星人から当オークションが買い叩いた・・・!」

 

最後の商品が出て来ようとしたその時、まどかのスターカラーペンダントが反応し出す。

 

司会者「プリンセスの力!」

 

最後の商品として出て来たのは、プリンセススターカラーペンだった。

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・プルンス「「「「「プリンセススターカラーペン!?」」」」」

 

まどか「まさか、出品物だったなんて・・・!」

 

司会者「十二本集めると何でも願いが叶うってホットな話題、知ってるよね!」

 

ひかる「そうなの!?」

 

プルンス「根も葉も無い噂でプルンス・・・!」

 

プルンスがひかるに両頬を引っ張られながら根も葉も無い噂と告げる。

 

会場にいる参加者達から、どよめきが起こる。

 

ドラムス「さもしいねぇ。僕は超大金持ちだから望む物は全て手に入る。そんな物に興味は無いね。」

 

大してドラムスは、余り興味を見せて無かった。

 

司会者「おっと!ドラムス様は興味無し!」

 

ひかる「チャーンス!私の全財産で勝負だーっ!」

 

椅子から立ち上がったひかるが500円玉を出して力強く叫ぶ。

 

客A「1000万。」

 

ひかる「いきなり負けた!」

 

だが参加者の一人が一千万キランを出した為、あっと言う間に負けた。

 

美姫「五百円で行ける訳ないでしょ・・・。」

 

他の参加者も競り出し、このままではプリンセススターカラーペンを確保出来ない可能性が高くなってしまう。

 

ララ「マズいルン・・・。」

 

プルンス「勝ち目無いでプルンス・・・。」

 

えれな「何か、別の方法を考えるしか・・・。」

 

まどか「別・・・と言っても・・・」

 

オクトー「八億キラン!」

 

司会者「おーっと!八億来ましたーっ!」

 

オクトー「全財産だ!持ってけこのタコ!」

 

司会者「宇宙マフィアのボス!ドン・オクトー様だーっ!」

 

宇宙マフィアのドン・オクトーが八億キランを出す。

 

ドラムス「九億。」

 

オクトー「なっ!?」

 

だがすぐさまドラムスが九億キランを出した。

 

オクトー「テメー!興味無いと言ったろうがー!」

 

ドラムス「いやぁ、お手洗いの電球が切れていたのを思い出してね。代わりのライトに丁度良さそうだ。」

 

何とドラムスは、プリンセススターカラーペンをトイレの電球の代わりにしようとしていた。

 

オクトー「何ーっ!?」

 

ドラムスを殴りに向かおうとするオクトーを、一緒にいた部下達が抑える。

 

司会者「九億!九億キラン!他ありませんか!?もうありませんかー!?」

 

えれな「マズいマズい・・・!」

 

ララ「美姫!何とかならないルン!?」

 

ひかる「ペンが買われちゃいますよ・・・!」

 

ひかるとララが美姫の肩を掴んで揺らし、何とかならないのかと告げる。

 

美姫「そう言われましても~・・・。」

 

まどか「どうすれば・・・!」

 

プルンス「もう駄目でプルンス~!駄目でプルンス~!」

 

まどかが周囲を飛び回るプルンスが持った紙箱を見て、何かを思い付く。

 

まどか「プルンス!」

 

プルンス「!?」

 

まどか「お願いがあります!」

 

プルンス「・・・?」

 

司会者「って事で、プリンセスの力はドラムス様が落さ―――!」

 

まどか「待った!」

 

ドラムスの落札が決まる寸前で、まどかが止めに入る。

 

ドラムス「?」

 

まどか「ドーナツ、お一つで!」

 

まどかがプルンスの持って来たドーナツを上に掲げる。

 

司会者「はぁ?ドーナツ?」

 

まどか「わたくしの星地球の、大変価値のあるスイーツです。こちらと交換でいかがでしょうか?」

 

なんとまどかは、キランの代わりにドーナツで勝負をしようとしていた。

 

ドラムス「何を言っているんだ?」

 

まどか「初めてこれを食べた時、わたくしは甚く感動しました。それと同じ位、先程のマオさんの歌にも感動致しました。であれば!文化も、星の垣根も越えて、このドーナツの味、その価値!皆様にも、お分かり頂けるハズ。」

 

まどかがそう言うと、会場からどよめきが起こる。

 

まどか「物はお試し。お一ついかがですか?」

 

プルンス「食べてみるでプルンス!」

 

?「そう言う事なら私が。」

 

司会者「おお!あなたは・・・!宇宙料理評論家の、シタ・コエーテル氏!」

 

参加者の一人でもあり宇宙料理評論家のシタ・コエーテルが名乗りを上げる。

 

美姫(なんなんでしょうね。その名前は・・・。)

 

コエーテル「宇宙のあらゆる美味を食した私が、その価値を判断致しましょう。ま、この私が知らないドーナツとやらが美味しい訳が・・・」

 

プルンスからドーナツを受け取り、一口で食べる。

 

コエーテル「う・・・!美味ーーーーーい!」

 

初めて食べるドーナツは、声を上げる程の美味しさだった。

 

まどか「さあ、お味はいかがですか!」

 

コエーテル「素晴らしい食感と甘み・・・!優に二十億キランは越えてる!」

 

ひかる・ララ・えれな「「「二十億!?」」」

 

二十億キランの価値があると評価され、これを聞いたひかる・ララ・えれなは相当驚く。

 

美姫「「ドーナツ一個に二十億の価値が・・・。」

 

美姫もひかる達程ではないが、驚いていた。

 

司会者「アガるねぇ!ドーナツ一つ二十億キランとしゃれ込もう!」

 

ドラムス「面白い。二十一億!」

 

司会者「ドラムス様!二十一億!」

 

まどか「ドーナツ、二つ!」

 

ひかる・ララ・えれな「「「四十億!?」」」

 

ドラムス「四十一億。」

 

まどか「三つ!」

 

ひかる・えれな「「六十億!?」」

 

司会者「アメイジング!両者一歩も引かない!」

 

誰にも見えない場所に移動した後、オーロラカーテンを出して中に入る。

 

その後も両者一歩も引かない所まで行き続け、百億を超えた。

 

ひかる「もうドーナツ無いよ!」

 

ここまででもうドーナツは一個も残って無かった。

 

まどか「大丈夫です。幼い頃より、オークションで戦う父を見て来ました。勝利の法則は決まりました!」

 

美姫「そ、そうですか・・・。」

 

ドラムス「何だ・・・この感じは・・・!」

 

まどか「逆境の時にこそ・・・」

 

扇子で口元を隠してたまどかが口元を見せ、口元に笑みを浮かべる。

 

ドラムス「わ、笑っている・・・だと・・・!?」

 

このような状況でも笑っているまどかに、ドラムスが動揺を見せる。

 

ドラムスには、まどかの背後に大量のドーナツが積み上がっているのが見えた。

 

ドラムス「威風堂々かつ、颯爽・・・!彼女の資金は、底無しなのか・・・!?」

 

するとドラムスが、まどかに対して拍手を送った。

 

ドラムス「勝負に熱くなって忘れていたよ・・・!ドラゴン家のモットーはレディファースト。君にお譲りしよう。」(僕のカッコ良さを引き立てつつ自然な折り方・・・。セーフ・・・。)

 

そう告げながらも、心の中ではそう呟いた。

 

プルンス「って事は・・・!」

 

司会者「ななな何と!地球のお嬢さんが落札ーっ!」

 

ドラムスとのオークション対決は、まどかが制した。

 

ひかる・ララ・えれな「「「やったぁ!」」」

 

プルンス「勝ったでプルンスー!」

 

まどか「はい!」

 

まどかとプルンスがドーナツで乾杯する。

 

まどかを祝福するかのように、花火が打ち上がる。

 

ひかる「お祝い派手過ぎ・・・!」

 

美姫「ホントです、ホント。」

 

司会者「ああーっ!?プリンセスの力が、無い!」

 

花火が消えた直後、いつの間にかプリンセススターカラーペンが無くなり、代わりに猫が描かれた青いカードが浮いていた。

 

ララ「ブルーキャット!」

 

ひかる「ええっ!?」

 

ドラムス「宇宙怪盗・・・!」

 

プリンセススターカラーペンを盗んだのは、ブルーキャットだった。

 

警備員『やられました・・・。保管庫もスッカラカンでございます!』

 

更に保管庫にあった宝も全て奪われてしまった。

 

プルンス「ペンが・・・!」

 

まどか「追いましょう!」

 

ひかる達が外に出てプリンセススターカラーペンを探し、スターカラーペンダントの反応が強まった屋上へ向かう。

 

まどか「あれは・・・!」

 

プルンス「マオたんでプルンス!」

 

そこにはマオが立ってた。

 

ひかる「ねえ!宇宙怪盗見なかった!?」

 

マオ「ニャ?知らないニャ。」

 

ひかる「そっか・・・。」

 

えれな「待って。あなた、ここで何を?」

 

えれながここで何をしていたのか問い掛けるも、マオは無言で微笑んでるだけだった。

 

すると、まどかの持ってるスターカラーペンダントが強く反応し出した。

 

まどか「これは・・・」

 

美姫「やっぱりですか。怪しいとは思いました。」

 

マオ「へぇ~・・・思ったより高性能だね。それ。」

 

プルンス「えっ・・・?」

 

マオの目付きと声のトーンが突然変わる。

 

そして素早く右手に何かを持ち、全員に見せる。

 

それはなんと、プリンセススターカラーペンだった。

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・プルンス・フワ『!?』

 

プリンセススターカラーペンを上空へ放り投げ、すぐさまワイヤーを使って屋上の天辺に跳ぶ。

 

マオ「みんな大好き宇宙アイドル、マオニャン・・・は仮の姿。その、正体は・・・!全宇宙を又に駆ける・・・!」

 

取り出した香水を自身に浴びせると、マオの姿が徐々に変わり、髪の毛もピンクから青に変わる。

 

ブルーキャット「宇宙怪盗、ブルーキャット!」

 

マオこそが宇宙怪盗・ブルーキャットだった。

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「ええっ!?」」」」

 

プルンス「宇宙怪盗!?」

 

美姫「やっぱり。」

 

アイワーン「プリキュアにディケイドだっつーの!?」

 

そこにドラゴン型のノットリガーと、それに乗ったアイワーンが現れる。

 

ひかる「今度はノットレイダー!?」

 

アイワーン「バケニャーンがいないから、ダークペンを思いっ切り使えるっつーの!」

 

まどか「!あれは・・・!」

 

ノットリガーの中には、ドラムスが居た。

 

ブルーキャット「何とかしなさい、プリキュア。」

 

ひかる「プリキュアって・・・!」

 

ブルーキャット「だから会場に入れたんじゃない。オークションを掻き回して盗む隙を作って貰う為にね。」

 

ブルーキャットはひかる達がプリキュアだと言う事を知ってて、その口から、会場に入れたのは盗む隙を作る為と話す。

 

プルンス「そんなぁ~・・・。」

 

まどか「プルンス・・・」

 

ブルーキャットに利用されていた事にプルンスが凹む。

 

ひかる「とにかく今は・・・!」

 

美姫「変身!」

 

ひかり・ララ・えれな・まどか「「「「スターカラーペンダント!」」」」

 

ひかり・ララ・えれな・まどか「「「「カラーチャージ!」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド・ディケイド!」

 

スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」

 

ノットリガーが口から火炎放射を放つ。

 

スター「たあっ!」

 

火炎放射を避けたスターが跳んでパンチを繰り出すが、翼で防がれる。

 

スター「うああっ!」

 

ミルキー「ルン!」

 

吹き飛んだスターと入れ替わるようにしてミルキーが跳ぶ。

 

次にミルキーが跳びかかるが、翼の羽ばたきで生じた突風で吹き飛ばされる。

 

ミルキー「お、オヨ~!」

 

ミルキーが天井叩き付けられた所に、後ろを取ったソレイユが跳ぶ。

 

ソレイユ「はああああぁぁぁっ!」

 

全身を回転させて回し蹴りを繰り出すも、尻尾で防がれる。

 

ソレイユ「・・・!?」

 

アイワーン「甘いっつーの!」

 

アイワーンがそう告げると同時に火炎放射を繰り出し、ソレイユが避ける。

 

そのまま向かって来た火炎放射を、ディケイドが横に跳んで避ける。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド カブト!」

 

バックル部分から変身していき、最後にカブトホーンが立ち上がる。

 

ネオディケイドライバー「チェンジ・ビートル!」

 

ネオディケイドはカブトにカメンライドした。

 

ネオディケイドカブトは右腕で天を指す。

 

ブルーキャット「何で上を指してんの・・・。」

 

ネオディケイドカブト「お祖母ちゃんが言っていた。俺は天の道を往き、総てを司るライダー、太陽の神カブトだ!」

 

ブルーキャット「おばあさん!?天の道を往き、総てを司るライダーですって!?っていうか、別の男に声も話し方も変わっている!?」

 

ネオディケイドカブト「はっ!はあっ!」

 

ネオディケイドカブトがカブトクナイガンのアックスモードを左右交互に振り下ろして斬り裂く。

 

画面上操作より、トランクス(剣)を呼び出しする。

 

トランクス(剣)「呼びましたか?」

 

ネオディケイドカブト「ああ。」

 

スター「誰!?」

 

ソレイユ「肩に剣を背負ってるよ!?」

 

セレーネ「あなたは?」

 

トランクス「俺はトランクス!父さんはベジータ、サイヤ人という宇宙の戦闘民族の元王子です。」

 

ミルキー「父親が宇宙の戦闘民族の元王子ルン!?」

 

セレーネ「ベジータさん・・・。」

 

ブルーキャット「父親が宇宙の戦闘民族の元王子ですって!?」

 

トランクス(剣)「俺より前に呼び出し受けた者はいますか?」

 

スター「ピッコロってナメック星人です!」

 

トランクス(剣)「そうですか!ピッコロさん、俺は地球人の母さんとの間のハーフでして、父さん同様に(スーパー)サイヤ人になる事ができます!」

 

ブルーキャット「(スーパー)サイヤ人・・・?」

 

ミルキー「(スーパー)サイヤ人って何ルン?」

 

トランクス(剣)「行きます!はぁあああ!!」

 

トランクス(剣)は黄金オーラに包まれ、髪が金髪に逆立ち、マユゲが金色、目がグリーンへ。

 

アイワーン「何だっつーの!?」

 

ソレイユ「トランクスさん!?」

 

ソレイユ「これが・・・(スーパー)サイヤ人・・・。パワーもめちゃくちゃ上がってそう・・・。」

 

超トランクス(剣)は宙に浮きだした。

 

セレーネ「ピッコロさんと同じように浮きだしました!!」

 

ブルーキャット「空を飛べるなんて聞いてないわ!!」

 

ネオディケイドライバー「アタックライド クロックアップ」

 

突如時間干渉の超高速移動になり、ノットリガーに攻撃してダメージを与える。

 

超トランクス(剣)も連続で高速移動しながらのあらゆる方向による斬撃を行っていく。

 

ネオディケイドカブトは通常の時間軸に戻り、ネオディケイドに戻った。

 

ブルーキャットはスター達がノットリガーと交戦してる間に、足場を走ってその場から逃げ去ろうとしていた。

 

ブルーキャット「後は任せたわ。」

 

セレーネ「待って下さい!」

 

ブルーキャット「?」

 

ブルーキャットの後をセレーネが追う。

 

ブルーキャット「何?」

 

セレーネ「ペンを返して下さい!」

 

ブルーキャット「出来ない相談ね。」

 

セレーネがプリンセススターカラーペンを取り返そうとブルーキャットに跳びかかるが、ブルーキャットは避け続ける。

 

その直前、ノットリガーの放った火球が当たって爆発が起こり、セレーネが会場に落下する。

 

ブルーキャット「ったく、厄介ね・・・!」

 

ブルーキャットはワイヤーを使って降り、会場に浮いている客席に足を着けて跳び退く。

 

セレーネも客席を足場にし、ブルーキャットに向かって跳ぶ。

 

セレーネ「ペンは、プルンスの気持ちの籠ったドーナツで勝ち取った物!返して貰います!」

 

そう叫ぶと、ブルーキャットの左腕を掴む。

 

ブルーキャット「それって私の為のドーナツでしょ?だったら私の物で良く無い?」

 

セレーネ「屁理屈です!」

 

ブルーキャット「屁理屈で競り勝ったクセに!」

 

ブルーキャットがセレーネを蹴り付けて距離を取り、中央のステージに両者が着地する。

 

その時、ノットリガーの攻撃を受けて吹き飛んだスター・ミルキー・ソレイユが壁にめり込んだ。超トランクスはネオディケイドを自らを壁として受け取る。

 

ネオディケイド「悪いな。」

 

超トランクス(剣)「いえ・・・。」

 

アイワーン「アタイを無視して駄弁ってんじゃねーっつーの!」

 

ブルーキャット「ホント厄介ね。アイワーン。」

 

アイワーン「何でアタイの名前を・・・?まあ良い。トドメだっつーの!」

 

ノットリガーが口に炎を溜め、強力な火炎放射を放とうとする。

 

ブルーキャット「仕方ないわね・・・!」

 

ブルーキャットがプリンセススターカラーペンを投げ、セレーネがこれをキャッチする。

 

セレーネ「・・・!これは・・・!」

 

ブルーキャット「予定変更!それで何とかしなさい!」

 

セレーネが射手座のプリンセススターカラーペンをスターカラーペンダントに挿し込み、星を描く。

 

セレーネ「プリキュア!射手座!セレーネアロー!」

 

射手座マークを纏ったトライデントの形をした矢を放つ射手座セレーネアローを放つ。

 

射手セレーネアローがノットリガーの口の中に入り、大爆発を起こした。

 

セレーネ「皆さん!」

 

スター・ソレイユ「「うん!」」

 

ミルキー「ルン!」

 

ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド!」

 

超トランクスもジェスチャーを行い、両手をノットリガーに向ける。

 

超トランクス「バーニング・アタック!」

 

巨大な気弾を放つ。

 

ネオディケイド「はあっ!!」

 

ノットリガーに向けてバーニング・アタックとディメンションブラストを放つ。

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「宇宙に輝け!イマジネーションの力!」」」」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「トゥインクルステッキ!」」」」

 

四人が左腕を上に翳し、トゥインクルステッキを召喚させる。

 

スター「スタートゥインクル!」

 

ミルキー「ミルキートゥインクル!」

 

ソレイユ「ソレイユトゥインクル!」

 

セレーネ「セレーネトゥインクル!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「四つの輝きを今一つに!」」」」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「プリキュア!サザンクロス・ショット!」」」」

 

南十字座のようにスターが上、ミルキーが下、ソレイユが左、セレーネが右に並び、南十字座型の光弾を放つサザンクロス・ショットを放った。

 

バーニング・アタックとディメンションブラストが片側の翼を撃ち抜いた所にサザンクロス・ショットが命中し、ノットリガーが浄化された。

 

アイワーン「変なジャマが入らなければっつーの!ベーッだっつーの!」

 

客席でアイワーンが飛び跳ねながらそう叫び、瞬間移動して姿を消した。

 

超トランクスは通常に戻る。

 

トランクス(剣)「では、皆さん 俺はこれで失礼します!」

 

セレーネ「はい!いつかまた会えるその日を!!」

 

スター「ありがとうございます!!」

 

トランクス(剣)は消える。

 

ブルーキャット「それは一旦預けておくわ。他のお宝は全部頂いたから、今日は良しとするニャン!」

 

屋上でブルーキャットがそう言い残すと、その場を立ち去った。

 

プルンス「マオ・・・たん・・・。」

 

ドラムス「僕は・・・何を・・・。」

 

客席で意識を取り戻したドラムスが、ステージに立つまどかの持ったプリンセススターカラーペンを無言で見つめた。

 

トゥインクルブックに射手座のプリンセススターカラーペンを挿し込み、その中にエネルギーを注ぎ込む。

 

星が光ると同時に星空の見える星型の窓のような物が現れ、星が広がる。

 

一番上の星に射手座のプリンセススターカラーペンをタッチすると、線が出て来て射手座を作り上げる。

 

その時生じたエネルギーがフワに注がれ、フワの姿が変わる。

 

フワ「射手座フワ!フーワー!」

 

力を放出させ、スター達をスターパレスへ送る。

 

フワ「星の輝き、戻るフーワー!」

 

スターパレスに到着し、フワが星型のエネルギーを上空へ飛ばしてからすぐに花火が上がる。

 

上空に射手座のスタープリンセスが映し出された直後、スターパレスに射手座のスタープリンセスが帰還した。

 

射手座「皆さん、ありがとう。」

 

ひかる達がロケットに乗り、ゼニー星を後にする。

 

ひかる「それにしても、ブルーキャットは何で私達がプリキュアとディケイドだって知ってたんだろ?」

 

プルンス「どーでも良いでプルンス!」

 

プルンスの怒声が聞こえた方を向くと、プルンスがテーブルの上に置かれた大量のドーナツをヤケ食いしていた。

 

ひかる「何そのドーナツ!?」

 

プルンス「ヤケ食いでプルンス!みんな付き合うでプルンス!」

 

まどか「ええ。喜んで。」

 

プルンス「一人百億キランは食べるでプルンス!」 

 

ひかる「えぇ~っ!?」

 

地球に戻るまでひかる達は、プルンスのヤケ食いに付き合う羽目になったのだった。

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