仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:グレイモン
夜、ことりがリビングでノートパソコンを操作する。
ことり(今までだって、お姉ちゃん達が行く所のほとんどにはプリキュアとディケイドが現れるし、お姉ちゃん達とプリキュアを一緒に見た事なんて一度も無かった・・・。)
確実な証拠を探ろうとここまでネットサーフィンをしていたが、途中で手を止める。
ことり(やっぱり、無い・・・。)
ここまで探して、手掛かりは一つも見当たらなかった。
ことり「こうなったら、お姉ちゃん達を完全にマークして、完璧な証拠を見つける!」
椅子から立ち上がってそう叫び、拳を握り締めた。
そんな事も知らずはなは、「もう食べられない」と古典的な寝言を言いながらはぐたんと一緒に寝ていた。
何故はぐたんが一緒に寝ているのかと言うと、ハリーと一緒に泊まりに来ていたからだった。
翌朝、森太郎がキッチンでオムレツを作る。
森太郎「ハリー、卵二つでいいかな?」
ハリー「はいー!いっつもご馳走になってもろてスンマセン!」
すみれ「いいのいいの。みんなで食べた方が楽しいもんね。」
はな「オムレツー!オムレツー!」
ルールー「はぐたん。どうぞ召し上がれ。」
ルールーがはぐたんにおにぎりを差し出す。
はな「いただきまーす!」
はぐたん「いただきまーしゅ!」
朝食のオムレツを子供じみた食べ方で食べるはなを、ことりがジッと見る。
ことり(やっぱり思えないなぁ・・・。キュアエールがお姉ちゃんだなんて・・・。)
ルールー「ことり?どうかしましたか?」
ことり「いや、別に・・・」(ルールーが確か・・・キュアアムールだっけ。うん、分かる気はする。)
ルールー「私の顔に何か付いてますか?」
ことり「あ、ううん。付いて無いよ。」
はな「あげないよ!これは私のオムレツだから!」
そう言って皿を遠ざけると滑ってしまい、壁に当たってオムレツが皿から飛んで行く。
だがハリーが口でキャッチし、そのまま食べた。
はな「めちょっく・・・!返して・・・!返して・・・!」
すぐさまハリーに詰め寄ってオムレツを返すようせがむ。
ことり「お姉ちゃんって・・・本当にお子ちゃまね・・・。」
はなを見て呆れ、そう呟いた。
学校に来てからも、ことりははな達の様子を隠れて見続ける。
ことり(さあやさんがキュアアンジュで、ほまれさんがキュアエトワール。これも分かる。)
えみる「何をやってるのですか?」
ことり「・・・!プリキュア・・・!?」
えみる「うぇぇ!?」
ことり「えみるちゃんか・・・。」(えみるちゃんもプリキュアで、キュアマシェリだよね。最近よくお姉ちゃん達といるようになったのは、そう言う事だよね。)
えみる「な、な、な、何の事・・・?プリキュアがどうしたのです・・・?」
ことり「あ、えっと、その・・・」(流石にこんな所で言う訳にも行かないし・・・。)
えみるとことりがグラウンドの辺りに場所を変え、椅子に座る。
えみる「こんな所に来てどうしたのですか?」
ことり「えみるちゃん、ちょっと聞いてもいい?」
えみる「な、何をですか?」
真剣な表情でえみるに尋ね、えみるがその迫力に冷や汗を垂らす。
ことり「キュアエールの正体って―――」
ふみと「キュアエールだぁ!?」
突如ふみとが走りながらこちらに向かって来て、二人とすれ違った直後に足を止めて踵を返す。
そして二人の方まで向かい、足を止めた。
ふみと「キュアエールさんがいるのか!?どこにいるんだ!?」
えみる「何者なのです!?」
ふみと「俺?」
ことりの前に出たえみるが両腕を広げて尋ねる。
ふみと「俺はキュアエールさんファンクラブの会長!千世ふみとだ!」
ふみとが「キュアエールさん命」と書かれた帽子を被り、自己紹介する。
ことり「キュアエールさんファンクラブ・・・!?」
ひなせ「ふみと待ってよ。プリキュアはこんな所にいないよ。」
今度はひなせが現れ、ふみとにそう告げる。
ことり「ひなせ君・・・。」
ひなせ「ことりちゃん。」
ふみと「何だ、知り合いか?」
ひなせ「忘れちゃったの?野乃さんの妹さんだよ。ルールーさんの歓迎会の時もいたじゃないか。」
ふみと「ああそうか。野乃の家でやったもんな。野乃の妹も、キュアエールさんのファンなんだな。」
ことり「はい・・・?」
えみる「ファン!?」
ふみとが両手でことりの手を掴んで言い、二人が目を見開く。
ふみと「その気持ちは分かるぜ。あの日から、俺はキュアエールさんに心を―――」
ひなせ「助けて貰った恩人だもんな。」
ふみとの言うあの日とは、はながエールに初めて変身した日の事である。
ふみと「そうなんだよ。それでさ―――」
今度は夕焼けの中でエールが去るのを光景を浮かべる。
えみる「何かキャラが違うのです。」
ひなせ「そんなシーンあったかな?」
ふみと「いいんだよ!」
ふみと「とにかく俺は、カッコ良くて可愛くて、最強のキュアエールさんに会いたいんだよ!」
ふみとがその場に踏みとどまり、周囲を見回す。
えみる「何なのです?」
ひなせ「またか・・・。」
ことり「えっ?」
ふみと「プリキュアの気配がする!」
えみる「でええっ!?」
ひなせ「何で分かるの?」
ふみと「行くぞ!」
プリキュアの気配を感じ取ったふみとが、ことりの手を掴んで走り出す。
ふみと「キュアエールさんファンクラブ会員三号!」
ことり「はい~!?いつ会員に~!?」
ひなせ「待ってよ!てか会員二号って僕!?」
ひなせがふみとの後を追う。
えみる「意味が分からないのです・・・。」
一人取り残されたえみるは、意味が分からないと呟いた。
ベッドの上で、ジェロスが膝を崩す。
ジェロス「リトルバイリトル・・・。誰も来ない・・・。私の元から・・・みんな去って行く・・・。ホワイ・・・?何故戻って来ないの・・・?私から美しさが、失われているから・・・?時と共に私の能力が・・・輝かしい私が曇って行く・・・!」
タブレット端末を時計に向けて投げ、時計を壊す。
ジェロス「何で・・・戻らないの・・・。戻って来なさい・・・!あの時よ・・・!輝かしい私の・・・時間・・・!」
三人が来たのは、公園にあるたこ焼き屋だった。
なおすぐ近くにある焼き芋屋では、タクミがバイトをしていた。
店主「はいらっしゃい!」
ことり「タコ焼き・・・。あの、プリキュアは?」
ひなせ「感じたのは、プリキュアの気配じゃなくて、ソースの匂いだったのか。」
ことり「お腹空いてたんですね。てか、どうしてこんな事に・・・」
ふみと「まあよくある事だ。」
ことり「よく・・・!?」
ふみと「心配すんな。」
そう言うと、ことりとひなせに帽子を被せる。
ふみと「ファンクラブが力を合わせれば、必ずキュアエールさんに会える。なっ、ひなせ。」
ひなせ「いや・・・だから僕はいつから会員に・・・?」
ふみと「会員三号、タコ焼き奢ってやる。入会祝いだ。」
ことり「ありがとうございます。けど、割り勘で結構です。」
こおり「今計算します。」
ひなせ「えっ?いいよいいよ。」
ふみと「ヘッポコの野乃の妹なのに、しっかりしてんな。お前のお姉ちゃんって、本当におっちょこちょい―――」
はな「だーれがヘッポコだぁ!」
三人の前に突如現れたはなが叫ぶ。
ふみと「だぁぁ・・・!野乃・・・!?」
ひなせ「また野乃さんがタコ焼き屋に?」
店主「たまに手伝ってくれてんだよ。」
はなははぐくみフードフェスティバル以来、たまにこのタコ焼き屋の手伝いをしていた。
ことり「へぇ。」
店主「まだまだ修行中だけどな。ま、頑張ってんのは良い事だ。」
ひなせ「野乃さんの焼いたタコ焼き、食べてみたいな。」
はな「丁度焼いたのあるよ。」
ひなせ「ありがとう。」
ふみとに自分の焼いたタコ焼きを渡す。
ふみと「俺は親父さんので。」
はな「ああん・・・!?」
ふみと「キュアエールさんに会いたいのに、何で野乃が・・・?」
はな「めっちゃ失礼!てかその帽子何!?」
ふみと「これはキュアエールさんファンクラブの証だ。」
はな「ファンクラブ?照れますなぁ~。」
ふみと「何で野乃が照れるんだよ?」
ことり(そりゃまあ照れるよね・・・。)
ふみと「じゃ、みんなの分。」
店主「毎度。」
ふみとが三人分を支払う。
ふみと「この音・・・プリキュア!?」
ことり・ひなせ「「えっ?」」
ふみと「行くぞ!」
何かの音を聞き取ったふみとが走り、ことりが後を追う。
ひなせ「一緒に行くから、心配しないで!」
はな「あ、うん。」
ひなせがはなにそう伝え、二人の後を追った。
はな「プリキュア探し?けど、何でことりも一緒に?」
次に訪れたのは工事現場で、ここではジンジンがバイトしていた。
ふみと「何だ工事の音かよ・・・。」
ことり「全然プリキュアじゃないじゃん!」
三人が池のほとりのベンチに座り、タコ焼きを食べる。
ふみと「キュアエールさん、どこにいるんだよ・・・。」
ことり「やっぱり、簡単には会えないよね・・・。」
これ以上エールを探さない方がいいのかなと思う。
ひなせ「ことりちゃんは、どうしてキュアエールに会いたいの?」
ことり「証拠が欲しくて・・・。」
ふみと「証拠?」
ことり「あの、キュアエールがお姉ちゃんと似てるって言ったら、二人はどう思いますか?」
ふみと「キュアエールさんと野乃が?無い無い。全然似て無いって。」
ことり「やっぱり、そうだよね・・・。うちのお姉ちゃん、昔からおっちょこちょいだから・・・。バナナの皮があれば必ず転ぶし、池があれば必ず落ちるし、いつもお騒がせして・・・。」
ひなせ「僕は、似てるって思う。それと、君のお姉さんは素敵だと思う。」
ことり「えっ?」
ひなせ「いつも笑顔で、いつも元気に。それに、いつも誰かの為に頑張ってる。それが野乃さん。それって、誰でも出来る事じゃないし、大したもんさ。キュアエールも、きっとそうだよ。」
ふみと「ひなせ・・・急にどうしたんだ?」
ひなせ「あ、いや、その・・・」
ことり「ぷくく・・・もしかして・・・あっ!」
何かを察したその時、突風が起こり、ことりの帽子が飛ばされてしまう。
ことり「待ってー!」
帽子を追うが池の中に落ち、池に落ちそうになってどうにか止まろうとするが、足元が崩れてしまう。
はな「ことりー!うわっ!」
はながすぐさま駆け付けるが落ちてたバナナの皮で滑り、そのまま池に落ちる。
なおことりは踏みとどまった為落ちなかった。
ひなせ「野乃さん・・・!」
ふみと「何でアイツいきなり・・・!?」
はな「ことり、大丈夫?」
ことり「お姉ちゃんこそ大丈夫?」
はな「めちょっく・・・。」
ことり「もう、びしょ濡れじゃん・・・。」
はな「でも良かった。」
ことり「えっ?何で?」
はな「ことりが無事だったから。」
ハリー「おーい、どないしたんや?」
はな「あっ!みんなー!」
さあや達が現れ、見掛けたはなが手を振る。
ことり(美姫さんは確かディケイドだった。まさか、こんな身近にいたなんて・・・。っていうか、あの怪物の事が分かんないよ!ゲートの先の場所も一体何!?)
ほまれ「何やってんのはな?どこに行ったと思ったら・・・」
ルールー「ここで水浴びですか?理解不能。」
ナル「はな、ずぶ濡れ・・・。」
はな「せっかく遊びに来たのに・・・。」
はぐたん「あそぼ!あそぼ!」
さあや「どうしよう・・・拭かなきゃ。」
美姫「と言っても、タオル持って来てませんし・・・。」
ことり「本当に・・・お姉ちゃんって・・・」
そう言うと、駆け足でタオルを買いに向かう。
ひなせ「ことりちゃん?」
ことり「タオル、買って来ます!」
ひなせ「待って!僕も行くよ!」
ひなせがことりの後を追う。
ふみと「お前ら・・・。しょうがねぇな。」
ふみとも二人の後を追い、三人でタオルを買いに向かった。
三人がコンビニに訪れた直後、砂時計猛オシマイダーが現れ、地面に拳を叩き付ける。
ハリー「猛オシマイダーや!」
美姫「あっちは確か、ことりさん達の行った・・・!」
はな「ことり・・・!」
美姫「変身!」
はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ミライクリスタル!」」」 」」
はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「ハート、キラっと!」」」」」
はな・さあや・ほまれ・えみる・ルールー「「「「「は~ぎゅ~!」」」」」
ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」
エール「輝く未来を、抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」
アンジュ「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」
エトワール「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」
マシュリ・アムール「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」
マシェリ「キュアマシェリ!」
アムール「キュアアムール!」
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」
ひなせ「早く逃げよう!」
猛オシマイダーから三人が逃げるが、ことりが足を崩す。
ことり「怖くて・・・足が・・・!」
ふみと「心配すんな!ここは俺が引き付ける!」
ことり「でも・・・」
ふみと「キュアエールさんなら絶対に助けに来てくれる!それを信じて、頑張って走るんだ!」
ふみとが猛オシマイダーの引き付けに向かう。
ふみと「おーい!こっちだ!やーいやーい!へっへーんだ!」
ふみとが猛オシマイダーを誘い込む。
ふみと「よし・・・!こっちに来るんだ・・・!」
誘い込ませている間に、ことりとひなせが逃げる。
ふみと「いつも・・・キュアエールさんに勇気を貰ってるんだ・・・!俺だって・・・!」
二人に限界が生じ、そこに砂時計猛オシマイダーが拳を振り下ろす。
すると、砂時計猛オシマイダーが突然吹き飛んで倒れた。
二人の前に着地したエールがことりに帽子を被せ、その直後にネオディケイドが着地する。
ことり「キュアエール・・・。」
ひなせ「ディケイドも・・・。」
エール「どこにいても、助けるから。」
ことり「えっ・・・?」
エールのこの言葉に、ことりがある事を思い出す。
それは小さかった頃、雨の降る中で公園の遊具の下で雷に怖がっていた所に、はなが傘も差さずに来てくれた事だった。
ことり「お姉ちゃん・・・。」(やっぱり、キュアエールは・・・)
ことりはエールの正体が、はなと言う完璧な証拠を見つけた。
砂時計猛オシマイダーが突進して来ると同時に、エールとネオディケイドが跳ぶ。
アンジュ「フェザーブラスト!」
エトワール「スタースラッシュ!」
アンジュとエトワールの放ったフェザーブラストとスタースラッシュが命中し、砂時計猛オシマイダーが倒れる。
エール「はああああぁぁぁっ!」
エールがアッパーを叩き込んだまま上に跳ぶ。
猛オシマイダーが地面に落下してから、エールが着地する。
ことり「キュアエール・・・。」
ひなせ「いつも、誰かの為に頑張って・・・。」
ネオディケイド「ふっ!」
マシェリ・アムール「「はあああっ!」」
ネオディケイドがライドブッカーから斬撃を繰り出し、駆け付けたマシェリとアムールがパンチを叩き込む。
アムール「6人でならすぐに終わります。」
マシェリ「ケチョンケチョンのギッタギッタにしてやるのです!」
ジェロスがトゲパワワを放出させると同時に、砂時計猛オシマイダーもトゲパワワを放出させ、町中を覆う。
ジェロス「Get Out!消え去れ!明日への希望!」
ハリー「何やと!?」
エール「とにかくまずは、目の前の猛オシマイダーを倒そう!」
エールがそう言うと、アンジュ達が頷く。
ネオディケイドはカードを装填。
ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド」
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「メモリアルキュアクロック!チアフル!」」」」」
ミライパッドが時計型アイテム・メモリアルキュアクロックに変化し、エール達とはぐたんからそれぞれのパーソナルカラーのハートが飛び出す。
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「ミライパッド!オープン!」」」」」
右腕を真上のメモリアルキュアクロックにかざすと同時に、画面のハートの型にはまる。
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「プリキュア!チアフルスタイル!」」」」」
扉が開くと同時に中から無数のハート型エネルギーが降り注ぎ、エール達がチアフルスタイルに変身する。
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「メモリアルパワー!フルチャージ!」」」」」
パワーをメモリアルキュアクロックに集める。
エール・アンジュ・エトワール・マシェリ・アムール「「「「「プリキュア!チアフルアターック!」」」」」
ネオディケイドが先にディメンションキックを命中させ、六色の五つ葉のクローバー型エネルギー弾を発射するチアフル・アタックを放つ。
紫、赤、黄色、水色、ピンクのハートの順に猛オシマイダーにぶつかり、最後にはぐたんがハグするポーズをして虹色のハートに包み込み、猛オシマイダーを浄化した。
ジェロス「くっ・・・!」
ジェロスが瞬間移動して姿を消す。
ことりがあの時の公園の遊具の方に着くと、はなが何故か上から転がり落ちる。
ことり「お姉ちゃん!?」
ふみと「おおい、野乃!」
ひなせ「大丈夫!?怪我して無い!?」
はな「うん、私は大丈夫。」
ひなせ「良かった。」
はな「見てよコレ・・・。」
そう言うと、紐の切れた草履を見せる。
はな「ビックリした・・・。急に切れちゃって・・・。タコ焼き屋さんで張り切りすぎたかな・・・。ま、おっちゃん喜んでたからいっか・・・。」
はなを見つめるひなせの頬が赤くなる。
はな「?どうかした?」
ひなせ「あいや、あの・・・」
ことり「ぷくく。」
ふみと「どうした?」
はな「?」
えみる「みんな無事で良かったのです。」
今度はえみるが降りて来る。
ことり「キュアエールが助けてくれたから。」
はな「えっへへ・・・」
ふみと「何で野乃が照れるんだよ?お前いっつも落ち着き無いのな。少しはキュアエールさんを見習ったらどうなんだよ?」
はな「うるさいなー!いいでしょ別に!」
ふみと「けど・・・俺もキュアエールさんのカッコいい所見たかったぜ・・・!黒いスーツの男が黒い時計を取り出した所から記憶が無いんだよ・・・!キュアエールさーん!カムバーック!」
ふみとが空に向かって叫び、そんなふみとをはな達は苦笑して見た。
ことり(これで、キュアエールは本当にお姉ちゃんだって分かった。後は・・・)
翌日、ことりがビューティーハリーの前に立つ。
ことり(今日お姉ちゃんはビューティーハリーのお手伝いだって言ってた。ルールーも一緒に行ったし、きっとさあやさん達もいるハズ。よし・・・!)
決意し、ドアを開ける。
美姫「いらっしゃいま―――って、ことりさん?」
はな「ことり?どうしたの?」
ことり(うん、いるのは私達だけだね。)
周囲を見回し、自分達しかいない事を確認する。
ことり「みんなに聞きたい事があるの。」
はな「聞きたい事?」
ルールー「私達もですか?」
ことり「うん。ちゃんと答えて。」
ことりが深呼吸し、真剣な表情をはな達に向ける。
ことり「お姉ちゃんも、さあやさんも、ほまれさんも、ルールーも、えみるちゃんも―――プリキュアなんでしょ?そして美姫さんは仮面ライダー・・・ですよね?」
はな・さあや・ほまれ・えみる「「「「!?」」」」
ルールー・美姫「「えっ?」」
ことりからプリキュアとライダーだと尋ねられ、はな達は驚き、ルールーと美姫は表情に余り出なかったが驚く。
はな「な、何言ってるのことり?私達がプリキュアと仮面ライダーだなんて―――」
ことり「とぼけないで!」
ことりの気迫に満ちた言葉にはなが驚く。
ことり「みんなで温泉に行ったあの日、お姉ちゃんと美姫さんは私に温泉で待ってるように言ってたよね?」
はな「う、うん。」
ことり「私、気になってコッソリついて行ったの。そうしたらプリキュアと仮面ライダーが怪物と戦っているのを見て、やっつける所も見た。その時に見たの。プリキュアと仮面ライダーがお姉ちゃん達に戻るのを。」
えみる「見てたのですね・・・。」
さあや「だからあの時、ことりちゃんの様子がおかしかったんだ・・・。」
美姫「見られたんじゃ仕方ないです。むしろ見られたのがことりさんだけで良かったって思いましょう。」
ことり「それでもまだ、完璧な証拠が無かったから疑心暗鬼だったけど、昨日でようやくお姉ちゃんがキュアエールだって分かった。私達を助けた時に言ったキュアエールのあの言葉は、間違い無くお姉ちゃんだった。私も、プリキュアになりたい!ねえ、どうやったらなれるの!教えて!」
はなに詰め寄り、プリキュアにはどうやってなれるのかを尋ねる。
ハリー「無理なんや・・・。」
ことり「えっ・・・?」
ハリー「もう、プリハートは無いんや・・・。」
ことりははな達の力になる為にプリキュアになりたいと願うが、もうプリハートは残って無い事が、ハリーの口から告げられたのだった。