仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第52話「ウルルン! ママはいつでも子供の味方なのニャ♪」

ベストフレンド大賞の授賞式から数日後。

 

まりあ「ああ~!」

 

響「・・・?」

 

香織「何?」

 

響「ママ、どうしたの?」

 

香織「どうしたんですか?」

 

台所へ駆け付ける二人。

 

まりあ「ちょっとお皿を落としただけ。」

 

響「んもーう・・・。料理なんてしなくていいって。たまに帰ってきた時ぐらいゆっくりして。」

 

まりあ「たまに帰ってきた時だからお母さんらしい事がしたいのよ。それに、娘が母親に遠慮するなんてよくないぞー。香織ちゃんもそう思わない?」

 

香織「そうですねェ。たまに帰ってきた時ぐらいは・・・あっ鍋吹きこぼれてますよ!」

 

慌てて鍋のフタを掴むまりあ。

 

まりあ「熱つーい!」

 

響「危ないから止めてって。」

 

香織「私達でやりますから。」

 

まりあ「大丈夫大丈夫。そうだ!スープのお皿出さなくっちゃ!」

 

響「んもう・・・。」

 

団「微笑ましい光景だね。」

 

響「パパ。」

 

まりあ「おはよう。」

 

香織「おはようございます。」

 

まりあ「うわっ!」

 

またお皿を落とすまりあ。

 

響「もーう・・・!」

 

まりあ「割れなくって良かった。」

 

その光景を見て笑う団と、同時に笑うまりあ。

 

響「もう・・・嫌・・・。」

 

香織「あはは・・・。」

 

朝食中の北条家と香織とハミィ。

 

響「ドイツ語とフランス語じゃワケ分かんないよ・・・。」

 

香織「でも、それで通じるのが不思議・・・。」

 

団とまりあはドイツ語とフランス語で話していた。

 

響「そう言えばママ、いつフランスに帰るの?」

 

まりあ「それがね、次のコンサートの準備があって今夜の飛行機で発つの。」

 

香織「随分と忙しいんですね。」

 

響「そっか・・・。」

 

まりあ「その代わり、学校が終わったら響の行きたい所に連れてってあげる。久しぶりだからたっぷり甘えて欲しいな。」

 

響「そんな無理しなくっていいって。」

 

香織「いいじゃない。たまにしか会えてないんなら、ここは思いっきり甘えても誰も文句は言わないよ。」

 

まりあ「そうよ。香織ちゃんの言う通りよ。」

 

響「いいっていいって。学校から帰ったら空港に送りに行くよ~。」

 

そのままリビングから出る響。

 

まりあ「随分大人になっちゃって・・・。」

 

香織「ただの照れ隠しじゃないですか?」

 

まりあ「香織ちゃんにはそう見えた?」

 

香織「私にはそう見えますね。」

 

まりあ「ねえ、香織ちゃん。」

 

香織「はい?」

 

まりあ「響の事を頼んでもいいかしら?」

 

団「僕からも頼むよ。」

 

香織「はい。」

 

まりあ「ありがとう。」

 

団「すまない、香織ちゃん。」

 

まりあ「はい、もしもし。」

 

話を終えたのと同時に電話が鳴り、まりあが出る。

 

まりあ「あ、校長先生。」

 

相手はアリア学園の校長だった。

 

まりあ「えっ!?いいんですか!?」

 

香織・団「 「?」 」

 

ハミィ「ニャプ」

 

ドアの外から様子を見る香織と団とハミィ。

 

学園では、いつも学校行事に参加できないまりあのために、校長先生が一日だけ授業参観を許してくれた。

 

授業中、見ていると思うと恥ずかしくなってしまう響だったが、音楽の授業ではまりあのバイオリン演奏を聴くことになってしまった。

 

昼休みには校内放送でDJをすることになった響とまりあだったが、王子先輩も急遽DJをやることになり、DJはまりあと王子先輩で盛り上がってしまったのだった。

 

調べの館

 

放課後、途中で合流した香織と響と奏の連弾するピアノを聞くまりあとハミィ。

 

響「どうだった!」

 

弾き終えると同時に響がまりあに訪ねる。

 

だがまりあは居眠りしていた。

 

ハミィ「眠ってるニャ。」

 

ハミィが小声で言う。

 

響「もーう・・・!」

 

奏「疲れてたみたいね。このまま寝かせておいたら?」

 

響「うん。」

 

まりあに近づき、子守唄を歌う響

 

まりあ「うん・・・。」

 

目を覚ますまりあ。

 

響「あ、ゴメン!起こしちゃった?ママ、フライトの時間は?」

 

まりあ「まだ大丈夫。次は響が行きたい場所に連れてって欲しいな。」

 

響「え?もーう・・・。結局ママに振り回されてばっかり。私の事全然見てくれないじゃん。」

 

まりあ「響・・・。」

 

その時、慌てたドリーとレリーが駆け付ける。

 

ドリー「大変だドド~!」

 

慌てたドリーとレリーの方へと向かう響、奏、香織。

 

香織「どうしたの?」

 

レリー「ネガトーンが現れたレレ!」

 

響・奏「 「ええっ!?」 」

 

香織「本当に?」

 

まりあ「どうしたの?」

 

響「ちょっと待ってて!」

 

香織「すぐ戻りますから!」

 

ネガトーンの元へと向かう三人。

 

響「あれは・・・!」

 

ハミィ「セイレーンが響に変身してるニャ!」

 

エレン「来たな。」

 

エレンの姿に戻る。

 

エレン「あの北条響こそが、ネガトーンを操る悪者!」

 

響達に指指すエレン。

 

エレン「平和の敵だ!」

 

響「ええっ!?」

 

響「違うよ!ネガトーンを操ってるのはあっちよ!」

 

エレンの方を指指す響。

 

香織「あのネガトーンの力で人々を操ってるみたいね。私達の声には聞く耳を持っていないし・・・!」

 

エレン「無駄なようね。行け!」

 

襲い掛かろうとするネガトーン。

 

ネガトーンの攻撃をかわす三人。

 

三方向へとそえる三人。

 

操られてる人達が響に近づき、拘束する。

 

まりあ「響!」

 

現れるまりあ。

 

響「ママ!逃げて!」

 

まりあ「みんなどうして!?」

 

奏「響が平和の敵だと信じ込まされているんです!ネガトーンの悲しい音で!」

 

まりあ「悲しい音・・・!?」

 

香織「はい!」

 

まりあ「皆さん!響が何と言おうと、平和の敵なんかじゃありません!目を覚ましてください!」

 

バイオリンの音を聞いた人々は元に戻った。

 

ハミィ「今ニャ!」

 

響が人ごみから抜け、奏と香織と共に路上に入る。

 

響「人の心を操るなんて・・・」

 

響・奏「 「絶対に許さない!」 」

 

香織は画面上操作で、ベルト自動装着。カードを突きだし、

 

「変身!」

 

カードをベルトに装填。

 

響・奏「 「レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション!」 」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

 

リズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

 

メロディ・リズム「 「届け!二人の組曲!スイートプリキュア!」 」

 

まりあの前に現れるメロディ、リズム、ネオディケイド。

 

メロディ「響さんと奏さんは安全な場所へ連れて行きました!」

 

リズム「あなたも早く逃げてください!」

 

ネオディケイド「ここは俺達が何とかする!」

 

まりあ「え、ええ・・・。」

 

迎撃する三人。

 

コンビネーションアタックでダメージを与えるメロディとリズム。

 

ネオディケイドはカードを装填する。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ダブル サイクロン!ジョーカー!」

 

ネオディケイドは仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーに変身した。

 

メロディ「違うライダーに!?」

 

リズム「半分ずつが緑と黒の仮面ライダー・・・。」

 

ネオディケイドダブル ジョーカー「俺達は。」

 

ネオディケイドダブル サイクロン「僕たちは。」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカー「「2人で一人の探偵で、仮面ライダーダブルだ《さ》!!」

 

メロディ「2人で一人の探偵で、仮面ライダーダブル!?」」

 

リズム「っていうか、声が二つよ!?変身者が本来2人って事なの!?」

 

ハミィ「ニャンと!?」

 

エレン「何ですって!?二人で一人の仮面ライダー!?」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカー「「さァ、お前の罪を数えろ!」」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカーはエレンを指して、ポーズを取った。

 

エレン「私の罪を数えろですって!?」

 

ネオディケイドダブル ジョーカー「フィリップ どうする?」

 

ネオディケイドダブル サイクロン「そうだね翔太郎。ヒートの炎とメタルの打撃で上手くいけると思うよ。」

 

メロディ「フィリップ?それに翔太郎。あれって会話してる?」

 

リズム「そうよ。会話してるわ!!会話する時の点滅する右の複眼がフィリップって人で、左側がその翔太朗って人なのよ!!」

 

ネオディケイドダブル ジョーカー「でもその前にね。」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカーはバイオ画面を左横に開き、4の孤島にてガトリング男にエルヒガンテをゲート召喚する。

 

召喚ゲートが開き、採石場と孤島の埠頭が見える。

 

エレン「今度はゲートの向こう側は何処なの!?」

 

メロディ「一つはあれってどこかの島?海も見えてる!!」

 

リズム「もう一つは採掘場じゃ?!どっちも夜だわ!!」

 

一つはエルヒガンテがゲートを通じて来た。

 

二つ目はガトリング男がガトリング銃を構えていた。

 

メロディ「あれってガトリングガンでしょ!?」

 

リズム「どう考えてもヤバイって!」

 

ハミィ「あとは巨人ニャーー!?」

 

エレン「何なのよ!?」

 

ガトリング男はゲートの向こう側からガトリングガンを撃って来て、ネガートーンに大ダメージを与える。

 

ネガトーンはよろけて、一度倒れるが、また起き上がる。

 

リズム「起き上がった!!でも一体何百発撃ってるの!?」

 

エルヒガンテはネガトーンに向かって歩き出し、右腕を振りかぶり、ネガトーンへ直撃させ、数メートル殴り飛ばす。

 

メロディ「ええェェ!?」

 

リズム「殴り飛ばした!?」

 

ハミィ「ニャんてパワーニャ!?」

 

エレン「何ですって!?」

 

ネオディケイドダブル ジョーカー「お前達 もう戻れ。」

 

ガトリング男はゲートをそのまま閉じ、エルヒガンテは巨大召喚ゲートを移動させ、ゲーム世界へ戻した。

 

メロディ「も、戻した・・・。」

 

リズム「う、うん。」

 

ネオディケイドダブル サイクロン「ドライバーチェンジだ。」

 

ネオディケイドライバーはダブルドライバーへカメンライドした。

 

メロディ「ベルトがオーズとは違うね!」

 

リズム「うん。オーズはメダル3枚だったし、あれは2本差し込まれてるし!」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカーは一度ベルトから2本抜き、画面操作にて、ヒートとメタルメモリを出現させ、二つのメモリを両手で掴み、ボタンを押す。

 

ヒートメモリ「ヒート!」

 

メタルメモリ「メタル!」

 

ドライバ―に差し込む。

 

ダブルドライバー「ヒート!メタル!」

 

ネオディケイドダブルはヒートメタルへチェンジした。右肩から左腰まで長い棒状の武器・メタルシャフトが装備された。

 

メロディ「うわっ 長い棒状の武器!!」

 

リズム「凄い ああいうのがあるんだ!」

 

ネオディケイドダブル ヒートメタルはメタルシャフトを構えつつ、右パンチに火を纏わせて、ネガトーンに直撃させ、メタルシャフトによる突きを食らわす。

 

メロディ「火を纏わせた右パンチ!?」

 

リズム「続いて棒による突き!?」

 

ネガトーンは多少のダメージは食らっている。

 

だがネガトーンがリズムに向けて一撃を放つが、跳躍してかわす。

 

まりあだけじゃなく、操られていた町のみんながメロディ達を応援していた。

 

ネオディケイドダブル メタル「さて、あいつらも応援してるし、一気に決めるぜ!」

 

メロディ・リズム「 「はい!」 」

 

ネオディケイドダブル ヒートメタルはメモリを2本入れ替える。

 

ダブルドライバー「サイクロン!ジョーカー!」

 

メロディ・リズム「 「二つトーンを一つの力に!」 」

 

メロディ「奏ましょう!奇跡のメロディー!ミラクルベルティエ!クロスロッド!」

 

リズム「刻みましょう!大いなるリズム!ファンタスティックベルティエ!クロスロッド!」

 

メロディ・リズム「 「駆け巡れ!トーンのリング!」プリキュア!ミュージックロンド!スーパーカルテット!」 」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカーはジョーカーメモリを右腰のスロットに装填する。

 

ダブルドライバー「ジョーカー!マキシマムドライブ!」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカー「「ジョーカーエクストリーム」」

 

ネオディケイドダブル サイクロンジョーカーは空中からのネガトーンにヒットする寸前での体が半分少し縦に分かれる必殺キック「ジョーカーエクストリーム」を食らわした。

 

メロディ・リズム「 「せーの!フィナーレ!」 」

 

ネガトーンは浄化し、ラジコンへと戻った。

 

ハミィ「ニャップニャップ~!」

 

音符を取り出すハミィ。

 

音符がラリーの中に入った。

 

こうして事態は収束した。

 

夕方、町が一望できる丘で話す響とまりあ。

 

後ろから様子を見る奏と香織とハミィ。

 

まりあ「そう。ここが響の一番好きな所なの。やっぱり親子ね。」

 

響「えっ?」

 

まりあ「私もここが一番好き。」

 

響「ホントに?」

 

後ろから様子を見る奏と香織とハミィ。

 

まりあ「うん!響がお腹にいる頃、パパと一緒にここへ来たわ。ここにいると色んな音が聞こえてくるでしょ?子供が遊ぶ声、そろそろお家に帰りなさいっていうママの声、お豆腐屋さんのラッパ、仕事から帰る人を乗せたバスの音、電車の音、ただいま、お帰りの声。普通に暮らしているだけの音、どこにでもある音、でもとっても平和の音、それはみんなが生きてる音。この音が響き合うのを聞いていると、とっても優しい気持ちになれるの。そんな話をパパとしながら、子供の名前は響にしようって決めたのよ。」

 

響「生きている音が響き合って、響・・・。」

 

まりあ「響のピアノ、とっても優しい気持ちになれたわ。子守唄も。」

 

響「聞いてたんだ・・・。」

 

まりあ「ママ、いつも響の事を見ているつもりよ。どれだけ離れていても、心はずっと響のそば。」

 

響「ママ・・・。」

 

泣きそうになる響。

 

まりあ「泣きたい時は泣けばいいのよ。ママの胸はね、響だけの特等席なんだから。ゴメンね、いつも寂しい思いさせて。」

 

響の目から涙が溢れる。

 

響「いいの・・・!今だけ泣いたら、すぐ笑顔に戻るから・・・!」

 

まりあ「響はホントに頑張り屋さんなんだから。疲れた時は弱音を吐いたっていいのよ。頑張るの止めたっていいの。そんな時は、ママがおもいっきり抱きしめてあげるから。ね?」

 

まりあが響の頭を撫でる。

 

香織達はそのまま丘を後にしたのだった。

 

まりあ「そうそう。ママには夢が出来たのよ。」

 

響「夢?」

 

まりあ「それはね、いつか響と世界の舞台で演奏する事。もちろん、パパの指揮でね。」

 

飛び立つ飛行機を見ながら、子守唄代わりにいつも響にバイオリンを聴かせていたと団から聞いた響は、いつかピアニストになってパパとママと同じ舞台に立ちたいという夢を持つのだった。

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