仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:サトシゲッコウガ
差し掛かったララの初登校の日、ララが自分の部屋のベッドに置かれた制服とカバンを見つめる。
グローブを着けようとするが途中で止め、ベッドの上に置く。
AI「着けて行かないのですか?」
ララ「ルン。学校は勉強をしに行く所ルン。」
ひかる「おはよーララ!学校行こーっ!」
フワ「学校フワー!」
ロケットの外で、フワを抱きかかえたひかるが挨拶する。
ドアが開き、制服姿のララと美姫が立ち、プルンスが傍で浮かぶ。
ひかる「キラやば~っ!」
プルンス「入学手続きは、アブラハム監督がやってくれたでプルンス。」
美姫「制服とかカバンも、全部用意してくれましたよ。」
ララの入学手続きや道具の用意は、アブラハムがしてくれた事を美姫とプルンスが教える。
プルンス「忘れ物無いでプルンス?」
ララ「大丈夫ルン。」
ひかる「フワ、トゥインクルブックに。」
フワがトゥインクルブックの中に入る。
ひかる「それじゃ美姫さん、プルンス。」
ララ「行って来るルン。」
美姫「行ってらっしゃーい。」
美姫が手を振り、ひかるとララを見送った。
学校の校門前で、女子生徒に囲まれて挨拶するえれながひかるとララに気付く。
えれな「ひかる!ララ!」
ひかる「おっはよー!」
ララ「ルン!」
えれな「ララ、登校初日だね。ファイト!」
ララ「ルン!」
えれな「じゃあ後でね!」
えれなが教室へ向かう。
なおララはえれなと挨拶をしてた女子生徒達から注目を浴びていたが、当の本人は気付いて無かった。
廊下を歩くと、後ろに生徒会役員を引き連れたまどかと会う。
まどか「ごきげんよう。」
まどか「ララ、今日から観星中の生徒ですね。」
ララ「ルン。」
まどか「困った事があったら、言って下さいね。」
ララ「ありがとルン。」
まどかがララに微笑みを見せ、その場を後にする。
ララの近くで女子生徒達が、えれなとまどかと既に知り合いと言う事に侮れないと話す。
ララは一瞬反応するが、特に気にせずにひかると教室へ向かった。
ちなみに編入されたクラスは、ひかるのいるクラスだった。
担任「羽衣ララさんです。ご両親のお仕事の都合で外国で暮らしていましたが、今日からこのクラスの友達です。」
担任「あの・・・挨拶を。」
ララ「ルン?」
前を見続けるララに担任が呼び掛ける。
ララ「ララルン!よろしくルン!」
ララが自己紹介すると、クラスメイト達が語尾の「ルン」に反応する。
担任「では、席は後ろの―――」
ひかる「そこそこ。」
右端の席に座るひかるが、自分の隣の一つ先の席を指差す。
ララ「ひかるの隣にするルン。」
ひかる「あっ、ララ、そこは―――」
ララがひかるの隣の席に座る。
?「ひぇ~!遅刻っちゃったぜ~・・・!」
その直後に遅刻して来たクラスメイトの男子・軽部タツノリが教室に入って来た。
タツノリ「お?誰?」
ララ「羽衣ララルン。」
タツノリ「そこ、俺の席だけどララルン。」
ララ「ララルンじゃないルン。」
今ララが座っている席はタツノリの席だった。
ララ「ララ、ルン。私はここが良いルン。」
タツノリ「そうなの?」
担任「羽衣さん、君の席はもう一つ隣。」
ララ「自分の選んだ席に座れないルン?」
ひかる「まあその、決まりなの・・・」
ひかるからそう言われて立ち、本来の席に移動する。
タツノリ「転校生か?俺、軽部タツノリ!ヨロヨロシク三十六!」
ララが転校生と察したタツノリが個性的な挨拶をする。
ひかる「みんなからはカルノリって呼ばれてるけどね。」
タツノリ「そう!フットワークは軽く!人生はノリだ!」
担任「その軽いフットワークで、何故年中遅刻するのかな?忘れ物も多いし・・・。」
タツノリ「ノリでーす!」
担任「こらー!」
担任が呆れながら言うとタツノリがノリと返し、これにクラスメイト達が笑った。
ホームルームを終え、ララがクラスメイト達から質問される。
女子生徒A「羽衣さん、外国ってどこから来たの?」
タツノリ「ルンって、どこの国の言葉?」
ララ「お、オヨ・・・!」
タツノリ「オヨ?」
ひかる「わ、割と近所!」
タツノリ「外国で近所って何だよ・・・。」
ひかる「あ、ええと・・・宇宙に比べれば、外国なんてみんなご近所さんみたいな・・・」
タツノリ「おお!そうなの!」
ひかる「そうそう!」
桜子「ちょっと宜しくて?何かあれば、このクラス委員のトップ、姫ノ城桜子!にお尋ねになって。」
クラスメイトでクラス委員の姫ノ城桜子が、ララに声を掛ける。
ララ「オヨ?ここのAIルン?」
桜子「は?」
ひかる「え、AIのように優秀だねって感心してるの!ね、ララ?」
桜子「おーっほっほっ!そう言う事なら良くってよ!」
これを聞いた桜子が、高笑いしながらこの場を後にする。
タツノリ「あのノリはついてけ無ぇ・・・。」
流石のタツノリも、桜子のノリにはついて行けなかった。
この後一限の科学の授業で、みんなが二桁以上の計算が出来る事に驚き、「地球人凄い」と声に出してしまう。
昼休み、ひかるとララがバルコニーで話す。
ララ「学校って不思議ルン。」
ひかる「不思議?」
ララ「私の星では、分からない事は全部AIが教えてくれるルン。」
ひかる「うん、そうだったね。」
ララ「だから・・・二桁の計算が分からないルン。」
ひかる「まあ、地球ではそれを勉強するのが学校だから。」
ララ「わざわざ同じ場所に来て、みんなが揃って勉強すると言うのが不思議ルン。」
ひかる「不思議・・・か・・・。」
すると突然、フワの泣き声のような声が聞こえた。
フワ「お腹ペコペコフワ~・・・!」
トゥインクルブックを出し、フワがお腹ペコペコと伝える。
ひかる「急ごっ。フワがお腹空かせてる。」
二人がバルコニーを後にする。
桜子「お待ちなさいそこの二人!」
ララ「オヨ?」
二人が廊下を走ると、後ろから桜子に注意されて足を止める。
桜子「羽衣さん、ここに何て書かれてありますの?」
張り紙を叩き、何が書かれているかをララに尋ねる。
ララ「お・・・オヨ?」
ひかる「ろ、廊下は走らない!」
読めなかったララの代わりに、ひかるが答える。
桜子「ここは学校です。いくら外国帰りでも、最低限のルールは守って頂かなくては困りますわ。」
そう伝えてから、反対側を歩いて行った。
ララ「ルン・・・。」
校舎の裏に移動し、獅子座のプリンセススターカラーペンでトゥインクルブックに絵を描き、出て来たハンバーグをフワに食べさせる。
フワ「うまフワ~!」
ララ「オヨ・・・。私、ちゃんと出来て無いルン・・・。」
ひかる「ララ?」
ララがちゃんと出来て無い事に落ち込む。
ララ「学校の事、何も知らないルン。」
フワ「フワ!ララもお腹ペコペコフワ!ハンバーグ、食べるフワ!」
ララを気遣ったフワが、ハンバーグを差し出す。
ララ「大丈夫ルン。ありがとルン、フワ。」
ぎこちない笑みを浮かべ、気持ちだけ受け取った。
放課後、掃除当番が教室の掃除を行う。
ララも掃除当番だったが、窓の外を眺めていた。
タツノリ「ヘイ!羽衣ララルン!」
ララ「ルン?」
タツノリがモップを差し出し、ララがこれを持つ。
タツノリ「ボーっとしてないで掃除掃除!」
そう言ってから水の入ったバケツを置く。
タツノリ「外国でも、掃除はするっしょ?万国共通、クリーン&ピース!」
そう言うと、モップ掛けを行う。
ララ「掃除。学校の掃除の仕方、AI。」
ララ「オヨ・・・!」
AIに掃除の仕方を聞こうとするが、グローブを着けて来て無い事を思い出す。
ララ「掃除・・・。」
タツノリ「ゴシゴシ、五四二十!」
何を考えたのか、ララはバケツの水を床にぶちまけた。
タツノリ「うぉわっ!?」
ララ「掃除ルン!綺麗にするルン!」
タツノリ「ちょ!ストップ!何やってんの!」
ぶちまけた水の辺りにララがモップ掛けを行うが、タツノリが止める。
ララ「オヨ・・・?」
我に返って周囲を見回すと、驚いたクラスメイト達が口を開きながらララが見ていた。
タツノリ「ララルンってマジ変わってるな・・・。」
後ろ頭を掻いてそう言う。
女子生徒A「ちょっと、カルノリ・・・!」
タツノリ「えっ?あいや、面白いノリって事。」
遂に我慢出来なくなったララは、教室を飛び出してしまう。
女子生徒A「羽衣さん・・・!」
ひかる「ゴミ捨て終了ー!!あれ?ララは?」
その直後にゴミ捨てを終えたひかるが戻って来て、ララがどこに行ったか尋ねる。
尋ねられた女子生徒達は、ばつが悪そうな表情を浮かべた。
走って来たララに、ロケットの傍に立ってた美姫が気付く。
美姫「あっお帰りなさいララさん。学校はどうでした?今日は初登校を記念して―――」
美姫を無視して横切り、ロケットの中に入る。
美姫「?ララさん?」
そのまま部屋に入り、鍵も掛けてしまう。
美姫「ララさん?どうしたんですか?」
ララ「誰にも会いたく無いルン・・・。」
夕方、ララのカバンを持ったひかるがロケットに訪れる。
ひかる「一人で帰っちゃったって聞いて・・・。」
プルンス「帰って来るなり、部屋に入ったっきりでプルンス。」
美姫「誰にも会いたく無いって言って、未だに部屋から出て来ないんですね。お腹空いたら出て来ると思いますが・・・。」
プルンスがララのカバンを受け取り、美姫とプルンスがその時の事を話す。
美姫「何があったか、ちょっと教えてくれます?」
ひかる「あ、はい。えっと・・・」
ひかるが学校での事を美姫とプルンスに教える。
美姫「ララさんはカルチャーショックを受けたんですね。自分の星と色々違い過ぎる事に、戸惑ってそうなっちゃったんですよ。色々と教えておくべきでした。」
色々教えておくべきだったと美姫が後悔し、前へ腕を組む。
ひかる「美姫さんは悪くありません。私がしっかり教えて置けば・・・」
一方のララは、ベッドに座ってその上に置かれたグローブを無言で見つめていた。
その後部屋から出てちゃんとご飯は食べたが、それでも表情は暗いままだった。
翌日、ロケットにフワを抱きかかえたひかるが訪れる。
ひかる「ララ、おはよー。」
フワ「学校行くフワー!」
ロケットのドアが開き、ララが出て来る。
昨日と違い、グローブを着けていた。
ララ「おはようルン―――ございます。」
ひかる「えっ?」
言い直した挨拶を聞いたひかるが目を開く。
えれな「おっはよー!」
まどか「おはようございます。」
廊下でえれなとまどかがひかるとララに挨拶をする。
ひかる「おはよー!」
ララ「おはようございます。えれな先輩。まどか先輩。」
ひかる「えっ!?」
まどか「先輩?」
えれな「ございます?」
ひかるが目を見開いて驚き、えれなとまどかもひかる程では無いが驚く。
えれな「ルンは?」
AI「そこで、礼です。」
ララ「ルン。」
AIの指示を聞き、えれなとまどかにお辞儀した。
ララ「おはようル―――ございます。」
教室に入り、クラスメイトに挨拶する。
昨日と違うララに、クラスメイト達は言葉が出ずに困惑する。
タツノリ「ひょ~っ・・・ギリギリセーフったぜ・・・。」
今日は遅刻しなかったタツノリが教室に入る。
タツノリ「おお、羽衣ララルン。あのさ、昨日の事だけど・・・」
ララ「いいんです。気にしないでル―――下さい。」
タツノリ「おお、そうなの!」
ひかる「ララ・・・。」
今日はAIのサポートもあって、授業も掃除も何とか乗り越える事は出来た。
掃除を終え、ひかるとララが下校する。
ひかる「ねえララ、今日、学校楽しかった?」
ララ「う、うん。AIのお陰で失敗しなくてホッとしてる。」
ひかる「別に失敗したっていいじゃん。」
ララ「そうは行かないル―――行かないわ!」
ひかる「ララ・・・?」
ララ「私が変な事ばかりしてたら、ひかるや、えれなやまどかまで変な目で見られるルン・・・!いえ・・・見られてしまう・・・!」
ひかる「ララ・・・。」
ララ「頑張るルン。いや、頑張ります。」
その夜、自分の部屋のベッドで横になるひかるが、ララの事を考えて天井を見上げる。
フワ「ララ、変フワ。」
ひかる「うん・・・。よし・・・!」
ベッドから起き上がり、えれな達に電話を掛けた。
ひかるがえれな達に電話を掛ける少し前、ロケットではナツがララの部屋のドアをノックする。
美姫「ララさん、起きてますか?」
ララ「何ルン・・・?」
美姫が起きてるか尋ねると、ララがドア越しから尋ねる。
美姫「ちょっと、話しません?明日は学校休みですし、少し位夜更かししたって問題無ありませんよ。」
ララ「そんな気分じゃないルン・・・。」
そんな気分じゃないと言って、ベッドの方に戻る。
美姫「分かりました。じゃあ、今から言う事は独り言だと思って、聞き流してもいいですよ。」
そう言うと、ドアに背中を当てて腕を組む。
美姫「無理してません?ひかるさんから聞きました。昨日は色々大変だったそうで。昨日の事もあったので、今日は無理して無いかなって思いまして。でも、帰って来た時のララさんは何だかホッとしたような表情をしてて、何だか無理してるようにも見えました。まるで、失敗を恐れてるように見えました。ずっと、そのままでいるのですか?それでも構わないなら止めはしませんし、何も言いません。でも、これだけは言わせて貰います。無理、しなくていいんですよ。ララさんの星、サマーンの年齢法じゃ十三歳は成人という大人なんでしょうけど、こっちじゃ十三歳なんてまだまだ子供なんですよ。ひかるさん達もきっと、学校でもいつものララさんが見たいって思ってますよ。」
ララ「でも・・・私が変な事ばかりしてたらひかるも、えれなもまどかも変な目で見られるルン・・・!それに、学校に来たなら、みんなと同じようにしなきゃ駄目ルン!」
ララがドア越しから美姫に向かって叫ぶ。
美姫「そんな事、きっと気にしませんよ。それに、ひかるさん達はその程度で離れるような子だと思う?」
そう尋ねられるが、言葉が出ない。
美姫「それと、学校に来たならみなさんと同じじゃなきゃ駄目だって言いましたけど、みなさん同じに見えました?制服は同じですがね。それぞれ違ってて、みなさん同じじゃないです。それぞれ個性があるんだよ。ララさんのそれも、個性の内。これだけは忘れないで。学校にはひかるさんもいますし、えれなさんもまどかさんも、フワもいます。ここには、私とプルンスもいます。学校で嫌な事があったら、愚痴位は聞きますし、好きな物も作りますよ。ララさん、あなたは一人じゃありません。ララさんには私達がいるのですから。」
いつの間にかララはドアの前に立ち、美姫の言葉を聞いていた。
美姫「それでは、私はもう寝ますけど、最後に一つだけ言っておきます。朝の喋り、凄く変だったよ。私はいつもの喋りの方が、一番ララさんらしくて好きですよ。」
美姫「それだけです。では、お休―――」
部屋に戻ろうとしたその時、ポケットに入れてたスマホから着信音が鳴る。
美姫「?何でしょうこんな時間に。もしもし?」
画面を見てひかるからと確認し、電話に出る。
観星町に来てから間もない内に、ひかる達に連絡先を教えていた。
美姫「ああひかるさん。どうしたんですか?えっ?明日?私はいいですけど・・・ちょっと待ってください。」
ララ「どうしたルン・・・?」
美姫「ひかるさんが明日、ちょっと学校に来て欲しいって。」
ララ「オヨ・・・?」
次の日、ひかる達は誰もいない観星中を歩く。
この日は学校が休みだったので、誰もいなかった。
ちなみに美姫も居て、校門の辺りで待ってるつもりだったが、ひかるが「バレなきゃ大丈夫だよ」と言い、そのまま連れて来られたのだ。
ララ「今日はお休みでしょ?どうして学校に来るル―――来るの・・・?」
まどか「お休みなのに、言葉は学校仕様ですか?」
ララ「ここは学校だから。」
プルンス「その語尾、違和感あるでプルンス。」
美姫「休み位、気を抜いたっていいんですよ?」
ララ「学校に来たなら、みんなと同じようにしなきゃ駄目ル―――なのよ・・・。」
ひかる「そんなの本当のララじゃないよ。」
ララ「本当の私は、サマーン星の異星人ルン。地球人じゃないルン!だから・・・地球の学校ではちゃんとしないと・・・。」
ひかる達が、ひかるとララのクラスに入る。
ひかる「ララ、どうして学校に行きたいって思ったの?」
ララ「それは・・・地球の文明を知る為に・・・」
ひかる「本当に?」
ひかるにそう尋ねられ、ララは無言で俯く。
ララ「楽しそうだったルン・・・。私も、みんなと楽しくなりたかった・・・ルン。」
そして、本音を漏らす。
ひかる「ララ、私ね、ララの事学校で友達って紹介出来るの、楽しみだったんだ。この学校で、ララと一緒にこれから色んな事をするのが楽しみなんだよ!学校で・・・一緒に・・・?」
ひかる「アレ見て。」
ララ「オヨ・・・?」
ひかるが黒板のある箇所を指差し、ララがそこを見る。
そこには月曜日の日直の名前が書かれており、ひかるとララの名前があった。
えれな「ひかるとララの名前が書いてあるよ。」
ララ「私・・・の?」
ひかる「みんながね、最初の日直を私と一緒にやれば、ララも安心だと思うって。」
ひかる「ララはね、もうこのクラスのララなんだよ!」
美姫「みなさん違うからこそ、お互いに助け合うんです。もうみなさん、そうしてると思いますよ。」
ララが指で自分の名前の部分を、なぞるようにして動かす。
ララ「これが・・・羽衣ララ、ルン。」
ララは改めて、地球上での自分の名前・羽衣ララを自覚する。
そんなララを見て、みんなが微笑む。
ララ「みんな、ありがとルン。」
フワ「元気元気フワ!」
ララ「ルン!」
カッパード「ほう。これはこれは、プリキュアの諸君にディケイド。」
えれな「カッパード・・・!」
ララが元気を取り戻したその時、窓の外からUFOに乗ったカッパードが現れた。
カッパード「お揃いとは喜ばしい。」
まどか「フワをお願いします!」
プルンス「任せるでプルンス!」
フワをプルンスに預け、教室を出てグラウンドに出る。
カッパード「では君らを倒して、ペンを頂くとしよう。」
着地したカッパードの傍に、ノットレイの軍団が現れる。
えれな「グラウンドで決着を付けないと。校舎を壊されたら大変!」
まどか「ええ!」
美姫「人が来る可能性もある。すぐに終わらせましょう。」
ひかる「みんな、行くよ!」
ララ「ルン!」
美姫「変身!」
ひかり・ララ・えれな・まどか「「「「スターカラーペンダント!」」」」
ひかり・ララ・えれな・まどか「「「「カラーチャージ!」」」」
ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」
ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」」
ネオディケイドライバ「カメンライド ディケイド!」
スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」
ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」
ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」
スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」
カッパード「ノットレイ!」
ノットレイの軍団がスター達に向かって走り出す。
ソレイユ「はああああぁぁぁっ!」
ソレイユが先行し、炎を纏った回し蹴りを叩き込んでノットレイを蹴飛ばす。
カッパード「ふっ!」
カッパードがビームサーベルを展開して前に跳び、スターとミルキーに斬り掛かるが二人は避ける。
セレーネがセレーネアローをノットレイに向けて放ち、纏めて吹き飛ばす。
ネオディケイドライバー「カメンライド カブト」
バックル部分から変身していき、最後にカブトホーンが立ち上がる。
ネオディケイドライバー「チェンジ ビートル!」
ネオディケイドはカブトへカメンライドした。
ネオディケイドカブト「はっ!はっ!はっ!」
カブトにカメンライドしたネオディケイドカブトが前に跳び、左右交互に連続でキックをノットレイに叩き込んで蹴飛ばす。
その頃、今日が休みと気付いて無かったタツノリが観星中へ歩きながら向かい、一昨日のララが逃げるようにして帰った後の事を思い出す。
女子生徒A『羽衣さん、大丈夫かな・・・。』
女子生徒B『うん、何か無理してて・・・。』
女子生徒A『カルノリが変わってるって言うからじゃないの!』
タツノリ「だから・・・悪いと思ってるっての・・・。そりゃ俺もノリで言っちゃったけどさ・・・。ノリだっつーの・・・。」
そう言ったその時、轟音が聞こえ、グラウンドの方へ向かう。
タツノリ「えっ・・・!?」
タツノリ「まさかプリキュアと・・・ディケイド!?」
グラウンドに着いたタツノリは、戦闘を目撃する。
カッパード「感じるぞ。いい具合に歪んだイマジネーションの力を。」
スター「カルノリ・・・!?」
カッパード「ダークネスト様のお力でパワーアップしたマイウェポン。その力、見せてやろう。」
そう言いながら刃を消す。
カッパード「我が刃よ!とくと吸え!歪んだイマジネーション!」
カッパードがタツノリからハート型の闇のエネルギーを抜き出し、ビームサーベルに吸収させる。
ビームサーベルが変化し、ボードとなった。
カッパード「おお!乗れる!ノリノリだ!」
ソレイユとセレーネに向かって突進し、跳んで避ける。
ソレイユ「武器が変わった!」
セレーネ「速いです・・・!」
ネオディケイドカブト「奴は武器が変わるパターンか・・・」
スターとネオディケイドカブトも突進を避け、そのままサッカーゴールに突っ込むがものともせずに飛び続ける。
カッパード「まさに今!勝利のビッグウェーブに乗ったようだ!」
更に飛び続け、グラウンドに痕を付けて行った。
ミルキー「止めるルン!」
スター「ミルキー!」
ミルキー「学校を傷付けるのは、許さないルン!」
カッパード「フン。こんなプリミティブな建物が何だと言うのだ?」
ミルキー「ここには、私の知らない世界が沢山あるルン!とっても・・・面白いルン。もっと知りたいルン!私は、まだ日直をやって無いルン!だから!この学校を守るルン!」
カッパード「ならば・・・守ってみろ!」
カッパードがミルキーに向かって突進する。
ソレイユ・セレーネ「「はああああぁぁぁっ!」」
ソレイユとセレーネがキックとパンチを繰り出すが、カッパードはボードを立たせて回転させながら二人の攻撃を防ぐ。
ソレイユ「プリキュア!ソレイユシュート!」
セレーネ「プリキュア!セレーネアロー!」
すぐさまソレイユシュートとセレーネアローを放つが、これも防がれる。
ネオディケイドライバー「カメンライド オーズ タトバッ、タトバ、タトーバッ!」
ネオディケイドカブトはオーズ タトバコンボへカメンライドした。
ネオディケイドオーズ タトバコンボ「ドライバーチェンジ!」
ネオディケイドライバーはオーズドライバーへチェンジした。
さらに画面上操作より、孫華蓮を呼び出す。
チャイナ服の華連が近くに現れる。
スター「うわっ!?呼び出し!?」
ソレイユ「チャイナ服!?」
セレーネ「それに・・・腰には猿のしっぽ!?」
ミルキー「もしかして、宇宙人ルン!?」
華連「プリキュアの皆、私は孫華蓮。パパは宇宙最強の戦闘民族の生き残りサイヤ人「カカロット」こと孫悟空だよ!」
セレーネ「お父様が宇宙最強の戦闘民族の生き残りなのに、西遊記の主人公と同姓同名ですか!?そ、それにチャイナ服にしては胸元が谷間強調って・・・露出ちょっと高めですか?」
セレーネは若干頬が赤くなる。
ネオディケイドオーズ タトバコンボはメダルをはめ換え、オースキャナーでスキャンする。
オーズドライバー「タカ!クジャク!コンドル!タ~ジャ~ドル~!!」
ネオディケイドオーズはタジャドルコンボにコンボチェンジした。
スター「赤一色!!」
セレーネ「胸のマークから不死鳥でしょうか!?」
華蓮「私もね!はぁああああ!!」
華蓮は黄金オーラに包まれ。髪は逆立った金色になり、マユゲも金色、目はグリーンへ。
スター「キラやば~!?」
ソレイユ「へ、黄金オーラを纏って変身した!?私達、プリキュアとは違う!?」
セレーネ「一体!?」
ミルキー「どういう事ルン!?」
超華連「
スター達「「「「
カッパーン「
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボは翼を展開し、飛び上がり、華蓮も舞空術で飛び上がる。
スター「ディケイドはともかく!!」
ミルキー「華蓮は生身で飛んでるルン!!」
セレーネ「どうやって!?」
カッパード「ディケイドはともかく、娘は油断できんな!どちらが速いか、勝負しようではないか!」
カッパードのボードが突進する。
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボと超華連は突進攻撃を避け続けながら火炎弾と連続気弾を放つが、避けられてしまう。
カッパード「機動力はこちらに分があるようだな!」
右から突進攻撃を行う。
超華連「それは・・・どう!?」
超華連は右手に気を纏って、剣状にした。
スター「あれ何!?」
ソレイユ「黄色いオーラの剣の姿!?」
ミルキー「不思議ルン!!」
プルンス「どうなってるでプルンス!?」
セレーネ「華蓮さん そのエネルギーは!?」
超華連「気の力だよ!!」
カッパーン「気?」
スター「その気って・・・。」
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボ「この件が終わってから、華蓮ちゃんに聞けばいいさ。」
セレーネ「はい!!」
超華蓮は気の剣による刃の波動を連続で飛ばし、カッパーンにダメージを与えていく。
カッパード「ぐっ!うおぁっ!」
そして向きを変え、タジャスピナーからの火炎弾を放って命中させる。
スター「ミルキー!」
ミルキー「ルン!」
その間にスターが星型の踏み台を作り、ミルキーがこれを使って跳び、カッパードを跳び越える。
ミルキー「プリキュア!獅子座!ミルキーショック!」
そのまま獅子座ミルキーショックを放つ。
スター「行くよ!みんな!」
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボ「ああ!トドメだ!」
超華連「うん!」
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボはオースキャナーでメダルを再スキャン。
オーズドライバー「スキャニングチャージ!!」
ネオディケイドオーズ タジャドルコンボは翼を展開し、空を降下しながら、クロー状に変形して炎をまとったコンドルレッグで両足蹴りを叩き込む「プロミネンスドロップ」を放つ。
華連も両手を右腰に構え、
華連「か~め~は~め~・・・」
光の弾が形成され、突き出す。
華蓮「はあああああ!!」
超華蓮の特大気功波と言える超かめはめ波が放たれた。
スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「宇宙に輝け!イマジネーションの力!」」」」
スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「トゥインクルステッキ!」」」」
四人が左腕を上に翳し、トゥインクルステッキを召喚させる。
スター「スタートゥインクル!」
ミルキー「ミルキートゥインクル!」
ソレイユ「ソレイユトゥインクル!」
セレーネ「セレーネトゥインクル!」
スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「四つの輝きを今一つに!」」」」
スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「プリキュア!サザンクロス・ショット!」」」」
南十字座のようにスターが上、ミルキーが下、ソレイユが左、セレーネが右に並び、南十字座型の光弾を放つサザンクロス・ショットを放った。
超かめはめ波とプロミネンスドロップが命中して吹き飛び、サザンクロス・ショットが命中し、ビームサーベルに戻った。
カッパード「今日は今一つ乗れない。勝利はまたにしておこう。次があれば、レースとしゃれ込みたいものだ。」
カッパードを乗せたUFOが上空に作り出したワープホールに向かって飛び、そう言った直後にワープホールが閉じた。
夕方、タツノリが目を覚ます。華蓮は気の一件で後で説明するため、死角の木の陰で待機中。
タツノリ「あれ・・・?俺、何してたんだ・・・?」
ララ「大丈夫ルン?」
タツノリ「ルン?」
ララからルンと聞いて笑い出す。
ひかる「カルノリ・・・!」
ララ「あっ、大丈夫ですか?」
タツノリ「いやいや、ルンって言ってくれよ。」
ララ「えっ?」
タツノリ「俺さ、そっちのノリが断然好きなんだよな!」
ララ「オヨ?そうなの?」
タツノリ「おう!そうなんだルン!」
ひかる「カルノリ、休みの日にどうしたの?」
タツノリ「えっ?今日って休みだっけ?」
美姫「今日、土曜ですが?」
タツノリ「そうだったのか~!てっきり遅刻したかと思った~!良かったルン!」
タツノリのノリに、ひかる達が笑い合った。
そして、ひかる達は木の影にいた華蓮の元へ。
まどか「華蓮さん、きの事で説明願います!」
華蓮「気は私達人間だけでなく、この星の生きとし生けるものすべてが持つ力なの。」
ララ「オヨ!?」
えれな「生きとし生ける者すべてが!?」
ひかる「って事は、私も気が使えるって訳!?」
ひかるは両手を見る。
まどか「さっき華蓮さんが放った必殺技。」
えれな「かめはめ波って言ったっけ?」
華連「開発者にして、パパの孫悟空の師匠である数百歳は行ってるであろう亀仙人様は習得に50年はかかったそうで。」
ララ「オヨ!?」
えれな「習得に50年もかかった!?」
まどか「数百歳は行ってる亀仙人様が!?孫悟空さんは習得にかかった年数は!?」
華連「最初は見様真似であっさりと習得し、そこから両足で放つのも含めてバリエーションも数種類以上は行ってる。」
ひかる「あっさりとかめはめ波を習得!?」
ララ「両足で放つのも含めてバリエーションも数種類以上は行ってるルン!?」
えれな「華蓮さん 武道家だし、光線上の派生もきっと出来るんだよ。」
まどか「でしょうね。」
華蓮「じゃあね。」
華連は消えた。
えれな「まどか 日本以外で武術に精通しているのって?」
まどか「中国は武器含む武術の精通しています!太極拳もその有名の一つです・・・。」
ひかる「中国は日本以外で武術に精通している・・・。太極拳もその有名さ・・・。」
月曜日、ひかるとララが観星中へ歩く。
女子生徒A「おはようルンちゃん!」
女子生徒B「ルンちゃん!おっはー!」
クラスメイトの女子二人がララに挨拶する。
ひかる「ルンちゃん?」
ララ「オヨ・・・?」
女子生徒A「語尾にルンって付けるのが可愛いからルンちゃん!」
女子生徒B「良いでしょ?」
ララ「オヨ・・・。」
ひかる「ルンちゃん・・・いいね!」
女子生徒A「じゃ、教室でね!ルンちゃん!」
二人は駆け足で校舎の方へ向かった。
ララ「ひかる、ララじゃなくて、ルンちゃんになってるルン。」
ひかる「まあ、それも良いんじゃない?」
ララ「ルン!」
ララが微笑んで返事する。
ひかる「行こっ。日直だよ。」
ララ「ルン!」
ララがひかるの手を繋ぎ、二人が校舎に向かって微笑みながら走り出した。
初登校の日は色々あったものの、クラスメイト達の気遣いを知ったララはいつものように学校で過ごす事を決め、更にルンちゃんと言うあだ名も付いたのだった。