仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第501話「つかめ新連載☆ お母さんのまんが道!」

とある日の夜、ひかるの母親である星奈輝美は漫画の執筆に明け暮れていた。

 

輝美「?」

 

するとスマホから着信が入り、輝美はスマホを手に取る。

 

輝美「はい、星奈です・・・えっ!?」

 

電話の内容に輝美は驚愕し、椅子から立ち上がる。

 

ひかる「ふわぁ・・・。」

 

一方ひかるが眠そうに二階に上がろうとする。

 

輝美「たったったっ、大変ーーーうわぁ!」

 

二階から母親の輝美が転がり落ちて来た。

 

ひかる「お母さん!?」

 

春吉「どうしたんだ一体?」

 

陽子「大丈夫かい?」

 

突然の事にひかるの祖父の星奈春吉と祖母の星奈陽子も駆け寄る。

 

輝美「皆様、私星奈輝美は、来月発売の「月刊あさがお」に新作漫画が掲載される事が決定しました!」

 

ひかる「えっ!?」

 

春吉「月刊あさがお?」

 

それを聞いた春吉はかなり渋めの花の雑誌を連想する。

 

ひかる「じゃなくて!発行数七十万部の超人気漫画雑誌だよ!お母さんがずっと連載を狙ってた!」

 

輝美「急遽ページが空いたんだって!人気が出れば始めての連載が決まるかも!」

 

ひかる「キラやば!」

 

輝美「お母さんは売れっ子漫画家になっちゃうよ!」

 

ひかる「私も手伝っちゃうよ!」

 

輝美は連載に向けて熱意を燃やしひかるもそれに同調する。

 

そして次の日の観星中の休み時間にひかる達は校庭のベンチに座り、ララは始めて読む漫画に興味を抱いていた。

 

ララ「漫画って面白いルン!」

 

フワ「ワクワクフワ!」

 

えれな「ひかるのお母さんが漫画家だったなんて!」

 

まどか「ビックリです・・・!」

 

ひかる「私、小さい頃からお母さんの描く漫画が大好きだったんだ!いつか絶対売れっ子になるって信じてたけど、ついにその時が来たんだよでも今のままじゃ連載なんて無理かも・・・。」

 

まどか「どうしてですか?」

 

ひかる「昨日の夜・・・」

 

昨日の夜中、輝美は頭を抱えて悩んでいた。

 

輝美『ああダメ!全然アイディアが浮かばない!』

 

輝美は漫画のアイディアが浮かばずに行き詰まっていた。

 

ひかる「急に掲載が決まったからアシスタントも居なくて、お母さんてんてこまいなんだよね・・・。」

 

ララ「アシスタントってなにルン?」

 

ひかる「漫画家さんのお手伝いをする人達だよ。ああ~このままじゃ締め切りに間に合わないかも!」

 

えれな「私達に何か手伝えることないかな?」

 

まどか「それぞれの特技を活かしたらお役に立てるかもしれません。」

 

ひかる「本当!?」

 

ララ「ルン!」

 

フワ「お手伝いフワ!」

 

ひかる「みんなありがとう!」

 

ララ達は漫画の手伝いをする事になり、放課後になるとひかるの家に向かった。

 

ひかる「お母さん!?」

 

ひかる達が部屋に入るとそこにはアイディアが一向に浮かばずに項垂れている輝美の姿があった。

 

ひかる「そんなこと無いよ!ほら!超優秀なアシスタントも連れて来たから!」

 

まどか「はじめまして。」

 

えれな「お邪魔してます。」

 

ララ「こんにちはルン。」

 

輝美「ルン?」

 

ララ「ルン。」

 

輝美「ルン・・・」

 

ララ「ルン?」

 

輝美「ルン・・・閃いたー!」

 

ララの語尾を聞いて何かを閃いた輝美は凄まじい速度で原画を描いていく。

 

輝美「星空少女ルンちゃん!宇宙人の女の子が地球で友達を作っていく学園ファンタジー!」

 

ひかる「キラやば!」

 

えれな「す、鋭い・・・。」

 

まどか「流石の観察眼ですね・・・。」

 

ララ「漫画家、恐るべしルン・・・。」

 

全員が輝美の漫画の完成度にララ達は驚きの表情を浮かべる。

 

?「駄目ですよ星奈先生!うちの雑誌の読者にSF やファンタジーは受けないってあれほど言いましたよね!」

 

すると部屋の中に突如一人の男性が現れる。

 

ひかる・輝美「「ええ~!?」」

 

まどか「どちら様でしょう?」

 

夢男「申し遅れました!夢を追いかける編集者!その名も追川夢男です!」

 

夢男は名刺を差し出して自己紹介する。

 

ララ「編集者って何ルン?」

 

ひかる「お母さんに漫画の執筆を依頼した出版社の人だよ」

 

夢男「星奈先生!貴女には才能がある!必ずや連載を勝ち取る!今日中にネームを見せてくれるって約束でしたよね!」

 

ララ「ネーム?」

 

ひかる「漫画の設計図の事だよ!」

 

ひかるはララに再び捕捉説明を入れる。

 

輝美「それが・・・まだアイディアが・・・」

 

夢男「とにかく!書きかけでも良いので見せて下さい!」

 

輝美はネームが書き込まれたノートを手渡し、夢男はじっくりと読み進める。

 

夢男「いまいちですね・・・。」

 

輝美「何を描いても駄目な気がして・・・。」

 

夢男「筆が早いのが先生の売りでしょう?」

 

輝美「SFやファンタジーならすらすら描けるんですけど・・・」

 

夢男「何度も言わせないで下さい!SFやファンタジーじゃ連載は勝ち取れません!いい加減売れるものを描いて下さいよ・・・。」

 

輝美「売れるもの・・・」

 

夢男「うちの雑誌で売れるのはズバリ!イケメン!恋愛!医療物!」

 

まどか「ではそれらを全て取り入れればヒット作が生まれるのでは!?」

 

えれな「確かに!」

 

輝美「私、そういうジャンル苦手だからな・・・。」

 

ひかる「そうだ!」

 

するとひかるが何かを思い付いたように、えれなとまどかを見つめる。

 

えれな「あたし達がモデルでいいのかな?」

 

まどか「何だか恥ずかしいです・・・。」

 

医者と看護師の格好になったえれなとまどかは緊張感を感じた。

 

ひかる「本当は美姫さんにお願いしたかったんだけど、遼じいが腰を痛めちゃったから遼じいの仕事を変わりにやってるんだよね。」

 

この場に美姫が居ないのは遼太郎が腰を痛めてしまい、天文台にある本の整理等の作業をしていた。

 

ララ「一応美姫に伝えてあるルン。そしたら遅れてここに来るって言ってたルン。」

 

輝美「おお!」

 

それを見た輝美は再び凄まじい速度で筆を進めて行く。

 

夢男「イケメンドクターと看護士の禁断のラブストーリー!やれば出来るじゃないですか!先生!」

 

輝美「はい!」

 

輝美はさらに火のつく勢いで描き進めて行く。

 

ひかる「でっ!そのドクターの正体は宇宙人で病気を引き起こす邪悪なウイルスと戦う使命を帯びて地球に潜入していてーーー」

 

夢男「ちょっと!これはラブストーリーだよ!」

 

ひかる・輝美「「ええ~!?」」

 

夢男「そこに登場する恋のライバル、それは入院患者だった!病院を舞台に描かれる三角関係!うー、キュンキュンするな!タイトルはズバリ、恋せよイケメンドクター!絶対にヒットしますよ!」

 

ひかる「本当にヒットするの?」

 

夢男「本当です!」

 

ひかる「本当に本当?」

 

夢男「本当に本当に本当です!」

 

夢男は謎の自信をひかるに訴え始める。

 

輝美「分かりました。これで描いて見ます。売れる漫画を描いて必ず連載を勝ち取って見せます!」

 

夢男「ようやく方向性が見えましたね!じゃあよろしく頼みますよ!」

 

そう言って夢男は去って行き、ひかるは輝美の事をどこか心配そうに見つめる。

 

その頃美姫はスマホのマップアプリでひかるの家に向かって歩いた。

 

美姫「一応夕御飯を作って置いたんですけど、遼太郎さん大丈夫でしょうか。」

 

美姫は遼太郎の言葉を思い出しながら心配していた。

 

遼太郎『美姫さん。さっきララちゃんが来たみたいだが、何か会ったのかい?』

 

美姫『いえ、ただひかるさんのお母さんが月刊あさがおに新作漫画を掲載するために手伝って欲しいって頼まれただけですよ。』

 

ララがひかるの家に向かう前に、天文台に来て美姫に伝えていた。

 

遼太郎『そうじゃったか。ならワシの事は大丈夫だから、美姫さんは早くひかるさんの家に行きなさい。』

 

美姫『えっ?ですが・・・』

 

遼太郎『大丈夫じゃよ。ワシの腰もこの状態じゃし、今日は天文台を閉じるよ。』

 

美姫『そうですか。なら夕御飯だけ作らせてくれませんか?』

 

遼太郎『良いのかい?』

 

美姫『はい。』

 

そして美姫は台所に向かい、遼太郎の夕御飯を作り出す。

 

そして夕御飯を作り終えると、美姫はひかるの家に向かったのだった。

 

美姫「まあ何かあったら電話してくるでしょ。」そう呟きながら歩くと、ひかるの家に到着した。

 

美姫「ここですか。」

 

美姫がインターホンを鳴らすと、ひかるがドアを開けて出て来た。

 

ひかる「あっ!待ってましたよ美姫さん!」

 

美姫「遅れてゴメンなさい。」

 

ひかる「いえ大丈夫です!それより遼じいは大丈夫ですか?」

 

美姫「ええ。そんなに酷くないですし、一応シップを貼って、夕御飯を作って置いたから大丈夫だと思いますが。」

 

ひかる「そうですか。良かった。さっ!何人居ても人手が足りないから、美姫さんも手伝ってください!」

 

ひかるが美姫の腕を組んで二階に上がる。

 

そして美姫もひかるの家に来ると、初めて会う輝美に自己紹介した後、ひかる達は原画の整理をした。

 

休憩中に陽子がやって来てフワ達の事がばれそうになったり、そして最後に原画の仕上げが終了すると日が暮れ、ララ達は解散した。

 

ひかる「はぁ、お母さんの新作お父さんにも読ませて上げたいな・・・。」

 

フワ「お父さん何処フワ?」

 

ひかる「仕事で世界中を旅してるんだ。だから一年に一度しか会えないんだよね。」

 

その夜、ひかるは現在海外に出張中の父親の事を思い浮かべた。

 

ひかる「そうだ!」

 

ひかるは何かを思い出したように本棚に向かう。

 

ひかる「これこれ!懐かしいな!」

 

フワ「何フワ?」ひかるは本の間から一冊の小さな漫画を取り出す。

 

ひかる「小学生くらいの頃じゃなかったな・・・お母さんが私の為に描いてくれた世界で一冊だけの漫画だよ。」

 

ひかるはまだ自分が小学生くらいの頃を思い出す。

 

ひかるがまだ幼い頃、公園で一人その漫画を読んでいた。

 

男子A「だっせ!なんだよその漫画!ひかるは本当にお子ちゃまだよな!」

 

男子達「「「あはははは!」」」

 

ひかる「なによ・・・!」

 

お子ちゃまと言われ、ひかるは涙目になってしまう。

 

男子A「ひかるなんて方っておいて家でゲームしようぜ!」

 

男子B「行こうぜ!」

 

男子C「じゃあな!ひかる!」

 

男子達「「「お子ちゃまお子ちゃま!あはははは!」」」

 

男子達はひかるを小馬鹿にしながら去って行った。

 

ひかる「うう・・・うわぁん!」

 

ついにひかるは耐えられずに声を上げて泣き出した。

 

輝美「ひかる!」

 

ひかる「?」

 

ひかるが泣くと、買い物帰りの輝美が現れる。

 

輝美「どうしたの?ひかる?」

 

輝美は心配そうにひかるに駆け寄る。

 

ひかる「大好きな漫画を読んでたの・・・そうしたらね・・・そんなのはお子ちゃまの読む物だって!」

 

ひかるは漫画を抱き締めながら輝美に伝える。

 

輝美「ひかる。好きなものが人と違ったって良いじゃない。」

 

そう言った輝美はひかるの頭を撫でる。

 

輝美「ひかるが好きなものはひかるだけの宝物なのよ。だから大切にしてね。」

 

ひかる「お母さん・・・うん!」

 

輝美の言葉にひかるは笑顔を取り戻して頷く。

 

輝美「で?どんな漫画を読んでたの?」

 

ひかる「これ!」

 

ひかるは「宇宙そらゆけ!流星少女!」

 

ひかるは輝美が描いた漫画を見せる。

 

輝美「あっ!」

 

ひかる「私お母さんの漫画大好き!」

 

笑顔を浮かべるひかるに輝美は微笑む。

 

ひかるは紅茶が入ったカップを持って輝美の部屋に向かう

 

ひかる「お母さん、紅茶淹れて来たよ。」

 

輝美「ああ、ありがとう。」

 

輝美は振り向いて紅茶を受け取るが目の下にはくまが出来ていた。

 

ひかる「間に合いそう?」

 

輝美「うん。ひかるのお友達が手伝ってくれたお陰よ。」

 

ひかる「良かった。」

 

輝美「ご馳走様!」

 

ひかる「えっ?」

 

輝美はひかるが持って来た紅茶を一気に飲み干した。

 

輝美「連載のかかった大事な漫画だもん!絶対良い作品に仕上げるから!」

 

ひかる「うん!お母さんなら大丈夫!私、応援してるからね!」

 

輝美「うん!」

 

ひかるのエールに応じると輝美は再び作業に戻る。

 

ひかる「・・・。」

 

しかしひかるは輝美の様子を心配そうな表情で見つめていた。

 

そして約一週間後、輝美の漫画の掲載を記念してひかる達はリビングでパーティーの準備をしていた。

 

ひかる「じゃーん!」

 

ララ・えれな・まどか「「「おおー(オヨ)!」」」

 

出版されたあさがおを見たララ達が歓喜の声を上げる。

 

ララ「早く見せてルン!」

 

ひかるが輝美の描いた漫画のページを開く。

 

えれな「おっ、載ってる載ってる!」

 

まどか「間に合って本当によかったですね!」

 

全員笑顔を浮かべながら漫画を見つめる。

 

陽子「みんな仲良しねぇ。」

 

その様子を祖母の陽子はお茶を飲みながら微笑ましく見つめる。

 

ちなみに美姫は飲み物を買いに行っているので、この場にはまだ居なかった。

 

そして時間が経つと、輝美はまだ帰宅していなかった。

 

ひかる「お母さん遅いな・・・。」

 

春吉「全く。みんなを待たせて。」

 

春吉が呆れながら呟くと玄関の扉が開く音が聞こえた。

 

ひかる「あっ!お帰りなさい!」

 

ひかるは帰宅した輝美を出迎える。

 

輝美「ひかる・・・みんな・・・」

 

ひかる「何かあったの?」

 

帰宅した輝美の表情はとても浮かないものだった。

 

輝美「編集部に打ち合わせに行って来たの・・・。」

 

時は一時間前に遡り、編集部の休憩所で輝美が待っていると、編集長の言葉が輝美の耳に聞こえた。

 

編集長『やっぱり星奈輝美の実力じゃウチの雑誌は無理だったんじゃないか?話しも絵も繊細さが足りないんだよ!この程度じゃ連載なんて程遠いぞ!』

 

輝美『!』

 

編集長からの評価は厳しく、輝美の描いた作品は連載には届かなかった。

 

輝美「みんなにも手伝ってもらってあんなに頑張ったのに・・・。」

 

輝美は用意されたパーティーの垂れ幕を見ながら強い負い目を感じた。

 

輝美「ちょっと外の空気吸ってくるわね・・・。」

 

輝美は作り笑いをしながら再び家から去って行った。

 

ひかる「お母さん・・・。」

 

輝美が家から去ると、飲み物を買いに向かった美姫が戻って来た。

 

美姫「え?何んですこの空気?」

 

まどか「実は・・・」

 

事情を知らない美姫にまどかが説明する。

 

美姫「なるほど。美姫だったんだね。」

 

ひかる「うん・・・。」

 

暗い表情のひかるを見た美姫は膝を少し曲げてひかると同じ目線で見る。

 

美姫「行ってください。」

 

ひかる「えっ?」

 

美姫「今の話を聞いて、輝美さんは自分を見失い欠けていると思います。だから思うような作品にならなかったのです。今の輝美さんに、本当の自分らしさを気付かせて上げられるのは、ひかるちゃんしかいない。」

 

ひかる「本当のお母さんらしさ・・・あっ!」

 

ひかるは自分の為に輝美が描いてくれた漫画を思い出す。

 

ひかる「私、行って来る!」

 

ひかるが輝美を追い掛け、後ろから美姫が見守る。

 

まどか「大丈夫なのですか?」

 

美姫「これは私達がどうにかする問題じゃないです。あの二人の問題ですから。それに、ひかるさんなら大丈夫だって思えるんです。 」

 

まどか「そうですね。ひかるは何人もの人を笑顔にして来ましたし。」

 

えれな「それは私達もだよね!」

 

ララ「ルン!」

 

陽子「本当に、ひかるは良い友達を持ったねぇ。」

 

輝美「・・・。」

 

輝美は公園のブランコで一人座って夕日を見ていた。

 

輝美「ひかる・・・。」

 

輝美が横を向くと、走って来たひかるに気が付く。

 

輝美「ごめんね・・・。やっぱり私、漫画家は無理かもしれない・・・。」

 

ひかる「私、お母さんの漫画好きだよ。」

 

ひかるは隣に座り、昔輝美が描いた漫画を見せる。

 

ひかる「お母さんの描くファンタジー。」

 

輝美「好きってだけじゃ駄目!連載が持てなきゃ、漫画家は続けられないのよ!」

 

輝美はブランコから立ち上がりながら叫ぶ。

 

ひかる「それがお母さんの描きたかった漫画なの?」

 

輝美「え?」

 

ひかる「私はひたすら夢中になって、漫画を描くお母さんが好きだった。だけど今のお母さんは違う・・・。漫画を描く時も、凄く辛そうにしながら描いてる。それがお母さんが本当に描きたかった漫画なの!?」

 

輝美「!」

 

ひかるの言葉に輝美は大きく目を見開く。

 

ひかる「思い出してよ!私は、昔からこの漫画が大好きだった!それって私を笑顔にしたくて描いてくれたからじゃないの!?本当に描きたかった自分を思い出してよ!」

 

輝美「本当の自分・・・!」

 

輝美が考えこんでいると背後からテンジョウとノットレイ達が現れる。

 

テンジョウ「あら良いカモ見ーつけた。」

 

輝美「なっ、何!?」

 

ノットレイの軍団が輝美を囲む。

 

ひかる「お母さん!」 

 

テンジョウ「コマちゃん達。」

 

団扇にキスし、ハート型の闇のエネルギーを作り出す。

 

その直後にノットレイの軍団が輝美に向かって跳びかかり、一瞬でノットレイに変貌させる。

 

テンジョウ「煽れ団扇よ!膨れろ!歪んだイマジネーション!」

 

団扇を仰いで闇のエネルギーを生み出し、これを輝美が変貌されたノットレイが浴び、広がって消えると同時に巨大化した。

 

まどか「あれは!」

 

遅れて駆け付けたララ達は巨大化したノットレイを見て衝撃を受ける。

 

テンジョウ「来たわね。お嬢ちゃんにディケイド。今日こそペンは頂くわよ!」

 

輝美「私にはもう、漫画家なんて無理なのよ・・・!」

 

するとノットレイの中から輝美の声が聞こえてくる。

 

ひかる「お母さん・・・!」

 

美姫「ひかるさん!」

 

ひかる「うん!」

 

美姫「変身!」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「スターカラーペンダント!」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「カラーチャージ!」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド!」

 

スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」

 

巨大ノットレイはペン型の武器を振り下ろすと、スター達は跳んで避ける。

 

セレーネ「ふっ!」

 

ソレイユ「はあっ!」

 

セレーネはソレイユを回し、遠心力を付けたキックでノットレイの軍団を叩き付けた。

 

上空からミルキーのセンサーから電撃を放ってノットリガーの軍団に命中させる。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド リュウキ!」

 

ネオディケイドは龍騎にカメンライドした。

 

ネオディケイドライバー「アタックライド ソードベント」

 

空中からドラグセイバーを召喚し、画面上操作より、呼び出しから孫華蓮を呼び出す。

 

華蓮「呼び出しありがとう!」

 

ネオディケイド龍騎「宇宙人には、ある意味宇宙人またはそのハーフってか・・・。」

 

テンジョウ「今度は何よ!?というか、腰にしっぽですって!?」

 

華蓮「私は孫華蓮だよ!これくらいの集団なら私でも対応できるわ!」

 

華蓮は構える。

 

スター「やっぱり胸元、谷間がカットラインで強調って・・・。」

 

スターは頬が赤くなる。

 

セレーネ「色気のある女の子だとアピールしてるかのようですね。チャイナ服は足首近くまでですけど・・・。」

 

テンジョウ「小娘が、「私でも対応できる」って言うならちょっとやってもらおうじゃない!ノットレイ達!!」

 

ノットレイ達は華蓮に向かって来るが、華蓮は父・悟空レベルの対応で、ハーフとはいえ、サイヤ人ならではのスピードとパワーにて軽く叩きのめしていく。

 

ミルキー「す、凄いルン!!」

 

セレーネ「は、速いです!!」

 

ソレイユ「あれでも、軽くやってるんだよ。ノットレイ達、華蓮さんのスピードに全然追いつけていないもの・・・。」

 

華蓮は途中で浮きながら、連続エネルギー弾を命中させていき、とっさのかめはめ波を地面へ直撃させ、その爆風でノットレイ達を吹っ飛ばす。

 

テンジョウ「何なの?!あの小娘 宙に浮いている!?プリキュアと違うのか!?あの見えないくらいのスピードに、あれで軽くってどういう事なんだい!?」

 

ネオディケイド龍騎もドラグセイバーである程度の数を叩きのめしていた。

 

巨大ノットレイはスターに向けてペンの先端からインク放つと、スターは星型の足場を作り出し、跳んで回避した。

 

スター「プリキュア!牡牛座!スターパンチ!」

 

スターは巨大ノットレイに向けて牡牛座スターパンチを放つ。

 

すると巨大ノットレイはペンで「まもり」と書いて、牡牛座スターパンチを防いだ。

 

スター「!」

 

技が防がれた事に驚いた隙に、巨大ノットレイはペンから放ったインクでスターを拘束する。

 

ミルキー「スター!」

 

そして拘束を解かれて地面に落ちると、スターの持っていた漫画も一緒に落ち、あるページが開いた。

 

巨大ノットレイはスターに向けてペンを振り下ろし、スターは受け止めるが徐々に圧され始める。

 

ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「スター!」」」

 

ミルキー達はスターの所に向かおうとすると、ノットレイ軍団によって道を阻まれる。 

 

ネオディケイドライバー「カメンライド フォーゼ」

 

ネオディケイドの頭上にゲートが現れて、フォーゼ ベースステイツへとカメンライドした。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「宇宙キターーー!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは万歳して叫ぶ。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「仮面ライダーフォーゼ タイマン張らせてもらうぜ!!」

 

セレーネ「状況はタイマンではありませんけど・・・。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ドライバーチェンジ!」

 

ネオディケイドライバーはフォーゼドライバーにチェンジ。

 

画面上操作より、ロケットとエレキを入れ替える。

 

フォーゼドライバー「エレキ!エレキ・オン♪」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは黄色くなり、右手にはビリーザロッドを装備。

 

スター「黄色くなった!?キラやば~!?」

 

テンジョウ「あんなのこけおどしよ!!ノットレイダー達 やっておしまい!!」

 

一部のノットレイダー達はネオディケイドフォーゼ エレキステイツのビリーザロッドでの電撃攻撃で薙ぎ払われていく。

 

華蓮もノットレイダー達と戦っている途中で、赤いオーラに覆われ、赤い髪のゴッド状態となった。

 

テンジョウ「赤いオーラ!?赤い髪!?プリキュアじゃないの!?」

 

ゴッド華蓮「プリキュアじゃないわ!(スーパー)サイヤ人ゴッドよ!!」

 

テンジョウ「(スーパー)サイヤ人ゴッド!?」

 

セレーネ「ゴッド・・・神の状態ですって!?」

 

ミルキー「神様状態ルン!?」

 

ノットレイ軍団に斬撃を繰り出した。

 

ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「はあーっ!」」」

 

ミルキー達もノットレイ軍団を吹き飛ばしてスターの所まで向かう。

 

スター「お母さん、私はお母さんの漫画大好きだよ!沢山のイマジネーションが詰まってて、ドキドキハラハラの連続で、主人公はどんな逆境にも負けない!」

 

スター「そんなお母さんの漫画に私は勇気を貰ったんだ!」

 

テンジョウ「漫画だって?アハハハハッ!そんな落書きの為に必死になるなんて、あんたはお子ちゃまね!」

 

スター「!」

 

スターは幼い頃、輝美が言った言葉を思い出す。

 

男の子A『ひかるは本当にお子ちゃまだよな!』

 

輝美『好きなものが人と違ったって良いじゃない。ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物なのよ。』

 

スター「誰になんて言われても、好きな物は好き!」

 

テンジョウ「理解出来ないわね。そんな下らない物の為に、さっさと潰してしまいな!」

 

テンジョウの指示で巨大ノットレイは更に力を強める。

 

ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「スター!」」」

 

駆け付けたミルキー達がスターと一緒にペンを抑える。

 

スター「みんな!」

 

ネオディケイドフォーゼ エレキステイツはビリーザロッドのコンセントの一つにプラグを差し込む。

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「はああああぁぁぁーっ!」」」」

 

ネオディケイドフォーゼ エレキステイツ「おらああああぁぁぁーっ!」

 

スター達はペンを押し返すと、巨大ノットレイは体制を崩し、巨大ノットレイの肩に座っていたテンジョウが落下する。

 

落下するテンジョウをノットレイの軍団が下敷きになって助けた。

 

プルンス「今でプルンス!」

 

スター「みんな!」

 

ネオディケイドフォーゼ エレキステイツ「フィニッシュだ!」

 

ゴッド華蓮「うん!」

 

フォーゼドライバー「ランチャー・オン♪」

 

左足にランチャーモジュールが装備された。

 

スター「左足にミサイル5発!?」

 

ミサイル5発発射し、ドン・ヨクバールにある程度のダメージを与える。

 

ネオディケイドフォーゼ エレキステイツ「行くぜ!」

 

エレキスイッチをロッドの柄に差し込む。

 

フォーゼドライバー「リミットブレイク!」

 

ゴッド華蓮も構える。

 

ゴッド華蓮「か~め~は~め~」

 

ネオディケイドフォーゼ エレキステイツ「ライダー100憶ボルトシュート!」

 

ビリーザロッドから三日月状の電光弾を飛ばし、離れた敵を粉砕する100憶ボルトシュートを放つ。

 

ゴッド華蓮「はぁああああ!!」

 

限界突破かめはめ波を放つ。

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「宇宙に輝け!イマジネーションの力!」」」」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「トゥインクルステッキ!」」」」

 

四人スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネが左腕を上に翳し、トゥインクルステッキを召喚させる。

 

スター「スタートゥインクル!」

 

ミルキー「ミルキートゥインクル!」

 

ソレイユ「ソレイユトゥインクル!」

 

セレーネ「セレーネトゥインクル!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「四つの輝きを今一つに!」」」」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ「「「「プリキュア!サザンクロス・ショット!」」」」

 

南十字座のようにスターが上、ミルキーが下、ソレイユが左、セレーネが右に並び、南十字座型の光弾を放つサザンクロス・ショットを放った。

 

100憶ボルトシュートと限界突破かめはめ波が命中した後、サザンクロス・ショットが命中し、巨大ノットレイが浄化された。

 

テンジョウ「まったく、もう少し使える駒だと思ったのに。」

 

テンジョウが玉座に座り、ノットレイと共に瞬間移動して退いた。

 

輝美が目覚める、輝美描いた漫画が落ちており、立ち上がると同時に拾う。

 

輝美「ひかるに読んで欲しくて夢中で描いたっけ。」

 

輝美はページをめくりながら懐かしむ。

 

ひかる「お母さん。ありがとう!」

 

輝美が振り向くとひかるが立っており、笑顔でありがとうと言う。

 

輝美「!」

 

ひかる『私お母さんの漫画大好き!』

 

輝美はまだ幼かった頃のひかるの笑顔と今のひかる笑顔を重ねた。

 

ひかる「どうしたの?」

 

輝美「よし!決めた!私もう一度連載目指す!」

 

ひかる「本当!?」

 

輝美「自分の好きなものはその人だけの宝物だもん!その気持ちを大事にすれば、きっと読者にも伝わると思うから!」

 

ひかる「キラやば!それでこそお母さんだよ!やっぱり宇宙人が出てきて・・・」

 

輝美「良いわね!」

 

ひかると輝美が楽しく話している様子をララ達は草むらから見ていた。

 

プルンス「美しい親子愛でプルンスな~。」

 

フワ「フワ。」

 

無言で微笑んだ美姫はトイカメラでひかると輝美を向けてシャッターを押す。

 

そして夜、家に戻った輝美は漫画を書き始める。

 

輝美「あ~ん、ここん所上手く描けない・・・。ちょっとポーズ取ってみて。」

 

ひかる「えっ?こう?」

 

突然ポーズを取ってみてと言われたひかるは色んなポーズを取った。

 

ポーズを取るひかるを見ながら描いた輝美はひかると一緒に笑いあった。

 

よして翌日、輝美の部屋に来た夢男が描いた原紙を確認する。

 

輝美「やっぱり、ファンタジーじゃ駄目でした?」

 

夢男「めちゃめちゃ面白いじゃないですか!」

 

不安になりながら聞くと、面白いと評価された。

 

ひかる「でしょでしょ!」

 

夢男「どうして早くこれを描かなかったんですか!」

 

輝美「ええ!?だって貴方が―――」

 

夢男「僕もいけなかったんです。作品をヒットさせる為に大事なことを見失っていました。本当にすみません!これからは、自分が面白いって気持ちをもっと大事にします!先生、連載目指して頑張りましょうね!」

 

輝美「はい!」

 

ひかる「やったね!お母さん!」

 

輝美「うん!」

 

ひかると輝美は気持ちを新たに微笑み合った

 

自分を見失い欠けた輝美はひかるの後押しで新たな挑戦の第一歩を踏み出したのであった。

 

その頃、惑星レインボーにある洞窟の奥深くでブルーキャットがある物を持って入っていった。

 

ブルーキャット「ようやく手に入れた。プリンセスの力。」

 

ブルーキャットの手の平には、なんとプリンセススターカラーペンが置かれていたのであった。

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