仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第505話「おかえり、お父さん! 星奈家の七夕☆」

ララがロケットの点検をし、美姫達はロケットの掃除にいそしむ。

 

ララ「異常無しルン。」

 

ひかる「みんなーっ!」

 

笹を持ったひかるが現れて手を振る。

 

ひかる「今日、バーベキューするんだ。みんなも来て!」

 

えれな「いいね!」

 

ララ達をバーベキューに誘い、みんな乗り気になる。

 

美姫「じゃあこっちも何か用意しましょうか。おにぎり用意して焼きおにぎりにするのも良いですし、焼きそばとかもですね。」

 

ララ「おにぎりを焼くルン?」

 

美姫「ええ。その上に醤油を塗って焼くんです。美味しいですよ。」

 

ララ「食べてみたいルン!」

 

ひかる「ユニ、まだ戻って来て無いの?」

 

美姫「ええ。来て無いんです。」

 

ひかる「どこ行っちゃったのかな・・・。」

 

ユニは地球に着いてからどこかへ姿を消し、今日も姿を見せて無かった。

 

プルンス「きっとフラっと戻って来るでプルンス。」

 

美姫「お腹空いたり雨に濡れたりでもしたら来ますよ。その時は来て良いよって言っておきましたから。」

 

ララ「ひかる、その木何ルン?」

 

ひかる「七夕の笹だよ。」

 

ララがひかるの持つ笹を指差して尋ね、ひかるが説明する。

 

ララ「七夕?」

 

まどか「織姫と彦星が、一年に一度天の川を渡って会えると言われる日。それが今日、七月七日の七夕です。」

 

AI「本日はララ様の誕生日です。」

 

まどかが七夕の事を説明してから、AIが今日はララの誕生日と告げる。

 

ひかる・えれな・まどか「「「へーっ!」」」

 

ララ「オヨ。」

 

ひかる「キラやば~っ!」

 

美姫「誕生日今日だったんですね。なら増々奮発しなきゃいけませんね。」

 

ひかる「今日は良い日だなー!嬉しい事がいっぱいある!」

 

えれな「他にも何かあるの?」

 

ひかる「あのね、今日は―――」

 

その時、何者かがフワを両手で掴んだ。

 

フワ「フワーっ!?」

 

?「こ、これは・・・!」

 

フワを掴んだのは、大きなリュックを背負い、サングラスをして「UMA」と書かれたTシャツを着た立派な髭を生やした男性だった。

 

美姫「・・・!?」

 

その声に反応した美姫が、目付きを鋭くさせる。

 

ひかる「あっ・・・!」

 

?「ケセランパセランか?キラやば~っ!」

 

美姫「へっ?」

 

目を輝かせてキラやば~っと言い、美姫が目を丸くする。

 

ひかる「お父さん!」

 

ララ「オヨ~っ!?」

 

えれな・まどか「「ええ~っ!?」」

 

プルンス「はぁーっ!?」

 

この男性は、ひかるの父親の陽一だった。

 

ひかる「お父さんお帰り!」

 

陽一「ただいまひかる!凄いな・・・。ケセランパセラン宇宙説が、これで証明されるかもしれない!」

 

ララ「ルン!?」

 

陽一「ヒューマノイドに、クラゲ型宇宙人もいる!」

 

目を輝かせてフワを虫眼鏡で見るだけで無く、ララのセンサーを触ったりプルンスの身体を触ったりする。

 

陽一「キラやば~っ!」

 

えれな「キラやば~っはお父さん譲りだったんだね。」

 

プルンス「ついて来るでプルンス~っ!デジャヴでプルンス~っ!」

 

ララ「流石ひかるの父ルン・・・!」

 

陽一に追い掛け回されるプルンスが逃げ惑う。

 

ひかる「お父さんはUMAとか宇宙人を研究してるんだ。」

 

えれな「UMAって・・・」

 

まどか「ネッシーやツチノコなど、存在が確認されて無い生物の事です。」

 

えれな「詳しいね。」

 

まどか「父の資料を読みましたので。」

 

ひかる「お父さんは研究の為に世界中を旅してて、一年に一度、七夕の日に帰って来るんだ。」

 

陽一ははUMAや宇宙人の研究の為に世界中を旅している為、戻って来るのは七夕の日だけである。

 

まどか「嬉しい事とはこの事だったのですね。」

 

ひかる「うん!」

 

陽一「これでUMAと各地の伝承の機密を解き明かさせるかもしれない!」

 

ララ「喜んでる場合じゃないルン!地球人に存在を知られたら・・・!」

 

ひかる「そうだった・・・!お父さん!この事は秘密にして!じゃないと、みんな地球にいられなくなっちゃうの!」

 

陽一に向けて、ひかるが手を重ねて秘密にして欲しいと頼む。

 

陽一「えっ?」

 

この場にいたフワとプルンス以外の全員が、陽一に真剣な視線を向ける。

 

陽一「よし、分かった!」

 

ひかる「ありがとーっ!」

 

そして、微笑んで分かったと告げた。

 

プルンス「えーっ!?理解早ーっ!」

 

美姫「軽いですねっ!」

 

ララ「流石ひかるの父ルン・・・。」

 

陽一「驚かせて悪かったね。ひかるの父、星奈陽一です。」

 

えれな・まどか・美姫の方に移動し、自己紹介をする。

 

まどか「えっ?もしかして、あの星奈陽一さんですか?ご本読ませて頂きました!」

 

陽一「えっ?僕の本を?」

 

まどか「はい。父の書斎にあったので。UMA現象と人間心理の相関。UMAに関する深い考察が素晴らしかったです!」

 

陽一「いやぁ・・・。」

 

ひかる「お父さん!行こう!みんな待ってるよ!」

 

陽一「イエティ、久しぶりだな。」

 

星奈家の傍に移動し、陽一が飼い犬のイエティとの再会を喜ぶ。

 

なお美姫はこれからバイトがあるとの事でこの場にはおらず、夕方には来るとの事だった。

 

まどか「イエティも、ヒマラヤに住むと言われているUMAですね。」

 

ひかる「似てるでしょ?」

 

えれな「まどか、結構詳しいんだね。」

 

ひかる「お父さん、帰って来たよ!」

 

輝美「お帰りなさい!」

 

陽一「ただいま。」

 

ひかるがドアを開けてそう告げ、現れたひかるの母親の輝美が返事する。

 

輝美「うわっ、日焼けしてる。」

 

陽一「南の島に行ってたからね。輝美も元気そうだ。」

 

輝美「元気元気!漫画もバリバリ描いてる!」

 

久しぶりの再会に喜び、会話に花を咲かせる。

 

陽子「お帰り陽一。」

 

陽一「ただいま、お袋。」

 

ひかるの祖母の陽子も久しぶりの再会に喜ぶ。

 

陽一「親父、ただいま。」

 

春吉の姿を見掛け、ただいまと声を掛ける。

 

だが春吉はジッと見てるだけで、返事しなかった。

 

ひかる「お父さん、ただいま帰りましただよ。」

 

春吉「そう言う事では無い。」

 

そう言うと、奥の方へ移動した。

 

イエティが陽一の方を向き、散歩を促すように鳴き声を発する。

 

陽一「分かった分かった。輝美、イエティの散歩に行ってくるよ。」

 

輝美「うん。バーベキューするから早めに帰って来てね。」

 

陽一「オッケー。」

 

返事してからイエティの散歩に向かった。

 

ひかる「あ、美姫さんは夕方に来るって。」

 

以前輝美の漫画製作を手伝った事があるので、輝美も陽子も美姫の事は知ってた。

 

輝美「今日ララちゃん誕生日なんですって。」

 

陽子「それじゃ、外国にお住いのご両親に代わって、あたし達がお祝いしましょ。」

 

キッチンでバーベキューの準備をする二人の会話を、春吉が椅子に座って新聞を読みながら聞く。

 

外ではひかる達が準備をし、ララが牡羊座のプリンセススターカラーペンでトゥインクルブックに牛乳を描いて牛乳を出し、フワに飲ませる。

 

えれな「よし、こんなモンかな。」

 

プルンス「何が始まるでプルンス?」

 

ひかる「ララの誕生日のお祝いと、お父さんお帰りなさいのバーベキューだよ!」

 

ララ「ひかるの父親は、どうして一年に一度帰って来ないルン?」

 

ひかる「前はね、一緒に住んでたんだよ。UMAが大好きだったお父さんは、色んな話を教えてくれた。一緒に、UMA発見の為の探検もした。大好きな事をしているお父さんとお母さんを見るのが、私は大好きだった。お父さんは、大学の先生だったの。だから、外国に行くのは難しくて・・・。でも、私は行って欲しかった。私もUMAの事もっと知りたかったし、キラやば~っって言ってるお父さんが大好きだから。お母さんもお祖母ちゃんも応援してくれたけど、お祖父ちゃんは最後まで反対してた。」

 

まどか「お爺様は反対なさったのですね。」

 

ひかる「うん。でもお父さんは外国に出かけて、今は一年に一度、七夕の日に帰って来るんだ。」

 

えれな「会いたくならない?」

 

ひかる「たまにはね。でもお父さん、世界中からいっぱい手紙、送ってくれるから。」

 

えれな「そっか。」

 

輝美「みんな、準備ありがとね。」

 

準備を終えた輝美と陽子が現れる。

 

ひかる「お腹空いたーっ!」

 

輝美「お父さんが帰って来るまで待ちましょ。」

 

ひかる「そうだね。夕方には美姫さんも来るし。」

 

だがそう言ったひかるから空腹の音が鳴った。

 

ララ「ルン。ドーナツ持って来たルン。」

 

ドーナツを持って来た事を思い出したララが、取りに向かう為に星奈家に入る。

 

春吉「何も無いな・・・。」

 

冷蔵庫を確認してた春吉が、溜息を付いて冷蔵庫のドアを締める。

 

ララ「何してるルン?」

 

春吉「うおっ・・・!」

 

背後から呼ばれた事に驚く。

 

春吉「な、何もしておらん。」

 

ララ「バーベキュー、一緒にしないルン?」

 

春吉「私はいい。」

 

だがそう言った春吉からも空腹の音が鳴り、顔を俯かせた。

 

ララ「オヨ・・・。」

 

ララからドーナツを一つ貰い、椅子に座って黙々と食べる。

 

春吉「離れて暮らしていて、外国のご両親は心配して無いのか?」

 

近くで別の椅子に座るララに、そう尋ねる。

 

ララ「私のほ―――国では、私の歳はもう大人ルン。」

 

春吉「親と言うのは、いつまで経っても子供が心配なものだ。」

 

ララ「あなたはひかるの父の父ルン?」

 

春吉「ああ。」

 

ララ「でも心配して無いルン。仲悪いルン。」

 

春吉「・・・!」

 

ララからハッキリ言われ、危うくドーナツを喉に詰まらせそうになる。

 

春吉「ハッキリ言うのぅ・・・。」

 

春吉は、陽一が外国へ行く日の事を思い出す。

 

ひかる達は外国へ行く陽一を見送るが、自分は見送らなかった。

 

春吉「ドーナツ、ご馳走さん。」

 

椅子から立って新聞を持ち、この場を後にした。

 

ララを待ち続けるひかるは、更に空腹の音を鳴らす。

 

ひかる「あははは・・・。お祖父ちゃん呼んで来る。」

 

ララ「出かけちゃったルン。」

 

ひかる「えーっ?」

 

陽一が外に出かけた事を、星奈家から出て来たララが告げる。

 

陽子「まあ、どこに行ったのかしら?」

 

ひかる「私、探して来る!」

 

えれな「あたし達も。」

 

ひかる達は陽一を探しに向かった。

 

一方春吉は、天文台に訪れ、傍の花壇のブロック塀に座ってた。

 

遼太郎「春ちゃん、陽一君帰って来てるんだろ?いいのかい?こんな所にいて。」

 

春吉「フン、あんな奴・・・」

 

遼太郎「相変わらずだね。」

 

春吉「私が育て方を間違えたのか・・・。」

 

女性「すみませーん。」

 

遼太郎「はいはい。」

 

女性に呼び掛けられ、遼太郎が返事する。

 

春吉「遼ちゃん、忙しそうだな。」

 

遼太郎「七夕だからね。でも美姫さんがいるからそうでも無いよ。」

 

春吉「そうか。七夕か・・・。」

 

美姫「春吉さん、ですよね?ひかるさんのお祖父様の。」

 

遼太郎と入れ替わるようにして美姫が現れ、春吉に声を掛ける。

 

春吉「君は確か、この前輝美さんの手伝いに来てた・・・」

 

美姫「神城美姫です。訳あって、今ここでバイトしてるんです。ここに来るまでは、あちこちを転々して色んなバイトをしてました。」

 

春吉「君、歳はいくつだ?10代の女子高生くらいに見えるが・・・。」

 

美姫「10代の女子高生に見える20代です。」

 

春吉「そうか。だがね、いくら若いからと言って、フラフラし続けるのは感心しないな。親御さんは何も言わないのか?」

 

美姫「話した所で理解していただけるか、信じていただけるかは別です・・・」

 

春吉「なら・・・無理には聞かんよ。」

 

美姫「それよりいいんですか?せっかくのバーベキューなのにここにいて。せっかく家族が揃ったのに、あなたがここにいちゃ、意味が無いと思いますよ。」

 

春吉「あんな奴、息子でも何でも無い。」

 

美姫「どうしてそう言うんですか?年に一度の再会なのに。」

 

春吉「君はどこまで奴の事を聞いた?」

 

美姫「七夕の今日に帰るって事と、UMAや宇宙人を探しに世界中を回ってるって事は聞きました。ひょっとして、陽一さんが外国に行くの、反対してたんですか?」

 

春吉「ああ。聞いた時は気が気で無かったよ。まだひかるは幼かったのにだぞ。何かあれば、輝美さんも陽子も、ひかるも悲しむのを分かっていない。私だってそうだ。だから、あそこまで反対してしまったんだ。家族は一緒にいなければ、意味が無いと言うのに・・・。」

 

美姫「あなたも結構、子離れしてないんですね。」

 

春吉「む、むぅ・・・。」

 

くすっと笑った美姫が子離れして無い事を言うと、春吉が目を逸らす。

 

美姫「離れててもひかるさんを思い続ける陽一さんは、素敵な父親だと思いますよ。それに、こうして年に一度必ず帰って来てます。それだけでも十分家族の事を思ってますよ。傍にいるだけが家族とは限りません。離れてても、家族は家族なんですから。」

 

美姫のこの言葉を聞いてから、春吉が立ち上がる。

 

春吉「邪魔したね。少し気が楽になった。ありがとう。」

 

美姫「良かったです。俺も後で行きますので。」

 

春吉の去り行く背中を、ユニが天文台の屋上で見ていた。

 

春吉が茂みからの音に反応した直後、ノットレイの軍団が出て来た。

 

春吉「・・・!」

 

驚いて逃げようとするが転んで倒れ、目の前に玉座に座ってノットレイに連れられたテンジョウが現れる。

 

テンジョウ「あーら丁度良い。」

 

春吉「うおああああぁぁぁっ!」

 

春吉の悲鳴を聞いたひかる達が、テンジョウ達のいる場所へ駆け付ける。

 

テンジョウ「グッドタイミング。行け!」

 

テンジョウが人差し指を上に掲げると同時に、春吉が変貌した巨大ノットレイが背後から現れた。

 

ひかる「お祖父ちゃん!」

 

テンジョウ「ディケイドがいないならチャンスね。さあ!ペンをおよこし!」

 

ひかる達が構えたその時、ユニがひかる達の前に着地する。

 

ひかる「ユニ!」

 

ユニ「さっさとやるわよ!」

 

プルンス「今までどこに行ってたでプルンス!?」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「スターカラーペンダント!」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「カラーチャージ!」」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」」

 

スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

コスモ「銀河に光る虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ・コスモ「「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」」

 

テンジョウ「まさか、裏切り者がプリキュアとはね。」

 

コスモ「驚いたニャン?」

 

テンジョウ「ダークネスト様の為にも、纏めてやっておしまい!」

 

拳を握り締めてそう告げると、巨大ノットレイが眼鏡からビームを放った。

 

スター達が跳んで避けるもビームの勢いは消えず、このビームを跳んだり走ったりして避け続けた。

 

遼太郎「おや?」

 

美姫「どうかしましたか?」

 

遼太郎「あそこで何かが起こってるみたいだね。」

 

天文台のすぐ傍で、森の方から煙が生じたのを遼太郎が気付き、そこを指差す。

 

美姫(ノットレイダー・・・!)「私、ちょっと様子を見て来ます。」

 

遼太郎「気を付けるんじゃぞ。」

 

美姫「はい。」

 

オーロラカーテンより、マシンディケイダーを出し、跨ると、運転しながらネオディケイドライバーを自動装着する。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド!」

 

移動の途中でネオディケイドに変身し終え、スター達の元へ向かう。

 

スター「お祖父ちゃーん!」

 

セレーネ「はあっ!」

 

向かって来るスターに向けてビームが放たれるが、セレーネがセレーネアローで相殺させる。

 

眼鏡を掛け直し、再度ビームを放つ。

 

ミルキー「ルン!」

 

今度はミルキーがミルキーショックを放ち、ビームに当てて狙いを逸らさせる。

 

ソレイユ「こっちこっち!」

 

ソレイユが自身に狙いを定めさせ、跳び回りながらビームを避け続ける。

 

コスモ「ふーん、協力技って訳ね。」

 

木の上からコスモがスター達の行動を見て呟く。

 

スター「お祖父ちゃん!」

 

スターが近づいた所で足を止めて巨大ノットレイに呼び掛け、巨大ノットレイがスターの方を向く。

 

春吉「息子の育て方を間違ってしまった・・・。輝美さんやひかるに辛い思いをさせて・・・。私のせいで・・・こうなってしまった・・・!」

 

自身の育て方のせいでひかるや輝美に辛い思いをさせてしまった事に思い悩み、その思いを表現するかのように巨大ノットレイが無差別にビームを放った。

 

テンジョウ「ちょっと何なの!?」

 

スター「もう止めて!うああっ!」

 

スターがもう止めるよう促すもビームが向かい、小振りの星型のバリアを展開させて防ぐも、衝撃で倒れた。

 

春吉「家族は一緒にいなければ・・・!いけないんだ!」

 

ビームがスターに向けて放たれるが、スターは先程よりも一回り大きいバリアで防いだ。

 

スター「そんな事・・・無いよ!私・・・大好きな物を追いかけてるお父さんとお母さんが大好きなんだ!離れてたって・・・家族は家族だよ!」

 

その叫びと同時にビームを打ち破り、巨大ノットレイがよろける。

 

テンジョウ「さっさとやっておしまい!」

 

テンジョウの指示を受けた巨大ノットレイがビームを連射しようとしたその時、森の奥からバイクの駆動音が聞こえ、徐々に大きくなって行く。

 

ネオディケイドがマシンディケイダーを運転したまま現れる。

 

エネルギー弾を放って巨大ノットリガーに命中させ、そのままマシンディケイダーを顔面にぶつけさせた。

 

巨大ノットリガーが倒れてからマシンディケイダーが着地し、180度回転させて停めた。

 

テンジョウ「なんつー事してんの・・・!?」

 

ネオディケイド「待たせたな。」

 

スター「ディケイド!」

 

ネオディケイド「あのノットリガーはまさか、あの爺さんなのか?」

 

スター「はい!早く元に戻さないと!」

 

起き上がった巨大ノットレイがネオディケイドに向けてビームを連射した。

 

ネオディケイドはライドブッカーで巨大ノットレイが放ったビームを避けるか弾き返した。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド デンオウ」

 

赤いアーマーと頭部に桃の複眼を装着し、ネオディケイドは電王 ソードフォームにカメンライドした。

 

スター「桃!?」

 

セレーネ「電車のレールですよね?」

 

またカードを装填。

 

ネオディケイドライバー「フォームライド デンオウ ガン」

 

ガンフォームになり、デンガッシャーを装備した。

 

画面上操作より、リュウタロスを選ぶ。

 

リュウタロスの精神体がやって来る。

 

スター「何あれ!?」

 

セレーネ「幽霊ですか!?」

 

ソレイユ「でも、幽霊には見えないけど・・・。」

 

リュウタロス「じゃあ行こうか?」

 

ミルキー「喋ったルン!?」

 

リュウタロスはネオディケイド電王 ガンフォームに憑依した。

 

コスモ「中に入った!?」

 

ネオディケイド電王 ロッドフォーム「君達、倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!!」

 

スター「えっ!?」

 

ソレイユ「声がさっきの龍の奴に!?」

 

ミルキー「オヨ!?」

 

デンガッシャー・ガンモードで、ダンスでのステップをしつつ、銃撃を行う。

 

ノットリガーの顔面に命中させていく。

 

テンジョウ「何なのよ!あの動き・・・!」

 

ネオディケイド電王 ガンフォーム「そんなんじゃ僕には勝てないよ!」

 

ネオディケイド電王 ガンフォームに巨大ノットレイはビームを連射するが、ネオディケイド電王 ガンフォームは、うまくステップしながら避ける。

 

ミルキー「凄いルン・・・!」

 

巨大ノットリガーに容赦の無い攻撃を加えるネオディケイド電王 ガンフォームを見たスター達が、唖然として呟く。

 

コスモ「ちょっと借りるニャン。」

 

ミルキー「オヨ?」

 

するとコスモがミルキーの背後に着地し、双子座のプリンセススターカラーペンを勝手に持ち出す。

 

スター「コスモ?」

 

ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド デ デ デ デンオウ!」

 

ネオディケイド電王 ガンフォーム「行くよ!」

 

フルチャージによって強化されたデンガッシャー・ガンモードと両肩のドラゴンジェムと胸部の合計4門の砲塔からフリーエネルギーが変換・融合された紫色の雷「ワイルドショット」を発射する。

 

強力なショットを受けてノットリガーは吹っ飛ばされる。

 

コスモ「レインボーパフューム!行くニャン!」

 

コスモが踊るようにして動き回り、レインボーパフュームを構える。

 

コスモ「プリンセススターカラーペン!双子座!くるくるチャージ!」

 

双子座のプリンセススターカラーペンをセットし、レインボーパフュームの上部分を回してパワーを溜め、狙いを定める。

 

コスモ「プリキュア!レインボー・スプラッシュ!」

 

ウインクと同時にトリガーを引き、黄緑のビームを放つレインボー・スプラッシュを放つ。

 

ワイルドショットが命中した後にレインボー・スプラッシュが命中し、巨大ノットレイが浄化された。

 

テンジョウ「フン・・・!」

 

木の裏に隠れたテンジョウが瞬間移動し、姿を消した。

 

春吉が無事だった事に、スター達が安堵の表情を浮かべる。

 

スター「コスモ、ありが―――あれ?」

 

ミルキー「また消えちゃったルン。」

 

プルンス「全く、美味しい所を持ってくでプルンス。」

 

スターがコスモにお礼を言おうとしたが、いつの間にか姿が消えてた。

 

スター「ディケイドもありがとうございます。」

 

ネオディケイド電王 ガンフォームはネオディケイドに戻っていた。

 

するとそこへ、イエティの鳴き声が聞こえて来た。

 

陽一「イエティ!待て!どこへ行くんだ!?」

 

スター「お父さん!?」

 

陽一「親父・・・!?」

 

ベンチの上に座った状態で寝かされた春吉に気付き、すぐさま駆け寄る。

 

陽一「大丈夫か!?」

 

春吉「だ、大丈夫だ・・・。何が何だか・・・。」

 

陽一「おっと。」

 

ベンチから立ち上がって歩こうとすると、陽一が肩を貸す。

 

春吉「お前の助けは借りん・・・!」 

 

陽一「良いから。」

 

ゆっくりと並んで歩く二人の姿は、当然だが親子そのものだった。

 

その二人の姿を、ひかる達は茂みの中から見守った。

 

その夜、陽一の帰宅とララの誕生日を祝うバーベキューが開かれる。

 

ひかる「ララ、お誕生日おめでとう!そしてお父さん、お帰りなさい!」

 

ひかる・えれな・まどか「「「おめでとう!」」」

 

美姫「おめでとうございます。ララさん。」

 

ララ「ありがとルン。」

 

しばらくしてから、ひかる・陽一・輝美の家族三人で星空を見上げる。

 

陽一「やっぱりこの町は星が綺麗だな。」

 

ひかる「お父さんは世界中で星を見てるんだよね。」

 

輝美「どこにいても、星は見えるものね。ああ。どこにいても、空はこの町に繋がってるからな。」

 

ひかる「うん!」

 

ララ「七夕は、一年に一度、大切な人に会える日ルン?」

 

春吉「ああ。」

 

ララ「ひかる、嬉しそうルン。」

 

星を陽一と輝美に説明するひかるを見てそう言い、春吉は納得した表情を浮かべて星奈家に入った。

 

屋根の上で様子を見てたユニの近くに、肉類や焼き鮭などが乗った紙皿を乗せた美姫が現れる。

 

ユニ「・・・?」

 

美姫「どうでしょう?」

 

ユニ「せっかく用意してくれた訳だし、一応貰うわ。」

 

そう言い、一緒に乗ってたフォークに鮭を刺して食べた。

 

バーベキューを終えてから、ララ・美姫・プルンスがロケットに戻る。

 

プルンス「お腹いっぱいでプルンス・・・。もう寝るでプルンス・・・。」

 

美姫「ん、お休みなさい。」

 

満腹になって眠気が生じたプルンスがあくびをし、そのまま寝室に向かう。

 

美姫「まさか持って来たおにぎりが全部無くなるとは・・・。」

 

その場でおにぎりを焼いて焼きおにぎりにした事で、ひかるとララだけで無くえれな達も絶賛し、用意したおにぎりは全て無くなった。

 

美姫「じゃあこれ洗って、明日の分のお米を―――」

 

持って帰ったタッパーを洗いに行く。

 

次の日、陽一を見送るひかる達の中に、少しの間だったが春吉もいたのだった。

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