仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第511話「ナゾの侵入者!? 恐怖のパジャマパーティ☆」

ロロからの通信を受けた翌日、ロケットのメインルームでアブラハムと連絡を交わす。

 

アブラハム『サマーンのメッセージデータか。』

 

まどか「メッセージデータ?」

 

ひかる「通信データをダウンロードするの。全部のデータがダウンロード出来たらね、声とか映像が再生出来るんだよ。」

 

まどか「詳しいですね。」

 

ひかる「だって、アブラハム監督の宇宙清掃に出て来たもん!」

 

美姫「宇宙戦争じゃなくて、宇宙清掃なんですね・・・。」

 

プルンス「さも自分のアイデアのように映画でまるっと使ったでプルンスな。」

 

アブラハム『でも、地球とサマーンは離れ過ぎだ。そう簡単にダウンロード出来ないハズ。』

 

咳払いしてからそう告げる。

 

ユニ「きっとロケットが星空界にいた時に、多くのデータを蓄積してたニャン。」

 

アブラハム『なるほど。って君誰?』

 

ナ美姫「この前アイスノー星に行った事でデータが大分溜まって、昨日ようやくダウンロードが完了したって訳ですか。」

 

えれな「あのさ・・・話に全然ついて行けないんだけど・・・。」

 

まどか「はい。さっぱりです。」

 

フワ「キョトンフワ。」

 

ここまででえれな・まどか・フワは話について行けなかった。

 

ユニ「とにかく、プリンセスの力が見つかったって事よ。」

 

ひかる「うん!行こう!サマーンに!」

 

ララ「オヨ・・・!?大丈夫ルン!美姫と二人で行って来るルン!」

 

えれな「えっ?何で?」

 

美姫「私も行くの前提なので、行きますけど。」

 

ララ「えっと・・・そうルン!サマーンに行ったら、私も調査の報告とか色々あるルン!一週間は帰れないルン。」

 

えれな「だったら、泊まる準備をして行くよ。」

 

まどか「ええ。他ならぬララのお兄様からの連絡です。行きましょう。」

 

泊まり込みで一週間掛かると聞きながらも、えれなとまどかは乗り気だった。

 

ひかる「大丈夫!夏休みだし、学校無いし!」

 

勿論ひかるも乗り気だった。

 

ララ「でも、家には何て言うルン?」

 

アブラハム『そう言う事なら任せてくれ。君達のご家族には私から話しておこう。泊まりのロケ撮影に協力して貰うって事で。』

 

ララ「オヨ・・・!」

 

ひかる「よーし!みんなでサマーンにレッツゴーっ!」

 

えれな・まどか・ユニ・フワ・プルンス「「「「「おーっ!」」」」」

 

ララ「オヨ・・・。」

 

耳「まあまあ。みんなで行った方が、気持ちは楽になるよ。」

 

翌日、泊まりの準備を整えたひかる・まどか・ユニがロケットに集まるが、えれなはまだ来て無かった。

 

ひかる「ふぁぁ~・・・」

 

まどか「何だか眠そうですね。」

 

欠伸するひかるにまどかが声を掛ける。

 

ひかる「うん・・・。サマーン行けると思ったらさ・・・フワと盛り上がっちゃって・・・」

 

ひかる「全然寝て無くて・・・。」

 

フワ「ねむねむフワ・・・。」

 

ひかるとフワはサマーンに行ける事に興奮し、余り寝て無かった。

 

ユニ「全く。」

 

えれな「みんなー!お待たせーっ!」

 

えれなが遅れてロケットに着き、全員が揃う。

 

ひかる「じゃあ、サマーンにしゅっ―――!」

 

美姫「ちょっと待ってください。」

 

ロケットのメインルームに入り、ひかるが出発の音頭を取る最中に美姫が遮る。

 

ひかる「どうしたの?」

 

美姫「ひかるさん、えれなさん、まどかさん、宿題持って来ました?」

 

えれな「うん。」

 

まどか「わたくしはもう終わりました。」

 

ひかる・えれな・まどかに宿題を持って来たか尋ね、えれなが答え、まどかがもう終わったと話す。

 

ひかる「えっ・・・!?」

 

美姫「流石はまどかさん。」

 

えれな「早いね。」

 

ひかる「ええ~・・・宿題の事なんていいじゃ~ん・・・。」

 

美姫「その口だと持って来て無いみたいですね。」

 

ひかる「だって~・・・」

 

ひかるが宿題を持って来て無い事を美姫が察してから、ひかるが不貞腐れる。

 

美姫「一週間近く掛かるんですから、その時間を無駄にしないでください。」

 

まどか「美姫さんの言う通りですよひかる。分からなければわたくしが教えてますから。」

 

美姫「全部じゃ無くて良いので持って来ます。ただし自由研究以外で。持って来るまでサマーンには行きませんからね。」

 

そう言いながら美姫はオーロラカーテンを出した。

 

ユニ「オーロラ?」

 

美姫「ひかるさんの家の近くに繋げておいたので、持って来てくださいね~。」

 

ひかる「は~い・・・。」

 

美姫から宿題を持って来るよう言われ、ひかるは渋々宿題を取りにオーロラカーテンの中に入る。

 

宿題を取りに行ったひかるが戻り、今度こそ出発準備を完了させる。

 

ひかる「今度こそサマーンにしゅっぱーつ!」

 

えれな・まどか・ユニ・フワ・プルンス「「「「「おーっ!」」」」」

 

ララ「発射ルン。」

 

ララがパネルを操作し、ロケットを発進させる。

 

ロケットが宇宙に出た直後、ララのスターカラーペンダントが反応を見せる。

 

ララ「ルン?」

 

プルンス「きっとサマーンにあるペンに反応したでプルンス!」

 

美姫「えっと、蟹座ですね。」

 

ララの背後から美姫がスターカラーペンダントを見て、反応を示したのは蟹座のプリンセススターカラーペンと知る。

 

フワ「フーワー・・・」

 

フワの両耳の輪っかが光ると同時に、宇宙空間に星型のワープホールが作り出され、その中にロケットが入って行った。

 

だが目の前には雲のような小惑星があり、ぶつかろうとしていた。

 

美姫「ぶつかる!」

 

だがぶつかるも突き抜け、被害も特に無くその惑星に緊急着陸した。

 

ララ「オヨ・・・。」

 

美姫「何でいきなり・・・。」

 

ユニ「フワっと柔らかい小惑星、ショウフワック星のお陰で助かったわね。」

 

ユニがここはショウフワック星と冷静に説明し、リズムスコープで先を確認する。

 

美姫「なんですその名前。」

 

ユニ「サンメラワーか。」

 

ひかる「花の太陽?」

 

その先には花のように燃える太陽・サンメラワーがあった。

 

ユニ「と言う事は、Θ358系ね。」

 

ララ「サマーンまでは大分距離あるルン・・・。」

 

星空界には入ったものの、サマーンまでは大分距離があった。

 

プルンス「ワープ失敗でプルンスか?」

 

美姫「可能性はそれしか無いでしょうね。」

 

フワ「ねむねむフワ・・・。」

 

ひかる「フワ?」

 

欠伸したフワが、ひかるの出したトゥインクルブックに入って眠る。

 

プルンス「夜更かしのせいでプルンスな。」

 

美姫「ならこうなるのは当然ですね。フワは子供ですし。」

 

この辺りに出て来たのは、フワが寝不足で本調子では無かったからだった。

 

ひかる「反省してます・・・。ふぁぁ・・・」

 

反省してると言ってから欠伸を漏らす。

 

まどか「ひかるも休んだ方が良いのでは?」

 

えれな「ちゃんとベッドで、パジャマに着替えてさ。」

 

ひかる「パジャマ?」

 

ひかる「そうだ!そうだったパジャマ!」

 

ララ・えれな・まどか・ユニ・ナツ「「「「「?」」」」」

 

その頃外では、何者かがロケットに近づいていた。

 

ガルオウガ「カッパードから報告が。プリンセスの力を探索中に、レーダーに反応。その数は十。」

 

玉座の前で跪くガルオウガがダークネストに報告する。

 

ダークネスト「プリキュアとディケイドか・・・。得るのだ・・・!力を・・・!」

 

ガルオウガ「お任せを。既にカッパードが向かっております。」

 

ショウフワック星を離れたロケットがサマーンに向かって飛び続ける中、メインルームではひかる達がパジャマに着替えて集まってた。

 

ひかる「ユニも私のパジャマピッタリだね!」

 

えれな「何であたし達まで・・・。」

 

ひかる「寝てる場合じゃないの!泊まり掛けって聞いた時から決めてたの。キラやば~っ!なパジャマパーティーするって!」

 

ひかるが提案したのは、パジャマパーティーだった。

 

ララ・ユニ「「パジャマパーティー?」」

 

ララ「って何ルン?」

 

ひかる「良くぞ、聞いてくれました!全部、ビデオが教えてくれる!」

 

そう言うと、「ジャマシックパーク」と書かれたビデオテープを取り出す。

 

ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「ビデオ?」」」」

 

美姫「ビデオテープなんて懐かしい物を・・・。」

 

ララ「それで、パジャマパーティーって何ルン美姫?」

 

美姫「簡単に言えばみなさんがパジャマになってお喋りしたり、お菓子食べたり、映画観たりするイベントですかね。」

 

えれな「美姫さんはやった事あるの?」

 

美姫「実際にやった事はないです。」

 

ひかる「じゃあ、やりましょうよ!」

 

メインルームの照明を薄暗くさせ、ひかるが持って来たビデオデッキにケーブル等を接続し、テープを入れる。

 

ひかる「この映画が、パジャマパーティーを教えてくれたの!アブラハム監督の初期の名作、ジャマシック・パーク!それもTV放送版!」

 

再生ボタンを降ろし、スクリーンから「ジャマシック・パーク」が再生される。

 

美姫(ジャマシック・パーク・・・ジュラシック・パークと似たタイトル名とは。)

 

プルンス「今時テープなんてアナログ過ぎでプルンス。」

 

ひかる「それが良いんじゃん。」

 

ドーナツを食べながら呟くプルンスにひかるがそう告げる。

 

ひかる「ある嵐の晩に、シックなパジャマを着てパジャマパーティーをしている所に―――宇宙モンスターが!」

 

美姫(何で宇宙モンスター?)

 

えれな「うわああっ!」

 

えれなが悲鳴を上げ、クッションに顔を覆い被さる。

 

ひかる「えれなさん?」

 

えれな「この手の怖い映画は苦手なの・・・!」

 

美姫「意外だね。」

 

ここでえれながホラー映画は苦手な事をひかる達は知る。

 

ユニ「ノットレイダーと戦ってるのに?」

 

えれな「それとこれとは違うから・・・!」

 

ララ「怖いって・・・滅茶苦茶安っぽいルン。」

 

ひかる「このSFチックが良いんじゃないの!手作り感がいっぱいでさ!」

 

まどか「はい!このセンス素晴らしいです!」

 

ララ「オヨ・・・!?」

 

まどかは興味津々に映画を見る。

 

えれな「ひぃぃっ・・・!」

 

ひかる「大丈夫だよ。今のはただの風でね―――」

 

まどか「って、ネタバレ禁止です!」

 

ひかる「ごめん・・・。」

 

ドアが揺れるシーンにえれなが怯え、ひかるが説明しようとした所にまどかがネタバレ禁止と怒鳴る。

 

だがその時、ロケットから警報が鳴り出した。

 

えれな「うぁぁぁっ!」

 

美姫「警報?」

 

ララ「どうしたルン?」

 

AI「外部ハッチが解放。」

 

ララ「ルン?」

 

AI「閉まりました。」

 

AIがそう告げた直後に警報が止まる。

 

ララ「ショウフワック星にぶつかったせいで、センサーが誤作動したルン?」

 

プルンス「あーっ!」

 

えれな「何~!?」

 

今度はプルンスが叫び声を上げる。

 

プルンス「プルンスのドーナツが無いでプルンス~!」

 

更にテーブルの上にあったドーナツが全て無くなってた。

 

プルンス「誰が食べたでプルンス!?」

 

ひかる「私じゃないよ!?」

 

プルンス「・・・!この密室で大胆不敵に物を盗る・・・!そんな芸当が出来るのは―――!」

 

プルンス「宇宙怪盗でプルンス!」

 

美姫「ユニさんならそこで寝てるけど。」

 

プルンス「って!寝てるでプルンス!?」

 

美姫が指差した方向には、ソファーの上で眠るユニの姿があった。

 

えれな「こんなに怖い映画観ながら寝られるなんて信じられない・・・!」

 

ララ「怖がる方が信じられないルン。」

 

ひかる「ユニ、起きて!これからモンスターが暴れまくりだよ!凄いんだよ!」

 

まどか「だから!ネタバレ禁止です!」

 

ひかる「重要なシーンだから巻き戻すよ!」

 

えれな「巻き戻し禁止!」

 

スマホを取り出した美姫はソファーに座る。

 

映画鑑賞で盛り上がる中、エイリアンのような姿の黒い影が、後ろからひかる達を見ていた。

 

寝ぼけたユニが目を覚まして見たのは、ひかるとまどかが何故か光線銃から光線を放つ姿だった。

 

だがこれはユニの見間違いで、二人の少女が光線銃から光線を放って宇宙モンスターを倒すシーンだった。

 

ユニ「パジャマパーティーの映画じゃ・・・」

 

宇宙モンスターが倒された所で、ジャマシック・パークが終わった。

 

まどか「ブラボー!最高でした!」

 

ひかる「ねー!良かったでしょー!」

 

まどか「はい!素晴らしかったです!」

 

まどかが立って称賛し、ひかるも立ってそう尋ね、まどかが素晴らしかったと告げる。

 

ララ・えれな「「やっと終わった(ルン)・・・。」」

 

美姫「あっ、終わりました?」

 

イヤホンを付けてスマホで映画を見ていた美姫は片方を外した。

 

ユニ「で、何するの?」

 

ひかる「うーん、どうしようね・・・」

 

まどか「では、アンコール上映を!」

 

ララ・えれな「「もう良い(ルン)!」」

 

プルンス「シーッ。フワが起きるでプルンス。」

 

美姫「静かにしないといけませんね。」

 

プルンスからそう言われ、静かにする。

 

えれな「それにしても、宇宙って静かだね。」

 

ひかる「うん。私さ、初めてなんだよね。」

 

ララ・えれな・まどか「「「?」」」

 

ひかる「パジャマパーティーどころかさ、友達とお泊りするの。」

 

えれな「あたしも。家の事があるとね。」

 

まどか「わたくしも、学校行事ではありますが。」

 

ひかる「そっか。」

 

まどか「随分と久しぶりな気がします。こんなに静かで穏やかな一日は。」

 

ひかる「えっ?」

 

まどか「華道、茶道、弓道、ピアノのお稽古、勉強と、やる事がいっぱいで。」

 

美姫「華道と茶道もなんですね。」

 

ひかる「そう言えばさ、まどかさん、泊まりって、お父さん大丈夫だったの?」

 

まどか「ええ、まあ。」

 

まどかが冬貴から泊まりの許可を貰った事などを話す。

 

まどか「と言う訳で。」

 

ひかる「まどかさん、留学するの?」

 

まどか「ええ。夏休みが空けたら準備に入ります。」

 

えれな「凄いね・・・。」

 

まどか「凄い・・・ですか?父も祖父も留学していましたし、そう言うものだと。えれなは?お家の方は?」

 

えれな「正直、今も気が引けてるんだ。朝、ギリギリまで弟達の面倒見てて遅れてね。パパはお店があるし、ママも英語とスペイン語の通訳が出来るからね。忙しいんだ。」

 

ララ「ルン・・・。優秀な家族がいると大変ルン。」

 

ひかる「そう言えば、ララにお兄さんがいるって知らなかった。」

 

ララ「オヨ・・・言って無かったルン?」

 

ひかる「うん。家族の話って聞いた事無い。」

 

ララ「ロロは・・・双子の兄でしっかり者ルン。」

 

えれな「へぇ、双子なんだ。」

 

ララ「ルン。」

 

ララ「父も母も、サマーンでは人望あって、家族はみんな、私と違うルン。」

 

ひかる「ララだって、しっかり者だよ!」

 

ララ「ルン?」

 

ひかる「今回もさ、ララがいるから泊まりも良いって、あの厳しいお祖父ちゃんが許してくれたんだから!」

 

ララ「ちょっと嬉しいルン。」

 

ひかる「美姫さんがいるって言うのもあるけどね。」

 

えれな「あたしもそうだった。」

 

ひかる「そう言えばさ、美姫さんの両親はどんな人なの?」

 

美姫「えっ?えーっと・・・」

 

ひかるにどんな両親か聞かれると、美姫は戸惑った。

 

まどか「美姫さん?」

 

美姫「申し訳ありません・・・わ、分かりません・・・。」

 

戸惑った美姫は分からないと答えた。

 

えれな「分からないってどう言う事です?」

 

美姫「私は元死人です・・・今は女神様がお母様のような存在です。」

 

えれな「なら無理には聞きません。」

 

ひかる「こうしてみんなでパジャマパーティでおしゃべりするなんて・・・。」

 

えれな「そう言えば・・・そうだね。」

 

まどか「パジャマの効果でしょうか。」

 

ユニ「にしたって信じられないニャン。」

 

ひかる「そうだね。」

 

ユニ「?」

 

ひかる「こうしてさ、パジャマでみんなでお喋りだなんて。みんなに会う前、ちょっと前の自分からじゃ想像出来なかったよ。私さ、友達と遊ぶより、一人で天文台行ったりする方が楽しかったから。星座とか宇宙人、UMAを調べてる方がさ。でも、分かったんだ。一人で居るのも楽しいけど、みんなとこうしているのもすっごく楽しいんだって。みんなで新しい世界を知ったりとかさ、とっても、とーっても―――キラやば~っ!なんだよね!」

 

立ち上がって両手を広げ、そう叫ぶ。

 

ララ「ひかる・・・。」

 

ひかる「だから、みんなで一緒に、もっと色んな所へ行きたいんだ!」

 

美姫「青春ですね~。」

 

ひかる「もちろん美姫さんもですよ!」

 

美姫「えっ?」

 

ひかるが美姫の手を両手で掴み、目と目を合わせる。

 

ひかる「私、美姫さんも一緒に色んな所に行きたい!だって私達、友達でしょ!?」

 

そう言いながらひかるが微笑む。

 

美姫「そうですね。ありがとうひかるさん。」

 

ララ「ひかるだけじゃないルン!」

 

ユニ「一応、私もね。」

 

ララとユニも美姫の手を両手で掴む。

 

ひかる達がそう伝えたその時、近くですすり泣くような音が聞こえた。

 

プルンス「誰かいるでプルンス!」

 

ユニ「出て来なさい!」

 

?「青春ヤン・・・!泣けるヤン・・・!」

 

テーブルの向かい側の床で、ヤドカリのような姿の何者かが泣いていた。

 

プルンス「何者でプルンス!?」

 

美姫「ヤドカリの・・・宇宙人?」

 

ヤンヤン「ウチ・・・ヤンヤンヤンか・・・。」

 

その人物はヤンヤンと名乗る。

 

ひかる「キラやば!ヤンヤンヤンさん!」

 

ヤンヤン「違う!ヤンは二回で、ヤンヤンさんヤン!」

 

プルンス「語尾がややこしいでプルンス。」

 

ユニ「あなたに言われたく無いニャン。」

 

ララ「何でロケットに乗ってるルン?」

 

ヤンヤン「人のロケットに黙って潜り込んで宇宙に出たヤンか。でも、途中で放り出されて、ショウフワック星でボーっとしてたら、このロケットが来たヤン。」

 

ヤンヤンは他のロケットに入り込んで宇宙に出たが、途中でショウフワック星に放り出され、そこにひかる達の乗るロケットが現れてこれに乗り込んだ事を明かす。

 

ララ「で、勝手に入ったルン!?」

 

美姫「じゃあ、さっき外部ハッチを開けたのはあなたですか?」

 

ヤンヤン「そうヤン。人の家に入るの得意ヤンか。」

 

ロケットの外部ハッチを開けたのは、ヤンヤンである事を知る。

 

プルンス「あーっ!さてはドーナツを食べた犯人でプルンスな!プルンス特製、プルンスタードーナツをよくも!」

 

ヤンヤン「あなたが作ったヤンか?めっちゃくっちゃ美味かったヤン!やるヤン!」

 

プルンス「ポーッ・・・でプルンス・・・。」

 

テーブルに跳び乗ってプルンスの手を握って高評価を与え、これを聞いたプルンスは照れた。

 

だがその時、ロケットに振動が生じ、警報が鳴り出した。

 

ララ「オヨ!?」

 

美姫「まさか、今度は本物の小惑星に!?」

 

AI「いえ、ノットレイダーです。スクリーンに出します。」

 

メインルームのスクリーンに映像が出される。

 

カッパード「見つけたぞプリキュア!ディケイド!」

 

映っていたのはUFOの上に乗り、ビームサーベルを構えたカッパードだった。

 

先程生じた振動は、カッパードの攻撃を受けた事によるものだった。

 

ララ「小惑星帯に入るルン!」

 

ララの操縦するロケットが小惑星帯に入り、UFOが後を追う。

 

AI「光線によるダメージの為、制御が出来ません。」

 

ララ「オヨ・・・!?マズいルン・・・!」

 

AI「酸素がある星を発見。」

 

ララ「行くルン!」

 

美姫「みなさん!衝撃に備えてください!」

 

カッパードの攻撃によるダメージで制御が出来なくなり、一先ず酸素のある星に不時着する。

 

ひかる「みんな大丈夫!?」

 

ヤンヤン「頭ぶつけたヤンか!もっとしっかり着地するヤンか!」

 

カッパード「あの苛立ち、使えそうだ。我が刃よ!とくと吸え!歪んだイマジネーション!」

 

カッパードがヤンヤンからハート型の闇のエネルギーを抜き出し、ビームサーベルに吸収させる。

 

ビームサーベルが変化し、先端がハサミの槍となった。

 

ひかる「みんな!」

 

ひかる達がロケットから降り、スターカラーペンとネオディケイドライバーを構える。

 

美姫「変身!」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「スターカラーペンダント!」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「カラーチャージ!」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド!」

 

スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

コスモ「銀河に光る虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ・コスモ「「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」」

 

カッパード「行け!」

 

スター達に向かうカッパードがそう告げた直後、ノットレイの軍団が先行する。

 

カッパード「宇宙空間での機動力なら、ノットレイの方が上!」

 

スター達が上に跳んでノットレイの突進を避けるが、宇宙空間に翻弄される。

 

ソレイユ「止まらない・・・!」

 

カッパード「宇宙空間では自由に動けない。皆の軌道がバラバラ。連携が取れまい!」

 

ネオディケイド「はっ!はっ!はあっ!」

 

ネオディケイドが向かって来るノットレイを殴り飛ばし、回し蹴りで蹴り飛ばす。

 

カッパード「はあっ!」

 

カッパードの突き出した槍を、ライドブッカーで受け止める。

 

カッパード「ディケイド!貴様の相手は私だ!」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド・フォーゼ!」

 

ネオディケイドがコズミックエナジーに包まれ、フォーゼ ベースステイツにカメンライドした。

 

ドライバーチェンジし、ロケットオンに。

 

フォーゼドライバー「ロケット・オン!」

 

二人が小惑星帯を飛び回り、激しい接近戦を行う。

 

カッパード「プリキュアがまともに戦えぬ今だからこそ、貴様と本気で戦えると言うものだ!」

 

ノットレイの軍団が、宇宙空間に翻弄されるミルキーに向かう。

 

そこへスターが足場を作って跳び、ミルキーを抱き抱えて体当たりをやり過ごす。

 

ミルキー「助かったルン!」

 

コスモ「宇宙だと厄介ね!」

 

コスモがそう言いながら小惑星帯を跳び移る。

 

スター「でも、弱みをカバーして・・・!強くなる!」

 

ノットレイの軍団の体当たりをやり過ごし、スターとミルキーが二手に分かれる。

 

スター「こっちは任せて!たぁーっ!」

 

スターがカッパードに向けてパンチを繰り出し、ネオディケイドフォーゼ ベースステイツがすぐさま離れた所に槍で受け止める。

 

コスモ「離れた連中は、私達に任せるニャン!」

 

ミルキー・ソレイユ・セレーネ・コスモが一つの小惑星に着地し、ノットレイを迎え撃つ体勢を整える。

 

コスモ「プリキュア!コスモシャイニング!」

 

ソレイユ「てんびん座!ソレイユシュート!」

 

セレーネ「いて座!セレーネアロー!」

 

ミルキー「獅子座!ミルキーショック!」

 

ミルキー・ソレイユ・セレーネがプリンセススターカラーペンを使った技を放ち、コスモはコスモシャイニングを放ってノットレイを一掃する。

 

スターのパンチとカッパードの槍がぶつかり合う。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは呼び出し画面にて、華蓮を呼び出す。

 

華蓮「呼び出しどうも!!」

 

スター「華蓮さん!!」

 

華蓮「キュアスター、こんにちは!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ゴッド状態で行け!!」

 

華蓮「分かった!!はぁあああ!!」

 

華蓮は(スーパー)サイヤ人ゴッドへ変身。

 

カッパード「あの娘の姿は何だ!?赤い髪!?」

 

ゴッド華蓮「(スーパー)サイヤ人ゴッドよ!」

 

カッパード「(スーパー)サイヤ人ゴッド!?ゴッド・・・神の状態だと!?」

 

フォーゼドライバー「レーダー・オン!ランチャー・オン!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツはレーダーモジュールとランチャーモジュールを装備し、レーダーでカッパードをロックオンする。

 

ゴッド華蓮は右手で気弾をサッカーボール程度の大きさにし、サッカーの如くでリフティングを行い、蹴りつける時にサッカーボール大の気弾がスパークをほとばしっていく。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ロックオン!はあっ!」

 

カッパード「うおっ!」

 

スターの背後からネオディケイドフォーゼ ベースステイツがミサイルを放ち、ある程度の距離からゴッド華蓮、スパークがほとばしるサッカーボール大の気弾を命中させて距離を取らせる。

 

カッパード「不利な宇宙空間で、連携を・・・!?」 

 

スター「パジャマパーティーのお陰だよ!」

 

ゴッド華蓮「そうなんだ!!」

 

カッパード「パジャマだかお邪魔だか知らぬが、パーティーで強くなるなどあり得ん!」

 

カッパードが二人に向かって飛ぶ。

 

スターがディケイドフォーゼのロケットモジュールに両足を乗せて曲げ、ディケイドフォーゼが右腕を押し出すと同時に足を伸ばして跳ぶ。

 

スター「あるん・・・だーっ!」

 

カッパード「ぐっ!」

 

勢いを込めたパンチが命中し、カッパードが怯む。

 

ゴッド華蓮は高速移動にて、回転蹴りを腹に食らわせる。

 

カッパード「ぐあっ!?」

 

スター「お互いの事を、もっと、いっぱい―――!沢山知り合ったから!牡牛座!スターパンチ!」

 

カッパード「うおぁっ!」

 

スターとゴッド華蓮は互いの必殺パンチとキックを放ってカッパードに命中させ、吹き飛ばす。

 

画面上操作にて、スイッチを入れ替える。

 

フォーゼドライバー「ロケット・オン♪」

 

両腕にロケットモジュール装着される。

 

ゴッド「おお!?」

 

スター「両手にロケットだ~!かっちょいい!」

 

ネオディケイドフォーゼ ロケットステイツ「はあっ!」

 

ロケットステイツにチェンジしたネディケイドフォーゼ ロケットステイツの両腕のロケットモジュールが勢い良く噴射し、右足を振り上げてキックを繰り出し、槍を蹴飛ばした。

 

コスモ「スター!」

 

スター「うん!」

 

コスモがスターに向かって跳び、牡牛座のプリンセススターカラーペンを掴む。

 

ネオディケイドフォーゼ ロケットステイツ「決めるぜ!」

 

ゴッド華蓮「ええ!!」

 

ゴッド華蓮はかめはめ波のモーションに入る。

 

左腕を一旦戻し、レバーを引く。

 

フォーゼドライバー「ロケット!リミットブレイク!」

 

ネオディケイドフォーゼ ロケットステイツ「ライダーきりもみクラッシャー!!」

 

両腕のロケットモジュールで加速して繰り出し、錐揉み回転からのキックを叩き付けるライダーきりもみクラッシャーを放つ。

 

コスモ「レインボーパフューム!行くニャン!」

 

コスモが踊るようにして動き回り、レインボーパフュームを構える。

 

コスモ「プリンセススターカラーペン!牡牛座!くるくるチャージ!」

 

牡牛座のプリンセススターカラーペンをセットし、レインボーパフュームの上部分を回してパワーを溜め、狙いを定める。

 

コスモ「プリキュア!レインボー・スプラッシュ!」

 

ウインクと同時にトリガーを引き、黄緑のビームを放つレインボー・スプラッシュを放つ。

 

ゴッド「ゴッドかめはめ波!!」

 

スパークがほとばしる赤いかめはめ波を放つ。

 

スパーク入りゴッドかめはめ波とライダーきりもみクラッシャーが槍に命中した直後にレインボー・スプラッシュが命中し、ビームサーベルに戻った。

 

カッパード「ええい・・・!武器がイマイチ・・・!イマジネーションの歪みが弱かったか・・・!」

 

カッパードを乗せたUFOがこの場から飛び去る。

 

ゴッド華蓮は通常に戻り、ひかる達に挨拶して消えた。

 

AI「システムの88%が機能停止。特に、バーニアの破損が極めて深刻です。」

 

カッパードの攻撃と不時着の影響でロケットのシステムが88%ダウンし、バーニア部分の破損が著しい事で飛行不能になってしまう。

 

ララ「ルン・・・。これじゃ進めないルン。」

 

プルンス「フワもぐっすり爆睡でプルンス。ワープも使えないでプルンス。」

 

ひかる「どうしよう・・・。美姫さん、あのカーテン出せません?」

 

美姫「出せますけど、行った事がない場所には出せないでしょうね。」

 

ヤンヤン「ヤンヤンを家まで送ってくれヤン。そしたら、ロケット直すヤンか。」

 

ひかる「えっ?ホントに?」 

 

ヤンヤン「借りはきちんと返す。ヤンヤンのポリシーヤンか。」

 

プルンス「でも、ロケット壊れてるのにどうやって移動するでプルンス?」

 

美姫「できるかどうか、ある方法で。」

 

ひかる・えれな・まどか「「「えっ!?」」」

 

ララ「本当ルン!?」

 

美姫からできるかどうかある方法でと聞いたひかる達は、美姫の方を向く。

 

ユニ「で、何なんですそれ?」

 

美姫「とりあえず」

 

美姫はネオディケイドに変身し、そこからウィザード フレイムスタイルとなり、ウィザードライバーへチェンジし、右手リングをはめ換え、スキャンする。

 

ウィザードライバー「ドラゴライズ!プリーズ」

 

魔法陣からウィザードラゴンが現れた。

 

ひかる「キラやば~!ドラゴンだ!」

 

ウィザードラゴンが、ロケットを押して飛ぶ。

 

プルンス「こんな事も出来るとは思わなかったでプルンス!」

 

ヤンヤン「カッコいいヤンか!」

 

美姫ができるかどうかと考えたのは、ウィザードラゴンを召喚してロケットを押して移動すると言うものだった。

 

ネオディケイドウィザード フレイムスタイル「ウィザードラゴン、ヤンヤンの星まで頼んだぞ。」

 

ウィザードラゴンがロケットを押し出して進み、ヤンヤンの住む星へ向かうのだった。

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