仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第509話「ココロ溶かす! アイスノー星の演奏会☆」

観星中も夏休みに入り、今日もプリンセススターカラーペンを探しに、ロケットで宇宙へ向かう。

 

ひかる「あぁ~・・・地球暑過ぎ・・・。」

 

宇宙に出てから、かき氷機を持ったひかるが地球暑過ぎと愚痴を漏らす。

 

ユニ「それ何?」

 

ひかる「かき氷器だよ、ユニ。」

 

ユニが何なのかを尋ね、かき氷機と説明する。

 

ユニ「かき氷器?」

 

えれな「何でそんなの持ってるの?」

 

ひかる「家の冷蔵庫が故障してたから、氷を分けて貰おうと・・・。」

 

かき氷器を持って来たのは、自分の家の冷蔵庫が壊れたので氷を分けて貰おうと思ったからだった。

 

ララ「ロケットの冷蔵庫も調子が悪いルン。」

 

美姫「効きが悪くなってるんですよね。」

 

AI「現在復旧率、38%です。」

 

だがロケットの冷蔵庫も調子が悪く、復旧率は半分も行って無かった。

 

ひかる「かき氷食べたかった・・・。」

 

美姫「この調子だとすぐには無理かな。」

 

フワ「かき氷フワ?」

 

ひかる「うん!ちべたくって、美味しいの!」

 

プルンス「一度食べてみたいでプルンス~!」

 

えれな「うちも毎日、弟と妹達にかき氷作ってるよ。」

 

ひかる「本当!?えれなさんの家に行けば食べられるの!?」

 

フワ「かき氷フワー!」

 

えれな「ただし、その日やる夏休みの宿題を終わらせた後でね。それじゃ私、八月の終わりまで食べられないじゃん・・・。」

 

美姫「だったらやりましょうよ。」

 

えれな「宿題は計画的にやらなきゃね。」

 

美姫「と言うより、八月末まで放置しちゃ駄目でしょ。」

 

ひかる「好きな科目はすぐ終わっちゃうんだけどなー・・・。」

 

そんな中まどかは、ここまでずっと無言だった。

 

プルンス「まどか。」

 

まどか「?」

 

プルンス「元気無いでプルンス?」

 

まどか「えっ?そんな事無いです。」

 

ひかる「ひょっとしてまどかさんも、宿題で憂鬱なの?」

 

まどか「いえ、宿題はもう半分終わりました。」

 

ひかる「夏休み二日目で!?」

 

ひかる「うぇぇ・・・」

 

美姫「少しは見習ったら?」

 

まどかが夏休みが始まって二日で宿題が半分終わった事を聞いて驚き、そのままテーブルに突っ伏す。

 

ララ「何か心配事ルン?」

 

まどか「ピアノの練習を・・・しなきゃって。」

 

ララ「ピアノ?」

 

美姫「それもやってるんですね。」

 

えれな「前は、学校でもよく弾いてたよね。」

 

まどか「ええ。でも最近は余り練習をしていなくて。」

 

ひかる「えっ?どうして?」

 

ララ「まどかは弓道で忙しいルン。」

 

えれな「生徒会の仕事もあるしね。」

 

まどかは、先日行われたコンクールでの出来事を思い出す。

 

自身の後に演奏した少女の方が、観客の心を惹かせていた。

 

結果は自分が優勝したが、その少女は入賞すらもしなかった。

 

まどか「あの、ユニ・・・」

 

ユニ「ん?」

 

まどか「マオの歌を歌う時に、何か気を付けている事とかありますか?」

 

ユニ「マオの歌?」

 

まどか「はい。」

 

まどか「マオの歌は、何故あんなにも観客を惹きつけられるのですか?」

 

その理由がオリーフィオが褒めてくれたと言うのを思い出し、表情を曇らせる。

 

えれな「ユニ?」

 

まどか「ご、ごめんなさい!わたくし、余計な事を聞いてしまったみたいですね・・・。」

 

ユニ「別に。」

 

美姫「惹き付ける理由ですか・・・。私は分かると思います。」

 

まどか「!本当ですか!?」

 

美姫が理由が分かると口にし、まどかが美姫の方を向いて尋ねる。

 

美姫「それは―――」

 

美姫が説明をしようとしたその時、まどかのスターカラーペンダントが反応し出した。

 

まどか「ペンダントが・・・!」

 

プルンス「水瓶座を差してるでプルンス!」

 

反応を示していたのは、水瓶座のプリンセススターカラーペンだった。

 

フワ「フーワー!」

 

フワの両耳の輪っかが光ると同時に、宇宙空間に星型のワープホールが作り出され、その中にロケットが入って行った。

 

星空界に入ってからすぐに、窓の外に雪だるまの形をした星・アイスノー星が見えた。

 

まどか「反応は、あの星からです!」

 

えれな「何か雪だるまみたいだね。」

 

ひかる「キラやば~っ!」

 

美姫「しかし、何だか寒そうな星ですね。」

 

アイスノー星にロケットを降下させて着陸し、外に出る。

 

周囲を見回すと一面雪景色で、氷山もあった。

 

ひかる「涼し~い!」

 

美姫「これでも平気なのは、スターカラーペンダントとスタープリンセスの力のお陰って事ですか。凄過ぎです。」

 

ララ「雪と氷ばっかりルン。」

 

ひかる「アレなら特大のかき氷が出来るよ!」

 

ユニ「かき氷食べに来た訳じゃないでしょ?」

 

?「お前ら、そのロケットに乗って来たのか?」

 

そこに、雪だるまの姿をした人物が現れて声を掛ける。

 

ひかる「キラやば~っ!雪だるまが喋った!」

 

?「雪だるま?何だそりゃ?」

 

ユキオ「俺の名前はユキオだ。雪だるまじゃない。」

 

その人物はユキオと名乗る。

 

まどか「この星の方ですか?」

 

ユキオ「ああ。このアイスノー星じゃ、ちょいと知られたイケメンさ。クールだろ?」

 

ユキオからそう尋ねられるも、言葉が出て来なかった。

 

ユキオ「反応薄いな。あっ、この鼻が駄目か。」

 

そう言うと鼻を取り外し、これを見た美姫以外が驚く。

 

ひかる「鼻が・・・!鼻が・・・!」

 

フワ「お鼻無いフワ!」

 

ララ「大丈夫ルン!?」

 

美姫「元の鼻が無いの?」

 

ユキオ「まあな。」

 

美姫の質問に軽く答え、肩に掛けてたカバンから別の鼻を取り出して着ける。

 

ユキオ「これならどうだ?クールだろ?」

 

美姫「スプーン・・・。」

 

次に取り付けたのはスプーンで、ひかるとララに至っては目が点になり、口をあんぐりと開いてた。

 

ユキオ「こんなのもある。」

 

その次は靴磨き用のブラシを着ける。

 

ユキオ「どう?ベイビー。」

 

ひかる「どうって・・・」

 

美姫「靴磨き用のブラシ着けて言われても・・・。」

 

ユキオ「俺って、どんな鼻着けても似合っちゃうんだよなぁ。」

 

えれな「やっぱり、雪だるま感満載・・・。」

 

美姫「ええ、スプーンとかを鼻って言って着けてる時点でそう思いますよ。」

 

ユキオ「そしてこれが―――」

 

美姫「今度は何が出て来るんですか?」

 

ユキオ「とっておきのイケメン鼻さ。」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ・美姫・プルンス・フワ『あーっ!』

 

今度着けたのは、なんとプリンセススターカラーペンだった。

 

まどか「間違いありません・・・!」

 

ユニ「その鼻・・・!」

 

ユキオ「クールだろ?氷の中に埋まっていたのを、この前見つけて掘り出したんだ。」

 

ひかる「あのねユキオ、実はそのペン、私達が探してた物なの。」

 

ユキオ「ペン?」

 

まどか「そのお鼻の事です。」

 

ユキオ「鼻?これ?」

 

プリンセススターカラーペンを指差して言う。

 

ララ「その為に地球からここまで来たルン!」

 

美姫「こんな早く見つかるとは思いませんでしたけど。」

 

フワ「プリンセススターカラーペンフワ!」

 

プルンス「譲って貰えないでプルンス?」

 

ユキオ「ん?駄目。」

 

えれな「早っ・・・。」

 

プルンスがプリンセススターカラーペンを譲って貰えないかと頼むが、すぐに駄目と言われた。

 

ひかる「お願いします!何でもするからー!」

 

ひかるがユキオの傍で正座し、何度も上半身を上下に動かして何でもすると言う。

 

ユキオ「う~ん・・・」

 

えれな「お願い、ユキオ!」

 

まどか「それは凄く大切な物なんです!」

 

美姫「この宇宙を救う為に必要な物なんです。」

 

ひかる「何とぞ~・・・!」

 

ララ「頼むルン・・・!」

 

ユキオ「うう~ん・・・あっ、イルマ!」

 

考え込んでた最中に何かを見つけ、踵を返して走り出した。

 

ひかる「ちょっとちょっと!」

 

ユキオ「イルマー!」

 

ユキオが、空を飛ぶ同じ星の住民のイルマと言う女性に呼び掛ける。

 

イルマ「ユキオ、その人達は?」

 

ユキオ「地球とか言う所から来たんだってさ。」

 

イルマがユキオの傍に着地してひかる達の事を尋ね、ユキオが地球から来たと教える。

 

ユキオ「そんな事より、今日も綺麗だねイルマ。」

 

プルンス「そんな事扱いでプルンス!?」

 

ユキオ「昨日さ、転んだら鼻が折れちゃってさ。こんな風に。ほら。」

 

プリンセススターカラーペンを戻してニンジンを着け、これを折って食べる。

 

ひかる「ぷくく・・・!」

 

えれな「ちょっとひかる・・・。」

 

ひかる「だって・・・面白いよ・・・!」

 

ひかるが口元を抑えて笑い、フワも笑う。

 

イルマ「そう。」

 

ユキオ「そう・・・?」

 

だがイルマの反応は薄かった。

 

ララ「あなたもこの星の人ルン?」

 

イルマ「ええ。イルマです。それじゃ。」

 

名乗ってから宙に浮かび、そのまま飛び去った。

 

まどか「綺麗な子ですね。」

 

ユキオ「この辺りの村一番の美人さ。」

 

プルンス「ちょっと冷たい感じでプルンス。」

 

美姫「どっちかって言えば反応が薄いって感じだね。何も興味が無いって言うか・・・。」

 

ユキオ「何言ってんだ!イルマの笑顔は最高なんだぞ!」

 

えれな「へぇ、どんな笑顔なの?」

 

ユキオ「知らない。見た事無いもん。」

 

だがユキオはイルマの笑顔を見た事が無く、これを聞いたひかる達はズッコケたり呆れたりした。

 

美姫「無いのですか・・・?」

 

えれな「見た事無いのに最高って・・・。」

 

ユキオ「だから見たいんじゃん・・・!彼女は一度も笑った事無いんだ・・・!」

 

ひかる「一度も?」

 

まどか「笑顔を・・・見たい・・・?」

 

ひかる「どうしてイルマは笑わないの?」

 

ユキオ「この星は、何も無いつまらない星。だから笑ってくれないんだよ。」

 

ひかる「何も無い?そんな事無いじゃん!」

 

ユキオ「?氷だぞ?雪だぞ?何か面白い所あるか?」

 

ひかる「最高にキラやば~っ!だよ!」

 

ユキオ「えっ?」

 

ひかるが自信ありげに右手の親指を立てる。

 

ひかるがかき氷器で氷を削り、かき氷を作る。

 

ユキオ「何だ?これは?」

 

ひかる「かき氷だよ。」

 

ユキオ「氷を食べるのか?」

 

ひかる達『いただきまーす!』

 

ひかる「冷たーい!」

 

ララ「甘いルン!」

 

えれな「美味しい!」

 

プルンス「絶品でプルンス!」

 

フワ「ちべたいフワー!」

 

まどか「氷が違うのでしょうか?美味しいです!」

 

美姫「100%天然の氷ですからね。」

 

ユキオ「美味い!」

 

ひかる「でしょ!ほらほら、もっと食べて!」

 

ユキオが疑いながらも口に入れ、美味いと絶賛する。

 

ユキオ「こんなの初めてだ!」

 

美姫「こんなのもありますよっと。」

 

美姫がそう言うと、ペンギンかき氷を置く。

 

えれな「ペンギンだ。」

 

ひかる「キラやば~っ!」

 

フワ「可愛いフワー!」

 

美姫「かき氷の食べ過ぎはお腹壊すので注意してくださいね!」

 

ひかる「はーーい」

 

かき氷を堪能してから今度はひかるとララがスケートをしたり、えれな・まどかが氷のスノーボードを楽しむ。

 

ユキオ「氷や雪の上を滑るのか?寒く無いのか?」

 

ひかる「寒いと思ったら・・・!温まる!」

 

今度はひかる・まどか、ララ・えれなの二チームに分けての雪合戦で盛り上がる。

 

美姫は遊んでいるひかる達にトイカメラを向けて写真を撮った。

 

これを見たユキオが笑みを浮かべ、鼻をニンジンからプリンセススターカラーペンに付け替えた。

 

今度は洞窟に移動し、ひかるが氷柱をスプーンで小突いて音を鳴らす。

 

ユキオ「スゲー。氷で音を・・・」

 

ひかる「どう?キラやば~っ、じゃない?」

 

ユキオ「イルマも一緒に笑ってくれるかな?」

 

ひかる「うん。きっと笑ってくれるよ。」

 

笑顔のララ達を見たユキオが、イルマも一緒に笑ってくれるかを尋ね、ひかるがきっと笑ってくれると答える。

 

ユキオ「俺、誘ってみる!」

 

そう言うと、イルマを呼びに向かう。

 

ユキオ「イルマが笑ってくれたら、お礼にこれ譲るよ!」

 

足を止めて振り返り、プリンセススターカラーペンを指差してイルマが笑ってくれたら譲ると言って呼びに向かった。

 

ひかる「本当!?やったね!」

 

そんな中ユニが、ため息をつく。

 

ひかる「どうしたのユニ?」

 

ユニ「じれったいわね。笑わなかったらどうするのよ?」

 

ひかる「うっ・・・。だ、大丈夫だよ、きっと・・・。あはは・・・」

 

イルマ「どうしたの?こんな所に連れて来て。」

 

ユキオ「氷柱の音楽会さ。」

 

イルマ「音楽会?」

 

ひかる「まどかさん、お願い!」

 

まどか「わたくしですか?」

 

ひかるが二本のスプーンをまどかに差し出す。

 

えれな「まどかならピアノも上手いしね。」

 

まどか「分かりました。」

 

イルマの顔を一目見てから深呼吸し、氷柱を小突いて演奏を行う。

 

だが、イルマの表情は変わらず、ひかる達も徐々に違和感を感じ始めた。

 

演奏を一旦止め、イルマの顔を見る。

 

ユキオ「イルマ・・・。」

 

イルマの表情は、少しも変わらなかった。

 

まどか(笑顔を見せてくれない・・・。わたくしに、何が足りないの・・・?)

 

美姫「ちょっと、私がやってもいいですか?」

 

まどか「あっ、はい。」

 

ここで美姫が手を挙げてやってもいいかと尋ね、まどかがスプーンを差し出す。

 

美姫「じゃあ行きますよ。」

 

そう言うと、スプーンで氷柱をリズミカルに小突く。

 

ひかる「あっ、これ聞いた事ある。」

 

えれな「ツインラブのだよね。」

 

美姫が演奏しているのは、ツインラブの「大好き∞無限POWER」だった。

 

ひかる・ララ・えれなが手拍子を行い、フワとプリンスが躍り出す。

 

ユキオ「何かノリの良い曲だな!」

 

ユキオも踊り、イルマも足でステップを踏む。

 

まどかは現在の美姫の表情を見て、楽しそうだと気付く。

 

演奏を終えると、ひかる達から拍手が湧いた。

 

ひかる「凄い凄ーい!キラやばだよ美姫さん!」

 

美姫「何度か聞いて覚えたから。」

 

ユニ「まあまあの曲ね。」

 

美姫(んー、もう少しでしょうか?)

 

イルマの顔を見て、心の中で呟く。

 

まどか「美姫さん。」

 

美姫「?どうかしました?もしかして微妙でした?それだったらすみません。」

 

まどか「いえ、そうではありません。むしろ良かったです。あの、少々よろしいですか?」

 

美姫「? ここじゃ話せない事ですか?」

 

まどか「はい。」

 

美姫「ごめんなさいみなさん、ちょっと待っててください。」

 

まどか「すぐに戻ります。」

 

ひかる達にちょっと待っててと伝え、二人は外に向かって移動した。

 

まどか「教えて下さい!何故あそこまで皆さんの注目を集められるのですか!?わたくしに、何が足りないのですか!?」

 

洞窟の外へ出てからすぐ、まどかが美姫に顔を近づけて声を上げる。

 

美姫「教えますからちょっと離れてください。顔近いです。」

 

まどか「すみません・・・。」

 

美姫からそう言われ、顔を離す。

 

美姫「さっき言おうとした答えと一緒ですから、教えますよ。」

 

まどか「この惑星に降りる前の事ですね。」

 

美姫「まず、音を楽しむから音楽って言うでしょ?」

 

まどか「はい。」

 

美姫「正確に演奏する位なら、ロボットにだって出来ます。だからって言って、まどかさんがロボットみたいだって事は決して思って無いですよ。正確なだけじゃ、心には届かないです。歌ったり演奏してる自分も楽しむ。それこそが、みなさんの心に響く音楽なんじゃないですか?」

 

まどか「楽しむ・・・。」

 

美姫「じゃあ今度は、リベンジしてみますか?」

 

そう言うと、微笑んでスプーンを差し出す。

 

まどか「はい。」

 

真剣な表情を見せ、スプーンを手に取った。

 

二人がひかる達の待つ洞窟に戻る。

 

えれな「もう大丈夫?」

 

まどか「はい。お手数をお掛けしてすみません。」

 

深呼吸してから、もう一度演奏を始める。

 

するとユニが、「コズミック☆ミステリー☆ガール」を歌い始めた。

 

歌いながらまどかの方を向いて頷き、リズムに合わせて氷柱を小突く。

 

ひかる・ララ・えれなが手拍子を行い、フワとプルンスが躍り出す。

 

まどか(美姫さんの言う通りでした。わたくしに足りなかったのは・・・楽しむ心・・・!)

 

自分の音楽に無かったのは楽しむ心だったと、まどかは気付いた。

 

ユニの表情も柔らかくなり、ユキオも楽しみ、イルマも足でステップを踏む。

 

ユキオ「うおぁっ!?」

 

ユキオが足を滑らせて仰向けに倒れる同時に、プリンセススターカラーペンが抜ける。

 

ユキオ「鼻・・・!鼻・・・!」

 

体を起こしてプリンセススターカラーペンを着け、イルマの顔を見て笑う。

 

すると突然、イルマは両手で顔を隠し、走り去ってしまった。

 

ユキオ「イルマ!?イルマー!」

 

ユキオが慌ててイルマを追う。

 

まどか「駄目だったんでしょうか。」

 

美姫「私の時もリズムに合わせて足踏みしてましたし、多分そう言う事じゃないと思いますが・・・。」

 

更に別の場所では、玉座に座ってノットレイに連れられたテンジョウがプリンセススターカラーペンを探してた。

 

テンジョウ「もう・・・!ペンどこよ・・・!寒さでお肌がカサカサよ・・・!」

 

ユキオ「イルマー!」

 

ユキオの声に反応して下を向くと、鼻に着けられたプリンセススターカラーペンに気付く。

 

テンジョウ「見ーつけたぁ!」

 

ひかる「ユキオー!」

 

テンジョウ「出たわね!お邪魔虫め!」

 

ユキオの後を追うひかる達に気付き、玉座から立ち上がる。

 

そこで近くの氷山に座るイルマに気付く。

 

イルマ「きっとユキオを傷付けた・・・。嫌われた・・・!私が笑ったせいで・・・!」

 

イルマは体育座りで、自分が笑った事でユキオを傷付けたと思い込んでた。

 

テンジョウ「丁度良い。コマちゃん達!」

 

団扇にキスし、ハート型の闇のエネルギーを作り出す。

 

その直後にノットレイの軍団がイルマに向かって跳びかかり、一瞬でノットレイに変貌させる。

 

テンジョウ「煽れ団扇よ!膨れろ!歪んだイマジネーション!」

 

団扇を仰いで闇のエネルギーを生み出し、これをイルマが変貌されたノットレイが浴び、広がって消えると同時に巨大化した。

 

ユキオ「えっ!?」

 

イルマ「私は・・・笑わない・・・!」

 

ユキオ「イルマー!」

 

テンジョウ「踏み潰しておしまい!」

 

ユキオ「ひ、ひぇ~っ!」

 

巨大ノットレイが足を上げ、ユキオが慌てて逃げる。

 

ひかる「ユキオ!みんな!」

 

ララ「ルン!」

 

美姫「変身!」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「スターカラーペンダント!」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「カラーチャージ!」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「「煌めく~星の力で~憧れの~私描くよ~♪」」」」」

 

ひかる・ララ・えれな・まどか・ユニ「「「「トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪トゥインクル♪トゥインクルプリキュア♪スタートゥインクル~♪スタートゥインクルプリキュア~♪あぁ~♪」」」」」

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド!」

 

スター「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

ミルキー「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

ソレイユ「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

セレーネ「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

コスモ「銀河に光る虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

スター・ミルキー・ソレイユ・セレーネ・コスモ「「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」」

 

巨大ノットレイの両肩のキャノン砲から放たれた雪玉を、スター達が跳んで避けてからすぐ、ノットレイの軍団が襲い掛かる。

 

ミルキー「獅子座!ミルキーショック!」

 

ソレイユ「天秤座!ソレイユシュート!」

 

ミルキーとソレイユが獅子座ミルキーショックと天秤座ソレイユシュートを放ち、ノットレイの軍団を一掃する。

 

スターが走りながら雪玉を避けたりパンチやキックで壊し、ディケイドがライドブッカーからエネルギー弾を放って雪玉を壊す。

 

スター「キリが無い・・・!」

 

だが撃ち続ける為、キリが無かった。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ガイム!オレンジアームズ!花道・オンステージ!」

 

上からオレンジアームズを被ると同時にライドウェアが装着され、オレンジアームズが展開し追えると同時に鎧武 オレンジアームズにカメンライドした。

 

巨大ノットレイは両肩のキャノン砲をネオディケイド鎧武 オレンジアームズに向けると雪玉を放ち、ネオディケイド鎧武 オレンジアームズは橙大丸と無双セイバーで真っ二つにする。

 

ユキオ「イルマー!目を覚ましてくれよー!」

 

巨大ノットレイがユキオに狙いを定め、雪玉を連射する。

 

ユキオ「ぐっ!うあああっ!」

 

セレーネ・コスモ「「ユキオ!」」

 

雪玉を受けて吹き飛び、落下するもセレーネとコスモに助けられる。

 

スター「目を覚まして!」

 

コスモ「しっかり!」

 

ユキオ「イルマ・・・俺は・・・君の笑顔が見たいんだ・・・。」

 

テンジョウ「笑顔?ペンを渡せば私がいくらでも見せてあげるわよ。」

 

するとその時、プリンセススターカラーペンが光り出した。

 

セレーネ「水瓶座のペンが・・・!」

 

ユキオ「これがあれば・・・イルマは元に戻るのか・・・?」

 

セレーネ「ええ。必ず元に戻して見せます!」

 

ユキオ「頼む・・・。」

 

セレーネ「ユキオ・・・。任せて下さい!」

 

プリンセススターカラーペンを抜いてセレーネに差し出し、これを受け取る。

 

ネオディケイド鎧武 オレンジアームズ「ドライバーチェンジ!」

 

ネオディケイドライバーはホルダー付き戦極ドライバーへ変わった。

 

画面上操作より、ゲネシスコアを出現させ、戦極ドライバーのフェイスプレートに取り付ける。

 

その後、レモンエナジーロックシードを出現させ、

 

ロックシード「レモンエナジー!」

 

ゲネシスコアへ装着。

 

戦極ドライバー「ロックオン!」

 

カッティングブレードを倒す。

 

戦極ドライバー「ジンバーレモンアームズ!』

 

ソレイユ「えっ?今度はレモン?」

 

ディケイドの頭上から出て来たジンバーレモンアームズを見たソレイユが呟く。

 

戦極ドライバー「ミックス!オレンジアームズ!花道・オンステージ!ジンバーレモン!ハハーッ!」

 

オレンジアームズとレモンエナジーアームズが一つになったジンバーレモンアームズを装着し、ソニックアローを装備した。

 

ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズ「ここからは、俺のステージだ!」

 

巨大ノットレイの背後に回って両膝の裏をソニックアローで斬り付けて体制を崩させた。

 

ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズ「今だ!」

 

頷いたセレーネが水瓶座のプリンセススターカラーペンをスターカラーペンダントに挿し込み、星を描く。

 

セレーネ「プリキュア!水瓶座!セレーネアロー!」

 

水瓶座マークを纏った水の矢を放つ水瓶座セレーネアローを放つ。

 

二つに拡散した水瓶座セレーネアローが両肩のキャノン砲に直撃し、これを破壊した。

 

セレーネ「コスモ!」

 

コスモ「えっ?」

 

水瓶座のプリンセススターカラーペンを投げ、コスモがキャッチする。

 

セレーネが頷いてから、コスモも頷き返す。

 

コスモ「ディケイド!」

 

ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズ「よっしゃ!」

 

ソニックアローにレモンエナジーロックシードにセットする。

 

『ロック・オン!』

 

セットした後、

 

ソニックアロー「レモンエナジー!」

 

ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズ「セイッハー!」

 

ネオディケイド鎧武 ジンバーレモンアームズの前にオレンジ・レモンの断面型エネルギーが現れ、そこに向けてソニックボレーを放った。

 

コスモ「レインボーパフューム!行くニャン!」

 

元の姿に戻したコスモが踊るようにして動き回り、レインボーパフュームを構える。

 

コスモ「プリンセススターカラーペン!水瓶座!くるくるチャージ!」

 

水瓶座のプリンセススターカラーペンをセットし、レインボーパフュームの上部分を回してパワーを溜め、狙いを定める。

 

コスモ「プリキュア!レインボー・スプラッシュ!」

 

ウインクと同時にトリガーを引き、黄緑のビームを放つレインボー・スプラッシュを放つ。

 

ソニックボレーとレインボー・スプラッシュが命中し、巨大ノットレイが浄化された。

 

テンジョウ「っ・・・!行くわよ!」

 

テンジョウがノットレイの軍団と共に瞬間移動して姿を消す。

 

トゥインクルブックに水瓶座のプリンセススターカラーペンを挿し込み、その中にエネルギーを注ぎ込む。

 

星が光ると同時に星空の見える星型の窓のような物が現れ、星が広がる。

 

一番上の星に水瓶座のプリンセススターカラーペンをタッチすると、線が出て来て水瓶座を作り上げる。

 

その時生じたエネルギーがフワに注がれ、フワの姿が変わる。

 

フワ「水瓶座フワ!フーワー!」

 

力を放出させ、スター達をスターパレスへ送る。

 

フワ「星の輝き、戻るフーワー!」

 

スターパレスに到着し、フワが星型のエネルギーを上空へ飛ばしてからすぐに花火が上がる。

 

上空に乙女座のスタープリンセスが映し出された直後、スターパレスに水瓶座のスタープリンセスが帰還した。

 

水瓶座「プリキュア、ディケイド、感謝します。残りのペンは後二本。プリキュアとして、五人の心を一つにして頼みます。」

 

ユキオ「イルマ、大丈夫?」

 

目を覚ましたイルマに、ユキオが大丈夫かと尋ねる。

 

すると突然、イルマが笑い出した。

 

ユキオ「イルマ?」

 

イルマ「ユキオ、可愛い・・・!」

 

ユキオ「わ、笑った・・・!イルマが笑った!」

 

ひかる「笑った!」

 

えれな「良いね!」

 

ララ「ルン!」

 

まどか「本当に素敵な笑顔ですね。」

 

ユキオ「嬉しいよ、笑ってくれて・・・!」

 

イルマが笑ってくれた事にユキオが喜ぶ中、未だにイルマは笑い続ける。

 

ユキオ「イルマ?」

 

イルマ「もう・・・お腹痛い・・・!」

 

そう言ってその場に横になり、声を上げて笑い続ける。

 

ひかる「ひょっとしてイルマちゃんって・・・」

 

えれな「笑い上戸・・・?」

 

美姫「つまりあの時走ってったのは、それを知られたく無かったから・・・って事ですか?」

 

イルマが笑い上戸と知り、美姫があの時走り去った理由を推測する。

 

イルマ「私ね・・・笑い出すと止まらなくなるの・・・!だから・・・!」

 

ユキオ「わざと笑わないようにしてたの?」

 

イルマ「だって・・・ユキオに嫌われたくなくて・・・!可愛い・・・!最高・・・!さっきの歌と演奏も凄く素敵だったんだけど、ユキオが転んで鼻を・・・!笑い出して止まらなくなったら、失礼だと思って・・・!」

 

まどか「そうだったんですか。」

 

ユキオ「イルマ、全然気にしなくて良いよ。笑ってくれて俺、嬉しいよ!」

 

イルマ「凄く・・・楽しい!」

 

まどか「ありがとう。」

 

まどかがユニの方を向いてお礼を言い、ユニが頷いた。

 

イルマが笑った事で水瓶座のプリンセススターカラーペンが手に入り、目的を達成してアイスノー星を後にする。

 

まどか「帰ったら、ピアノの練習を早速始めます。」

 

美姫「今のまどかちゃんなら、今までよりもずっと良い演奏が出来るハズです。」

 

まどか「もし良ければ、聞いてみますか?」

 

美姫「良いのですか?」

 

まどか「はい。教えてくれたお礼です。すぐには無理ですが、夏休み中にはお聞かせしますね。」

 

微笑みを浮かべ、美姫に夏休み中には聞かせると告げる。

 

ひかる「まどかさんに何教えたんです?」

 

美姫「音楽の意味を教えてだけですよ。」

 

ひかる「?でも私も、まどかさんの演奏聞きたーい!」

 

ララ「私も聞きたいルン。」

 

フワ「聞きたいフワー!」

 

まどか「ごめんなさい。まだ皆さんに聞かせる程の自信が無いので、まずは美姫さんだけに聞いて貰おうかと。」

 

ひかる「そう言うの気にしないのにー・・・。」

 

美姫「ひかるさんはまず、宿題した方が良いと思いますよ。これはララさんとえれなさんにも言えるけますけど。」

 

ひかる「そうでした・・・夏休みの宿題もやらなきゃ・・・。」

 

まどか「ひかる、宿題も、まずは自分が楽しむ事ですよ。」

 

美姫「さっさとやる事やった方が、夏休みは存分に楽しめますよ。」

 

まどか「そうですね。」

 

ロケットは地球へ向かい続けたのだった。

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