仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
あの騒動があった翌日
ハミィ「やったニャ~!セイレーンがプリキュアになったニャ!セイレーンが一緒なら音符もすぐ集まるニャ~。一緒に幸せのメロディを歌って、世界は平和。みーんな幸せニャ!」
奏「ちょっと待って。そんな簡単には行けないんじゃないかな?」
ハミィ「どうしてニャ?」
響「だって、セイレーンはつい昨日まで敵だったんだよ。それがあっさり味方になるなんて・・・。」
奏「プリキュアになったのも、いつもの作戦かもしれない。モジューレも無いのに、姿が変わるのも変だし・・・。」
ハミィ「セイレーンはハミィを助けてくれたニャ!二人も見てたニャ!香織モニャ!」
奏「そうだけど・・・。」
ハミィ「ハーモニーパワーがあれば、人も妖精もみんな友達ニャ!話せば分かるニャ!」
奏「話そうにも、本人どこかへ行っちゃったし・・・。」
ハミィ「待っててニャ!ハミィがセイレーンを連れてくるニャ。」
響「あ、雨・・・。」
公園
エレン「どうしてこんな事に・・・。頭にノイズが残ってる・・・アレに操られて・・・でも、私の心が弱かったから・・・。」
奏太「何してるの?顔色悪いけど、大丈夫?」
声のした方を向くと、奏太とアコがいた。
エレンは前に奏太を利用し、不幸にさせた事を思い出した。
奏太「そんなに濡れてちゃ、カゼひくよ。」
奏太から逃げるようにして走り出すエレン。
奏太「待ってよー!ねえー!」
雨の中を走るエレン。自分のせいで人々を不幸にした事を思い出しながら走って行った。
香織「ん?あれって・・・セイレーン?」
路上に入り、ネコや人になろうとするが、変身は出来なかった。
エレン「姿が変わらない・・・どうして・・・!?」
ペンダントが壊れた事を思いだす。
エレン「もう姿を変えられない・・・。これから・・・どうすればいいの・・・?」
ラッキースプーン 店内
奏「お待たせ。」
響の前にイチゴのカップケーキが置かれる。
響「うわ~!イチゴのカップケーキ!これ大好き~!」
奏「ハミィも大好きなんだよね。」
響・奏「 「あ・・・。」 」
窓の外を見る響と奏。
外は雨が降っていた。
響「あーもう!気になって待ってなんかいられないよ!」
響「ハミィとセイレーンを探しに行って来る!」
奏「探してセイレーンになんて言うの?」
響「それは・・・。うーん・・・。」
響「その時考える!」
奏「ホント行き当たりバッタリなんだから。」
響「じゃあね!」
奏「待って!私も行く!」
探しに行く響と奏。
エレン(帰る所もない・・・行く所も無い・・・。私はどうすれば・・・)
雨の中を一人歩くエレン。
その時、調べの館からパイプオルガンの音が聞こえた。
エレン「この音は・・・」
耳を塞ぐエレン。
エレン「頭が・・・痛くならない・・・。」
中でパイプオルガンを弾く音吉。
エレン(キレイな音・・・ずっと嫌な音だったのに、どうして?)
音吉「そんな所にいないで、出て来たらどうかね?もっと近くで聞けばいい。前の方がよく聞こえる。」
エレン「そんな資格。私にはありません!」
音吉「音楽を聞いて楽しむのに、資格なんていらないと思うがね。」
エレン「いいえ!私は音楽を使ってヒドイ事を!だから美しい音楽を楽しんじゃダメなんです!」
音吉「胸に手を当ててごらん。」
音吉に言われた通り、胸に手を当てるエレン。
音吉「聞こえるだろう?お前さんの鼓動が、なかなかいい音楽じゃないか。」
エレン「鼓動が・・・音楽・・・?そこから聞こえるんですか?」
音吉「誰の心にも音楽がある。メロディを響かせ、リズムの奏で、ビートに刻む。」
音吉「迷い悩んだ時は、お前さんの心のビートに従うといい。またいつでも聞きにくるといい。音楽は誰も拒まないからな。」
エレン「心の・・・ビート・・・。」
ハミィ「セイレーン!」
エレンの顔にしがみつくハミィ。
ハミィ「やっと見つけたニャ!いっぱいいっぱい探したニャ~!」
エレン「苦しいって・・・!」
顔からハミィを離す。
エレン「アンタ、私の息止める気?」
ハミィ「ゴメンニャ~。セイレーンに会えたのが嬉しくてつい。」
香織「やっと見つけたわ。」
エレン「アンタは・・・!どうして私がここにいるのが分かったの・・・!?」
香織「雨の中を走ってたあなたを見かけてね。どうも放っとけなかったから。」
エレン「何しに来たのよ・・・!私を倒しにでも来たってワケ!?」
香織「いや、そんなつもりじゃ 君と友達になりに来ただけだよ。セイレーン。」
エレン「もうセイレーンって呼ぶのはやめて・・・。」
香織「じゃあ何て呼べばいいの?」
エレン「エレン・・・。黒川エレンよ・・・。」
香織「エレンちゃん、私はあなたと友達になりに来たの。」
エレン「友達・・・?私と・・・?」
香織「前に言ったじゃない?私は君と友達になるって。」
エレン「無理よ・・・私は友達になる資格も無いわ・・・。」
香織「そんな事は!」
ハミィ「セイレーン、一緒に来るニャ。」
エレン「えっ?」
ハミィ「響と奏とお話するニャ。」
エレン「何を話せって言うの?」
エレン「今まで私がどれだけの人達を悲しませてきたか・・・!みんなで思い出話でもするワケ!?」
ハミィ「セイレーンの歓迎会をするニャ!」
香織「そうね、二人に言って歓迎会でもしよっか。」
エレン「アンタ達分かってるの!?今まで私が何して来たか!アンタだって痛い目に会ったでしょ!?何回アンタを騙したと思ってんの!?」
ハミィ「うーん・・・。忘れたニャ!」
香織「ハミィらしい。」
エレン「私は自分のやった事を全部覚えてる。大勢の人達を傷つけて、泣かせて、不幸にした!」
ハミィ「でもこれからはみんなを守るプリキュアニャ~。」
香織「そうね、エレンちゃんはみんなを救う私達の仲間だよ。」
エレン「違う!私は・・・私にはプリキュアになる資格も、仲間になる資格も無い!」
走り出すエレン。
ハミィ「待ってニャ!セイレーン!」
香織「セイレーン!いえ、エレンちゃん!待って!」
追いかける香織とハミィとフェアリートーン達。
森の中を歩く香織達。
ラリー「一緒に歌うララ。」
ソリー「ラリー、挨拶が先ソソ。初めまして、ボクはソリーソソ。」
ラリー「ラリーララ。」
挨拶をするソリーとラリー。
香織「いい風だな~。」
心地いい風が吹く。
ハミィ「ステキな風が吹いてきたニャ~。みんなで歌うニャ!」
歌うハミィとフェアリートーン達。
ハミィ「葉っぱも歌ってるニャ~。」
別の歌を歌う。
エレンもハミィ達と一緒に歌う。
ハミィ「ニャ?」
香織「何?」
エレンの胸が光り出す。
エレン「何?」
ハミィ「何でもないニャ。」
香織「気のせいかな?」
ハミィ「ニャプ!?音符ニャ!」
音符を見つけるハミィ。
ハミィ「セイレーン、音符がぜーんぶ集まったら、一緒に幸せのメロディを歌うニャ!」
エレン「どうして怒らないの!?私、たくさんひどい事をしたのに!」
ハミィ「セイレーンは怒られたいニャ?」
エレン「怒られて当然の事をしたわ!」
ハミィ「む~!こらニャ!」
セイレーンに怒るハミィ。
ハミィ「はい、怒ったニャ。じゃあ一緒に歌うニャ!ほら、風も木もセイレーンと一緒に歌いたいって言ってるニャ。」
エレン「そうかな・・・?」
ハミィ「そうニャ。耳を澄ませると分かるニャ。」
エレンが耳を澄ませると、空腹の音が鳴った。
奏「響、お腹の虫のボリューム下げてよ!」
響「そんな事出来るわけ無いでしょ!?」
小声で木の裏から話す響と奏。
香織「二人とも、そこで何やってんの?」
ハミィ「響、奏、何してるニャ?」
響「あははは。オヤツ食べないで来たからお腹すいちゃって。セイレーンはお腹すいてない?」
エレン「もうその名前で呼ばないで・・・。」
響「あ、ゴメン・・・。」
奏「よかったら家にカップケーキ食べに来ない?」
響「そうしよう!ね、エレン?」
エレン「どうして・・・?」
響「何をするにしても、お腹すいちゃ力でないでしょ?」
奏「歌うんなら尚更。ね?」
香織「腹が減ったら戦は出来ぬって言うじゃない?」
ハミィ「奏の家のカップケーキはとっても美味しいニャ!セイレーン、一緒に食べるニャ!」
バスドラ「お楽しみはそこまでだ~。」
バリトン「オヤツは中止~。」
ファルセット「残念~。」
マイナー達が現れる。
響・奏「 「トリオ・ザ・マイナー!」 」
バスドラ「発表する!今日からこのバスドラがリーダーだ!よろしく!」
香織「そんなのどうでもいいし。」
ハミィ「乱暴に枝を踏んじゃ、木の歌が台無しニャ!」
バスドラ「木の歌?」
ハミィ「風で木がざわざわする、自然の歌ニャ!」
バスドラ「そんな音、耳障り・・・」
木の枝を折ろうとするバスドラ。
バスドラ「面倒だ!セイレーンごと始末してくれるわ!」
木から降りるマイナー達。
バスドラ「出でよ!ネガトーン!」
木に憑依した音符が悪の心に染まり、ネガトーンが作られる。
響「木だって生きてるんだよ!なのにそんな風に傷つけようとして・・・」
奏「自然の音楽を台無しにしようとするなんて・・・」
響・奏「 「絶対に許さない!」 」
香織「変身!」
響・奏「 「レッツプレイ!プリキュア・モジューレション!」 」
ドライバーにカードを差し込む。
ネオデイケイドライバー「カメンライド ディケイド」
メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」
リズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」
メロディ・リズム「 「届け!二人の組曲!スイートプリキュア!」 」
バスドラ「行け!ネガトーン!」
葉型の光弾を手から放つネガトーン。
かわすメロディ、リズム、ネオディケイド。
メロディ「同時に行くよ!リズム!」
リズム「オッケー、メロディ!」
メロディ・リズム「 「せーの!」 」
飛ぼうとした時、下からツタが現れ、メロディとリズムの動きを封じる。
ネオディケイド「はっ。」
ツタを避けるディケイド。
ハミィ「メロディ!リズム!大変ニャ~!何するニャ~!」
マイナー達に捕まるハミィ
エレン「ハミィ!」
バスドラ「今日の狙いはお前だ。天然ボケの子猫ちゃん。セイレーン!コイツを返して欲しくば、マイナーランドに戻って不幸のメロディを歌え。言っておくがリーダーはこのバスドラ様だ。お前は不幸のメロディを歌うだけだからな。さあ、どうする?」
バリトン・ファルセット「 「どうする~?」 」
エレン「私は不幸のメロディを歌ったら、ハミィは・・・。」
バスドラ「ああ。返してやる。」
ハミィ「セイレーンダメニャ~!」
ハミィの口を塞ぐバスドラ。
バスドラ「不幸のメロディを歌うのだ。」
エレン「いいえ、歌わないわ。」
バスドラ「コイツがどうなってもいいのか?友達を見捨てるのか!?」
エレン「友達を悲しませたくないからよ!私が不幸のメロディを歌ったら、ハミィまで不幸になってしまう。ハミィには、いつも楽しく歌って欲しい。」
エレンの言葉に喜ぶ四人。
エレン「ハミィを・・・返して!」
ハミィを取り返そうとするエレン。
だがバスドラによって、吹き飛ばされる。
バスドラ「もう怒ったーっ!」
ハミィに向けて拳を振り下ろそうとするバスドラ。
バスドラ「何ーっ!?」
拳を止めるエレン
エレン「私はどうなっても構わない!でもハミィを傷つけたら、絶対に・・・絶対に許さない!」
その時、エレンの胸が光り、キュアモジューレが現れる。
ハミィ「さっき見たのは、本当にハートのト音符記号だったニャ!ラリー!来るニャ!」
エレン「レッツプレイ!プリキュア・モジューレション!」
エレンはプリキュアへと変身。
ビート「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」
メロディ・リズム「 「キュアビート!」 」
ネオディケイド「プリキュアになったな。」
バスドラ「キュアビートだと?何になろうと、人質・・・いや、ネコ質はコッチだ!」
一瞬でハミィを取り返すビート。
ビート「ハミィ、大丈夫?」
ハミィ「キュアビート・・・!ありがとニャ!」
ネガトーンの前に現れるビート。
同時にネオディケイドも現れる。
ネオディケイド「キュアビート!一緒に戦うぞ!」
ビート「ええ!」
バスドラ「ネガトーン!アイツらをやっつけろ!」
ネオディケイドとビートに襲い掛かるネガトーン。
光弾を巧みにかわす二人。
メロディ・リズム「 「すごい・・・!」 」
バスドラ「チョコマカチョコマカと!ネガトーン!アイツらを縛り上げろ!」
巧みなステップでかわすビート。
ネオディケイドライバー「アタックライド スラッシュ」
ネオディケイド「おりゃっ!」
ディケイドスラッシュでツタを切る。
ディケイドとビートのラッシュが交互に繰り出される。
ビートの一撃でネガトーンを吹き飛ばす。
バスドラ「キュアビート!散々不幸をまき散らせたクセに、今更プリキュアだと!?ふざけるなーっ!」
ビート「ええ、あなたの言う通りよ。私のやって来た事は消せない。それが私が一番知っている。でも、もう誰も不幸にしたくない。大切な友達を守れるように強くなりたい!私の心のビートが、そう願ってる!」
ネオディケイド「俺達のビートは誰にも止められない!ビート!一緒に決めるぞ!」
ビート「ええ!」
ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド」
ビート「弾き鳴らせ!愛の魂!ラブギターロッド!おいで!ソリー!」
ソリー「ソソっ。」
ビート「チェンジ!ソウルロッド!駆け巡れ!トーンのリング!プリキュア!ハートフルビートロック!」
ラブギターロッドのトリガーを引くのと同時に、リングが発射する。
リングの中にネガトーンが入る。
ネオディケイド「はああああっ!」
ネオディケイドは必殺キック「ディメンションキック」をネガトーンに叩き込む。
ビート「手拍子!1!2!3!」
ソウルロッドを振る。
ビート「フィナーレ!」
掛け声と共に、ポーズを取る。
ネガトーンは浄化し、木へと戻った。
メロディとリズムを拘束したツタは同時に消えた。
ハミィ「ニャップニャップ!」
音符を取り出すハミィ。
音符がドリーの中に入った。
バスドラ「またしても・・・!」
バリトン「私がリーダーならこうはなりませんでした!」
バスドラ「じぁやお前だったらどうしてたんだよ!ああ!?」
ファルセット「まあまあ。こう言う時はいつものアレで・・・。」
バスドラ・バリトン・ファルセット「 「 「覚えてろ~っ!」 」 」
撤退するマイナー達。
響「ありがとう、エレン!」
奏「お陰で助かったわ!」
香織「本当に助かったわ。貴方がいなかったら、きっと危なかった。」
ハミィ「セイレーン、スゴイニャ!キュアビート最強ニャ!」
エレン「私がいたせいで・・・木が傷ついた・・・。」
香織「それは貴方のせいじゃ・・・」
エレン「それでも・・・!ごめんなさい!」
香織「エレンちゃん!?」
ハミィ「セイレーン!どこ行くニャ~!?」
響達から逃げ去って行くエレンだった。