仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第57話「ララー♪ 魂の調べ、その名はキュアビートニャ!!」

あの騒動があった翌日

 

ハミィ「やったニャ~!セイレーンがプリキュアになったニャ!セイレーンが一緒なら音符もすぐ集まるニャ~。一緒に幸せのメロディを歌って、世界は平和。みーんな幸せニャ!」

 

奏「ちょっと待って。そんな簡単には行けないんじゃないかな?」

 

ハミィ「どうしてニャ?」

 

響「だって、セイレーンはつい昨日まで敵だったんだよ。それがあっさり味方になるなんて・・・。」

 

奏「プリキュアになったのも、いつもの作戦かもしれない。モジューレも無いのに、姿が変わるのも変だし・・・。」

 

ハミィ「セイレーンはハミィを助けてくれたニャ!二人も見てたニャ!香織モニャ!」

 

奏「そうだけど・・・。」

 

ハミィ「ハーモニーパワーがあれば、人も妖精もみんな友達ニャ!話せば分かるニャ!」

 

奏「話そうにも、本人どこかへ行っちゃったし・・・。」

 

ハミィ「待っててニャ!ハミィがセイレーンを連れてくるニャ。」

 

響「あ、雨・・・。」

 

公園

 

エレン「どうしてこんな事に・・・。頭にノイズが残ってる・・・アレに操られて・・・でも、私の心が弱かったから・・・。」

 

奏太「何してるの?顔色悪いけど、大丈夫?」

 

声のした方を向くと、奏太とアコがいた。

 

エレンは前に奏太を利用し、不幸にさせた事を思い出した。

 

奏太「そんなに濡れてちゃ、カゼひくよ。」

 

奏太から逃げるようにして走り出すエレン。

 

奏太「待ってよー!ねえー!」

 

雨の中を走るエレン。自分のせいで人々を不幸にした事を思い出しながら走って行った。

 

香織「ん?あれって・・・セイレーン?」

 

路上に入り、ネコや人になろうとするが、変身は出来なかった。

 

エレン「姿が変わらない・・・どうして・・・!?」

 

ペンダントが壊れた事を思いだす。

 

エレン「もう姿を変えられない・・・。これから・・・どうすればいいの・・・?」

 

ラッキースプーン 店内

 

奏「お待たせ。」

 

響の前にイチゴのカップケーキが置かれる。

 

響「うわ~!イチゴのカップケーキ!これ大好き~!」

 

奏「ハミィも大好きなんだよね。」

 

響・奏「 「あ・・・。」 」

 

窓の外を見る響と奏。

 

外は雨が降っていた。

 

響「あーもう!気になって待ってなんかいられないよ!」

 

響「ハミィとセイレーンを探しに行って来る!」

 

奏「探してセイレーンになんて言うの?」

 

響「それは・・・。うーん・・・。」

 

響「その時考える!」

 

奏「ホント行き当たりバッタリなんだから。」

 

響「じゃあね!」

 

奏「待って!私も行く!」

 

探しに行く響と奏。

 

エレン(帰る所もない・・・行く所も無い・・・。私はどうすれば・・・)

 

雨の中を一人歩くエレン。

 

その時、調べの館からパイプオルガンの音が聞こえた。

 

エレン「この音は・・・」

 

耳を塞ぐエレン。

 

エレン「頭が・・・痛くならない・・・。」

 

中でパイプオルガンを弾く音吉。

 

エレン(キレイな音・・・ずっと嫌な音だったのに、どうして?)

 

音吉「そんな所にいないで、出て来たらどうかね?もっと近くで聞けばいい。前の方がよく聞こえる。」

 

エレン「そんな資格。私にはありません!」

 

音吉「音楽を聞いて楽しむのに、資格なんていらないと思うがね。」

 

エレン「いいえ!私は音楽を使ってヒドイ事を!だから美しい音楽を楽しんじゃダメなんです!」

 

音吉「胸に手を当ててごらん。」

 

音吉に言われた通り、胸に手を当てるエレン。

 

音吉「聞こえるだろう?お前さんの鼓動が、なかなかいい音楽じゃないか。」

 

エレン「鼓動が・・・音楽・・・?そこから聞こえるんですか?」

 

音吉「誰の心にも音楽がある。メロディを響かせ、リズムの奏で、ビートに刻む。」

 

音吉「迷い悩んだ時は、お前さんの心のビートに従うといい。またいつでも聞きにくるといい。音楽は誰も拒まないからな。」

 

エレン「心の・・・ビート・・・。」

 

ハミィ「セイレーン!」

 

エレンの顔にしがみつくハミィ。

 

ハミィ「やっと見つけたニャ!いっぱいいっぱい探したニャ~!」

 

エレン「苦しいって・・・!」

 

顔からハミィを離す。

 

エレン「アンタ、私の息止める気?」

 

ハミィ「ゴメンニャ~。セイレーンに会えたのが嬉しくてつい。」

 

香織「やっと見つけたわ。」

 

エレン「アンタは・・・!どうして私がここにいるのが分かったの・・・!?」

 

香織「雨の中を走ってたあなたを見かけてね。どうも放っとけなかったから。」

 

エレン「何しに来たのよ・・・!私を倒しにでも来たってワケ!?」

 

香織「いや、そんなつもりじゃ 君と友達になりに来ただけだよ。セイレーン。」

 

エレン「もうセイレーンって呼ぶのはやめて・・・。」

 

香織「じゃあ何て呼べばいいの?」

 

エレン「エレン・・・。黒川エレンよ・・・。」

 

香織「エレンちゃん、私はあなたと友達になりに来たの。」

 

エレン「友達・・・?私と・・・?」

 

香織「前に言ったじゃない?私は君と友達になるって。」

 

エレン「無理よ・・・私は友達になる資格も無いわ・・・。」

 

香織「そんな事は!」

 

ハミィ「セイレーン、一緒に来るニャ。」

 

エレン「えっ?」

 

ハミィ「響と奏とお話するニャ。」

 

エレン「何を話せって言うの?」

 

エレン「今まで私がどれだけの人達を悲しませてきたか・・・!みんなで思い出話でもするワケ!?」

 

ハミィ「セイレーンの歓迎会をするニャ!」

 

香織「そうね、二人に言って歓迎会でもしよっか。」

 

エレン「アンタ達分かってるの!?今まで私が何して来たか!アンタだって痛い目に会ったでしょ!?何回アンタを騙したと思ってんの!?」

 

ハミィ「うーん・・・。忘れたニャ!」

 

香織「ハミィらしい。」

 

エレン「私は自分のやった事を全部覚えてる。大勢の人達を傷つけて、泣かせて、不幸にした!」

 

ハミィ「でもこれからはみんなを守るプリキュアニャ~。」

 

香織「そうね、エレンちゃんはみんなを救う私達の仲間だよ。」

 

エレン「違う!私は・・・私にはプリキュアになる資格も、仲間になる資格も無い!」

 

走り出すエレン。

 

ハミィ「待ってニャ!セイレーン!」

 

香織「セイレーン!いえ、エレンちゃん!待って!」

 

追いかける香織とハミィとフェアリートーン達。

 

森の中を歩く香織達。

 

ラリー「一緒に歌うララ。」

 

ソリー「ラリー、挨拶が先ソソ。初めまして、ボクはソリーソソ。」

 

ラリー「ラリーララ。」

 

挨拶をするソリーとラリー。

 

香織「いい風だな~。」

 

心地いい風が吹く。

 

ハミィ「ステキな風が吹いてきたニャ~。みんなで歌うニャ!」

 

歌うハミィとフェアリートーン達。

 

ハミィ「葉っぱも歌ってるニャ~。」

 

別の歌を歌う。

 

エレンもハミィ達と一緒に歌う。

 

ハミィ「ニャ?」

 

香織「何?」

 

エレンの胸が光り出す。

 

エレン「何?」

 

ハミィ「何でもないニャ。」

 

香織「気のせいかな?」

 

ハミィ「ニャプ!?音符ニャ!」

 

音符を見つけるハミィ。

 

ハミィ「セイレーン、音符がぜーんぶ集まったら、一緒に幸せのメロディを歌うニャ!」

 

エレン「どうして怒らないの!?私、たくさんひどい事をしたのに!」

 

ハミィ「セイレーンは怒られたいニャ?」

 

エレン「怒られて当然の事をしたわ!」

 

ハミィ「む~!こらニャ!」

 

セイレーンに怒るハミィ。

 

ハミィ「はい、怒ったニャ。じゃあ一緒に歌うニャ!ほら、風も木もセイレーンと一緒に歌いたいって言ってるニャ。」

 

エレン「そうかな・・・?」

 

ハミィ「そうニャ。耳を澄ませると分かるニャ。」

 

エレンが耳を澄ませると、空腹の音が鳴った。

 

奏「響、お腹の虫のボリューム下げてよ!」

 

響「そんな事出来るわけ無いでしょ!?」

 

小声で木の裏から話す響と奏。

 

香織「二人とも、そこで何やってんの?」

 

ハミィ「響、奏、何してるニャ?」

 

響「あははは。オヤツ食べないで来たからお腹すいちゃって。セイレーンはお腹すいてない?」

 

エレン「もうその名前で呼ばないで・・・。」

 

響「あ、ゴメン・・・。」

 

奏「よかったら家にカップケーキ食べに来ない?」

 

響「そうしよう!ね、エレン?」

 

エレン「どうして・・・?」

 

響「何をするにしても、お腹すいちゃ力でないでしょ?」

 

奏「歌うんなら尚更。ね?」

 

香織「腹が減ったら戦は出来ぬって言うじゃない?」

 

ハミィ「奏の家のカップケーキはとっても美味しいニャ!セイレーン、一緒に食べるニャ!」

 

バスドラ「お楽しみはそこまでだ~。」

 

バリトン「オヤツは中止~。」

 

ファルセット「残念~。」

 

マイナー達が現れる。

 

響・奏「 「トリオ・ザ・マイナー!」 」

 

バスドラ「発表する!今日からこのバスドラがリーダーだ!よろしく!」

 

香織「そんなのどうでもいいし。」

 

ハミィ「乱暴に枝を踏んじゃ、木の歌が台無しニャ!」

 

バスドラ「木の歌?」

 

ハミィ「風で木がざわざわする、自然の歌ニャ!」

 

バスドラ「そんな音、耳障り・・・」

 

木の枝を折ろうとするバスドラ。

 

バスドラ「面倒だ!セイレーンごと始末してくれるわ!」

 

木から降りるマイナー達。

 

バスドラ「出でよ!ネガトーン!」

 

木に憑依した音符が悪の心に染まり、ネガトーンが作られる。

 

響「木だって生きてるんだよ!なのにそんな風に傷つけようとして・・・」

 

奏「自然の音楽を台無しにしようとするなんて・・・」

 

響・奏「 「絶対に許さない!」 」

 

香織「変身!」

 

響・奏「 「レッツプレイ!プリキュア・モジューレション!」 」

 

ドライバーにカードを差し込む。

 

ネオデイケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

 

リズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

 

メロディ・リズム「 「届け!二人の組曲!スイートプリキュア!」 」

 

バスドラ「行け!ネガトーン!」

 

葉型の光弾を手から放つネガトーン。

 

かわすメロディ、リズム、ネオディケイド。

 

メロディ「同時に行くよ!リズム!」

 

リズム「オッケー、メロディ!」

 

メロディ・リズム「 「せーの!」 」

 

飛ぼうとした時、下からツタが現れ、メロディとリズムの動きを封じる。

 

ネオディケイド「はっ。」

 

ツタを避けるディケイド。

 

ハミィ「メロディ!リズム!大変ニャ~!何するニャ~!」

 

マイナー達に捕まるハミィ

 

エレン「ハミィ!」

 

バスドラ「今日の狙いはお前だ。天然ボケの子猫ちゃん。セイレーン!コイツを返して欲しくば、マイナーランドに戻って不幸のメロディを歌え。言っておくがリーダーはこのバスドラ様だ。お前は不幸のメロディを歌うだけだからな。さあ、どうする?」

 

バリトン・ファルセット「 「どうする~?」 」

 

エレン「私は不幸のメロディを歌ったら、ハミィは・・・。」

 

バスドラ「ああ。返してやる。」

 

ハミィ「セイレーンダメニャ~!」

 

ハミィの口を塞ぐバスドラ。

 

バスドラ「不幸のメロディを歌うのだ。」

 

エレン「いいえ、歌わないわ。」

 

バスドラ「コイツがどうなってもいいのか?友達を見捨てるのか!?」

 

エレン「友達を悲しませたくないからよ!私が不幸のメロディを歌ったら、ハミィまで不幸になってしまう。ハミィには、いつも楽しく歌って欲しい。」

 

エレンの言葉に喜ぶ四人。

 

エレン「ハミィを・・・返して!」

 

ハミィを取り返そうとするエレン。

 

だがバスドラによって、吹き飛ばされる。

 

バスドラ「もう怒ったーっ!」

 

ハミィに向けて拳を振り下ろそうとするバスドラ。

 

バスドラ「何ーっ!?」

 

拳を止めるエレン

 

エレン「私はどうなっても構わない!でもハミィを傷つけたら、絶対に・・・絶対に許さない!」

 

その時、エレンの胸が光り、キュアモジューレが現れる。

 

ハミィ「さっき見たのは、本当にハートのト音符記号だったニャ!ラリー!来るニャ!」

 

エレン「レッツプレイ!プリキュア・モジューレション!」

 

エレンはプリキュアへと変身。

 

ビート「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

 

メロディ・リズム「 「キュアビート!」 」

 

ネオディケイド「プリキュアになったな。」

 

バスドラ「キュアビートだと?何になろうと、人質・・・いや、ネコ質はコッチだ!」

 

一瞬でハミィを取り返すビート。

 

ビート「ハミィ、大丈夫?」

 

ハミィ「キュアビート・・・!ありがとニャ!」

 

ネガトーンの前に現れるビート。

 

同時にネオディケイドも現れる。

 

ネオディケイド「キュアビート!一緒に戦うぞ!」

 

ビート「ええ!」

 

バスドラ「ネガトーン!アイツらをやっつけろ!」

 

ネオディケイドとビートに襲い掛かるネガトーン。

 

光弾を巧みにかわす二人。

 

メロディ・リズム「 「すごい・・・!」 」

 

バスドラ「チョコマカチョコマカと!ネガトーン!アイツらを縛り上げろ!」

 

巧みなステップでかわすビート。

 

ネオディケイドライバー「アタックライド スラッシュ」

 

ネオディケイド「おりゃっ!」

 

ディケイドスラッシュでツタを切る。

 

ディケイドとビートのラッシュが交互に繰り出される。

 

ビートの一撃でネガトーンを吹き飛ばす。

 

バスドラ「キュアビート!散々不幸をまき散らせたクセに、今更プリキュアだと!?ふざけるなーっ!」

 

ビート「ええ、あなたの言う通りよ。私のやって来た事は消せない。それが私が一番知っている。でも、もう誰も不幸にしたくない。大切な友達を守れるように強くなりたい!私の心のビートが、そう願ってる!」

 

ネオディケイド「俺達のビートは誰にも止められない!ビート!一緒に決めるぞ!」

 

ビート「ええ!」

 

ネオディケイドライバー「ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド」

 

ビート「弾き鳴らせ!愛の魂!ラブギターロッド!おいで!ソリー!」

 

ソリー「ソソっ。」

 

ビート「チェンジ!ソウルロッド!駆け巡れ!トーンのリング!プリキュア!ハートフルビートロック!」

 

ラブギターロッドのトリガーを引くのと同時に、リングが発射する。

 

リングの中にネガトーンが入る。

 

ネオディケイド「はああああっ!」

 

ネオディケイドは必殺キック「ディメンションキック」をネガトーンに叩き込む。

 

ビート「手拍子!1!2!3!」

 

ソウルロッドを振る。

 

ビート「フィナーレ!」

 

掛け声と共に、ポーズを取る。

 

ネガトーンは浄化し、木へと戻った。

 

メロディとリズムを拘束したツタは同時に消えた。

 

ハミィ「ニャップニャップ!」

 

音符を取り出すハミィ。

 

音符がドリーの中に入った。

 

バスドラ「またしても・・・!」

 

バリトン「私がリーダーならこうはなりませんでした!」

 

バスドラ「じぁやお前だったらどうしてたんだよ!ああ!?」

 

ファルセット「まあまあ。こう言う時はいつものアレで・・・。」

 

バスドラ・バリトン・ファルセット「 「 「覚えてろ~っ!」 」 」

 

撤退するマイナー達。

 

響「ありがとう、エレン!」

 

奏「お陰で助かったわ!」

 

香織「本当に助かったわ。貴方がいなかったら、きっと危なかった。」

 

ハミィ「セイレーン、スゴイニャ!キュアビート最強ニャ!」

 

エレン「私がいたせいで・・・木が傷ついた・・・。」

 

香織「それは貴方のせいじゃ・・・」

 

エレン「それでも・・・!ごめんなさい!」

 

香織「エレンちゃん!?」

 

ハミィ「セイレーン!どこ行くニャ~!?」

 

響達から逃げ去って行くエレンだった。

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