仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
ある夜の学園。
良守「おーい時音~~!隠れてないで姿見せろよ!」
美姫「時音さ~ん!」
時音「人を妖みたいに言わないでくれる。美姫さんもサポート兼共闘って形で来てるのね・・・。個性的な学生服で来るんだ・・・。」
美姫「はい!」
美姫はスマホを操作し、ネット情報などを確認中。
良守「あのさ、新しいケーキ作って来たんだけど。」
時音「また持って来たの!?」
時音は木の上から飛び降りる。
白尾「よっしーはケーキにとり憑かれてるぜェ。」
時音「あのねェ。烏森に遠足やピクニック気分で来ないでよね。」
良守「今回けっこう上手く出来たと思うんだ!試食してみて!」
時音「もうしょうがないわね。」
時音はフォークでチョコケーキを一口食べ、一瞬歓喜したが、冷静になり、箱ごと突き出す。
時音「何よこれ!?こんなの作ってる暇があったら結界術の修行をしな!」
時音はこの場を後にした。
白尾「クールだねェ。ハニー。」
斑尾「一刀両断。」
美姫「良守くん。一口食べてもいいですか?」
良守「あっ、はい~。」
美姫「どれ。」
美姫はフォークでチョコケーキを食べてみた。
美姫「あっおいしい・・・。」
良守「そうすか?」
美姫「ええ。でも時音さんは良守くんがケーキを作る事の何が気に食わないんでしょうか・・・。斑尾さんはどう思います?」
斑尾「さあねェ・・・。」
そして、墨村家では良守がキッチンのテーブルの下でため息つく。
修史がキッチンにやって来て良守と美姫を発見。
修史「どうしたんだい?良守。ケーキ作りかけで。」
良守「ケーキ持ってったんだけど、時音に気に入ってもらえなかったんだ。」
修史「まさか、それで情熱が冷めちゃったって言うのかい?」
良守「なんかさ・・・。」
修史「美姫ちゃん、学校で何かあったのかい?」
美姫「一口食べたんですけど、一瞬歓喜で、すぐに冷静になって箱ごと突き出されて、「何よこれ!こんな物を作ってる暇があったら結界術の修行をしな!」って・・・。その場を後にしました。」
修史「ええェ。時音ちゃん どうしちゃったんだ・・・。」
美姫「良守くんがケーキを作る事の何が気に食わないんでしょうか・・・。」
修史「時音ちゃん・・・。一瞬歓喜って事は・・・おいしいって事なのか。」
美姫「私は時音さんがよく分かりませんわ。一口食べておいしいですけど。」
修史「そうかい!?」(だが、このままでは良守が大事な夢を失ってしまう。何とかしないと!そうだ!)「良守、美姫ちゃんにも最高のケーキを食べさせてあげよう!」
良守「最高のケーキ?」
美姫「最高のケーキですか?」
修史「うん。僕も小説への情熱を失って弱ってた時期、母さんが僕にケーキを買ってきてくれたんだ。その時のケーキは夢のようにおいしくてとても元気になれた。お菓子にはすっごい力があるんだよ。」
良守「ホント?」
修史「よーし。明日の3時半、駅前の納豆の銅像の前に集合だよ?美姫ちゃんもいいかな?」
良守「うん!」
美姫「はい!」
そして、二人は銅像にいたが。
良守「って来ねえじゃん。」
美姫「ええ・・・。」
周りに鳥達が集まって来た。
美姫「鳥達が・・・。」
良守「ん・・・?」
すると、利守がやってきた。
良守と美姫に鳥が群がっていた。
美姫「あっ 利守くん。」
良守「よォ 利守ィ・・・何してんだ?」
利守「何って、待ち合わせの場所 ここじゃないよ。」
良守「ん~そうだっけ?」
利守「そうだよ。待ち合わせしたのは納豆の銅像の前だって。ここは鳥の銅像の前だよ?」
美姫「ですね・・・。」
良守「あ~そうか~。けど、待ち合わせしたのは父さんとだぞ。」
利守「お父さんは締め切りに間に合わなくて・・・」
美姫「それで利守くんが代わりにですか?」
利守「うん。」
利守はカバンから財布を出す。
利守「3人で買っておいでって。父さんから財布を預かってきたよ。」
美姫「準備いいですね。」
良守達はそのケーキ屋である「キャッスル・シャトー・ベルク」の扉付近へ。
良守「裏口じゃねェか。ここ・・・」
美姫「確かに・・・。」
利守「そっ、トップシークレットだからね。ここでは週1回キャッスル・シャトーベルブ特製幻のチョコレートケーキ購入整理券が配られる。だって。」
良守「幻のチョコレートケーキ!?」
利守「うん。それはもはや伝説・・・らしいよ。」
美姫「幻にして、伝説・・・」
良守「そのメモ、ちょっと見せてみろ。」
良守はメモを取った。
利守「店名に合った。宣材なるチョコ遣い、七層構造による奥深く、奥行きのある味わい・・・。その全て」
修史「その全てを持って活かされるチョコの味と香り、あれは上手いとかそんな次元じゃなかった。僕は気づいたら涙を流していたよ。よだれもね。」
利守「よだれもね。だって。」
美姫「まあ!」
良守「おお!すっげえ!」
利守「今週は椅子七つだから、7人分しか売らないんだね。これも食べればきっと良守も情熱の熱いほとばしりを思い出すよ頑張ってくださいだって。あれ?配布時間書いてないよ?」
美姫「あら・・・。」
良守「お?それが一番肝心じゃねェか。」
扉が開く。
良守「もしかして今から券配るんじゃねえか?」
美姫「みたいで!」
利守「僕達一番乗りだ!」
3人は扉前まで走った。
扉には張り紙が。
利守「整理券配布予定 明日 午前5時7名様限り」
美姫「えっ!?」
良守「明日の朝5時配布!?」
利守「だね。」
良守「その時間は結界師の仕事が・・・。」
利守「時音姉ちゃんと美姫お姉ちゃんに任せても・・・」
良守「美姫さんはともかく。やっぱだめだ・・・。」
利守「じゃあケーキは諦めるの?」
良守「いや、まだ策はる!」
良守を紙きれを取り出す。
良守「しき!」
投げつける。
利守「式神並ばせるの?そういう使い方って問題あるんじゃ?」
良守「利守はケーキいらないんだな?」
美姫「私は食べてみたいですけどねェ・・・」
式神はぽっちゃりな良守に変化。
美姫「ずいぶんとぽっちゃりな良守くんになりましたねェ・・・」
良守にハリケンでツッコまれる。
良守「誰だ?俺はそんなぽっちゃり系かああん!?」
利守「自分の姿は必要ないんじゃ。」
良守「やり直せ!気合入れてやれェ~。」
美姫「良守くん~。」
利守「そんなに意地にならなくても。」
良守「ダメだ!しきがどれだけ使えるかは、術者の力の問題なんだ!」
利守「でも。」
良守「これでは俺の股間に関わる!」
美姫「いえ。」
利守「それを言うなら、「沽券に関わる」でしょ。」
良守「もっと高貴で男らしく!」
式神は頷き、また変化した。
式神「お呼びかーい?」
美姫「あらま!?」
良守「うわっ!?すごいの出た!?」
利守「何?そのもみあげ。」
良守「ああ。もういい!」
利守「ええ!?」
良守「お前、席取っとけ!俺と共に美姫さんも忙しいから!」
式神「ラジャ!」
利守「ラジャって、知らないよ!ボクもう帰るからね?」
それから夜中の学園内で、良守達は妖退治へ。
地面からモグラのような妖が出現。
良守「あいつか!?定礎!結!」
結界を張る前にモグラのような妖は逃げる。
良守は連続の結をするが、避けられる。
ネオディケイド「あの妖、すばしっこいな。」
時音「へたくそ!ちゃんと狙いな!」
ネオディケイドはライドブッカー・ガンモードを構え、撃つが妖は何とか避ける。
ネオディケイド「地面に潜るモグラタイプの妖だけあって、素早さはあるな。」
白尾「変だぜ。ハニー。よっしーが今日は息が上がってるぜ?」
時音「良守!調子悪いんなら休んでな!」
ネオディケイド「時音もこう言ってる!休んどけ!」
良守「平気だって言ってんだろ。」(くそっ、しきに力を使いすぎたか。ディケイドは知ってるけど、時音に言わずにいるのか。)
斑尾「もう、シャキっとしな。」
朝5時にケーキ屋にやってきた修史。
修史「久しぶりだな。このお店、良守の式神はちゃんと並んでいるかな?」
修史は店の裏口の様子を見ると、式神を含む満席。
修史「うわ~。相変わらず人気のお店なんだねェ・・。あれかな~。良守の式神・・・」
しかし、後ろから3人のヤグザが現れ、修史は壁に軽く叩きつけられる。
ヤグザ「ここっすよアニキ!伝説のケーキっての?」
ヤグザ「ああ。こりゃぎょ~ざん並んどるのォ」
一人が煙をお客の一人に浴びせた。
ヤグザ「ちょっと兄ちゃん入れてんか?」
お客「何してるんですか!?皆ちゃんと並んでるんですよ!?」
しかし、殴り飛ばされる。
ヤグザ「悪いな?俺の彼女がどないしても食いたい言うてな。堪忍したってや。ええ!?入れてくれるって!?これはすまんなぁ!!」
式神を除くお客は全員逃げた。
修史「この所業、人として許せん!僕の正義の鉄拳で、地平の果てまで地面の味を教え込んであげます!」
少し筋肉質になりかけたが、ヤグザの笑い声で、取り止めに。
修史「と、言いたいトコだけど、実戦はからっきしダメだし、どうしよう。」
しかし式神が立ち上がる。
式神「ちょっと待った!止めないか君達!突然やって来てそんな理不尽を!」
修史「出て来ちゃったよ。良守の式神くん。」
しかし、式神は腹に膝蹴りを一撃食らう。
修史「よっ、よわ。」
式神「フフ。まだまだ・・・」
式神は立ち上がる。
ヤグザ「何じゃこいつ?」
式神は目を光らせる。
妖は火炎弾を何発も放ってきた。
時音は結で自分に向かってる何発もの火炎弾を囲っていく。
ネオディケイドライバー「カメンライド クウガ」
ネオディケイドはクウガ マイティフォームへカメンライドした。
良守「昨日と違うぜ!?」
斑尾「へェ・・・クワガタみたいだねェ。」
白尾「昆虫なのか?」
ネオディケイドクウガ マイティフォーム「まだまだだ!」
ネオディケイドライバー「フォームライド クウガ ペガサス」
ネオディケイドクウガはペガサスフォームへフォームチェンジし、右手にペガサスボウガンを装備。
時音「右手にボウガン!?」
ネオディケイドクウガ ペガサスフォームはボウガンを複数の火炎弾に向けて、何発かの空気弾を放ちかっ消した。
白尾「ディケイド 結構やるもんだなぁ。」
良守も結界を張って火炎弾を防御。
突撃したが、妖は地面の穴を利用し、逃げまくる。
ネオディケイド「おい!」
時音「何やってんのよ!!」
時音「ああいうのは一時指定をすれば、あんた何かバテてない?」
良守「うるせー。」(しきが消えかかってるな。不足の事態でも起きたのか。」
式神はヤグザ相手に殴られたりしていた。
良守(しかし、ぬかりはないぜ!)
式神「まだまだ。」
ヤグザ「じゃかましい!」
式神は蹴とばされる。
修史が割り込んできた。
修史「止めなさい!!」
式神は立ち上がり、赤いオーラが放出されていた。
良守〈すべてを蹴散らせ!〉
式神は両眼が光り出す。
式神「秘技!」
良守「定礎!」
式神「情熱の~~!」
式神は回転を始める。
良守「けーーつ!」
モグラの妖相手にドでかい結界を張る。
式神「トルネードーー!!」
竜巻はヤグザ達を巻き込む。
良守「滅!!」
妖は滅された。
時音「ああ!?また小物相手に無駄な力使って!」
ネオディケイド「ドでかい結界だった!!」
良守「退治したんだからいいじゃねえェか!!」
良守はよろけて倒れてしまった。
時音「ちょっとどうしたのよ!?」
ネオディケイイドクウガはネオディケイドに戻る。
ネオディケイド「まさか・・・。」
式神「またつまらぬ物を蹴ってしまった。」
修史「それ、決めセリフ!?」
良守「ついに使ったか。最終兵器・・・。」
時音「えっ?」
斑尾「ちょっとあんた。式神をよそで使ってたね?」
白尾「それでよっしーはバテバテモードだったって訳か。ディケイドは共にいたので、もしかたら事情を知ってたのかもな。」
時音「そうなの!?」
ネオディケイド「まあな。」
ネオディケイドは腕組状態で返答。
良守「おかげでチョコレートケーキの整理券は確保したぜ!」
時音は立ち上がり、
時音「何ですって!?術者の風上にもおけないわ!」
良守「えっ?」
時音「全力で当たらなきゃいけない敵が来てたら、あんた死んでた!ディケイド!あなたもあなたよ!ケーキの事は止めさせてくれない!?」
ネオディケイド「俺も親父さんから名店のチョコケーキだって言うから、食べてみたかったからだ。ケーキを嫌う男女っているか?お前、ケーキくらいたまにとはいえ食べていないのか?」
時音「昔は食べた事はあったわ!」
白尾「そんなに怒る事ないぜハニー。今日もチキンな奴だったし。」
時音「心配した自分が悔しいのよ!もう口も聞きたくない!」
時音は去っていく。
良守はあぐら状態でボーっとしていた。
ネオディケイド「おーい。良守~。」
斑尾はシッポで頭を弱く叩く。
斑尾「ちょっとアンタ、固まってんのかい?」
次の日、
雪村家。
入浴中の時音。
時音「ったく~。いい加減あいつのケーキおたくは治らないのかしら。」
時音は夜のディケイドの言い分を思い出していた。
ネオディケイド《俺も親父さんから名店のチョコケーキだって言うから、食べてみたかったからだ。チョコでもイチゴでもケーキを嫌う男女なんているのか?お前もたまにとはいえ食べていないのか?》
時音「昔の話よ・・・そんなの・・・。今は違うの!」
時音は冷蔵庫から牛乳を取り出して、コップに注ぐ。
飲んでる途中で謎の気配に気づく。
時音はおぞましい物体に恐怖した。
そして、墨村家の引き戸が開く。
時音「ごめんくださ~い。」
一応良守が出迎える。
良守「何か用か?」
時音「あの~。え~と・・・修史おじさんいる?」
良守「父さん?締め切りの原稿届けに出たけど・・・」
時音「そう?利守くんは?」
良守「友達の家に遊びに行ってる。」
時音「じゃあ、せめて美姫さんは?」
良守「長めだけど、街への買い物へでも行って来るってさ。化粧品とかも必要なんじゃねぇの?」
時音「えっ?」(私より20代という年上のお姉さんである美姫さんならあの黒いあいつの駆除くらいしてくれると思ったのに・・・)「じゃあ、いいや。」
良守「おい。待てよ?よく分からないけど、繁じいじゃダメなのか?」
時音「いや、それはちょっと・・・」
良守「じゃあ、おれは?」
時音「う~ん。」
良守(悩んでる!?)
時音「実は今、家に黒い物が出て・・・」
良守「ええェ!?お前ん家何かとり憑いてんの!?ヤバイじゃん!」
時音「そうよ!黒くて丸くてテラテラ光ってカサカサ怪しく動くあいつが!!あいつがァ!!」
良守「それ、もしかして。」
時音「その名前を呼ぶんじゃない!」
時音は上からの右チョップで良守を叩きのめした。
時音「名前呼んで出て来たりしたらどうするの!?あたし、そんなの耐えられない!」
時音のお祖母ちゃん「時音ェ!こんな家に一人にしないで!時音ェ!」
引き戸が開く。
時音のお祖母ちゃん「な、何でそんな小僧を連れてくるのです!?」
時音「話したけど、例の私より年上で20代の美姫さんは長めの買い物みたいで、他にいないし。」
時音のおばあちゃん「その美姫という娘はともかく、こんな小僧の力を借りねばならぬとはなんたる屈辱・・・。」
時音「ごめん。普段はお母さんが退治してるんだけど、今日は温泉旅行行ってていないの。」
良守(そういや、時音の家へまともに入るの。初めてだな。)「お邪魔しま~す!」
良守は入ってすぐ。
良守(もしや。時音の部屋はここか?)
腕を伸ばすが、時音に引っ張られていく。
時音「台所はこっちだよ。」
良守は台所をチェックするが。
良守「いないじゃねえか。」
時音「いや、いる!感じるの。気配を!奴は必ずここに潜んでる!」
良守「凄いレーダーをお持ちだな?お前は白尾か斑尾か?」
時音は良守の後ろに抱き着く。
時音「いいから。早くして!」
その時、
良守(こいつ、シャンプーの匂いがする!!)
時音「ちょっと良守!ちゃんと集中して探しなさいよ。」
良守「しゅ、集中できるか!」
すると、黒くて丸い奴がカサカサと出て来た。
時音「キャアア!!早く!早く!」
良守「ああぁぁぁ!!結ーー!!」
しかし、頭上に結界張った。
時音「頭の上に結界作ってどうすんのよ!?お母さんならスリッパで3秒以内で仕留めてるわ!しかも結界使うなんて!あんな物の破片が床に散らばるじゃない!」
良守「ちょっと待て。おばさんだっていつもスリッパで潰してるんだろ?」
時音「お母さんはプロよ。フン。常に中身が飛び出さない程度の絶妙な力加減でやるのよ。」
良守「ひええェェ!!恐ろしい!」
時音は良守に攻寄る。
時音「いいから早く仕留めて!5分!いや、10秒以内よ!分かった!?」
良守「おまえなぁ勝手すぎるぞ?」
時音「・・・ゴメン・・・。でもあれだけはホントに、ダメなんだもん。」
時音は左腕を掴む。
良守はあの事を思い出す。かつて自分のミスで時音に切り傷を負わせてしまった事を・・・。
良守「分かった。考えてみる。」
良守はその後、新聞紙を何枚も用意した。
時音「新聞紙をどうするの?」
良守「この辺りに敷き詰める。最近気づいたんだけどさ。結界って、地面とか空中に位置指定すると動かす事も出来ねェけど、例えば紙の上とかって位置指定すると。」
新聞紙の上に小型結界を作り出し、新聞紙を持ち上げる。
良守「ほらな?動かせる。」
時音「ああ!?座標指定じゃくて、条件指定を使うのね?」
良守「えっ!?いやぁ、詳しい事はよく知らねェけど、でも考えたら結界術って結構いい加減だよな?成形のタイミングなんかで物を囲んだり、持ち上げたりもできるけど・・・。」
時音「だから術に幅があるんでしょ?」
時音も新聞紙を敷き詰める。
良守「まぁそうだろうけど。」
時音「あんた、指南書とか読んでないの?」
良守「えっ!?お前あんな変な巻物読めんの!?」
時音「あんなの簡単じゃない。読んでみりゃ色んな事書いてあるのよ。」
良守「ああ、へェ~。」
時音(自分で気づいたのか。ホントこいつ、術に関する勘がいい。)
良守「とにかくさ、これで捕まえたら、このまま外へ持ってってお前の見てないトコで始末する。なら、大丈夫だろ?」
時音「・・・うん。」
良守「準備完了。出でよ!最強の式神達!!」
数枚の式神を放り出し、昼間の高貴な姿に変化した。
式神達「「「お呼びかーい?」」」
時音「何?このデザイン、小さいね。」
良守「だからこそ良いのだ。台所を隅々まで走り、奴を新聞紙まで追い込め!」
式神達「「「ラジャ!!」」」
良守は構える。
良守「さア、来い!!」
時音「良守!」
時音は恐怖から思わず、両手から抱き着き始めた。
良守(俺って、もしかして今、頼りにされてる!?)
台所から黒い奴が誘い出された。
良守「待ってろ!時音!すぐに片づけて!」
しかし時音は悲鳴を上げて、良守を突き飛ばしてしまった。
しかも良守はそのまま胸で黒い奴を押し潰した。
時音「あっ、あ、あの~~。」
良守は起き上がり、
良守「お前なぁ~。」
黒いヤツは良守の胸から落ちた。
時音はそれを見て悲鳴を上げた。
ついでに良守は修史の持つケーキ箱のケーキが無くなっていた事に悲鳴を上げる。
修史「ゴメン、良守・・・。式神くんが7個もゲットしてくれたチョコレートケーキ、丁度お茶菓子が切れてて・・・。」
繁じい「フン。こんなこ洒落たモンを!」
と言いながらもしっかり食べてる。
繁じい「う~ん。まずいのォ~。」
利守「うわぁ、頬っぺた落ちちゃうね?」
修史「うん。これこれ。この味なんだよ。」
利守「美姫お姉ちゃんはどう?」
美姫「ええ。おいしい!修史さんが名店というだけあります!」
修史「だよね!?」
繁じい「おや?一つ残してるではないか。食べ物を粗末にしちゃいかんのォ。まっことまずいのォ、マズイマズイ。」
マズイマズイと言いながらもしっかり食べる繁じいである。
修史「ん?ああぁーー!?」
修史「ホントにごめんね!良守ィィ!!」
修史は泣いて謝罪していた。
良守「いいよ。父さん、気にしてないから~~。」
良守はネオディケイドと共に夜の学園内へ。
良守(でもって、あの黒い奴の事件以来、時音は口を聞いてくれなくなった。)「ていうか・・・」
登校する際、
良守「時音!おはよ!」
時音は叫んで逃げるように学校へ。
学園内でも、
時音「あっ。」
良守「よォ。」
時音は逃げるように後ろへ下がっていった。
ネオディケイド「何かあったのか?」
良守「時音の家での黒い奴の一件からちょっと時音が口聞いてくれなくってなぁ・・・」
ネオディケイド「黒い奴?」
良守「本気で嫌われたのかも・・・。俺・・・ハァ・・・」
しかし石につまずき、倒れてしまう。
ネオディケイド「良守!!」
斑尾「ちょっとォ!?大丈夫かねこの子は~?」
時音「良守。あのォ~この間はごめんなさい。」
時音は右手の風呂敷を差し出して、良守は受け取り、時音はそそくさと去っていく。
良守「えっ?おい。何だコレ?」
風呂敷を開くと、ある箱と共に時音からの手紙が入っていた。
ネオディケイド「箱はあの名店の奴か?」
良守「この前のお礼です?あのシャツは着るな。という奴か?」
斑尾「嫌われたんじゃなかったみたいだね。」
良守「そうなの?あれ?これもしかしたら!」
箱を開けたら、一個のチョコケーキが。
良守「あそこのチョコケーキだ!」
良守は食べてみると、
良守「うわぁぁ!?この世の物とは思えねェほど美味くねェこれ!?そっかぁ!!時音はこんくれェおいしいケーキを作れってんだな!?」
斑尾「そうかい?ただのお礼に見えるけどねェ。あたしには。」
ネオディケイド「ケーキ作りもいいが、結界師の仕事もこなすんだな・・・。」
良守「待ってろよ時音!いつか作ってやるからな!」
時音「何なの?あの元気・・・。」
白尾「あれが青春だぜ。ハニー。」