仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:ウルトラマングレート

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第562話「正守のたくらみ」

朝の墨村家。

 

授業中。

 

神田(おかしいわ。墨村くんが授業中なのに寝てない・・・。また霊とかとなんかあったのかしら・・・。)

 

チャイムが鳴り、神田は良守の席へ。

 

神田の友人「ちょっと、百合奈!?」

 

神田の友人「やっぱり恋ね!恋する気持ちは止められないのね!」

 

田端「なぁ、そういやさあ、お前ん家今兄貴が帰ってきてるんだって?」

 

市ヶ谷「それってあのかっこいい兄貴だろ?」

 

神田「へェ、墨村くんのお兄さんってどんな人なの?」

 

良守「うるせェェ!!」

 

神田「ひィィ!?」

 

神田の友人「フラれたっぽいわね。」

 

神田の友人「あの二人よく分かんねェよ。」

 

田端「どうしたんだよ?」

 

良守「カッコよくなんかねェよ。あいつは。美しくかっこいいって思うなら美姫さんくらいだぜ。」

 

田端「美姫さん。」

 

市ヶ谷「って、誰だよ?」

 

良守「神城美姫、俺ん家にちょっと事情があって、しばらく居候兼ある程度の奉仕中のピンク髪の女性だよ。10代の女子高生に見えるが、20代だがな。スタイルもいいんだよ。」

 

田端「へェ、女子高生に見えるだけのスタイルもいい20代か。じゃあ、休日の昼間辺り、お前ん家行ってみっか。なぁ市ヶ谷?」

 

市ヶ谷「ああ 様子見だが。」

 

良守「それは別に構わねえが。漢字として苗字は神様のお城で「かみじょう」、美しき姫様で「みき」だってよ。」

 

田端「おお!苗字も名前も洒落てるぜ!!」

 

市ヶ谷「確かに!!」

 

良守「女性ならではのいい匂いもするしな・・・。きっと香水とか使ってると思うぜ・・・」

 

田端「そうか・・・。」

 

市ヶ谷「外見上は10代の女子高生に見えるだけ20代なら香水使っててもおかしくはないか・・・。」

 

良守は二人にひそひそ話す。

 

良守「でも、左手の薬指に数千円のおもちゃ製だが、結婚指輪はめてるぜ。」

 

田端「はめてるのかよ・・・。20代でも結婚指輪は本物じゃないのかよ。」

 

市ヶ谷「おもちゃ製とはいえ、相手いんのかよ。どういう事だ?」

 

良守「永遠に恋し続ける誓いみたいだが、詳しい事はおれから上手く言えねェ・・・。本人から直接聞きゃあいいさ。聞ければいいがな。」

 

田端「なら、きっと聞き出してみせるぜ。」

 

市ヶ谷「そうだな。それに永遠に恋し続ける誓い・・・か。」

 

神田は友人の所へ行き、

 

神田「アヤノ・・・キョーコ・・・。」

 

アヤノ「神城美姫さん・・・。美しい容姿のピンク髪でスタイルも抜群な女子高生にみえるだけの20代・・・。」

 

キョーコ「こりゃ、百合奈。相手は強敵だよ。女子高生に見えるけど20代なんて・・・。」

 

神田「な、何言ってんの?」

 

キョーコ「良守がいつその美姫さんに対して好意を示すか分からないし。20代の女性として色気とかあったりして。」

 

神田「何を言ってんの・・・!?」

 

わずかな男子達も反応していた。

 

神田(でも墨村くん家にしばらく居候兼ある程度の奉仕中のピンク髪の女の人・・・神城美姫さん、気になってはいる・・・。)

 

夕方の墨村家。

 

美姫は外の掃除を昼間やったり、夕方は可能な限りの家事をやったりした。

 

正守は居間のテーブルで、座ってる。

 

正守「美姫さん、事情は大体聞いたし、父さんの半分くらいは家事のある程度奉仕しているんだな。外見上は10代の女子高生に見えるだけの一応20代だが、俺は彼女より年下かもしれん。元死人で、女神様による絶大な力で仮面ライダーのベルト一式を始めとする数多の転生特典付きで転生し、様々なパラレルワールドを冒険するように、時空移動のオーロラカーテンで旅中ねェ。それも2020年代の地球からとは、しばらくしたら次の冒険先の世界って訳か。また夕飯にでももうちょっと聞くかな。ピンク髪なのは世界で美しい色の一つとされ、上品で優しそうのイメージもあった・・・か。ホラーゲーム世界や様々な世界の強者達のコピー達の呼び出しの事もね。それに女神様をいつの間にか「お母様」呼びとは・・・左手のおもちゃの結婚指輪、相手はたくさんいる男女メンバーの呼び出しの強者達の一人、宇宙最強の戦闘民族サイヤ人の生き残り、本名はカカロットで、地球育ちな為、中国で有名な西遊記の「孫悟空」である・・・か。孫悟空って、斉天大聖という神様としての称号もあるって聞いたような・・・孫もいるおじいちゃんなのか。宇宙人とは・・・恐れいるよ。悟空さんは孫もいるので、疑似結婚式では本物の指輪をはめてもらい、永遠に恋し続ける誓いとして彼女は数千程度のおもちゃだと・・・写真立ても大きい方と小さくされた猿のシッポある方の2つあるとか。まるでゲーム世界みたく、画面上操作とか、アイテムボックスモードに収納など・・・あの胸元強調の村娘みたいなペンダント付き衣装は目のやり場に困るかもしれないなぁ・・・。家限定では旅立ちまであの衣装なのか・・・。まぁ、でもスタイルも良く若く美しさの女性って事で目の保養にはなるかな。ライダーの乗り物は基本バイクらしいしな。ドライブは車なので、ライダー名の通り、バイクには乗らず、自動車に乗るのか・・・。まぁ、自動車で「ドライブ」するか?って言う事もあるしな。変身ベルトも喋って会話可能とは・・・。」

 

そして、懐から、小瓶を取り出す。

 

正守(死ぬか、生きるか、良守・・・それはお前次第だ。)

 

良守「ただいまぁ。」

 

正守「良守!」

 

美姫「良守くん!」

 

美姫も出迎える。

 

良守「美姫さん・・・。兄貴も何だよ・・・?」

 

美姫は二人に付き合う事になり、お茶を用意。

 

正守「おじいさん、お前のやんちゃぶりを嘆いていたぞ。斑尾の封印を解いたんだって?」

 

美姫「確かに、やんちゃだとは思いますね。まだ中学2年生ですし。」

 

良守「美姫さんもだけど、手短にしてくれよ。俺、昼寝したいから。」

 

正守「まぁまぁ、そういえばさ、時音ちゃん 綺麗になったよね?」

 

良守「そうかぁ?」(何なんだこいつ・・・。)「美姫さんも時音よりは綺麗だとは思うけどな・・・。」

 

美姫「あらそうですか?」

 

正守「昔はさ、よく一緒に遊んだよな?」

 

美姫(急に思い出話に?)

 

正守「雪合戦したりさ、凧上げもしたよな?あの頃と同じ子とは思えない。」

 

良守(ったく、人の気も知らねェで・・・)

 

正守「で、時音ちゃんの事・・・まだ好きなの?」

 

ここで良守はお茶を吹いてしまった。

 

美姫「良守くん!?大丈夫ですか!?っというか、今のは良守くん、時音さんにずっと脈ありって事ですか!?」

 

正守「どうやら、そうみたいですな。一途だねェお前も。」

 

美姫「良守くん、ティッシュですけど。」

 

美姫はティッシュを手渡す。

 

良守「美姫さん、すいません。」

 

正守「時音ちゃん、2歳上だろ?年上好きか?」

 

良守(やっぱこいつ嫌いだ。)

 

正守「じゃあ本題に入ろう。お前、相変わらず力任せに戦ってばかりいるようだな。」

 

良守「説教かよ。」

 

正守「説教だ。」

 

美姫「正守さんによる突然の説教モード始まりました・・・。」

 

正守「いいか良守、お前はもう少し考えて行動するべきだ。烏森を狙う敵の強み分かるか?美姫さんはどう思います?」

 

美姫「烏森の力でパワーアップするという事でしょうか?」

 

正守「それもそうですが、もう一つ、奴らには絶対的な強みがあるのですよ。結界師(こちら)側に正体がバレていない事ですな。次にどんな妖が来るか。姿形も妖力もこっちにはまったく分からない。だが、こっちの情報は筒抜けと言っていいでしょう。だからこそ考えて行動しないといけない。美姫さん、あなたもそう思うでしょ?」

 

美姫「ええ、まぁ・・・。」

 

良守「美姫さんもかよ・・・考えたって理屈通りにゃいかねェだろ!」

 

正守「判断材料にはなるさ。お前は甘すぎるよ。もし、俺が烏森を狙う敵なら・・・あんな城、一晩で落としてやるよ。」

 

良守は唖然としていた。

 

美姫「正守さん、言い切りました・・・。」

 

正守「俺なら、出来ると思いますしね。それにお前まだ結界術もうまく使い切れてないんだろ。これはかなり使える術なんだぜ。例えばーーー」

 

正守は湯呑を持ち上げ、結界で囲むと、湯呑だけ手離し、中身の茶だけが残る。

 

美姫「あら、器用ですねぇ。」

 

正守「そりゃどうも。」

 

そして、結界の淵に切り口を入れ、湯呑に注いでいく。

 

正守「ま、こうやって結界を標的だけでも、色々できるハズだ。お前、考え方や術の使い方じゃ時音ちゃんにも勝ててないよ。」

 

良守「俺は別に・・・勝ち負けはいいよ。難しい事も分かんねえし・・・ただ面倒なことにならなければ・・・誰かが傷ついたりしなければそれで・・・」

 

美姫「良守くん、それを言うくらいの過去に時音さんと何かがあったんですか?夜の学園で。」

 

良守「その事に関しては、きっと言うかもしんないっす。」

 

美姫「そうですか・・・。」

 

正守「お前は優しいね。だがぬるいな。俺が理屈で考えろと言ってるのは、感情だけじゃどうしようもない状況なんて世の中にはいくらでもあるからさ。お前はまだこの仕事の重みが分かってないのか?あの学校の近辺だけじゃない。この町全体、それ以上の人間の命を、お前は背負ってる。いい加減自覚持てよ。お前は正統継承者なんだ。甘っちょろい事言って、いつまでも逃げられると思うなよ。」

 

良守は自部屋へ戻っていく。

 

美姫「良守くんが正統な継承者のハズなのですね。正守さん、あなたは?」

 

正守「俺はおじいさんに言われてませんからねェ・・・。」

 

良守は部屋で寝転がる。

 

良守「ああ!何なんだよあいつ!あんな城、一晩で落としてやるよ。お前は戦国時代かっつーの!!」

 

良守は自分の手の平の印をみつめる。

 

良守「正統継承者ねェ・・・美姫さんもあいつの結界術の条件指定に感心してたしよぉ・・・。湯呑の中身だけ抜き取る器用さにな・・・。」

 

正守は右手の平を見つめる。

 

正守「良守の右手の平には、四角の印が記されてるんです。」

 

美姫「正守さん、あなたには?」

 

正守「正統継承者じゃないからでしょうね。無いんですよ。」

 

そして、夕暮れになり、修史と美姫が互いに夕飯作りした。美姫は手伝い程度だが、頑張った。

 

繁じい「ほう!これは豪勢じゃのう!!」

 

修史「いやぁ、正守が突然帰ってくるから。お父さん はりきっちゃって、美姫さんも手伝ってくれてね。」

 

美姫「しばらくお世話になる身ですし、これもある程度の奉仕ですわ。」

 

正守「へェ・・・。でも父さん、先にメール入れといたけど。」

 

修史「そうなの!?ごめん最近パソコン見てなくて。」

 

繁じい「パソコン・・・。」

 

正守「携帯買いなよ。」

 

繁じい「ケータイ・・・。」

 

修史「でも使わないし・・・」

 

正守「あると便利だよ。」

 

繁じい「お前も術者なら式神飛ばさんかい!!」

 

正守は懐から二つ折り携帯を出す。

 

正守「だってこっちのが早いし。」

 

美姫「正守さん、結界師なのに、携帯で連絡取ろうとしてたんですね。私もそれの進化版持ってますよ。」

 

正守「そうなんですか?」

 

美姫「2013年から本格的登場始めるんですが。」

 

美姫はスマホを取り出して見せた。

 

正守「それが?」

 

美姫「多機能携帯電話・スマートフォン。略してスマホですわ。」

 

電源入れて、ホーム画面見せた。

 

正守「へェ・・・押すだけでなく、画面をなぞるようにスライドとかもするんですねェ。」

 

美姫「アプリ・・・パソコンで言うソフトですね。」

 

修史「そうなんだねェ・・・。7年以上行けば、携帯も進化していくんだねェ・・・。パソコンもかい?」

 

美姫「2020年代では、ほんのちょっとの進歩ですが、タブレットと言う板状のを使った授業も取り入れている多くの学校もあります。」

 

正守「そりゃあ、また・・・」

 

修史「タブレット・・・ね。」

 

美姫「機械的進歩として一部の家電メーカー製品は人工知能搭載の製品も登場しています。」

 

修史「人工知能搭載の製品だって!?」

 

利守「大体の機械も進歩していくんだねェ!」

 

良守「それはそれですげェだろうけど・・・。」

 

美姫「全国の学生服などを含むファッションとかそんな未来的ってほどではありません。素材とかは変わっていませんから。」

 

修史「そうかい?じゃあ、僕の服含む素材もまだ現役って事か・・・。」

 

繁じい「ほんのちょっととはいえ、機械の進歩半端ないのぅ・・・。」

 

正守「美姫さんはきっと何かを恐れてるんだろう。自分達の知ってる日本じゃなくなるのが・・・。」

 

修史「私達の知ってる日本じゃなくなりそう・・・?」

 

正守「未来の一部の家電製品の機能面で人工知能搭載とかが大体関係ありそうだな・・・。」

 

修史「そうかい・・・?」

 

良守(でも、こいつがいると食卓が狭いんだよな。美姫さんの隣に行こうかな。)「ねェ、俺 美姫さんの隣でもいい?」

 

繁じい「兄弟は並んで食えーーー!!」

 

正守「美姫さん、別のライダーに変わってる時、声も完全に別の男なのは?」

 

美姫「ボイスチェンジ機能付きなんです。変身しても私の声のままでは違和感ありまくりでしょ?」

 

正守「それも、そうですなぁ・・・」

 

美姫「私は変身するディケイドには時空移動による世界そのものに関する物騒すぎる異名がありまして。」

 

修史「異名?」

 

繁じい「異名とは?」

 

良守「ちょっと気になるぜ。」

 

利守「何なの?」

 

美姫「「世界の破壊者」、「すべての破壊者」、「悪魔」などです。」

 

正守「世界の破壊者・・・。」

 

修史「すべての破壊者・・・。」

 

繁じい「あ、悪魔じゃと・・・。」

 

良守「お、恐ろしいぜ・・・。」

 

そして夜中の時間帯。

 

美姫も準備し、夜の学校へ良守と共に向かう事に。美姫は学生服へチェンジしていた。

 

良守「じゃ、行って来る。」

 

修史「うん、気を付けてね。」

 

美姫「私もですね。」

 

修史「美姫さんもね。」

 

二人は学園へと向かう。

 

斑尾「機嫌悪そうだねェ。まぁ分からなくはないけど。」

 

時音「良守!美姫さん!」

 

美姫「時音さん!」

 

時音「美姫さんもこんばんは。学園へは一般的なセーラー服とかじゃなく、個性的な学生服なんだ。今日は正守さん来ないの?」

 

良守は怒りマークになり、

 

良守「うるせえ!知るか!!」

 

良守は走る速さを上げた。

 

美姫「良守くん!!」

 

良守(正統継承者?知るか!俺は時音を二度と傷つけないために戦う。それで充分だ!!)

 

美姫「良守くんの表情、何かの決意のような物を感じます。」

 

時音「決意ですか?」

 

美姫「ええ。」

 

時音「変身ベルトは学園内に入ってから、自動装着ですか?」

 

美姫「はい!」

 

斑尾「あたしは嫌いだね。あの男。」

 

良守は気配を感じた。

 

良守「来た!急ぐぞ!」

 

良守は美姫より先に学園内へ。

 

良守「おい 何もいねえぞ。」

 

斑尾「う~~~ん・・・確かにこの辺りから臭いがするんだよ・・・」

 

すると、良守の足元の地面が浮き上がり、大木がせり上がって来た。

 

周りからも次々と大木がせり上がって来た。

 

良守「なんだこりゃ!?」

 

良守の絶叫が完全な森状態の校内の庭に響く。

 

上空の生成した結界に立ち、様子を見守る正守。

 

正守(この森は、やがて校舎の全てを吞み込んでいく。)「さて、お手並み拝見だ。美姫さんの助力もあるかもしれないがな。」

 

良守「これは・・・森・・・?」

 

正守(見せてもらうぞ良守・・・。お前の力を、そして・・・烏森の今の力を・・・。)

 

良守「斑尾、これ妖か?」

 

斑尾「ああ。珍しいね、植物系の妖だ。」(植物系なんて意思のない奴ら・・・誰かが仕掛けなきゃこんな所に現れないハズだけど・・・)

 

良守は立ち上がり、構える。

 

良守「くっ!訳わかんねェなちくしょう!結!」

 

結界で囲み、

 

良守「滅!」

 

大木は滅された。

 

良守「さっすが木だな、動かねーから楽勝・・・」

 

良守は地面をたたくが、すぐに大木が再生された。

 

斑尾「あら~~。」

 

良守「この・・・」

 

美姫「良守くん!!」

 

ネオディケイドライバーとライドブッカー一式を自動装着した美姫もやって来る。

 

時音「待ちなさい!!力の無駄遣いすんじゃないの!この森・・・ちゃんと調べた方がいい。」

 

良守「けど・・・今の成長力見たか?モタモタしてるとますます増えるぞ。ほら。」

 

上は大木で埋まりそうであった。

 

美姫「木は妖としても意思のない存在・・・。仕掛け人とかは?」

 

時音「仕掛け人・・・?」

 

美姫「たとえば、正守さんとかは?」

 

良守「どうだろうな・・・。」

 

時音「まさか。でも無闇に滅したって追いつかないし、もっとやり方考えな!」

 

良守「ちっ。」

 

正守《もうちょっと考えて行動するべきだ。》

 

良守「あいつと同じ事言いやがって・・・」

 

良守は結して滅する。

 

美姫「良守くん!」

 

時音「もう!やめなさい!」

 

正守(無駄な事を・・・俺が仕掛けたこの森の最大の攻撃は・・・増殖・・・少しは頭を使って考えないと守は成長する一方だぞ・・・)

 

美姫は時音と共にしていた。

 

美姫「しかし、森に対する対処法をどうするか・・・。」

 

時音「とにかく成長を止めないといけません。何か法則でもあれば・・・」

 

時音は目に付いた一本の木の途中を部分的に囲み、滅した。

 

美姫「時音さん?」

 

白尾「おいおい、ハニーまで何してんだ。」

 

下の一本の木が再生していった。

 

美姫「うわっ!?」

 

白尾「あーーあーーー」

 

時音「なるほどね。」

 

白尾「ん?」

 

時音「美姫さんも見てください。根元の方は再生してないけど、切られた方は再生してないのよ。」

 

美姫「では、根っこを破壊すればいいと?」

 

時音「ええ。どこまで根があるかわかりませんけど・・・お祖母ちゃんが言ってましたよ。祠の周りには強力な結界が張ってあって、妖はせいぜい地下1メートルくらいまでしか潜れないようになってるらしいので。だからそんなに根は深くないハズ・・・」

 

白尾「それはそうだな。でも、その話は少し違う。結界があるから地下に潜れないんじゃない・・・妖は烏森に近づきすぎると、逆に烏森に食われるんだ。」

 

時音「え?」

 

美姫「そうなのですか?」

 

白尾「そうなんだよ。美姫さん。」

 

良守「時音!美姫さん!なんかさ、向こうで凄い物見つけたんだけど!」

 

時音「?」

 

美姫「凄い物・・・。」

 

正守(この森の攻略法・・・それは中心を叩く事!外からは森にしか見えないが、実際は1本の木・・・その大元は普通の木の種子に植物系の妖を寄生させ、成長を促進させる呪符を貼ったもの。それさえ潰せば成長は止まる・・・が、読めないのは烏森の力だ・・・すでにこれだけ成長している・・・この先どう進化するのか・・・)

 

良守達は走る。

 

白尾「ハニー妙だ。さっきから根っこを探ってるんだが、どうも中心の妖がチョロチョロあちこち移動してるみたいだ。こいつはちと厄介だぜ。」

 

良守が途中で止まる。

 

美姫「良守くん?」

 

時音「どうしたの?

 

良守「ホラ、あれあれ。」

 

木の枝のドリアン形状の物がうごめいた。

 

美姫「何でしょうね・・・。」

 

時音「それに不気味なうごめきを・・・。」

 

良守「なんかヤバそうだぞ。」

 

斑尾「良守!美姫!あれはマズイ!」

 

良守「え?」

 

美姫「マズイって何がです?」

 

斑尾「とてつもない毒の臭いと・・・親元の木とは別の妖力・・・」

 

白尾「しかもそれが少しずつ強まってる・・・」

 

ドリアンみたいな妖から多くの棘が発射され、良守は美姫を後ろに避難させ、結界で自分と美姫を囲む。時音も結界で囲み、防御した。

 

良守「危ねェ・・・。美姫さん、大丈夫すか?」

 

美姫「ええ・・・。」

 

良守は結界を解く。

 

時音「良守!!美姫さん!!」

 

近くから、伸びてきた。

 

しかし、良守は滅した。

 

良守「来い時音!!美姫さんも来て!!」

 

3人は走る。

 

時音「良守!!美姫さん!!応援を呼ぼう!!分からない事が多すぎる!!ちょうど正守も帰って来てるし・・・」

 

良守「やだね!!!あいつの手なんかぜってーーー借りねーーー!!」

 

斑尾「あたしもやだね。」

 

美姫「どうしてですか!?」

 

時音「バカ!!こんな時に何意地張ってんの!?」

 

白尾「そうだよ。野郎は隙じゃねーが、強いぜ、まっさん。」

 

良守「だーーーうるせーーー!!俺がなんとかする!!」

 

時音「なんとかってどうすんだよ!?」

 

良守「この森全部囲む!」

 

美姫「この森全部ですか!?」

 

時音「な・・・こんな大きな森滅するのにどんだけ力がいると思ってんのよ・・・!?」

 

良守「そりゃー滅する自信まではねーけどさ、囲むだけならイケると思うんだよ。」

 

時音「囲んでどうすんのよ!!」

 

良守「あのさ、ずっと考えてたんだけど・・・これって、燃えるんじゃないか?」

 

斑尾「ああ・・・燃えるだろうね。」

 

白尾「ベースは普通の木だからな。」

 

良守「だろ。だったらアレできねーかな。えーとバ、バ、」

 

美姫「ふ~~ん。」

 

時音「バカだねェ。できるの?そんなこと。」

 

良守「ああ。できるさ。」

 

時音「・・・・・・分かった。」

 

美姫「それなら、燃やす方は私がイケるかと。」

 

斑尾「じゃあ、美姫にお願いかな。」

 

白尾「そうだな。美姫さん、腰に装着してあるしよ。どんなライダーの姿で行くのか注目でもあるからな。」

 

斑尾「火を扱うライダーでもいるかもねェ・・・」

 

美姫以外は森の外へ出る。

 

正守(予想外の進化をしてきたな。そろそろおれが・・・ん?)

 

森全体が結界で囲まれようとしていた。

 

正守(あのバカ・・・全てを囲む気か!?)

 

良守「(けえつ)ゥゥゥゥゥ!!」

 

結界は張られた。

 

正守(大きさは見事だが・・・不安定だな、これではとても滅却などできまい・・・)

 

斑尾「もっと安定させないと。」

 

良守「うるせぇ、話しかけんな!!」

 

時音《いい、良守、その作戦はあんたの結界にかかってる。とにかく結界に集中する事。森には美姫さんが火を放ってくれるから。》

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツがヒーハックガン・火炎モードで周囲の木々に火炎放射し、勢いを少し上げた。

 

正守(美姫さんが火の放ちをやっているんだろうが、彼女も木の成長スピード甘く見てないか・・・)

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「俺は宇宙飛行士のライダーだ。結界内の燃え盛る森は数分程度の空気=酸素の無い宇宙空間にいるのと似た状況だから、背中の酸素ボンベで呼吸は出来るぜ!!それに高熱にも耐えられるからな!」

 

 

 

時音《火が結界の中の酸素を使いつくしたら、あたしの番・・・》「美姫さんも火の準備はOKだし!良守!イケる!?」

 

良守「よし!」

 

時音「結!」

 

ドでかい結界の上に小さな結界を張り、

 

時音「滅!!」

 

小さい結界を滅した。

 

時音(こうすれば中でくすぶっていた火は穴から酸素を得て)

 

良守(急激に、燃える!!)

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「そして!」

 

正守「まずい!!」

 

正守は自身を結界で囲む。

 

良守・時音・ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「「「爆発する!!」」」

 

森は爆発を発生させた。

 

正守(バックドラフト現象か・・・!?爆発させるとは・・・学校を覆う結界もあるから外には聞こえないが、無茶のし過ぎだ・・・)

 

時音「燃やし尽くせるかしら・・・)

 

白尾「あとはヨッシー次第だな。」

 

時音(頑張って・・・良守。)

 

斑尾「気ィ抜くんじゃないよ!!」

 

結界がぐらつく。

 

斑尾「あっ!集中しな!あんたが言い出した事だろ!!」

 

良守「くっ!」

 

斑尾「ちょっと!力入れすぎだよ!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツは上の結界の様子を見ていた。

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「ぐらついてるな。良守 限界かよ・・・。」

 

時音「ダメ!!もう保たない!!白尾、下がって!天穴!」

 

時音は天穴で火を吸収していく。

 

良守「くそっ!天穴!」

 

良守も火を吸収していく。

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「二人共、火を吸収していくな。きっと正守の仕掛けだろうな。」

 

とりあえず火は全て吸収された。

 

時音「・・・・・・どうにか木の成長は止まったけど・・・これを片づけるのは大変そうね。ディケイド!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「よう!」

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツは良守と時音の元へ。

 

時音「苦しくなかったの!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「フォーゼは宇宙飛行士の仮面ライダーだ!後ろの酸素ボンベで数時間は酸素又は空気の無い宇宙空間での活動が可能だ。さっきの数分とかの森は余裕だったぜ!これは火を扱うファイヤーステイツで、右手のヒーハックガンの火炎モードだ!」

 

良守「そうなのか・・・。」

 

時音「宇宙飛行士とは・・・。それも後ろの酸素ボンベで数時間は酸素の無い宇宙空間で活動可能・・・。さっきの数分程度の燃え盛る森は余裕だったか・・・。」

 

ネオディケイドフォーゼ ファイヤーステイツ「とりあえず、火は消えたな。正守の仕掛けかもしれねぇな。」

 

良守「ほんとにあいつの仕業なのか・・・。」

 

時音「分からないわ・・・。そうなら、何でこんな事を・・・。」

 

ネオディケイドファイヤーステイツはベースステイツに戻り、

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「良守。」

 

良守「ん?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ちょっとした証をやりてぇんだ!」

 

時音「証?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは良守の右手を握り、グーでタッチし、上からダン、下からダンと押したりするダチの証を行う。

 

良守「これは?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「大事なダチとの友達の証だ!」

 

良守「ダチ・・・友達って事か?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ああ。」

 

時音「一応私もいい?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「いいぜ。」

 

時音ともダチの証を行う。

 

時音「じゃあ、応援呼ぶよ!今度は文句言わせないからね。」

 

時音は式神を取り出す。

 

時音(あんな顔するから手伝っちゃったけど・・・こんな突拍子のない方法、本当にやり通すなんてね・・・)

 

その後、繁じいや時音のおばあちゃんも現れる。

 

繁じい「バカタレがぁ!!」

 

繁じいは手刀を決めようとしたが、良守は真剣白刃取りで防御した。

 

繁じい「何をどうしたらこーなるんじゃーーー!!」

 

良守「うっせーーー!!こうするしかなかったんだっつーーの!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ホントに爺さんは良守にはちょっと厳しめだぜ。」

 

時音のお祖母ちゃんが割って入り、繁じいと口喧嘩になる。

 

正守「本当にムチャクチャだなお前は・・・」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「正守・・・。」

 

正守「中身の美姫さん、あなたもやるもんですな。良守もそんなやり方が、いつまで上手くいくのかな・・・?」

 

正守は良守の横を通り過ぎた。

 

正守(まったく・・・あれだけのサイズの結界を張ったというのに・・・大して疲れてもいない・・・コントロールし切れていないだけか・・・。あいつの中で、有り余る力を・・・)

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