仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:サトシゲッコウガ
雨が降りしきる夜の烏森学園。
門に近づく一人の銀髪の男。
???「ここは力が強いぞ。分かってるだろうな?」
空から降りてきた一人の少年。
???「ここが烏森・・・。」
???「お前が胸に刻むべき言葉はただ一つ・・・己を律せよ。」
朝の学園。
三能先生「人の姿をした妖。朝の素敵な光の中で無粋な話だね。」
三能は紅茶をすする。
良守「無粋って・・・」
時音「先生!真剣な話なんです!」
三能先生「そんな事より、どう紅茶?せっかくのアールブレイが冷めちゃうよ?」
良守「あのなぁ・・・あんた、生徒指導室を私物化すんのもいい加減にしろよな!!」
三能先生「私物化!?アッハ、バカな、僕は。悩める生徒達の為に、少しでも居心地のいい空間を作ろうと資材をはたいて務めていると言うのに・・・。」
良守「無駄な事に金使うな!!」
三能先生「まっ、確かに。僕のこの部屋の存在に疑問を抱かない訳じゃない。だって、この学校に・・・は指導の必要な生徒なんて一人もいないじゃない!?ああ、素晴らしきかなぁ。」
良守(何だよ、この能天気教師は・・・)「時音、コイツに何か言って意味あんのか?」
時音「でも、一応注意しとかないと・・・」
三能先生「っで、人のフリをする妖って?」
良守「突然話を戻すなよ・・・」
時音「先生も異能者なので・・・気をつけてほしいと思って・・・何か変わったこととか、気づいたことがあれば、私達に知らせてほしいんです。」
三能先生「妖は夜にしか出ない。なのに、昼にしか校内にいない僕に気をつけろと?」
良守「こいつ考える時は考えてんなぁ・・・。」
時音「あんたがそれを言うか?その妖はかなり巧妙に化けられるらしいんです。」
三能先生「つまり、人に化けて、昼のこの学園に紛れ込んでいるかもしれないって事?」
時音「ええ。あくまで可能性ですが。」
三能先生「もしかしてもう潜り込んでいて、誰かとすり代わっているとか・・・」
時音「それは分かりませんけど、可能性は否定できないと思います。」
三能先生「ああ。同僚や生徒達を疑わなくちゃいけないのか・・・。神様もいたずら好きだなぁ」
良守と時音「「はぁ・・・!?」」
三能先生「あっ、そういえば。」
時音「何かあったんですか?」
三能先生「実は、最近・・・園芸部の顧問になってさァ!!今度、自慢のローズガーデン見においでよ!」
良守「そんな情報はいらん!!」
三能先生「あっ、そうそう!それと一つ!」
良守「まともな話なんだろうな。」
三能先生「僕の可愛い守護霊たちが、喋れるようになったんだよ!!」
守護霊のヘビ3匹は丁寧に自己紹介を始めた。
良守「おい! それってもしかして烏森の影響じゃないのか!?」
三能先生「そうかもね!最近芸の覚えも早いし!」
良守「っていうかあんた、学校でそいつ出すのやめろよ!」
時音「やめてくださいね!!約束ですよ!!」
三能先生「ええ!?こんなに可愛いのに!?」
良守「あんたの話にはついていけねェ!!」
三能先生「そんなに怒らなくてもいいじゃないかァ!人に化けた妖には注意するからさぁ」
一人の男子生徒が生徒指導室を通過する。
時音「あんた、あの腕の皮どうした?」
良守「ああ・・・繁じいに渡した。なんか調べる伝手があるみたいな言い方だが・・・」
時音「うちのおばちゃんも調べてくれるって。」
良守「ふーん・・・ふぁ~。」
時音「眠いの?」
良守「ん、大丈夫。」
良守は目をこする。
時音(そういえば良守・・・いつの間にか泣かなくなった・・・昔はあたしが守んなきゃ何もできなかったもんね・・・)
良守「聞いてんのかよ?」
時音「うん、ごめん。」
良守「ったく・・・人の皮を被った妖がこうしてる間にも校内にいるかもしれないんだぞ。もしもなんかあったら異能じゃないけど、絶対俺を呼べよ。美姫さんも次の世界へ旅立つまでしばらくいるけどよ。」
時音「異能にもよるけど、あたし一人でも何とかするわよ。美姫さんも次の世界へも旅立つまでしばらくいるけどね・・・」
良守「呼べっての!!」
良守「お前さ・・・」
時音《いい加減一人で危険に飛び込もうとするのはやめなさい!》
良守「って、言ったろ?だったらさ、お前も・・・そういうことするなよな?もう誰も傷つくとこみたくねェんだ。」
時音「えっ?」(ほんと昔は人の後ろについてばっかいたくせに・・・。ちょっとは成長したのかな?背だっていつの間にかでかくなって、もう誰も傷つくの見たくない・・・か。根が優しくて甘っちょろいのは相変わらずだけど・・・でもそれがこいつのいいとこかもね・・・)
良守「何笑ってんだよ。聞いてんのか?」
時音「えっ?あ、ううん。何でもないって!」(そういうとこは変わってほしくないかな・・・)
そして、良守は教室で寝ていた。
市ヶ谷「墨村、今日は一段と爆睡してるな。」
田端「なぁ、市ヶ谷。ワックス持ってないか?悪魔ヘアーにしてやろぜ。」
市ヶ谷「やめとけ。」
女子生徒「田端君、コレ貸してあげるーーー」
一人の女子が何やらアイテムを差し出す。
田端「お!?サンキュー!」
良守は田端に髪を悪魔ヘアにされていた。
神田「ん?あわっ!墨村君が遊ばれてる!ううん、弄ばれてる!ピーンチ!」
キョーコ「ユリ、行くよ!」
神田「え? 行くってどこへ?」
キョーコ「もう決まってんでしょ、隣のクラスよ!」
アヤノ「来たんだってよ。転校生。」
神田「転校生が?」
キョーコ「そう!季節外れの転校生!!」
アヤノ「男子だって?イケメンだったらどうする?」
キョーコ「ええ!?困っちゃう!」
神田「見に行って何するの?」
キョーコ「うわーーノリ悪ーー」
アヤノ「ユリの辞書には好奇心って言葉ないの?あたし溢れかえってるんだけどな。」
キョーコ「そっかーー。ユリの気になるのは墨村君だけだもんね~~!」
神田「や、違うっ・・・行きます!行かせていただきます!」
3人は教室を出ていく。
途中で、神田はすれ違う男子に何かを感じた。
神田(えっ!?)
キョーコ「ねえねえ、転校生ってどの人?」
女子生徒「あれ?さっきまでいたんだけどなぁ・・・」
神田(何、今の・・・あの人から漂ってきたのって・・・血の・・・臭い・・・?)
キョーコ「ユリ!ユリ!」
神田「はっ、はい!!」
キョーコ「転校生いないってェ!」
神田「そ、そう!残念だね。」(じゃあ、今のが・・・)
神田は上の階へ上がった。
神田(あれ?どこ行っちゃったんだろう?あっ!?)
神田はその男子を追う。
しかし、別の男子と死角で衝突し、見失う。
神田(あ~~。気のせいだったのかァ・・・でも、あの臭いは・・・)
とりあえず、授業が始まる。
神田(う~ん、どうしよう・・・やっぱり気になる・・・あの臭い・・・そうだ!また墨村君に相談してみようかな・・・)
神田は良守をチラっと見たが、
神田(ダメよ!!あんまり何度も行くとウザがれる・・・)
先生「それじゃ、この問題を・・・神田。答えてみろ。」
神田(大丈夫。絶対気のせいだ。)
先生「おい神田!聞いてるのか!?」
神田「は、はい!!」
神田は立つ。
神田「気のせいなんです!!」
クラスは大笑いであった。
先生「そ、そうか・・・。」
チャイムが鳴る。
先生「じゃあ、今日はここまで・・・」
神田は寝ている良守の元へ。
神田「あ、あの墨村君・・・!少々お時間いただけないでしょうか!」
神田は良守を連れ出す。
キョーコ「ユリがまた墨村連れ出してる!」
アヤノ「あの子はああ見えて積極的だよなぁ。」
神田「す、墨村君どうしよう。じ、日はまたしても、怪しい奴が・・・!!」
良守?「悪いけど・・・また今度にしてくれるかな・・・?」
神田「あっ、ごめんなさい。」
良守「じゃ。」
神田「待って!!コレは取っといた方がいいよ・・・」
神田は良守?の髪の結びをほどく。
良守「悪いけど・・・また今度にしてくれるかな?」
神田「えっ?」
良守?「じゃ。」
良守?は去っていき、教室へ向かう。
神田「墨村君・・・かなり疲れてるんだ・・・」
良守?は廊下を歩く。
しかし、一人の男子君に首の後ろを掴まれ、外の壁に押し当てられる。
良守?「悪いけど・・・また今度にしてくれるかな?」
男子「何!?」
良守?「じゃ。」
男子「ふ、ふざけんじゃねえぞ。」
良守?「悪いけど・・・また今度にしてくれるかな?」
男子君は良守?の顔を殴りつけた。
しかし、屋上にいた結界内の良守が目を覚ました。
良守(しきが消えた・・・いや、消された!?今日のはいつもより精巧に作ったし、強度も上げておいた・・・事故じゃない・・・)
男子くんは右手を変化させる。
良守(邪気!?)
良守は校内を走り、外の壁で止まる。
良守は若干戦慄表情だった。
時音「良守!」
時音もやって来る。
時音「こ・・・これは、一体誰が!?」
良守「よくわかんねーが、はっきりしてるのは人間技じゃねーって事だ。俺のしきがここでやられた・・・」
時音「あんたのしきが?」
良守「誰かが消しやがった・・・。」
男子くんはある数人の人溜まりへ。
3人に囲まれる。
男子「おい中坊、今は授業中のはずじゃねーの?さぼっちゃダメだぜ。それとも俺達に何か用か?」
男子「別に・・・ただ通りたいだけだ。」
良守と時音はしきを使用しつつ、壁の修復中である。
良守「今日のしきは念には念を入れて作った最高傑作だぜ!そう簡単に正体がバレるわけねェ!なのにしきが見抜かれた。」
時音「っていうか、何で式神使う必要があんの?授業中でしょ?」
良守「こ、これを見ろ?こんな事出来るのは妖ぐらいだぞ!」
時音「でも妖だったら、学園に入ってきた段階で分かるなのに・・・。」
良守「やっぱ人の皮を被った妖が入り込んでるんだ。」
時音「だとしても、昼間っからこんな力は使えないはずよ。使えるとしたら、相当妖力の強い奴だわ。」
良守「でも変じゃねえか?邪気を感じたのは、しきが消された跡だ。」
時音「えっ!?しきが消された時に感じたんじゃないの?」
良守「ああ。なのにそんな妖力使って、わざわざこんな痕跡まで・・・。」
時音「!?」
良守「一体何が目的で・・・」
時音「私達、挑発されてるみたいね。」
良守「!?っく・・・。」
良守は結界から飛び降り、走る。
良守「時音、あとは頼んだ!」
時音「ちょっと!?どこ行く気!?」
良守「ふざけた野郎を捜し出してやる!!」
時音「はぁ。また始まった。っていうか、授業抜け出してどういい訳したらいいの?」
良守はしきを数枚出す。
良守(とにかく居所を見つけねーと・・・)「行け。異変があればすぐに知らせろ。」
良守はしきを数羽の黒い鳥に変化させた。
三能「美しく咲いたね・・・まるで僕のように!」
男子君が三能先生に気付く。
良守は数人の男子達が倒されてるのに気づく。
良守は男子の元へ。
良守「おい、大丈夫か!?しっかりしろ!!一体何があった?」
男子「み、見慣れねェ中坊に・・・」
男子「髪を立てた・・・背の低い奴だ。」
良守(見慣れない・・・。まさか、転校生!?)
三能先生は男子くんに胸倉掴まれ、浮かされる。
三能先生「ぐっ・・・いきなり何するんだ・・・」
男子「お前、誰だ?」
三能先生「知ってるかい?初対面の時は自分から名乗るのが礼儀さ。」
男子「お前、普通の人間じゃないな。」
三能先生「!? 何の事かな?」
男子「臭うんだよ。」
三能先生「ああ。そ、それは・・・僕が丹精込めて育てたバラの臭い。」
力を込められ、良守は察知した。
良守「三能が危ねェ!!」
三能先生「わかった、じゃあまず自己紹介からだ。僕は高等部の英語教師「白バラの君こ」と三能たつみだ!さぁ、What a name?」
良守「三能!美能!!」
三能先生は寝ていたが、目を覚ました。
良守「三能、大丈夫か!?」
三能先生「ああ・・・生きてる。」
良守「やっぱりあれか、髪を立てた小柄な中等部男子・・・」
三能先生「うん、ついでにこーんな目してた。でも僕、最後まで”蛇”は出さなかったよ!君達との約束だからね!」
良守「いや・・・命に関わりそうな時には使ってくれよ・・・」
三能先生「あ、それから・・・英語、嫌いみたい。」
良守「はぁ?」
三能先生「英語で名前聞いたら、途端に怒り出したもの。」
良守(そりゃ怒るだろ・・・)
三能先生「やっぱり、あれかな?)
良守「人の皮を被った妖か?」
三能先生は頷く。
三能先生「僕をすぐ異能者だって見抜いたし、凄い力だった。」
良守は察知した。
良守(しきが・・・!)「しき!!三能を頼む!!」
良守は走り出す。
三能先生「あ、良守くんどこ行くんだい!?」
良守(どうやって消したんだ?飛び道具でも使ったか!?しきは空を飛んでんだぞ!)
一人の男子生徒が烏の式神を掴み、建物の上へ降り立った。
良守は見た。
男子「遅えよ。」
良守「間違いねェ。髪を立てた小柄な中等部男子・・・てめェ何者だ!?」
男子「遅えよ。」
良守「んな!?」
男子は両手を広げ、烏の式神を潰す。
良守「てめェ。」
男子は校舎の壁を駆け昇っていく。
男子「・・・・・・」
良守「あの野郎・・・あいつ自身が飛び道具って訳かよ・・・上等だ!結!!」
良守は足元に結界を作り、跳びながらも、次々と結界で上へ。
男子「ほう・・・。」
良守「てめェ、そこ動くなよ!!」
男子は金網の上へ乗り、走って逃げていく。
良守「こらっ!!動くなっつってんだろうが!!」
時音「良守!!もう、どこ行ったのよぉ」
良守の叫び声で、時音は校舎の屋上を見た。
時音「良守!!誰?あれが妖!?」
時音は校内の階段を使い、屋上へ向かう。
良守は俊敏な男子を追う。
良守「待てよ!!」
男子(このくらいはついてこれるか・・・なら。)
男子は金網を使い、横に跳び、蹴りをかますが、良守は跳んで避けた。
良守は何とか着地。
良守「お前・・・」
男子はあらゆる方向から跳び、良守は避けた。
至近からパンチや蹴りをかわし、構える。
男子「遅い!!」
男子は左わきに蹴りを入れて、吹っ飛ばす。
男子「なんだ、接近戦は苦手なのか?こんなの大した速さじゃないだろ。術に頼りすぎじゃないのか。」
良守は構える。
良守「結!!」
男子は結界で囲まれた。
男子「その術だって、このザマか。」
男子は右手を妖の手に変化させた。
時音(邪気!?)
時音は屋上へやって来た。
時音「良守!!」
男子は結界を引き裂く。
時音(あの爪跡!?)
男子「冗談だろ?正統継承者の結界がこんなヤワな訳ないよな?動きも遅えし、対処もヌルい。とんだ見込み違いだ。こんな奴のお守りしなきゃいけないとはよ・・・」
良守「? お前 一体・・・」
限「裏会・実行部隊”夜行”所属、志々尾限。烏森の地の警護及び結界師の補佐役として派遣された。」
良守「何だって!?」
限「お前、ホントにあの人の弟か?」
良守「んな・・・!?」(夜行って・・・兄貴の?)