仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「平行世界」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!?   作:サトシゲッコウガ

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第569話「狙われた正統継承者」

良守は叫びながら、大虎の妖を追っていた。

 

大虎の妖は角を曲がるが、限に始末された。

 

ネオディケイド「限・・・。」

 

良守「てめぇ!」

 

限「相変わらずとろいな・・・。」

 

限は跳び去っていった。

 

良守「待ちやがれ!」

 

しかし、良守の頭を時音の結界がどついた。

 

ネオディケイド「時音・・・。」

 

時音「ここの後始末が先ですからね。結!」

 

限が切り裂いた妖を滅し、天穴で吸い取る。

 

良守「お前はいいのかよ!?あんな奴に好き勝手させといてよ!」

 

時音「好き勝手もなにも、限くんは仕事してるだけじゃない。ディケイドとしてはどう思います?」

 

ネオディケイド「俺としては次第に友好関係になればいいがな。」

 

時音「そうですか・・・。あんたは文句ばっか言ってないで、早く直すの手伝ってよね?」

 

時音はしきを放っていく。

 

時音「ディケイド、手伝いお願いしますね!」

 

ネオディケイド「ああ。」

 

良守「何だよそれ!?それじゃ俺達の方があいつのサポーターみてぇじゃねえよ!?後始末ばっかさせやがって。これで何度目だと思ってんだ。」

 

斑尾「出し抜かれる事8回目。はぁ・・・。ディケイドは別だけどねぇ・・・。」

 

ネオディケイド「そうか・・・?」

 

良守「黙れ負け犬!!」

 

斑尾「負け犬はあんただろ!?」

 

良守「んな事聞いてねえよ!!」

 

斑尾「せっかくカウントしてやったんだ!そっから何か学んだらどうなんだい!?」

 

互いに取っ組み合いを始めた。

 

ネオディケイド「こいつら、またか・・・。」

 

白尾「ヨッシー、相当イラついてるなぁ。精神がこう乱れちゃまともに術も使えないぜぇ。」

 

時音「まったく、いつまで経っても子供なんだから。」

 

ネオディケイド「時音も大差もないだろ。」

 

時音「そんな事は・・・。」

 

白尾「まぁ、とか言いつつハニーのご機嫌だってあまり良いようには見えないけどな。」

 

時音「ん?」

 

白尾「えっ、えーっとぉ」

 

時音「確かにこのままじゃまずいね。明日辺り限君にも一言言ってみるか。」

 

昼間の烏森学園。

 

市ヶ谷「最近、どうよ?」

 

矢畑「さっぱりだな。」

 

良守達は限とすれ違う。

 

田端「相当仲悪いみたいだね。」

 

市ヶ谷「つうか、あの目つきヤバくねえ?今にも跳びかかりそうな殺気だぞ?」

 

田端「まぁ十中八九大丈夫だろ。」

 

市ヶ谷「じゃあ後の一二割は。」

 

田端「聞きたいか?」

 

市ヶ谷「いや、やっぱ止めとく。」

 

限の一室の玄関へ誰かやって来た。

 

限は玄関に控える。

 

扉が開くと、変化させた右手で向かおうとしたが、槍で抑えられた。

 

限「檜葉さん。」

 

檜葉「寝ぼけるなよ。おい。」

 

限「そんなに俺の腕が信用できませんか?」

 

檜葉「頭領とは違うからな。俺は・・・。」

 

限「俺だって夜行の一員です。引き受けたからには夜行に応えてみせますよ。それに・・・」

 

檜葉「お前、何か勘違いしてんじゃねえの?お前が胸に刻むべき言葉はただ一つ。」

 

限「分かってますよ。」(己を律せよ・・・)

 

夜の学園内。

 

良守「後ろから結界をぶつけるか、それとも念糸でがんじがらめに・・・」

 

美姫「良守くん・・・」

 

斑尾「あんたさァ」

 

良守「分かってる。」

 

良守は立ち、

 

良守「やっぱここは正々堂々あいつを叩きのめす!」

 

美姫「叩きのめすのもダメでしょ!」

 

斑尾は後ろから、頭に噛みつく。

 

良守「いてててて!やめろ!」

 

良守は斑尾を振り払う。

 

斑尾「少しは頭を冷やしな。」

 

美姫「彼を気に入らないのも分かりますけど、あなたには大きな決意があるんじゃなかったのですか?」

 

良守「それは・・・あるけど・・・。あいつ何かっていうと、俺と兄貴を比べやがってさ。なんかすっげぇムカつく。」

 

美姫「ああ~~。」

 

斑尾「はぁ~~。」

 

限は木の枝で寝ていた。

 

時音「限君。少し話したいんだけど・・・いいかな?」

 

限は跳び去ってしまう。

 

時音「あっ!コラ!!もう何なの!?なんであの子、あたしを無視すんの!?」

 

白尾「まあ・・・逃げたくなる雰囲気、ちょっと出てたけどな・・・」

 

斑尾「所詮、あの小僧はよそ者・・・。侵入者の感知はこっちの方が断然早い。今まではあんたが熱くなりすぎて気持ちが乱れ、術が上手くいかなっただけさ。美姫はともかく、あんたさえ冷静なら勝負はこっちのもんだよ。」

 

良守「おう!クールに決めてやらあ!!」

 

斑尾「美姫も相手によっても、油断はしないで!」

 

美姫「ええ!!」

 

美姫はドライバーを自動装着中である。

 

目の先の死角に妖の気配がし、キョキョキョと連呼する。

 

限「! 何か来たか・・・」

 

妖は回転を始める。

 

良守「来る!」

 

妖は回転攻撃を利用して、近づいて来た。

 

良守は結をするが、妖は突撃し、結界を破壊していった。

 

美姫「結界を突破していった・・・。」

 

良守「床の底だけ床がえぐれてる・・・!?」

 

妖は向きを変えて引き返してきた。

 

斑尾「良守!!美姫!!引き返して来るよ!!」

 

良守と美姫は近くの教室へ逃げる。

 

良守「くっそ、なんなんだあいつ!?」

 

美姫「回転系の妖ですか・・・。」

 

奥の引き戸から入って来た。

 

美姫「回転滑車・・・?」

 

妖「一つ・・・おたずねしたいンだけですけどねィ・・・結界師てェのは・・・あんたかィィ?」

 

良守「だったら?」

 

妖「っで、隣のお嬢さんは何かねィ?」

 

美姫「見て驚くのですね。変身!」

 

美姫はネオディケイドライバーにカードを装填。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」

 

美姫はネオディケイドに変身。

 

妖「仮面の鎧に!?一体何者だねェ?」

 

ネオディケイド「俺か仮面ライダーディケイド。通りすがりの仮面ライダーだ!」

 

妖「仮面ライダーディケイド?通りすがりの仮面ライダー?って、全然通りすがってなくないかねィ?」

 

妖は回転による、机備品を飛ばしてきた。

 

ネオディケイド「机が!?」

 

良守はネオディケイドも含めて回りを結界で囲む。

 

良守「この・・・学校の備品になんてことしやがる!直す方の身にもなりやがれ。」

 

良守が結界を解き、妖が回転攻撃を仕掛ける前に、教室の外へ。

 

しかし、窓が割れる音が。

 

良守「今度は何だよ!?」

 

ネオディケイド「誰かが窓を破って入ったか?」

 

入ってきたのは、限であった。

 

ネオディケイド「限!」

 

良守「てめえ・・・それ直すの誰だと思ってんだ?聞いてんのかよおい!?」

 

教室から出て来た妖が回転しながら、限へ向かっていく。

 

限は右手を妖の手に変化させ、妖に跳びかかる。

 

しかし、弾かれた。

 

良守「ディケイド どうする?」

 

ネオディケイド「限を利用し、相手の出方を見てからだろうな。」

 

良守「ふ~ん・・・。」

 

妖は横に回転し続け、限は天井や壁、床などを利用し、縦横右左と跳び回る。

 

ネオディケイド「滑車ならではの回転速度だな。」

 

斑尾「良守!ディケイド!ぐずぐずしてるとまた獲物持っていかれるよ!!」

 

良守「分かってるよ!」

 

ネオディケイド「慌てるな。」

 

斑尾「いや、慌てるから!」

 

限(よし。回転スピードには慣れてきた・・・行ける!)

 

限は跳び蹴りで滑車の妖を窓の外までぶっ飛ばした。

 

時音「あっ!?」

 

限は飛び出す。

 

良守「好き勝手に壊すんじゃねえ!!」

 

ネオディケイド「修復も大変だな・・・。」

 

滑車は回転し、限は両手を妖に変化させて滑車に掴まり、回転を停止させた。

 

ネオディケイド「ほう・・・」

 

良守「すげェ・・・あいつ回転止めやがった・・・」

 

滑車「勝ったつもりかい?空中こそ私のホームグランド!おびき出されたのは、あんたの方さ!」

 

ネオディケイド「ホームグラウンドって、お前は野球選手か何か?」

 

良守「野球選手って・・・」

 

ネオディケイド「今のはアメリカンジョークの日本バージョンと思いな。」

 

斑尾「ああ、アメリカンジョークの日本バージョンねェ・・・。」

 

限「何?」

 

滑車「あんたは・・・結界師ィ・・・じゃあないようだねィ・・・」

 

良守(待てよ。あの斬られ方は?ダメだ志々尾!離れろ!!そいつは・・・」

 

滑車「アンタにゃ、用はない!!」

 

滑車は巨大棘を出し、志々尾は左肩をやられ、落ちていく。

 

良守「志々尾!!」

 

ネオディケイド「巨大な棘とはな・・・。」

 

時音「結!」

 

時音は結界を発生させ、限をトランポリンのように弾く。

 

時音「限くん!!」

 

良守「あのやろ~。」

 

ネオディケイド「良守、お前の結界を多少の足場にもするぞ。先に空中へ。」

 

良守「あ、ああ。」

 

良守は空中に足場の結界を作って、上へ。

 

斑尾「ディケイド あんたはどうすんのさ?」

 

ネオディケイド「相手が空中の敵なら、こっちもある程度の空中戦は行けるライダー達の一人でやるまでだ。」

 

ライドブッカーからカードを取り出し、ベルトに装填。

 

ネオディケイドライバー「カメンライド フォーゼ」

 

ネオディケイドがコズミックエナジーに包まれ、フォーゼ ベースステイツにカメンライドした。

 

斑尾「なんか、宇宙服っぽいね~。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「宇宙キターーー!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツはX字へとバンザイして叫ぶ。

 

これに限以外の良守、斑尾、時音、白尾、妖はビックリである。

 

良守「う、宇宙だって!?」

 

時音「宇宙ですって!?叫んでビックリするでしょ!?宇宙服の仮面ライダーって訳!?」

 

妖「う、宇宙って・・・あやつ、姿が変わった!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは妖に右腕を突き出す。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「俺は仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」

 

斑尾「タイマンって、状況は全然タイマンじゃないでしょ?やっぱ声と話し方が別の男になってるし。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ドライバーチェンジだ!」

 

ネオディケイドライバーはフォーゼドライバーへカメンライドした。

 

斑尾「あら~。ベルトそのものも変わっちゃうの~~。」

 

フォーゼドライバー「ロケット・オン♪」

 

右手にロケットモジュールを装着。

 

良守「あれって、ロケットかよ!?」

 

妖「何なのあれ!?それより、結界師の小僧!覚悟しなぁ!」

 

妖は回転速度を上げて、空中の良守に接近する。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「行くぜ!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツはロケットモジュールから火を噴射し、飛んで行く。

 

良守「飛んで来た!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは回転しながら旋回などをし、良守の結界を突き破ったりする滑車を追いかける。

 

時音「限君。」

 

限は目を覚ます。

 

時音「あ、よかった。声は聞こえてるみたいね。」

 

限は起き上がる。

 

時音「あ、ダメ 動いちゃ・・・大丈夫。ディケイドもいるし、あの二人に任せれば問題ないと思う。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは途中で追いかけるより、向かって来た方を狙い、

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ライダーロケットパーーンチ!!」

 

妖に直撃し、妖は若干回転スピードがダウン。

 

良守「まさかのロケットパンチで若干が速度が落ちた!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツは一つの足場結界に降り立ち、ロケットスイッチをオフにして、二つのスイッチを押す。

 

フォーゼドライバー「ランチャー、レーダー・オン♪」

 

右足にランチャーモジュールと左腕にレーダーモジュールが装着される。

 

良守「今度はミサイルとレーダー!?」

 

限「何だあいつ!?」

 

時音「右足にミサイルと左腕にレーダーを装着!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツはレーダーで妖を何とか補足し、

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ミサイル全弾発射だ!」

 

ミサイルは5発発射され、妖の顔面に命中し、爆発を起こす。

 

白尾「やるもんだぁ!!」

 

斑尾「そういう方法もあるもんなのねェ・・・。」

 

妖はある程度のダメージは食らったが、ダウンではない。

 

良守「ディケイドのお陰でスピードがだいぶ落ちたぜ!結!」

 

妖は結界で囲まれる。

 

しかし、滑車はまた回転速度を上げ、結界を突き破る。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「何だと!?空中スピードが上がりやがった!?」

 

良守「ディケイドが言ってた事があるように、こんな感じの油断する事があるのかよ。」

 

限は良守の結界にぶら下がる。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「あいつ!?」

 

良守「オイコラ、何してる!俺の結界だぞ!?」

 

限「お前の技術じゃ奴の動き、止められないだろう。ディケイド あんたもあの空中スピードに対応できてないぜ。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「仕方ねえよ!地上ならともかく、空中スピード特化の相手はそれだけ厄介って事だ!相手がいなかったしな!」

 

限「なら、俺が何とかあの野球選手のバッターもどきに対応すればいいんだ。」

 

限は良守の結界を足場から横にジャンプするように、スピードを上げた。

 

限は妖の端を掴む。

 

妖「フン、振り落としやるよゥ。」

 

妖は掴まれたまま、回転速度を上げる。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「おいおい。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツはランチャー、レーダースイッチをオフにした。

 

良守「あいつ、けが人だよな?」

 

時音「妖混じり?限君が?」

 

白尾「そう。妖を使う異能者とは違う。妖混じりってのは、自らの体内に妖を宿してる人間の事さ。だから奴らは、その肉体にこそ力を持つ。」

 

限は棘を一本折り、回転の推進力ではじき出され、地面に激突。

 

時音「限君!」

 

白尾「妖混じりの特徴は二つ。驚異的な身体能力・・・そして・・・驚異的な回復能力・・・」

 

時音「ねえ、妖を宿してるって事はあの子、ここにいたらまずいんじゃないの?」

 

白尾「いや、むやみに妖の力を使わなきゃ、そこまで土地の影響は受けないだろうが・・・」

 

限(まだ行ける。)

 

限はオーラを纏い、両足も妖に変化させ、跳び上がる。

 

時音「思いっきり力使ってますけど・・・」

 

白尾「まぁ、少しは気を付けた方がいいかもな。でもあいつちょっと凄いぜ。」

 

時音「何が?」

 

白尾「大概の奴はさ、もっと力を持て余すんだよ。その力に飲み込まれて人間の感覚を完全に失ったり、あるいは力を恐れてそれを使わないことに一生を費やしたりする。どっちにしろ世捨て人だ。けどあいつは違う。妖の力を完全に支配下に置いている。あそこまでなるには血のにじむような訓練と強い精神力が必要だ。ただでさえ妖混じりは肉体が変化する分、化け物扱いされやすい・・・相当苦労したろうな、あいつ。」

 

妖「邪魔くさいねィ・・・あんたなんか倒しても何も出ないってェのに・・・」

 

良守(何も出ない?)

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「どういうこった?」

 

志々尾は地面まで弾き飛ばされた。

 

良守「オイ、どういうことだ!俺を倒すとお前にいいことあんのかよ!!」

 

妖「そこのディケイドはともかく、あんたはァ・・・あたしらの間じゃ賞金首みたいなもんさァ。しかもこの土地・・・奴らァいい所教えてくれたよゥ。」

 

良守(奴ら?)

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「何だ奴らって?」

 

良守「結!結!結!」

 

しかし、妖は回転スピードで結界を避ける。

 

斑尾「良守!!何してるのさ!しっかりやんな!ディケイドもだけどさ!」

 

良守「ああうっせェ!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「だから、回転よる空中速度を捕えきれてねェんだ!!」

 

斑尾「ディケイドにとって、空中戦でのスピード特化の相手は厄介なんだねェ。きっと相手として会ってないから。」

 

良守「ディケイド、あいつの空中スピードに苦戦か・・・。」(そっか、校舎の中なら自由に動けねえ。)

 

限は良守の張ったいくつかの空中結界を跳び回る。

 

良守「コラ志々尾!人の結界を使うんじゃねえよ!!」

 

妖は飛び回りつつも、結界を避けいき、校舎の窓付近へ。

 

限も跳びつつも、妖を追う。

 

限「鬼ごっこは終わりだ!テメェはあそこでおとなしくしてろ!」

 

限は妖を蹴り飛ばし、妖は窓付近で止まる。

 

妖「何のこれしきィ!!」

 

しかし、良守は長い結界で妖を校舎へ押し通した。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「校舎内へ押し通した・・・。」

 

限(まさか、あそこに放り込むように結界で誘導したのか・・・。」

 

良守は窓へ降り立ち、妖を結界で囲む。

 

妖「キョ!何よこんな結界!!あたしの回る刃で何とでも!うっ!?これじゃ回れなーい!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツも背のガス噴射で窓へ降り立つ。

 

良守「奴らって 誰だ?」

 

妖「さ、さァ 知らないね!あたしはただ烏、烏森の結界師っていうのを!」

 

良守「何だ。知らねえのか。」

 

良守は構える。

 

妖「ま、待っておくれよ!そ、そうだ!取引しよう!なんなら今からあたしがひとっ走りして!」

 

良守「滅!!」

 

妖を滅した。

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「滅したか・・・。」

 

限(スピードはおれの方が上だった。俺が仕留めるはずだった・・・それを奴はあの一瞬で、あいつ・・・おれも利用しやがった。これは計算じゃない、天性の勘とタイミング。これが正統継承者の力か。ディケイドは空中でのスピード特化の妖に対応できてなかった。対応策を何とか考えるのか?)

 

時音も現場にやってきた。

 

時音「賞金首?」

 

良守「ああ。「ディケイドはともかくとして、あたしらの間じゃ結界師は賞金首みたいなもんだ」って大首車(コイツ)が言ってたんだけど。」

 

時音「何よそれ。」

 

斑尾「そんな事よりあんた、危ないじゃないのさ!」

 

良守「何が?」

 

斑尾「何がじゃないわよ!もう少しで死ぬとこだったんだよ!?」

 

良守「っつうか死んでるから化け犬なんだろ。」

 

斑尾「フン。その呼び方あたしは嫌いだね。」

 

時音「ねェ、白尾 あたし達を倒すと大金が出るって事かな?」

 

白尾「妖は金なんか欲しがらねえぞ。」

 

良守「じゃあ何欲しがるんだよ。」

 

白尾「そりゃ力だな。」

 

時音「でもそれは土地に来るだけでいいじゃない・・・」

 

白尾「それもそうだ。わざわざ結界師と指定するからにはその首に別の価値があると考えるべきだろうな。」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「へぇ・・・」

 

良守「別の価値ねェ・・・」

 

白尾「名を上げるってのはどうだ?」

 

時音「えっ?」

 

白尾「倒した相手が強ければ強いほどハクがつくだろ?」

 

斑尾「はっ。こんなちんちくりん倒した所でハクなんてつくもんかねェ~。」

 

良守「何だとコラー!」

 

時音「限君。裏会から何か聞いてる?」

 

限「・・・・・・何も。」

 

良守「ケッ。こいつはそういう奴なんだよ。たとえ何か知ってたって俺達には。」

 

限「ただ、あのデカ頭、結界師じゃないと倒しても何も出ないと言っていた。やはり何か報酬があるんだろう。」

 

良守「えっ!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「何!?」

 

時音(あれ、意外と限君協力的・・・?)

 

白尾「って事は、報酬を出す奴がいるって事だ。」

 

良守「そういえばコイツ、ここのこと”奴ら”に聞いたって・・・」

 

時音「奴ら?」

 

良守「それってやっぱ、烏森を狙ってる奴らの事だよな?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベーステイツ「となると、組織の奴らは全員、人間じゃないだろ。」

 

時音「じゃあ、ボス含む構成員は皆妖の組織って事!?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「可能性は高いな。良守の兄貴がリーダーの裏会は、メンバー達は違うんだろうが。」

 

良守「でも夜行所属の志々尾は半分妖みてェなもんだろ。」

 

白尾「間違ってもいねェな・・・。」

 

志々尾「・・・・・・」

 

良守「そうなると、益々面倒な事になりそうような気がしてきた。」

 

時音「あたしも。とにかく・・・まずはここを直しましょう・・・ディケイド 手伝いお願いしますね!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「おお!!それとだ!」

 

時音に近づき、友達の証である行為を行う。

 

時音「今のは?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ダチの証だ!!」

 

時音「ダチ?友達って事でしょうか?」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「おう!結界師のお前らと共に妖と戦ってるんだ。それだけでも充分、ダチの証だ!」

 

良守「ダチねェ・・・」

 

時音「それもいいかもですね。」

 

志々尾は去って行こうとする。

 

良守「オイ、待てよ。てめェもちゃんと直してけよ、壊したところ。」

 

志々尾は白けた目で良守を見た。

 

良守「な・・・なんだよその目は!?あーそうだ!ここがぐっちゃぐちゃになったのはおれのせいさ!でもお前だって壊したろ!この辺とか!!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「逆ギレすんなよ。」

 

志々尾「俺は・・・そういうことはできない。」

 

良守「おーーーーい!」

 

志々尾は跳んで去ろうとしたが、時音が腕を掴む。

 

時音「待ちなさい。修復術は使えなくても、瓦礫運んで片づけたり掃除したりはできるはずよ。手伝いなさい!ディケイドも手伝ってくれるけど!」

 

限は意味深な表情になる。

 

時音(え?)

 

限は時音の腕を払う。

 

限「無理だ。俺は、壊すだけだ。」

 

限は飛び降りた。

 

時音「限君!待ちなさい!」

 

良守「任せろ。俺がとっつかまえてきてやる!!ただし無事は保証しかねるが。」

 

時音「やめなさい。今日のところはいいわ。あたし達だけでやりましょ。ディケイド!」

 

ネオディケイドフォーゼ ベースステイツ「ああ!」

 

良守「え~~~~またかよ~~~」

 

時音「あの子、戸惑っているみたいだった。時間をかければ・・・仲良くなれるとなれると思う。」

 

そして、次の日の学園。

 

昼間の時間帯。

 

限は屋上の水タンク前で寝ていた。

 

良守「おい。そこ俺の場所なんだけど。」

 

限は寝返りを打つ。

 

良守「だーーーもう!やめろよそのノーリアクション!!」

 

良守は枕を限の隣に置いた。

 

良守「ふん、いいさ・・・俺は心が広いからな。少しくらいお前に譲って」

 

良守が寝ようとするが、限が引き裂こうとした。

 

しかし、良守は避ける。

 

良守「てめェ・・・」

 

限「お前の陣地 そっから向こうな。」

 

限は寝る。

 

良守「狭っ!!なんだよコレ!?これじゃ寝返りも打てねェよ!!」

 

限「棺桶の幅位はあるだろ。」

 

良守「イヤな表現するなよ!!エジプトのミイラか俺は!?呪うぞコノ野郎・・・。」

 

限「おまえ・・・もうなんでもいいから黙れ・・・」

 

良守「・・・じゃあ、静かにしてるしこの溝も直してやるから、半分よこせ。」

 

二人は共に寝た。

 

良守「お前、妖混じりってやつなんだって?それってこの土地にいて大丈夫なのか?」

 

限「それいついてはさんざん注意を受けた。力を制御できていればむしろプラスに働く。」

 

良守「ケガは・・・もういいのか?」

 

限「問題ない。」

 

良守「あーーーーッずっりィーーーよなァーーー!!俺なんか傷治ってようが、治ってなかろうが毎日戦ってんだぜ 俺もそんな体だったらどんなに楽か・・・」

 

限「別に・・・俺が望んだことじゃない・・・」

 

良守「でもさあ、速く跳べるのっていいだろ?」

 

限「・・・・・・」

 

限は起き上がり、

 

限「さあな。いい事ばかりじゃないさ。」

 

良守「何だよそれ?」

 

限は立ち上がる。

 

限「やっぱり、ぬるいよ お前。」

 

良守は思わず結界を解く。

 

良守「ああ?ケンカ売ってんのかコラァ?おい、待て志々尾!」

 

志々尾「それと、あの仮面ライダーディケイドとかいうピンク髪の女は何者なんだ?」

 

良守「ああ。兄貴から聞いてないか?」

 

志々尾「「俺からは何とも言えない、本人から直接聞かせてもらってくれ。」ってよ。」

 

良守「そうか。話して信じてくれるかはお前次第だ。神城美姫さんは未来の並行世界・パラレルワールドである2020年代から時空移動によるオーロラカーテンで様々な世界を冒険中の旅人でな。一度死んでる身なんだと。」

 

限「何だそりゃ?パラレルワールド・・・?」

 

良守「生死の空間で出会った女神様の絶大な力で、肉体付きで仮面ライダーディケイドの変身ベルト一式を始めとするいくつかのの転生特典を授かって、冒険するように旅中なんだよ。」

 

限「滅しないのかよ?」

 

良守「次の冒険先の世界が決まるまでしばらくは俺のサポート兼共闘だ。」

 

限「ふ~ん。」

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