仮面ライダーとウイルス兵器使い少女の様々な年代の「並行地球」冒険の旅。様々な「異世界」もあり!? 作:ウルトラマングレート
調べの館
響「みんな、見てコレ!こんなにカップケーキが残ってたよ!」
裏から大量のカップケーキを持って来た響。
響「何でこれだけ石にならないで残っていたんだろうね?」
奏「音吉さんのお陰ね。あの時、バリアの後ろにあった物は、みんな守られたみたいだから。エレンとさっき、無傷のギターを見つけて来たのよ。」
響「そっか!」
持っていたカップケーキを配る。
アコ「ハミィ、目を覚まさないわね・・・」
ピアノの上で眠り続けるハミィ。
奏「うん、もう丸一日経つのに・・・」
ソリー「エレン、どうしても幸せのメロディを歌わないソソ?」
エレン「ええ、幸せのメロディを歌うのはやっぱりハミィでなくちゃ。それに、あんなに体を張ってくれたハミィを差し置いて私が歌う事なんて出来ないわ。」
響「ハミィが、幸せのメロディを歌ってくれたら・・・」
エレン「えっ?」
響「ううん?ねえエレン、何か歌って。ハミィが目覚められそうな元気になる歌。」
エレン「ええ、分かったわ。」
エレンが歌い始め、みんなが耳を傾ける。
響(聞こえてる?ハミィ。あの時ハミィも、私と同じ事を思ったよね。だから、早く目を覚まして。早く世界を、あなたの幸せの声で包み込んで。)
響が目を開けると、そこは花畑だった。
響「ハミィ!」
その花畑で遊んでるハミィを見つける。
響「ハミィ!ねえ!ハミィってば!」
呼び掛けるも、聞こえなかった。
響「ここは一体・・・?」
エレン「ハミィの夢の中みたいね。」
響「エレン!」
エレンが現れる。
エレン「何故こんな事に・・・」
この花畑は、ハミィの夢の世界だった。
奏「私も、ハミィの事を考えたらいつの間にか・・・」
アコ「エレンの歌で、みんなの気持ちが一つになったからじゃない?」
後ろから奏とアコも現れる。
響「奏!アコ!どう言う事?」
アコ「エレンの歌の力が、ハミィを思う皆の気持ちに反応したんたまと思う。」
響「だったら何で、お姉ちゃんはいないの?」
アコ「多分、プリキュアじゃないから?」
奏「それじゃあ、ここで、どうすればいいのかしら?」
響「さあ・・・。」
ハミィ「いい匂いニャ~。楽しい時は歌を歌うニャ!セイレーン!セイレーンどこニャ~?一緒に歌うニャ~!響も奏もアコも、みんなどこ行ったニャ~?香織、どこ行ったニャ~?」
ここにいるハミィは、響達の姿が見えていなかった。
ハミィ「そうニャ、みんな音符を探しに行ってるニャ。ハミィも探すニャ。」
響「伝説の楽譜は完成してるのに・・・」
エレン「ハミィ!もう大丈夫よ!音符は全部集まってるの!みんな、幸せのメロディを歌うのを待ってるのよ!みんなどこ行ったニャ~・・・?」
奏「ハミィ・・・」
響「みんなここにいるよ!ハミィ!」
歌を歌い始めるエレン。
ハミィ「セイレーン・・・?いるニャ、どこニャ?」
エレンの歌にハミィが反応を見せる。
ハミィ「歌が届いた・・・」
歌いながら響達にも歌うように促す。
そして四人で歌い始める。
ハミィ「響・・・奏・・・アコ・・・どこニャ・・・?」
響(泣かないでハミィ。)
奏(私達、ハミィのおかげで一緒になれた。)
エレン(おっちょこちょいで、天然ボケの子猫ちゃんだけど・・・)
アコ(ハミィがいないと、何も始まらない。)
響(だから、早く起きておいで!)
四人の心を込めた歌声が夢の中のハミィに届く。
同時にみんなも目を覚ます。
香織「みんな、起きたみたいね。」
アコ「うん。ハミィに歌を届けてたのよ。」
ハミィ「みんなありがとニャ。ハミィはこんな幸せな気持ちになれたのら初めてニャ。みんなの歌が、ハミィに幸せをくれたのニャ。」
長い眠りから目覚めるハミィ。
響「みんな、心で繋がれたね。」
ハミィ「セイレーンのおかげニャ。みんなが来てくれて本当に嬉しかったニャ。ありかとニャ、セイレーン。セイレーンの分も、頑張って幸せのメロディを歌うニャ。」
エレン「あったり前でしょ。しっかり歌って、世界を幸せにしないと承知しないわよ。」
響「さあ行こう!みんなの幸せを取り戻しに!」
宮殿 大広間
伝説の楽譜をセットし、準備を整える。
ハミィ「行っくニャー!」
エレン「頑張ってー!」
響「そんな軽いノリなの・・・?」
幸せのメロディを歌い始めるハミィ。
奏「何て綺麗なメロディ・・・」
その歌声はアフロディテと音吉だけでなく、人々や建物を元に戻す。
アコ「ママ!おじいちゃん!」
アフロディテ「アコ・・・!」
アフロディテと音吉に抱きつくアコ。
確認し終え、歌を続ける。
音吉「アコ、よく頑張ったな。」
アフロディテ「遂にノイズを倒したのね。」
アコ「うん・・・!ママ・・・!おじいちゃん・・・!」
バスドラ「ここは・・・」
エレン「バスドラ!」
バスドラ「お前達!」
エレン「良かった無事で!」
バスドラ「あーっ!俺達助かってる!ファルセット!お前も何とも無いか!?」
ファルセット「はい!元通りです!」
バリトン「夢のようです・・・!」
バスドラ達も騎士であった頃に戻っていた。
バスドラ・バリトン・ファルセット「 「 「セイレーン!」 」 」
エレンに飛び付く三人。
エレン「重いわ!」
アフロディテ「さあ、パパの所へ!」
アコ「うん!」
アフロディテ「ありがとうハミィ、すぐ戻るわ。」
メフィストの方へ向かうアコとアフロディテ。
奏「綺麗・・・」
響「幸せが降り注いでるみたい・・・」
奏「こんなに気持ちが安らぐなんて・・・」
エレン「この歌の力は、人間界にも届いてるハズ。」
奏「これでみんな、新しい音楽を奏でられるのね。」
響「もう一つの声も、きっと新しい音楽で口ずさんでくれるハズ。そしたら、私達も鼓動のファンファーレを響かせよう!それぞれの夢に向かって!」
奏・エレン「 「うん!」 」
香織「いい歌ね~。」
アフロディテ「伝説の戦士プリキュア。そして仮面ライダーの皆さん、よく頑張ってくれました。おかげで、メイジャーランドは救われ、無事幸せのメロディを完成し、全ての人々に幸せが戻りました。」
メフィスト「皆さん、迷惑をかけて本当にすまなかった。」
響「そんな・・・!」
音吉「全くじゃ。」
メフィスト「お義父様・・・!」
音吉「この老体に無茶をさせおって。」
メフィスト「真に申し訳ございませんでした・・・!」
クレッシェンドトーン「メフィスト、もうアコに心配をかけるのではありませんよ。」
メフィスト「はい、もちろんです。」
アフロディテ「そしてハミィ、素晴らしい歌声だったわ。流石はメイジャーランドの歌姫ね。」
ハミィ「ありがとニャ。セイレーンが一緒にいてくれたおかげニャ!」
メイジャーランドの住人から感謝の言葉と共に見送られながら人間界へと戻る調べの館。
響「みんないい笑顔だった!」
奏「うん、本当に良かったね。諦めずに戦って。」
響「さあ、加音町へ帰ろう!」
加音町に着き、みんなが元に戻った事を確認する。
まりあ「響、どこに行ったのかと思ったわよ。」
響「いやー、ちょっと調べの館に・・・」
美空「奏!あんな所にいたわ!」
奏介「何をやっていたんだい?」
奏「さ、さあ・・・?私も何が何だか・・・。」
奏介「まあ無事でよかった。」
家族の元に向かい話す2人。
聖歌「不思議なのよね。怖い怪獣が現れたと思ったら、いつの間にかここにいて・・・」
和音「普通そんな目に遭ったら怖いはずなんだけど、何故かそんな気持ちにはならないんだよねー。」
王子「満ち足りた気分って言うか、何も心配しなくていいって思えるんだ。不思議だね。」
団「響は歌を聞いたかい?他のみんなはそんなの知らないって言うんだけど?」
まりあ「パパとママは聞いたのよ。聞いているだけで幸せな気分になれる。それはもう素敵な歌。響にも聞かせてやりたかったわ。」
夕方。
まりあ「あんまり遅くならないようにね。」
響「はーい!」
他のみんなが先に帰る。
音吉「何じゃ?何で帰らんのじゃ?」
響「もう少し待ってみたくて。」
広場には響、奏、エレン、アコ、香織が残った。
音吉「待つ?一体何じゃ?」
響「そう言えばハミィ、ちゃんとお礼言って無かったね。」
響「みんなを幸せにしてくれてありがとう!」
奏・エレン・アコ「 「 「ありがとう、ハミィ!」 」 」
香織「ありがとね、ハミィ。」
ハミィ「そんなに改まって言われると本当によかったニャ!」
音吉「な!?」
クレッシェンドトーン「!?」
聞き覚えのある鳴き声が聞こえ、振り向く音吉とクレッシェンドトーン。
音吉「この声は・・・!」
そこには白いピーちゃんがいた。
音吉「ノイズ!」
響・奏・エレン・アコ「 「 「 「ピーちゃん!」 」 」 」
響「おいで!ピーちゃん!」
響の手元に降りる。
響「お帰り、ピーちゃん。」
奏「待ってたよ。」
音吉「みんなどうしたと言うんじゃ・・・!?ソイツはノイズじゃぞ!」
響「音吉さん、いくら幸せの世界になっても、悲しみや苦しみが全て消えるわけじゃないわ。」
奏「私達はピーちゃんを受け入れた上で前に進みたいの。」
エレン「悲しみを見ないふりをするのは幸せと言えないもの。」
アコ「よく見ればカワイイよ。」
音吉「何と・・・!」
香織「それが皆の答えですよ。音吉さん。」
響「ピーちゃん、これからはずっと一緒だからね。微笑み、涙を流すピーちゃん。」
クレッシェンドトーン「音吉、プリキュアは私達の想像以上の成長を遂げたようですね。」
音吉「ええ、ノイズが必要な存在だとは・・・」
クレッシェンドトーン「見守りましょう。彼女達がどんな音楽を奏でて行くのかを。」
音吉「ええ。」
響「これでみんな、夢に向かって進めるね!」
響「私達は、まだまだ変われる!新しい明日に向かって、変身するの!」
それから数ヶ月が経ち、加音町から去る前日の夜。
北条家 ベランダ
香織(明日でみんなとお別れになるか・・・。)
響「お姉ちゃん・・・。」
香織「響?」
ベランダに響が現れる。
香織「どうしたの?三月でも夜は冷えるわ。」
響「分かってます。」
香織の隣で立ち止まる。
響「明日には次の地球へ行っちゃうんですね。」
香織「うん。ノイズとの決戦前に女神様に連絡して、次の地球に行かなきゃいけないからね。」
響「そうですか・・・また家に一人だって考えると・・・義理とはいえお姉ちゃんがいないと寂しくなります。一人っ子に戻っちゃいます。」
香織「大丈夫よ。ハミィやフェアリートーン達がいるじゃない。」
響「そうじゃないんです。」
香織「何なの?」
響「私がただいまって言ったら、お帰りってお姉ちゃんが返してくれるのが嬉しかったんです。パパもママも仕事で家を空ける事が多いんで。」
香織「そうだったね・・・。 」
響「本当は、私もお姉ちゃんの様々な平行世界への旅について行きたいんですよね。でも流石に、それはダメですし、無理だってのも分かってますし。」
香織「ん?響も?」
響「多分エレンもそう思ってます。」
香織「エレンちゃんも?」
響「はい。それに、この一年、色々ありましたし。私と奏がプリキュアになって、お姉ちゃんが来て、ミューズが現れて、エレンがプリキュアになって、サンドアートやって、夏祭りに行って、ミューズの正体がアコだって事を知って、メフィスト様を元に戻して、そしてノイズと戦いましたね。」
香織「一年って早いよね。」
響「最後に、ちょっといいですか?」
香織「ん?」
響は香織に抱きつく。
香織「別れるのは確かに辛いわ、でもまた会えるか分からないし。」
涙を流す響の頭を撫でる香織。
響(今はこれでいい。いつかその時が来たら・・・)
香織は去る直前に画面上の服装データから服装を上半身は胸元の豊満な谷間が強調される程度で留め、下は太ももまでジーパンへ変える。
そして、加音町から去る日が来た。
香織を見送りに来た響、奏、エレン、アコ、音吉、ハミィ、ピーちゃん。奏太及び両親には別れの挨拶は済ませた。
響「お姉ちゃん・・・ううん
香織「呼び方出会った時に戻っちゃったね。みんな、元気で。でも最後の最後に言ってなかったディケイドの物騒過ぎる異名の事言った方いいよね。」
奏「あっ そういえばそうでした・・・」
音吉「何じゃ?ディケイドの物騒過ぎる異名とは?」
香織「世界を渡り歩く「時空移動」能力が関係する、「世界の破壊者」にして、「すべての破壊者」、悪魔などとも言われているの。」
響「せ、世界を破壊する!?」
奏「すべてを破壊する悪魔!?」
エレン「ええェェ!?」
アコ「うそォ・・・」
音吉「何じゃと!世界を破壊、全てを破壊する悪魔じゃと!?」
香織「「創造は破壊からしか生まれない」んですよ。」
響達「「「「「創造は破壊からしか生まれない・・・」」」」」
音吉「だが、香織ちゃん 君は私達の為に共に戦ってくれたんじゃ!悪人とは思えん!」
響「そうですよ!!香織さん あなたは悪人じゃありません!」
奏「私は信じてますから!」
エレン「そうそう!!
アコ「香織お姉ちゃん 悪い事はしないで!」
香織「しないよ!じゃあ 行くね!」
香織は画面上からネオディケイドライバーを自動装着する。
そして、変身する。
ネオディケイドライバー「カメンライド ディケイド」
ネオディケイドに変身。
ネオディケイドは響達に背を向けて、前にオーロラカーテンを展開し、
ネオディケイド「じゃあな。」
オーロラカーテンに覆われ、消えて行った。
響「元気で!ディケイド!」
奏「いつかきっとまた会おうね!」
エレン「さようならー!!」
アコ「協力してくれてありがとー!」
音吉「体に気をつけるんじゃぞ!」
ハミィ「ディケイド!元気でニャー!」
響の部屋には、みんなを含め香織が写った集合写真が置いてあったのであった。