前々から投稿小説というものに興味があったものの、なかなか手が出せないでいたのですが、見切り発車的な形で投稿させていただきました。
投稿ついでですのでどうか皆様、自分の自己満足に付き合っていただければ幸いです。辛口甘口問わず批評や感想など受け付けてます。
少し長くなってしまいましたね。それでは本編をどうぞ!
あっ、ちなみにですけど今回はテンプレ展開だけですよ。
テンプレ(乙)ですが何か?
「おはようございま~す・・・」
耳元ゼロ距離くらいでそんな声を聴いた気がする。どういう経緯かは思い出せないが、どうやら俺は眠っていたらしい。ってことはこれはアレですか?寝起きドッキリ的なあれですか?
「おはようございま~す・・・」
起きない俺に今一度ささやき声が・・・つーか!生温か!吐息かこれ?耳に入る声は中性的で男か女かは聞いただけではわからんな。よし、もう一回声かけてきたら目を開けよう、んで男だったらぶん殴る。
「おはようございま~す・・・」
さぁ三度目だ。そう思い俺はチラリと細目を開けて声をかけた人物を視界にとらえた。俺に声をかけていたのは・・・いかにもイケメンな金髪の男だった。ふ~・・・よし・・・。
「あ~やっと起きまし・・・ヘヴン!?」
寝返りを打つ要領で横に転がりつつ全力で握った拳を男にたたきつけた俺は悪くない。決して悪くない。
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「いきなりなんなんです!?」
「うるせえよ黙れよ、男の吐息を耳元に食らった俺の気持ちも考えろよ」
「だからって殴ります普通?」
イテテテテ・・・と男は顔面の大部分をさすって痛みをこらえているようだった。不意打ち気味に殴ったためか通常よりもダメージが大きかったのかもしれない。
そうやって男を観察していると、とあることに気が付いた。こいつ・・・いったいなんて恰好してるんだ?男の服装はまるで本から飛び出してきたみたいな、一言でいうなれば神様みたいな姿だった。
冷静になってみるとなんで今まで気が付かなかったんだと思いあたりを見回してみると、俺がいるこの場所もやはり異質そのもので、全面まっ白な空間がどこまでも続いていた。
おかしい。まともな奴の感性ならば絶対にこの結論にたどりつくだろう。ならば、その異質な空間にさも当たり前のように居る目の前のコイツはいったいなんだ?
「なぁ・・・アンタ。アンタはいったい何者で、ここは何処だ?」
「あ、スミマセン。痛みをこらえるのに必死でして、これから説明します」
男はゴホンとわざとらしく咳払いをすると、先ほどまでとは違いキリッとした凛々しい顔つきになる。それに比例するように、俺の表情も硬いものになるのを覚えた。
「単刀直入に言います・・・貴方は死にました」
「・・・はぁ?」
「ええ、混乱するのもわかります。ですがあなたは確かに死亡しているんですよ」
あ~・・・待て待て・・・おそらく目の前にいるこいつは一番最初の寝起きドッキリ的なノリじゃ無いはずだ。だとすればコイツの言葉は本当か・・・。
「えっ・・・と・・・死因は?」
「申し訳ないですが詳しい事情は話してはいけない決まり事なんです」
「そうか・・・。それじゃあアンタは死んだ俺にいったい何の用だ?」
「輪廻転生。という言葉はご存知でしょうか?」
「言葉程度にはな、要するに生まれ変わりのことでいいんだよな?」
「はい。それだけ理解していただけたら結構ですよ。で、私はその輪廻転生を仕事にしている貴方たちの世界でいうところの神ですね」
なんだろうね、どこから突っ込んでいいのかわかんなくなってきた。何言われても受け入れようと思ってたんだけど流石にきついですよコレ。
「それじゃ何か?俺を転生させましょうって話か?」
「ご理解が早くて助かります。ですが、その前にいろいろと補足事項が・・・」
聞けば輪廻転生をつかさどる神、と言っても部門によってさまざまなんだそうな。俺がもともと生きていた世界、つまるところ現世に転生させる担当。厳しい自然界で生きる動物たちに転生をさせる自然界担当などなど・・・。
転生先は死んだ時点でランダムに決定させられるそうな、たぶん公平にするためなんだろうけど。それで気になるこの男の担当はというと、なんと創作物の世界担当らしい。
「創作物ってことはアニメとかドラマとかってことか?」
「そういうことになりますね。え~っと・・・貴方の場合はインフィニット・ストラトスというライトノベルの世界になりますね」
「なにそれ・・・?」
「ご存じありませんか?本はあまり読まれないのですね」
「う~ん・・・そうな、ライトノベルとかはとくに読まない」
これから転生する世界だし今は少しでも情報がほしかった俺は男に情報を求める。かいつまんで説明すると女しか乗れないISって兵器を主人公が動かして、女だらけの学園に入学させられるハイスピードラブコメディだそうな。
「その学園に俺も入学しろと?」
「この世界に転生する時点で、どのような形でもISを起動させることになりますね」
「うへ~・・・最悪だなそれ・・・」
転生する前からゲンナリした気分になってきた。まぁいいか、別に主人公でもない俺が鬱陶しいことに巻き込まれることなんざそう無いだろ。
「それで、この世界に転生する場合なのですが、専用機というものが与えられます。特典として専用機がどんなものがいいか決めれますが、なにか要望は?」
「専用機か・・・だったら仮面ライダーカブトにしてくれ・・・ってわかるか?」
「伊達に創作物担当ではないですよ。無論私は特撮も大好きです!」
男は拳を握って力説をしている。創作物担当ねぇ、暇を見つけてはアニメ見たりラノベ読んだりしてんのかな?それが仕事の内とかマジで最高だな。
「さて・・・それではそろそろ貴方には転生していただきましょう」
そういって男が空中に手をかざすと、そこに突然いかにもも豪華そうな扉が現れギギギ・・・と音を軋ませながらゆっくりと開いていく。
「その扉をくぐれば、貴方の第二の人生が始まります」
「そうかい。それじゃ・・・」
ゆっくりと扉に向けて歩を進めていた俺だったが、一つやり残したことを思い出して立ち止まった。くるりと男のほうに振り向くと、どうかしたのかとでも言いたげだった。
本当はこういうのキャラじゃないんだけどな・・・でも、言っておかなければ後悔する気がした。俺は気恥ずかしいのをこらえて口を開く。
「・・・世話・・・になったな・・・サンキュー・・・。んで・・・悪かったよ、その・・・いきなり殴ったりして・・・」
「フフッ、それを聞かされては許さないわけにはいかなくなりましたね。さぁ、もう行くのです」
男は満面の笑みで俺にそう返してきた。なんだか恥ずかしさが倍増した気分がして、俺は幾分か歩幅が大きくなってしまっている。
そして、大股のまま扉をくぐる。ギギギ・・・とこれまた大きな音を立てて扉が完全に閉まってしまう寸前に、俺は確かにこんな声を聴いた。
「貴方の次の人生に幸多からんことを!」
振り向いてその声に応えようとしたが、もう扉は締まり切ってしまった。なんだかわびしい気持ちになっていたら、だんだんと周りが暗くなっていくことに気が付く。
あの空間とは真逆でどこを見ても黒、黒、黒。もはや目を開けているのか閉じているのかさえ分からない。そうしているとだんだん意識が混濁し始める。
いや、どちらかというとこれはこの暗闇に俺が溶けていくかのようなそんな感覚。なんだかこの闇が妙に心地良いものに感じてきた俺は、その身を完全に闇に預け、意識を手放すのであった。
というわけで主人公が転生する場面までになります。
ガタックを登場させるのはもう少し先になりそうですねぇ・・・。
それまで根気よく頑張っていきたいと思いますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします。
それとこんなタイトルですけど自分は仮面ライダーの中ではガタックが一番好きです。というよりカガーミンがいい感じに泥臭くて好きです。
皆さんのお気に入りのライダーは誰でしょう?