さて、この話からようやく真がIS学園に入ります。
そのぶん新とかの出番が減りますが、たびたび出せたらいいなぁと思ってます。
さて、今回もよろしくお願いします。
IS学園に入学(初日)ですが何か?
「(はぁ・・・)」
最近なんだか溜息がクセになってる気がするなぁ・・・だがこの状況に男なら溜息をつかざるを得ないだろう。もしそうでも無いって奴がいるなら見てみたいもんだ。
だってもうさ、周りが軽くホラーだもの、教室の大半の女子の視線が集中してるんだもの。まぁ見てんのは目の前のコイツだと思うけど。
俺の前の席に座っている主人公君(結局のとこ名前は思い出せなかった)はソワソワと落ち着きのない様子だ。気持ちも分からんでもないが、そんな風にしてたらこっちから見るとかなり怪しい。
「(前途多難だな・・・IS学園)」
俺がZECTを訪問して数日がたち、晴れてIS学園に入学した俺なわけだが・・・早くも心が折れそうだ。今は一クラス分の女子だからいいものの、集会とかあったらどうすんだコレ?主人公君以外の全校生徒の視線を集めることになるのかね?
ヒュー!俺って人気者ー!!!・・・・・・ダメだ・・・肯定的になってみたが、ムリ。具体的に何がムリとは言わないけど、とにかくムリだ。
ほっといたらそのうち慣れるか?そんなものには慣れたくないけど、致し方ない。とりあえず今は気にしないようにしておこうそうしよう。
「全員揃ってますね~。ショートホームルームを始めますよ~」
扉が開き、中に入ってくる人物が一人。物言いからして娘の学園の教師か・・・ん?教師・・・?この人が本当に?なんかある一部分のみ異様に発達していらっしゃいますが、それ以外はずいぶんお粗末と言うか「子供っぽい」この表現がぴったりだった。
「私はこのクラスの副担任になる事になりました。山田 真耶と言います。皆さん、一年間よろしくお願いしますね」
大変おっとりとした様子で自己紹介をする山田先生。しかし、それに対しての反応は一切ない。それどころか教壇に立っている山田先生に視線すら合わせず、主人公君を見ている輩もいる始末。
いや・・・返事のほうはともかく、目も合わさないのは可哀想だろ。ほら見ろよ山田先生が困った顔をして・・・ってそうか、視線が合ってないから分かんないんだ。
・・・別にいいか、どーでも。俺自身人の心配してる場合じゃないですし?どうせこの後は学校に入学した時のお決まりのアレがあるだろうし。
「そ、それじゃ自己紹介を始めましょうか?出席番号順でお願いします」
やっぱりな、そんな事だろうと思ったけど・・・。ぶっちゃけこういうのって、あまり意味ないんだよな、共通の趣味とかを見つけられるのかもしれないけど、友達とかはいつの間にか仲良くなってるもんだし。
そもそも俺は友達少ないし・・・小学の時も中学の時にも、確実に両手で数えれる程度の人数だったしな。っつー訳で、自己紹介は名前だけ聞いて後は適当に聞き流す。
俺の時も名前だけ言って、とっとと座ってしまえばそれでいい。感じの悪い奴と思われればそれまでだが、別にどう思ってもらって構わない。そもそもこの学園に友達なんて必要ないし。
「はい。では次、織斑くん」
へ~・・・こいつオリムラってのか、変わった名字だな、・・・って加賀美もかなり珍しい方か。俺ら三世代以外は見たことが無いし。
なんて考えていると、織斑の様子が変なことに気が付く。山田先生が呼びかけたのにまったく返事がない。山田先生もおかしいと感じたのか、再度声をかけた。
「織斑君。織斑 一夏君!」
「はっ、ハイ!」
山田先生が少し大きめな声で名前を呼ぶと、ようやく織斑は返事をした。どうやら考え事でもしていたらしく、本気で山田先生の声が聞こえていなかったらしい。
で、ボーっとしていた織斑が急に返事→山田先生ビックリする→山田先生申し訳なさそうに自己紹介促す→織斑あわてて立ち上がる。というよく分から無い状況が目の前で繰り広げられていた。
そして、織斑は深呼吸したのち後ろを振り向く、クッと力強い視線で教室内を見ると、覚悟を決めた様子で口を開いた。
「え~っと・・・織斑 一夏です。よろしくお願いします」
名前まで変わってんなコイツ、イチカってどう書くんだ?まぁそれはともかく織斑は律儀にその場で礼をした。そして、顔を上げると、その表情は困惑そのものだ。
たぶん周りの女子たちの「それだけ?」みたいな空気に対しての表情なのだろう。そんなの構わずにとっとと座ってしまえばいいものを。
織斑は助けを求めるような視線をどこぞへと送る。知り合いでもいるのか?
だが、その目論見は上手くいかなかったらしい。今度は俺に視線を持ってくる。ッハ!助けて下さいってか?やだよ面倒くさい。俺がテメーの事を知るかよ、自分のことぐらい自分で考えやがれ。
と言う視線を織斑に送ってやる。すると織斑は一瞬だけたじろいたような様子を見せる。ま、俺は目つき悪いし、今のが睨んだように見えたのだろう。
誰かに助けを求めるのは諦めたのか、織斑は大きく息を吸うと、クラスに向けてこう言い放つ。
「以上です」
途端にガタタッ!と数名の女子がズッコケる。案外ノリ良いなこのクラス、思った以上に仲良くできるかもしれない。
織斑の自己紹介に、山田先生は更に困った・・・と言うかもう半分泣いてるなこの人。織斑に話しかけてるけど声が震えてる。
山田先生が何か言い切る前に、もう一人の人物が教室に入ってくる。長い黒髪をした女性だった。その女性はツカツカと靴を鳴らしながら織斑に近づくと、容赦なくその手に握られている出席簿を振り下ろす。
オノマトペで表現するなら、スパァン!といった感じの気持ちいい音が教室に響き渡った。
「いっ!?」
織斑は自らを殴った人物を確認しようと、頭を押さえながら振り返る。その際に「げぇ!関羽!」などと言うから、スパァン!と二度目の仕置きを食らう。・・・馬鹿なのコイツ?
「まったく・・・お前はマトモな自己紹介もできんのか?」
「いや、千冬姉。俺は・・・」
本日三度目となる爽快な音が響いた。あ~アレだな・・・人間が殴られてる音を聞くのって結構キツイのな・・・若干引いてるが女子いるし、俺もさすがにちょっと引くわ。
つーか今「姉」っつった?う~ん・・・うん。よく見りゃ似てんな、美男美女の姉弟とか、神様ってのは不公平なもんですね、会ったことあるけど。
「ここでは織斑先生と呼べ」
「はい・・・織斑先生」
織斑はそれだけ言うと席に座る。入れ替わるように織斑先生は教壇の前に立つ。
「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者にするのが仕事だ。私の言葉には逆らってもいいが、言うことは聞け、いいな」
お~おっかねぇ事だ。言ってることが滅茶苦茶じゃねぇか、アレだな、たぶんこの人とは波長が合わねぇな、まぁ俺の場合そんなもの合う奴のが少ないけど。
「キャー!本物の千冬様よ!」
「ずっとファンでした!」
織斑先生の言葉の後、競うかのようにして一部の女子・・・と言っても大半だけど、織斑先生に対して黄色い声を上げる。
あ~うるせっ・・・ほんとヤダ、女のこう・・・キャーキャー喚くような声。耳から通って脳にまで響いてる感じが軽くイラッとくる。今後いったい何回こういう機会が来るだろうか?
「・・・毎年よくこれだけの馬鹿者が集まる物だ」
ワォ、辛辣ぅ。全く冗談ではなく完全に本心みたいだな。これでうるせぇのもどうにかなるだろう。と思っていた時期が私にもありました。
「キャアアアア!お姉さま!もっと叱って!」
なんでだよ!?なんで今の一言で盛り上がれる・・・。私たちの業界ではご褒美ですってか?チクショウが!あ゛~・・・う~る~さ~い~!!!
「はぁ・・・分かった。もういいから黙れ、自己紹介の続きだ。加賀美」
「・・・へ~い」
大変にイライラしているところに、若干高圧的な言葉を投げかけられ、再びイラッとくる。織斑先生悪くねーけどさ、そのくらい嫌いなんだよ女が喚くの。
「分かっていると思うが、織斑のような自己紹介はするなよ?」
「はいはい。分かってますって」
「返事は一回で・・・」
たぶん織斑先生は返事は一回で良い。とでも言おうとしながら俺の頭を出席簿で叩こうとしたんだろう。それを察した俺は全力でそれを止める。
「だっ!俺に危害を加えようとすると・・・」
ガシャアアアアアアアン!!!
遅かった・・・一年一組の窓ガラスが初日にして一枚犠牲になった・・・。窓ガラスを突き破ってきたそいつは織斑先生の出席簿を弾き飛ばす。
『キュイイイイイ・・・』
「・・・なんだそれは?」
「スミマセン・・・俺の専用機の待機形態みたいなものです。俺に危害を加えようとするとこうなる設定でして・・・」
もちろんの事、俺を守ってくれたのはガタックゼクターだった。こいつは目を離すとどこかに飛んで行っているが、俺が呼んだ時や危ないときはこうしてどこからともなくやってくる。
今みたいにモラルと言うものをかなぐり捨てて、どうやら普段は俺の近くで控えてるみたいだが、俺を優先しすぎるのがこうして裏目に出るんだよなぁ。
「織斑先生は対象外にしときます。まぁ指導の一環ってことで。・・・あっ、それと窓ガラスの請求はZECTにでもしておいてください」
「お前とZECTの関わりは、その自己主張の強い制服と何か関係でもあるのか?」
そう、さっきからそれが気になっている女子もいただだろう。この学園は制服のカスタム自由と聞いて、俺の制服の背中にはクワガタムシのエンブレムにZECTと書かれている仕様だ。爺ちゃんに頼んでおいたら作ってくれた。
「まぁその辺も自己紹介でって事で。ガタックゼクター、この人の攻撃は防がなくていいからな」
『キュイイイイ・・・』
ガシャアアアアアアン!
入ってきたときに出来た穴から帰ればいいものを、ガタックゼクターは全く気にせず、もう一つの大穴を開けていった。
「本当にスミマセン。いや本当・・・」
「・・・もういい。早く自己紹介をしろ」
頭痛の種ができたみたいな目で俺を見ないでください。はぁ・・・ガタックゼクターには一度モラルとは何ぞやと言うことを教えとかないとな。
大きくため息をつき、吐いた分と同じくらいの息を吸う。そして俺は口を開いた。
「名前は加賀美 真。趣味は特撮見るのとプロレス観戦。特技は・・・まぁ体動かすことか?んで、所属はZECT」
俺の言葉に織斑以外のほとんどの女子たちが騒ぎ出す。本当に有名なんだなZECT。こうやって他人のリアクションを見て初めて分かった。
「静かにしろお前たち!加賀美、続けろ」
「はい。所属がZECTっつってもISに関しての知識は乏しいから、困ったときはよろしく頼む。以上」
と言いながら有無も言わさず着席。ざわつきは収まったが、俺の背中のZECTマーク改めてを見て、ひそひそ話でもしているようだ。
「ねぇ、加賀美でZECTってさ・・・もしかして・・・」
「ははっ、そんな訳ないじゃん。あんな不良っぽいのがさ」
「そうそう。ZECT会長に関係ある人だったら絶対もっと物腰が柔らかいって」
おい、聞こえでんぞクソどもが、噂話はせめて本人がいないところでしやがれってんだ。クソッ・・・やっぱこの学園嫌だわ、三年間こことか地獄すぎ。
「はぁ、余計なことが多すぎて時間が・・・。自己紹介の続きはまた次回ということにする。それではショートホームルームは以上だ」
と言うと織斑先生は授業の準備を進める。一時間目はISの基礎理論の授業だったか・・・まぁかなり勉強したし問題ないだろう。
今後、織斑先生の前で余計な真似をしたら出席簿で叩かれる運命だ。とりあえず先生のいう事には従っときますか。
**********
「なぁ」
「あん?」
一時間目が終わるとが終わると、前の席の織斑が振り返ってくる。俺はそれに気だるそうに答えるが、織斑はそんなことはまるで気にしていないようで、イケメンスマイルで言葉をつづけた。
「俺は織斑 一夏って言うんだ。よろしくな、気軽に一夏って呼んでくれ」
「ん・・・あぁ、よろしく、織斑」
「や、だから一夏で良いって」
「ん~?気が向いたらな・・・」
織斑は握手を求めてきたので、とりあえずそれには答えとく。が、名前に関してはこっちの自由だ。織斑は俺の対応に困っているのか、苦笑いを浮かべる。
そうそう、それでいいんだよ主人公君。なるべく君とはかかわりたくないんでね、別に嫌いになってくれたら話しかけてくれなくてもいいし・・・。
「じゃあ俺は真って呼ぶけど、良いよな?」
「・・・好きにしろよ」
・・・なんだコイツ。興味も無さげに冷たい態度で返したのに、俺の好きにしろの一言に心底嬉しそうな表情を見せる。
主人公特有のコミュニケーション能力なのだろうか?普通だったら別に喜ぶところじゃないと思うけど・・・。
「なぁ、真はなんでISを動かしちゃったんだ?」
「お前が動かしたから検査した。んで、動いた」
「あっ・・・なんか、悪い」
「別に・・・なるべくしてなった訳だし、つーか謝んな、逆にムカつく」
うん。本当全然気にしてないから、受験勉強とか面接練習とか結構頑張って、あとは合格通知もらうだけだったけど、別に全ッ然!気にしてねーから。
「分かった。だったら気にしないことにするよ」
「あぁ、そうしろ。じゃないとアレだぞ、気にし過ぎは禿げるぞ」
「流石にまだ禿げねぇよ!」
「え~・・・でもお前、今日だけで三回あの出席簿を食らってるだろ?あれがこう・・・将来的に・・・さ」
「そんな憐れむような目で俺の髪を見るなよ・・・なんか心配になってくるだろ!?」
いいね、ボケると的確なツッコミがかえってくる。そこのところは評価に値する。イジリがいのある奴は嫌いじゃない。他に例を挙げるとすれば、親父とか、親父とか、親父とかだ。
「少し良いだろうか」
突然一人の女子が俺達に話しかけてくる。その風体は研ぎ澄まされた刃と言う表現が似つかわしいような、研ぎ澄まされた美しさみたいな?そんなオーラを放っていた。
「箒」
「知り合いか?」
「ああ、昔の幼馴染でさ、名前は・・・」
「篠ノ之 箒だ。よろしく頼む、加賀美」
「おう、よろしく」
危ない・・・今のは危なかった・・・。名乗った瞬間に吹き出してしまうところだった。織斑が箒とか言ってたからあだ名かと思ったら、本名かよそれ?言っちゃ悪いが親御さんはどういうつもりで・・・。
「加賀美。一夏を借りてもいいだろうか?」
「ああ、こんなんで良いんなら何処へなりとも」
「こんなんって・・・まぁいいか、箒。いこうぜ」
「あ、あぁ。わかった」
織斑と篠ノ之を教室から見送っているとふと思った。そういやこのラノベってラブコメの一種だったなと。つまり俺は今後から織斑のリア充っぷりを見せつけられる訳ですか。
だったら今のもその内か?久しぶりに再会した幼馴染と・・・って感じのシーンだろうな。ふぅん・・・だとすりゃ俺の望むことは織斑の野郎が鈍感系主人公ではないことだな、そうでなければ余計な気苦労が一つ増えてしまう。
「(ったく・・・本当、俺にどうしろってんだよ)」
そう心の中でぼやきながら、棒状になっているクッキー菓子を制服のポケットから取り出し、封を破ろうと・・・したところで俺の手は止まる。
「・・・・・・・」
なんか、ダボダボの制服を着た女子が俺の手元のクッキーを目を輝かせながら見ている。もう凝視と言う表現すら生ぬるいほど視線がクッキーに注がれていた。
試しに、と言う表現は変かもしれないがクッキーを左右に大きくサッと振ってみた。それを彼女は非常にゆ~っくりとしたペースで追いかける。
「はぁ・・・やるよ・・・」
「ほんと~?わ~い!ありがと~」
ここでおもむろにクッキーを食べ始めてもよかったんだが、流石に俺だってそこまで意地悪ではない。もしこれが織斑なら絶対あげねぇけど。
制服ダボダボ女子は、俺からクッキーを受け取ると早速封を開け・・・ん?今どうやって開けた!?制服で指が隠れてるはずだが・・・まぁいいか、女の子は秘密が多いしな(適当)
「ありあほね~。わらひは・・・」
「食べるか喋るかどっちかにしなさい」
俺がそういうと、急に黙ってクッキーをサクサク食べ始めた。俺との自己紹介よりも食い気が勝りますか、そうですか。今度はマイペースってレベルじゃねぇ。
「ありがとね~。私は~布仏 本音って言うんだよ~」
「ああ、布仏ね・・・。俺は加賀美な、よろしく」
さっきから挨拶ばっかしてんな俺。自分で言うのもなんだが、やっぱり織斑に対してだけかなりそっけない態度だった気がする。良いか、男だし。
で、布仏も布仏で何か考え事をしているのか、俺に聞こえるくらいの声で「う~ん・・・う~ん・・・」と唸っている。・・・あざとい。わざとやってたらかなり怖いぞこれ。ガチならそれはそれでどうかとも思うけど。
「かがみん~」
「はい・・・?」
「加賀美だから、かがみんだよ~」
何を考えてるかと思ったら、俺のあだ名か。でも結構考えた割には、一番オーソドックスなのが出てきたものだ。何と迷っていたのか気になる。
「あ~、そろそろ時間だから戻るね~」
「そうだな、織斑先生が帰ってくる前に戻っとけ」
「そうするよ~。今度は私もお菓子持ってくるから~、一緒に食べようね~」
「その時は俺も、別の菓子を用意しとくよ」
「約束だよ~?それじゃ~またね~かがみん~」
「ああ、また」
そう言いながら布仏は急いで自分の席に・・・いや、急いでるようには見えないな。まぁ、うん・・・感性なんてのは人それぞれだし、アレが布仏の「急いで」なのだろう。
しかし、珍しいものだ。俺が他人とあれだけ話していて、憎まれ口の一つも出ないとは。なんか布仏に対しては言う気にもならないな、それも彼女のマイペースさがそうさせるのか・・・。
それにしても、この短時間で知り合いが本当に増えた。織斑、篠ノ之、布仏・・・どいつもこいつも見ていて退屈はしなさそうだ。
しばらくはこうして人間観察ってところか、じゃないとこんな学園だ。個人的な楽しみでも見つけない限りストレスがたまり放題になってしまう。
「(なんにせよ、巻き込まれない程度にだな)」
特に織斑の周囲の恋模様に関しては要注意だろう。だが、それと同時に巻き込まれさえしなければ最も見てて飽きなさそうだ。我ながらいい性格してるぜ、本当に。
「(せいぜい俺を楽しませなよ、主人公君)」
どこかにいるであろう織斑に対し、考えていたことを小さな声で呟く。ヤベッ、顔に出てない?もし今のが顔に出てたらかなりの悪人面だったろうに。
俺は両手で顔をさすり、表情を整える。と同時くらいに織斑先生が俺達を席に座るように促す。それに少し遅れた織斑はまた先生に出席簿で叩かれていた。
プッ、思った通り面白いわコイツ。・・・やっぱり織斑だな、こいつ中心に観察しときゃよっぽど飽きることは・・・。
スパァン!
「何をニヤついている。集中しろ」
「・・・はい。スミマセン」
天罰だね、うん。織斑先生の一撃は、軽く泣けるくらいの痛みだったとだけ言っておこう。
なんだか原作キャラとの絡みが雑だった気がしますね。
というか真が嫌な奴に見えますが、初対面の人間に対してはいつもこんな感じです。
真の言う昔の友達は、真のそういう部分を気にせず絡んで来た人たちの事を指しています。
まぁ、真はしつこく話しかけとけば「いずれ」心を開くことでしょう・・・たぶん。
次回はどうしましょうか・・・代表候補生(ちょろい)さんを出せればいいなって感じでしょうか?
それでは皆さん。またお会いしましょう。