「___これが今日から共にするメンバー達だ。お前達仲良くしていけよ!…と俺は、少しやることがあるから、戻るまでの間、仲良く会話でもしておけ」
そう言って五人の少女を残して、男性は部屋から立ち去る。
この時私が思った。いや、この場の五人全員は同じことを思った。
(((((___どうしよう…)))))
と___。
これは様々な事情や思惑、経緯などが絡み合い、一等星ばかりが集まってしまったアイドル達の物語である___。
___この物語はフィクションである。いや、というか、この世界自体がフィクションである。
誰かにとって誰かによる大切でくだらない物語がそれであろう。
どんな駄作だって、誰かの心を響かせたのならそれは名作であると、私は思う。
それが拙い文でもありきたりでも使い回しでも馬鹿話でも詰め込みまくっててても、一人でも面白いと感じさせられたらこちらの勝ちなのである。
しかし…しかしだな?
誰がここまでやれと、詰め込めと、言ったのだろうか?
何事にも限度というものがあるだろうが!?
やりすぎだ!?
そんな内心を顔に出さずに俺というか私は目の前にチームメイト達…もっと言うなら、ついさっき、結成されたばかりのアイドルグループのメンバー達をみる。
黒髪の目に星が見える一番星。
赤目赤毛のツインドリルロールテール狼少女。
白と赤のハーフツートンカラーの歌姫様。
金髪で左目に星を宿す蒼眼の一等星。
そして最後の私、オレンジカラーのサイドテールメデューサ。
…うん。先程の流れと今の説明で誰か全てわかった奴は大した奴だと思う。晴れてオタクの称号が与えられるだろう。
では答え合わせといこうか。
読者含む全員の脳を焼き尽くした天才アイドル様、星野アイ。
遊びと虚構から生まれ、真になった掲示板アイドル様、重音テト。
一つの優しい嘘に巻き込まれた被害者の一人、歌姫アイドル様、ウタ。
現在裏主人公である未来のアイドル様、星野ルビーこと天童寺さりな。
そして、だ。
私、夏の日に全ての目を奪っていった超能力アイドル様、如月もも。
…これら全員が採用されて結成したメンバーだった。
しかも驚くことに…上から順に原作、憑依、転移、遡行、転生とネタのオンパレードだし、もれなく全員一等星級の力を持つのである。
原作では熱狂的なファンが沢山いた星野アイ。
本来嘘のまま終わる筈が終わらず、そのまま真となった重音テト。
ファーストライブのチケット完売させ、リアル興行収入も一位獲得したウタ。
天童寺さりな→前回の記憶を使い、めちゃくちゃ人気になってる。
私→目の能力でものすごい人気となった。
とこのようにだ。
うん、何か作為的なものを感じる。
…もっとも、あの原作で好き放題してる奴ではないだろうけど。
だって、もしこのメンバーにしたら、どうやったって、ハピエンにしかならないし、アイも死ぬことないし、復讐劇も始まらないから。
…さてと、そろそろもやもやとした空気を変えるとしますか。
なんせついさっき、顔合わせしたばかり。
なんて言おうか、どうコミュニケーションしようか、互いが互いに顔色を探っているのが『目を盗んでいる』おかげで手のひらに取るようにわかる。
特に、さりなとあいの二人はそれが顕著だ。
が、正直、そんなことをして空気が悪くなったら、この先、大変なことになる。
故に私は思い切って笑顔で大きな声で自己紹介することにした。
「えっと、私の名前は如月モモです!年齢は15歳!好きなものはりんごと爬虫類!アイドルになったのは、社長の勧誘を断り切れなかったからです!えっと、腹を割って話せるくらいには仲良く話せるといいなと思ってます!よろしく___!」
後に事あるごとに話題となり、事件に巻き込まれながらも見事に生還するという、見たもの全員の脳を焼くアイドルメンバーがここに誕生した。
だが…そうなるのはまだ先の話である。
『メンバーが全員一等星だった件』
星野アイ
原作でその展開により脳を破壊し尽くしたアイドル様。
下記四人が各々がやりたいことをした結果、ぬ様々な要因が重なり合い、原作よりも本音が言えるようになっていたり、養子になっていたりと色々と変更点がある。
如月モモ(転生者)
転生したら、のんびり生きるつもりがダメだったアイドル様。
転生先を伏せて転生する形となったので、のんびりと普通に生きれて、その上どんな転生先でもある程度対応できるように 特典としてカゲロウデイズの目の能力を選んだ。
だが、悲しいことにそれが全て裏目に出る結果となってしまった。
そうなった原因はカラオケしてる途中で制御を誤った結果、必要以上に注目を浴びてしまった上に、それを知った親によってアイドルの道が確定したからである。
重音テト(憑依者)
色んな意味で嘘から真になったアイドル様。
中身はテトの原点となるスレにも参加していた、ボカロ好き。
本名は四月一日 テト。
テトの服を着て、特定の行動後おちゃめ機能を特定の日と4/1に踊り歌いきるとテトになれるいう誰でもわかる嘘をなんとなく試した所、気がつけば本当になってしまった。これには本人も呆然。
しかも身体のスペックは元の設定に忠実に作られてるのか、かなり強いことになってる。
安戸 ウタ(転移者)
文字通り世界と渡り合える歌声を持つアイドル様。
シャンクスの腕の元でもうすぐ死ぬと思ってたら、気がつけば、異世界転移してた。しかも、身体が子供になった上に関係もリセットされている、ウタウタの実の能力も何故か使えてるというおまけつき。正直、最初色々と病みかけた。
時折、顔と名前を隠して覆面系歌姫として歌を歌っては、ネットに上げているらしい。
天宮寺さりな(遡行者)
何度も計画を立てようとして計画倒れとなるアイドル様。
芸名は
アイを殺した黒幕を探していた時、暴走したトラックに跳ねられ、気がつけば、前世時代まで遡行していた。
この世界でも母親を殺すであろう黒幕を追い詰めるべく転生後のことを考えて色々な計画を立てたのだが…その尽くが取り越し苦労としてさりなだけにとって散々な結果に終わる苦労人と化す。最近はメンバーの動きに翻弄されることも…。その為、割と最近、計画して実行することを諦めてる。
さりな、泣いていいよ。
神様「推しを教えて☆」
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ウタ
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重音テト
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星野アイ
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如月モモ
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天童寺さりな(星野ルビー)