電話をした次の日、秋はR34に乗り「A.K.A.モーターズ」のガレージに来ていた。
明弘のエクリプスやGTOが置かれている中、一台だけカバーがかけてあった。それを剥がしてみると、秋の目的の品、スクラップ場から回収したR30スカイラインがあった。
秋「こうしてみると結構酷いなオイ...」
あの時はジュリアと190Eに挟まれてよく見えなかったサイド部分までバッチリと見えるようになった。
もっとよく見てみようとしたとき、デカいエンジン音がした。外を見てみると積載車がバックしてきていた。荷台にはカバーにかけられた車が載せられている。
積載車から降りてきたのは明弘だった。
明弘「よぉ秋。早速現状確認してんのか?」
秋「まぁそんなとこだな。てか荷台に何載せてんだ?」
明弘「ん? 見てみるか?」
そう言いながら明弘はカバーを剥がした。秋はそのマシンを見て驚きを隠せなかった。
なぜなら、積載車に載せられていたのがあのR30が置かれていた隣にあった190Eだったからだ。
秋「190E...なんでコイツを? お前エンジンレスのFC欲しがってたろ」
明弘「最初はそうするつもりだったさ。でもなんだかこの190Eが気になって、見てみたん
だ。そしたらコイツがスゲェマシンってのが分かったのよ」
秋「...コイツが?」
明弘「見てみろ」
そう言って明弘がシフトノブを指さした。ボロボロでサビサビのシフトノブ、だが秋は190Eが如何に凄いものかを分からせるには十分だった。
秋「おい明弘...レーシングパターンに付いてる155/500のノブって...」
明弘「あんまりベンツを知らないお前でも分かったろ? コイツはもしかしたら190Eのエボ
リューションⅡかもしれない、だから回収したんだよ」
秋「でも見たところ俺のR30スカイラインよりもボロい気がするんだが?」
明弘「それは言わないお約束」
明弘が190Eを積載車から降ろして、二人でそれぞれの確認を済ませることにした。
秋のR30はエンジン、フロントバンパー、左ドア、前後フェンダー、トランク、ステアリング、スピードメーター、シートなど色んなものがなくなっている、しかもホイールも2つ足りない。
明弘の190Eはエアロパーツはフロントバンパーとリアバンパーだけが残っており、サビの進行が秋のR30よりも酷い。その様子に明弘は頭を抱えていた。
この後、普通に帰った、のだが。
秋「なんか調子悪いな」
秋はR34に違和感を覚えていた。
スピードは普通に出るし、ハンドル操作も楽だ。だが思うような軌道で走らせられない。
この後メンテナンスをしたが、異常は見つからなかった。
また次回!
レストアマシン、どうする?
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ジュリア GTV2000
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メルセデス 190E 2.5-16
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スカイライン R30型